【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る4【安価進行】 (1000)

注意書
・舞台は希望ヶ峰学園
・皆さんの安価でキャラが誕生
・基本ルールは原作1と同じ
・展開次第でバッドエンドも
・オリキャラ苦手な人は注意
よろしくお願いします

【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る【安価進行】
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【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る2【安価進行】
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【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る3【安価進行】
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前スレ貼れてなかったら作者が千本ノック

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386936074

通信簿
【超高校級のレスキュー隊員】
御陵書乃(みささぎふみの)
精神・8 (+2)
交友・4 (+2)
身長 165cm
体重 51kg
スキル
勝負師→反論ショーダウン時、精神力一つ消費して相手のウィークポイントをその学級裁判の間一つ消す(一度の反論ショーダウンで一回だけ使用可能)
超直感→人物指名と証拠品提示時、精神力一つ消費して選択肢を三つに絞る
人助け→日常パート時、仲間が怪我をした場合率先して治療をする
幸運→日常パートの様々なコンマ判定で有利に
抜群の集中力→精神力に+2の補整
抜群の発言力→発言力に+2の補整

【超高校級の男装麗人】
神代真琴(かみしろまこと)
精神・9
交友・0
身長 171cm
体重 52kg
スキル 男装の風格→そこらの男よりも顔立ちは整っているので女生徒がよく集まる(女生徒との新密度は上がりやすい)
恥ずかしがりや→一定の新密度になるまでは話しかける際にコンマ判定。失敗すると話しかけることもできずに終わる
ストーカー→新密度を上げすぎると交友力の無さが災いして歪んだ愛情・友情表現をする。さらにクロになりやすくなる

【超高校級の幸運】
声伽学(こえとぎまなぶ)
精神・5
交友・4
身長 171cm
体重 64kg
スキル 幸運→コンマ判定時に補正
平常心→取り乱すことなく状況を見極める心の強さを持つ

【超高校級の探偵】【Dead】
佐倉梢(さくらこずえ)
精神・5
交友・4
身長 162cm
体重 49kg
スキル 見極め→必要のない情報の取捨選択がしやすくなる
気配り上手→仲間の心労を第一に考え、それを和らげることを得意とする

【超高校級の発明家】
首括くくる(くびくくりくくる)
精神・1
交友・1
身長167cm
体重56kg
スキル
発明→アイテム二つを消費して別アイテムに変化させる(コンマ判定あり)
スーパーマッド→発明のためなら手段を選ばないようになる
無気力とやる気→興味のないことにはとことん関心はないが、一度興味を示すとどこまでも追究する

【超高校級の演劇部】
御門ノノ(みかどのの)
精神・5
交友・0
身長148cm
体重40kg
スキル
仮面の演技→本音と嘘を使い分ける達人。その演技は並大抵では見きれない
声帯模写→老若男女様々な声色を使い分けれる
無我→演技していないときは無表情

【超高校級の巫女】
神原陽菜(かんばるはるな)
精神・3
交友・2
身長152cm
体重45kg
スキル
お日様少女→ほわほわとした雰囲気で場を和ますことが可能。ただし効果ないときは邪険にすら扱われる
誠実→常に誠心誠意を尽くして行動する

【超高校級の相撲取り】【Dead】
多和良伍(たわらあつむ)
精神・0
交友・4
身長190cm
体重103kg
スキル
一心不乱→やることを決めたらとにかく目的を達成するまで全力
男気→仲間を助けることを第一に考える

【超高校級の漫画家】【Dead】
神楽栄吉(かぐらえいきち)
精神・4
交友・8
身長177cm
体重69kg
スキル
ポジティブ→常に明るく前向きに物事を考えられる

【超高校級の建築家】
有府修二(ありふしゅうじ)
精神・9
交友・9
身長187cm
体重68kg
スキル
秀才→建築業に必要なのか、勉学はかなりできる
努力家→努力を忘れず常に高みを目指す
リーダーシップ→皆をまとめる力を持つ

【超高校級の剣道家】
撫斬村正(なでぎりむらまさ)
精神・5
交友・5
身長180cm
体重69kg
スキル
終わりの美学→命が尽きる瞬間を常に求め続ける
本性→交友にマイナス補整。精神にプラス補整
殺しの剣→人を痛ぶる目的で剣道家に

【超高校級のプリマドンナ】【Dead】
香澄伊里亜(かすみいりあ)
精神・2
交友・8
身長164cm
体重46kg
スキル
美声→全員の新密度上昇率アップ
ゆるゆる系→ゆるい。小動物系なオーラを持ち、クロ候補次第では被害者になったりならなかったり

【超高校級の司書】【Dead】
涼川氷(すずかわこおり)
精神・2
交友・5
身長166cm
体重47kg
スキル
クーデレ→最初は新密度が上がりにくいが、とあるフラグが成立すると軒並み上がりやすくなる
無表情→御門には劣るが表情が読みにくい

【超高校級のデイトレーダー】【Dead】
花笠千景(かりゅうちかげ)
精神・7
交友・5
身長179cm
体重64kg
スキル
守銭奴→モノクマメダルを入手しやすい
駆け引き→コンマ判定時有利になる

【超高校級の騎手】【Dead】
荒巻凪沙(あらまきなぎさ)
精神・3
交友・3
身長165cm
体重45kg
スキル
俊敏→行動力が高く常に先頭に立ちたがる
勝ち気→どんな人が相手でも強気な態度。悪気はなくても反感を買う場合も

【超高校級のロックスター】【Dead】
玄鐘忌壱郎(くろがねきいちろう)
精神・9
交友・4
身長180cm
体重70kg
スキル
ゲリラライブ→突飛な行動を取りやすい
破天荒→行動に粗が目立つ
音楽家の耳→どんな細かな音でも性格に聞き分ける

スレ立てはとりあえず完了
そして前スレ>>1000よ。その希望は叶えられぬ(断言)

まあ誤字ってるままコピペしてもうた……
ごめんなさい

【コトダマリスト】

コトダマ【モノクマファイル04】GET!
被害者は香澄伊里亜。死体発見場所はプール。
喉元と両手両足の計五ヶ所を包丁で刺されたあと、口と鼻をガムテープで塞がれプールに沈められた模様。
喉元を刺された際に即死しており、そこからの行為はすべて死後に行われたようだ。

コトダマ【今朝の一連の流れ】GET!
朝のモノクマアナウンス後、香澄・撫斬・御陵を除く全員が食堂に集まった。
その少し後に撫斬も食堂に来たが、それでもなお食堂に訪れない香澄と御陵を探すべく声伽は御陵の個室を訪れ他のメンバーは香澄の捜索にあたっていた。

コトダマ【包丁】GET!
プールサイドに置かれていた計五本の包丁。血痕も付着していることから、これが凶器なのは間違いなさそうだ。

コトダマ【今回の死体発見アナウンスのタイミング】GET!
神原、神代、御門が死体を目撃したタイミングで今回の死体発見アナウンスは流れたようだ。

コトダマ【今回の死体発見アナウンス】GET!
今回の死体発見アナウンスに犯人は含まれていないようだ

コトダマ【床の傷跡】GET!
ピアノの下。そこの床に刃物で引っ掻いたような傷跡があった。

コトダマ【くしゃくしゃになった紙】GET!
香澄の胸ポケットに入っていた紙。インクで滲んで何が書いてあったか判別不能。

コトダマ【プールサイドの血痕】GET!
プールサイドにかなりの量の血痕が残っていた。おそらくここで香澄は殺されたと思われる。

コトダマ【神代の証言】GET!
事件前日神代は四階で包丁を探していたが、どの部屋にもなかったとのこと。

コトダマ【消えたガムテープ】GET!
数日前にはあったガムテープが捜査時には消えていた。

コトダマ【女子更衣室の血痕】GET!
出入り口付近に僅かに残された血痕。事件後にここに入った者が付けた物だと思われる。
コトダマ【消えたクロロホルムの瓶】GET!
化学室に保管されていたクロロホルムの瓶が捜査時に消えていたとのこと。

コトダマ【香澄の日記】GET!
事件前日、香澄は何者かに音楽室に呼び出されていたようだ。なお、次のページは何故か意図的に破られていた。

コトダマ【ハンカチ】GET!
プールに放り捨てられていた。薬品を染み込ませたような汚れがある。

これ抜けてた

とりあえずここまで
裁判は明日からかなー……なんか質問あったらどうぞ

あと今回発言力は3からスタートなのでよろしくです


執拗に内臓を欲するアルターエゴとかまさに絶望的

前スレの料理イベントって実際にコロシアイ学園生活の間に起きた出来事?

>>15
「ねぇねぇ皆! 僕に内蔵をちょうだいよぉ!」
こんな感じ?

前スレの料理イベントは希望ヶ峰時代を想定してました
飯買ってきます

【超高校級のレスキュー隊員】
御陵書乃(みささぎふみの)
メンタル→chapter1と2では立て続けのことに豆腐メンタルになりがちだったが、今はそれを乗り越えイケメンな精神の持ち主に
料理の腕前→場合により多少の差はあるものの基本的に凄腕
勝負強さ(現在ポーカーとダーツで判定)→勝つときは完勝するが、当然負けるときは負ける
絵の上手さ→超高校級
歌の上手さ→平均よりは確実に下。壊滅的とまではいかないにしても、素人レベルなのは確実

本編の更新はなさそうなので主人公の現在スペック公開
あとなにか決めるのあるかな……↓5くらいまでで募集しときます。埋めネタやスクールモード時に役立ちそうなので

把握
あと何かありますかね? 個人的には手先の器用さと怪談に対する耐性の女子に必要(なのか?)もあった方がいいと思ったり思わなかったり

コンマ判定できそうなのはコンマ判定した方がいいですかね?
作者が決めるのもいいんですけど、なるべくコンマ判定活用したほうが皆さんも参加できるかなと思うんですが……

とりあえず学力判定
↓2のコンマが高ければ高いほど秀才に
なお本編で比較的頭がいい描写をしてるので補整でボーナス+50

なお涼川は御陵より必然的に秀才になります

ボーナス込みで106
これは……前の学校で常にトップ十位以内には入ってるレベルと認定します
涼川は五位以内。有府は一位か二位を行ったり来たりってところかな……

↓2で手先の器用さ判定
ボーナスはなし。せめてマフラー作れるレベルにはなっておくれ

手先の器用さ
ちょいと普通よりは下手だけどまあ一般人レベル
手編みのマフラー・手袋は時間かけて完成できるってところかな


↓2で怪談に対する耐性判定
高ければ高いほど動じませんが低ければ低いほど怖がりに
イケメンな精神補整でボーナス+20
まあ怖がりでも女の子らしくていいと思うよ(適当)

怪談に対する耐性
女子としては高い方だけど、よほどレベルの高い怪談には弱い
あとは不意打ちの雷とかも少し驚きそう

あれ? なんか可愛く見えてきた……

とりあえずこんなもんです
質問あったらどうぞ

少し書き溜めたけど今人いますかね……

このメンバーたちの学力に順位をつけるとしたらどんな感じ?

>>36
有府→涼川→御陵→首括=花笠→撫斬→佐倉=神代→声伽→御門→香澄→荒巻→神原→神楽→玄鐘→多和良
かな?

とりあえず最初のとこまで投下

学級裁判! 開廷!!

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めます!」

モノクマ「学級裁判の結果はお前らの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおきですが……」

モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロ以外がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが、晴れて卒業となりまーす!」

御門「さて……何から始めよっか?」

撫斬「そんなものは考えるまでもない」

頭から撫斬がそう断言した。

撫斬「事件発生時に姿を見せず……あまつさえ凶器の出所である音楽室に何故かいた御陵書乃」

撫斬「間違いない、この女が犯人だ」

神代「なっ……!?」

御陵「ま、待ってよ! そんなもの認めるわけにはいかない! だって私は犯人じゃないんだ!」

撫斬「見苦しいぞ御陵。観念しろ」

私の中では間違いなく怪しいのは撫斬。
なのに、状況は最悪。いろんな証拠が私を犯人と言っている気がしてならない。
くっ……ここまで不利な裁判は初めてだよ……おかげていきなりピンチじゃないか!

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・神代の証言
・くしゃくしゃになった紙
・モノクマファイル04

神原「御陵さんが香澄さんを殺したなんて……」

神原「【そんなの考えられません!】」

撫斬「声伽、一応聞くが【御陵が音楽室にいたのは間違いないんだろう?】」

声伽「……そうだね。間違いないよ」

首括「それがどうしたというんだ?」

撫斬「【事件発生時に姿を見せず……】」

撫斬「あまつさえ【凶器の出所である音楽室】にいた……」

撫斬「怪しむには充分な理由だと思わないか?」


↓2
論破どうぞ

正解!

御陵「それは違うね」break!

御陵「待ってよ。凶器の包丁が音楽室にあったってなんで言い切れるのさ」

撫斬「あそこにあったピアノの下……そこに刃物で引っ掻いたような傷跡があった」

撫斬「音楽室にそんな傷跡を付けれるような物はない……」

撫斬「それなら、そこに包丁があったと思うのが自然だろう?」

御陵「でも、事件前日に神代さんが四階で包丁を探してたんだけど見つけれなかったらしいんだ……そうだよね、神代さん?」

神代「そ、そうだ……確かに事件前日のときには包丁は四階には無かった」

撫斬「そんなもの……そこの女が嘘をついてる可能性もあるだろう」

神代「んなっ……!?」

撫斬「で、なくてもだ。人間の証言と物理的証拠、どちらを信じるかなど考えるまでもないとは思わないか?」

有府「待てよ。そもそもあの包丁は厨房の物だろ?」

御門「ノノが毒を盛られて……そのときの騒動で盗まれたんだっけ」

声伽「つまりあの宝探しゲームのときに盗まれたってことだね」

待てよ……それなら私には包丁を持ち出すことはできないはず……!

↓2
1自分が解毒剤を見つけたから
2自分は神代と二人で行動していたから
3自分は四階を担当していたから

不正解!

撫斬「お前が四階を担当してたのは知っている……だが、それがなんだと言うのだ?」

撫斬「解毒剤を探すふりをして一人で寄宿舎に来た可能性も考えられるはずだ」

しまった……間違えたみたいだ……!

発言力
3→2

↓2
再安価

風呂る

御陵「でも、私はあのとき神代さんと二人で行動してたんだよ?」

声伽「共犯関係が基本的に成り立たない以上、その中で二人がグルになる可能性はないだろうね」

撫斬「……なるほどな。そういう見方もあるか」

そうしてつまらなさそうに吐き捨てる撫斬。

御門「ねー、それよりも事件の話に戻ろうよ」

有府「そうだな……そもそも、今回のモノクマファイルはあまり役に立ってない。今まで以上に議論を重ねる必要がありそうだぞ」

モノクマ「ちょっと! それどういう意味さ!」

首括「そんなものは自分の胸に聞いてみろ。今回のモノクマファイルは明らかに手抜きだろう。重要なことが書いてないんだからな」

今回のモノクマファイルに書いてない重要なこと? それって……。


↓2
1被害者の名前
2死亡推定時刻
3死因

正解!

御陵「それって……死亡推定時刻のことだよね?」

首括「そのとおり。今まで明記されていた死亡推定時刻が今回に限り明記されていないんだ」

モノクマ「そんなもん自分達で考えろよ! いつまでもゆとりに甘えるな!」

言い方は勘に触るが、この際気にしてはいられない。
とにかく次に議論すべきなのは香澄ちゃんの死亡推定時刻ということか……。

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・香澄の日記
・消えたガムテープ
・床の傷跡

有府「香澄のやつがいつ殺された、か……」

声伽「僕は【午後3時】に彼女と最後に話したよ」

神原「わ、私は【午後7時頃】ですかねぇ……」

御門「ノノは【夜時間の少し前】に見かけたなぁ……」

神原「えーっと、そうなると死亡推定時刻は……?」

首括「話を聞いていたのかお前は……」

首括「つまり香澄は【夜時間前から僕らが死体を発見する間】に殺されたことになる」

声伽「そう考えると結構時間の幅は大きいね……」


↓2
論破どうぞ

あい、じゃあ今回はここまでです
今回も声伽君活躍するんでよろしくですよ

あと本編には関係ないですがこちらのスレのネタ? を別スレに書き込むのはお止めくださいね
それが原因でそのスレの空気が悪くなってはスレ主としてもいたたまれないので

それでは上記のことも踏まえこれからもよろしくです
質問意見感想は引き続き歓迎ですので

御門撫斬首括の爆弾は最短で解除しようとしたらどの時点で解除できてたんですか?
今更だからこそ気になってしまう…

Chapter3裁判後に香澄が訪ねてきたらどうなってた?
乙でした……
Chapter2裁判後に御門がきた場合も

>>65
御門の爆弾解除はchapter3から可能でしたし、首括や撫斬に至ってはchapter1から解除する方法はありました
今となっては過去の話ですがね……

>>66
これといって本筋は変わりません
ただ香澄や御門のフラグがわかりやすく描写される予定でした

正解!

御陵「それは違うね」break!

御陵「いや、少なくとも香澄ちゃんは今朝はまだ生きていたよ」

首括「なに……?」

御陵「彼女の部屋にあった日記を調べたら、今朝彼女は音楽室に呼ばれていたみたいなんだ。相手の名前とその時間まではわからなかったけど……」

神原「な、なら香澄さんは音楽室で殺されたんですか……?」

声伽「いや、それはないよ」

と、ここで声伽が口を挟む。

声伽「僕はあれから音楽室を捜査したけど……血痕はどこにもなかった」

声伽「さっき撫斬クンの言ってた引っ掻いたような傷跡は見つけたけどね」

有府「なら香澄は一度音楽室に呼び出された後で、犯人とプールに行ったってわけか?」

撫斬「そうなると、ますますお前が怪しく思えてくるな御陵」

御陵「……なんでさ」

撫斬「お前と香澄はそれなりに親しい間柄のはずだ。そんなお前が相手なら香澄も無警戒でほいほい付いていっても不思議はあるまい?」

御陵「なっ……!?」

その物言いに言葉を失っていると、代わりにある人が口を挟んでくれた。

首括「はっ、それはありえんな」

撫斬「なに……?」

撫斬にとっては予想外だったろう。
かくいう私自身も予想外だった。
まさか首括がこの場面で口を挟んでくるとは。

撫斬「どういう意味だ」

首括「そのままの意味だが? この女には人を助ける技量はあっても人を殺す技量はない。香澄をプールまで連れていくことはできても、そこで香澄を殺すなどありえん」

首括「……そもそも、音楽室に香澄を呼び出した犯人はただプールに香澄を連れていったんじゃない。ある物を使ったんだ」

そうか……首括はあれのことを言ってるのか……!


閃きアナグラム

ろ た す せ く わ ん ろ お み ほ ほ る ふ む き

↓2
閃いてください
なおここの閃きアナグラムはダミーの言葉も雑ざってますので油断なさらず

正解!

御陵「そうかわかったよ」complete!

御陵「そうか……香澄ちゃんはクロロホルムで眠らされ、そのあとでプールに運ばされたんだよ!」

神原「クロロホルムですかぁ!?」

有府「確かに香澄だったらクロロホルム一つで簡単に眠りそうだけどよぉ……」

撫斬「いきなりそんなことを言われても現実味がないな……」

撫斬「何か証拠はあるのか?」

香澄ちゃんが薬で眠らされたっていうことを示す証拠……それはあれだ!


↓2
コトダマを提示しろ!

飯食ってきます

正解!

これとあともう一つ……!

↓2
コトダマを提示しろ!

正解!

御陵「まずこのハンカチを見て。これには何かの薬品が染み込んだ跡があるんだよ」

声伽「それは……プールにあったやつだね?」

御陵「うん。あと首括の話からすると、化学室にあったはずのクロロホルムの瓶が一つ消えてるみたいなんだ」

神原「ってことは……!」

首括「犯人は化学室でクロロホルムの瓶を盗み、それを使って今朝香澄を音楽室で眠らせてプールに運んだんだ」

そうだ。それは間違いないはず……。

撫斬「ふふ……なるほどな、そうなると犯人は間違いなく女どもの中にいるようだ」

有府「な、なんでそうなんだよ!?」

撫斬「簡単な話だ。女子更衣室の中に致命的な証拠を見つけただけのこと」

撫斬「女子更衣室の入り口付近に真新しい血痕を見つけた……おそらく事件前後、犯人が付けたものだろう」

撫斬「そして忘れたわけではないよな? 女子更衣室の中に入れるのも女子だけということを」

首括「……確かに、校則で生徒手帳の貸与を禁止されてる以上その血痕を付けれるのは女子だけだな」

御門「ちょ……それって……」

撫斬「ああそうだ。お前たち女子の誰かが香澄を滅多刺しにしたんだ」

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・神代の証言
・包丁
・今回の死体発見アナウンス


神代「私たちの【誰かが犯人】だなんて……」

神原「そんなわけありませんよぉ!」

撫斬「何故ありえない?」

有府「でも確かにな……」

有府「【撫斬の言う証拠があるのは確か】だし……」

撫斬「ふっ……そういうことだ」

撫斬「つまりお前たちの『誰かが犯人』ということになる!」

御門「……何か、何か『見落としてること』があるはず……!」


↓2
論破、同意、いずれかお願いします

正解!

御陵「それは違うね」break!

御陵「いや、撫斬の証拠は不十分だよ」

有府「なに……?」

撫斬「……そうか。理由を言ってみろ」

驚く有府と反対にあくまで冷静な撫斬。

御陵「まず、今回の死体発見アナウンスなんだけどね。神原さん、神代さん、ノノちゃんが死体を発見したときに流されたみたいなんだよ」

有府「それは俺も知ってるけど……」

御陵「そして今回の死体発見者に犯人は含まれていない……これはモノクマから聞いたことだよ」

御陵「間違いないよね、モノクマ?」

モノクマ「あー……そういうことに使っちゃいますか……」

モノクマ「うん、何も間違いないけどさ……」

首括「なるほど……そうなると少なくとも今名前の挙がった三人は犯人じゃないわけか」

御陵「そう。少なくとも神原さんたちは犯人じゃ--」

撫斬「だからなんだと言うのだ?」

不意に、そんな声がした。
その声の主は撫斬。見据える先は私だけ。

撫斬「わかっているのだろうな? それはつまり……」

撫斬「『あの血痕は私が付けました』と言ってるようなものだぞ」

御陵「っ……!?」

しまった……皆の無実を証明しようとしていたら、さらに不利になってしまった。

首括「おい……お前、本当なのか……!?」

首括が明らかに怒りを露にして私を睨む。
くっ……なにか、何か反論しないと……!!

↓2
1コトダマを提示する(その場合は提示するコトダマも)
2反論できない……!



…………ダメだ……この場を切り返す証拠も証言も、何もない……。

首括「……おい、御陵。お前……!」

御門「書乃お姉ちゃん……?」

首括とノノちゃんが私を見つめる。
片方は怒りの視線で。
もう片方は動揺の視線で。

撫斬「決まりだな……」

ぽつりと撫斬が呟く。
反論する術はない。私は皆を助けようとするあまり、肝心の自己がおろそかになっていた。

撫斬「反論ができないのなら仕方ないな。おいモノクマ、投票タイムを--」

誰も口を開かないまま、静かに撫斬がこの裁判を終わらせようとする。



声伽「それは違うよ」


と、不意に声伽がそう言い切った。
その言葉に私たちは声伽の方を見る。

撫斬「なに……?」

撫斬「何が違うと言うんだ? 他の女どもが容疑者から外れた今、犯人は御陵だと思うがな」

声伽「君こそ何を言ってるのかな? あの三人が容疑者から外れたからといって、御陵さんを犯人だと決めつけるのは早計だよ。だってボクら男子の無実は証明されてないんだから」

有府「で、でもよぉ……女子更衣室の中に血痕があったんなら、犯人は血濡れの体で女子更衣室を通ったんだよな……?」

首括「校則で生徒手帳の貸し借りを禁止されている以上……そう考えるのが妥当だろうな」

有府、首括がそう言うが声伽の余裕は揺らがない。

声伽「今回の犯人はその校則の穴を利用したんだよ」

神代「どういう意味だ……?」

モノクマ「こらー! まるでボクが無能みたいな言い方はやめなさい!」

声伽「まるでもなにも、今回に限っては無能だと思うよ? だって、もしその校則が完璧なものなら……」

言いながら声伽はポケットから一つの電子生徒手帳を取り出す。

声伽「こうしてボクが女の子の生徒手帳を持ってるわけないもんね」

その生徒手帳にははっきりと【涼川氷】と表示されていた。

御門「そ、それはっ……!?」

声伽「見ての通り、涼川さんの電子生徒手帳だよ」

神原「え? で、でも電子生徒手帳は貸し借りが禁止なんじゃ……?」

声伽「だから、それが穴なんだよ」

声伽「よく校則を見返してみてよ。そうすればわかるはずだよ……」

…………そうか! 声伽の言いたいことがわかったぞ……!
つまりこの校則で禁止されてるのは……

↓2
1生徒手帳を借りること
2生徒手帳を貸すこと
3生徒手帳の貸し借り

今回コトダマ少ないので議論や反論ショーダウンが出番なさそうです
声伽君の活躍で勘弁してください……

正解!

御陵「そうか! この校則では生徒手帳を貸すことが禁止されてるんだ!」

撫斬「なっ……」

声伽「そういうことだね。生徒手帳の貸与禁止と書かれてるだけだから、借りることは禁止されてないんだよ」

声伽「ま、どうせこういう事件が起きるためにわざわざそんな書き方をしたんだろうけどね」

モノクマ「あっ! バレちゃった!?」

神原「でもそれなら貸した人が校則違反になるんじゃ……?」

首括「……死人の生徒手帳をいくら借りようが、相手が死人の以上校則違反で罰しようがない。そういうことだな?」

有府「だから声伽は今もピンピンしてるわけか!」

声伽「こんな回りくどい書き方をするあたり、少し賭けの部分もあったけど……」

声伽「ボクの運の良さが幸いだったかな?」

と、声伽はははっと笑ってみせた。

声伽「ちなみに今まで死んだ人たちの生徒手帳は玄関ホールに保管されてたよ。持ち出そうと思えば誰にでも持ち出せたみたいだね」


コトダマ【校則の穴】GET!
生徒手帳を借りることは禁止されてなく、あくまで貸与が禁止なだけ

コトダマ【犠牲者の生徒手帳】GET!
今まで犠牲になった人たちの生徒手帳は玄関ホールに保管されていたようだ。


有府「な、なら犯人はそこから死んでった奴等の生徒手帳を借りてったんだな!?」

声伽「いや、それはなさそうだよ」

御門「え……?」

その言葉にノノちゃんが小さく声を出す。

声伽「ボクは捜査開始直後に玄関ホールを確認してるんだけど、生徒手帳は人数分きちんとあったんだ。おそらく犯人は香澄さんを殺害後玄関ホールには立ち寄ってないから、そこから生徒手帳を借りていったとは考えられない」

声伽「香澄さんがあそこまで出血していたら、犯人も少なからず返り血を浴びるはず。そうなれば生徒手帳にだって血は付着するだろうしね」

御陵「な、なら犯人は誰の生徒手帳を使って女子更衣室の中を通ったの……!?」

声伽「そんなの、御陵さんならわかると思うけどな」

声伽「今までの話の流れを思い出してよ。そうすればわかるはずだから」

今までの話の流れ……?
それを思い出せば、犯人が誰の生徒手帳を使ったのかがわかるって……?


犯人は誰の生徒手帳を使った?
↓2
怪しい人物を指名しろ!

正解!

御陵「そうか! 犯人は香澄ちゃんの生徒手帳を使ったんだよ!」

首括「殺した相手の生徒手帳をか……!?」

御陵「それなら玄関ホールから女子の生徒手帳を借りる必要もない!」

声伽「そういえば捜査のとき、彼女の服の中には生徒手帳が見当たらなかった……」

声伽「つまり犯人が殺害後に持ち去ったとみて間違いないね」

そうか……その方法があったのか……。

神原「え、えっと……今までの議論でわかったことを誰かまとめてくれませんかね……?」

首括「……犯人は今朝、香澄を音楽室に呼び、そこでクロロホルムで眠らせてプールに運ぶ」

首括「そしてそのあとで香澄を殺害。ガムテープで身動きを封じたあとでプールに沈め、香澄の生徒手帳を使って女子更衣室を通ったんだ」

神原さんの言葉に首括が実に端的に口にする。

撫斬「……ならば先程も少し話に出た、返り血の件はどうなる? あそこまでの出血なら、犯人も少なからず返り血を浴びるはずなんだろう?」

声伽「そんなもの……倉庫にあったあれを使ったんだよ」

倉庫にあったあれ? それってもしかして……!


閃きアナグラム
じ が ゃ む ー て じ ー ぷ ぇ な

↓2
閃いてください

不正解!

声伽「……あのね、御陵さん。ガムテープで返り血をどう処理するのさ」

しまった……間違えたみたいだ……! もっと言うなら声伽の目が優しくてなんだか辛い……!!

発言力
2→1

↓2
再安価。閃いてください

正解!

御陵「倉庫のジャージ……犯人はあれを使ったんだね?」

声伽「そういうこと。ちなみに御陵さんは捜査のときにジャージを着てたみたいだけど、あれはどうしたの?」

御陵「……捜査のときに初めて手にしたんだよ」

声伽「なるほど。それなら御陵さんに犯行は難しそうだね」

実にあっさりと、声伽はそんなことを言ってみせた。

声伽「そもそも、彼女が犯人なら香澄さんの生徒手帳を盗む必要もないし……どうやら撫斬クンの言っていた女子更衣室の血痕は犯人がわざと女の子に容疑が向くように仕向けたものみたいだね」

有府「なら犯人は……!」

首括「僕か声伽か有府か撫斬か……」

首括「男子の中の誰か、ということだな?」

声伽「そういうことだね」

撫斬「…………」

これで私の無実はある程度証明された。
でも、そんな私の安堵とは裏腹に男子の四人がそれぞれ疑惑の視線を交わす。

声伽が。
有府が。
首括が。
撫斬が。

そんな疑惑の視線を交わしたまま、学級裁判は続く……。

学級裁判 中断!!

【トガミげきじょう】

十神「…………実に中途半端なタイミングで終わったな」

十神「今回は今までの裁判とは流れが大幅に異なったが、どうだった? 声伽の場面で皆が騒いだのにはさすがの俺も動揺したが」

十神「さて、毎度おなじみの質問コーナーだ。意見感想等質問じゃなくてもどんどん書き込んでくれ。可能なものには答えよう」

十神「……もっとも、作者はfateのゲームをしていて時間はかかりそうだがな」

声伽かっこよかった。
ちなみにFateはどのゲームやってます?


声伽が活躍したらもう負ける気はしない
撫斬か有府かな
流石に首括はないと信じる



なんだかんだで声伽は魅力的
幸運枠という唯一の一般人である中、驚くほど多才な御陵さんに嫉視の一つ向けることなく信頼を寄せてくれる良い子
ここのキャラ達みんな好きだよ

今回の裁判は本命で撫斬、大穴で有府かな
有府がクロってのはあんまり考えたくないけど

>>122
十神「先日やっと買ったvitaのステイナイトをやっている。作者は桜ファンだから、ずっと前から買いたかったそうだ」

>>123
十神「貴様は声伽を過大評価しすぎだ……だがまぁ、奴の活躍には目を見張るものがあるな」

>>124
十神「序盤で空気だな幸運枠ww と言われてたのが嘘のようだ」

すぐ終わりそうだけど後半戦再開してもよろし?

再開だべ!

学級裁判 再開!!

有府「さて……犯人が男の誰かっつーのはわかったけど……」

首括「皆目見当がつかないな。香澄を音楽室に呼び出すのも、クロロホルムの瓶を盗み出すのも、誰にでもできることだ」

撫斬「困ったな……俺たちの誰にでも犯行が可能みたいだぞ?」

声伽「そうだね……御陵さんの無実は証明されたけど、犯人を追い詰める決定打には欠ける。まだ議論を重ねていく必要があるみたいだよ」

そうだ。まだ犯人を追い詰める証拠は何も見つかっていない。
早くその証拠を見つけないと、私たちはまとめて処刑されるだけ……!

撫斬「……とはいえ、この状況はお前には喜ばしいところじゃないのか? 御門ノノ」

御門「えっ……?」

不意に、撫斬がノノちゃんに問いかける。

撫斬「何を驚いている? あれだけ心中心中と騒いでいたくせに」

御門「……ノノはもう、そんなことどうでもいいから」

撫斬「なに?」

その言葉は完全に予想外だったのか、撫斬がこれまでで一番わかりやすく表情を変えた。

御門「書乃お姉ちゃんと話して、それでようやく気付けたんだよ。そんなのは間違ってるって」

御門「死ぬなんてことを自分からするのは間違ってる。命を捨てるのなんておかしいってね」

自分の胸に手を当て、穏やかな微笑を浮かべてそう言ってくれるノノちゃん。
……そっか。口ではまだ聞いてなかったけど、そう思ってくれてたんだ……。

首括「はっ……まさか御陵の口車に乗せられたバカがここにもいたとはな」

首括「……かくいう僕もその一人なんだがな。やれやれ、これだから人助けが趣味の物好きは苦手なんだ」

さらにそこに首括が加わる。

神原「首括さん……!」

首括「……付け加えて言うならそういう眼を向けられるのも苦手だ」

無垢な瞳を向けてくる神原さんに疲れたように息を吐く首括。
それはもう私から見ても微笑ましく、笑みが溢れてしまう。

撫斬「貴様ら……!」

そんな二人の様子が気にくわなかったのか、撫斬は二人に怒りを露にする。

モノクマ「ちょっとちょっと! そういう青臭い話はやめてよね!」

モノクマ「そんな話をする暇があるなら議論を再開させてよ!」

声伽「…………そうだね。モノクマの言うとおりだ」

声伽「それじゃあまずは事件を振り返るとしようか。些細なことでもいいから、気がついたことがあったらどんどん口を挟んでよ」

神代「……わかった」

事件を振り返るのはいいけど……そこから何かわかるのか……?

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・包丁
・校則の穴
・犠牲者の生徒手帳

声伽「それじゃあまずは事件を振り返るとしようか」

有府「えーっと……まず今朝香澄のやつは【音楽室に呼ばれてた】んだよな?」

撫斬「犯人に【メモ用紙で呼び出され】、ノコノコとそこに向かったんだったな」

神代「そこで犯人は【香澄さんをクロロホルムで眠らせて……】」

神代「【プールまで運んだんだったな】」

首括「そこで犯人は香澄を殺し、【香澄の生徒手帳を使って女子更衣室を通り外に出る】」

神原「……おおまかにはこれくらいですか?」

声伽「まあ、そうだね」

神代「でも、これに何か意味があるのか?」

神代「【不自然な点】なんてどこにも……」

↓2
論破どうぞ

飯で離脱

正解!

御陵「それは違うね」break!

御陵「撫斬……ボロが出たね」

撫斬「なに……?」

声伽「そうだね……普段の撫斬クンならこんなボロは出さなかっただろうけど、よほど今の二人の言葉が効果的だったんだろうね」

御門「? それってどういう……」

御陵「思い出してみてよ。確かに私は香澄ちゃんが音楽室に呼び出されたことは言ったけど……」

声伽「その手段までは言ってなかったんだよ」

撫斬「っ……!?」

撫斬の顔が揺らぐ。

御陵「撫斬……教えてよ。なんで撫斬は香澄ちゃんがメモ用紙で呼び出されたなんて言い切れたの?」

撫斬「…………ふざけるな……!」反論!

その殺意すら込められてそうな視線を向けてくる撫斬。
怯んじゃダメだ。何も心配することはない。
嘘っていうのはつけばつくほど深みに嵌まるもの。なら何も心配する必要はない……!!

【反論ショーダウン 開始!】
コトダマ
・くしゃくしゃになった紙
・包丁
・消えたガムテープ

撫斬「【奴がメモ用紙で呼び出された】ことなど……あいつの死体を調べれば一目瞭然のはずだ!」

撫斬「なにしろあいつの【服の中にはそのメモ用紙が入っていた……】」

撫斬「それさえ見ればあいつがメモ用紙で呼び出されたことは……」

撫斬「【確定のはず!!】」

↓3まで
全員正解、もしくは正解者のコンマ合計180以上で論破

正解!

御陵「その言葉、斬らせてもらうね」break!

御陵「撫斬……それって、この紙のことだよね?」

そうして私はあのくしゃくしゃになった紙を取り出す。

有府「それは……」

首括「見事に水分を含んでくしゃくしゃになっているな。一目見ただけで呼び出しのメモ用紙とは思えまい」

御陵「そういうこと。……これが嘘の代償なんだよ。つけばつくほど深みに嵌まる」

御陵「どう? 他に反論があるなら聞くけど」

撫斬「…………」

撫斬は黙ったまま動かない。
決まりか、と確信すると……不意に撫斬は変化を見せた。




撫斬「あはははははははははははははははははははは!!」

神代「なっ……!?」

御門「……なに笑ってるの?」

ノノちゃんの言う通り、撫斬は笑っていた。
子供のように、心底愉しそうに。

撫斬「そんなものは決まっている! 愉快だからだ! だってそうだろう!? あれだけ追い求めた死の輝きを自分が体感できるなんて! これを笑わずにいられるか!!」

有府「認めるのか? お前が犯人だって……」

撫斬「そうだ! 俺が香澄伊里亜を殺した! 肉に刃を突き立てるあの感触は今でも忘れない……!」

神原「っ……!」

撫斬「さあモノクマ! 投票タイムだ! 予定から大きく外れはしたがこれもまた一興!」

そうして言葉を出せない私たちを無視してモノクマにそう促す撫斬。

モノクマ「あー……うん。そうだね、皆の異議がないなら投票タイムに入るよ」

撫斬「そんなものは無いに決まっている! さあお前ら! しっかりと俺に投票しろ! お前らの手で俺を死の淵へと突き落とせ!!」

そして言葉を発することができない私たちを見てモノクマは高らかに宣言する。

モノクマ「じゃあわかりました! 今回香澄伊里亜さんを殺したのは誰なのか! 投票をお願いしまーす!!」

そうして裁判場に響くのはモノクマの場違いなほどに陽気な声と、


撫斬「あはははははははははははははははははははは!!」

撫斬の狂ったような笑い声だけだった。



モノクマ「えー……大正解です。今回超高校級のプリマドンナ、香澄伊里亜さんを殺したのは……」

モノクマ「超高校級の剣道家、撫斬村正クンでしたー!!」ヒャッホイ

裁判が終わった。
私たちの投票は見事正解したのだ。

撫斬「あはははははははははははははははははははは!!」

……その犯人は今もなお笑っていたが。

有府「くっ……こんなのって……!」

有府が悔しげに唇を噛み締める。
今まで散々撫斬を異常者扱いしてきた私たちだけど、やはり心のどこかで撫斬に『人間らしさ』を求めていたのかもしれない。
だから、今この場面で撫斬が涙を流し謝罪の意を示してくれればまだよかった。なのに……!

撫斬「おいおい、どうしたんだ? まさか俺に罪悪感でも抱いているのか?」

撫斬「やめてくれ。むしろこっちは感謝してるくらいなんだ」

首括「……どういう意味だ」

その問いに撫斬はにたりと笑みを浮かべる。

撫斬「人間なんてな、所詮は死ぬその瞬間でしか価値を示せない生き物なんだ」

撫斬「生きてる間なんてその瞬間をより輝かせるための準備期間、いわば助走にしかすぎん」

撫斬「そうして長い長い助走を経て……死の瞬間、人間は空高く跳ぶ。走り高跳びのようにな」

撫斬「その瞬間にお前らは導いてくれたんだ! 感謝するのが筋ってものだろう!?」

狂っている。
歪んでいる。
撫斬村正の持論は、御陵書乃の持論とは相容れない。それは初めから気づいていたはず。
それなのになんで私はこんなにも胸を痛ませている? わからない。わかりたくもない。


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1ごめん、と謝る(その場合その後に続く御陵の台詞もお願いします)
2何も声をかけられず、押し黙る

……ダメだ。何も言えない。
私は撫斬に立ち向かうのを怖がっていた。
初めから『この男とは相容れない』と決めつけ、逃げていた。
そんな女がここで何を言っても……効果は、ない。

撫斬「さあ……無駄話はここまでだ。もう俺とお前たちの間で交わす言葉なんてない」

撫斬「さあモノクマ! 始めろ! 俺の命をお前の手腕で輝かせてくれ!」

御陵「っ……!!」

その躊躇がまずかった。
撫斬がモノクマにそう促し、モノクマもそれに対応する。

モノクマ「あいあい……それじゃあ始めるとしますか……」

モノクマ「超高校級の剣道家である撫斬村正クンのために……」

御陵「待って……!」

もう、遅い。私の言葉なんてモノクマにはもちろん、撫斬にも届かない。

モノクマ「……スペシャルなおしおきを用意しました!!」

撫斬「ひゃははははははははははは!!」


ピコンッ☆
ナデギリくんが クロにきまりました
おしおきを かいしします



【超高校級の剣道家 撫斬村正公開処刑】

【命の煌めき 紅い大地の上で】

場所は見晴らしの良い草原。
そこの中心には撫斬がいて、周りにはモノクマが何体もいた。
そしてお互いに真剣を持つ。

どちらからというわけでもなく、動く。
モノクマが真剣を縦に振るう。それを弾く撫斬。
モノクマが真剣を横に払う。それをまたも弾く撫斬。

力量は間違いなく撫斬が勝っていた。
ただ、数が多すぎる。
やがて撫斬は数に耐えきれず一太刀、一太刀と体を斬られていき……。




撫斬を取り囲んでいたモノクマが立ち去る。
そこに残されたのは首と両手両足を真剣によって貫かれ、その刃は地面にまで貫通していた……撫斬だけだった。
奇しくも自らが殺した相手と酷似した死に方になった撫斬。
ただその瞳は今までで一番輝いているようにも見えた……。



モノクマ「エクストリーム!! アドレナリンが染み渡りますなぁ!!」

これで四度目の公開処刑。
何度見ても慣れることのないそれは、私たちに強烈な嫌悪感だけを植え付けた。

神原「うっ……うぅ……!!」

有府「んのやろうがぁ……!!」

撫斬は自分の欲のために香澄ちゃんを殺した。それは疑う余地もない事実。
でも--撫斬も確かに、私たちの仲間だったのだ。

モノクマ「ねぇねぇ! 見てよあの撫斬クンの眼! すっごい輝いているように見えない!?」

モノクマ「うぷぷ……皮肉だよねぇ。あれだけ皆を助けるんだーって息巻いてた御陵さんがいたのにも関わらず、彼は最期まで死の瞬間でしか輝けなかったんだからさ!」

御陵「っ……!!」

そうだ。もし私が撫斬とちゃんと向き合っていたら。
少なくとも、こうなってたとしてももっとマシな結末になってたんじゃないのか……?

自責の念に駆られる私とそれを嘲笑うモノクマ。
その間に誰かが割って入った。

首括「……くだらんな」

それは首括だった。

モノクマ「何がくだらないのさ?」

首括「お前のその言い分がだ。確かにこいつは撫斬に対して何もできなかったかもしれん。だが……」

首括「それは僕たちも同じだ。あいつを変えられなかったのは御陵だけでなく僕たち全員の責任だ」

モノクマ「むっ……!」

首括「御陵もだ。いつまでそんな間抜け面をしている」

首括「自分が完璧だなんて思うな。僕や御門を変えられたからといって、撫斬を変えられなかったことを責めるな」

首括「所詮お前はただの人間なんだからな」

モノクマと相対するように立っているので、首括の背中しかこちらからは見えない。
でも、その背中がやけに私には眩しく見えた。

御門「ていうかさ、モノクマからしたらこれってあんまり喜ばしくない状況じゃない?」

今度はノノちゃんだ。
ノノちゃんはクスクスと笑いつつ、モノクマを見る。

モノクマ「な、なにがだよ……?」

御門「だって書乃お姉ちゃんのおかげでノノたち、あっという間に仲良しさんだよ?」

御門「そんな中で殺し合いなんて本当に起きるのかなぁ……?」

少女の眼から一転して、鋭い眼になるノノちゃん。

モノクマ「はうあっ!?」

声伽「……これでもまだモノクマは御陵さんを責めることができるのかな?」

モノクマ「ぬぬぬぬぬ……!!」

悔しげに唸るモノクマ。



モノクマ「いいもんね! オマエラがどれだけ結束しようが、それを壊すのが僕の楽しみなんだしさ!!」

神代「強がりはそのくらいに……」

モノクマ「強がりなんかじゃないもんね!! 見てろよ! とっておきの秘密策を披露してやるかんな!!」

そうして裁判場を立ち去ろうとするモノクマの背を、声伽が止めた。

声伽「待ったモノクマ。一つ聞きたいんだけど」

モノクマ「もー! なにさ! くだらない話なら答えないからね!」

声伽「君……ボクらの体に何をしたの?」

モノクマ「えっ?」

不意に投げ掛けられたその問いに、モノクマは首を傾げる。

声伽「答えてよモノクマ。ボクらの体に何をしたの?」

神原「? ??」

話の意図が掴めずしきりに声伽とモノクマを見る神原さん。
無論私も話の意図が掴めず、黙っていることしかできなかった。

モノクマ「なにさいきなり! おかしなこと言わないでよ! だいたいボクがそんなことしたなんて根拠が--」

声伽「うん、ないよ」

存外さらりと、そう言ってみせる声伽。
でもその顔にはにやりと悪い笑みが張り付いていた。

声伽「そのわりには……ずいぶん、動揺してるみたいだけど?」

モノクマ「ぎ、ぎくぅ!?」

御門「ハッタリってわけだね……まったく、ホント食えない男だね声伽お兄ちゃんは」

モノクマ「ボクは用事を思い出した! ばいなら!!」

するとモノクマはそそくさとそう言い残して裁判場を立ち去る。
…………とてつもなく怪しい。

なにはともあれ、モノクマが消えたのならここになおも留まる必要はない。
そう思い私たちも学園に戻ろうとし……不意に、モニターからザザザという音がした。

神原「? これは……」

有府「…………モニターに何か映されるみたいだな」

モノクマの仕業なのだろう。ということはモノクマの罠の可能性が高い。
私は--


↓2
1その映像を見る
2見ずに学園に戻る

罠だとしても、逃げることはない。
私たちは黙ったままその映像を見るのだった。

そしてその映像が写し出される。
場所は……プール?

香澄『撫斬さん……考え直してください』

神原「か、香澄さん……?」

最初に姿を現したのは香澄ちゃん。目の前には撫斬が立っている。

撫斬『黙れ。知った風な口を聞くな』

撫斬『そもそもお前は今から俺に殺される身だぞ? 命乞いの一つでもしたらどうだ?』

香澄『……いえ、私は撫斬さんを友人と思っています』

香澄『命乞いなんかより、友人を助ける方が大事なんです!!』

撫斬『…………!!』

映像はまだ続く。

香澄『ねぇ、撫斬さん。まだ間に合います』

香澄『誰にも受け入れてもらえないからってそんなことをしてても……何もありませんよ。その先には、何も』

一歩ずつ、撫斬に歩み寄る香澄ちゃん。



と、次の瞬間。


撫斬『……知ってるさ、この先に何もないことくらい』

香澄『かっ……!?』

香澄ちゃんの喉元に包丁を突き立てる撫斬がそこにいた。

撫斬『じゃあな香澄伊里亜……ちゃんと逝けよ』

そのまま包丁を右にスライドさせる撫斬。
鮮血は飛び散り、その包丁はあっという間に赤黒く染まった。

香澄『あっ……が、っ……!?』

本来なら即死の一撃だったはず。
なのに香澄ちゃんは床に倒れたまま、力なく声を出そうとする。
その唇の動き……それはまるで『撫斬さん、まだ間に合いますから』と言ってるようにも見えた。

撫斬『っ……!!』

画面の撫斬も同じことを思ったのか、床に倒れた香澄ちゃんに馬乗りになり首を押さえようとする手に包丁を突き立てる。

香澄『あっ……!?』

撫斬『…………俺に理解者なんて必要ない……!』

さらにもう片方の手を取り、撫斬はそこにも包丁を突き立てる。

撫斬『どうせ俺の気持ちなんて……お前らにはわからないだろうからな……!』




映像はそこで終わった。



有府「今のは……」

首括「……よせ。何も考えるな」

首括「とにかく今日はもう戻ろう……疲れた……」

首括の言葉に逆らう人は誰もいなかった。
私たちは今の映像を見てさらに心にもやもやした何かを残し……各自の部屋に戻るのだった。


□■□■□


【御陵書乃の個室】

ピンポーン!

夜時間前、私の部屋に誰かが訪れた。
なんか毎度お決まりのパターンだな……と思いつつも仕方なく私はその来客の対応をする。

↓2
コンマ50以上で神原、それ未満で御門が登場



御陵「あれ……ノノちゃん」

御門「……書乃お姉ちゃん、少しいいかな? というか、お願いがあるんだけど……」

そう言うノノちゃんの顔はいつになく真剣だ。
私もそんな顔をされては無下に追い返すこともできず、話だけでもと思い中に招く。

御陵「……で、話って?」

御門「あー……うん。そのね……」

視線を泳がせること数分。ノノちゃんはようやくその話の内容を口にした。




御門「今日、一緒に寝てほしいなー、なんて……」

…………へ?


□■□■□


まあ有り体に言うとだ。どうやらあの最期の映像を見てからどうも怖くなってきたらしく、このままじゃ一人で眠れないとのことで私を訪ねてきたらしい。
それで私も追い返すことはせず了承し、夜時間になった。
とはいえベッドは一つしかないので、仕方なく二人で一つのベッドを使っているというわけだ。
まあ同じベッドで一夜を過ごすなんて女の子同士なんだし、恥ずかしいことは何もない。

御門「へへへ……」

私の隣で頬を緩ませて笑うノノちゃん。
さて、寝るまでの僅かな間何を話そうか……?


↓3までで自由安価。御門と他愛もない雑談をしてください
なお話題によっては親密度が下がる可能性も

すいません、今回どこのレス採用するか決めてませんでしたね
というわけで二つとも採用させていただきます
しかしそうなると御門が甘えん坊キャラになるのか……女同士のくせにイチャイチャしやがってこの!(錯乱)

お風呂行きます。その間質問あればどうぞ、もしかしたら十神が答えてくれるかもしれません
質問ない場合は今回の裁判の感想か、それもなければベッドで一夜を過ごす二人を妄想しててください
では

最後に撫斬に声を掛けていたらどんな展開になってたか簡単に教えてくだされ

く、黒幕ってこの中にいるですかねぇ…

裁判はぶっちゃけ最初から撫斬だと思ってた。
発言力が少ない状態でよく頑張ったねみんな

ここからの被害最大のときと最小に抑えたときの人数教えて

有府の活躍の場所ありますか?

>>188
十神「最後の映像で言ってたような台詞をあそこで言っただけだ。特にルートに差異はない」

>>189
十神「さてわからんぞ? ここの中にいるかもしれんし、もしかしたら原作通り江ノ島盾子かもしれん」

十神「裁判については簡単すぎたからな……仕方あるまい」

>>190
十神「正規ルートであと一人、バッドエンドルートでさらに一人殺されるな」

十神「まあ、あと一人は確実に殺されると思っていてくれ」

>>191
十神「差別はせん。あいつは一応リーダー格だし、しっかり活躍の場は与えるつもりだ」

鎌瀬メガネの癖にもったいぶりやがって
最初に亡くなったのは佐倉ちゃんか……探偵が黒幕…アリだね

>>194
十神「ならば一つ教えてやろう。ここのスレの時間軸は【もしも苗木たちじゃない奴等が78期生だったら】という作者の妄想で成り立っている。つまり外の世界には原作キャラは少なからず存在していることになっているのだ。生死は問わんがな」

もうちょいしたら始めます

御陵「……今度さ、いつでもいいけど……一緒にお菓子作る?」

とりあえずなんでもいいので話をしたかった私は何故だかそんなことを言っていた。

御門「へ? お菓子?」

御陵「そう、お菓子。さすがに今はそんな余裕はないけど……外に出たらさ」

残念ながら私は女の子同士の会話--ガールズトークとやらにはあまり詳しくない。
でも、私は何故かそんなことを言っていたのだ。

御門「……いいよ。ノノの腕前見せてあげるんだから」

そうしてすすーっと寄り添ってくるノノちゃん。
あれ……? もしかしてノノちゃんって……。

御陵「前から思ってたんだけど……ノノちゃんって意外と甘えん坊?」

御門「ん……? どうだろ、よくわかんないけど」

御門「……なら、甘えてあげようか?」

夜のテンションなのか、ノノちゃんもノノちゃんでそんなことを言ってきた。

↓3までで選択安価。コンマが高いレス採用
1やってみせてよ
2バカ言ってないで早く寝な

なんだこの結束は……!?


御陵「やってみせてよ」

超高校級の演劇部の甘えっぷり……気にはなるし、今日くらいこういうふざけをしてもいいだろう。
そうして私はそんなことを言うとノノちゃんはクスリと笑い演技を開始した。

御門「お姉ちゃんっ」

そうして本当に可愛らしい、甘い声でさらに寄り添ってくるノノちゃん。
もはやかなり密着していて、少し顔を動かせば間違いが起きそうな距離だ。起こさないけど。
そしてそのまま私の手を握って一言、


御門「ずっとノノの傍にいてねっ」

と言ってきた。

御陵「ストップノノちゃん。もういいから」

はっきり言うと、凄く可愛かった。こんな妹が欲しかったと真面目に思う。
いや、今の妹を否定してるわけじゃないんだけど。

御門「えー? もういいの?」

そうして物足りなさそうに手を離すノノちゃん。
なんという小悪魔ぶり……。

御陵「降参だよ降参。ノノちゃんみたいに可愛い子に甘えてみろなんて言ったのが間違いだった」

そうしてノノちゃんの将来に一抹の不安を覚えていると、そのノノちゃんは何故かほんのりと頬を赤くしていた。

御陵「? どうかしたノノちゃん」

御門「……なんでもないよ女たらしの書乃お姉ちゃんっ」

そうして反対の方に顔を向けてしまうノノちゃん。
……? なんだか不服なあだ名をつけられた気がしたんだけど……。



【午前3時頃】

ピンポーン!

御陵「…………?」

夜中。不意にインターホンが鳴った。
こんな時間に誰だろう……そう思い私は眠い眼を擦りつつその来客の対応をしようとし、ベッドからそっと出る。

↓2のコンマ50以上で御門が目を覚まし二人で来客の対応。それ未満で御陵一人で来客の対応をします。

いつまでも和むのはよくない! だってこれはダンガンロンパだもの!


声伽「やあ」

御陵「声伽……?」

扉を開けた先には声伽がいた。
こんな時間に何の用だろう……?

御陵「どうかした--」

声伽「四階の情報処理室、そこで待ってるよ」

一言、そう言って声伽はここから立ち去る。
……? どうしたのだろうか。情報処理室、と言っていたが……。
断る前に先に行かれては行くしかない。私は戸締まりと、一応机の上に書き置きだけしておいて情報処理室に向かうのだった。



【情報処理室 前】

さて、ここに来たのはいいんだけど……まだ来てないのかな声伽。それとも中に入れるようになったとか?
そう思い何気なくドアノブを捻るも、開かない。
もう一度試すが、それでも開かない。

モノクマ「ちょっと! こんな夜中に何してるのさ!?」

御陵「うわっ……モノクマ……」

モノクマ「露骨に引かないでよ!?」

そこに突如現れたモノクマ。
その相手にどう対応すべきか悩んでいると、ある人物がやって来た。

声伽「やあ御陵さん、何してるの?」

御陵「声伽……」

自分で呼び出しておいて何を言うのか。そうした内容の言葉をぶつけようとし……それはモノクマによって阻まれる。

モノクマ「お前まで何してるんだよ! 寝やがれ!!」

声伽「……そうだね。早く寝ないと明日が大変だ。戻ろうか御陵さん」

御陵「へ?」

寝起きで上手く頭の働かない私の手を引いてこの場を無理矢理に去る声伽。
本当になんなんだ……?


□■□■□


【寄宿舎廊下】

声伽「さて、協力ありがとう御陵さん」

御陵「待ってよ……こっちは何が何だかわからないんだけど」

声伽「ごめんごめん。実はどうやら学園長室の鍵が壊されてたみたいでね、少しばかり中で調べものをしてたんだよ。で、御陵さんにはモノクマを引き付けててもらったんだ」

なんだそれは……と落胆する反面、その報告に私は僅かに高揚する。

御陵「言いたいことは色々あるけど、今はいいや。それよりも、何かわかったの?」

声伽「あー……うん。一応ね」

そうしてもったいぶる声伽だったが、やがてこんなことを言ってきた。


声伽「……どうやらここには、超高校級の絶望が紛れてるみたいだよ」

【???】

モノクマ「まったく……せっかくの交渉時に邪魔に来るなんて、あの子も難儀なことしてくれるなぁ」

モノクマ「そうは思わないかい?」

???「…………」

モノクマ「あっそう? まあそんなことはどうでもいいんだけどね」

モノクマ「さて、話の続きだね。えーっと……さっき言ってた条件なんだけどね、普通なら蹴るところだけどこっちが出す条件を呑んでくれるなら考えてあげるよ」

???「…………!!」

モノクマ「そんな怖い顔しないでよ。嘘なんてつかないからさ」

モノクマ「まあ完璧には叶えてあげられないけど……それでも、結構譲歩はしてあげたよ?」

モノクマ「それに約束って守るためにあるものだしね!」


chapter4 非日常編 完
生き残りメンバー
8→7人

To Be continue--

【コマエダげきじょう】

狛枝「やあ皆! また会えるなんて嬉しい限りだよ!!」

狛枝「さて、何か質問はあるかな? 可能な限りで答えていくよ」

狛枝「どんな些細な点でもいいし、意見や感想でもいいよ。とにかくよろしくね!」

もっと絶望させてくれ(錯乱)

御門ちゃんと御陵ちゃんの間に間違いを起こす方法を教えてくれると僕らは希望に溢れるよ!
っていうのは冗談で>>174で映像見ない選択してたらどういう影響があったのかな?

原作的にいうと次の裁判では声伽くん危ないのかな

撫斬の爆弾解除のキーワードってなんだったの?

>>223
狛枝「作者は絶望には不慣れな人でね……あまりそういったところで期待には答えられそうにないよ」

>>224
狛枝「少なくとも裁判後の夜イベントが少し変わっていたね」

>>225
狛枝「撫斬クンはとにかく少しでも自分の思考に逃げずに向かい合ってくれる人を欲してたみたいだよ」

狛枝「だから早いうちに彼と何回か話していれば解除の兆しは見えてたんだけどね……」

狛枝「さて、作者はそろそろ寝るよ」

狛枝「あと投下中にいくつか言われてたけど、御陵さんは男子より女子に人気あるタイプだね、間違いないよ」

狛枝「じゃ、おやすみ。質問が来てたら朝か更新前に返信しておくね」


なるほど、でも撫斬と会話しても好感度下がるばっかだったような…
会話内容次第で説得できたのか
そして香澄ちゃんが向き合ったときは爆発した後だったと

下手したら首括・神原もこうなってたのかな

多分主人公がレスキュー隊員の時点で相当厳しかったんじゃないかな
命を救う為に死と戦ってきた御陵さんと死に命の輝きって希望を見出して求めた撫斬じゃ考え方が正反対だろうから
PCとして動かす上でキャラ設定を気にせずにはいられないし、もし主人公が別のキャラだったらまた違ったかもな

>>228
狛枝「いや、彼の場合は親密度の増減じゃなくて何回話したかで爆弾解除となっていたんだ」

狛枝「相容れないと思っているのにそれでも撫斬クンに声をかけ続ける御陵さん……」

狛枝「そんな彼女になってたら、彼も死ななかったかもね」


>>229
狛枝「まあ、そうだね。彼女と彼の希望のあり方は真逆だった」

狛枝「そんな二人の希望がぶつかりあっていたらどうなっていたか! 考えるだけでワクワクするよ!!」


狛枝「更新はいつも通り21時頃からだよ。今回は終盤ということありバッドエンドルートもいくつかあるからね」

狛枝「更新が21時頃って言ったよね? あれは嘘だ!」

狛枝「てなわけで更新していきたいんだけど人はいるかな?」

【学級裁判 リザルト】
ノンストップ議論→ノーミス
閃きアナグラム→ミス一回
反論ショーダウン→ノーミス
その他人物指名・コトダマ提示等→ミス一回

モノクマメダル10枚ゲット!


【二十三日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【アンティークドール】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【ボージョボー人形】
【第二ボタン】
【文豪の万年筆】
【阿修羅の涙】

モノクマメダル
12枚



【二十四日目】

朝。モノクマアナウンスよりも前に目が覚めた私。
隣にはノノちゃんが寒そうに体を丸めつつ、まだ寝ていた。

…………こうしてこの学園で誰かと寝たのは二回目か。
今回は氷ちゃんのときとは違って、私が相手を支える側だけど。

大丈夫。これ以上の犠牲は出さない。
もう誰も死なせない……絶対に生きてここから出るんだ。


□■□■□


【食堂】

裁判の次の日は必ず次の階が開放されていた。
当然この日も例外ではなく、生徒手帳の校内見取り図が更新されていた。
ともなれば、あとは何をするべきかは容易い。手懸かりを探しに校内の五階を探索するだけだ。

声伽「それじゃ……行こうか」

有府「そうだな」

なのに、私の頭の中では夜声伽に言われた『超高校級の絶望』という単語がぐるぐると回っているのだった……。


↓2
1武道場
2植物庭園
3生物室
4教室

この時点で生物室って入れましたっけ?
入れないようなら安価下にします



【とある教室】

五階のとある教室。
そこに私は何気なく足を踏み入れ--そのまま、後悔した。

御陵「うっ……!?」

そこに充満しているのは血と油の臭い。
そしてそこらじゅうに付着している血痕の数々。

声伽「……御陵さん」

そしてその教室には声伽がいた。

声伽「……女の子にこの光景は刺激が強すぎるかな?」

声伽「なんて……ボク自身もあまりこんなところにいたくはないんだけどね、もしかしたら『あの事件』の現場なのかもしれないし」

↓2
1あの事件って?
2昨日の話の続きなんだけど……
3自由安価

すいません頭痛で意識飛んでました
再開したいですがよろしいですかね……

うっす。寝たらだいたい復活したっす
これからも予告なしに消えたら「こいつ死んだな」と思ってくだされ
では今日はゆっくりめですが再開


御陵「あの事件って?」

声伽「当然……人類至上最大最悪の絶望的事件だよ」

声伽「その規模がどれくらいのものか、詳しいことは未だ闇の中だったけど……希望ヶ峰学園で起きた大量虐殺ってのも、よく考えると充分絶望的な事件だと思わない?」

御陵「それは……」

確かにそうだ。そんな事件が本当にあったのならそれは充分絶望的な事件と言える。考えるだけで寒気がし--それを冷静に語る声伽にもまた、ゾッとする。

御陵「……ずいぶん冷静だね、声伽」

声伽「言ったでしょう? ボクの取り柄は冷静さだけだって」

声伽「……ま、自分でも歪んでるとは思うけどね」

そうしてははっと笑う声伽の笑みは今までで一番不鮮明な笑みだった。


↓2
時間的にもう一ヶ所調べれそうだ……
1植物庭園
2武道場



【植物庭園】

そこは巨大な植物が中央に陣取る、おかしな空間だった。空も本物に見えるが--すぐに作り物の空と気づく。
でもこんなところに植物が育つなんて、意外だな……。植物については何もわからないんだけど、そういうものなのかな?

さて、ここには鶏小屋のところに首括と神原さんが、奥の物置? のところにはノノちゃんと神代さんがいるみたいだけど……


↓2
どっちに行く?
1神代と御門
2首括と神原

この二人人気やな


御陵「二人とも、なにしてるの?」

神原「あ! 御陵さんです!」

首括「……御陵か」

今ではすっかりお馴染みとなりつつあるこの二人に声をかける。

首括「どうもこうもない。この女が鶏小屋の前から動かないからこうしているだけだ」

神原「むー……だって可愛いじゃないですか、鶏」

鶏小屋<コケコッコー!

神原「ひゃあ!?」ペタン

突然の鶏の鳴き声にしゃがんでいた神原さんが尻餅をつく。

首括「……その可愛い鶏に驚かされるのはどうなんだ?」

神原「うぅー……」

……ほんと、少し前までは考えられなかった光景だなぁ。


↓2
1何か見つけたものはある?
2仲良いよねホント……
3その他自由安価

御陵「仲良いよねホント……」

首括「これが仲良いように見えるのならお前は外に出たら眼科にでも--」

神原「はい! 昨日も夜遅くまでお喋りしてましたし!」

ぴきっと(主に首括の顔が)固まった気がした。
……でも別にそんな固まることじゃない気もするけど……。

神原「それでそのまま寝るのもご一緒しました!」

今度は私の顔も固まった気がした。

神原「……? 二人とも、どうしました?」

首括「お前が誤解を招くことを言うからだ! あくまでご一緒したのは部屋だけだぞ! 僕はきっちりと床で寝たはずだ!」

神原「あっ……そうでした! さすがにお布団までご一緒はしてません! 勘違いさせてすいません!」

御陵「あ、うん! だよね! そうだよね!」

びっくりした……まあそりゃそうだよね。
でもたぶん神原さんもノノちゃんみたいに寝れないくらいに怖かったんだろうな……。それで男の部屋に行くのもどうかと思うけど。


【Info】
首括、神原との親密度が上昇しました



□■□■□


【食堂】

そうして午前中を探索に使い、いつものように食堂で報告会を行う私たち。
あの教室については声伽が、植物庭園については首括が、武道場については有府がそれぞれ報告をしたもののたいした手がかりは掴めなかった。
奥の生物室も入れないし、なによりもう上に行くための階段が無かった。つまりこの学園は五階で打ち止めということだ。

御陵「じゃあ……今日の探索はここまでで。あとは各自で探索をして、何か見つけたら情報を持ち寄ろう」

普段なら有府が言うべき締めの言葉を私が言う。

有府はあんまり口を開かないし、
声伽はぶつぶつと何かを考えているのか上の空だし、
ノノちゃんと神代さんは何があったのか妙にピリピリしてるし……

……いったい何があったのか……。


□■□■□


自由行動・昼

さて……まだお昼頃なんだよね。どうしようかな……。


↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部へ

百合展開なんてありませんとか言ってた時期が懐かしい……言うほど百合でもねぇか


【武道場】

有府「…………」

有府はじっと、その桜を見つめていた。
私はその後ろからそっと声をかける。

御陵「有府」

有府「……ん、御陵か」

有府「どうした? 俺に何か用か?」

私はノノちゃんみたいに完璧に相手の心を読むことはできない。
けど、今の有府はなにやら抱え込んでるように見えた。何をかはわからないが。
なので私は……。


↓2
1……元気ないみたいだけど、どうしたの?
2前回の裁判、どうだった?
3その他自由安価

御陵「元気ないみたいだけど、どうしたの?」

有府「んん? そうか? そんなつもりはないんだけどな」

有府「気のせいだろ気のせい。御陵は何も気にせず皆のことを気遣ってやれって」

そうして半ば投げやりに言う有府に一言だけ言ってやる。

御陵「うん、だからこうして有府にも気遣ってあげてるんだよ」

有府「……いやいや、だからな。俺なんかより他の仲間を気遣ってやれって」

御陵「私に仲間内での優劣なんてないよ。もちろん有府だって私の中ではリーダーである前に、仲間なんだから」

そうして私は有府の正面に立ち、その胸をポスンと叩いてやる。

御陵「何があったのかはわからないし無理に詮索する気もないけどさ、何かあったんなら私でも他の人でもいいから、とにかく頼りなよ」

御陵「仲間って、迷惑かけあってこそでしょ? だから遠慮なんていらないから」

その自然に出てきた私の言葉に有府は小さく下を向いて、
すまないと謝ってきた。
その真意は私には計りかねたけど。


【Info】
有府との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

御陵「ってわけでほら、こんなものしかないけど……」

有府「はは……悪いな、気を使わせちまって」

有府「……ありがとよ。それと、本当にすまない」


【Info】
有府との親密度が上昇しました


□■□■□


自由行動・夕

有府……大丈夫かな?
待つしかなさそうだけど、あまり油断はしてられないかな……。

↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部へ

声伽了解。作者は風呂る

なんか御門と神代が御陵さん争奪してる感じになりましたが、別にこういう展開もいいですよね?
新しい自分を探そうといった矢先にあんなもの御門に渡したんですし、いいですよね?(錯乱)

いつのまにか超高校級の夫婦漫才が炸裂してましたし、大丈夫なのか……

真にイケメンだったのは首括、御門との自由安価イベントだった
ホントバレンタインは大変でしょうねこの子(遠い目)

もう少ししたら再開やで工藤

風呂上がりにYouTube徘徊してました
あははっ! 千本桜のファインプレーだねっ! は作者の密かなお気に入り
では再開します


【脱衣所】

声伽「やあ御陵さん。君もアルターエゴと話をしに来たのかな?」

声伽が脱衣所に入っていくのを見かけたので後を追うと、パソコンの前で声伽はそんなことを言った。

御陵「……いや、声伽と話をしに来たんだよ。色々聞きたいこともあるしね」

声伽「……そっか。わかった、可能な限りなら答えてあげる」

さて、何を聞こうか……。


↓2
1超高校級の絶望について
2学園長室で何をしていたのか
3声伽って本当に幸運でここに来たんだよね……?
4その他自由安価

御陵「前言ってた超高校級の絶望って、何?」

声伽「ああ……それね。実を言うとボクも詳しいことはわかってないんだよ」

声伽「ただ、とある人物をリーダーにして活動をしている謎の集団ってところかな。その活動内容も、リーダーの名前も不明」

声伽「……さすがの学園長もその超高校級の絶望がなんなのかはわからなかったみたいだけどね」

御陵「……なら、ここにその超高校級の絶望が紛れているって話は?」

声伽「そんなの……図書室で見つけたあの手紙とその超高校級の絶望を照らし合わせただけのことだよ」

確かにあの手紙にはそのようなことを示唆することが書かれていた。
だけど、そんなことに気付くなんて……。

今さらながら私はこの声伽学が何者なのかわからなくなるのだった。

声伽「さて、他に何か聞きたいことはあるかな? あと一つくらいなら答えてあげるよ」

↓2
1違う話を振る(その場合以前の選択肢からお選びください)
2話を切り上げる

御陵「学園長室で何をしていたの?」

声伽「何か手がかりはないかと思ってね……何故か鍵も壊されてたし、お邪魔してきたよ」

まるで近隣の家にお邪魔してきたかのようなノリでそんなことを言う声伽。

声伽「見つかったものはさっき言ってた超高校級の絶望についての資料と……この鍵さ」

そうして声伽はその鍵を見せてくれた。

御陵「これは?」

声伽「見ての通り、鍵だよ。どこの鍵かまではわからないけどね」

声伽「情報処理室か生物室か……はたまた別の場所の鍵なのか。それは判断しかねるけど」

御陵「……確かめる方法はないのかな」

声伽「それについてなんだけどね……明日の夜時間後、またここに来てくれるかな? 協力してほしいことがあるんだ」

声伽「詳しい説明はそのときにするよ。とにかくよろしくね」

有無を言わさないような口調でそう言ってくる声伽。
とはいえ私も拒否する理由はないので頷くと、声伽は不意にこんな話をしてきた。

声伽「あと関係ない話なんだけど……御陵さん、前回の裁判で懲りたらもっと自己の安全を確保した方がいいよ」

御陵「むっ……」

それを言われると確かに耳が痛い。
声伽の助けがなければ確かにあそこで私は死んでいただろう。だから声伽には感謝してもしきれないのが本音なんだけど……。

御陵「ごめん、レスキュー隊員ってそういうものだからさ」

声伽「人助けがなにより大事だって? それは否定しないけど君のは盲目的っていうか……」

声伽「……バカげたことを言ったね、忘れて?」


【Info】
声伽との親密度が上昇しました


プレゼントを渡しますか?
↓2

御陵「……これあげるよ」

声伽「へぇ……これはなかなか良いものだね」

声伽「ありがとう。今度何かお礼するよ」

それなりには喜んでくれたみたいだ……。


【Info】
声伽との親密度が上昇しました


【二十四日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄(Dead)・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【アンティークドール】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【第二ボタン】
【文豪の万年筆】

モノクマメダル
12枚

【ナエギげきじょう】

苗木「本編もchapter5……ここでようやく僕が担当することになったよ」

苗木「さあ、質問意見感想があれば受け付けるよ。御陵さんについての意見もあればどうぞ」

ネタバレになラナイ程度で教えて欲しいんだが、絶望と裏切り者はこの中にいるの?
それは同一人物じゃなく2人?

そういえば学園長室の鍵が壊れてたのってなぜ?まさか撫斬が壊したってわけでもないだろうし

>>296
苗木「ネタバレにならない程度……なら裏切り者について説明しておくね」

苗木「たぶん前chapterの最後でモノクマと話してた人のことだろうけど……間違いなくその人は今生きてる人たちの中の誰かだよ」


>>297
苗木「前回の裁判でのルートによっては明かされる予定だったけど、このルートでは明かされないから明言はしないよ」

苗木「とはいえ君たちなら予想はできるんじゃないかな?」

御陵さんは確かに盲目的なとこあるかも、命あってこそのレスキューなのに

これもバッドエンドのキーの1つだったりする?

>>299
苗木「というよりは、ここでの声伽クンとの会話が重要かな?」

苗木「このまま信念を曲げないでおくか、声伽クンの言葉を受け入れるか……それがキーだね」

苗木「それとバッドエンドで思い出したけど現在いい感じにバッドエンドに向かって進んでるから早くなんとかした方がいいと思うよ」

ファッ?!
有府かな

…ひょっとして神代さんですか
内通者の目星付いちゃったしフラグどうにかしないと神代さんがやらかしちゃいそうな雰囲気

アルターエゴの死亡フラグはまだ成立してない?

>>301
>>302
苗木「誰がヤバイのかは言わないでおくけど、代わりにいつまでになんとかしないとダメなのかは言っておくね」

苗木「本編の時間軸で言うところの明日の夜時間までかな」

>>303
苗木「ぶっちゃけ今のアルターエゴ、人畜無害だから今のところなら死ぬことはないよ」

苗木「余計なフラグ踏まなければの話だけどね」

苗木「というわけで作者は寝るよ。次の更新も今日と同じくらいの時間だからよろしくね」

苗木「その間に来た質問も随時答えていこうと思うよ」

苗木「……仮にバッドエンドになってもそこまで絶望的じゃないから安心してほしいかな」

苗木「じゃ、お疲れさま」

乙でした!

苗木「今日も20時頃から再開するからよろしくね」

苗木「展開によっては今日にでもバッドエンドになるから気をつけてよね! じゃ、そういうことで」



【二十五日目】

はぁ……なんだかんだでここでの生活もかなり経ってるなぁ。朝起きて食堂に行くこの一連の流れもすっかり慣れちゃったよ。
食堂には全員……いや、神代さんだけまだ来てないみたいだ。寝坊かな?


↓2
誰と食べますか?(神代以外、最大二人まで選択可能)

御陵「なんか珍しい組み合わせだね」

なにげなく、声伽とノノちゃんのところに行くとまずは声伽が反応した。

声伽「やあ御陵さん、おはよう」

御門「おはよう書乃お姉ちゃん」

続いてノノちゃんも挨拶をしてくれるが、その口元にはご飯粒が。

御陵「おはよ二人とも。……あとノノちゃん、口元にご飯粒付いてるよ」

御門「えっ?」

御陵「ほら動かないで……」

そうして私はノノちゃんの口元についたご飯粒を取ってあげる。
そしてそのご飯粒を所在なさげにしたあと、口に運ぶ。

御門「……」

? またノノちゃんがおかしな顔してこっちを見てる……どうしたんだろ?

声伽「……御陵さん、仲が良いのは構わないけど御門さんを危ない道に引き込むのだけはやめてよね」

そうしてさらに声伽からの言葉。
……???

↓2
1危ない道ってなにさ
2ノノちゃんってホント、子供っぽいよね
3その他自由安価。相手の名前とその相手に振る話の内容をどうぞ

御陵「ノノちゃんってホント、子供っぽいよね」

御門「むっ、なにさその言い方。確かに御陵お姉ちゃんみたく背も高くないし胸も小さいけどっ」

御門「それでもまだまだ発展途上なんだからっ」

御陵「いや、そういう物理的な意味じゃなくてね?」

確かに私は他の子と比べれば背も胸も大きい方かも知れないけど、私が言いたいのは精神的な意味であって。

声伽「……あのね御門さん、そういう話はボクのいないところでしてくれないかな?」

御門「あっ、なになに? 声伽お兄ちゃんには刺激が強かったかな?」

声伽「君みたいなロリっ子には間違っても欲情しないから安心して--って御門さん! 箸を手に睨まないでよ怖いから!」

御陵「ノノちゃん落ち着いて! ね!」

御門「御陵お姉ちゃんにはノノの悩みなんてわかんないよーだ!」


【Info】
声伽、御門との親密度が上昇しました


□■□■□


自由行動・朝

ふぅ……朝から疲れたな……。
さて、どうしようかな……?

↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部へ

どうした声伽……いきなり人気になりやがって……!


【娯楽室】

声伽「やあ御陵さん。君も遊びに来たのかな?」

娯楽室。そこでは声伽が一人でダーツをしていた。

御陵「声伽こそ何してるの?」

声伽「少し気分転換でもしようと思ってね。いつまでも調査ばっかりじゃ息も詰まるし」

声伽「特にダーツは荒巻さんと何回かやってたから、つい暇なときはこうしてることが多いんだよ」


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

御陵「負けた方が秘密を一つ言うゲーム、しない?」

声伽「……これはまた随分と予想外な提案をしてきたね」

声伽「ふふ……でもいいよ。暇潰しにはなりそうだし、やろうか」

声伽「とはいえ何で勝負しようか……何か希望はないかい?」


↓2
1ダーツ
2ポーカー
3その他娯楽室でできそうな遊び

なおそのゲーム内容によっては声伽の幸運ボーナスが大きく変動します

なおどんなゲーム内容でも互いの幸運ボーナスはつきます。あしからず


御陵「……じゃあ、ビリヤードは?」

声伽「ビリヤード……いいよ。やろうか」

そうしてビリヤードの台に立つ私たち。
さて……挑んだのはいいけど、勝てるのだろうか。


↓2↓3でそれぞれ御陵、声伽の判定。コンマが大きい方の勝ち
なお御陵には+10、声伽には+20のボーナスです

負けたー!!


声伽「はは……ボクの勝ちみたいだね」

御陵「くっ……!」

結論から言うなれば、負けた。
でも完膚なきまでに叩き潰されたわけでもないし、意外と接戦だったので良しとしよう。
……挑んだくせに負けたとか言うなっ。

声伽「じゃ、御陵さんの秘密一つ聞いちゃおうかな」

御陵「……うー」

とはいえ、秘密か。
下着のあれは絶対に言わないにしても、秘密……何かあるかな……?

↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1前の学校での秘密
2ここに来てからの秘密
3自分の過去を振り替えっての秘密

安価確認後頑張って考えます
なお一ヶ所ド級の爆弾が仕込まれて……もないや

把握
少し席を外します……御陵さんの過去なんてたいしたことないからそこはよろしくだべ

御陵さんの秘密、軽めか重めか選んでくれだべ

うっす、重めでいきます
といっても羽毛布団並に軽そうだけどねっ!

御陵「……じゃあ、私がなんでレスキュー隊員になったか教えようかな」

声伽「……無理に話す必要はないんだよ?」

私の声のトーンで何かを察したのか、声伽はそんなことを言ってくれる。

御陵「いいんだって。せっかくの機会だし……それに、声伽には教えておきたいしね」

そうして私はポツポツと回想する。


□■□■□


中学一年の夏、だったかな。
私はその日、銀行にいたんだよ。

ATMのところでぼんやりと自分の番を待ってた。
その日は特に暑い日だったのを覚えてる。

御陵『あ……すいません』

すると突然誰かにぶつかられた。
その人は背が高くて黒ずくめで……風邪でも引いてたのか、マスクをしていたんだ。

……まあ、一言で言えば物凄く怪しい感じの人だったけど、人の服装にケチつけるほど私も服のセンスは良くないしね。
だからそれについては気にせず謝ったんだけど……すると相手は私の手を掴んで、首元に包丁を突き付けてきたの。

『てめぇら黙ってろ! 言うこと聞きゃ殺しはしねぇ!!』

そしてその言葉でようやくわかった。
この人たちは銀行強盗で……私はその人質にされたんだって。


□■□■□


人質にされたのは私の他にも二人……どの子も同い年くらいの女の子だった。

??『ど、どうしよう……下手に動かない方がいいよね……?』

??『あ、当たり前でしょ……』

その二人も当然動揺していて、私の傍でそんな会話をしていた。

……でも私は家がレスキュー隊員なんてことしてるせいか、結構頭は冷静に動いてくれたんだ。
今私たちの周りに何人いるのか、とか。
犯人はどんなものを持っているのか、とか。
そんなことを考えてた。

??『……? どうしたの?』

褐色肌の子がそう聞いてくるから、私は淡々と答えた……と、思う。

御陵『……いや、どうすれば犯人を出し抜けるかってね』

??『ええ……!?』

声こそ小さいものの、驚きの声をあげるその子。
それが普通の反応だが、幸い私は周りの子よりは護身術に覚えがあるし今も外の警察と交渉でもしているのか中に残ってる犯人は二人。
これなら上手く行ければ出し抜ける……そんな自惚れをしていた。

??『ほ、本気で言ってるの……?』

??『……私は賛成。こんな事いつまでもしてたら本当に殺されかねないしね』

御陵『……協力してくれるの? 危ない橋を渡ることになりそうだけど』

??『そんなのは百も承知。やれることはなんでもするよ』

御陵『……わかった。じゃあ--』


□■□■□


御陵「結果として私やその褐色肌の子、それと他のお客さんは助かった。犯人も無事捕まったし、結果だけ見れば万々歳だったと思う」

声伽「……じゃあ、そのもう一人の子は……」

御陵「……犯人の一人に刺されて亡くなったよ。私が変なこと言ってさえなければ、少なくとも彼女は死なずに済んだんじゃないかな……」

そう。あのとき私が黙って一人で行動に移っていれば、あの子は死なずに済んだんじゃないか。

御陵「それがきっかけで私は家の仕事を手伝うことになったんだ」

御陵「もうあんな思いを他の誰かが味わうのは嫌だから……それなら、私が助けないとって……」

御陵「あの子の分まで誰かの命を助けないと、嘘にしかならないじゃん?」

それが私がレスキュー隊員になったきっかけ。

それを声伽は--何か可哀想なものを見る目で見てきた。
それがやけに、カチンときた。

声伽「なるほどね。そういう実体験があったからこそ、君はこうしてレスキュー隊員になって人の命を救ってるわけだね」

御陵「……まあ、そういうことだね」

声伽「そうして自分の命を省みず、誰かの命を救うために躍起になってるわけだ」

御陵「っ……!?」

声伽「人助けをすることを否定するつもりじゃないけど、君のそれは行きすぎてる。君は人間の命を助けようとするあまり、その助けるべき命の中に自らの命を含めてないんだ」

声伽「……その正義感とでも言うのかな? それは立派と言えば聞こえはいいけど--」

そうして声伽はあくまで冷静に、思ったことを口にする。



声伽「--ボクからしたら異常だよ?」


【Info】
声伽との親密度が減少しました


□■□■□


自由行動・昼

…………声伽のあの視線が頭から離れない。
私は……何かを間違えていたのか……?

↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部へ



【植物庭園】

とにかく頭を冷やしたい。そう思った私はなんとなく植物庭園に足を踏み入れ……ノノちゃんと出くわした。

御陵「……ノノちゃん」

御門「あ、書乃お姉ちゃん。……ってどうしたの? まるでこの世の終わりでも見たかのような顔だけど?」

そこまで酷い顔をしていたのか……と落胆しつつも、私はその言葉にすぐ答える。


↓2
1先程の声伽とのやり取りを話す
2心配しなくていいと言って、代わりに昨日神代と何を話してたのか尋ねる
3その他自由安価

御陵「心配しなくていいよ。それより、昨日神代さんと何を話してたの? なんだか険悪、な感じだったけど」

御門「あー、それね。実はノノもよくわかんないんだよね」

御門「最初は普通に話しててー、それから書乃お姉ちゃんと同じベッドで寝たんだーって自慢したらなんだか様子がおかしくなっちゃって」

なんでそんなことを言ったのか……?
それはとりあえず置いておいて、今変な言葉が聞こえたな。神代さんの様子がおかしくなった?

御門「もしかしてとは思うけど……神代お兄ちゃん、書乃お姉ちゃんに好意抱いてると思うよ?」

御陵「そりゃ神代さんとは友達だし、好意向けられるのは嬉しいけど……」

はて、そんなことで何故様子がおかしくなるのか。私にはよくわからない。

御門「んー、そりゃそういう意味での好意の可能性かもしれないけど、別の意味での好意かもしれないよ?」

御陵「? 別の意味での好意って何?」

御門「ないしょー」

そうしてノノちゃんはにこにこと笑うだけだった。


【Info】
御門との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

御陵「そうだ。このまま帰るのもあれだしこれあげる」

御門「わ……可愛い人形。ありがとう書乃お姉ちゃん」

ここまで喜んでくれるとこっちも嬉しくなるね……。


【Info】
御門との親密度が大きく上昇しました
御門との関係が『親友』になりました


□■□■□


自由行動・夕

さて、夜時間になったら声伽との約束もあるし、そう長く出歩けそうもないな……。

↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部へ



【科学室 前】

なんとなく嫌な予感がして神代さんを探すこと数分。彼女はそこにいた。

神代「あ……御陵さん」

彼女は私の姿を視認すると嬉しそうに頬を緩ませ--そのまま、視線を下に向けた。

神代「はは……こうして御陵さんと話すのも久々な気がするな。てっきり嫌われちゃったものかと思ってたからさ……」

……うっ。確かに最近神代さんとまともに話してなかったし、そう誤解されてもおかしくはない……と思う。

さて、何を話そうか。ノノちゃんとの一件について話しておくか、それとも別のことを話すか……


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

御陵「決して無視してたわけじゃないよ、色んな事があったから私も疲れちゃってさ……」

御陵「ゴメンね、最近あんまりかまってあげられなくって」

私がそう言うと神代さんは申し訳なさそうに首を振りつつも、こう言ってくれた。

神代「う、ううん。そうだよね。御陵さんも大変だもんね」

神代「……でも、私にとって御陵さんしか頼れる人がいないから。だからなんだか最近御陵さんが遠くに行っちゃうような気がして不安で不安で……」

そうして自分の肩を抱く神代さん。
そんな彼女を見て私はさらにこう答える。


↓3まででさらに自由安価。コンマが一番高いレス採用
なおこの結果で分岐発生

ルート分岐!

御陵「そんなことないよ、私だってここまで神代さんに助けてもらってるもん」

御陵「きっと一緒にここから出られるよ」

すると神代さんはどう捉えたのかはわからないが、短く「そっか」とだけ答えたまま黙ってしまった。
……どう、だろうか。少しは私の言いたいことが伝わったかな?


【Info】
神代との親密度、変化なし


↓2
プレゼントを渡しますか?

御陵「……そうだ。これ、あげるよ」

神代「これ……第二ボタンだよね?」

神代「嬉しい……ありがとう……!」

そうして神代さんは本当に嬉しそうに笑ってくれたのだった。


【Info】
神代との親密度が上昇しました


□■□■□


【イベントパート】

夜時間。そろそろ声伽との約束の時間なので私は脱衣所に向かおうとし--


ピンポーン!


御陵「……? 声伽かな」

詳しい時間までは決めてなかったし、そうかもしれない。
なので私はその来客--というよりは声伽か。
その対応をするべく扉を開けた。


↓2
さらにここで分岐
コンマ20以下でこのままだが、それ以上でルート分岐なり

ルート分岐
「うっす、御陵っち!会いに来たべ!」

ルート分岐



【脱衣所】

…………遅い。夜時間になって三十分くらいか。彼女はまだ来る気配はなかった。

弱ったな……約束したことを忘れてるのかな?
ボクのしたいことは協力者がいないと成り立たない。彼女を率先して犠牲にしようとしてるわけではないが、ボクは少なからず彼女を信頼している。
だからこんな役回りは彼女にしか頼めないのに……その彼女がいないなら仕方ない。そう思いボクは脱衣所を出ようとして……


モノクマ「やあ声伽クン! お風呂上がりかな?」

声伽「っ……モノクマ」

その会いたくなかった存在と、会った。

声伽「……だったらどうしたって言うのさ」

モノクマ「あっ! 冷たいんだなぁ! せっかく耳寄りな情報を教えに来たってのに!」

……強烈に嫌な予感はするけど、そんなことを言われては気になってしまう。


↓2
1なにさ、耳寄りな情報って?
2……そんなの興味ないよ

声伽「なにさ、耳寄りな情報って?」

モノクマ「うぷぷ……いやー、やっぱりこういうのは自分の目で確かめてみた方がいいかな?」

モノクマ「ってことで今から御陵さんの部屋に行くことをオススメするよ!」ゲラゲラゲラ!

声伽「……ま、さか……!?」

この存在がこういうことを言うときは決まってそうだ。必ず良くないことが起きている。

ボクは気づけば全速力で御陵さんの部屋に向かっていた。


□■□■□


【御陵書乃の個室 前】

彼女の部屋の扉は空いていた。
募る不安を抑え、ボクは中に足を踏み入れる。

部屋の中は暗くてなんとか電気のスイッチがあるところまで行くのがやっとだった。
……いや、不審な点はまだある。それは--僅かにだが漂う、血の臭い。

まさか。
そんなはずはない。

そんな気持ちとは裏腹にボクの手は震えていた。

”--見なくてもいいだろう? 無理するなよ“

そんな声がボクの頭で再生される。

声伽「っ……!!」

その声を振り切るように部屋の電気を付ける。






声伽「っ……!?」

明るくなったその部屋。そこのベッドにいたのは、

吐血し、仰向けでベッドに転がる御陵さんと、
その御陵さんに覆い被さるようにし、御陵さんの左手を右手で握ってそこに包丁が貫通してい、
同じく吐血している、神代さんの二人だった--


声伽「…………は?」

頭が追い付かない。
予想だにしない光景にしばし硬直したボクは、やがてようやく声にならない悲鳴を出すのだった……。


--Dead End

あーあ…爆発しちゃった
まあ少なくとも神代さん的にはノーマルエンドじゃないか?←男装麗人ストーカー作った張本人

【トガミげきじょう】

十神「…………」

十神「…………いい、何も言うな。お前らの気持ちはよくわかる。こんな最後は納得できないとな」

十神「とりあえず今お前らの中にある疑問を作者にぶつけてやれ。可能な限りはそれに答えるだろう」

十神「答えるのは俺なんだがな……」

十神「しかしバッドエンドとは書いてる側もなかなかにダメージを負うな……こんな緩いバッドエンドですら作者はもうノックアウト寸前だ」

とりあえずどういう分岐方法になっていたのか
会話安価で入れなかったルートにコンマで入った結果がこれなのか別ルートなのか

この後の展開とかどうなったのかとか知りたいな

この状況はどうゆうことなの?
コロシアイ?

最後の自由行動でストーカーに構ってなかったらどうなってたの?

十神「よし、答えていこう」


>>423
十神「バッドエンド自体は神代との会話時に入っていた。コンマ判定はただ視点が変わるかどうかの差だ」

十神「ちなみにあのまま行けば御陵視点のまま話が進んでいたぞ」

>>424
十神「そのあたりは作者も考えてないからな……脳内妄想でよろしく頼む」

>>425
十神「いや、端的に言うなら神代の一方的な心中だ」

十神「ちなみに使った凶器はカプセルの毒薬だ……もちろんあのとき化学室から持ち出している」

>>426
十神「何も変わらん。その場合もバッドエンドだ」

この後コンテイニューできるの?

うん…結論としては『狛枝型不運が来た』って事ね
てかどうやってカプセル飲ませた?
やっぱり……(自主規制)か?
いやー実質の生みの親的には満足よ うん

>>430
十神「無論だ。バッドエンドはあれどしっかり本編最後まで進めるさ」

>>431
十神「そのあたりは御陵視点になってたら描写していただろうな」

あと一人絶対死ぬのって黒幕かな

正解の会話がわかりません!
どこまでやっていいのか、思いっきり踏み込むべき?

>>434
十神「何を言うか。黒幕は死んで当たり前だろう? 作者的に黒幕の死はカウントされていないぞ」

十神「つまり正規ルートでもあと一人は確実に死ぬ。当然それは神代とて例外じゃない」

>>435
十神「なんだ、知りたいのか?」

十神「ならばヒントだ。今の神代は【心の支えが御陵だけ】の状態になっているとだけ言っておこう」

関係ないけど>>366
>御門「もしかしてとは思うけど……神代お兄ちゃん、書 乃お姉ちゃんに好意抱いてると思うよ?」
神代お兄ちゃんって神代さん女だよね?

十神「さて、一通り質問らしい質問にはすべて答えたか……」

十神「だが>>400よ。お前は何を望んでいるのだ? この場面で葉隠が来たらとんでもないことになるだろう」

十神「ちなみに作者はその書き込みを見て不覚にも笑ってしまったらしい」

十神「……さて、作者はこのバッドエンドを書いてる段階で猛烈な腹痛に見舞われてな。今回の更新はここまでになりそうだ」

十神「需要があれば神代に心中される御陵のシーンも書こうと思ってるらしいが……需要あるのか?」

十神「以降は作者が寝る宣言するまでの間質問コーナーだ」

>>439
十神「男装麗人ということもあるからな。そういう意味も込めてのあの呼び方だ」

(書乃の過去の褐色肌ってまさか朝日奈や終里じゃないよね?)
豆腐メンタルモードだったら寧ろ書乃『が』真琴に(色んな意味で)襲いかかったんだろなぁ……

十神「貴様らは鬼か。だがまあ言われたからには書いてやるが」

十神「いつ公開するかはわからん。だが少なくともこのスレの間には公開する」

十神「あと今回のバッドエンドだが、そこまで重い内容ではあるまい? 一応『軽すぎたかな……?』と作者も心配していたしな」

正直何がそこまで重いのか分からないんだけど
軽いってレベルじゃないと思う

>>451
十神「うむ、確かに軽いと呼ぶにも抵抗がある内容だったな。もっと精進せねばなるまい」


十神「関係ないのだが最近作者の中で声伽が狛枝みたいになりつつある」

十神「苗木タイプの幸運、とはなんだったのか」

いつも冷静なせいで深く関わっていくほど得体の知れない印象を受けるからな
狛枝とは違った意味で不気味というか、まあそこが魅力だとも思うけど

>>455
十神「裁判でも異様に活躍しているしな」


十神「さて、そろそろ作者は寝る。次の更新も今日と同じ頃か。神代との会話時からスタートだ」

十神「関係ないが御陵の過去イメージは士郎なる人物だそうだ。他にも巴マミという女も候補にあったみたいだがな」

十神「さて……次回の担当は……?」

十神「…………ジェノサイダー……だと……? 作者め、正気か……!?」

乙やで工藤

おはようです
バイト前にバッドエンドの御陵さん視点投下したいですが人はいますか?

士郎ってもしかして山岡?

>>461
むしろそっちが誰だべ。エミヤの方だべ


じゃ、投下しますー

御陵「? あれ、神代さん。どうしたの?」

そこにいたのはなんと神代さんだった。
彼女は私の問いにしばし沈黙したあと、妙に熱っぽい視線を送りつつ、


神代「……少し、いいかな?」

と聞いてきた。


□■□■□


御陵「…………」

神代「…………」

話があると言われては断るわけにもいかず、私は神代さんを部屋に招いた。
お互いベッドに腰かけるも、私も神代さんも喋らない。
……どうしたのだろうと思い声をかけようとすると、神代さんの手がこちらに向かって伸びてきて……そのまま私の太ももへと到達した。

御陵「やっ……ちょっと、どうかしたの……?」

神代「…………」

いきなりの神代さんの奇行とその私の太ももに置かれた手のひんやりとした感覚に一瞬そんな声を出しながらもなんとか真意を尋ねるが、やはり無言。
どうしたものかと思っていると……それは不意に訪れた。

神代「御陵さん……」

御陵「ふっ……んん……!?」

反応が遅れた。
気づけば神代さんの唇と私の唇が触れ合っていたのだ。
言うまでもないことだが、キスをされた。

御陵「か、神代さん……?」

頭が上手く働かず抵抗もまともにできない私は気づけばベッドに押し倒されていた。
何が目的なのか私の上に乗る神代さんを見上げるも、やはり無言。
代わりと言ってはなんだが彼女はまだ妙に熱っぽい視線で--それを見た瞬間、今度は体の方が動いてくれた。

神代「ダメだよ……」

だけどその刹那、何かを口に含んだ神代さんが再び唇を重ねてくる。
そして私の口の中に異物が入ってくる感覚。口移しで何かを移されたみたいだ。

御陵「ん、んぅ……!」

必死にそれに抗おうとする。
だけど私はこういうことには不慣れどころか、経験すらないのだ。抵抗らしい抵抗は何もできていない。

神代「ん……」

そんな私から抵抗の力を完璧に奪うためなのかはわからないが、さらに神代さんは体と唇を重ねてきたこの状態でまた私の太ももに手を運ぶ。

御陵「やっ……ん……!」

その手は何度かスカートの中にまで入ってきて、そこまでされれば口だけでなくそちらにも意識が行ってしまう。
そうなってしまえばあとは簡単で……私の口の中に入ってきた異物は、すんなりと私の体内へと消えていた。

突如、体内に異変が起きる。
なんていうか、ものすごい激痛が走っていた。

御陵「かっ……!?」

唇が離れ、息をするべく呼吸を繰り返していた私の口から血が飛ぶ。

神代「…………御陵さん……凄く綺麗だよ……」

私の吐血で頬が血に濡れても動じず、私の上からそんな言葉と視線を投げ掛けてくる神代さん。

神代「そんな貴女と今から一つになれるなんて……最高だよ……」

そうして神代さんは私の左手を右手で握り--懐から取り出したそれを左手で握ると、その手に思いっきり振り下ろした。




御陵「がっ……!?」

神代「ぐっ……!?」

左手に走る激痛。そして唸る神代さん。
何が起きたのかは考えるまでもない。だから私は現状を把握することもしなかった。
いや、できなかった。

神代「ふふふ……こうすれば、御陵さんは遠くには行かない……ずっと、ずっと私の傍にいてくれる……!」

御陵「かみ、しろ……さん……!」

頭が揺らぐ。視界がぼやける。

神代「私には御陵さんだけが頼りなの……! 御陵さんのいない人生なんて考えられない……! だから、だから……!」

--ああ、これは私の無力さが招いた結果なのか。
声伽が言うところの、歪に歪んだ異常な正義感が招いた悲劇なのか……?

神代「かっ……!」

突然、私の顔に血が降り注ぐ。
神代さんもあのカプセル状の何かを飲んだのか、気づけば吐血していた。

神代「…………一応私も飲んだけど、どうせなら御陵さんのそれで一緒になりたいな……」

神代「だから、それ……ちょうだい……?」

もう光なんてない--いや、それすらも判別すらままならない。
とにかく神代さんは再び私と唇を重ね、今度は私の口の中に残っているそれを求めるようにしてきた。

抵抗なんてもはや意味を成さないと悟った私はそれを受け入れる。
ただ、もう活動を停止しかけている頭をなんとか振り起こし……こう、思う。

--なんで、こうなったのか。
--私の歪な正義感が招いたのか。
--それとも、あのときのツケが来ただけなのか。

何も、わからない。
なにも、わからない。
……ナニモ、ワカラナイ……。

私は体に回ったその激痛に悶えることもなく、
神代さんに唇を奪われながら、
意識を、闇に落とした--


--Dead End

ノノちゃんが病むるーとはないのでしょうか
私そちらもみてみたいです

クレイジーサイコレズ…

>>471
残念ながら御門が病むことはないでしょう
ヤンデレ枠は一人でいいのだ

>>472
これはほら、依存が行きすぎてこうなったわけでレズではないんでね神代さんは。ただのストーカー気質なだけで! ね!?(錯乱)
とりあえず書いてて思ったのは御陵さん攻めより受けやな……いや、なんでもない

御陵さん争奪戦勃発。ただし参加者は女子に限るってな……
病みはしないだろうけどそういう感じの争奪戦ならスクールモードでやれそうだわ
……せっせと掃除に励む首括、撫斬、花笠を見れるとか胸熱やで工藤……

そういえば明日はわたくし休みだけど残念ながら更新はあまりないのです
まどマギのゲーム買うんでね。一日くらい休みを満喫しようかと
これまでほぼ毎日更新してたしバチはあたるまいて

明日休みじゃねぇやそういや

どうせ御陵さんは採取も掃除もそつなくこなすんやろ?
声伽? 狛枝みたいに主夫的な枠に入ってればいいよ(すっとぼけ)

ゲーム買うのはいいけど予約してなかったんで通常版やで……
まあさっき電話して零時に店頭に並べる店近場で見つけたから日付変わる前には買いに行くがな……

このまま首括が死なずに修学旅行編になれば首括の「いいから強制シャットダウンだ!」が聞けるのか……

ゲーム買いに行くまでの間何か質問あれば答えるぜよ
無いなら適当に現時点での原作キャラとの関係やその他ネタ投下するけど

リロードは>>383からやで

原作キャラとの関係
御陵→褐色肌の子(朝日奈? 終里?)
声伽→不明
神楽→山田(弟子入りを志願された)
玄鐘→桑田(俺とバンドやろーぜ! って誘われた)
多和良→不明
花笠→十神(デイトーレドのなんたるかを教わった?)
撫斬→九頭竜、ペコ(九頭竜組来いよって誘われた)
首括→不二咲(昔馴染み)、十神(経営してる会社の商品開発に助力)
有府→大和田(弟子入りを志願された)
御門→舞園(取材で知り合う)
神代→ジェノサイダー(意気投合)
神原→不明
香澄→不明
佐倉→霧切(探偵仲間)
涼川→不明
荒巻→不明

男ども関わりが多すぎ

多和良→弐大
荒巻→田中
神原→葉隠か西園寺
香澄→同じ音楽系の澪田か写真撮りに来た小泉
涼川→ソニア(若干無理矢理)
声伽は同じ幸運の狛枝
こんな感じでどう?

あとなんかあるかな……もうひとつくらいならネタ投下できそう

ペコVS撫斬の貴重な戦闘シーンを是非

>>499
それはまたの機会。
そろそろゲーム買ってくる。

まどマギのゲーム買ったった
というわけで次の更新は金曜日の夜になるで!

連絡事項でーす
もうクリスマスの時期なんでこのスレの埋めネタはサンタネタでいきたいです

・御陵と多数決によって選ばれたキャラによる他のキャラへのプレゼント配り
・そんなもんはいらん。別ネタ考えろ

↓5までで多数決
上に投票した人は御陵ともう一人、誰にサンタコスさせたいかよろしく(ただし女子な)

次の本編更新は明日の19時頃?
貴方の元にもサンタが訪れますように……

まだ最新の書き込みが表示されないんで返信は朝になりそう……投票してくれたであろう人たち、ごめん

専ブラとはなんぞや。わたくしスマホから書き込んでるからわかんないのよ……

涼川、御門、神原で並んだんであとは作者の独断で選びます

男のサンタなんか需要ないだろ?

>>383
からスタート

御陵「ゴメンね、最近あんまりかまってあげられなくって」

私がそう言うと神代さんは申し訳なさそうに首を振りつつも、こう言ってくれた。
……あれ? なんかどこかで似たようなことがあった気が……?

神代「う、ううん。そうだよね。御陵さんも大変だもんね」

神代「……でも、私にとって御陵さんしか頼れる人がいないから。だからなんだか最近御陵さんが遠くに行っちゃうような気がして不安で不安で……」

そうして自分の肩を抱く神代さん。
そんな彼女を見て私はさらにこう答える。
…………なんだろう、発言を間違えたらおかしなことになりそうな気がする……。


↓5まででさらに自由安価。コンマが一番高いレス採用
なおここでミスすると再びバッドエンドのため、お助けルートを選べれます
どちらかでどうそ

また最新の書き込み表示されん!
とりあえず飯食ってきます


御陵「神代さんの部屋で私が前に言ったこと覚えてる? 私たちは『仲間』なんだよ」

御陵「絶対に神代さんを一人になんてしない。それに私だけじゃない、他のみんなだって神代さんの仲間だよ」

神代「……皆、仲間……」

ポツリと神代さんが呟く。

御陵「そう、仲間。だから神代さんも皆ともっと仲良くなりなよ」

御陵「皆が仲良くしてくれた方が、私も嬉しいし」

その言葉を受けて僅かに頷く神代さん。
よかった、言いたいことがわかってくれたみたいだ。


【Info】
神代との親密度が上昇しました
スキル『執念』ゲット!
『学級裁判でミスにより発言力が減少した場合、精神力二つ消費してその減少を阻止することができます』


↓2
プレゼントを渡しますか?



【イベントパート】

【脱衣所】

そうして夜時間。私は声伽との約束のために脱衣所へと来ていた。

御陵「それで、話って何?」

声伽「……この前のこの鍵についてさ。どこの部屋の鍵なのか確かめたくてね」

あのモノクマの顔が描かれた鍵のことか……。

声伽「とはいえ、下手に行動してはモノクマに感付かれてしまう。だから君には囮役を頼みたいんだ」

声伽「……女の子の君にこんなことを頼むのはボクとしても嫌なんだけど、ね。頼めるかな?」

御陵「それで事態が進展するなら、断る理由はないよ」

申し訳なさそうにする声伽とは反対にそう言ってやると、声伽は了承されたのにも関わらず不満気にも見えた。

御陵「……なにさ。その不満気な顔は」

声伽「いや、不満ってわけじゃないよ。頼みを受け入れてもらえたのに不満なわけないじゃないか」

だと言うのに声伽の顔はなんというか、その言葉とは真反対に見えた。
そうして声伽はしばらく何かを言いたげに視線をさ迷わせていたが、やがてはぁと息を吐くと私に背中を向ける。

声伽「……なんでもないよ。じゃ、頑張ってね」

そうして脱衣所から立ち去る声伽の声からは、その役割に対しての希望じゃなく、私個人に向けられた失望の方が大きく思えた。


□■□■□


【脱衣所 前】

さて、声伽の態度は気に入らなかったが頼まれたからにはやらなければならない。
声伽が何をするのかは知らないけど、あの会話から察するに時間稼ぎをすればいいわけだ。それなら……。

御陵「おーい、モノクマー」

モノクマ「? どうしたのさ御陵さん」ピョーン

モノクマは呼べばすぐに来てくれるから呼ぶのは容易い。
さて、あとは時間稼ぎをするんだけど……。


↓5までで自由安価。話を振って時間稼ぎをしてください。コンマが一番高いレス採用

自由安価出しすぎかな?


御陵「もし殺人が続いて残りが二人で裁判になったらどうするつもりなの? いや、そんなことにはならないしさせないんだけどさ 」

モノクマ「なるほど。君はいいところを突いてくるねぇ!」

モノクマ「はっ! 突いてくるって……なんだか卑猥な響き……!」ドキドキ

御陵「生徒へのセクハラする暇があるなら答えてよ」

モノクマ「んー……まあ、御陵さんが殺る気を出してくれたのは嬉しいけどさ。敢えてここでの明言はしないでおくよ」

モノクマ「つーか! ちょうどいいや! こっちも御陵さんに聞きたいことがあるんだけど!」

すると一変してモノクマが声を荒げてそんなことを言う。

御陵「……なに?」

モノクマ「学園長室にあったボクの宝物が盗まれちゃったんだけどさ、何か知らないかな?」

御陵「そんなの知るわけないじゃん。学園長室には鍵が掛かってるし、校則では鍵壊すの禁止されてるし。私たちには中に入ることすらできないと思うけど?」

モノクマ「そうなんだけどねー……この前ふと確認してみたら鍵が壊されてたんだよ」

モノクマ「しかも刃物で無理矢理ぶっ壊したような跡まであったし……うーん、誰がやったんだろ……」

御陵「……私じゃないから」

この視線は私を怪しんでる視線だ、間違いない。

とはいえ、確かに校則で禁止されてるはずのことが起きてるのは妙だ。
しかもモノクマの口ぶりからするに、誰がやったのかの見当もついてないはず。
…………もしかして、モノクマの監視は絶対じゃない?

モノクマ「むーん……まあいいや。とりあえず、証拠も無しに生徒を疑うのは良くないよね」

モノクマ「それじゃあね御陵さん! 暖かくして寝るんじゃぞ!」ピョーン

そんな私の思考に気づかず、モノクマはそうして呼び止める暇もなく立ち去ってしまう。
……モノクマ相手ならこれくらいの時間稼ぎが精一杯だろう。下手に引き留めてもボロが出そうだし。
声伽については……明日、見かけたら話を聞くとしよう……。



【???】

モノクマ「……さて、と。あの子はまだ行動に出なさそうだし、このまま放っておいてボロが出ても嫌だしなぁ……」

モノクマ「…………敢えてボクから言ってあげるのもあり、かな?」

モノクマ「……どーしよっかなー……」

↓2のコンマが35以下でモノクマがアクションを起こすそうですよ

モノクマ「やっぱ隠し事はよくないよね! 学友ならこういうことは洗いざらい吐いて共有させてあげるべきだよね!!」

モノクマ「いやー、でもつらいわー」

モノクマ「なぁんて……嘘だけどなっ!!」


【Info】
明日の朝、モノクマがアクションを起こすようですよ



【二十三日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【第二ボタン】
【文豪の万年筆】

モノクマメダル
12枚

訂正。二十五日目終了ね


【二十六日目】

【食堂】

あれ? 声伽に昨日の成果を聞こうとしたのに今朝は来てないみたいだ……寝坊かな? そんなに夜遅くまで調査してたんだろうか。
まあいないものは仕方ない。誰と食べようか……。

↓2
声伽以外、最大二人まで

……昨日のこともあるし、あの二人のところで食べてみよう。

御陵「二人とも、一緒に食べていい?」

御門「あっ! 書乃お姉ちゃんおはよ!」

神代「……もちろん、構わないよ」

御陵「ありがと。……って、ノノちゃんまたトマト残してるの?」

御門「むー……だってトマト苦手なんだもん。有府お兄ちゃんに言われて仕方なくサラダの中には入れてるけどさぁ……」

でも食べなきゃ意味ないって言うか、むしろ有府もそこまでしたならノノちゃんがきちんと食べるところまで見ればいいのに……。
なんて思っていると、神代さんがなかなか口を開かないことに気づく。少しずつ朝御飯を食べつつ、私とノノちゃんに視線を送るだけだった。
…………仕方ないなぁ。

↓2
1神代さんも話に入りなよ
2ノノちゃん……好き嫌いは良くないよ?
3その他自由安価

安価確認。作者は風呂る
その間何かあればどうぞ

涼川アルターが欲しい(切実

さりげなく会話に入るきっかけを作ってくれる御陵さんカッケーッス!

>>556
江ノ島アルターみたいに言うのはやめなさい!

>>557
これだからイケメンは困るんだよ……(遠い目)


再開やで!

御陵「神代さんは何か好き嫌いはないの?」

と、さりげなく話を振ってあげると神代さんは少しだけポカンと私を見た後ですぐに答えた。

神代「え、ええと……ニンジンが苦手、かな……?」

……、
…………、
………………、

御陵「ぷっ……結構可愛いとこあるんだね神代さん」

御門「ホントだね! なんていうか、子供っぽいみたいな?」

神代「む……」

私たちの反応に不満そうに口を尖らせる神代さん。

神代「と、トマト嫌いな御門さんにだけは言われたくはないかなっ」

御門「あ! それ遠回しに『御門さんはそんなんだから成長しないんだよ。永遠に子供体型のままでいたら?』ってバカにしてるでしょ!」

神代「ごめん、そこまでは言ってない」

すると昨日までの雰囲気はどこへやら。
二人はお互いにそんなことを言うようになっていた。


【Info】
神代、御門との親密度が上昇しました



そうして朝御飯を食べていると、不意にアナウンスが鳴った。

モノクマ『えー、オマエラ。大切な話があるので至急体育館に集まってください!』

モノクマ『来なかったら当然おしおきだかんな!』

有府「…………今のは……?」

首括「ちっ……またこの展開か」

神原「ま、また何か始まるのでしょうか……?」

思い思いの反応をする皆。
でも行かなきゃならないことはわかっているので、やがて皆は立ち上がり食堂を後にする。
声伽は……まあ、後から来るだろう。


□■□■□


【体育館】

そうして訪れた体育館。
そこにはモノクマと……なんと、声伽がいた。

御門「あれ? 早いね、もう来てたんだ」

声伽「ん、まあね」

モノクマ「ようやく皆揃ったね。なら始めようかな」

全員が集まったのを確認すると、モノクマはそうして話を始める。

モノクマ「オマエラさ、ここで生活を始めてもう結構経つけどどう?」

御陵「……は?」

その思いがけない話の切り出し方に面食らう。

神代「……どういう意味?」

モノクマ「いいから答えなよ! どう? 楽しい? それとも最悪?」

神原「さ、最悪に決まってますっ!」

御陵「こんなことさせられて楽しいわけないじゃん」

モノクマ「そうだよねー……なら--」




モノクマ「この中に裏切り者がいたらもっと最悪だよねー!!」ゲラゲラゲラ

…………は? 裏切り者?

有府「ま、待てよ! そりゃ……!」

首括「いや……ありえない話じゃない」

有府の声を首括が遮る。

首括「この生活を効率よく送らせるなら、そういった存在はいてもおかしくはない」

神原「そ、そんなこと考えてたんですかぁ……?」

御門「でも、それなら一番怪しいのは首括お兄ちゃんじゃないの?」

と、ノノちゃんが不意にそんなことを言う。

首括「…………」

神原「なっ! ど、どうしてそう思うんですか!」

御門「むしろ神原お姉ちゃんこそなんで首括お兄ちゃんを庇ってるの?」

御門「この中では群を抜いての裏切り者候補だと思うけどなぁ」

ここまで言われて首括本人は口を開かない。そう疑われても仕方のないことをしてきたという自覚はあるみたいだ。
その代わりに、神原さんが食って掛かる。

神原「そ、そんなこと言うのなら御門さんだって怪しいですよ! あれだけ心中したいとか言ってたのに……!」

神原「自分のことを棚に上げて、よくそんなこと言えますね!」

御門「っ……!」

御陵「ちょっと神原さん……!」

まさかあの神原さんがこんなことを言うとは思ってなかったので思わず口を挟む。

神原「な、なんですか! 御陵さんも首括さんが裏切り者だって言うんですか!?」

御陵「そうじゃない! けどノノちゃんを疑うのは違うよ!」

首括「そうだ。……神原、僕を庇うのはありがたいがそのせいでお前まで誰かを疑うようになるのはやめてくれ」

首括「そういう汚れ役は僕の仕事だ」

神原「首括さん……」

そうして首括はさっと神原さんの前に立つ。

首括「御門。僕を疑うのは結構だが、疑われたのならこっちも言わせてもらうぞ」

御門「……何を、さ」

首括「疑うべき相手はもう一人いる」

首括「……そうだよな、神代?」

神代「っ!?」

さらに今度は神代さんにまで話が広がる。

神原「? どうして神代さんが……?」

首括「……この女はあの『ジェノサイダー翔』を崇拝しているみたいでな。書庫にあるそいつの事件ファイルを何度も読んでいる姿を僕は見ている」

首括「裏切り者、とは言い切れないがあんなのを崇拝しているような女だ。疑うには充分だと思うが」

御陵「首括まで何を言って……!」

なんとかこの流れを止めようとするけど、ここまで広がってしまった話の火種はそう簡単には止まらない。

神代「その理論が通用するなら神原さんだって怪しいと思うけど……!」

御門「確かに……首括お兄ちゃんをここまで庇うんだもんね」

御門「頭のネジの一つや二つ、外れてそうだけど」

神原「ち、違います! 私は裏切り者なんかじゃ……!」

有府「お前らもうやめろっっっ!!!」

その仲間同士の疑いあいを止めたのは、そんな有府の怒声にも似た叫び声だった。

その声に言い合っていた皆の動きが止まる。

御陵「そ、そうだよ。有府の言う通り、ここで疑いあってたらモノクマの思う壺だよ?」

モノクマ「御陵さん、それは的外れだよ」

と、今まで愉快そうに私たちの言い争いを眺めていたモノクマがそんなことを言う。

御陵「? 的外れって、なにが」

モノクマ「今の有府クンの言葉はね……」




モノクマ「『俺みたいな裏切り者のために言い争いをするのはやめてくれ』って意味なんだよー!!」

…………え……!?

首括「おい……それじゃあまさかお前の言う裏切り者ってのは……!」

モノクマ「そう! 幾度となくボクと裏で取引してた人は……!」

モノクマ「なんと皆のリーダーの有府クンだったのでーす!!」

御陵「有府が……裏切り者……!?」

その言葉が信じられず私は有府の方を見る。
有府は何も話さず、無言のままだった。



□■□■□


首括「…………おい、有府。今のモノクマの言葉は本当なんだな?」

モノクマが去った後の体育館。そこは重苦しい空気に包まれていた。

有府「……全部が全部正しいわけじゃないけど、概ねその通りだ。あいつと裏で取引をしてたのは、事実だ」

御陵「有府……」

信じたくなかった。でも、本人にそう言われては信じるしかない。

声伽「……なるほど。つまり君は表でリーダーぶりながら陰でこそこそとモノクマと繋がってたわけだね?」

と、ここで今まで黙っていた声伽がそんなことを言った。

御陵「ちょっと声伽! そんな言い方……!」

声伽「酷すぎる、とでも言うつもり?」

声伽「その取引の内容は知らないけど、少なくとも彼はそのことを認めたんだよ?」

声伽「しかも幾度となくってことは、おそらくは結構前からだ」

声伽「その間彼は犠牲者が何人出ようが、今の今まで隠し通してたことになる」

御陵「それは……!」

声伽「それとも、御陵さんはそれでもなお有府クンのことを信じるのかな?」

そのいつもとは違う迫力の声伽に圧倒されながらも、他の皆を見る。でも皆は気まずそうに目を逸らすだけだった。
それでわかってしまった。少なくとも他の皆は有府を信じられなくなっている。
……私は……。


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1それでも私は有府を最後まで信じる
2何も言えず押し黙る

御陵「それでも私は……有府を信じる」

その言葉を受けて声伽は露骨にため息を吐き、他の皆も驚いたような顔をした。

有府「御陵……」

声伽「そっか。ここまでされても御陵さんは有府クンを信用するんだね」

声伽「……今まで君に協力してきた身だけど、だからこそ言うよ」

そうして声伽は私の眼を見て、はっきりとこう言った。




声伽「君のその歪んだ正義感、なんとかしないと今に手痛いしっぺ返しが飛んでくるよ」


【Info】
声伽との親密度が大きく減少しました
首括、御門、神代、神原との親密度が減少しました
仲間同士の雰囲気が険悪になりつつあります


□■□■□


自由行動・朝

やっぱり裏で取引をしていた有府の味方をしたからなのか、声伽を初めとした皆の視線が僅かに変わった気がする。
私はどうすればいい……?

↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【植物庭園】

御陵「神代さん……」

神代「あ……御陵さん……」

やはり体育館での一件があったからか、その声のトーンは重い。逃げることはなさそうだけど、視線を合わそうともしてくれない。
……どうしようか。


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

【ジェノサイダーげきじょう】

ジェノサイダー「呼ばれて飛び出てー! ジェノサイダー!!」

ジェノサイダー「つーか何!? こんな中途半端なところで終わるなんて作者は屑ね!」

ジェノサイダー「アタシも充分屑だろって? そんなの知ってまーす!!」

ジェノサイダー「ゲラゲラゲラ!!」

ジェノサイダー「さーて、質問や意見感想があるなら作者が寝ないうちに言いなさいな! よろしくねん!」

出よったな
有府が裏切り者って最初から決まってた?

ズバリ、このままだとバッドエンド直行ですか?

声伽くんが御陵さんを過度なまでに気にかけているのは二人の新密度が高いことが影響しているの?

ジェノさんは神代さんのことを覚えておいでですか?

>>593
ジェノサイダー「そもそも本当は作者の中で裏切り者はいない設定だったみたいよん」

ジェノサイダー「だから今回しゅうたんが裏切り者ポジションになったのはそう……不幸な巡り合わせなのよ……」

ジェノサイダー「なんつって☆」

>>594
ジェノサイダー「それは少し答えられないけど、代わりにバッドエンドになる条件でも教えとこうかしらん」

ジェノサイダー「ずばりののちんの時みたいにイレギュラーな場合で誰かが死んだ時、もしくはまこたんに殺されたときみたいにふみのんが誰かに殺されたときね」

ジェノサイダー「わかったかしらん?」

>>595
ジェノサイダー「それも少なからず影響してるわね」

>>596
ジェノサイダー「まこたん? 覚えてるに決まってんでしょーが! ゲラゲラゲラ!!」

しゅうたん…まこたん…
なんかこのまま行くと学級裁判終了した時に御陵さんの心が折れる展開が来そうで怖い

ジェノサイダー的に、この物語の登場人物で一番萌えるのって誰?

>>599
ジェノサイダー「それはどうかしらん? 成長したふみのんなら大丈夫かもしれないわよ?」

>>600
ジェノサイダー「うーん……くるりんは何故だか白夜様と同じ匂いがするのよね」

ジェノサイダー「だから強いて言うならくるりんかしらね?」

そういや裏切り者はいないって言ってたことあったね

これは作中で語られるなら答えなくていいけど有府はどの時点で黒幕と繋がってたの?
あと、図書室にあった絶望の種について書かれた手紙を書いた学園長は仁さん?

>>602
ジェノサイダー「ごめんなさいねん。作者ったら寝落ちしてたみたいだわ」

ジェノサイダー「で、質問に対しての答えなんだけど……本編で語られるだろうし今はノーコメントということで許して! この通り!」

ジェノサイダー「……って、どの通りだっつーの! ゲラゲラゲラ!!」


ジェノサイダー「さーて、次回の担当は誰かしらん?」

ジェノサイダー「…………あり? ここでこの人来ちゃうの? いいの?」

ジェノサイダー「でもアタシ的には面白そうだしいいんだけどねー! じゃ、さいなら!!」

次の更新は今日の18時頃。前後する可能性大有り
よろしくなんだぜい

時系列ってどうなってるん?
エノシマさん死後?

私様げきじょうかな?

【スズカワげきじょう】

涼川「……>>556の要望が間違った形で具現化した。今回はなんと私が担当」

涼川「>>605……期待に添えられなくてごめん」ショボン

涼川「そして>>604。このSSの時間軸は『原作無印で苗木たちじゃない奴等が入学したらどうなるんだろ?』という妄想により成り立っている」

涼川「だからわかりやすく言うなら時間軸としては1の段階。つまり江ノ島さんは生きてる」

涼川「ここは雑談コーナーじゃないから、できればもっと質問らしい質問をしてくれると嬉しい」

涼川「……可愛いと言われても、嬉しくもなんともないっ」


更新21時頃に延長するでござる
ゲームやりたい

じゃあ撫斬・香澄・荒巻のスキルを教えて欲しいな

真昼っぽい荒巻さんと黒髪ショートな御陵ちゃん以外に見た目こんなかんじっていうイメージのあるキャラはいる?

アルターエゴと仲良くするとスキル貰えたりするの?

もうクライマックスなのか?
みんなの日常とかやらんの?

>>611
涼川「撫斬は反論ショーダウン時に使えるスキル、荒巻さんは発言力回復のスキルを予定してたみたい」

涼川「香澄さんのスキル? もう貰ってるじゃない」

>>612
涼川「声伽は狛枝さんっぽい感じらしいよ」

涼川「あと私があの……ハヤテのごとく? の緑の髪の子をイメージしてもらえればいいらしい」

>>613
涼川「当然、あるよ。原作で言うチートコード的なやつがね」

>>614
涼川「日常ね……やりたいけどもう手遅れみたい」

さて、そろそろ再開したいですが人はいますかな?
いるぜ! という方は『さくらちゃんマジ天使』と書き込んでください

誰もさくらちゃんが天使ということを認めんだと……!?

あ、御陵さんのイメージキャラはSAOの朝田さんでお願いします(懇願)
そろそろ再開

御陵「あのね、神代さん」

とにかく今のこの状況は良くないと思い、私はフォローに回る。

御陵「神代さんやみんなは有府のこと信じられないかもしれないけど、私は今までの有府が全部嘘だなんて思えないんだ」

御陵「それにモノクマが裏切り者のことを暴露したってことはもう有府とモノクマの関係は切れたと思っていいはずだよ」

神代「…………本当にそうなの?」

と、不意に神代さんがそう反論してきた。

神代「だって、もし本当に黒幕との関係が切れたんなら……体育館にいたときに言うはずだよね」

神代「それがないってことは……まだ黒幕と繋がってるんじゃないの?」

御陵「そんなことは……」

神代「ない、とは言い切れないよね。……私も御陵さんを信じたいけど、こればっかりは……ね……」

そうして申し訳なさそうに視線を下に向ける神代さん。


【Info】
神代との親密度、変化なし


□■□■□


自由行動・昼

……どうしよう。私に何かできることはないのか……?

↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部へ



【有府の個室 前】

ピンポーン!

有府「……御陵か。なんだよ……」

あれ以降個室に閉じ籠っていた有府が気になり、個室に行ってみる。

御陵「有府、そのさ……」

有府「だから、なんだって」

すでに自暴自棄にも似たようなことになってる有府は乱暴な口調でそう言う。
……どうする? 下手に言葉を間違えたら逆効果になりそうだけど……。


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

御陵「……なんでモノクマと取引なんかしたの?


御陵「その理由くらい聞いておかないと、有府が裏切り者だなんてちゃんと納得できないよ」

前置きなんて一切なく、いきなり本題に入ってやる。

有府「そんなの……言えるわけねぇだろ」

それは監視カメラの存在があるからか。
はたまた、別の要因があるからか。
とにかく有府は小さな声でそう言った。

御陵「でも……それじゃあ……!」

有府「いいんだって、もうさ」

何かを諦めたかのように、有府は達観した目でそう言う。

有府「取引の内容なんか関係なく、俺がお前らを裏切ってたのは事実なんだ」

有府「それに……そのせいでお前らの仲を険悪にしちまった。償えるとは思えねぇけど、なんとしてでも償うよ」

御陵「有府……!」

有府「そんな眼で見ないでくれよ。頑張ってリーダーぶってきたけど、もう無理だ」

有府「鍍金が剥がれてきたみたいだ……悪いな御陵。後は任せる」

パタン。そうして有府は個室の奥に引っ込んでしまった。
……私は……どうすれば……?


【Info】
本日の自由行動で有府と会話不可になりました


□■□■□


自由行動・夕

ダメだ……何をしようとも空回りになってる……。
私は何もできないのか……?

↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【購買部】

……ダメだ。こんなことしてる余裕なんてないのに、気づいたら購買部なんかに来ていた……。
どうする……?

↓2
1モノモノマシーンを回す(回数も)
2帰る

【イベントパート】

購買部から寄宿舎への帰り道。
とはいえ距離にしても微々たるものだが、とにかくその道中。
ふととある教室に差し掛かったところで、私はその教室から得たいの知れない悪寒を感じ取った。

御陵「…………?」

なんだろう。とてつもなく嫌な予感がする。
この中を見たら取り返しのつかないことになりそうな、そんな予感……。

その教室の前で立ち止まること数秒。私は--


↓2
1中に入る(この場合コンマにより展開変化)
2……やめよう。何もないさ

……わざわざ危険に踏み込むことはない、か。やめよう。何もないさ……そう、何も……。

そうして私は自分の個室に戻り夜時間を待つ。


□■□■□


夜時間前、私の部屋にノノちゃんが訪れた。

御陵「……ノノちゃん、そんなに焦ってどうしたの?」

御門「っ……よ、よく聞いてね……!」

だからまずは落ち着いてよ、と言う間もなくノノちゃんはその続きを口にした。




御門「一階の教室で……神原お姉ちゃんが頭から血を流して倒れてて……!」

ガツン、と頭を揺さぶられた気がした。

神原さんが、
頭から血を流して、
倒れてた?

--何を言ってるんだ、この子は……?




【二十六日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【第二ボタン】
【文豪の万年筆】

モノクマメダル
12枚

間違えた




【二十六日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄(Dead)・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【第二ボタン】
【文豪の万年筆】

モノクマメダル
12枚

げきじょうネタ尽きたから普通に質問コーナーなんだぜ
質問あればどうぞ。無くても意見や推測は歓迎ですので

くるりんの精神は無事ですか(震え声

なかに入ってたらどうなったの?

血を流して倒れてだからまだセーフだな、医療関者がいないのがキツいな
てか劇場コーナ以外と楽しみだったんだけど…

>>650
神のみぞ知るとだけ言っておきましょう

>>651
中に入ってたらコンマによって御門、神原のどちらかが倒れてました
今回のルートは問答無用で神原一択でしたが

>>652
まだアナウンスも鳴ってませんしね
げきじょうネタは……すいません、力尽きました

埋めネタはまだ投下せんでいいかな……

あ、一つ疑問に思ったんだけど前スレで公開した女子陣のスリーサイズでバストがだいたい83以上なんだけどこれって平均的に大きすぎるかしらん

離脱する前に埋めネタどれがいいかアンケート

1前言ってたクリスマスネタ
2前スレの続きで料理ネタ
3女子勢で怪談

どれがいいっすかー!?(澪田風味)

あ、日付変更まで受け付けますよ

【ミオダげきじょう】

澪田「つーわけでクリスマスネタに決まりましたよ!」

澪田「つってもさすがに別スレ立ててやることじゃないから本編がキリのいいところまで行くのを待って欲しいっす!」

澪田「まあ、別スレ立ててやった方が力入れてやれそうっすけど、それで本編が疎かになったら本末転倒ですっしね」

澪田「そこんとこ何か意見あればよろしくっす! 本編はさすがにここで停止させたら生殺しなんでもう少し待って欲しいっす!」

アニメの霧切さんをトレスして氷ちゃんをイメージして描いてみた
氷ちゃんと声伽くんが好きです。本編もクリスマスネタも楽しみにしてます

ちなみに数値上のバストカップは

御陵:D
神代:AA
佐倉:D
御門:C(訂正前)→A
神原:E
香澄:C
涼川:C
荒巻:D

御門はまだいいとして神代……

>>666
初の支援絵に作者は嬉々乱舞してます!
しかも眼鏡ときましたか。作者的にポイント高いです
とにかく、ありがとうございました

>>667
やっぱり大半がCカップな時点で平均的に大きすぎたか……
というか神代さんそんなに小さかったのか。男装してるなら小さめにしようと思ってたがやり過ぎた感が……

今日は少し早めの20時頃から始めたいと思います
よろしくお願いします

だいぶ早いですが今人います?

ウサミ「ごめんなちゃい、なんか今から飯らしいからもう少し後になりそうでちゅ」

ウサミ「寄せ鍋食ってくるでちゅ。また後で来るでちゅ」

ウサミ「あ、涼川さんの支援絵保存したでちゅ。ありがとうございましたでちゅ」

ウサミ「鍋に入ってるエビの殻剥きってめんどくさいでちゅよね。だから作者は鍋のときのエビはあまり好きじゃないんでちゅ」

ウサミ「というわけで戻ってきまちた。人いまちゅ? いるなら○○とらーぶらーぶと書き込んでくだちゃい」

ウサミ「御陵さんとらーぶらーぶ、みたいな感じでちゅ。意味はありまちぇんが」

ウサミ「一人哀愁漂ってるでちゅ……希望は前に進むんでちゅよ!」

ウサミ「あと御陵さんと御門さんはノーマルでちゅよ! 百合にしないでくだちゃい!」

ウサミ「眼鏡……? まあ、それくらいならいいんじゃないでちゅか?」

ウサミ「さて、投下でちゅ」



【二十七日目】

【食堂】

翌日。私たちは食堂に集まっていた。

御陵「神原さんは今私の部屋で寝かせてある。できうるかぎりのことはしたし、今はすっかり寝てるよ」

昨日はあれから神原さんに一通りの治療をしたあと、彼女を私の部屋に運んでおいた。
本当は首括あたりに反対されるかと思っていたんだけど、男子の部屋に寝かせるわけにもいかないし女子の中ではまだ私が信頼できるから、とのこと。

有府「そうか……よかった」

首括「何が良かったんだ?」

ポツリと溢した有府の言葉に首括がそう食いつく。

首括「あいつは頭を殴られ、致命的な傷を負ったんだぞ。そのことを『良かった』の一言で済ませる気か?」

有府「そういう意味じゃねぇけど……」

首括「ならその口を開くな。この裏切り者」

御陵「ちょっと……! 気持ちはわかるけど、それは言い過ぎだよ……!」

首括「……ちっ」

どうも首括は神原さんが関わると冷静さを欠く傾向にある。
仲間としてはその変化は嬉しいけど、こういうときに限ってはあまり喜べない。

声伽「とにかく、これでいろいろ気をつけるべき問題が浮上してきたね」

御門「それは……まあ」

声伽「裏切り者の有府クンに加えて、正体不明の謎の襲撃者……」

声伽「夜を迎えるごとに神原さんみたいに誰かが襲われる……ってことも考えられるよ」

神代「そんなの……!」

ない、とは言い切れない。
だから神代さんもそこで言葉を止まらせるのだった。

首括「そうだな。一夜明ける毎に誰かが神原みたいに襲われるなんてことは、僕としても喜ばしいことじゃない」

首括「……だから有府、お前は事態が進展するまでの間部屋から出るな」

すると有府に向けて首括がそんなことを言った。

御陵「首括。そんなことをしたら黒幕の思う壺だって」

首括「そうだな。さらに言うならその黒幕と繋がってる有府の思う壺とも取れるわけだ」

有府「待ってくれよ……! 俺はこのことについては何も知らないんだ……!」

首括「口ではなんとでも言えるだろう。リーダーぶってたくせに裏では黒幕と繋がってた裏切り者さん?」

御陵「っ……!」


パチン! と乾いた音が鳴る。
私が首括を平手打ちした音だ。

首括「……何をする?」

御陵「……気持ちはわかるけど、いい加減にしてよ。首括がそんなことしてたら、神原さんだって悲しむよ」

首括「…………」

その言葉には首括は返事をせず、代わりに他のみんなに視線を向けてこう言った。

首括「…………誰だか知らないが、もし本当にこの中に今回の犯人がいるのなら、そいつは今のうちに覚悟しておけよ」


首括「地獄に落としてやるからな……!」


【Info】
仲間内の雰囲気が険悪になりました
次からしばらくの間、神原との会話が不可になります


□■□■□


自由行動・昼

…………やっちゃったなぁ。首括、おかしなことしでかさなければいいけど。

↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【娯楽室】

御陵「……ノノちゃん」

御門「……あー、書乃お姉ちゃん」

娯楽室にいたノノちゃんはなんというか、何もしていなくて生気が薄れてるようにも見えた。
……やはり神原さんのことが気になるのだろう。当然のことだけど。

御門「はぁ……ノノ、やっちゃったなぁ……。神原お姉ちゃんに疑われたからって、あんなこと言うなんて……」

それは体育館でのことなのか。ノノちゃんはあのことを後悔してるようだった。

御陵「…………」

御門「謝ろうにも神原お姉ちゃんはあんなことになってるし、首括お兄ちゃんはピリピリしてるし……」

そうして頭を悩ませるノノちゃん。だけどその名前の中には有府の名前が無かった。
やっぱり有府のことも気にかかってるのだろう。……なんて声をかけようか。

↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

御陵「神原さんが目を覚ませば首括だって落ち着くだろうし、きっとすぐに謝る機会が来るはずだよ」

御陵「そのためにもこんなことが起きないようにお互い気をつけよう?」

御門「…………そう、だよね。まずはそうしないといけないよね」

御門「ごめん。ありがと書乃お姉ちゃん」

そうしてノノちゃんは弱々しくだが、笑ってみせた。

御陵「有府のことも、さ。今は無理かもしれないけど……できたら、信じてあげてほしいんだよね」

御門「ん……それは、そうしたいのは山々なんだけどね……」

御門「……ごめん。それについてはまだ保留で」


【Info】
御門との親密度が元に戻りました
次の捜査パートで御門が協力してくれるようになりました


プレゼントを渡しますか?
↓2
1渡す
2渡さない



自由行動・夕

まだまだ仲間内の雰囲気は悪いし、有府は部屋から出てこないし、神原さんは眠ったまま……
くっ……どうすればいいんだ……?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【脱衣所】

アルターエゴ「あ! 御陵さん久しぶりだねぇ!」

アルターエゴ「話は首括君から聞いてるよ。大変なことになってるみたいだね……」

『首括から?』

アルターエゴ「うん。あんまり詳しい話はしてくれなかったから、断片的にだけどね」

アルターエゴ「……僕も何か力になれればいいんだけど……ごめんねぇ、役立たずで……」


↓2
1そんなの気にする必要はないよ
2首括からは具体的にどんなことを聞いたの?
3その他自由安価

なおコンマ65以上でスキルゲト

『首括からは具体的にどんなことを聞いたの?』

アルターエゴ「えーっと……一応今起きてる問題と、今日の朝のことは一通り教えてもらったんだけど、その詳しい説明が全然で……」

となると有府のこと、神原さんのこと、それと今朝のことを一応はアルターエゴも知ってるわけか。
でも結論だけ言ってなんでそうなったのかを言わないなんて、アルターエゴからしたらそりゃ気になるよな……。

アルターエゴ「それでね、御陵さん食堂で首括君をビンタしたんだよね?」

『まあ、そうなるかな』

……まさかそこまで知ってるとは。首括、案外根に持ってるみたいだ。

アルターエゴ「首括君はああ見えて結構意固地っていうか、頑固なところがあるから……御陵さんたちからしたら大変かも知れないけどさ」

アルターエゴ「もし今朝みたいなことになったら、我慢せずにビンタの一つや二つしちゃいなよ! 僕からもお願いするからさ!」

…………なんと。てっきり怒られるかと思ってたのにまさかそんなことを言われるなんて。

『首括のこと、やっぱりよくわかってあげてるんだね』

アルターエゴ「うん! そりゃ、友達だからね!」


【Info】
アルターエゴとの親密度が上昇しました



【二十七日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄(Dead)・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【第二ボタン】
【文豪の万年筆】

モノクマメダル
12枚

【事件発生フェイズ】
↓2までのコンマすべて50以上で明日が最後の自由時間となり、さらに翌日に事件発生

【Info】
事件発生まで一日延びました

【二十八日目】

【食堂】

さて、朝なんだけど……部屋に寝かせてある神原さんはまだ目が覚めないし、どうしたものかな……?
というか、頭殴られたことによる後遺症……とかあったりしないよね……?

↓2
誰とご飯食べます?(有府以外。最大二名まで)

ウサミ「言うまでもないことでちゅが神原さんは今御陵さんの部屋で寝てるのでご飯は食べれないでちゅ!」


……あそこの二人、なんだか険悪というかピリピリしてるな……。

御陵「おはよう二人とも」

御門「ん、おはよ」

神代「……おはよう」

ノノちゃんはまだしも、やはり神代さんの声のトーンがなんていうか暗い。
やはりいろんなことがあって気が滅入っているのだろう。

御門「ねぇ書乃お姉ちゃん。神原お姉ちゃんの様子はどう?」

御陵「一応血はもう止まってるし、命に別状はなさそうだね。……ただ、私は専門的な知識はないからあまり鵜呑みにはしないでくれると嬉しいけど」

私の肩書きはあくまでレスキュー隊員なだけで、医者ではない。私ができるのは最低限の治療だけで、そこから先のことは私にもわからないのだ。

神代「……あんまり無理はしないでよ。御陵さんまで倒れられたらさすがに……」

御陵「わかってるよ」


↓2
1そういえば有府はどうしたの?
2神原さんを襲った人って誰なんだろうね……
3その他自由安価


御陵「神原さんを襲ったのって、もしかしたらモノクマじゃないかな……」

御陵「ノノちゃんの毒の時みたく、疑心暗鬼の私たちをさらに混乱させようとしたのかも」

それは私の願望でもあった。
この中の誰かが神原さんを襲ったなんて考えられない。それなら、モノクマ--というよりはそれを操ってる黒幕が襲ったという方がしっくり来る。

御門「うーん……その可能性もないことはないだろうけど、断言するにはまだ早いよね」

御門「そりゃノノだってそうであった方が嬉しいけどさ、なんていうか……ここまで犠牲者が出た以上、あんまり根拠のない楽観視はしない方がいいっていうか」

御門「っと……釈迦に説法だったね。忘れて?」

そうして曖昧に笑うノノちゃん。

御陵「いや、その通りだと思うよ」

そうだ。黒幕のせいにしようとして楽観視するのは甘い。
この状況なんだ……願望は捨てて、私も冷静に物事を見る必要がある。


【Info】
神代、御門との親密度、変化なし


□■□■□


自由行動・朝

冷静に物事を見る必要があるとはいえ、この雰囲気をそのままにしておくわけにはいかない。

さて、どうしたものか……。


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【図書室】

御陵「首括……こんなところにいた」

首括「っ……なんだ、御陵か」

首括は図書室でなにやら本を読んでいたが、私が声をかけたらその本をすぐに棚に戻してしまった。

あれは……医療関係の本?

首括「おい、用がないなら帰ってくれないか。お前がいては落ち着いて読書もできん」

そんな私を早く追い出したいのか、首括がそんなことを言ってくる。


↓2
1慣れない知識を頭に入れてもすぐには身に付かないよ?
2神原のことを報告しておく
3その他自由安価

御陵「……神原さん、なんだけどね。血ももう止まってるし、命に別状はなさそうだよ」

御陵「ただ、まだ眠ってるけど……」

首括「そうか……くそっ、誰だか知らんがふざけたことをする」

そうして忌々しげに舌打ちをする首括。
そしてそのまま、ふと話を続ける。

首括「……御陵には言ったな。神原と不二咲はどこか似ている、と。そして僕は以前、その不二咲を裏切ったと」

不二咲千尋。首括の友人の名前。

首括「……同じ過ちを二度犯すなんて、手痛い失敗だ。僕は神原を襲った奴を許せそうにない……!」

そうして口にする首括の眼からは良くない光が放たれていた。


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

御陵「もしかして復讐とか考えてたりしないよね?」

首括「…………」

その問いに首括は答えない。それを私は肯定と見なし、続ける。

御陵「神原さんがそれを望んでると思う? 偉そうなことを言うかもしれないけど、神原さんを心配させるようなことをしたら後悔することになるんじゃない?」

首括「……本当に偉そうなことを言ったな」

首括「だが、まさかお前にまでそんなことを言われるとは……」

御陵「お前にまでって?」

首括「……なんでもない。気にするな」

そうして首括は私に背を向け、図書室から出ようとする。

首括「頭を冷やしてくる。お前の言葉は正しいし、そのためにも一度冷静にならないとな」

御陵「……わかった。何かまたわかったら伝えるよ」

首括「ああ……」

そうして首括は図書室を後にした。


【Info】
首括との親密度が元に戻りました
次の捜査パートで首括が協力してくれるようになりました


↓2でコンマ判定
45以上で神原が目を覚まし、この日は自由行動・昼がイベントパートに

【イベントパート】

【御陵の個室】

そうして部屋に戻った私。そこには……ベッドでボーッと寝転がってる神原さんが。

神原「あれ……? 御陵、さん……?」

御陵「神原さん……!? 目、覚めたの!?」

神原「あ、はい……ご迷惑おかけしました……」

そうして体を起こそうとする神原さん。

御陵「いいよ、無理しないで。私皆を呼んでくるから」

そうして私は個室を出て皆を呼びに向かう。


□■□■□


有府は部屋から出てこなかったので、集まったのはそれ以外の皆だった。

首括「神原……!」

神原「あはは……首括さん、心配かけてすいません……」

そうして弱々しく笑う神原さん。

神代「大丈夫? 話、できる?」

神原「はい……神代さんも、ごめんなさい」

御陵「神原さんが謝る必要はないよ」

声伽「そうだね。……と、悪いんだけど神原さん。君が誰に襲われたのか尋ねてもいいかな?」

まさに単刀直入。そうして声伽は本題に入った。

神原「ええと……ごめんなさい、あんまり覚えてなくて……」

御門「頭を殴られたんだもんね……記憶が混濁してて当然だよ」

声伽「なら、その相手について何か覚えてないかな? どんな服を着ていたのか、でもいいし。男か女か、でもいいよ」

声伽「辛いかもしれないけど……お願いできる?」

神原「はい……」

そうしてしばしの間の後で神原さんはその犯人の特徴を挙げていった。

神原「ええと……たぶん、女の人だと思います」

神原「でも、なんていうか機械を通したというか、とにかく変な声で……断定はできません」

声伽「なるほど……つまりその犯人はボイスチェンジャーのようなものを使った、と見て良さそうだね」

神代「……となると、犯人は男?」

首括「いや、機械を通した声をしていたからと言って一概に男だと断定するのは早計だ」

機械を通したような声……その言葉を聞いて私は無意識のうちにノノちゃんと首括に視線を向けていた。

首括ならボイスチェンジャーなんて作れそうだし、ノノちゃんなら違う人の声真似なんて容易いだろう。

…………っ! ダメだ! 何を考えてるんだ私は!?
二人は私の言葉に耳を傾けてくれたのに……その二人を疑うなんて……。

声伽「じゃあ神原さん、その相手の服装は見なかった?」

神原「すいません……背後からの不意打ちでしたので……」

神代「背後から声を出しての不意打ちってこと……?」

それなら服装での判別は難しそうだと思い落胆する私たち。

すると神原さんは何かを思い出したように続けた。

神原「あ、でも気を失う前に一瞬だけその人の服装を見ました……」

首括「本当か!?」

神原「はい。……はっきりとは覚えてませんけど、おそらくジャージを着ていたかと……」

御門「まあ、下手に普段の服を着て姿を見られたらいけないだろうしね」

神原「色は……ええと、確か白色だったと思います……」

白色のジャージ……?
私のジャージも白色だ。……ただの偶然、だよね?

声伽「……わかった。ありがとう神原さん。おかげで結構情報が集まったよ」

御門「さて。神原お姉ちゃん、どうする? このまま書乃お姉ちゃんの部屋にいてもらう?」

神原「いえ……私はもう大丈夫ですから……」

首括「そんな頭に包帯巻いた奴が何を言っている」

そんな私の微かな不安を知らず、皆はそんなことを話す。


↓2
1神原の意見を尊重し、自分の部屋に戻す
2引き続き御陵の部屋に
3御陵以外の誰かの部屋に(その場合御陵以外の女子の名前も)

御陵「……とりあえず、しばらくは私が面倒を見るよ。この中では唯一そういう知識があるし」

神代「……それが適任だろうね。よろしく御陵さん」

声伽「有府クンにはボクから伝えておくよ。じゃあ、解散だね」


【Info】
しばらくの間、神原が御陵の部屋に泊まることになりました


□■□■□


自由行動・夕

神原「すいません……ご迷惑かけてしまって」

御陵「いいよ、気にしないで」

さて、何をしようか………。


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2神原と話す
3購買部へ



【食堂】

御陵「神代さん」

神代「……御陵さん、どうかした?」

神原さんにお粥でも作ってあげようと訪れた食堂では神代さんが一人お茶を飲んでいた。

御陵「いや、神原さんにお粥でも作ってあげようかなって。そっちは?」

神代「……特には何も」

そうしてさらに一口お茶を飲む神代さん。
うーん……何か考え事かな?


↓2
1神原の証言で気になったことはないか尋ねる
2他の人とはきちんと話せてるか尋ねる
3その他自由安価

御陵「……どうしたらいいんだろうね、ほんと」

思わずそんなことを口にすると、神代さんは小さな声でだが答えてくれた。

神代「…………わかんないよ」

神代「わかんないから……悩むんだよ」

御陵「でも、それでも答えが出ないときだってあるし……」

神代「なら、答えが出るまで悩むしかないんじゃない……?」

神代「私は御陵さんみたいに行動力があるわけじゃないから、そうとしか言えないよ……」

そうして頭を抱える神代さん。
…………結構参ってるみたいだ。当たり前、か。


↓2
プレゼントを渡しますか?

御陵「……これ、あげるよ」

神代「……? これ、ボタンだよね」

神代「…………ん。ありがとう……」

少しは元気になるかなと思ったけど、効果は薄かったようだ……。


【Info】
神代との親密度が少し上昇しました


□■□■□



【二十八日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄(Dead)・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【文豪の万年筆】

モノクマメダル
12枚

【事件発生フェイズ】
↓1のコンマが85以下なら翌日の自由行動が最後になり、明後日事件発生

明後日事件発生。明日が最後の自由行動となります
なお今回の捜査パートも少し特殊な設定を付けてますのでご了承ください

【フジサキげきじょう】

不二咲「さあ、質問コーナーだよぉ。何かあればよろしくねぇ」

不二咲「何もなければ意見感想を聞かせてくれれば嬉しいかなぁ」

死亡フラグ、何人に立っていますか

質問じゃないけどさ
毎日大変じゃないか?
一日ぐらい休んでもいいよ。

神代さん怪しいッスね
親密度が少しでよかった

もう残りの人のスキル教えて……
有府なんかとっくに貰ってもおかしくないよ?
後三章4章被害者組のお仕置き

>>763
不二咲「それについては答えられないけど、少なくとも親密度が元に戻らないからって死亡フラグじゃないから安心してねぇ」

不二咲「だからといってそのままだと捜査パートが大変だけど……」


>>764
不二咲「心配ありがとうねぇ。でもほら、ここは更新速度が唯一の取り柄だから……」

不二咲「神代さん怪しいって神原さんを襲ったあれについてかなぁ?」

>>765
不二咲「ごめんねぇ……有府君のスキルに関しては言い訳のしようもないよ」

不二咲「おしおきについては埋めネタとして最後の方で載せるよぉ」

ひょっとして戻らないと証言や証拠がもらえないとか?
そうなるともしかしたら声伽くんと学級裁判で衝突する可能性もありそうだ…怖いわ

>>768
不二咲「まあ、なんとなく察してる人はいそうだし暴露しちゃうとね……」

不二咲「親密度が元に戻らなかった人からの証言が次の捜査パートで得られなくなるんだよぉ」

不二咲「今までの事件を思い出せばわかるけど、事件の内容自体は簡単だからこういうところで調整したいんだってさぁ……」

不二咲「さて、だいぶ遅いけど今人はいるかなぁ……?」

不二咲「いるなら夜の御陵さん、神原さんのやり取りを載せようと思うけど……」

(私は寝てるよ)

夜の御陵さん…
なんだかグッとくる響きだ

夜の御陵さん神原さんってなんかいやらしいぞちーたん

>>771
不二咲「くっ……直接脳内に声が届くよぉ……!」

>>772>>773
不二咲「そ、そういう意味じゃないよぉ」アタフタ


不二咲「安価も少しあるからよろしくねぇ」

【夜時間、御陵の個室にて】

御陵「神原さーん、お粥持ってきたよ」

食堂で神代さんと別れ、私は部屋にいる神原さんにお粥を持ってきてあげる。
彼女は襲われてから今まで何も食べてないのだ。よほどお腹が空いていることだろう。

神原「あ……すいません、ありがとうございます」

ゆっくりと体を起こす神原さん。
私の部屋に泊まるからには無理はさせられないので、あれから今までずっとベッドに寝かせておいたのだ。

ベッドの脇に座り、ふと思う。
……神原さん、一人で食べれるのかな?


↓2
1無理はさせられない。食べさせてあげよう
2……子供じゃないんだし、結構怪我も回復してる。問題ないだろう。

御陵「あ、そのままでいていいよ。食べさせてあげるから」

神原「へ? いや、自分で食べれますから……」

御陵「重傷人が何言ってるの」

そうして私はお粥をスプーンですくい、神原さんの口に--運ぼうとする前に、軽く息をかけて冷ましておく。

御陵「……ん、はい。あーんってして?」

神原「あう……じゃ、じゃあお願いします……」

やはり子供扱いされるのは恥ずかしいのか、神原さんはしぶしぶといった感じで私に従った。

御陵「どう?」

神原「ん……美味しいです」

御陵「そう、よかった」

そうして私は神原さんにお粥を食べさせてあげるのだった。

勢いで書いている。反省はしているし後悔もしている


そうして時間は少し経過し、お互い寝ることとなった。
神原さんは当然ベッド。そして私は今日も床で寝ようとし--

神原「あれ? 御陵さん、何やってるんですか?」

--神原さんに不思議そうに声をかけられた。

御陵「いや、夜も遅いし寝ようかなって」

神原「? ならベッドで寝れば良くないですか?」

御陵「いや、さすがに一緒に寝るとそのベッド狭いしさ」

神原「? じゃあ御陵さん、最近は床で寝てたんですか?」

御陵「まあ、そうなるかな」

神原「それはダメです! 今日はベッドで寝るべきです!」

途端にそんなことを言い出した神原さん。
これじゃあそう簡単には言うことを聞いてくれなさそうだけど……。


↓2
1……じゃ、隣失礼するね
2私は床でいいよ

御陵「……じゃ、隣失礼するね」

まあ氷ちゃんやノノちゃんとも寝たことあるし、今さら恥ずかしがるのもおかしな話なので素直に私も布団に潜る。

神原「はい、どうぞ」

神原「……これで怖くないです」

……そうか。神原さんは誰かに襲われて頭を殴られたんだ。
当然、今の状況を怖がって当然。なら私にできることは……。

神原「……? 御陵さん?」

そっとすぐ近くにある神原さんの手を握ってあげる。

御陵「これなら、さらに怖くないよね?」

こういうときは口で慰めるのもいいけど、行動で示してあげるのもいい……と何かの本で読んだ気がしたのでそうしてみる。

そんな私の行動を見てポカンとした神原さんはやがて嬉しそうに微笑むと、その私の右腕を抱き枕の要領で抱き締めてきた。

御陵「……神原さん?」

神原「これならもーっと怖くないです……」

眠そうな声だが、声のトーンは明るくなってる。
本当になんていうか、小動物みたいな子だなと思いつつも私はそれを振りほどいたりはしなかった。

御陵「今日はずっと一緒だよ。だから安心して?」

神原「はい……おやすみなさい……」

そうして意外に早く眠りに落ちる神原さん。
……そして完全に寝たのを確認して息を吐く。いや、なんていうか……。

どことは言わないけど、女として負けたなぁ……と思わざるを得ないのだった。


終われ。

なんだこのスレは……>>1含めて変態しかいないのか……!?
お目汚しすいませんでした。書きたくて書いただけなのでお気を悪くしたらすいません

凄いだろ……? これで女の子三人と添い寝してるんだぜ、この主人公(ただし主人公も女の子)

作者はこんな夜中に何をしてるんですかね……ちょっと千本ノックされてきます

続き書いてもいいんやで?

質問なんだけど死人自体は今回の事件で終わり?

ホントだよまったく

ちょっとライトに潰されて来る

作者は葉隠に口で慰めてもらうといいよ

僕は凉川さんで口を慰めてもらいたい

>>796
それは死人が出るのは今回の事件が終わり、ということですか?
それならここのSSは基本的に原作意識してる(つもりです)ので、それを考慮していただければよろしいかと

>>797
玄鐘さんお久しぶりっす

>>798
たぶん今ごろ作者の自室に向かってだべがきてるべ

スクールモードに入るとこの子が更に男女問わずパンツを集め出すのか…

>>799
やめてあげてよぅ!

というか何気なく使ったワードがここまでレスを呼ぶとは思ってなかった

て…こと……は?
(ネタバレの為自主規制)って事?
ヒント・ダンガンロンパはチャプター6が最終章、そして捜査も裁判も特殊

>>801
添い寝だけじゃ飽き足らずパンツまで集めだすとかヤヴァイ(確信)

>>803
眠気で変なこと口走ってるかもしんない

イケメン御陵さんならパンツ集めだしても大丈夫だ、多分

>>806
パンツとか御陵さんの黒と涼川さんの縞しか考えてねーよー……

全返ししよう思ったけど無理寝るね
誰かパンツネタでも考えてて。最悪それ採用するかも(投げやり)

お疲れさまー

香澄は白のレースかな、プリマドンナだし

神楽が洗濯場で誰かのパンツを拾ったことから始まる玄鐘や多和良とのパンツ談義
それを聞いた神原さんが落とし主を探すため皆のパンツを拝見する

こんなネタが10秒程で思い浮かんだ、どうかしてるぜ、まったく

うっす。おはようございますです。
今日も昨日と同じくらいに再開するんでよろしくです。

読者の中での神原さんはどんな子なの……?

>>816
神原「すいません……失礼します!」
と言ってスカートめくりで皆のパンツを拝見してくのか……

まだ早いかな? 人います?

ここには絶望の残党がいるのか……?


【二十九日目】

【御陵の個室】

神原「御陵さーん、起きてくださーい」

ゆさゆさと体を揺さぶられる感覚に私は目を覚ます。

御陵「……あれ? もう朝?」

神原「ですよ。……まあ、まだアナウンスは鳴ってませんけどね」

御陵「そっか。……神原さん、朝起きるの早いんだね」

神原「巫女は早起きが基本ですから」

そうしてえっへんと胸を張る神原さん。
なるほど。言われてみればそうだろうなと思いながら私も体を起こす。

神原「それに御陵さんの無防備な寝顔もゲットです!」

そうして両手の人指し指と親指で四角形を作り、そこから私に視線を送る神原さん。
……その一言で何か台無しになった気がするよ。


□■□■□


【食堂】

とりあえず今日も神原さんはお留守番。私は一人で食堂へとやって来た。
有府は……来てない、か。

↓2
誰と食べますか?(有府、神原以外。複数不可)

御陵「……声伽、相席いい?」

声伽「別に……断る理由はないよ」

あの日以降まともに話せてなかったので、これを機に話をしてみようと声をかけたものの……こんな反応をされては正直気まずい。
向こうから話をしてくる様子はなさそうだし……こっちから話を振るしかなさそうだけど……。


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1あの鍵って、なんだったの?
2……私、何か悪いことしたかな?
3自由安価

御陵「……私、何か悪いことしたかな?」

あの声伽がここまで態度を変えたのだ。おそらく私が何か無意識に悪いことをしたのだろう。
そう思い尋ねると……声伽は複雑そうにため息を一つ吐いた。

声伽「いや……君は悪くないよ。ただ、ボクの自分勝手な感情なだけだから」

御陵「自分勝手な感情……?」

声伽「そう、自分勝手な感情。……なんていうか、ね。幸運でここに来たボクにしか抱けない感情かな。あんまり深くは言わないけど」

そうして話を終わらせて食事を進める声伽。
……? 幸運でここに来た声伽にしかわからない感情? ……なんだろう。

声伽「……ああ、あとあの鍵なんだけどね……」

最後にふとあの鍵について説明をし、今度こそ声伽は一言も喋らなくなるのだった。


【Info】
声伽との親密度が戻りそうです


□■□■□


自由行動・朝

さて、どうしようか。有府のことも気にかかるし……神原さんも放っておけない……。


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【購買部】

モノクマ「……あれ? 御陵さん、こんなとこで会うなんて久々じゃない?」

御陵「…………会いたくなかったのと会っちゃったよ」

モノクマ「あれ!? 出会い頭にその言い方ってあんまりじゃない!?」

無視無視。さて、何回回そうかな……?


↓2
何回回しますか?(現在12枚。最高五枚)

何が出るかな……?

ガチャガチャ……ポン!
【キルリアンカメラ】GET!

ガチャガチャ……ポン!
【色恋沙汰リング】GET!

ガチャガチャ……ポン!
【無限タンポポ】GET!

ガチャガチャ……ポン!
【ブルベリの香水】GET!


まあ、悪くはなさそうだね……。
そうしてさっさと帰ろうとすると、不意にモノクマが笑っているのを見つけた。

↓2までのコンマすべて25以下でイベント発生

御陵「……何笑ってんの? 気持ち悪いよ?」

モノクマ「ちょっと! このキュートなフェイスに向かってなんてこと言ってるのさ!」

そうしてぷんぷんと怒るモノクマ。

モノクマ「せーっかく先生からのプレゼントがあるのになぁ……」

御陵「……プレゼント?」

モノクマ「そう! 先生からの特別なプレゼント!」

非常に怪しいけど、貰わないからには話が進まないんだろうな……。
さて、どうしよう?


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1原作のプレゼント表からなんでも好きなの一個贈呈
2オリジナルのプレゼント一個贈呈(名前もお願いします)
3生死問わず生徒の中から一人名前思い浮かべてごらん?



モノクマ「オッケー! ならこれあげる!」

そうしてモノクマが私に手渡してきたものは、どこにでもあるような普通のパーカーだった。

御陵「? なにこれ」

モノクマ「見ての通りパーカーだよパーカー!」

モノクマ「希望ヶ峰学園がデザインした特注品でね! ファンにはたまらない一品だよ!」

モノクマ「もしかしたら誰か喜んでくれる人もいるかもしれないし、プレゼントしてみるのもいいんじゃない……?」

…………まあ、貰えるものは貰っておくとしようかな。


【Info】
【超高校級のパーカー(仮)】をGETしました


□■□■□


自由行動・昼

確かにデザインはカッコいいけど、どうしようこれ……?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【娯楽室】

声伽「……はい、ロイヤルストレートフラッシュ」

御門「あー! また負けたぁ!」

娯楽室。そこではそんな熱戦が繰り広げられていた。

御陵「……何してるの?」

御門「あ! 書乃お姉ちゃん!」

声伽「……見ての通り、ポーカーだよ。どうしてもって言われて仕方なくね」

御門「何度やっても勝てないんだもん! 声伽お兄ちゃん運良すぎ!」

声伽「まあ、仮にも超高校級の幸運だからね」

今ではこの二人もすっかり元の雰囲気に戻りつつあるようだ……。


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1私も入っていいかな?(その場合どちらとポーカーをするかも)
2その他自由安価

1 声伽で
ポーカーって 別に三人でもいいと思うけど

>>854それ採用

御陵「あ、私も入っていいかな?」

御門「書乃お姉ちゃんもやるの? ノノはいいけど」

声伽「……まあ、ボクも構わないよ」

そうして三人で行うことになったポーカー。
さて、勝てるのかな……?


↓1で御陵(幸運ボーナス+30)
↓2で御門(ポーカーフェイス的な意味でボーナス+20)
↓3で声伽をコンマ判定(超高校級の幸運ボーナス+50)
どうぞ

【結果】
私→ストレート
声伽→フルハウス
ノノちゃん→ファイブカード


声伽「……御門さん、イカサマはよくないと思うけどなぁ」

御門「いやいやいや! ノノもビックリだよこれは!」

御陵「声伽のフルハウスでもたいしたものなのにファイブカードって……」

そして私が最下位か……罰ゲーム無くてよかった……


【Info】
声伽、御門との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?
1渡す
2渡さない

御陵「そうだ。声伽これあげるよ」

そうして声伽に先程のパーカーをプレゼントする。

声伽「こ、これは……希望ヶ峰学園がデザインした特注品のパーカーじゃないか!」

御門「知ってるの?」

声伽「もちろん! ボクみたいな一般の生徒からしたら憧れの象徴でね! まさか御陵さんが持ってたなんて……」

御陵「いや、さっきモノクマに渡されたからさ」

声伽「そっか……とにかく、ありがたく貰っておくよ。ありがとう御陵さん」

そうして声伽は本当に嬉しそうにそのパーカーを貰うのだった。


【Info】
声伽との親密度が元に戻りました
次の裁判パートで声伽が協力してくれます


□■□■□


自由行動・夕

まさかあそこまで喜んでくれるとは……。
さて、どうしようか。有府のことも気にかかるし、一度様子見るのも悪くないかな……?

↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ

【有府の個室 前】

ピンポーン!

有府「……おう、御陵。なんだ?」

久々に見る有府はなんというか、病的なまでに覇気がなかった。

有府「神原のことなら声伽から聞いた。朝飯は首括からの要求でな、皆より一時間遅く食べるようにしてるから問題ないぞ」

聞いてもないことを話していく有府。
……よほど追い詰められているのか……。


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用
その後スキル取得やで

御陵「いつまでうじうじしてるの? もうスパイなんかじゃ無いんだからちゃんとして」

御陵「後ろめたくてもしっかり謝って協力して信頼を取り戻すしかないんだから悪いと思ってるなら皆の前で土下座でも何でもすればいいでしょ?」

御陵「私も手伝ってあげるから、頑張ってよリーダー」

この言葉が有府に届いたかはわからない。
でも私の正直な気持ちがこれだったので、私は素直にそう言う。

有府「……お前は本当に凄いよな、御陵。俺みたいなのにそこまで気を使ってくれてよ……」

有府「そうだよな……鍍金のリーダーでも、やれることはあるよな。やらなきゃいけないことも……あるよな」

そうして何かを決意した有府はなんというか、頼もしく見える反面危なくも見えた……。


【Info】
有府との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

御陵「これあげるよ」

有府「なんだこれ……色恋沙汰リングか?」

有府「……なーんか遠回しにこれにすがらないとお前は女と縁ないもんなって言われてる気もするけどまあいいや。貰っとくよ」


【Info】
有府との親密度が上昇しました
スキル【背水の陣】GET!
『ノンストップ議論・反論ショーダウン・閃きアナグラム・その他コトダマ提示と人物指名で使用可能。精神力四つ消費し使用時のミニゲームをクリアする。ただし裁判終了後のペナルティも他のスキルより高く、その裁判中一度しか使えない』




【二十九日目、終了】

親友
涼川 (Dead)

信頼しあう仲
声伽

相棒
有府

友人
佐倉(Dead) ・香澄(Dead)・神原・神代・アルターエゴ・御門

許す者と許される者
首括

顔見知り
神楽(Dead)・荒巻(Dead)・多和良(Dead)・玄鐘(Dead)・花笠(Dead)

険悪
撫斬(Dead)

所持アイテム
【コラコーラ】
【携帯ゲーム機】
【もちプリのフィギュア】
【キルリアンカメラ】
【無限タンポポ
【ブルベリの香水】
【文豪の万年筆】

モノクマメダル
8枚

【自由行動終了。明日事件発生】

【ナナミげきじょう】

七海「…………」

七海「……はっ、寝てた」

七海「えーと、何か質問はあるかな? あれば受け付けるよ」

七海「無いならそろそろ埋めネタ行こうかなーって作者は思ってるみたいだけど……いいかな?」

乙 モノクマのプレゼントってほかの人のは
どんなのだったか考えてた?

作者がダンガンロンパ1と2でそれぞれ好きなキャラは?

一番好きなチャプターは?

>>844
ここで、凉川さんって答えてたらどうなってた?

>>880
七海「詳しくは決めてないけど、各キャラが一番喜ぶオリジナルのプレゼントを考えてたみたいだよ」

七海「え? もう死んだ人の名前が挙がってたらどうしてたのかって?」

七海「『あ! もう○○さん死んじゃったんだっけ!? ごめんごめーん!!』ってモノクマに言わせてたと……思うよ?」

>>881
七海「1だと男キャラが十神君、おと--不二咲君。女キャラが舞園さん、セレスさんみたいだよ」

七海「2だと男キャラが狛枝君、九頭竜君で、女キャラが私と辺古山さんみたい」

>>882
七海「1だとchapter2らしいね。あそこで十神君を本格的に気に入ったみたい」

七海「2だとchapter1、3、5だよ。特に3は最後のノンストップ議論で大苦戦したみたい」

>>883
七海「涼川さんが一番喜ぶオリジナルのプレゼントを渡して『あ! 涼川さんって結構前に死んでるじゃん!! ごめんごめーん!!』ってくだりをやってたよ」

まさにモノクマ

モノクマ……
パーカーあげれてよかった

好きなチャプター被りまくりww

>>886>>887
七海「作者が提供する絶望なんてこれくらいしかないからね」

>>888
七海「逆に2のchapter2は最後の方があまり好きじゃないみたいだよ」


七海「またまだ質問受け付けまーす」

全員の見た目は
大体どんなキャラを参考にしてる?

ウサミとモノミ、どっちが好みのタイプですか?

>>890
七海「一応決まってるのは……」

・御陵→朝田さん(SAO)
・声伽→狛枝的な?
・涼川→ハヤテのごとくの緑髪の子
・荒巻→小泉さーん!
・御門→最近イリヤに見えなくもない。やっちゃえバーサーカー!
・神代→fateのバゼットさん

七海「くらいかな? あくまでイメージだけどね」

>>891
七海「どっちもイケます(意味深)」

七海「あんまり関係ない質問には答えないからよろしくね」

七海「そろそろ質問はないかな? 埋めネタ行っちゃいます?」

七海「じゃあ宣言通りクリスマスネタ行くよ。希望ヶ峰学園時代の出来事……とでも解釈していけばいいと思うよ」

七海「原作キャラは要望あれば出せたらいいな、と思ってるみたい」

七海「その前に作者はコンビニ行ってくるから離脱するね」

緑髪ってカユラのことであってるよね?
……間違っても雪路じゃないよね

>>900
七海「名前まではわからないみたい……レンタルビデオ店でパッケージを見てビビッときたみたいだから」


クリスマス。この日私は学園長の霧切仁さんに呼び出されていた。

【学園長室】

仁「御陵さん、よく来てくれたね」

御陵「……まあ、学園長に呼び出されたら来るしかないですし」

佐倉さんの友達の霧切響子さんの父親であり、この学園の長である仁さん。
いつも飄々としているというか、掴み所のない人なので私は密かに苦手としている。

仁「僕は遠回しな話の進め方は不得手でね。単刀直入に言うが、いいかな?」

御陵「……はい。いいですよ」

いつになく真面目な顔の仁さん。
まあ、腐っても学園長なんだ。ここまで真剣な顔をするとなるとよほど重要な案件だと--


仁「君にサンタの服を着て皆にプレゼントを配ってもらいたい」

御陵「さよなら」

仁「はっはっは。待ちたまえ御陵さん」

腐っても学園長である前に探偵の仁さん。その反応はかなり早かった。
くっ……親バカと同時に変態だったのか……!

御陵「えー、とりあえず詳しい話を言ってください。じゃないと響子さんに『仁さんにコスプレを強要された』って言いますよ」

仁「すまなかった。詳しく話すからそれだけはやめてくれ」

そうして仁さんは詳しい説明する。

……まあ、今日クリスマスだから学園側としてはイベントとして皆にプレゼントを配りたいんだけど、単純に先生が配っても面白味に欠けるという話になったらしく、それなら誰か女の子二人にサンタ役をしてもらえばいいんじゃないか? ということになったらしい。

……すっごい簡潔に纏めてみたけど、どうやらそういうイベントとのこと。まあイベントなら私としても協力してあげたいけど……。

仁「当然君だけじゃない、他にもう一人君の同期の女の子にも声をかけてある」

仁「来てくれ」

そうして学園長室の奥から出てきたのは……?


↓1で神原
↓2で涼川
↓3で御門をそれぞれコンマ判定。一番大きいコンマの人物が登場

御門「書乃お姉ちゃんやっほー」

御陵「ノノちゃん……?」

それはなんとノノちゃんだった。

仁「はっはっは。御陵さんのサンタコスプレを見れるぞと言ったら喜んで了承してくれたぞ」

御陵「あれ? 私の考えは無視なんですか?」

御門「いいじゃん! やろうよ書乃お姉ちゃん!」

そうして無邪気に笑うノノちゃん。
…………はぁ。仕方ないな……。

御陵「わかりました、やればいいんでしょう?」

仁「さすがだな御陵さん。お礼は後日改めてするよ」

さてと、と仁さんは近くの段ボールからその件のサンタ服を取り出した。

仁「これは神楽君のとある知り合いに頼んで作らせた服でな……本当はちゃんとしたものを用意してくれと頼んだんだが……」

仁「見ての通り片方、丈が短くてな。すまんがどちらかはこれで我慢してくれ」

…………了承した手前今さら破棄はしないけど、神楽の奴覚えてろよ……!

↓3まででミニスカサンタをどちらにするか決めてください
コンマが一番高いレス採用

エラーなった。書き込めてる?

御陵「……そっちの丈の短い方は私が着るよ」

御門「? いいの?」

御陵「……まあ、ノノちゃんに着せることもないしね」

仁「じゃあ、簡単な説明はこのメモ用紙を読んで把握してくれ。健闘を祈るよ」

そうして笑いながら学園長室を出る仁さん。
……とりあえず、着よう。


□■□■□


御門「わー! この服可愛いね!」

御陵「……私の方はそうは思えないけど……」

ノノちゃんの方は膝より少し下程度だけど、私のは膝より上。いつものスカートよりさらに短いのでなかなか落ち着けない。

御門「そう? 書乃お姉ちゃんも可愛いよー!」

御門「……階段とか気をつけないといけなさそうだけど」

御陵「そうだね、そうしようか……」

さて、いつまでしてても仕方ないので私は仁さんの残したそのメモ用紙を確認する。

【そこに大きな袋があるだろう? そこに事前に調べた君たちの同期の子達の欲しいものが入っているから、二人で配っててくれ。
一応段ボールの中にトナカイのコスプレ服もあるから、よかったら誰かにトナカイ役をやるよう頼んでもいいぞ。
あと、今日はクリスマスだから外部の人間も数名入っているかもしれん。一応言っておくよ】


…………えーっと、つまりこの袋の中にあるプレゼントを配っていけばいいのかな?

御門「この紙に生徒の名前と、学園長が調べたその子の欲しいものが書いてあるみたいだね」

御陵「なるほど……じゃあ、最初は誰から行く?」

最初だしまずは軽めがいいかな……?


【Info】
安価により二人を操作して同期の皆にプレゼントを配ってください。
途中展開により外部の人間(無印原作キャラ)が登場するかもしんない。
なお一度だけ誰かをトナカイ役として巻き込めます。よく考えて指名してください。


↓2
最初は誰から行く?
名前とその生徒の欲しい物を書き込んでください
なおよほどの無理安価は下に流します

安価把握。今回はここまで
ミニスカ御陵さんの参考画像、誰か貼ってもええんやで……?

なお原作キャラは無理のない範囲で出しますが、出なかったからと言って文句はやめてください!

次回は久々の花笠登場やで!

今日も同じくらいから再開するのでよろしくです



【花笠の個室 前】

というわけで小型の空気清浄機を台車に乗せてやって来た花笠の個室。

御陵「……なんか花笠のことだから私たちを視認するや否やすぐに扉閉めそうなんだけど」

御門「まあまあ、そんなのやってみなきゃわかんないよ。……ってわけでさっそく」

ピンポーン!
ノノちゃんが花笠の個室のインターホンを押す。
すると少しの間の後でガチャリと扉が開いた。

御門「メリークリスマース!」

それと同時にノノちゃんが満面の笑みで出迎えようとし--


??「……なんだ、貴様」

御門「……誰?」

眼鏡をかけた背の高いスーツ姿の男の人に怪訝そうな顔で見られた。

御陵「あれ? ここ、花笠の部屋で間違いないよね?」

ネームプレートを確認するも、そこにはきちんと花笠と書かれていた。

??「ああ、花笠の知人か。少し待っていろ」

そうして奥に引っ込む謎の男の人。するとその奥からはこんな声が聞こえてきた。


??『おい、花笠。サンタがお前を訪ねてきたぞ』

花笠『……は? クリスマスだからって慣れないジョークはやめておけ--ってああ、どうせ学園長の差し金か』


そうして今度は花笠とその男の人が二人で玄関先にやって来た。
そして一言。

花笠「…………何をしている御陵に御門」

わかってる。こんな反応されるってことはわかってる。

御陵「学園長に頼まれて皆にプレゼント配ってこいって言われてね」

花笠「だからといって何故サンタ服……いや、何も言うまい」

御門「というわけで花笠お兄ちゃんにクリスマスプレゼントだよー!」

ノノちゃんが言いながら台車に乗せた小型の空気清浄機を玄関先に置く。

花笠「……ああ、そういえばこの前学内アンケートがあったが、こういうことだったか」

??「……花笠、お前このサンタと知り合いなのか?」

不意に黙ったままの男の人が会話に加わる。

花笠「残念ながらな、一応同期のクラスメイトということになってしまっている」

御陵「待った。それだと私たちが残念な二人組に思われる」

??「そうか……希望ヶ峰学園にも変人の一人や二人はいるわけか」

御陵「納得しないで! ていうか、誰? 花笠の知り合い?」

私の問いにその男の人はふっ、と小さく笑って答える。

十神「俺は十神白夜。十神財閥の次期当主だ」

御門「と、十神財閥ってあの……!?」

十神財閥。
世界的に有名な財閥の一つで、知らぬ者はいないと言われるほど。

花笠「俺が超高校級のデイトレーダーとしてここに入学したのは当然知ってるな? そのデイトレードのやり方を教えてもらったのが、十神なんだ」

御陵「へー……って、そもそも花笠と十神……さんがなんでそんな仲に?」

十神「……こいつは我が十神財閥で指折りの戦力だからな。俺が直々にデイトレードを教えただけのこと。言わば社員教育だ」

少しの間の後で十神さんがそんなことを暴露する。

花笠「将来的に、だけどな」

御門「ええっ!? 花笠お兄ちゃん十神財閥の社員になるの!?」

それは初耳だ。しかも次期当主と話がついてるとなれば、それはもはや確約された話。
すでに花笠の人生は約束されているものとみて間違いなさそうだ。

花笠「とりあえずこの空気清浄機はありがたく貰っておく。せいぜい気張ってくれよサンタさん」

……何故だろう。物凄く勘に触る言い方をされた気がする。

十神「しかし花笠。これくらいの小型空気清浄機なら自腹で買えばいいだろう」

花笠「……生憎無駄な金は使わない主義なんだよ」

十神「そうか。まあお前の価値観にとやかく言える義理じゃないな」

……さて、トナカイのコスプレがあるけどどうしよう?


↓2
花笠にトナカイ役を頼む?(ただしコンマ90以下で断られます)



□■□■□


御陵「……さて、次は誰行く?」

そうして隣のノノちゃんに声をかける。

御門「…………そっか。花笠お兄ちゃん十神財閥の社員になるのか……」

ぶつぶつと呟くノノちゃん。
その眼はなんというか、玉の輿を狙う女の眼をしていた。
…………まさか、ねぇ?


↓2
次行く人の名前とその生徒の欲しい物を書き込んでください(花笠以外)

余談ですが御陵さんの服は肩出してる露出高めのあれでよろしくです


【涼川の個室 前】

ということで次は氷ちゃんの個室に訪れた私たち。

御陵「氷ちゃんなら問題なくいけそうだし、さっさと済ませようか」

御門「だね。じゃ、さっそく!」

ピンポーン!

涼川「……はい?」

そうしてゆっくりと扉を開けて出てくる氷ちゃんに私たちは満面の笑みで言ってやる。



御陵

余談ですが御陵さんの服は肩出してる露出高めのあれでよろしくです


【涼川の個室 前】

ということで次は氷ちゃんの個室に訪れた私たち。

御陵「氷ちゃんなら問題なくいけそうだし、さっさと済ませようか」

御門「だね。じゃ、さっそく!」

ピンポーン!

涼川「……はい?」

そうしてゆっくりと扉を開けて出てくる氷ちゃんに私たちは満面の笑みで言ってやる。



「「メリークリスマス!!」」

涼川「ぷっ……!?」

--笑われた。

御陵「あれ? 氷ちゃん笑うなんて酷くない?」

御門「そうだよ涼川お姉ちゃん!」

涼川「ぷぷっ……ごめんごめん。まさかの光景に思わずね」

そうしてクスクスと笑う氷ちゃん。
うーん……とても心外だ。

涼川「……で? 二人して何しに来たの?」

御門「学園長からのお達しでね、皆にプレゼント配ってるんだ」

御陵「氷ちゃんにはこれ。腐川冬子の最新作の恋愛小説」

やはり司書だけあり小説は好きなんだろう。

すると氷ちゃんは眼を輝かせて食いついてきた。

涼川「本当!? あ、ありがとう!」

御陵「え、あ、うん。どういたしまして」

普段のクールな態度を壊して本当に嬉しそうにする氷ちゃん。

御門「……へぇー……涼川お姉ちゃんこういう恋愛小説好きなんだ?」

そんな氷ちゃんにニヤニヤと楽しそうに言うノノちゃん。

涼川「っ……な、なに? いけない?」

御門「いや、別にぃー?」ニヤニヤ

涼川「くっ……」

……あれかな? 氷ちゃんもああいう王道的な恋愛がしたいとか?


↓2
涼川にトナカイの役を頼む?(断られる確率はないが、その代わりコンマ50以下か以上で展開変化)

御門「じゃあねー!」

御陵「しっかり読んで勉強しなよー!」

涼川「ーっ! 早く出てく!!」

私たちにからかわれて氷ちゃんは顔を赤くしてそう叫ぶ。
ふふ……意外なところが見つかったな。


□■□■□


御門「さーて、次は誰行こっか?」

御陵「そうだね……」

でもこれ結構面白いな……みんなの欲しいものから意外な一面が垣間見えるというか。


↓2
次は誰行きます?(花笠、涼川以外)



【校庭】

この時間だと荒巻さんは外で練習してるかなと思い、外に出る私たち。

??「ふはははは!! 貴様の実力はその程度か!! お里が知れるな荒巻凪沙よ!!」

荒巻「田中先輩相変わらず底無しの技量ですね……!!」


……そこには乗馬の練習をしている荒巻さんと見慣れない人がいた。

御門「あ、田中先輩だ」

御陵「田中先輩……? あ、あの一個上の?」

田中眼蛇夢。超高校級の飼育委員として希望ヶ峰学園に入学した私たちの一個上の先輩。
話したことはないけど、特徴的な言葉遣いが印象的ということは知っている。

そんな田中先輩と知り合いだったんだな、と密かに驚きながら見守る私たちに気づいたのか馬に乗った荒巻さんと田中先輩がこちらにやって来た。

荒巻「あら、二人とも何してるの?」

御陵「あー……ちょっとね」

サンタ二人のところにやって来る馬二頭と荒巻さん、田中先輩。
傍目で見るとスゴいシュールだなこれ。

そんな私の代わりに簡単に事情を説明するノノちゃん。すると荒巻さんは苦笑いをし、

田中「くくく……そうなると貴様たちはさしずめ悪の王に操られる哀れな傀儡、といったところか」

田中「無様だな御陵書乃に御門ノノ! 所詮貴様らの力はその程度だったのか!!」

荒巻「あー、ごめんね二人とも。田中先輩こんな人だから」

……本当に特徴的な言葉遣いだなぁ。

御陵「えーっと……荒巻さんにはペタミンクスだね」

荒巻「あー、これね。テレビで見て一回やってみたくなったんだよね」

田中「む……荒巻。これはなんだ?」

荒巻「これ? えーっと、ルービックキューブみたいなものですよ」

田中「なるほどな……」

そうして田中先輩は荒巻さんからペタミンクスを取り、じっと見つめる。

もしかして田中先輩こういうの得意なのか? と思い期待の視線を向ける私たち。
そんな私たちの視線を受けて田中先輩はふっと笑い、一言。




田中「…………この俺の知恵を貸すまでもないようだ」

破壊神暗黒四天王「ちゅー!」

マフラー? の中から出てきたハムスターと共に、田中先輩は高らかにそう断言するのだった。


↓2
荒巻にトナカイの役を頼む?(断られる確率はないが、その代わりコンマによって展開変化)

そろそろ次スレ立てますね


御陵「荒巻さん、悪いんだけどトナカイ役頼める?」

荒巻「はっ?」

御門「じゃーん! 荒巻さんにはピッタリだと思うけどなー」

そうしてトナカイのコスプレ服を荒巻さんに見せるノノちゃん。
まあ、頼んどいてあれだけど了承してくれないよなー……と思っていると、荒巻さんはなんと意外な答えを口にした。

荒巻「ん……いいよ。やってあげる」

御陵「えっ? 本当に?」

御門「ふふーん。荒巻お姉ちゃんこういうの好きだもんねぇ?」

荒巻「うるさいっ。ほら、私更衣室で着替えてくるから!」

そうしてノノちゃんからトナカイのコスプレ服を奪い、そそくさと更衣室に行こうとする。

御門「まあまあ、こんなの一人じゃ着れないでしょ? 着替えさせてあげるよ」

荒巻「…………えっ?」

ノノちゃんの言葉にポカンとする荒巻さん。

田中「な、なんだこの邪気は……!?」

そのノノちゃんを見て田中先輩もおののく。

御門「ほらほら! 田中先輩はすいませんけどその馬を馬小屋に戻しててください!」

御門「書乃お姉ちゃんも早く来る!」

え? え?

田中「む……ここは素直に従うしかないか」

田中「行くぞお前ら!」

田中先輩が馬を引き連れこの場から立ち去り、残されたのは私だけ。

御門「さていくよー!」

そんな取り残され気味の私たちを無視してノノちゃんは女子更衣室へと向かうのだった。


↓3までで多数決
女子更衣室の映像見る?

作者百合展開苦手なのよ
需要ある? あるならやるけど


【女子更衣室】

御門「ふふふふふ……荒巻お姉ちゃん、無駄な抵抗はやめた方がいいよ……」

荒巻「ちょ、ちょっと御門さん? 目が怖いよ……?」

今、私の前にはサンタ姿のノノちゃんが荒巻さんに詰め寄っているというなかなか見れない光景が広がっていた。

御門「さあ書乃お姉ちゃん! やるんだ!」

御陵「私!?」

なんというところで無茶ぶり……でもやらなきゃノノちゃんが何するかわかんないしなぁ……。


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1ノノちゃんに任せるよ
2……とりあえず上から……?
3力任せ……?

ノリと勢いで書いてるのであくまで番外編として割りきっててください



……仕方ない。このノリのノノちゃんは放っておくと(いろいろな意味で)危ないし、それなら私がやってあげた方がいいだろう。

御陵「……あー、ごめんね荒巻さん。恥ずかしかったら目閉じてていいから」

荒巻「ちょちょちょ!? 御陵さん正気!?」

……ごめん、至って正気だよ。正気だからこそ……自分でも何してるのかわからないんだ。
ただ天からの声が聞こえてきたというか……。

御陵「大丈夫大丈夫。優しくするから。ね?」

荒巻「優しくって何!? 御門さんよりはマシだろうけど……!」

御門「ぬーがーせっ! ぬーがーせっ!」

御陵「ノノちゃんも悪のりしない!」

荒巻「やっ!? ちょ! 御陵さん……!?」

そうして私は荒巻さんの胸元のボタンを開け--



ウサミ「やっぱりダメでちゅ! ここから先は強制シャットダウンでちゅ!」

ウサミ「続きは皆さんの脳内補完でよろしくでちゅ!!」


--そして、数分後。
そこにはトナカイ姿の荒巻さんの姿があった。

荒巻「……うぅ……汚された……」

御門「大袈裟だよ荒巻お姉ちゃん! 女の子同士なんだから気にすることないって!」

御陵「ノノちゃん……? 悪ふざけしないで……?」

御門「あだだだだ!? 書乃お姉ちゃんごめんなさい!!」

あまりにも悪ふざけをするノノちゃんのこめかみをグリグリとする。
まったく……悪戯っ子にも程があるよ……。

荒巻「……御陵さんに脱がされた……お嫁行けない……」

御陵「ごめん、それについては謝るから。できることならなんでもするから。ね?」

はぁ……大丈夫なのかなぁ本当……。


↓2
次は誰行く? 生徒の名前とその生徒の欲しい物を書き込んでください

把握。とりまもう少し続けます

御門「じゃ、次は首括お兄ちゃんのところ行こうか」

荒巻「えっ? よりによってそこ!?」

御陵「んー、まあ逃げてても仕方ないよね。じゃあ行こうか」

荒巻「あれ!? 二人とも手慣れてない!?」

そうしてこの場の流れに乗れない荒巻さんトナカイを引き連れ、私たちは首括の元へ。


□■□■□


【情報処理室】

??「むぅ……やっぱりAI作るの難しいなぁ」

首括「……そこはこうすればいいんじゃないのか?」カタカタカタ

??「あっ! 本当だ! さすがだね首括君!」

首括「やめろ腕にまとわりつくな」

ガチャ。

御陵「……」

御門「…………」

荒巻「………………」

え、えーっと……? 扉を開けたら首括と見知らぬ女の子がいちゃいちゃしてた……?

御陵「失礼しましたー」

首括「待て御陵落ち着け。俺もお前たちに言いたいことがあるがそれよりもまず弁明させろ」

御門「リア充の言うことなんて聞きたくないよっ!」

首括「だからお前らは誤解してるっ!」

首括「こいつは不二咲千尋。僕の昔馴染みだ」

不二咲「ふ、不二咲千尋ですぅ。よろしくねぇ」

その女の子は背が小さくて、神原さんのような雰囲気を醸し出していた。

荒巻「首括……あんたこんな可愛い彼女がいたの?」

首括「彼女じゃないって言ってるだろう……」

御門「千尋お姉ちゃんね! よろしく!」

ノノちゃんが屈託ない笑顔で不二咲さんに握手を求める。
不二咲さんもそれに応えつつ、小さく何かを呟いた。

不二咲「……お姉ちゃん、かぁ……」

御陵「? どうかした?」

不二咲「う、ううん! なんでもないよぉ!」

首括「……それよりもだ、お前たちは何をしてるんだ」

首括「御陵は妙に露出高めのサンタ服だし、御門もタイプは違うけどサンタ服。荒巻に至ってはトナカイときたもんだ」

そんな首括に事情を説明すると、首括は妙に達観した視線を送ってきて不二咲さんもあははと苦笑いをするのだった。

荒巻「というわけでアンタにはアロマキャンドルをあげるわ。はいメリークリスマス」

首括「……あー、そういえばアンケートにはそう答えたな。ありがたく貰っておこう」

不二咲「わぁ……お洒落なのだねぇ」

そうしてニコニコと笑う不二咲さん。
……うーん、見れば見るほど正反対な二人だけど、何がきっかけで知り合ったんだろう?


↓2のコンマで判定。45以上で神原参上!

エラーった。書き込めてる?

またエラーった。ここから↓2でコンマ判定

神原乱入把握。
↓2で神原の欲しい物をよろしくっす

次スレ今度こそたてる

【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る5【安価進行】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387893268/)

次スレ立てました
あと安価把握。囲碁セットとか可愛いな神原さん

ここからは埋めて構いませんよ。>>1000祈れば何か叶うかもね

囲碁は一人ではできません
つまりそういうことです

>>989
どういうことだ!? 説明しろ苗木!!

埋めー

埋め終わり次第再開するかも
埋めー

>>1000ならみんなで初詣

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