灰原「安価で大掃除ね」 (312)

立ったら書く

阿笠邸

灰原「博士ー?いるのー?今日は大掃除の日だけど…」

灰原「いないわね…休日の朝からどこへ行ったのかしら…」

灰原「…さては逃げたわね…」

灰原「ふぅ…仕方ないわ、今のうちに少しでも掃除しないと…」

・どこを掃除する? >>5
1.地下室
2.キッチン/居間
3.玄関

1

地下室(灰原の自室)

灰原「さてと…ひとまず私の部屋から始めようかしら…」

灰原「棚の上や机の上に、結構ホコリが溜まってるみたいね…」

灰原「マスクと三角巾を着けて、と…」

パタパタ

灰原「いつも肩ひじ張って~♪」

フキフキ

灰原「心に並べても~♪未完成な… あら…?」

灰原「この焼け焦げたMO…」

灰原「杯戸シティホテルでピスコに囚われた時、彼のPCから奪ったデータね…」

灰原「結局、このMOは壊れてしまったし…ピスコもジンに射殺されてしまった…」

灰原「…そうね…早く、薬のデータを手に入れなきゃいけないわね…」

灰原「もう使えないけれど、このMOは失くしたらいけないわね…」

灰原「…お母さんのテープと一緒に、大切にしまっておこうかしら…」

灰原「……お母さん…お姉ちゃん…私ね…」

灰原「………」

灰原「…ううん…もう、この部屋の掃除はおしまい!」



どこを掃除する?>>15
1.居間/キッチン
2.玄関

1、コンロを特に

居間/キッチン

灰原「いたた…階段で滑って膝打っちゃったわ…」

灰原「博士はまだ帰ってないのね…書き置きもせずにどこ行ったのかしら…」

灰原「まあいいわ…先にキッチンを掃除しておこうかしら…」

灰原「シンクがずいぶん曇ってるわね…クレンザーをスポンジに染み込ませて…」

ゴシゴシ

灰原「んっ…とっ…んんっ!」

ゴシゴシゴシゴシ

灰原「ふぅー…やっと落ちたわね…しつこい汚れだわ…」

灰原「博士も変な発明ばかりしてないで、綺麗に落ちるクリーナーでも作ってくれないかしら?」

灰原「ガスコンロの方は…あら?…何かしら、これは…」

灰原「コンロの脇になにか付いてるわね…青い…ゼリーみたいな…」

灰原「こんな物、昨日はなかったはずなのに…いったい何?…匂いは…」

灰原「…!この匂い!まさか…」

ガチャガチャ

灰原「博士の性格からすると、戸棚のここに…」

灰原「…やっっぱり!ブルーベリージャムの瓶だわ!ピーナッツバターも!」

灰原「メタボになるからカロリーの高いサンドイッチは止めなさいって、あれほど言ったのに!」

灰原「きっと夜中にこっそり取り出して食べてたんだわ…」

灰原「…帰ってきたら、お説教ね…」

今回ジョディ先生も映画に出るんですね



灰原「結局、キッチンもあらかた掃除しちゃったわね…あとは玄関だけなんだけれど…」

灰原「もうお昼前だわ…博士、本当にどこへ行ったのかしら?」


どうする?>>
1.博士に電話する
2.食事にする
3.玄関を掃除する

ミス
安価>>33

1

灰原「とりあえず、博士の携帯にかけてみようかしら…」

ピッポッパッ…

『おかけになった番号は現在電源が入っていないか、電波が届かない場所に…』

灰原「もう…電話もつながらないなんて…」

灰原「もしかしたら、工藤君と一緒にいるのかも…」

ポッピッパッ…

『おかけになった番号は現在電源が入っていないか、電波が届かない場所に…』

灰原「…工藤君の携帯もつながらないわ…困ったわね…」

灰原(…前にも、こんな事があったわ)

灰原(私が眠っていると、家の電話が鳴り響いて…)

灰原(深夜だっていうのに、博士は家に居なくて…)

灰原(電話は群馬県警の山村刑事からで…路上に停められた博士の車を移動したいという話だったわ)

灰原(てっきり工藤君と一緒に、また何かの事件を調べに行ったのかと思ったけれど)

灰原(まさか、彼らの…組織の取引の現場に踏み込もうとしていたなんて)

灰原(もしかして…またあの時みたいに、組織の現場に首を突っ込んでいるのかしら…?)

灰原(そうだとしたら、今すぐに止めさせたい所だけれど…)

『自分の運命から逃げるんじゃねーぞ』

『逃げてばかりじゃ勝てないもん!』

灰原(…私だって、逃げたくないから…)

灰原(…バカね…まだ博士が、組織を追うために出かけたと決まったわけじゃないのに)

灰原(そう…掃除が苦手な博士が、きっと逃亡してるだけ)

灰原「…キッチンに行って、お昼にしようかしら…」

ズルッ

灰原「きゃっ…!」

ドテン!

灰原「いたた…なによこれ!ピーナッツバターが床にこぼれてるじゃない!」

灰原「博士、ずいぶんお行儀悪く食べてたんだわ…もう!お説教がもう一つ…あら?」

灰原(…何かしら?転んだせいで見えたけれど…冷蔵庫の底に、白くて小さなものが…)

灰原(…え?)

灰原(………盗聴器?)

灰原(見覚えがある…組織のメンバーが、同じようなものを使っていたもの…)

灰原(なんで…?なんでこの家にこんな物が…)

灰原(組織が、この家に気づいたの?裏切り者の私がいることに?)

灰原(博士も、工藤君も…もう彼らに…!?)

灰原「…っ!」

ダダダダッ バタン!!

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