P「うそつき?」 (113)


小鳥「はぁ…」

P「どうしたんですか? 深いため息なんてついて」

小鳥「プロデューサーさーん…最近全然ダメなんです…」

P「婚活の調子がですか?」

小鳥「違います! というかヒドイです」

小鳥「婚活はプロデューサーさんが貰ってくれれば気にしなくて済むのに…」ボソッ

P「?」

小鳥「はぁ…」

P「それで、結局何がダメなんですか?」

小鳥「妄想出来ないんです…」


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P「はぁ?」

小鳥「だから、最近全く妄想が捗らないんですよぉ!!」

P「……さて、仕事しよ」

小鳥「プロデューサーさーん」ガシッ

P「仕事するのではなしてください」

小鳥「同僚が困ってるんですよ? ちょっとは助けてくれてもいいじゃないですかぁ」

P「仕事のことならいくらでも助けますよ?」

P「ただ、今回のことは完全にプライベートのことですよね?」

小鳥「そんな冷たいこと言わないでくださいよぉ…」

小鳥「妄想が捗れば私の仕事も捗ります」

小鳥「そしたらプロデューサーさんのお仕事も捗りますよ?」

P「妄想しないでも仕事を捗らせてくださいよ…」


P「妄想しないでも仕事を捗らせてくださいよ…」

小鳥「むぅ…じゃあいいですよーだ」

小鳥「私の仕事が捗らなくて、プロデューサーさんも連日残業になっても知りませんから」

P「えぇ~……」

小鳥「妄想=私の仕事の進捗=プロデューサーさんの仕事の進捗ですから」

P「うわぁ…めんどくさいパターンだこれ…」

小鳥「私の妄想とプロデューサーさんの仕事は一蓮托生ですからぁ!!」


律子「バカなこと言ってないで仕事してください!!」バンッ


小鳥「シクシクシク」

小鳥「ウゥッ モウソウシナイト…オシゴトデキナイ…」

P「……」

P「なぁ律子、小鳥さんも普段頑張ってるんだし少しくらい付き合ってあげてもいいんじゃないか?」

律子「ダメです!プロデューサーは小鳥さんに甘すぎです」

P「いやでも…あれは…」

小鳥「ウェーン モウオシゴトデキナイピヨ-」チラッ

律子「……はぁ……分かりましたよ」

律子「でも終わったら絶対に仕事してくださいね」

小鳥「モチロンですともーー!!」

律子「どうして、あの身代わりの速さを仕事に活かせないんでしょうね…」

P「というか、なんでうちの事務所はまともな大人がいないんだろうな…」

律子「なんででしょうね…」

P「今度新しくうちに来ることになってる馬場さんはまともだといいな」

律子「そうですね…」


P「それで? 小鳥さんの妄想のために何をするんですか?」

小鳥「よくぞ聞いてくれましたプロデューサーさん!」

P「全く興味ありませんが、自分の定時帰宅のためです」

小鳥「言葉に刺がありすぎません?」

律子「いいから進めてください」

小鳥「妄想力トレーニングをやります!」

P「…なんですかそれ」

小鳥「まず決められたキーワードを元に、1人1人に演技をしてもらいます」

小鳥「その演技を見て、どんなシーンを演じているのかを想像する簡単なトレーニングです」

小鳥「ちなみに、主に私の脳トレになります」

P(脳トレしたいならDSのソフトで十分なんじゃ…)


律子「1人1人というのは?」

小鳥「もちろんアイドルのみんなです!」

小鳥「アイドルの皆は演技のトレーニングができる」

小鳥「私は目の保養&イメージトレーニングになる」

小鳥「まさに一石二鳥! 小鳥なだけに!!」

律子「はぁ…あの子たちがこんなトレーニングやるわけないじゃないですか…」

小鳥「その言葉が聞きたかった」

律子(いちいちめんどくさいなー)イラッ

小鳥「ここに夢の国のチケットが2枚あります」

小鳥「このチケットを私のイメトレに1番貢献できたアイドル1名に進呈します!」


P「もう1枚は?」

小鳥「プロデューサーさんの分に決まってるじゃないですか!」

P「……えっ!?」

小鳥「だ~か~ら~プロデューサーさんとデート出来るんですよ!デート!」

P「聞いてないのですが…」

小鳥「今言いましたから」

P「俺の意志は?」

小鳥「ありません!」

P「CGプロに転職しようかな…」


P「というわけで、今から小鳥さんの妄想力トレーニングをやるわけだけど…」

P「参加したくなかったら無理しなくていいからな」


春香「プロデューサーさんと夢の国デート…負けられない」

伊織「あんたとのデートはどうでもいいけど、演技で負けたくないわね」

美希「デコちゃん素直じゃないの」

伊織「デコちゃん言うな!」

美希「ミキはハニーとデートしたいからがんばるの!」

あずさ「あらあら~プロデューサーさんとお出掛けできるなら私も頑張っちゃおうかしら」

千早「くっ…よりによって演技だなんて…歌なら良かったのに…」

響「自分もプロデューサーと夢の国行きたいぞ」

やよい「うっうー!私も夢の国に行ってみたいです」

真「ボクもシンデレラガール城行ってみたいな」

雪歩「プロデューサーと夢の国…がんばらなきゃ…」

貴音「ふふっ 私も負けられませんね」

亜美「真美…今日ばかりは負けられないよ…」

真美「亜美…姉より優れた妹などいないと教えてあげよう」

律子「なんで私まで…」

小鳥「よし! 全員参加です!」

P「もはや何でもいいです…」


小鳥「それじゃさっそくキーワードを発表します」

小鳥「今回のテーマは『うそつき』」

小鳥「細かいルールは特にないけど、演技の途中で必ず『うそつき』のセリフを入れてね」

小鳥「あっあと妄想力でカバーするから特定の人物名を出すのは無しで」

小鳥「あくまで、みんなの演技だけでどんなシチュエーションなのかが分かるように工夫してね」

律子「審査は音無さんがやるんですか?」

小鳥「審査は私とプロデューサーさんでおこないます」

P「俺が審査すると角が立ちそうなので辞退したいのですが?」

小鳥「順番はくじ引きで決めましょう!」

P「無視ですか、そうですか」

律子(ホントに、なんでこの労力と手際の良さを仕事に活かせないのだろう…)


小鳥「それじゃあ、さっそくいってみましょー」

小鳥「トップバッターは君に決めたー!」

小鳥「伊織ちゃんでーす」

P「伊織にうそつきって言われるシチュエーションですか…」

P「あまり想像できないというか、想像したくないというか」

小鳥「確かに本気で伊織ちゃんに言われるのは大人でもキツイですね」

P「おっ 準備が出来たみたいですよ?」

小鳥「プロデューサーさんもちょっとノリ気になってませんか?」

P「もはや諦めて現状を受け入れだしました」

P「茶番ですが、せっかくなのでみんなの演技力をみさせてもらいますよ」

小鳥「プロデューサーさんが軽く賢者モードなので、さっそくいってみましょう」

P「誰が賢者だ!」


【水瀬伊織のうそつき】

伊織「この辺でお昼にしましょう」

伊織「あの…今日は私がお弁当作ってきたから…」

伊織「なによ! 私だって料理くらいできるわよ!」

伊織「まったく…ほら、あーん」

伊織「ど…どうかしら?」

伊織「そ…そう…なら良かったわ…」ホッ

伊織「まぁスーパーアイドルの私にかかれば料理なんて…」パクッ

伊織「……」チラッ

伊織「うそつき」

伊織「はぁ…なかなか上手くできないわね」

伊織「な…なによ! マズイならマズイって言えばいいじゃない」

伊織「それに無理して食べなくたっていいわよ」

伊織「えっ!? また作って欲しいですって?」

伊織「ワ ッタ ヨ…」

伊織「分かったって言ったの!」

伊織「ニヒヒッ 次は絶対に美味しいの作ってみせるから覚悟しときなさいよね!」


P「…」ニヤニヤ

小鳥「…」ニヤニヤ

律子「…」ニヤニヤ

亜美「…」ニヤニヤ

伊織「ちょっとぉ! 審査員は2人だけじゃなかったの?」

伊織「何で全員見てるのよ!!」

あずさ「伊織ちゃん、とっても可愛らしかったわよ」

響「人の演技を見るのも勉強だぞ」ニヤニヤ

貴音「まこと素晴らしい演技でしたよ」ニコニコ

やよい「伊織ちゃん、とぉーってもかわいかったです」

美希「さっすがデコちゃんなの! あのナチュラルなツンデレは天下一品なの」


小鳥「すみません 初っ端から取り乱しました」

P「とりあえず鼻血をなんとかしてください」

小鳥「そんなことより…どうでしたか伊織ちゃんの演技は?」フキフキ

P「非常に良かったと思います」

P「キーワードも分かりやすかったですし、伊織という個性も出てたと思います」

小鳥「おぉ! 高評価ですね」

小鳥「ちなみにプロデューサーさんは、手料理がマズかったらどうしますか?」

P「う~ん…まず作ってくれたことに感謝すると思います」

小鳥「ふむ」メモメモ

伊織「それだけ?」メモメモ


P「たとえ不味くても、味に関しては特に肯定も否定もしないよ」

P「でも、頑張って作ってくれたんだから完食はする」

雪歩(お弁当のお供にお茶はいらないかな?)

P「ごちそうさまを伝えた後に、軽くアドバイスと次も楽しみにしてると伝えるかな」

P「伊織が演じてた見えない相手とほとんど同じ感じになると思うよ」

小鳥「ほほぉー」ニヤニヤ

小鳥「ちなみに伊織ちゃんは誰にお弁当を作るのをイメージして演技したのかしら?」チラッ

伊織「なによ…だ…誰だって良いでしょ」カァ-

P「とにかく見ている人に的確に伝わる良い演技だったぞ」ナデナデ

伊織「ンッ…」

小鳥「コホンッ 空気が甘くなってきたので次にいってみましょう」


【我那覇響のうそつき】

響「こんなオシャレなお店初めて来たぞ」

響「えっ? 好きに頼んで良いの?」

パラッ

響(どうしよう…料理名見てもどんな料理なのか全然分かんない…)

響「じゃ…じゃあこれとコレとこれで」

響「もちろんだぞ! 自分完璧だからな」フフーン

響「おぉっ! すごく美味しそうだぞ」

響(でもこれ…どうやって食べれば良いんだろう)

響「そうだね…熱々が美味しいよね」

響「えっこれを1口で食べるの?」


響(自分が知らないだけなのか?)

響「よし! いただきます」アムッ

響「アフ…アツッ…アフフッ…」ゴクン

響「うん…美味しいよ」

響「…」ナミダメ

響「えっ? 1口で食べなくても良いの?」

響「うがーうそつきー」

響「謝ったって許さないからな」

響「まったく…響チャレンジじゃあるまいし」

響「もぉ…ウン…もう熱くない?」

響「…」ハムッ

響「うん! 美味しい!!」ニパッ


貴音「…」

千早「ハァハァ」ジュルッ

P「千早、アイドルがそんな顔しちゃいけません」

小鳥「貴音ちゃん、はいティッシュ」フキフキ

貴音「ありがとうございます」フキフキ

小鳥「いい! 素晴らしい演技だったわよ響ちゃん」

小鳥「ちょっと見栄を張っちゃうとこの演技なんて最高だったわ!」

小鳥「きっと涙目になった響ちゃんを見て、フッーフッーしてあーんしたんでしょうね」ハァハァ

P「似たような感想になってしまいますが、これまた響らしさが出ていましたね」

P「特に響の素直さが演技によく出ていたと思います」


小鳥「ハッ!? プロデューサーさん、気づきましたか?」

P「なにがですか?」

小鳥「熱い料理を食べた後に、響チャレンジじゃあるまいしとぼやきましたよね?」

小鳥「今まで熱い料理を食べるチャレンジってありましたか?」

響「…」

P「放送した分にはないですね」

小鳥「今後、同様のチャレンジをやる予定はありますか?」

P「予定というか…収録は終わってるのであとは放送日待ちって感じです」

小鳥「つまり未放送の響チャレンジの内容を知っている人物とお食事していた可能性が…」

響(ドキッ)


P「スタッフと行ったのでは?」

小鳥「甘い…甘いですよプロデューサーさん」

小鳥「響ちゃんはオシャレなお店と言いました」

小鳥「あくまで仕事仲間の男性スタッフとオシャレなお店に2人で行きますか?」

P「それは…」

小鳥「きっと響ちゃんがとぉーっても信頼している人と行ったという演技だったんでしょうね」チラッ

響「うぅ…」カァー

P「なんにせよ、素直な演技で良かったぞ」ナデナデ

響「エヘヘ 自分完璧だからな!」

小鳥「あまーーいから、つぎーー!!」


【秋月律子のうそつき】

律子「まったく、大変なのは分かるけどちょっと働き過ぎなのよ…」

律子「はぁ…今日は早く帰れるって言ってたのに…」

律子「というか、少しはこっちに振ってくれればいいじゃない」

律子「…」

律子「遅いな…」チラッ

22時過ぎ

律子「久しぶりに手料理作ったのに…」

律子「完全に冷めちゃったじゃない…」

律子「ハァ…早く帰ってきてよ…」

律子「…………」

律子「………」

律子「……」

律子「…」

律子「ウソツキ…」ボソッ




ピンポーン

律子「やっとお帰りですか…」

律子「はいはい、今開けますよ」ニッコニコ


小鳥「りっちゃんマジ良妻!!」

P「ああやって旦那の帰りを待ってるんですね」ニヤニヤ

亜美「早く帰ってきてよ…」

真美「帰るー今すぐ帰るよりっちゃぁぁぁん!!」

律子「あんたたち、ちょっとこっちに来なさい」マッカ

小鳥「いかがでしたかプロデューサーさん?」

P「律子の将来を見ているような演技でしたね」

P「律子は良いお嫁さんになると思いますよ」

律子「えっ!?」

小鳥「それは具体的にどういったところが?」

P「家に帰った時に、誰かに笑顔で迎えられるっていうのは幸せなことだと思うんです」

P「仕事で疲れてても、自分には帰る場所があるんだって認識できる」

P「これだけで男の人は明日からも家族のために頑張ろうってなると思います」

小鳥「なるほど」

律子「…」テレテレ


小鳥「…」

小鳥「おかえりなさいプロデューサーさん」ニコッ

P「疲れてるんだ…今日はもう寝るよ」ピシャッ

小鳥「ヒドイッ!」シクシク

P「それより律子、まだまだアイドルとしてもいけるんじゃないか?」

律子「ご冗談を、私は竜宮小町のプロデューサーですから」

P「そうか…でも、もしアイドルとして活動したくなったらいつでも言ってくれ」

P「その時は俺が全力でプロデュースするから」

律子「えぇ、よろしくお願いしますね」ニコッ

あずさ(あらあら~振ってくれればということは同じ職場の設定なのかしら)

あずさ(後で聞いてみましょう♪)

小鳥「ツギーもぉツギー」


【双海亜美の場合】

亜美「ストライクがとれない…」

亜美「えっ? ピンじゃなくて三角のやつを目印に投げるの?」

亜美「わかった! やってみるね」

ガコッ

亜美「うーそーつーきー」

亜美「えっ? 腕の振り方が悪いの?」

亜美「こう?」

亜美「よし! 次こそストライクゲットだぜ!」

ガコッ

亜美「むぅっ うそつき…」


亜美「なにさ、自分は上手いからそんなこと言えるんだよ」

亜美「えっ? わっちょっと…近いよ…」

亜美「うん…うん…分かった…やってみる!」

亜美(手取り足取り教えてもらっちゃった…)

亜美(もう1回頑張ってみよう)キリッ

ストライク!!

亜美「できた…できたよ!!」

亜美「あのね…さっきは、うそつきとか言ってごめんね?」

亜美「ん…ありがと」ニパッ

亜美「さぁ勝負はここからだYo」


真美「…」ニヤニヤ

あずさ「あらあら~」ニコニコ

小鳥「いかがでしたかプロデューサーさん?」

P「1回めは冗談っぽく、2回めは割りと本気でキーワードを絡めてましたよね?」

P「今まで演じた娘達は1回のみでしたけど、亜美はキーワードを2回言うことで非常に分かりやすかったです」

小鳥「確かに非常にイメージしやすいセリフ回しでしたね」

P「型にはまらない自由な発想は亜美ならではだと思いました」

亜美「イェイ!」ピース

P「演技に関しても、友達から恋人になる甘酸っぱいシーンを上手く演じてたと思います」

小鳥「学生時代、友達だと思ってたあの子との距離が急に縮まって戸惑う感じですか?」

P「そんな感じです」


小鳥「イイなー私も学生時代にあんな経験したかったなー」

P「今からでも遅くないのでは?」

小鳥「同僚との距離が急に縮まったら戸惑いますか?」

P「社内恋愛反対派です」

小鳥「私をイジメて楽しいですか?」

P「さっきの仕返しです」

P「涙目になってないで次行きますよ」

真美(この前兄ちゃんと3人でボーリング行った時の実話だと言うことは黙っててあげよう)

真美(家に帰るまではね)ニヤニヤ


【天海春香のうそつき】

春香「やっぱり降ってきちゃいましたね」

春香「もぉだから言ったじゃないですかぁ」

春香「言いましたー確かに雨が振りそうって言いました-」

春香「せっかく二人で出掛けてるのに」

春香「あーあ、雨が降るなら相合傘したかったなー」ボソッ

春香「何でもありませーん」

春香「って、どうしたんですか?」

春香「えっ…キャッッ!!」

春香「見ちゃダメです、絶対に見ちゃダメです」

春香「まさか、こうなることを見越して傘を持たなかったんですか?」

春香「本当ですかぁ?」

春香「とにかく、絶対にこっち見ちゃダメですよ!?」

春香「あっ//」

春香「バカー!」

春香「もぉ…うそつきー」


美希「春香…さすがにあざと過ぎるって思うな」

真「確かに」

春香「のワの」

P「1つ前の亜美が甘酸っぱい感じで凄く良かったから余計そう思うのかもな」

P「頼むから亜美はそのまま曲がらずに大きくなってくれよ」ナデナデ

亜美「んっ モチのロンだよ」

P「でもまぁアレを見る限り高評価が期待できそうだぞ」

アレ「ハァハァ やっぱり透けてたのかしら…透けてたのよね?」

律子「所属アイドルの下着で興奮するな」ペッシーン

小鳥「ピヨッ!?」


小鳥「いやー良かったわよ春香ちゃん」

小鳥「できれば、あの後のストーリーも是非演じて欲しいくらい」ゲヘヘ

P「いやマズイでしょ…」

小鳥「早く拭かないと風引いちゃうね」

小鳥「あそこで休憩してこっか?」

P「暴走しだしたからつぎー!!!」


響「春香の見えない相手って絶対にプロデューサーだったな」

貴音「えぇ間違いなく」

美希「ミキも絶対負けないの」


【高槻やよいの場合】

やよい「体調悪そうですけど大丈夫ですか?」

やよい「でもあんまり大丈夫じゃなさそうですけど…」

やよい「むぅー風邪は引き始めが肝心なんですよ?」

やよい「なら体温計で熱を計ってみてください」

ピピピ

やよい「どうでしたか?」ヒョイッ

やよい「もぉーうそつきー」

やよい「やっぱり熱があるじゃないですかー」

やよい「今お薬と冷えピタ用意するからソファーで横になっててください」

やよい「ダメです 今日はもうお仕事しないでください」


やよい「プロデューサーが私達のお仕事をとってきてくれるのは嬉しいですけど…」

やよい「やっぱり元気なプロデューサーと一緒にお仕事したいです」

やよい「だから休むときはしっかり休んでください」

やよい「うっうー!元気になったら、いーっぱいお仕事しましょう!」

やよい「早く治るように私の元気分けちゃいますね」

やよい「ハイ、ターッチ!」

やよい「イェイ!!」


「やよい(高槻さん)は天使!!」

P「千早と伊織は分かるとして、響までどうしてああなったんだ?」

律子「やよいだからとしか…」

小鳥「やよいちゃんマジ天使!」

律子「ここにもいるし…」

小鳥「コホンッ 本当なら名前は出しちゃいけないルールですが…いかがでしたか?」

P「自分が演技の相手だと恥ずかしかったですね」

P「でも、やよいが看病してくれるなら病気になるのもいいのかもしれませんね」

小鳥「演技に出てきたプロデューサーさんは本当に病気みたいでしたけど…」

小鳥「仮病で熱があるって休んでみるのもいいですね」

P(小鳥さん、どうして良い話のまま終わらせることができないんですか…)


P「ちなみに、相手の名前を出してしまった場合はどうなるのですか?」

小鳥「うーん、特に考えてなかったです」

小鳥「まぁ、可愛かったから良いとしましょう」

小鳥(多分、今まで演じた子たちも相手はみんなプロデューサーさんだろうし)

P「良いんですか?」

小鳥「可愛いは正義ですから!」

P「分かりました。では次の…」

P「千早、いつまでニヤけてるんだ。早く準備しろ」

千早「高槻さんカワイイ!」グフフ

響「やよい可愛いよ、やよいー!」

伊織「小鳥!どうせ今の録画してるんでしょ?言い値で買うわ!!」

P「…雪歩、非常にやりにくいと思うけど頼む」


【萩原雪歩の場合】

雪歩「初めてなので、手を繋いでてください」

雪歩「絶対ですよ? 絶対離さないでくださいよ?」

スッ-

雪歩「ひうぅぅっ…」

雪歩「で…できましたぁ!ちょっとだけど滑れましたぁ」

雪歩「えっ!? そんな1人でなんてまだ無理ですよぉ…」

雪歩「ダメですぅ…離しちゃイヤですぅ…」

雪歩「あっ…ちょっと…うそつき><」

雪歩「もぉ…離さないでって言ったじゃないですかぁ…」

雪歩「本当に怖かったんですからぁ」

雪歩「もぅ…許しますから、練習の続きをしましょう」

雪歩「時間もないですし…それに…」

雪歩「他の男の人とはできないことなんですから…」ボソッ

雪歩「次は絶対に離さないで、ちゃんと手を掴んでてくださいね!」ニコッ


小鳥(やっぱり演技相手はプロデューサーさんだったわね)ニヤニヤ

小鳥「季節的に、スケートかスキーの練習でしょうか」

P「スケートだと思いますよ」

P「多分、手を持っててあげるとか言ったんでしょうね」

小鳥「からの~」

P「ちょっとイジワルしたくなったんでしょうね、雪歩ですから」

小鳥「プロデューサーさんSですねーPなのにSですね」ドヤッ

律子「今上手いこと言ったみたいなドヤ顔やめて下さい」


P「でも、雪歩の成長が見れて良い演技でしたね」

P「昔の雪歩ならちょっと失敗すると穴掘って埋まってたけど」

P「今は違うもんな。前向きに取り組めるようになってるよな」ナデナデ

雪歩「エヘヘー//」

P「というか、雪歩は本当に演技が上手くなったな」

雪歩「プロデューサーがお芝居のお仕事いっぱい用意してくれたからですよ」

P「おぉ!プロデューサー冥利に尽きること言ってくれるな」

雪歩「今の私があるのはプロデューサーのおかげですから」

P「いや、雪歩が頑張ったからだよ」ナデナデ

小鳥「はーいストーップ&つぎー!!」


春香「絶対に雪歩も仮想プロデューサーさんで演技してたよね」

美希「なの。雪歩も油断ならないの」

P「そういえばさっき言いそびれたけど、春香の演技も俺は好きだぞ」

春香「えっ」

P「小鳥さんじゃないけど、男なら1度は妄想するシーンだと思う」

P「まぁ実際に自分があの場面に遭遇したら目を背けちゃうけどな」

P「なんにせよ、春香らしいからOKだ」ナデナデ

春香「…エヘヘ 」ニコッ

美希「ハニー!千早さんが演技始めるからちゃんと見るの!」


【如月千早の場合】

千早「でも、料理が出来るなんて意外でした」

千早「人のことを言えないですが」

千早「てっきりカップ麺やコンビニのお弁当ばかりかと」

千早「私も今はちゃんと食べてますから!」

千早「美味しそうですね」

千早「作って頂いたのですから、取り分けくらい私にやらせてください」

千早「……」つ菜箸

千早「フフッ アハハ」

千早「全然切れてないじゃないですか」

千早「料理には自信があると言ってませんでしたか?」

千早「もぅ…うそつきなんだから」

千早「いえ、せっかく作って頂いた料理ですから」パクッ

千早「とっても美味しいです」ニコッ


P「やった!!」

小鳥「どうしたんですか急に大声だして」

P「だって千早がちゃんと食事してるんですよ?」

P「カロリーメ○トや三秒飯ばかりだった千早がですよ?」

P「そりゃー喜びますよ」

律子「確かにあの頃の千早の食生活は酷かったですね」

千早「今はちゃんとしたものを毎食たべるから」

律子「なら良し」

小鳥「それで、演技の方はどうだったんですか?」



P「新しい可能性を見た気がしました」

小鳥「ほほーどんなところがですか?」

P「昔は歌にばかりこだわっていましたが、案外演技もいけるんじゃないかと」

小鳥「確かに歌っている時は自信に満ちた顔ですけど、今のは自然な柔らかい笑顔でしたね」

P「最近は母親との関係も少しずつ連絡取ってるんだろ?」

P「千早が心から笑える日も、もうそんなに遠くないかもしれないな」ナデナデ

千早「みんなのおかげです」

小鳥「早くそんな日が来ると良いわね」

小鳥「よーし、どんどんいきましょー!」


小鳥「あっそうそう千早ちゃん」

千早「なんですか?」

小鳥「大豆に含まれるイソフラボンがバストアップに効果があることは知ってる?」

千早「知ってますが…」

小鳥「豆乳鍋ですよ、豆乳鍋」

千早「ハッ!?」

小鳥「大豆だけじゃなくて偏りのないバランスの取れた食事が良いらしいわよ?」

小鳥「その点、いろんな食材を使うお鍋は最適な料理だと思うわ」

千早「なるほど」

小鳥「あとね、ドキドキすることも大切らしいわよ?」

千早「ドキドキですか…」

小鳥「さっきの演技みたいにプロデューサーさんとお鍋してみたら?」

千早「な…何を言ってるんですか!?」

小鳥「冗談よ冗談」ニヤニヤ

貴音「小鳥嬢、真美の演技が始まりますよ」

小鳥「はーい」


【双海真美の場合】

真美「この角度でいいの?」

真美「ラジャー! いっけーマグナーム!!」スルッ

真美「うそつきぃ~全然ダメじゃんか~」

真美「これはホントに上手いのかも怪しいですな~」

真美「そこまで言うなら今度取ってみてYoー」

真美「約束だよ」

後日

真美「うわぁ~このぬいぐるみどうしたの?」

真美「えっ真美にくれるの?」

真美「ありがとう!」

真美「ホントに上手かったんだね」

真美「いやいやおみそれしました」ハラッ

真美「ん? なにか落ちたよ?」

真美「おやおや~このレシートはなにかなぁ~?」

真美「んふっふ~まぁそういうことにしといてあげるよ」

真美「本当にありがとね!大切にするよ!」


P「ふむ」

小鳥「いやー青春って感じでしたね」

P「俺が取ってやるよとか得意顔で言ったんでしょうね」

小鳥「頑張ったものの取れなくて代替品を購入したと」

P「男は1度やると言ったことは必ずやるんですよ」

真美「ちょっとズルしてたけどね」

小鳥「真美ちゃん、もう少し大人になるとカッコつけたがる男性が可愛くみえてくるのよ?」

真美「ピヨちゃん…それオバサンっぽいよ…」

小鳥「ピヨッ」グッサ


律子「真美、思ってても口に出しちゃダメじゃない」

小鳥「グフッ」グッサ

真美「りっちゃんがとどめを刺してると思うんだけど」

P「ちなみに、あのシーンは真美が考えたのか?」

真美「えっ!? いや、少女漫画にあったやつだよ」

P「そうか…亜美といい甘酸っぱい系で攻めてくるな~」

真美(言えない…寝る前にいつも兄ちゃんで妄想してるなんて絶対に)

P「ほっこりする演技で良かったぞ真美」ナデナデ

真美「ウン、ありがと///」

P「あと、小鳥さんに謝っておこうな」

真美「ごめんねピヨちゃん…」

小鳥「ツ…ツギ…」


【四条貴音の場合】

貴音「はて? じぇっとこーすたーとは?」

貴音「なんとも面妖な乗り物ですね」

貴音「何と!? これに乗って撮影をするのですか?」

貴音「確かにお化け屋敷よりは…」

貴音「いけずです…」

ガタッガタッ

貴音「す…少しばかり高いのではないのでしょうか?」

貴音「お…落ちてしまいますよ?」

貴音「だ…大丈夫ですよね? このあんぜんばーなる物がわたくしを守ってくれますよね?」

貴音「なぜ黙っているので…」ヒュ

貴音「キャッ キャァァァァーーー」


貴音「ハァハァ うそつき」

貴音「な、泣いてなどおりません」

貴音「あの…お待ちください」

貴音「その…上手く立てないのです…手を貸していただけませんか?」

貴音「ふぅ…では参りましょうか」

貴音「私にうそをついたのですから当然です」


小鳥「聞きました?」ニヤニヤ

P「えぇもちろん」ニヤニヤ

響「」ニヤニヤ

美希「」ニヤニヤ

雪歩「」ハァハァ

律子「1人おかしい気がしますが、貴音の演技はいかがでしたか?」

P「銀色の王女の悲鳴は可愛らしかったんですね」

小鳥「最後のとってつけたようなラーメンを催促する演技がまた」ニヤニヤ

P「途中で恥ずかしくなったんでしょうね」ニヤニヤ

響「あんなに真っ赤な顔した貴音はじめてだな」


雪歩「四条さん可愛いですぅ」

美希「貴音は前から可愛いの!」

貴音「あなた達は真いけずです///」

P「今度絶叫系レポの仕事やってみるか?」

貴音「あなた様がラーメン巡りに付き合ってくれるのなら考えましょう」

P「上手く立てなかったら手を貸してやるぞ?」ニヤニヤ

貴音「まだ言いますか!あなた様の財布が軽くなるくらいラーメンを食べますよ?」

P「それで貴音の悲鳴が聞けるなら安いかもな」ナデナデ

貴音「いけずです///」

小鳥「すきあらばイチャつきおって…次行きますよ」


【菊池真の場合】

真「次はあれに乗りましょう」

真「今日はとことん付き合ってもらいますからね」

真「ほら早くはやく」


真「そういえば、小さい時はこれ全力で回しませんでしたか?」

真「…」

真「フリじゃないですからね」

真「ちょっ…ちょっと…」

真「う~そ~つ~き~」

真「もぉ~」

真「えっ!?」

真「ななな…何を言ってるんですか」

真「あっ次はあれに乗りましょう」

×【菊池真の場合】

○【菊地真の場合】


小鳥「今の流れでいくとコーヒーカップでしょうか?」

P「でしょうね」

小鳥「演技相手は最後に何て言ったと思いますか?」

P「『ハハッ 焦ってる真も可愛いな』とかでしょうか」

小鳥「プロデューサーさん…さすがです…」

律子(この天然ジゴロめ)

雪歩(そんなの誰も望んでない!誰も得しないよ!)

小鳥「真ちゃんも最後はちょっと恥ずかしくなっちゃった?」

真「少しだけ///」

小鳥(相手はプロデューサーさんっと)


P「でも自然に照れたって感じで、真が理想とする感じの女の子っぽかったぞ」ナデナデ

真「ありがとうございます///」

P「というか、真は十分可愛いからそんなに気にしなくても良いと思うんだけどな」

真「へっ? プロデューサー今なんて言いましたか?」

P「十分可愛いから」

真「へへっ、やっりぃ~」

真「この調子でまこまこりん♪も…」

P・小鳥「つぎつぎー!!」


【三浦あずさの場合】

あずさ「奇跡的に全員のスケジュールが調整できて良かったですねぇ」

あずさ「みんな揃ってこんなに素敵な旅館に来られるなんて」

あずさ「確か美肌効果が有名な温泉でしたっけ?」

あずさ「それは楽しみですね!さっそく行きましょう!」


混浴

あずさ「あらあら~」

あずさ「もぅ…」

あずさ「う・そ・つ・き」

あずさ「でもまぁ、せっかく来たんですし…」

あずさ「今はその…他に誰もいないみたいですから…」

あずさ「少しだけ…ね?」チョイチョイ


小鳥「入ったのか?一緒に入っちゃったのか?」

P「ちょっと…小鳥さん落ち着いて」

小鳥「F91だったんですか?質量のある残像だったんですか?」

P「意味が分かりません。そもそも俺が一緒に入ったわけじゃ…」

千早「くっ…」

P「何で!?」

千早「大丈夫…私は大きくなる…イソフラボンを信じてる…」ブツブツ

春香「千早ちゃんが自己暗示かけはじめた…」

やよい「みんなでお風呂入るの楽しいですよね」

貴音「やよいは良い子ですね」ナデナデ

やよい「褒められちゃいましたー」

律子「やよいはいつまでもそのままでいてね」


あずさ「えーと、どうでしたか私の演技?」

P「色気のある、あずささんにしか出来ない演技だったと思います」

P「見てて思わず『俺も知らなかったんだよ』って言ってしまいそうでした」

あずさ「なら良かったです」

あずさ「…」

P「…?」

あずさ「私はなでてくれないんですか?」

P「えっ、いや…その…」

P「大人の魅力溢れる素晴らしい演技でした」ナデナデ

あずさ「催促しといてなんですけど、ちょっぴり恥ずかしいですね///」

小鳥「甘い雰囲気をつくるなー!つぎじゃー!」


【星井美希の場合】

旅館の玄関

ガラララッ

美希「……」

美希「……」

美希「……」チラッ

美希「……」

美希「……」プイッ

美希「……」

美希「……」

美希「うそつき」カァッ

美希「……」

美希「……」

美希「……」

美希「うん…帰ろっか…」

美希「……」

美希「……」

美希「あの…」

美希「あのね…」

美希「その…これからもよろしくお願いしますなの」

美希「うん…また来ようね、今度は2人で」


小鳥「もしもし警察ですか?」

小鳥「私に手を出さないで未成年に手を出したプロデューサーがいるので逮捕してもらえますか?」

P「なんで俺が通報されてるんですか!?」

春香「もしもし警察ですか?」

春香「痴女がいるので逮捕してもらえますか?」

P「春香も電話をやめなさい」

律子「はぁ…とりあえず美希の演技はいかがでしたか?」

P「美希にはまだ早い!」

美希「そんなことないの!」

P「じゃあさっきのは何をイメージして演技してたんだ?」

美希「それは…そういうことなの」

P「どういうこと?」

美希「だから…もぉハニーのイジワル///」

P「自分でも恥ずかしくなるならやるんじゃない!」

律子「どうするんですかこれ…」

P「ちょっと待っててくれ」


P「小鳥さん」

小鳥「なんで私には…」ブツブツ

P「小鳥さん!最後に小鳥さんの大人の魅力たっぷりの演技をお願いできないでしょうか?」

小鳥「わ…私がやるんですか?」

P「そもそも言い出したのは小鳥さんでしょ」

小鳥「それはそうですが…」

P「今までの演技も良かったですけど、やっぱり本当の大人の演技は小鳥さんにしかできないと思うんです」

P「それに普段から妄想してる小鳥さんならシチュも完璧だと思います」

P「是非その妄想力&演技力を披露して下さい」

小鳥「そこまで言われたらやらないわけにはいきませんね」テレテレ

P「じゃあ最後にビシッとお願いします」


【音無小鳥の場合】

出発ロビー/ハリウッド

小鳥「そろそろ時間ですね」

小鳥「良かったんですか?他の子達に知らせなくて」

小鳥「ふふっ戻ってきて最初にすることは謝罪になりそうですね」

小鳥「本当に行っちゃうんですね…」

小鳥「2年なんてあっという間ですよ」

小鳥「さぁもう本当に時間無いですからはやく行って下さい」

小鳥「1つだけお願いします」

小鳥「このまま振り返らずに行って下さい」

小鳥「今顔を見たらついて行きそうなので…」

小鳥「えぇ約束です」


小鳥「行ってらっしゃい。お体に気をつけて頑張ってきて下さい」

小鳥「…」

小鳥「……」

小鳥「!?」

小鳥「うそつき」ボソッ

小鳥「プロデューサーさん私待ってますから! ずっと待ってますから!」

小鳥「だから…」


3年後

小鳥「2年で戻ってくるんじゃなかったんですか?」

小鳥「うそつき」メッ

小鳥「お仕事なのは分かりますけど、女を待たせ過ぎですよ」

小鳥「ちゃんと責任とってくださいね?」

小鳥「あと…」

小鳥「うそはこれが最後にしてくださいね」

小鳥「不束者ですかよろしくお願いします」チュッ


響「なんで小鳥までプロデューサーの名前だしてるんさ」

亜美「しかも長いよ!ピヨちゃんだけ尺取り過ぎだよ!」

千早「最後の挨拶は何だったのかしら…」

雪歩「千早ちゃんが想像した通りじゃないかな」

春香「美希ごめんね、本当の敵を見誤ってたよ」

美希「ミキこそ、あざといとか言ってごめんなさい。害鳥駆除に協力するの」

P「なんだろう…美希の演技が可愛く見えてきた…」

美希「ホントに?褒めて褒めて!」

P「演技自体は上手いんだから、もうちょっと背丈にあった内容にしような」ナデナデ

美希「うん」ニパッ


真「これで全員終ったよね?」

貴音「ええ、まさかの小鳥嬢も参加でしたが全員終わりました」

真美「兄ちゃん結果発表してよー」

伊織「あら?」

やよい「伊織ちゃんどうしたの?」

伊織「…」

あずさ「伊織ちゃん?」

伊織「ちょっと小鳥。これはどういうことよ」バンッ

小鳥「えっ!?」

伊織「このチケット、有効期限切れてるじゃない!」

あずさ「あらあら~」

小鳥「えっ?えっ!?」


「うそつきーー!!」


おわれ


【CGプロ編】

モバP「なんて練習を765プロではやってるらしいんですよ」

ちひろ「それは面白そうですね」

モバP「うちでもやってみませんか?」

ちひろ「やりましょう!是非やりましょう!」

ちひろ(色んな意味で面白くなりそうね)


【並木芽衣子の場合】

芽衣子「近場にこんな素敵なところがあったなんて知らなかったよーっ!」

芽衣子「日帰り旅行だったけど楽しめたね」

芽衣子「帰りも海の夕日を見ながらなんて素敵だし!」

芽衣子「ふわぁ…楽しくってちょっとはしゃぎ過ぎたかも…」ウトウト

芽衣子「……」

芽衣子「えっいいの?」

芽衣子「じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな♪」


芽衣子「…」

芽衣子「……」

芽衣子「うにゃ?」

芽衣子「もう着いたぁ?」

芽衣子「…」キョロキョロ

芽衣子「もぉ~うそつき~♪」


モバP「Pさんが言ってましたけど、ニヤついちゃうの意味が分かりました」

ちひろ「確かに…」

モバP「芽衣子と一緒に旅行かー」

ちひろ「あの笑顔を見る限り本当に楽しかったんでしょうね」

モバP「駅に着いたら起こしてあげるよって1度は言ってみたいセリフですよね」

ちひろ「甘える芽衣子ちゃん可愛かったですね~」

モバP「でも、ちょっとイタズラしてしまったと」

ちひろ「分かりませんよ? イタズラに見せかけて降りる準備を考慮した優しさかも」

モバP「深読みしすぎじゃないですか?」

ちひろ「そうですか?」

ちひろ(プロデューサーさんならそれくらいやりそうです)

ちひろ(というか、小鳥さんに聞いたけど本当にプロデューサーさん相手に演技するのね…)


モバP「トップバッターで緊張したと思うけど、なかなか良かったぞ」

芽衣子「うーん、演技したっていうよりいつもの私って感じじゃなかった?」

モバP「楽しいとか、面白い旅行だったってのは十分過ぎるくらい伝わったよ」

モバP「『うそつき』ってワードも自然な流れで入ってきたし」

モバP「芽衣子らしさがしっかり出てた良い演技だったよ」ナデナデ

芽衣子「そうかな///」

芽衣子「もっとみんなを夢中にできるよう、演技も頑張るから見ててねプロデューサー!」

モバP「ははっ期待してるよ!」

ちひろ「次の人が待ってますから、次いきますよー」

ちひろ(小鳥さん、演技が終わるとイチャつきだすのも本当なんですね…)


【小松伊吹の場合】

伊吹「だらだらーん♪」

伊吹「はぁー極楽だねぇ」

伊吹「仕事終わってから、優雅にトロピカルジュース飲んじゃうなんて贅沢過ぎだね!」

伊吹「綺麗なビーチ、優雅な音楽、ゆるーい感じ、う~んバリ最高!」

伊吹「このままバリでアイドルになっちゃうのもアリかもね」

伊吹「もぉ冗談だってば」

伊吹「ふぅ…もう夕方なのに日差し強いねー」

伊吹「ん?喉乾いたの?」

伊吹「じゃあ私のトロピカルジュース一口あげる♪」

伊吹「大丈夫だってば!右側のストロー使ってないから」

伊吹「あっアタシが使ったの右側だった…」

伊吹「あははっ うそつきって言われても仕方ないね///」

伊吹「えっ?ち…ちがうから!顔が赤いのは夕日のせいだから!」


ちひろ「伊吹ちゃん可愛かったですね」ニヤニヤ

モバP「えぇまったく」ニヤニヤ

芽衣子「伊吹ちゃんですから」ニヤニヤ

ちひろ「甘酸っぱい青春の1ページみたいなシーンでしたが、いかがでしたか?」

モバP「伊吹って恋愛映画をよく見るらしいんですよ」

ちひろ「ちょっと意外ですけど可愛いですよね」

モバP「もしかしたら2口の恋人ストローとかに憧れてるのかもしれませんね」

芽衣子「伊吹ちゃんは恋に恋する乙女なんです!」

ちひろ「ロマンチックね~」

モバP「お疲れ伊吹! ダンスと歌だけじゃなくて演技も良い感じになってきたな」

伊吹「レッスンの成果だよ!」

モバP「苦手なこととちゃんと向き合って、レッスン意外にもコッソリ練習する伊吹はすごいな」ナデナデ

伊吹「プロデューサーが褒めてくれるからアタシは頑張れるんだよ」ニコッ

ちひろ「…」ニコニコ


ちひろ「さて、演技評価が終わったところでプロデューサーさんにだけお話があります」

モバP「なんでしょう?」

ちひろ「これ実話ですよね?」ヒソヒソ

モバP「何のことやら」ギクッ

ちひろ「Liveツアーの時ですよね?」

モバP「記憶にございません」ダラダラ

ちひろ「そうですか…私が蒸し風呂のような事務所で事務仕事をしている間も」

ちひろ「プロデューサーさん達は常夏でしっかりお仕事をしていたと胸を張って言えるんですね?」

モバP「っすいませんでしたー」

ちひろ「まったく…」

ちひろ「罪には罰を与えます。次にいってみましょう」

モバP「?」


【渋谷凛・佐久間まゆ・緒方智絵里・水本ゆかり・五十嵐響子の場合】

凛「ふふ…ふふふ…」

まゆ「うふふ…ふふふ…」

智絵里「えへへ…ヘヘヘ…」

ゆかり「うふ…ふふ…」

響子「あは…ははは…」


凛「ふぅ…」ギロ

まゆ「……」ギョロ

智恵理「……」バッ

ゆかり「……」スッ

響子「……」カクッ

凛「うそつき」

まゆ「うそつき」

智恵理「うそつき」

ゆかり「うそつき」

響子「うそつき」


モバP「ヒィッ…」ゾクッ

モバP「な…なんで凛やまゆが事務所に?」

ちひろ「私が呼んでおきましたから」ニコッ

モバP「ちひろさん本当にすみませんでしたぁ!」

ちひろ「本当に反省してますか?」

モバP「地より深く反省しております」

凛「ウソツキ」

ちひろ「書類整理手伝ってくれますか」

モバP「ちひろさんの定時上がりは俺が保証します」

まゆ「ウソツキ」


ちひろ「来月もスタドリ買ってくれますか?」

モバP「カードの限度額上げときますから!」

智絵里「ウソツキ」

ちひろ「ついでにエナドリも買ってくれますか?」

モバP「ダースどころかグロスで購入する所存でございます!」

ゆかり「ウソツキ」

ちひろ「鬼や悪魔と同列に並べたりしませんか?」

モバP「天使のルビをちひろさんにするよう広○苑に申請書出しときます!」

響子「ウソツキ」

ちひろ「夏の思い出作りに私とも南国に行ってくれますか?」

モバP「ハワイ・グアム・バリ・どこへでもお連れします!」

ちひろ「これくらいで許してあげましょう」ホッコリ


モバP「良かっ…」

凛「私とも行ってくれるよね」

まゆ「まゆと行くんですよね?」

智絵里「わたしとですよね?」

ゆかり「私ですよ?」

響子「いやいや私ですよね?」

モバP「つ…つぎー!!」


【相場夕美の場合】

夕美「ねぇねぇプレゼント用の花束作るから一緒に選んでよ」

夕美「うん好きなお花を選んでね」

夕美「ゴデチア可愛いよね。花言葉はちょっぴり恥ずかしいけど『あなたをお慕いしています』だよ」

夕美「イキシアも良いよね。花言葉は…ふふっ!秘密っ」

夕美「他には?」

夕美「ペチュニアにシロタエギクか~」

夕美「もしかして花言葉知ってて選んでる?」

夕美「ホントかな~」

夕美「えっ!?」

夕美「ふふっうそつき♪」

夕美「うん!あと1種類くらいで大丈夫だよ」

夕美「最後のはホントに私にしてみる?」

・ワ・「///」

夕美「あの…じゃあ木蓮を用意しとくね」


ちひろ「いやー最後にすっごく甘酸っぱいのがきましたね」

ちひろ「きっと『あとは、君もお願いできるかな?』とか言ったんでしょうね」

モバP「夕美になら言ってみたいですね」

ちひろ「照れながら『私にしてみる?』って聞き返す夕美ちゃんも可愛かったですね」

モバP「ちょっと背伸びしちゃったかんじですかねぇ~」

ちひろ「プロデューサーさんは、夕美ちゃんは誰に花束を贈ったと思いますか?」

モバP「そりゃ~夕美が心から大切に想ってる人じゃないですか?」

ちひろ「ちなみに木蓮っていつの誕生花か知ってますか?」ニヤニヤ

夕美「ち…ちひろさん///」グイ

モバP「?」


ちひろ「夕美ちゃん顔が真っ赤よ?」

夕美「ちひろさんが誕生花のこと言っちゃうからです」

ちひろ「じゃあやっぱり花束を贈る相手はプロデューサーさんだったんだ?」

夕美「…はい///」

ちひろ「自分の誕生花を贈るなんてロマンチックで素敵ね」ニヤニヤ

夕美「うぅ///」

ちひろ(Paの良心と言われた夕美ちゃんが乙女の顔になってる)

ちひろ「そんな可愛い夕美ちゃんのバレンタインの予定は?」

夕美「あの…チョコと一緒に白い花束を贈ろうかなって考えてます」

ちひろ「ちなみに今回は何の花を贈るつもりなの?」

夕美「スミレやアネモネとか考えてたんですけど…バラにしようかと」

ちひろ「!?」

ちひろ「そ…そうなの。想いが伝わるといいですね」

夕美「はい!」

ちひろ「さっ、演技を頑張った人にはプロデューサーさん褒めてくれるらしいから戻りましょう」


モバP「話は終わったんですか?」

ちひろ「えぇ、天然ジゴロは罪だと思います」

モバP「何の話ですか?」

ちひろ「そんなことより夕美ちゃんの演技はどうだったんですか?」

モバP「花を絡めてくるあたり、さすが夕美だと思ったよ」

モバP「あと、恋する乙女って表情がすごく可愛かったぞ」ナデナデ

夕美「そ…そうかな?」

モバP「毎日夕美のこと見てる俺が言うんだから間違いないよ」

夕美「ありがと///」

モバP「花言葉と誕生花は後で調べておくよ」


夕美「ダメ!絶対にダメ!!」

モバP「じゃあ夕美が教えてくれ」

夕美「それもダメ!」

モバP「えぇ~…」

夕美「バ…バレンタインの時に教えてあげるから…ねっ」

モバP「うーん…じゃあバレンタインを楽しみにしてるよ」

夕美「うん♪」

ちひろ(チョコよりも甘い空間に酔いそうです…小鳥さん…)


【番外編】

ちひろ「SRを狙うならSR10%チケットがオススメですよ」

モバP「へぇ~そんなガチャがあるんですね」

ちひろ「SRが10%の確率で狙えちゃう大変お得なチケットですよ」

モバP「じゃあそのチケット下さい」

ちひろ「こちらのチケットは引換券と交換になります」

モバP「えっ?」

ちひろ「まずは通常ガチャを回して引換券を貯めてください」

モバP「…」

ガチャガチャ

モバP「とりあえず引換券100枚用意してSR10%チケットを1枚手に入れました」

ちひろ「さっそくガチャりましょう!」

モバP「よーし!」ガチャ

ffdy!!

モバP「ちひろさん…」

ちひろ「どうしました?」

モバP「うそつきー!!」


CGプロ編おわり


【ミリオン編】

P「このみさん、グラビアのお仕事があるのですが?」

このみ「ついにセクシーレディの出番がきたのね!」

P「あー、うん、そうです」

このみ「レッスンで鍛えたセクシーポーズで大人の色気を見せてあげるわ」

P「…では、このお仕事受けて良いですね?」

このみ「もちろんよ!今からでも大丈夫なくらいよ!」

P「分かりました」

このみ「楽しみにしてるからよろしくね♪」


このみ「ウソツキー!!」

P「落ち着いて下さい」

このみ「これはどういうことか説明してもらおうかしら?」

P「このみさんご希望のグラビア撮影ですが?」

このみ「なんでランドセル背負って撮影なのよ!」

P「クライアントの要望です」

このみ「私の売りはセクシーなの!クールビューティーな24歳なの!」

P「スカートでジャングルジム…しかもランドセルを背負って…」

P「一定層に需要あると思いますよ?」

このみ「ニッチすぎるでしょ」


P「このみさん、これはステップアップだと思って下さい」

このみ「どういうこと?」

P「今回上手くいったら次は必ずセクシーなグラビア撮影のお仕事とってきますから」

このみ「…本当に?」

P「約束します」

このみ「…分かったわよ」

P「大人のこのみさんは物分かりが良くて助かります」

このみ「ま…まぁね。大人な私はわがままばかり言わないのよ!」

P「さ、スタッフが待ってるのでさっそく撮影を始めましょう」

このみ「そうね。ほとばしる私のセクシーで包んであげるわ」

P(ちょろ可愛い。でも、それもこのみさんの魅力だな~)

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