同名スレの関連作品です。
灰原視点から見たバージョンです。
表現等含め【閲覧注意】で願います。
(ネタバレ等)
前スレ
灰原「お兄ちゃんは、だぁれ?」 コナン「えっ……?」
灰原「お兄ちゃんは、だぁれ?」コナン「えっ......?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409070497/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412149105
灰原(私が……。あの日、交通事故に巻き込まれた時から……)
灰原(そこから約1ヶ月の間、私の身に何が起きていたか。私が何を考えていたか)
灰原(今日は、それを語ろうと思う)
灰原(それをどう思うかは、あなた次第……)
灰原(んっ……?ここ、どこだろ……?)ボーッ
灰原(……わかんない)
灰原(……いたい。あたまがいたい。ほかにもちょこっといたい……)
灰原(わたし、どうしてここにいるんだろう?)
灰原(……わたし?)
灰原(わたしって、だれなんだろう……?)
看護師「……!先生!患者さんが目を覚ましました!」
先生「本当か?!」
灰原(……このひとたち、だれ?)
先生「患者さんの名前は、灰原哀さんで間違いないね?」
看護師「ええ、間違いありません」
先生「良し……。灰原さん、聞こえますかー?」
灰原「……?」
先生「ん?灰原さん、分かりますか?」
灰原「……?」
灰原(だれ?だれのおなまえ?)
先生「まさか……。あの、私の話が聞こえていますか?」
灰原「……」コクッ
先生「……私の姿は見えていますか?」
灰原「……」コクッ
先生「視覚や聴覚は異常無いな。ならまさか」
灰原(このひとたち、だれ?おっかないよ……)
先生「あ、怖がらないで!何もしないから!私はお医者さんです。分かるかな?」
灰原「……おいしゃさん?」
先生「そう、お医者さん。ちょっと聞きたい事があるんだけど、お話しても良いかな?」
灰原「……」コクッ
先生「ありがとう。それじゃあまず……。自分のお名前、分かるかな?」
灰原「……なまえ?」
先生「そう、名前」
灰原(なまえ……?わたしのなまえ?わかんない。わたしのなまえは、なに?)
灰原「わかんない……」
先生「……!」
先生「そっか。じゃあ家族の事は分かるかな?お父さんの事や、お母さんの事」
灰原(おとうさん……?おかあさん……?)
灰原「……わかんない」
先生「何か、覚えてる事はあるかな?何でも良いんだ。目が覚める前に、何をしてたかとか」
灰原「……わかんない。わたし、なにもわからない」
先生「……そうか、ありがとう。少し、休んでてね」
灰原「……うん」
看護師「先生、ひょっとして……」
先生「うん。間違い無さそうだ。ご家族に連絡を」
看護師「はい!」
灰原(なにもわからないよ……。こわいよ……。こわいよう……)
灰原(そう。あの時私は何も分からなかった。自分が何者かも、どうしてここにいるのかも)
灰原(怖くて仕方無かった。何も分からなくて……)
灰原(でも、その恐怖はすぐ消えた。みんなが……。あの人が来てくれたから……)
灰原(……わたし、どうしたらいいんだろう)
灰原(わかんないよ、こわいよ……)
コンコン
灰原(だ、だれかきたの?)
「失礼します、灰原哀の保護者の阿笠と申しますが……」
灰原(……だれだろ?なにかはなしてるけどよくきこえない)
「ねぇ、歩美達も入っていい?」
灰原(おんなのこのこえがする……?)
「よーし、行くぜー!」
「灰原さーん!」
灰原(おとこのこのこえも……)
スタスタスタ……
灰原(こっちにくる?)
「あ、いたよ!哀ちゃーん!」
灰原(だれだろう、このおんなのこ……?)
「ずっと起きなかったから、心配したんだぞ!」
灰原(おっきい……。だれだろ、このひと)
「おい、灰原。何ボーっとしてんだよ?具合、まだワリーのか?」
灰原(えっ……?)ドキッ
灰原「……はい、ばら?」
「何言ってんだよ、まだ寝ぼけて……」
灰原(なんだろう……。このこえ……。むねがドキドキする……)ドクンッ
灰原(このひとは、だれだろう。やさしそうで、つよそう。このお兄ちゃんは、だれなんだろ?)
灰原「……ねぇ」
「ん?」
灰原「お兄ちゃんは、だぁれ?」ニコッ
「えっ……?」
中断します。
また後程。
今後の予定です。
・後日談
・歩美ちゃんを主役とした話
をこのスレの後作成予定です。
今確かめたらスマホだとリンク上手く行ってないのでもう一度張っておきます。
前スレリンク
灰原「お兄ちゃんは、だぁれ?」コナン「えっ......?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409070497/)
灰原「お兄ちゃんは、だぁれ?わたしのお兄ちゃん?」
「何言ってんだよ、灰原......?」
「は、灰原さん......?」
「哀ちゃん、大丈夫?」
灰原(はいばら......?あい?さっきもいわれた......。もしかしたら)
灰原「はいばら......?あいちゃん......?それが、わたしのなまえなの?」
「......!ま、まさか」
灰原(......どうしよう、なんだかびっくりしてる。でも)
灰原「ごめんね、わたし......。なんにもわからないの」
灰原(今にして思うと、あんなに同様した彼を見る機会はなかなかなかったかも知れないわね。私自身が何も分からないのだから、無理も無いけど)
灰原(まあ、それよりも慌てふためく事になるのだけどね)クスッ
「うん。分かったよ。コナン君」
「良し。じゃあまず......」
灰原(なにかおはなししてるけど、どうしたのかな......?)
「ごめんね、さっきはいきなり話しかけて。少しお話しても良いかな?」
灰原(あ、おはなししてくれるんだ!うれしい!)
灰原「うん。いいよ!ねぇ、お兄ちゃんはだれなの?」ニコッ
「俺......。あ、いや。僕の名前は江戸川コナン。君の、友達だよ」
灰原(おともだち?わたしの?)
灰原「ほんとう?わたしの、おともだち?」ニコッ
コナン「うん、そうだよ」
灰原「よかった。わたし、なんでここにいるかもわからなくて。ひとりでさみしかったの。おともだちがいてよかった!」ニコッ
灰原(でも......)
灰原「でもぉ......」
コナン「ん?」
灰原「コナンって、へんななまえ!」クスクス
コナン「......そうだね、よく言われるよ」
灰原(その後、探偵団の子達や博士を紹介されて......。まあ、博士の事はお父さんと思い込んでいたけど)
灰原(それだけ、私は無意識に博士に信頼を置いていたと言う事かしら)
灰原(とにかく、私を知っている人がいてホッとしたわ。嬉しくて仕方無かった。同時に気持ちが緩んで......)
灰原(わたし、おともだちがいたんだ。よかった。おとうさんも、いたんだ。よかった......)
灰原「そっかぁ。わたし、こんなにたっくさんおともだちがいるんだ......」グスンッ
歩美「どうしたの?哀ちゃん?」
灰原(......わかんない。おともだちなのに。みんなこんなにやさしいのに)
灰原「ごめんね、おともだちなのに......。みんなのこと、わからなくて」グスンッ
灰原「ご、めん......ねぇ......」グスンッ
光彦「灰原さん......」
灰原(なんでわたし、なにもわからないの?なんで?かなしいよ、くるしいよぅ......)
コナン「......大丈夫だよ、はいば......。じゃなくて、哀ちゃん」
灰原「だって、だってぇ......」グスンッ
コナン「何があっても、僕達は哀ちゃんの味方だから。みんな、哀ちゃんのそばにいるから」
灰原(ほんとう?ほんとうなの?)
灰原「ほんとぉ?そばに、いてくれるの?」グスンッ
コナン「うん、本当さ」
灰原「ありがとう、お兄ちゃん!」ギュッ
灰原(うれしいっ!いっしょにいてくれるんだ!もうさみしくないんだ!)
コナン「え?!ちょ、ちょっと!?」
灰原「ありがとう、お兄ちゃん!」
灰原(うれしいっ!ひとりじゃないよ!さみしくないよ!うれしいっ!うれしいっ!)
本日はここまで、明日更新予定です。
灰原(全く、あの顔は傑作だったわね。あわてふためいちゃって)
灰原(いつもああだと、可愛いのに)クスッ
灰原(......え?自分も恥ずかしい筈なのに嬉しそうに話すのはおかしい?)
灰原(これは本当の話かって?)
灰原(さあ、それはどうかしら?)クスッ
灰原(本当かも知れないし、そうじゃないかも知れないわね)
灰原(それは、話が終わった後に解る事ね......)
灰原(1つ言えるのは、あの時私は本当に嬉しかったと言う事)
灰原(何も分からない中で、初めて光を見つけた様な気持ちだったわ)
灰原(初めて彼に会った時の様にね......)
灰原(その後はもう、私はベッタリだったわね。そう、お兄ちゃん......に)
灰原(何故かは分からないけど......。優しそうで頼りがいのありそうな感じから、お兄ちゃんって、呼びたかったのよね......)
灰原(とにかく、そんな彼にくっついていたくて。お兄ちゃんといると、心がとても落ち着いたから。だから、あの時は大騒ぎになったわね)
灰原「......んっ。あれ、わたし」
灰原「ねちゃったんだ。あれ......?お兄ちゃん?」
灰原「お兄ちゃん、どこ?」
灰原(どうしよう、お兄ちゃんいないよ。どこいったの?こわいよ、こわいよ......)
灰原「お兄ちゃん、どこぉ......?」グスンッ
灰原「おにいちゃぁぁん......」グスンッ
灰原「うわぁぁああん!!」
看護師「灰原さん?どうしました?」
灰原「お兄ちゃんがいないの!いないのぉ!お兄ちゃんどこ?」グスンッ
看護師「お兄ちゃん?さっき一緒にいた?」
灰原「うん。お兄ちゃんいないのやなの、やなのぉ......」グスンッ
看護師「分かったわ。待っててね。探してくるから」
灰原「うん......」グスンッ
灰原(お兄ちゃん、かえってきてよぉ。さみしいよ......。さみしいよ......)グスンッ
灰原「うっ......。うわあああぁぁぁん!!」
コナン「哀ちゃん!」
灰原「お、にいちゃん......?」グスッ
コナン「ゴメンよ、大丈夫かい?」
灰原「おにいちゃん......。お兄ちゃぁん!!」ギュッ
コナン「哀ちゃん......」
灰原(お兄ちゃん、お兄ちゃん......)
灰原「うあああぁぁぁん!こわかったよう!さみしかったよう!どこいってたの、お兄ちゃん!」グスッ
コナン「ゴメンよ、本当にゴメンよ」
灰原「うっ、うぅ......っ。やだよぉ、ひとりぼっち、やだよぉ......。ひとりにしないで......」グスッ
コナン「ゴメンよ、もうどこにも行かないよ」ナデナデ
灰原(あったかい......)
灰原「ほんとぅ?どこにもいかない?」グスッ
コナン「うん。行かないよ。哀ちゃんの側にいる。約束だよ」
灰原「うん、うん......」ギュッ
灰原(ほんとぅに、どこにもいかないで......)
灰原(おねがいだから、どこにもいかないで......)
灰原(今思うと、お兄ちゃんには悪い事したわ。きっと大変だったでしょうね)クスッ
灰原(でも、あの時私が頼れるのも信じられるのも彼だけだったわ。だから、離れたくなかった。一緒にいたかった)
灰原(だからついついワガママ言っちゃうの。ご飯食べさせたり、一緒に寝たり。腕枕させたり。そんなこんなやってたら、大好きになってしまったわ。お兄ちゃんの事)
灰原(だからあの時、工藤君に言ったのよね......)
灰原「お兄ちゃん、わたしのこと、すき?」
コナン「へっ!?」
灰原「わたしは、お兄ちゃんのこと、だーいすき!お兄ちゃんは、わたしのこと、すき?」
本日はここまで、明日更新予定です。
コナン「勿論、大好きさ」
灰原「......」
灰原(だいすきだって。だいすき......)
コナン「哀ちゃん?」
灰原「やったぁ!!うれしいっ!!」ニコッ
灰原(嬉しかったわ。例えどういう意味であっても)
灰原(大好きって言葉を言ってもらえるなんて......。こんな事にならなければあり得なかったかも知れないものね)
灰原(その後、キスを要求した時の顔は今でも忘れないわ。まあ、頬だったけど)クスッ
灰原(でも、そんな要求に恥ずがしがりながら応えてくれるお兄ちゃんが、私は大好きなのよね......)
灰原(だから、あの頃は寝るのが怖かった。寝たら朝お兄ちゃんがいないんじゃないかって)
灰原(朝起きる度、彼を見てホッとしたものね)
灰原(そうそう。そう言えばこんな事もあったわね。頭を撫でてもらって、幸せに浸っていたら......)
灰原(んっ......?だれかのこえがする?)
灰原「んっ......?お兄ちゃん、どうしたの?」
「お、お兄ちゃん?」
コナン「あ、哀ちゃん。お、お客さんが来てるんだよ」
「哀ちゃん?コナン君がそんな呼び方、珍しいね?」
灰原「お客さん?」チラッ
「こんにちは、哀ちゃん!」
灰原(だれ?このひと?)
灰原(なんだか......。むねがざわざわする)
灰原「......」サッ
コナン「ちょ、ちょっと、哀ちゃん?」
中断します。
また後程。
皆さんありがとうございます。
再開します。
おお、熱いコ哀談義になっている......。
嬉しい限りです。
灰原(なんだか、へんなかんじ......。キライじゃないけど、へんなかんじ......)
灰原「お兄ちゃん、このひとたち、だあれ?」ギュッ
コナン「あ、えっとね?僕の親戚のお姉ちゃんと、お友達だよ」
「はぁ?何じゃそりゃ?」
灰原(このひとは、ふわふわしてそう......)
灰原(思えば不思議な物ね。彼女に対する何かが無意識に残っていたのかも知れないわね。だから......)
蘭「あ、哀ちゃん。私は、毛利蘭って言うの。宜しくね」ニコッ
灰原(もうり、らん......。やさしそうだし、かわいいけど、なんだかやだな。お兄ちゃんとなかよさそうなの......)
園子「私は鈴木園子。園子お姉さまとお呼びなさい」
灰原(やっぱりふわふわしてる)
灰原(......なんでかな。やっぱりやだな。お兄ちゃんとなかのいいおんなのひとがいるの、やだな)
灰原(子供に戻っても、嫉妬ってあるのかしらね?工藤君と仲の良さそうな彼女達を見るのが苦痛だったのね、きっと)
灰原(それにしても......)
灰原(前にオシリが軽そうとは言ったけど、それをふわふわしてると表現するなんて、我ながら傑作ね)
灰原(とにかく、その嫉妬の発現が)
灰原「あっかん、べーだ!」
灰原(お兄ちゃんは、わたさないもん!!)
灰原(と、言うわけね)
灰原(ま、お兄ちゃんには怒られちゃったんだけどね......)
灰原(でも、その分却って構ってくれる様になったから良かったかもね)
灰原(彼女達には悪い事をしてしまったけど......)
灰原(そう、特にあの娘には......)
灰原(結果的にこの後、彼女から......)
灰原(......それはまた後にして、入院も暫くした頃あの事件が起きたわね......)
灰原(そう、あのカップル刑事が来た時にね)
「......」
「......」
灰原「ん、んんっ......」
灰原 (んっ、お兄ちゃん......?だれかとおはなししてる......?)
灰原「ん、ふぁーあ。お兄ちゃん、おはよう......」
コナン「おはよう、哀ちゃん」
中断します。
また後程。
遅くなりました、再開します。
「?」
「?」
灰原「ん、またおきゃくさん?」
コナン「うん、知り合いの刑事さんだよ」
灰原「ふぅん......」ビクッ
灰原「......」ガタガタ
「えっ?」
「様子が変よ?」
灰原(くろい......。まっくろいなにかが......。わたしを、わたしを......)
コナン「どうしたの?哀ちゃん?」
灰原「いや、こないで......」
灰原「こないでぇぇぇえ!!」ブルブル
灰原(いや、こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい......)
「ど、どうしたんだ?」
コナン「哀ちゃん!どうしたんだ!」
灰原「いや、やめてぇ!こわい、こわい、やだぁ!!」ブンッ
「わっ?!」
灰原(いやだ!つれてかれる!こわい!こわい!こわい!)
コナン「くっ!」ギュッ
灰原「こわい、こわい、こわいよぉぉお!!」ブルブル
コナン「哀ちゃん、しっかりしろ!」ギュッ
灰原「あ、ああ、あああぁぁあ!!」ブルブル
灰原(あの時......。私の頭の中は、恐怖。ただそれだけだった)
灰原(ただただ恐ろしい。何が恐ろしいかも分からない。でも恐い。本当に死んでしまうかとすら思ったわ)
灰原(でも、それを救ってくれたのはやはり彼だった)
コナン「哀ちゃん!僕だ!兄ちゃんだ!」ギュッ
灰原(......!!お、にいちゃん......?)
灰原「はぁ、はぁ、お、おにいちゃん......?」ブルブル
コナン「そうだよ、しっかりして!」
灰原(おにいちゃん......。おにいちゃんがいる......)
灰原「おにいちゃん、おにいちゃん......」ギュッ
コナン「もう、大丈夫だ。大丈夫だ......」ギュッ
灰原「こわ、かった......。こわかったよ......」ギュッ
コナン「分かってる......」ギュッ
灰原(あったかい......。あったかいよ......)
灰原「くろいひとが、みえたら、おっかなくなって......。わたし、わたし......」ギュッ
コナン「分かってる。大丈夫。兄ちゃんがついてる......!」ナデナデ
灰原「おにいちゃん、おにいちゃん......」グスッ
灰原「うわぁぁぁああん......」グスッ
灰原(おにいちゃん、ありがとう、ありがとう......)
灰原(あの時、お兄ちゃんはどんな気持ちだったのかしら......)
灰原(迷惑に思ったかしら。憐れんだかしら)
灰原(いえ、きっと違うわね。彼は誰よりも優しいから......)
灰原(きっと、私の為を思って心で怒ってた。悲しんでた。そんな気がするわ)
哀たそ〜
かわいすぎる
灰原(そんな風に感じてしまうのは、ノロケって言うのかしらね)クスッ
灰原(でも......。記憶を無くしても私に光を与えてくれる工藤君には頭が上がらないわ)
灰原(いくらお礼を言っても、言い足りない位に)
灰原(だからこそ私は、この後もどんどんお兄ちゃんに惹かれて行ってしまうのよね......)
灰原(自分でも、制御仕切れない程に......)
灰原(......話を戻すわ。この後、私は退院する事になるのよね。結局、何も思い出さないまま)
灰原(でも、退院直後はそれ処じゃなかったわね。何せ......)
灰原(お兄ちゃんと一緒に暮らせるのだから。まだ見ぬ自分の家で......)
中断します。
明日夜更新予定です。
>>46
ありがとうございます。
哀たそ〜
泣き声は初登場のときの発砲して目黒に怒られた時ので脳内再生すればいいのかな?
遅くなって申し訳ありません。
再開します。
>>49
そのイメージで良いと思います。
個人的に林原さんの声と言う観点では、マルドゥック・スクランブルのバロットのイメージで書いてます(幼児退行時)
灰原(初めて見る......。と言えばちょっとおかしいけれど、あの時の私から見れば初体験の外の世界、我が家。それにお兄ちゃんと共にいれるのは、とても幸せだった)
灰原(病院の時以上に振り回してしまったけど)クスッ
阿笠「さ、着いたぞい!」
灰原「うわぁ、ここがわたしのおうち?おっきぃね!」
コナン「そうだよ。今日からここで暮らすんだ」
灰原「お兄ちゃんといっしょに?」
コナン「うん、そうだよ」
灰原「やったぁ!ねぇねぇ、あのおうちは?」
コナン「あ、あそこはね......。博士の知り合いのお家だよ」
灰原「ふぅん......」
灰原(......なんだろ。へんなきぶん)
コナン「気になるの?」
灰原「ううん。おっきぃおうちだなって」
コナン「そうだよ。何か感じたかい?」
灰原「ううん......」
コナン「そっか。無理しないで。とにかく今日はゆっくりしよう」
灰原「うん。わかった」
灰原(本当は、ほんの僅か違和感を感じてはいたのだけど、些細な事だから言わなかった)
灰原(あそこで何か感じたと言ったら、もっと早く記憶を取り戻す為に動いていたのかしら)
灰原(今となっては分からないけど......。言わなくて幸運だったのかも知れないわね)
灰原(さて、家の中に入った訳だけど。既視感は無くて、初めて入る家としか感じなかった)
灰原(殆ど、記憶に対する刺激は受けなかった。あの時点では)
灰原(お兄ちゃんにとって刺激のある事は、この後に待ち構えているけどね)クスッ
中断します。
また後程。
皆さんありがとうございます。
遅くなりました、再開します。
灰原(そう、1日が終わりに近づいた時の事だったわね。結局この日は何も起きないまま、寝る時間が近づいた頃......)
阿笠「2人とも、そろそろ寝る準備をしなさい」
灰原「えー、もうー?」
灰原(まだねたくないなあ。お兄ちゃんとあそびたい)
コナン「また明日も遊べるからさ、哀ちゃん」
灰原「うん......」
阿笠「おお、そうじゃ。寝る前にお風呂に入りなさい」
灰原「おふろ?」
コナン「そうだよ。身体をきれいにしないと」
灰原(おふろ......。そうだ!)
灰原「うん、じゃあはいろ!お兄ちゃん!」
コナン「はっ?!」
灰原「おふろ、はいろ?いっしょに」ニコッ
コナン「え、えっと......。そ、それは」
灰原「はいろうよぉ、お兄ちゃん!」ニコッ
灰原(お兄ちゃんとおふろにはいるの、はじめてだもんね)
灰原「はいろうよぉ、お兄ちゃん!」
コナン「あ、あのね?哀ちゃん?」
灰原(お兄ちゃん、なんだかこまってる?)
灰原「やなのぉ?」ウルッ
コナン「いっ?!」ドキッ
灰原「わたし、お兄ちゃんといっしょがいいよぉ」ウルウル
灰原(いっしょにいこうよぉ、お兄ちゃん。いっしょにいてよぉ)
灰原「ねぇ、お兄ちゃん!いこ?」ニコッ
コナン「......わ、わかった」
灰原「やったぁ!」
灰原(まあ、当然彼も躊躇うわよね。我ながら恐ろしい要求をしてしまったモノだわ)
灰原(怖いもの知らずと言うか、何と言うか)
灰原(普段の私なら言えないものね。きっとこんな事......)
灰原()
>>61の一番下のはミスです。
飛ばして下さい。
申し訳ありません。
灰原(だからこそ、私は彼の心に風穴を開けられたのかも知れないけどね)
コナン「じゃ、じゃあ......入ろうか?」
灰原「わーい!」
コナン「いや、前は隠してくれ!」
灰原「えー、なんでぇ?」
灰原(んっ、さむい......。はだかだから)
灰原「お兄ちゃん、さむいよぅ」
コナン「あ、ゴメン!か、体を洗おう」
灰原「うん!わたし、お兄ちゃんあらってあげる!」ニコッ
コナン「え?いや、自分でやるから」
灰原「いーの!わたしがやる!」
灰原(いっつもお兄ちゃんにたすけてもらってるから、おかえしするんだもん!)
コナン「待って!分かった!背中!背中だけ!ね?」
灰原「んー、わかったぁ」ニコッ
灰原(せなか、せなか......)
灰原「じゃあ、いっくよー!」ゴシゴシ
コナン「うん、ありがとう」
灰原(よいしょ、よいしょ......)
灰原「はい、おわり!」
コナン「えっ?!」
灰原「お兄ちゃん、こうたい!」ニコッ
灰原(これですものね。只でさえ動揺してるのに、更に胸がドキドキしたでしょうね)クスッ
中断します。
明日夜更新予定です。
コナン「え、あ、あの......」
灰原(お兄ちゃん?どうしたの?)
灰原「お兄ちゃん?」
コナン「あ、わ、分かったよ。じゃあ、後ろ向いて?」
灰原「はーい!」
灰原(やったぁ!)
灰原(こうして頭や体も洗って貰った訳だけど。1番興奮したのはきっと、この後ね)
ザバーッ
コナン「ふう、気持ち良いな」
灰原(あっつい......。いたいよぅ......)
灰原「んっ......。あっついよぅ」
コナン「ゆっくり入れば大丈夫さ。ゆっくりね」
灰原「うん......」チャポッ
コナン「どう?」
灰原(ほんとだ。だいじょうぶだ)
灰原「うん。だいじょうぶ」ニコッ
灰原(お兄ちゃん、なんでもわかるんだ。すごいなあ)
灰原(おれいいわなきゃ。からだもあらってくれたもん)
灰原「ねぇ、お兄ちゃん?」ギュッ
コナン「ふぇっ?!」ビクッ
灰原「ありがとう。お兄ちゃん。からだあらってくれて」
灰原(それに、いっしょにおふろはいってくれて)
コナン「あ、それは良いけど、ちょっと離れて......」
灰原「なんで?」
灰原(なんでだろ?くすぐったいのかな?)
コナン「あ、いや......」
灰原「でも、お兄ちゃんとこうしてたら、きもちいいよ」ニコッ
コナン「!!!」ビクッ
灰原「あったかくて、きもちいい」ニコッ
灰原(むねのなかも、あったかくてきもちいい......)
コナン「......」
灰原「お兄ちゃん?」
コナン「......」フラッ
バシャーン......
灰原「お兄ちゃんっ?!」
灰原(お兄ちゃん、どうしたの?お兄ちゃんっ!!お兄ちゃんっ!!)
灰原(全く。興奮の余りのぼせてしまうなんて。バカね)クスッ
灰原(無理も無いかしらね。同じ子供の身体とは言え、ああも裸の身体を押し付けられてはね。ウブな彼には耐えられないかも知れないわね)クスッ
中断します。
また後程。
灰原(ま、結果......)
阿笠「......で、見事にのぼせたと」
コナン「......ああ」
灰原「お兄ちゃん、だいじょうぶ?」グスッ
灰原(お兄ちゃん、しんじゃうの?いたいの?くるしいの?やだよぉ)
コナン「だ、大丈夫大丈夫。ちょっと熱くなり過ぎただけだから。冷やせば治るよ」
灰原「ほんとぅ?」グスッ
灰原(ほんとぅ?ほんとぅにだいじょうぶ?)
コナン「ああ、本当さ」
灰原「よかった......」
コナン「さ、歯磨きしといで。僕もすぐ行くから」
灰原「うん」ニコッ
灰原(よかったあ。お兄ちゃん、だいじょうぶそうで。よかったあ......)
灰原(全く。あそこまで我慢しなくても。今でも恥ずかしがりなのは変わらないけどね。いつまでも子供っぽいのが抜けないのね)
灰原(そこが可愛いのだけれど)クスッ
灰原(でも、あの時はそれなりに堪えたのよね。それに......。私なりに彼に負担を掛けている負い目は感じていたの)
灰原(......だから)
コナン「よし、じゃあ寝ようか」
灰原「うんっ」
コナン「今日は疲れたろ?色々見て、歩いて」
灰原(......いろいろ。お兄ちゃんといろいろしたのに。なのに)
灰原(わたし、なんにもできてない。わからない......)
灰原「うん。だいじょうぶ。ねぇ、お兄ちゃん。ごめんね」
コナン「?」
灰原「わたし、なんにもわからなかった。なんにも、おもいだせなかった」
コナン「気にしないで。ゆっくりやれば良いさ」
灰原「うん。お兄ちゃん......」ギュッ
コナン「ん?」
灰原(こんなこといったら、お兄ちゃんおこるかな)
灰原「わたし、おっかないの。わからないこともこわいけど、わかるのもこわい」
コナン「哀ちゃん......」
灰原「ごめんなさい。わがままばっかり」
コナン「大丈夫。お兄ちゃんが側にいるから。哀ちゃんは何も心配しなくて良いさ」
灰原(お兄ちゃん......。お兄ちゃん......っ)
灰原「ありがとう、お兄ちゃん」チュッ
コナン「っ!」ビクッ
灰原(やさしくてあったかいお兄ちゃんが......)
灰原「お兄ちゃん、だいすき」ニコッ
コナン「......うん。さ、寝ようか」
灰原(むー。お兄ちゃんはいってくれないの?)
灰原「......」プクッ
コナン「え?」
灰原「お兄ちゃんは?」
コナン「えっ?」
灰原「お兄ちゃん、わたしのことは?」
灰原(わたしのことは?すきっていってくれないの?)
コナン「だ、大好きだよ」
灰原「ほんとにぃ?どのくらい?」
灰原(ほんとにほんと?)
コナン「と、とっても......」
灰原「とっても?」
コナン「......1番!」
灰原「?」
コナン「い、1番好きだよ!世界で、1番!」
灰原(!!!)
灰原(ほんとに?ほんとにいちばん?)
灰原「ほんとぅ?」ニコッ
コナン「ああ、本当さ!」
灰原(お兄ちゃんがすきって!わたしをいちばんすきって!!)
灰原「うれしいっ」ニコッ
灰原(うれしいうれしい!お兄ちゃんだいすき!)
灰原「ずっと、すきでいてね。お兄ちゃん。わたしも、お兄ちゃんだいすきだから」ニコッ
コナン「うん......。分かった」
灰原(ほんとにずっとずっと、すきでいてね......。わたしも、ずっとずっとだいすきだから......)
中断します。
夜に更新します。
灰原(ずっと、このまんまでいたいなぁ......)
灰原(幸せだったわね。あの時は純粋に)
灰原(何の雑念も無く、目の前の人が好き。そんな気持ちで満たされていたわ)
灰原(あの時の気持ちのままなら、私はどうなっていたのかしら。私が私になる事はあったのかしら)
灰原(あの時のまま、私の心は時を止めたまはまだったかも知れない)
灰原(でも、少しずつ時は動き出す)
灰原(あの子達との交流を、きっかけにして)
灰原(お兄ちゃんから、探偵団の子達を招いて食事をすると聞かされて、私は楽しみに仕度をしていたわね)
灰原「ねぇ、お兄ちゃん!これは?」
コナン「あ、そっちに置いて」
灰原「はーい!」
コナン「嬉しそうだね、哀ちゃん」
灰原「だって、おともだちがくるんでしょ?わたし、おはなししたかったの!」ニコッ
コナン「そっかそっか。もう少しで来るから、お迎えしなきゃね」
灰原「うん!」
灰原(おともだちとあそべるんだ!たくさんおはなししたいなぁ)
ピンポーン
阿笠「お、どうやら来たみたいじゃな」
コナン「良し、迎えに行こう。哀ちゃん」
灰原「う、うん......」
灰原(なんか、どきどきする......)ドキドキ
コナン「ん?」
灰原「だいじょうぶかな、お兄ちゃん......」
コナン「ひょっとして、緊張しちゃった?」
灰原「うん......。わたし、みんなとうまくおはなしできるかな?」モジモジ
灰原(みんな、なかよくしてくれるかな?うまくおはなしできなくて、おこらないかな?)
コナン「大丈夫だよ。みんな優しいし。僕もいるから。さぁ」ギュッ
灰原「う、うん!」
灰原(お兄ちゃんがいれば、だいじょうぶだよね。きっと)
コナン「良し、開けるよ?準備は良い?」
灰原「う、うん!」
ガチャッ
コナン「や、みんな。わざわざありがとう。来てくれて」
元太「おー!コナン!来たぞー!」
光彦「お元気そうで何よりです!」
歩美「......」
コナン「ん?歩美ちゃん?どうしたの?」
歩美「あ、ご、ごめんなさい!こんにちは、コナン君!元気そうで良かった!」
コナン「うん、ありがとう」ニコッ
光彦「あれ?灰原さんは?」
コナン「あ、後ろにいるよ。哀ちゃん?」
灰原「......」モジモジ
光彦「は、灰原さん?」
元太「どうしたんだ?」
歩美「哀ちゃん......?」
灰原「う、う......」
灰原(どうしよう、おなまえわすれちゃった。まえにあったのに。なんていえばいいの......?)
コナン「さ、哀ちゃん。アイサツして」
灰原(あいさつ......)
灰原「......こ、こんにちは」ペコッ
光彦「あ、やっぱりまだ......」
コナン「まあ、そうなんだ。だから、緊張してるのさ」
灰原「......」ギュッ
灰原(うぅ、しゃべれないよ......)
コナン「とにかく、入って。博士も待ってる」
光彦「わ。分かりました。お邪魔します」
元太「腹減ったぜー!」
歩美「......」
灰原「......?」
灰原(どうしたんだろ?)
コナン「どうしたの?歩美ちゃん?」
歩美「う、ううん!何でもないよ!お邪魔しまーす!」
コナン「何だろ?」
灰原「......?」
灰原(なんだか、さみしそう......?)
灰原(歩美ちゃんのあの時の様子は、今も忘れないわ。寂しそうな、戸惑ってるような。そんな様子)
灰原(それは、後々の騒動に繋がっていくのよね......)
灰原(少なくとも、あの日はそんな事は考えもしなかったのだけれど)
灰原(子供らしく、目の前の楽しみに心踊らせていたのだから)
遅くなって申し訳ありません。
再開します。
10/27より、以前お伝えした通り入院致します。
7~10日程を予定しています。
読んで下さっている方々にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。
灰原(あの中の、誰よりもね......)
阿笠「では、乾杯の音頭をコナン君。頼むぞい」
コナン「分かった。みんな、今日はありがとう。この通り元気になったのも、みんなのお陰だよ。本当に感謝してる」ペコッ
コナン「哀ちゃんはまだ、色々思い出せて無い事があるけど、どうかみんなにも協力して欲しい」
灰原(お兄ちゃん、なんだかかっこいいなあ。おとなみたい!)
光彦「もちろんです!」
元太「それより腹減ったぜ!早くしろよコナン!」
歩美「......」
コナン「ハハ、ゴメンゴメン。哀ちゃんからも、何かあるかい?」
灰原(えっ?!ど、どうしよどうしよ......)
灰原(......そうだ!)
灰原「ん、あの、あの......」
灰原「わ、わたし、まだなにもわからないけど......。みんなのこともわからないけど......」
灰原「わたしとなかよくしてほしい、な」ニコッ
灰原(い、いっちゃった。でも、みんなとなかよくしたいもんね)
光彦「灰原さん......」
元太「おー!任せとけ!」
歩美「......」スタスタ
コナン「歩美ちゃん?」
灰原「......?」
灰原(ど、ど、どうしよ。おこったのかな......)
歩美「哀ちゃん。私の事、覚えて無いもんね。病院でも会ったけど、私は吉田歩美。歩美って呼んでね」ニコッ
灰原「あゆみ、ちゃん......?」
歩美「うん。仲良くしてね!」ギュッ
灰原(......!なかよくしてっていってくれた!)
灰原「う、うん!」ニコッ
元太「それなら、俺は小嶋元太。元太で良いぞ!」
光彦「僕は円谷光彦です!み、光彦で良いです!」
灰原「げんた、くん。みつひこ、くん......。ありがとう、よろしくね」ニコッ
灰原(うれしいなぁ、みんななかよくしてっていってくれた!)
元太「おう!」
光彦「こちらこそ!」
コナン「よし!挨拶も終わったし、食べよう!」
一同「おー!」
コナン「じゃ、かんぱーい!」
一同「かんぱーい!」
歩美「哀ちゃん、一緒に食べよ?」
灰原「うん!お兄ちゃんもこっちきて!」グイッ
コナン「えっ?」
灰原(やっぱりお兄ちゃんもいっしょがいいもん!)
灰原「はい、ここ!」ニコッ
コナン「いや、2人は隣同士の方が」
コナン「な、いや、それは......」
光彦「コ、コナン君ズルいですよ!」
元太「そうだぞ!席代われよ!」
コナン「い、いや、だから......」
灰原(なんかおっかない。お兄ちゃんこまってる?)
阿笠「これこれ、やめなさい......」
元太「どけよ、コナン!」
歩美「元太君、やめてよ!」
灰原(お兄ちゃんがいじめられてる!)
灰原「ちょっと、やめてよぅ!お兄ちゃんをいじめないで!」グイッ
光彦「は、灰原さん......」
灰原「もう!お兄ちゃんをいじめたらゆるさないから!」ジロッ
元太「う......」
灰原(わたしのだいじなお兄ちゃんなんだから!いじめさせないもん!)
中断します。
12時頃更新します。
灰原(そして、わたしとずっといるんだもん......)
灰原(あの頃は1番、彼に対する独占欲の強い時だったかも知れない。彼を失う事が、1番怖い事だったのだから)
灰原(だからこそ、同じ空気を纏う歩美ちゃんに惹かれたのかも知れない。無意識に私と同じ空気を感じ取ったからこそ。お兄ちゃんが好きだと言う空気を)
灰原(食事の後の会話に、それは端的に出ていたわね。あの食事は、私の好物を用意したらしいけど美味しい以上の感情が出てくる事は無かった。歩美ちゃんと一緒に食べた、想い出の味と言われたけど、思い出す事は無くて)
灰原(少しがっかりした顔をしていたのを覚えてる。本当に歩美ちゃんは純粋なのだと今になって思うわ)
灰原(その歩美ちゃんとの会話が、次の段階へ進める鍵になっていった。元の私に近づく......)
お体お大事に!
頑張ってください!
>>93
ありがとうございます。
灰原(いえ、或いは遠ざかる。その前触れ......。それは歩美ちゃんの)
「哀ちゃんは歩美の1番のお友達......」
灰原(その言葉から始まった。お兄ちゃん以外に、私が深く胸に刻む人が現れたのだから......)
灰原「ねぇ、あゆみちゃん?」
歩美「何?哀ちゃん?」
灰原(せっかくおはなししてるんだし、いろいろきいてみよう!)
灰原「わたしって、どんなかんじだったの?」
歩美「え?」
灰原「わすれちゃうまえ、わたしはみんなとどうしてたのかなって」
灰原(......みんなとなかよくしてたのかな)
歩美「うーん、仲良しだったよ!皆で遊んだり、キャンプしたり、色んな所行ったり」
灰原(キャンプ?あそび?わたし、みんなといろんなことしてたんだ!)
コナン「毛利蘭きも過ぎ」
コナン「毛利蘭要らねえ」
コナン「早く毛利蘭は消えろよ」
コナン「毛利蘭臭すぎだろ」
灰原「そうなんだぁ......。みんなといろんなとこ、いったんだね。おもいだせないけど......」
歩美「ううん!気にしないで!」
灰原(やさしいなあ、あゆみちゃん......)
灰原「うん、せいかくも、いまとおんなじだったのかなぁ......」
歩美「うーん、ちょっと違ったよ?何て言うか、大人っぽいって言うか、大人しいって言うか」
灰原「おとなっぽい?」
歩美「うん!何でも知ってるし、便りになるし、カッコ良かったよ!」
灰原(そう、なんだ......。わたしとぜんぜんちがうなあ......。そうだ)
灰原「ねぇ、あゆみちゃんはいまのわたしとまえのわたし、どっちがいい?」
歩美「え?それは......」
灰原「いまのわたし、なんにもわからないし。ほんとうはみんな、まえのわたしのほうがいいのかなって」
灰原(きいちゃった......。どうしよう、いまのわたしがきらいっていわれたら......)
歩美「そんな事無いよ!」
灰原「!」
歩美「私、前の哀ちゃんも、今の哀ちゃんも好きだもん!どっちだって、私の大事なお友達だもん!」
灰原「あゆみちゃん......。ありがとう」ニコッ
歩美「うん!」ニコッ
灰原(よかったぁ。すきっていってもらえて)
灰原(嬉しい言葉だったわ。好きと言ってもらえたんですもの。今の私を)
灰原(そこで満足していたら......。そこで止まっていたら、あの質問はしなかったかも知れないわね。歩美ちゃんに対して......)
灰原(もし、あの時点で私の記憶が少しでも戻っていたら。少しでも精神年齢が元に近づいていたら)
灰原(あんなデリカシーの無い事を聞く事は、無かったかも知れない。そう、あんな......)
灰原「ねぇ、あゆみちゃん?」
歩美「ん?なあに?」
灰原「お兄ちゃんは、まえのわたしとなかよしだった?」
歩美「!!」
灰原「お兄ちゃん、まえのわたしのことは、すきだったのかなあ」
歩美「あ、哀ちゃん......」
灰原(戸惑うでしょうね、当然。その上に)
灰原「あゆみちゃんも、すきなの?」
歩美「え?」
灰原「あゆみちゃんも、お兄ちゃんの事、すきなの?」
灰原(なんて事を、聞いてしまうのだから。きっと驚いたし、複雑な気持ちだったでしょうね)
遅くなって申し訳ありません。
今日よりやっと安定して更新して行けそうです。
前作程のペースを取り戻すのは難しそうですが、なるべく休まず更新して行きます。
灰原(何度も自分の気持ちを晒す羽目になってしまったのだから......)
歩美「わ、私は......」
歩美「私も、コナン君の事、大好き......だよ?」
灰原(やっぱり......。おんなじだ)
灰原「......そっか、いっしょだね!」ニコッ
歩美「え?」
灰原「あゆみちゃんもお兄ちゃんの事すきなら、いっしょだね!」ニコッ
灰原(そう、あの時は思ってた。私と彼女の想いは同じなんだって)
灰原(でも......。同じでは無かった)
灰原(あの時点で彼女の想いは、とても深く重い物だったのだから......)
コナン「素晴らしい事件だったぜ!はよ毛利蘭死ね」
コナン「流石に毛利蘭キモスギルwwwwwwwwwwwwww見てて不快なんだよ糞が毛利蘭死ね不正投票のゴリラ毛利蘭死ね」
コナン「なんで付き合ってもいないのに新一の彼女ズラしてるんだよwwwwww」
コナン「キモいストーカー女のクソツノドリル毛利蘭死ね!!!!」
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コナン「素晴らしい事件だったぜ!はよ毛利蘭[ピーーー]」
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コナン「なんで付き合ってもいないのにバーーーローーの彼女ズラしてるんだよwwwwwwwwwwww」
コナン「キモいストーカー女のクソツノドリル毛利蘭[ピーーー]!!!!」
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コナン「キモいストーカー女のクソツノドリル毛利蘭[ピーーー]!!!!」
コナン「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」
歩美「毛利蘭嫌い 毛利蘭キモい 毛利蘭ブサイク 新蘭キモい 新蘭 理性 毛利蘭ブス 消えろ 毛利蘭死ね コ哀最高 毛利蘭のファンは犯罪者」
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このSSまとめへのコメント
毛利蘭きも過ぎワロタWWWWWWWWWWWWW
頑張って
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荒らしはスルーね。
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