親父「なあ俺、父ちゃんの事好きか?」 (69)

俺(7)「好きだよ!大好き!」
親父「そうか… 父ちゃんも好きだぞ!」

親父「なあ俺、父ちゃんは俺みたいな息子もてて幸せだぞ!」
俺(12)「付属受かったぐらいで泣かないでよね父ちゃん」

親父「なあ俺、人生成功ばかりじゃないんだ
いいじゃないか失敗ぐらい」
俺(15)「うん…もっと頑張るよ親父」

親父「おう俺、おかえり」
俺(16)「……」
親父「どうした? 学校で何かあったのか?」
俺「なんでもない ほっとけよ」
親父「父ちゃん相談乗るからさ!な!話せよ」
俺「うっせーな 喋りかけんなよ 」

親父「なあどうして学校行かないんだ? どうしたんだよ なあ俺…」
俺「…」

親父「おい、俺遊びに行こうぜ!たまにはいいだろ! 父ちゃん有給取ったんだ!」
俺「行かないよ…」
親父「そんなこというなよ!ほら行こうぜ!」
俺「わかった!わかったからもう引っ張んな」

親父「なあ俺、父ちゃんもう俺に学校行けって言わない だけど、父ちゃんはいつでもお前の味方たがら悩んでるなら相談しろ

母「泣くんじゃねぇよ!」

俺(11歳)「ごめんなさい!許してください!」

母「黙ってろよ!殺すぞ!」ガムテープビリビリ

俺(11歳)「ンー!ンー!」

母「だからうるせぇって言ってんだよ!」


母「俺……」

俺「うるせぇ、喋りかけんな」

母「なによ!嫌がらせしかできないの!フジコフジコ!」

俺「………」

母「何か言いなさいよ!」

俺「近寄んな!」ドンッ

母「………」

俺「………チッ」

俺「…」
俺「俺、実は学校で一人ぼっちなんだよね… 友達もいないし、授業も楽しくない」
親父「そうか… 俺は友達作ろうと努力したか? チャンス待ってるだけじゃ何もできないんだぞ!」
俺「…」
俺「でも…受け入れてくれなかったらどうすればいいの? また引きこもるかもしれないよ…」

親父「いいんだよ! その時はまた父ちゃんが相談乗ってやるから 明日は行ってみろよ!」
俺「うん… がんばってみるよ…」

俺「あの…俺とペア組まない? ダメかな…?」
クラスメート「え、なんで?」
俺「組む人いないからやって… お願いします」
クラスメート「分かったから… いいよ! んじゃパスしようぜ」
俺「ほんとに! ありがとう!」

俺「なあ親父! 友達ができたよ! 今日一緒にサッカーやったんだ!」
親父「そうか… よかったな俺…」
俺「なんで親父も泣くんだよ…」

親父「おい俺、合格発表一人で見に行くか?父ちゃんも行こうか?
俺「いや1人で行く 楽しみに待ってて」

俺「あった… 俺の番号…」
俺「親父! あったよ! 受かってた!やったよ」
親父「…」
俺「どうしたの親父?なんで泣いてるの?」
親父「いや嬉しいんだ…父ちゃん俺が学校行かなくなった時にはどうなるかと思ってたけどこうやって無事に大学受かって…」
親父「大学合格おめでとう」

俺「じゃあ親父 行ってくるよ」
俺「たまには帰ってくるからその時は電話するね」
親父「あぁ、行ってこい」「辛かったら電話しろよ」

俺「親父ただいま」
親父「おう俺、半年ぶりか。元気にしてたか?」
俺「うん。親父こそ元気か?」
親父「父ちゃんは元気だぞ!
俺「来年から忙しくなるからもっと帰って来れないかも… ごめんな」
親父「いいんだよ! がんばってこいよ!」

俺(24)「もしもし、親父か? 俺、こっちで就職決まったんだ! でさ、親父こっちこないか? 暮らそうよ一緒に!」
親父(62)「ごめんな俺、父ちゃんそっちには行けないんだ。 」
俺「どうして? 母ちゃんも一緒に来いよ!」
親父「母ちゃん今体調崩してて入院してるんだ。 対したことはないけどだから父ちゃんはいけない」

俺(30)
「もしもし親父?どうした?」
親父「母ちゃんが倒れた… すぐ病院行ってくる」
俺「場所は? 俺もすぐ行く」

医者「もう長くは持たないでしょう…」
親父「嘘だろ…母ちゃん…」
俺「…」

俺「なあ親父、もう母ちゃんもしんでしまったし、俺と暮らそうよ」
親父「父ちゃんはあの家にいたい… 俺はそっちで幸せになれ…」
俺「…」

俺(34)「もしもし親父? 俺付き合ってる人がいるんだ! そろそろ結婚しようと思ってる 今度紹介するよ!」
親父「本当か!? 俺ももう結婚か…楽しみにしてる」

俺「親父! 孫だぞ!抱いてやってくれよ!」
親父「可愛いな… 俺も昔はこんなんだったんだぞ」
俺「いつの話してんだよ…」

俺「親父が倒れた…? すぐ行きます」


親父「おう俺、元気か?」
俺「俺のセリフだよ親父、大丈夫か?」
親父「大丈夫だよ、さぁ仕事行ってこい 休むなよ」
俺「おう…」

俺(38)「え? 親父が危ない? すぐ行きます…」

俺「おい親父、おい…大丈夫か?」
親父「…」
親父「おう俺か…元気か?」
俺「親父こそ…」
親父「なあ俺、父ちゃんの事好きか?」
俺「嫌いな訳ないだろ…今も変わらず」
親父「…」
俺「だから泣くなよ… 親父こそ俺みたいな息子で良かったのかよ」
親父「父ちゃんもかあさんも、お前が好きでたまらなかった。お前が生まれた時、初めて声が枯れるかと思うぐらい泣いたよ」
俺「親父ってよく泣くよな…」

俺「俺は親父の息子で幸せだったよ… 親父はいつも俺のこと考えてくれて言わなかったけど俺ずっと親父に憧れてた。子供が生まれたら親父みたいな親になろうってずっと思ってた」
俺「だから退院したら一緒に暮らそう。みんな歓迎してるから」
親父「…あぁ」 「そんときはよろしくな」
「さぁもう帰れ。 明日も仕事だろ 頑張れ。」
俺「あぁ… また来るよ じゃあな親父」

孫「父ちゃんって頭いい!僕父ちゃん大好き!」
俺(43)「そうか…俺も孫の事大好きだぞ!辛いことがあったらなんでも父ちゃんに相談しろ。いつでも俺はお前の味方だからな」
孫「うん!」

俺「さぁ妻、孫お墓参り行こうか!」
妻・孫「うん!」

俺「…(親父、俺は親父みたいな父親になれてるだろうか… そっから見ててくれ…)
孫「父ちゃん! 遊ぼうよ!」
俺「あぁ、キャッチボールやろう!」


~fin~

所々うろ覚えで創作入ってますがほとんど実話です
駄文でしたが最後まで見ていただきありがとうございました。
質問があればどうぞ

親父(60)「・・・・・・」

俺(24 無職童貞ニート)「・・・・・・」

所々うろ覚えで創作入ってますがほとんど実話です
駄文でしたが最後まで見ていただきありがとうございました。
質問があればどうぞ

>>64
おじさんどーてーなの?

>>66
まだまだ若えだろクソガキが

>>67
35の童貞ですが

>>68
ごめん未来の俺

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