わーい、じゃあ書く書く

おっけー

妹友「今妹の部屋にいるから会えるよ（ﾊｰﾄ」

妹「私、すごく不思議な言葉を耳にした気がします」

妹友「え、何それ？　ついに妹覚醒しちゃったの？」

妹「あははははははは、そうですね。ちょっとした幻聴です」

兄「妹友ちゃん」

妹友「早かったね、兄くん」

兄「いやぁ、妹友ちゃんにどうしても会いたくてさ」

妹友「ご褒美のちゅーしてあげる。ん」　ﾁｭｯ

兄「じゃあ俺もお返しのちゅー」　ﾁｭｯ

妹友「えへへ」

妹「」

妹「なぜでしょう、今とてもクリアな幻覚が目の前に見えました」

妹友「どんなどんな？」

妹「はい。妹友と兄さんが私の目の前でキスをするんです。それも二回」

兄「その事なんだが」

妹「はい分かっています、こんな破廉恥な幻覚を見るほど私、兄さんに振られた事がショックだったんですね」

兄「実は昨日、妹友ちゃんに告白して付き合う事になったんだ」

妹「ごめんなさい、両方の鼓膜が破れているみたいでよく聞こえませんでした」

妹友「初エッチもその場でしちゃいましたー」

妹「大丈夫です。もう絶句したりしません。私は大丈夫です」

兄「そっか、安心したよ。ショックで卒倒するんじゃないかと思った」

妹「ええ。ちょっと今まさに失禁してるだけですから大丈夫です」　ﾁｮﾛﾛﾛﾛｯ

妹友「うわ汚っ！」

兄「まさかこの歳になって妹の小便の後片付けをするなんて思わなかったよ」

妹「私もこの歳になって自分のおしっこの後片付けをしてもらうなんて思いませんでした」

妹友「人生予想がない事ばかり起きるよね」

妹「今もう一つ予想外をプラスしてあげましょうか？」

妹友「その予想外ってなんだか痛そうだからパス！」

兄「まあとにかく話を聞いてくれよ」

妹「もう勝手に話してください」

兄「そんな投げやりな言い方するもんじゃないぞ」

妹友「自分を振った兄くんとその彼女、しかも元々友達だった女の子の目の前でおしっこ漏らしちゃったんだよ？　察してあげようよ」

妹「もう黙ってくれませんか？」

妹友「え、どうして？」

兄「妹、その二本指で何をえぐるつもりだ。ちょっと落ち着け」

妹「私は全然本当に落ち着いてますから兄さんの方こそ落ち着いて私の邪魔をしないでください殺しますよ」

兄「ここは俺に免じてさ、頼むよ」

妹「……」