P「貴音って実はかわいいよな」(148)

響「プロデューサー、よくわかってるじゃんかー」

P「あぁ、ミステリアスなイメージが先行して神秘的な綺麗さに注目されガチだが」

響「実はすっごいかわいいんだぞ!」

P「そのギャップがたまらん」

響「本当だよ、あんな綺麗なのに可愛いなんてずるいよなー」

P「正直あなた様って言われるたびに抱きしめたくなる」


響「ズルイよなー、自分もそう呼ばれたいぞ!」

P「フフン、まぁ俺だけの呼ばれ方だからな」

響「そのドヤ顔ウザいぞ」

P「ドヤ顔にもなるさ!まじでテンション上がるからな!」

響「くそー、自分だって貴音とは仲良いんだからな!」

P「まぁそうだな、貴音は響のこと信頼してる気がするよ」

響「きゅ、急に褒められると照れちゃうよ……」

P「褒めたわけじゃないんだけど……まぁいいか」


響「最初はやっぱりフルネームで呼ばれてたんだけどね」

P「あ、そうなのか?」

響「うん」

P「意外だな、なんか想像つかない」

響「初めて名前で呼んでもらえた時、自分の世界に色がついたさー」

P「なんかこう、特別感あるよな」

響「ね」


P「響って呼ぶタイミングを一生懸命悩んでる貴音とかどうだ?」

響「うがー!可愛すぎるさー!」

P「響ってよんじゃおうかな、でも馴れ馴れしいって思われたら……みたいな」

響「呼んで良い!初めて会った日からそう呼んでよかったよ!なんくるないさー!」

P「やっぱ可愛いなぁ」

響「可愛いよねぇ」

P「呼び方と言えばさ」

響「うん?」

P「亜美真美にはお姫ちんって呼ばれてるよな」

響「お姫様みたいな魅力の貴音ならではだぞ!」

P「お姫様キャラが許されるなんて相当貴音は可愛いってことだよな」

響「全くだぞ、仕種のひとつ見ても綺麗だしな!」

P「なんていうか、優雅なんだよな」

響「立ち振る舞いがもう凄すぎる!」

P「まさにお姫様だな」

響「そこが良いんだよね」

P「良いよな」


響「最初にお姫ちんって呼ばれたときさ」

P「ん?」

響「その場ではまぁ普通にしてたんだけど」

P「うん」

響「後で一人になったときにさ、お姫ちん……って呟きながら顔赤くして嬉しそうにしてたんだ!」

P「何それやばい萌える可愛いやばい抱きしめたい」

響「本当だよ、後ちょっとでその場で抱きしめに行くところだったさー」

P「よく耐えられたな」

響「自分は完璧だからなー」


P「ところで」

響「何?」

P「貴音が一人でいた時のことをなんで知ってるんだ?」

響「そりゃ覗いてたからだよ」

P「それもそうか」

響「変なプロデューサーだなー」

P「はは、悪い悪い」


響「そういえばこの間」

P「?」

響「貴音と遊園地に行ったんだよ」

P「おい聞いてねぇぞなんだそれ」

響「フフーン、親友の自分と二人で遊んでたのさー」

P「マジかよ!何で俺は貴音の親友じゃないんだ!」

響「プロデューサーだからじゃない?」

P「プロデューサーでいた事を後悔したのは始めてだな」

響「でも、プロデューサーじゃなかったら貴音に会えなかったと思うさー」

P「プロデューサー最高!765プロひゃっほう!」


響「で、遊びに行ったときなんだけど」

P「あ、続けて」

響「お化けを怖がる貴音が本当に可愛かったんだ!」

P「動画は?」

響「撮れるわけないだろー」

P「なんでだよ!怖がる貴音とか超レアなのに!」

響「その場でしっかり堪能したからな!」

P「いいなぁ、マジでいいなぁ」

響「ちょっと涙目な貴音はなんていうか、押し倒したくなるくらい可愛かったさー」

P「俺なら押し倒してるわ」


響「その後も自分の手をぎゅってして離さないんだー」

P「ふむ」ギュッ

響「さすがにもう貴音の温もりは残ってないなー」

P「残念」スッ

響「あ、でももしかしたらまだ残ってるかもしれないな!」

P「ふむ」ギュッ

響「どう?」

P「正直わからん」

響「わかるまで握っててもいいよ!」

P「そうさせてもらおうかな」

響「えへへー」


P「しかし貴音は可愛いなぁ」

響「ねー」

P「俺も貴音と遊園地行きたい」

響「もうお化け屋敷は行かないと思うよ」

P「それが残念でならない」

響「この間のが最初で最後のチャンスだったんだなー」

P「なんで俺はそこにいなかったんだ! くそ!」

響「今度はプロデューサーも一緒に行こって言ってたんだけどね」

P「今度じゃ意味無いんだよ!」

響「行かないのか?」

P「いえ、是非お供させて頂きます」


響「やっぱ行きたいんじゃんか」

P「そりゃそうだろ、貴音と響と出かけるなんて幸せ以外のなんでもないぞ」

響「ふふーん、プロデューサーは特別だからなー、感謝しろよー」

P「ありがとう、響」ナデナデ

響「な、なんくるないさー」

P「貴音も可愛いけど、響も可愛いな」ナデナデ

響「あったりまえだろ、自分は完璧だからなー」

小鳥「あんたらいつまで事務所でイチャついてんですか」

P「あ、居たんですか」

響「ぴよ子居たんだ」


小鳥「二人が帰って来る前からいましたからね!?」

P「気づかなかったな」

響「ねー」

小鳥「事務所でイチャこらしてるから私なんか目に入らないんですかねー?」

響「別に自分達イチャイチャなんてしてないよな?」

P「そうだな」ナデナデ

響「ぴよ子の勘違いじゃないか?」

小鳥「だったら頭なでるのやめてくださいよ!」

P「響はいつも頑張ってますからね、褒めてるだけです」

響「自分、頑張ってるさー」


小鳥「そう言われたらもう何もいえないですよぉ」

P「ところで小鳥さん」

小鳥「なんですか、こんなおばさんに何かようですかー」

響「ぴよ子が急に拗ねちゃった」

P「どうしたんですか急に」

小鳥「どうせ響ちゃんとの惚気話とかでしょー?」

P「違いますよ……」

小鳥「じゃぁなんの御用ですか」

P「貴音はまだ帰って来ないんですか?」

響「あ、それ自分も知りたいぞ」

小鳥「はぁ……さっき電話がありましたから、もうすぐ帰ってくると思いますよ」

響「やったな! プロデューサー!」

P「あー早く帰ってこないかなー」


小鳥「仕事終わったのに事務所にいると思ったら……貴音ちゃんを待ってたんですか」

P「それ以外に理由があるとでも」

響「それ以外何もないよね」

小鳥「二人とも本当に貴音ちゃんが大好きなんですね」

響「アタイメーテー!」

P「興奮しすぎだ、方言出てるぞ」

響「ぴよ子があんまりにも当然の事聞くからさー」

P「小鳥さんだからな、しょうがないさ」

響「それもそっか」

小鳥「えー……」


律子「今戻りました」

貴音「只今戻りました」

小鳥「おかえりなさーい」

P「お疲れ」

響「おつかれさまー」

律子「あら、Pさんに響まで……まだ帰ってなかったんですか」

P「あぁ、ちょっとだけ仕事が残っててな」

律子「大変ですね」

P「もう終わったさ」

響「自分はプロデューサーと話してただけさー」


貴音「あなた様、今日は相手の御人に中々良い評価を頂けましたよ」

P「そ、そうか、よかったな!」

貴音「はい、これもあなた様が指導して下さったおかげかと」

P「そんなことないさ、あ、律子ぉ! この間の打ち合わせの件なんだけどな!」

律子「なにかありましたか?」



貴音「…………」シュン


P(貴音シュンとしちゃったあああああああああ)

響(プロデューサーのバカ! 何やってるんさ!)

P(緊張しちゃってうまくしゃべれねえええええええええええ)

響(それでもプロデューサーか!?)

P(あんな綺麗で可愛い子に話しかけられたキョどるわ! 逃げるわ!)

貴音「……」

響(忙しいところに話しかけてしまったのでしょうか、って顔してるさ!)

P(違うんだ貴音! 許してくれぇ!)

律子「プロデューサー、聞いてますか?」


響(全く、プロデューサーには任せておけないさ! 親友の自分が貴音をフォローするぞ!)

P(すまぬ……すまぬ……)

響(プロデューサーは律子と話してればいいよ!)

P(くそう……なぜ貴音じゃなく律子なんかと……)

響「貴音! お仕事おつかれさまー」

貴音「響、ありがとうございます」ニコッ

響(可愛い! 貴音の笑顔! 効果は抜群だ!)

響「貴音かわい……なんでもない! なんでもないさー!」

貴音「あ、響……」

響「あはは、あはは!」

貴音「……」ショボン

P(さらにショボンとしちゃったあああああああ)

響(やっちゃったぞおおおお)


響(プロデューサーの緊張がうつっちゃったあああああ)

P(俺のせいにすんなよ!)

響(だってプロデューサーが最初にやらかしたんじゃんか!)

P(しょうがないだろ!)

響(こういうときに責任を取るのが男ってもんでしょ!)

P(くそう、天使の様に可愛いからって調子に乗りやがって!)

響(天使だなんて、さすがに褒めすぎさー)

P(何言ってんだ! 響は可愛いぞ! マジ天使!)

響(ぷ、プロデューサーだってかっこいいと思うぞ、自分)

P(響……)

響(プロデューサー……)

律子「おーい、プロデューサー? もしもーし?」

小鳥(あの二人のアイコンタクトはハイレベル過ぎるピヨ)

貴音(二人に嫌われるような事でもしてしまったのでしょうか……)


P「おっとすまん、ちょっと考え込んでしまった」

律子「しっかりしてくださいよ」

P「悪い悪い」

響(プロデューサー、どうすんの!)

P(俺に任せろ、緊張してしまうのは貴音に主導権を握られてしまっているからなんだ!)

響(どういうこと?)

P(貴音の圧倒的な存在感で場を仕切られているんだ。だからのまれて、緊張してしまう)

響(なるほど……)

P(なら、こっちが主導権を握ればいいのさ!)

響(でもどうやるんだー?)

貴音(もしやこの間のお化け屋敷なる場所で余に不甲斐無い所を見せた為響に呆れられてしまったのでは……)


P(1対1で向こうに分があるなら、2対1でいけばいい!)

響(なるほど、さすがプロデューサーさ!)

P(よし、さりげなくいくぞ!)

響(おー!)

P「あー、響、貴音ぇ! ちょっと話したい事あるんだが時間いいか?」

響「自分は大丈夫だぞぉ!な、なんくるないさー!」

貴音「はい、承知しました……」

P&響(よし、完璧だ!)

小鳥(挙動不審にもホドがあるピヨ)


律子「話ですか、私も同席しましょうか?」

P「い、いやいや! 律子も疲れてるだろうし、ちょっとプライベートな部分もあるし!」

律子「はぁ……」

P「俺だけで大丈夫だぞ、あぁ大丈夫だとも!」

律子「それでしたらお任せしますが」

P「おう、任せとけ」

貴音(ぷらいべぇとな部分……やはり先日の失態で……)

貴音(この二人に愛想を尽かされてしまって…………)ズーン


P「よし、適当な場所に座ってくれ。まぁ気楽にな」スッ

響「おー」スッ

貴音「……はい」ス

P「まぁ改めて呼んだけどそんな固い話をするわけじゃないんだ」ナデナデ

響「ソウナノカー」ナデラレ

貴音(愛想を尽かされたやもと考えておりましたが……)

小鳥(なんで響ちゃんはプロデューサーさんの膝の上に座ってるのかしら……)チラミ


P(さて、呼んだはいいけど何を話そう)ナデナデ

響「ンー」

P(さすがにノープラン過ぎたな……)ナデナデ

貴音(この間は一体……それほどまでに切り出しにくい話なのでしょうか……)

響(プロデューサー頭なでるの上手過ぎさー)

P(ここはとりあえず当たり障りない会話からいこう)ナデナデ

P「貴音、最近どうだ」ナデナデ


貴音「……どう、とは」

P「何だ、調子とか……気持ちとか、その辺かな」ナデナデ

貴音(これは、遠まわしに最近の不甲斐無さを指摘しているのでは……)

P(あぁ貴音は聞くまでもなく絶好調で可愛いんだけどな!)ナデナデ

貴音「そうですね……少し自身を不甲斐無く思っております」

P「え!?」ナデ……

貴音「もっと精進せねば……あなた様に……み、見捨てられたら……わたくしは……グスッ……わたくしは……っ」

P(エマージェンシー!!)


響(どうして貴音泣かしたの!?)

P(泣かしてないよ! 泣いちゃったんだよ!)

貴音「も、申し訳ありません」ゴシゴシ

P「た、貴音? 大丈夫か?」

響「プロデューサーに嫌なことされたか? 自分がめっしとくぞー?」

貴音「違います、なんでもありません」ポロポロ

貴音(これ以上二人に迷惑をかけるわけには……これ以上嫌われてしまったら……)


P「貴音、ごめんな? なんかしちゃったか?」オロオロ

響「プロデューサー、めっ! だぞ」

P「本当にごめんな?」

貴音「本当に違うのです、あなた様は悪くありません」

P「じゃぁ響か!?」

響「じ、自分か?」オロオロ

P「貴音に何したんだよ! コラ!」


P「白状しないとこうだぞ」ムニー

響「らんひもしてなひよー」

小鳥(修羅場っぽい空気になったと思ったらイチャつき始めたでゴザルの巻)

貴音「響も悪くありません、わたくしが悪いのです……」

P「え?」ムニー

響「ろうゆうこふぉ?」


貴音「わたくしが不甲斐無いばかりに……」

P「響、どういうこと?」

響「わかんない」

P「貴音は不甲斐無くなんかないぞ! いつも頑張ってるし、立派にやってるじゃないか」

響「そうだぞ、自分なんか貴音を見習わなくちゃって、いつも思ってるさー」

P「そうだな、響は貴音を見習ったほうが良い」

響「うがー! プロデューサーに言われたくないさ!」


P「だって貴音は超綺麗だし、優雅だし、しかも可愛いんだぞ」

響「たしかに貴音は見た目はお姫様みたいに綺麗なのに実は可愛いところがいっぱいあるよ?」

貴音(……あれ?)

P「だろ、見習った方がいいって」

響「でも自分だって自分なりの魅力ってのがあるんだ!」

貴音「確かに響にはすばらしい魅力がたくさんありますね」

響「だろぉ? ほら、貴音もこう言ってるよ!」

P「響の言葉だけじゃ信じ切れないが貴音がそう言うなら間違いないんだろうな」

響「一言余計だよ!」


P「はは、響も貴音も魅力的だよ」

響「最初からそういってれば良かったんだ」

貴音「あなた様、よろしいでしょうか」

P「ん?」

貴音「今回のお話、というのは結局何だったのでしょう」

P「ん……あー……世間話?」

貴音「」


貴音「……では、先日の失態について、等では」

P「失態?」

響「貴音何かやっちゃったのか?」

貴音「響も居たではありませんか……その、お化け屋敷での……」

響「あれか! あれは失態なんかじゃないさー!」

P「そうだ! 貴音の魅力が発揮されたいい出来事だったじゃないか!」

響「そうだぞー、貴音すっごく可愛かった!」

貴音「面妖な……」


貴音「ならば、あなた様達がわたくしに愛想をつかした訳では」

響「そんなのありえないさ!」

P「そんなことあるわけ無いだろう!」

貴音「わたくしの取り越し苦労という訳ですか……」

響「なんだー? 貴音そんな事考えてたのかー、自分が貴音を嫌うわけなんてないぞー」

貴音「良かった……本当に……良かった……グスッ」

響「あわわ、また泣いちゃった!?」オロオロ

P「だ、大丈夫か?」

貴音「申し訳ございません……安心したら……なぜか涙が……」グスグス

響「大丈夫さー、自分は貴音の親友だからなー?」ナデナデ

P(ひびたか、こういうのもあるのか)


響「貴音は意外と泣き虫なんだなー」

貴音「……わたくしは二人に嫌われたら生きてゆけません」

響「自分だってそうさ! 貴音に嫌われたら生きていけないぞー」

P「俺もだ」

響「自分たちは、貴音が大好きだからなー」

P「あぁ」

響(言っちゃった! 大好きって言っちゃった! 声裏返らなかったよね? 変じゃなかったよね?)

貴音「響、あなた様……」


P「貴音も、俺たちの事嫌わないでくれよ?」

響「そうだなー」

貴音「当たり前です、そのような事……」

響「なら、一件落着だなー!」

P「あぁ、よかったよかった」

貴音「本当に、お恥ずかしいところを……」

P「はは、レアな貴音が見れてラッキーだったさ」

響「そうだな、今思えば貴音すっごく可愛かったぞー」

貴音「お戯れを……」


響「それにしても、何でそんな勘違いしたんだ?」

P「そうだな、俺たちが貴音を嫌うなんて有り得ない」

貴音「二人が最初冷たかったではありませんか」

P「……」

響「……」

貴音「今思えば私の勘違いだったのかも知れませんが……」

響「あははー、そうだなー、貴音の勘違いダッタンジャナイカー?」

P「ソウダネ、俺もそう思うよ」

貴音「……勘違いではなかったようですね」ニコッ


P「すんませんでしたー!」

響「本当にわるかった! ごめん!」

P「緊張しちゃったんだ、なぜか、ごめんな!」

響「プロデューサーの緊張がうつっちゃったんだー、ごめんな?」

P「俺のせいにすんなよ!」

響「本当の事言っただけじゃん!」

貴音「二人とも?」

響「ごめんなさい」サッ

P「申し訳ありませんでした」ズサッ

貴音「あなた様も……響も……いけずです」


貴音「わたくしとて、二人とは仲を深めたかったのですよ?」

P「マジで!?」

響「本当か!?」

貴音「なのに二人には距離をとられてしまいましたが……」

P「本当にごめんなさい」

貴音「まぁ、それはもう過ぎた事ですからいいのですが……」

響「ですが……?」

貴音「なぜあなた様は響を膝の上に乗せたり、わたくしの目の前で見せ付けるような事をなさったのですか?」

P「なんていうか、無意識っていうかいつものクセで……」

響「あはは、全くプロデューサーはダメだなぁ!」

P「座ってきたのはお前だろ!」

響「プロデューサーだって止めなかったじゃん! 頭撫でて来たのもプロデューサーだし!」

P「そんなこと言ったらそれだってお前もとめなかtt」

貴音「あ・な・た・さ・ま?」

P「はい、ごめんなさい」


貴音「というわけで、わたくしは傷付いているのです」

P「どうしたらいいでしょうか」

貴音「誠意を見せて頂きたいと」

響「誠意、かぁ」

P「お金?」

貴音「あなた様は……本当にいけずです…」

P「あはは」

響「今のは自分もないと思うよ、プロデューサー」

P「あ、あはは……」


貴音「普段響にしていることを、わたくしにもして頂きたいのです」

P「なんだ、そんなことでいいのか?」

響「別に普段特別な事してるわけじゃないぞ?」

P「そうだよな」

貴音「二人にとってはそうでも、わたくしにとってはそうではないということです」

P「そんなもんかねぇ」

貴音「まずは……膝の上に失礼致します」

P「お、おう……」ゴクリ

響「……」

貴音「重くはありませんか?」ス

P「おう、全然軽いぞ」

響「うがー、そこは自分の席なんだぞー」

貴音「いいではありませんか」

響「貴音だから特別だからなー?」

P(貴音が俺の膝の上に! 抱きしめてぇ! 抱きしめてぇ!)

       ヽ    'v'゙⌒ヽ ヽ  ヾ.:.:.:「 !.:.:_.:.:.:.:.:.:.:.:.:./  ヽ) 「i /)  _
i   \  _' _   仆==, _ !   !.:.:|/.:/ /:/).:.:.:.:/   r一 'ーュ | ロ |
.,   /ヽ  >   ̄     レ'}!  ハヽ.:.:/ノ://.:.:.:.:.:|    7/!:!ヽ、 | ロ |
ハ 〃 > ゙       ,.ィニミい    'v __ノ '.:.:.:.:.:.:|   〃: i」  .」 ロ L_
 v' / x ニニ     {rり゙刈       ヽ ̄ ー-  _.:|     r― ''"ヽ ̄ ̄
  V  〃_,n㍉,    、  ̄  ゙    くヽ\     !     ニコ 「_
  ヽ .{{ ゞ 彡'     '     'v    ヽ)/ノ    i     `―ァ r一'
   \         _     i   r‐ ゙ / \  ∧     ノ ノ
      、     r' ⌒゙;    ゙     ̄ 00/)  ヽ ¬      ̄
      \    i  ノ   / ゝ、\   〃 r'´ヾv ヽ    (ヽ   /7
        ヽ       /xzzzz┐ ヽ   「`  ゙, !  \   ヽ) / /
         \_ z77フ////////;!ヾ; }  《 _,.r !:!    >  r― ' ./
           ヽ////////////ハーくー― ゞ┴-!:! _ /゙⌒>ニニ゙   _ ノ
ゝ _          ∨/////////_//)/ハ      :!:!///////////ハ ̄
ヽヽ\         ∨_///////////ハ     !:!////////////ハ
、\\ヽ''        ∨//ー一///////ハ     '、ゝ _//////////ハ
..\彡ニミ、    ヽ  'く_///////////ム     ヽ   ̄ ヽ//////ハ
√//////ハ     }  !///////////////7          ̄ ヽ v//////ハ
/////////ハ     !  !//////////////ノ  _        ,! :!///////ハ
//////////;    ノ  !/////////////  ヽ  ̄ `     ノ ノ////////ハ


貴音「では……続いて」

響「これで終わりじゃないのか!?」

貴音「普段していることを、と申したではありませんか」

響「うぅー」

貴音「先ほど響にしていたように、わたくしの頭を……

P「こうか」ナデナデ

貴音「これは……なんと…………面妖な……」

P「面妖て」ナデナデ

響(プロデューサーに撫でてもらってる貴音も羨ましいけど貴音を撫でてるプロデューサーも羨ましいぞ!?)

貴音「面妖な……」ギュッ

P「もっとってことね」ナデナデ

響(貴音幸せそう、超可愛いぞ……)


貴音「あなた様……」ギュッ

P「貴音……」ナデナデ

響「うがー! おしまい! おしまいだぞ!」

貴音「もうですか」

響「もうじゃないよ!」

P「……」

響「プロデューサーは残念そうな顔しすぎ!」

P「事実物足りん」キリッ

響「そんなことキリッといわれても……」

貴音「では延長と言う事で」

響「という事で、じゃないさー! そこは自分の場所なんだぞー!」


貴音「ではこうしましょう」

響「ん?」

貴音「響、私の上に座りなさい」

響「こうかー?」ヒョイ

P(さすがに二人分はちょっと重い……)

貴音「響、今日のところはわたくしで我慢してくれませんか」ナデナデ

響「!? しょ、しょうがないなー、自分完璧だからな! 我慢してあげるさー!」

貴音「ありがとうございます」ナデナデ

響(貴音に頭撫でてもらってるぞ!? 幸せ過ぎるさー!)

貴音「あなた様、手が止まっておりますよ」ナデナデ

P「悪い悪い」ナデナデ


響「プロデューサー」

P「ん?」

響「もう片方の手が空いてるんじゃないか?」

P「はいはい」ギュッ

響「えへへー」ギュッ

貴音「あなた様、わたくしも忘れられては」

P「忘れてないよ」ナデナデ

貴音「えへへ」


P「貴音も響もかわいいな!」



おわり

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