美希「ほしいみき、5さいなの」(202)
代行:ID:HKPbcEYu0
~日曜日 765プロ事務所~
P「美希が幼女になってしまった・・・」
美希「zzz・・・」
P「くっそかわいいな・・・俺にロリコンの気はないがロリコンの気持ちがわかる気がする・・・」
P「しかし・・・これはいかん・・・いかんですよぉ!誰かが来る前に何とかしなくては・・・!」
小鳥「♪あなたを~あ~いしてたはぁ~♪」ガチャ
小鳥「あれ?プロデューサーさん、なにやってるんですか?ってその子供・・・!」
P「しまった!南無三!」
小鳥「・・・すっごくかわいいじゃないですか!も、もしかして、プロデューサーさんの子供・・・!?」
「ええ、きっとそうに違いないわ!」
「たぶん一夜の過ちをおかしたプロデューサーさんはその子供を認知しようとせず相手の女性が怒ってプロデューサーさんにその子供を預けて失踪を・・・」ブツブツ
P「話があらぬ方向にぶっ飛んでいる・・・小鳥さん、違いますよ!この子は美希なんですよ!美希が小さくなっちゃったんです!」
小鳥「えぇ!美希ちゃんが!?そんな東の高校生探偵みたいなことがありえるんですか!?」
P「俺も信じられないんですが、現実に目の前で起きてるんですよ・・・」
小鳥「たしかに、このアホ毛とか美希ちゃんそっくりですね。けど、何でこんなことになっちゃってるんですか?」
P「俺も現場を見たわけじゃないんで詳しくはわからないんですが、状況証拠から考えておそらく・・・」
~20分前~
P「よし・・・やっと届いたか。北米のAma○onで購入したアポトキシン961!」
P「これがあれば、俺も子供化して765プロのみんなにちやほやされて・・・ククク、笑いが止まらんな!」
P「これが説明書か。え~となになに?」
『注射器に抵抗感がある方でも安心して摂取していただけるよう、いちごババロア風にアレンジしてみました。』
P「企業努力ってやつ?関心関心。あと、摂取後は急激に眠くなるらしいな。まぁソファの上で食べれば大丈夫か。」
P「さて、これを食べれば俺も晴れて体は子供、頭脳は大人に・・・!」
小鳥「プロデューサーさん、ちょっといいですか~?」
P「くっ、こんなときに・・・まぁいい。ヤングライフは逃げないからな!小鳥さん、今行きますよ!」タッタッタッ
ガチャ
美希「あふぅ・・・昨日の夜、事務所で寝ちゃったの・・・」
美希「やっぱり社長に付き合って、徹夜でガンダム見るなんていわなければよかったの・・・
社長はククルス・ドアンの島が最高だ~なんていってたけど、あんなのただの作画崩壊したクソ回だよね」
美希「けど、ククルス・ドアンってどっかで見たことある気がするの。気のせいかな?」
美希「ってこんなところにババロアが落ちてるの!誰のかな?」キョロキョロ
美希「近くに誰もいないなら、これはきっと神様が美希にプレゼントしてくれたものに違いないの!というわけで、いただきますなの~!」
美希「・・・ん~、すっごくおいしいの!やっぱりいちごババロアは人類の生み出した文化の極みだよね~!」
美希「ごちそうさまでしたなの!さて、誰か来るまでお昼寝・・・ってなんか・・・急・・・に・・・眠・・・zzz」
④
P「というわけなんですよって小鳥さん。ってどうしたんですか?そんな汚物をみるような目をして」
小鳥「・・・ちょっとドン引きしていただけです。ところでどうするんですか?美希ちゃんこのままってわけにはいかないですし、この薬の効果時間って・・・」
美希「んぅ~・・・うるさいの・・・」ムクリ
P「あ、美希が起きましたよ。起きてもくそかわいいな。ロ○きゅーぶなんて目じゃないな!もっ○んの50000倍くらいかわいいぞ!」
小鳥「ロリコンの気はないとか言っておきながら意外と詳しいんですね・・・美希ちゃん?大丈夫?」
美希「ん~・・・おにいちゃんとおねえちゃんはだれなの?どうしてみきのなまえをしってるの?」
P「・・・へっ?美希、冗談を言ってるつもりか?それとも寝ぼけてるのか?どちらにしろかわいいな!」
小鳥「ロリコンは黙っててください。美希ちゃん、本当に私たちのことがわからないの?」
美希「うん、ぜんぜんわからないの。ここはどこ?みきどうしてこんなところにいるの?」
小鳥「まさか本当に記憶がないんじゃ・・・」
P「ハハハ、そんなはずないじゃないですか。説明書にはこれっぽっちもそんなこと・・・」
P「・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
小鳥「どうしたんですかロリコンプロデューサー!?」
P「ひどい言われようですね・・・これ、これを読んでください!」
小鳥「え~と・・・」
『注意事項・ごく稀に体が小さくなった際、記憶、および意識が退行してしまう副作用が出る場合がございますが、身体への害はございません』
小鳥「・・・ってえぇぇぇぇぇぇ!」
P「そうですよ!美希の精神まで幼児化しちゃったんですよ!」
縮む系ssってPと千早以来か?
>>21
はるるんいなかった?
~一時間後、765プロ事務所~
P「さて、みんな出社してきたようだな。ちょっと集まってくれ」
春香「どうしたんですかプロデューサーさん、朝にみんなを集めるなんて珍しいですね。」
伊織「竜宮小町の私たちまで集めるなんて、いったい何の話よ?」
P「実は・・・これをみてくれ、こいつをどう思う?」
美希「わぁ、かわいいおねえちゃんたちがいっぱいなの~」
真「うわぁ~かわいいなぁ!プロデューサー、この子どうしたんですか?親戚から預かったとか、もしかしてプロデューサーの子供とか!?」
雪歩「あれ?けどこの子、どっかでみたことあるような・・・」
P「実はこの子は、美希なんだ!」
>>22
それってぷろりゅーさんのやつ?幼女だが縮むとは違うような気がする
>>26
春香「あれ、服のサイズが…」
で検索
アイドルたち「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
P「さぁ美希、自己紹介するんだ」
美希「うん。ほしいみき、5さいなの」
やよい「本当に美希さんなんですか?なんかマンガみたいです」
千早「そんな非現実的なこと信じるわけないじゃないですか。プロデューサー、冗談がすぎます」
律子「そうですよ。大方プロデューサーが私達をだますために仕込んだんでしょう?」
亜美「けどけど、アホ毛とか顔立ちとかはミキミキにそっくりだよね~」
真美「うん。ちょっと聞いてみようか。ねえミキミキ、好きなものはなに?」
美希「おにぎりといちごばばろあなの~」
亜美「じゃあ、好きな人のことはなんて呼ぶの?」
美希「はにーなの」
真美「最後の質問。ミキミキの趣味は?」
美希「とりさんをかんさつすることなの」
亜美「趣味まで完璧だよ!?これってまさか本当に・・・」
小鳥「にわかには信じがたいことだけど、事実よ・・・この子は美希ちゃんなの。プロデューサーさん、経緯を説明してあげてください」
P「わかりました。じつはかくかくしかじかで・・・」
アイドルたち「・・・」
P「おいおいみんな、モヒカンを見るケンシロウみたいな目で見つめないでくれよ」
響「自分、プロデューサーはちょっと変態なところがあるとは思ってたけどここまでとは思わなかったぞ・・・」
貴音「面妖な・・・」
伊織「サイッテーね」
千早「幻滅です・・・」
これの同作者なのん?
P「音無さんがちっちゃくなった……」
P「そういうな。さっき社長に吐くほど怒られたんだから」
あずさ「けど、これからどうするんですか?美希ちゃんはずっとこのままなんですか?」
P「そんなことはありませんよ。薬の効果は一週間で切れますから」
春香「一週間ですか!?その間の美希の仕事は・・・」
小鳥「そのあたりは大丈夫よ。美希ちゃんはもともと、この一週間レッスンくらいしか予定がなかったから、芸能活動は問題ないわ」
春香「よかった。もし重要な仕事が入っていたらどうしようかと・・・」
P「春香、そんな目で見つめないでくれ。心臓が止まりそうだ」
千早「話はそれだけですか?だったら早く仕事に・・・」
P「もうちょっとだけまってくれ」
律子「まだ何かあるんですか?」
P「あぁ。ひとつだけみんなにお願いがあってだな・・・この一週間、交代で美希の面倒を見てほしいんだ!」
アイドルたち「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
P「もちろんずっとってわけじゃない。俺が事務所にいるときは俺が面倒を見るし、夜は小鳥さんが面倒を見てくれる。」
P「最初は俺がずっと面倒をみようと思ってたんだが、打ち合わせとか会議とかに子供を連れて行くわけにも行かないだろう?」
P「だから、俺が美希を現場に連れて行くから、俺が会議とか打ち合わせをしている間、美希と遊んであげて欲しいんだ。
P「このかわいい美希を独占できるんだぞ!?こんなにうれしいことはないだろう!?」
P「ただでとは言わん!もし手伝ってくれたら、たるき亭のサービス券を全員に一冊ずつ・・・」
小鳥「もし手伝ってくれたら、プロデューサーさんが特別ボーナスをポケットマネーから出してくれるそうよ。あと、何でもひとつわがままを聞いてくれるって」
P「ちょっ、小鳥さん、俺そんなに金もってな・・・」
小鳥「誰のせいでこうなってるのか、まだわかってないんですか?」ニコニコ
P「目が笑ってませんよ・・・わかった。特別ボーナスと何でもひとつわがままを聞いてやろう。それでなんとか引き受けてくれないか?」
伊織「はぁ!?あんたのせいでこうなったんじゃないの!?どうして私達が・・・」
春香「なんでも・・・何でもいいんですか!?どんなことでも!?」
P「さすがに死ねとかそういうのは無理だが、ひざまずいて足を舐めろくらいなら出来るぞ。」
春香「何でも・・・何でも・・・私、やります!ね、千早ちゃん!」
千早「えぇ!?私に話を振られても・・・」
春香「みんなも協力してあげようよ!美希は765プロの仲間だもん、みんなで面倒見てあげよう?」
雪歩「春香ちゃんがそういうなら・・・」
真「春香は言い出したら聞かないからなぁ・・・ボクも手伝うよ。」
亜美「ミキミキのお世話って、なんか新鮮で楽しそうかも。」
真美「うんうん。それに、にいちゃんがわがまま聞いてくれるって言うし、そっちも面白そうだよね」
やよい「長介達の面倒を見てたから、子供の相手は得意です!任せてください!」
律子「しょうがないですね。美希にはちょっと悪いことしちゃったし、手伝ってあげますよ」
響「自分も手伝うぞ!プロデューサー、わがまま聞いてくれるの、忘れないでよね!」
貴音「なんでも・・・らぁめん・・・とんこつ・・・横浜・・・」
伊織「ちょっとあんたたち!?・・・これじゃ私一人が悪者みたいじゃない!仕方ないわね・・・手伝ってあげるわよ!」
P「みんな、ありがとう!さっそくだが今日から頼む!美希、今日からお姉ちゃん達が美希と遊んでくれるぞ。お願いしますするんだ」
美希「おねえちゃんたちがみきとあそんでくれるの?やったやったやったぁ~!おねがいします、おねえちゃんたち!」
P「今日俺は春香と千早に同行する予定だったな。頼むぞ、春香、千早」
春香「任せてください!」
千早「あの・・・私は・・・」
P「よし、解散!みんな、仕事に戻ってくれ」
P「春香、千早、現場に行くぞ。美希、お姉ちゃん達と一緒にお出かけするぞ。」
美希「おねえちゃんたちとおでかけなの!いっしょにいこ?」
千早「わかったわ、わかったから、そんなに腕を引っ張らないで?」アセアセ
春香「まってよ美希~」
春香(・・・何でも・・・ムフフ)
~日曜日 春香と千早の場合~
春香「今日は楽屋で食べるためにクッキー作ってきたんだ。美希、クッキー食べる?」
美希「たべる~!」
春香「じゃあクッキー食べながら、絵本読もうか?」
美希「みきえほんだいすき!よんでよんで~?」
春香「ちょっとまってね。千早ちゃん、そこにある絵本とってくれるかな?」
千早「これね。はい春香」
春香「ありがとう」
千早「春香はすごいのね、子供をあやせるなんて」
春香「すごくないよ、子供と遊んであげるのなんて誰でもできるって」
千早「そんなことないわ。現に私なんて、朝から美希といっしょにいるのにどうやって接すればいいかわからなくて・・・」
春香「千早ちゃん緊張してるだけだって。千早ちゃんは優しいからきっと美希もすぐになついてくれると思うよ」
千早「そうかしら・・・?」
春香「うん、もっと自信もっていいと思うよ」
春香「じゃあ美希、この絵本を読んであげるね。女の子が宇宙から来る隕石をロボットで壊すお話!」
美希「とってもおもしろそうなの!」
春香「じゃあはじめるよ?コホン・・・今とは違う世界のお話です。あるところに、かわいいリボンをつけた女の子がいました」
美希「このおんなのこ、はるかおねえちゃんにそっくりなの!」
春香「そんなに似てるかな?けどリボンは同じだね。その女の子はアイドルを目指していて・・・」
美希「わくわく」
千早「・・・」ジーッ
千早(美希を観察していてわかったけど)
千早(・・・小さくなった美希・・・とってもかわいい・・・高槻さんに勝るとも劣らない可愛さね・・・)
千早(あぁ、このかわいさを永久に保存しておきたい!このときばかりは機械に疎い自分自身を恨むわ!)
千早(私も美希と遊んであげたい・・・)
千早(けど・・・小さい子供の相手なんてしたこともないし、私と遊んでも美希はつまらないでしょうね・・・)
春香「・・・ちゃん、千早ちゃんってば!」
千早「っ!どうしたの、春香?」
春香「私ちょっと・・・その、トイレにいってくるから、美希のことみてて欲しいの」
千早「えぇ、私が!?」
春香「お願いね、千早ちゃん。すぐ戻ってくるから」タッタッタッ
千早「お願いって言われても・・・」
美希「ちはやおねえちゃん、あそぼ?」
千早(この可愛さ・・・プライスレスね!)
千早「そうね、けど何をして遊べばいいのか・・・」
美希「おねえちゃんは、なにをしてるときがいちばんたのしい?」
千早「えっと、歌を歌ってるときかしら?」
美希「じゃあみきにおうたうたって!おねえちゃんのいちばんすきなうた!」
千早「私の一番好きな歌・・・わかったわ。じゃあ・・・」
千早「・・・♪泣くことならたやすいけれど~♪」
……
千早「・・・ふぅ、どうだったかしら?子供と一緒に歌うことなんてなかったから、もっと違う歌のほうが・・・」
美希「ちはやおねえちゃん、すっごいの!」パチパチ
千早「あ、ありがとう。けど、そんなにすごかった?」
美希「うん!すっごくうまかったし、うたってるときのちはやおねえちゃん、すっごくきれいだったの!」
④
千早「そ、そう?」
美希「ちはやおねえちゃんのおうた、みきだいすき!」
千早「・・・美希っ!」ダキッ
美希「ちはやおねえちゃん、どうしたの?」
千早「・・・いいえ、なんでもないわ。ちょっとあふれ出るパトスを抑え切れなかっただけだから」
美希「?」
千早「もっとたくさん歌ってあげるわ!美希も一緒に歌いましょう」
美希「やったぁ~!」
春香「・・・プロデューサーさんにトイレに行くふりをして千早ちゃんと美希が遊んでいるところを撮影してくれって頼まれたけど」
春香「これはプロデューサーさんからお金とろう。そのくらい価値のあるものだと思う」
~月曜日 雪歩と真の場合~
真「ねえ美希、おままごとしようか?」
美希「やるやる!ゆきほおねえちゃんもいっしょにやろう?」
雪歩「そうだね。いっしょにやろっか。」
美希「わぁいなの!」
真「とんとん。もうすぐごはんできるからね~」
美希「はーいなの」
真「ふんふんふ~ん♪」
雪歩「楽しそうだね、真ちゃん。」
真「そりゃそうだよ。ボクが子供のころはおままごとなんてさせてもらえなかったからね。12年越しの夢がかなったんだもん」
真「あぁ~、こんなかわいい妹が欲しかったなぁ!こんな妹がいたら、おままごとし放題だったのに!」
雪歩「たしかに、この美希ちゃん、すっごくかわいいもんね~」
真「はい美希、ごはんできたよ~」
美希「やったぁ!いただきますなの~。ぱくぱく、う~ん、このごはんすっごくおいしいの!」
真「そう?よかったぁ~」
美希「ぱぱのつくるごはん、おいしかった!」
真「・・・パパ・・・パパ・・・!?美希の中ではボクはパパって設定なの!?」
美希「そうなの。まことおにいちゃんはおとこのこだから、ぱぱになるんでしょ?」
真「男の子・・・ボクが男の子・・・!?確かに女の子からのファンレターが多かったり王子様って呼ばれたりするけど、ボクだって女の子なのに!アイドルなのにぃ!」
雪歩「落ち着いて真ちゃん!相手は5歳の子供だもん、真ちゃんを一目見て女の子だってわかるようなら、眼科に連れて行かなくちゃいけなくなっちゃうよ!?」
真「雪歩、なにげにひどい事いうね・・・美希、いいかい?ボクは女の子だよ?こんな格好してるけど、女の子なんだよ?」
美希「そうなの?」
真「そうだよ。アイドルとしてテレビに出たりしてるんだから。」
美希「そうなんだ・・・さっき、まことおねえちゃんのこと、おとこのこだなんていってごめんなさいなの」
真「えぇっ!別に怒ってるわけじゃないから謝らなくても・・・」
美希「うぅん、わるいことをしたらあやまりなさいって、ことりおばちゃんにいわれたの。だから、ごめんなさい」
雪歩「小鳥さんに言われた事をちゃんと覚えてるなんて、えらいね美希ちゃん!けど、その小鳥おばちゃんってのは小鳥さんの前では言わないほうがいいかも・・・」
真「美希ぃ・・・今まではやるときはやるけどいつもは適当だなぁとかやる気ないなぁとか思ってたけど撤回するよ!美希はすっごくいい子だ!」
雪歩「真ちゃん、そんな風に思ってたんだ・・・」
美希「ねえ、ふたりはけんかしたりしないの?」
雪歩「え?何で?」
美希「きのう、ことりおばちゃんといっしょにみたてれびでおんなのひとがけんかしてて『この、どろぼうねこなの!』っていってたの。」
美希「どろぼうねこってなんのことなの?」
真「小鳥さんは美希の前でなんて番組を見てるんだ!美希はまだ覚えなくていい言葉だよ!ねっ、雪歩!!」
雪歩「そ、そうだよ!それにその言葉はあんまりいい言葉じゃないからお外では使わないようにしたほうがいいよ美希ちゃん!」
美希「そうなんだ、わかったの!」
雪歩「ふぅ・・・さて、食後のお茶でも飲みましょうか」
美希「おちゃはほんものなんだね。みき、おちゃってにがいからにがてなの」
真「雪歩のお茶はおいしいからね。一度飲んでみなよ美希?」
美希「うん・・・」ゴクッ
美希「このおちゃすっごくおいしいの!みきがのんだにがいおちゃとぜんぜんちがう!なんでなんで?」
雪歩「そのお茶はね、甘茶って言って、甘いお茶なの。読んで字のとおりだけど」
美希「こんなおちゃがあるなんてしらなかったの。このおちゃならなんはいでものめそうなの」
雪歩「美希ちゃんのために煎れてきたんだけど、気に入ってくれてよかったぁ。」
美希「みきのためにもってきてくれたの?ありがとう、ゆきほおねえちゃん!」
雪歩「・・・キュン!」ダダダッ
真「雪歩、これから本番なのに走ってどこに行くのさ!?」
雪歩「止めないで真ちゃん、私は美希ちゃんに新しいお茶を持ってきてあげるの!そしてもう一回ありがとうって・・・」
真「雪歩!暴走しちゃってるよ!戻ってきてよ雪歩!」
美希「きゅうにはしりだしたり、ゆきほおねえちゃんはいそがしいの、あふぅ」
~火曜日 貴音と響の場合~
美希「ぱんちなの!きさらぎ!」
貴音「・・・くっ」ブゥン
響「ヤッダーバァァアアアア」ドシィン
美希「やったぁ!やっぱりきさらぎはつよいの!」
響「くそっ、さすがはキサラギ・・・覚えておけよ!」
美希「なんどでもかかってくるといいの!わたしたちときさらぎはむてきなの!ねっ、きさらぎ!」
貴音「・・・くっ」
美希「ん~、おもしろかったの!ひびきおねえちゃん、てきのものまねじょうずだね!」
貴音「響、あの熱演はなかなかのものでしたよ。」
響「そうか?それほどでも・・・あるかな!?自分、天才だし///」
響「劇場版キサラギでは自分あんまり出番なかったから、ちょっとやってみたかったんだよねー」
響「ああいう役は春香に来ることが多いから、あんまりやったことなかったし」
貴音「そうですか。しかし、あのやられたときの『ヤッダーバァァアアアア』というのはどういう意味なのでしょうか?劇中でも説明されませんでしたが・・・」
響「なんか、監督の好きな作品から取ったらしいよ?イタリアあたりの悪役がそうやって倒れたとかなんとか」
貴音「そうですか、響は博学なのですね」
響「美希、次は何して遊ぼっか?」
美希「う~ん、みき、おなかすいちゃった」
貴音「食は活力の中心とも言いますし。昼食にいたしましょう」
響「そうだね。美希は今日のお昼はなに持ってきたんだ?」
美希「ことりおばちゃんがつくってくれたおにぎりなの!」
響「このへんは元の美希とあんまりかわんないみたいだね。けど、その小鳥おばちゃんってのは本人の前では言わないほうがいいぞ」
美希「ひびきおねえちゃんとたかねおねえちゃんは?」
響「自分は今日は早起きして、ゴーヤーチャンプルーを作ってきたぞ!」
貴音「わたくしは今日はかっぷらぁめんの新作が出ていたのでそれをいただこうかと」
貴音「あぼがどまよねぇず黒らぁめんとんこつ風味背油ぎったぎた・・・いったいどんな味わいなのでしょう」ウットリ
響「うっ・・・聞いてるだけで胸焼けがしてきたぞ・・・」
美希「たかねおねえちゃんっておひめさまっぽいかららーめんなんてたべないとおもってたの。かっぷらーめんっておいしいの?」
響「美希っ!それは・・・」
貴音「・・・今のはいくら幼子といえども聞き捨てるわけにはまいりませんね。一口にかっぷらぁめんといっても・・・」
響「あぁ・・・始まっちゃったぞ・・・」
~10分後~
貴音「と、このようにかっぷらぁめんにもいろいろな試行錯誤がなされているのです」
響「やっと終わった・・・まぁ今日はいつもよりちょっと短めだったからよかったけど」
貴音「そもそもこのかっぷらぁめんを作っている会社は過去にも・・・」
響「うわっ!まだ終わってなかったのか!!」
響「貴音、ストップストーップ!もう10分も話してるぞ!」
美希「たかねおねえちゃん、おはなしながすぎなの・・・」
貴音「あら、わたくしとしたことが・・・しかし美希、覚えておいて欲しいのです。どのようなものであれ、創意工夫がなされているという事を」
美希「よくわからないけど、わかったの」
響「自分はそんなに大層なモンでもないと思うけどな~」
美希「ごちそうさまでしたなの!」
響「ほら美希、ほっぺたにご飯粒付いてるよ」フキフキ
美希「ありがとうなの」
貴音(これは・・・なかなか)
コンコン
スタッフ「すみません、響さん、貴音さん、午後の撮影スタートしますので、スタンバイお願いします!」
響「えっ、もうそんな時間!?」
貴音「どうやらそのようです。昼食に少々手間取ってしまったようですね」
響「大半が貴音のラーメン講義ですぎていった気がするぞ・・・」
響「美希、自分達ちょっとお仕事にいってくるけど、おとなしくまってられる?」
美希「だいじょうぶなの!」
響「よし!おとなしくしてたら、自分が帰りにサーターアンダギーおごってあげるからね!」
美希「さーたーあん・・・?わかったの!」
響「まぁ名前はきにしなくていいぞ。とにかくおいしいものご馳走してあげるから。じゃあ自分とゆびきりしよう!」
美希「うん!」
響「じゃあいってくるさー!」
美希「いってらっしゃいなの!」
バタン
響「さぁ貴音、仕事に行こう」
貴音「えぇ・・・響、今日はあなたの新しい部分が見えた気がします」
響「そうか?」
貴音「そうです。まさか響があんなに面倒見がいいとは思いませんでしたよ」
響「そ、そうかな?まぁ沖縄では近所の人がみんな家族みたいなものだったし、近所の子供の面倒とかもみてたからな///」
貴音「やはり、孤独を体験すると人にやさしく出来るのですね。いえ、たしか現代風に言えばぼっちと・・・」
響「って貴音!それはちがうぞ!自分はちゃんと友達いるんだってばぁ!」
~水曜日 やよいと真美の場合~
やよい「つぎは折り紙のここをこう折って・・・」
美希「・・・できた!」
やよい「美希さんすごく上手です~」
美希「えへへ~」
やよい「一回見せただけで鶴が折れちゃうなんて、さすが美希さんですよね~」
真美「ちいさくなってもやっぱミキミキはミキミキだねぇ~」
真美「けど、元がミキミキだとわかっててもやよいっちがちっちゃい女の子に敬語使ってるのって結構違和感あるかも」
やよい「そう?けど美希さんは美希さんだから・・・」
美希「やよいおねえちゃん、すまいるたいそうやって~!」
真美「お、やよいっちの十八番だね!」
やよい「わかりましたー。じゃあ・・・みんなー、あつまって~!スマイル体操、いっくよ~♪」
美希「♪ぜったいはっぴ~♪」
♪ジャ~ン♪
やよい「♪まったね~♪」
美希「やよいおねえちゃん、すっごくたのしかったの!」
やよい「よかったぁ~」
真美「やよいっち~、がんばるのはいいけど、そんなに飛ばしてちゃ本番前にダウンしちゃうよ~」
真美「今度は真美がミキミキとあそんでるから、やよいっちはちょっとやすんでてよ」
やよい「そう?じゃあお願いね、真美。私はダンスの振り付けの確認してくるね」
真美「やよいっちはまじめだけど、がんばりすぎなところが珠に傷だよねぇ」
真美「さて、ミキミキ。このカードゲーム知ってる?」
美希「あ、みきしってるよ!かーどふぁいとばんがーどだよね!」
真美「おぉ、よく知ってましたな!今度は真美と、ヴァンガードして遊ぼうよ!」
美希「けどみき、ばんがーどのあそびかたしらないの」
真美「大丈夫、真美が遊びながら教えてあげるよ」
美希「じゃあやってみたいの~!」
~10分後~
真美「大体ルールはこんな感じ。わかった?ミキミキ」
美希「わかったの」
真美「さっすがミキミキ。じゃあデッキはこの中にある好きなの使っていいよ~。」
美希「じゃあこのかわいいおんなのこのやつつかう!」
真美「バミューダ△か~。じゃあ真美はノヴァグラップラーつかおっと。」
~10分後~
美希「せどなでぶーすと、せらむであたっく!かうんたーぶらすと1をつかって、21000ぱわーなの!」
真美「くっ、ノーガード!このトリガーがヒールトリガーなら・・・うわうわ~、負けちゃったよ~!」
美希「かてたの!やったやったやったぁ!」
真美「まさかミキミキがここまでやるとは思わなかった・・・完敗だよ~」
美希「もういっかい!もういっかいやろ!」
真美「・・・そうだね、もう一回やろっか!」
真美(勝負の世界は非情だってことを教えてあげるよミキミキ)
美希「じゃあつぎはね・・・このけんもってるやつつかお!」
真美「ロイヤルパラディン・・・じゃあ真美はかげろうで!」
真美(ロイパラは亜美が新しく作るって言ってたから騎士王軸から構成変えてないんだ。騎士王対ジエンド・・・この勝負、もらいっしょ!」
~10分後~
真美「真美のターン、スタンドアンドドロー!
「真美はこのターンに、ドラゴニック・オーバーロードからドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドにクロスライド!」
「ジエンドの効果によりパワー13000!さらに約束の火エルモを後列に置き、ブースト!23000で騎士王アルフレッドにアタック!」
美希「・・・のーがーどなの」
真美(まさか、真美が2枚目のジエンドを持ってないのがわかってるとか?)
真美「トリガーチェック!1枚目・・・2枚目・・・トリガーゲットならず・・・!」
真美「続いて、エルモのブースト、ネハーレンが往く!アルフレッドにアタック!」
美希「ぐれーど0のがーどふだをこーる」
真美「くぅ、ターンエンドだよ、ミキミキ」
真美(ミキミキのラインは18000ラインが2本に20000ラインが1本。)
(ライフは真美のほうが負けてるしドロートリガー型だからガード札も低いけど、スペシャルインターセプトがあれば防ぎきれる・・・!)
美希「みきのたーんなの。すたんどあんどどろー」
真美「ミキミキ、ライフ的にはミキミキのほうが勝ってるとはいえ、たった1点差。」
「さらにジエンドがあと2枚デッキに眠っているこの状況で真美にターンを渡しちゃったらほぼ負けは確定だよ。ここが勝負どころだね!」
美希「・・・よし!決めたの!」
真美(さぁ、どう出るミキミキ)
美希「お前のそのデッキ・・・『ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド』に頼った力など、本物ではない・・・!」
真美「えっ・・・!」
美希「お前に本当の強さというのがどういうものか見せてやる・・・!」
美希「戦士達と共に道を切り開く、若き日の王の姿を見よ!ライド・ザ・ヴァンガード!アルフレッド・アーリー!」
♪ドンナニトオクハナレタッテ-♪
真美「アルフレッド・アーリー・・・!という事は・・・!」
美希「スキル発動!ソウルより、ブラスター・ブレードをスペリオルコールする!」
真美「ブラスター・ブレード・・・!」
美希「イメージしろ、俺たちは今、地球によく似た惑星、クレイに現れた霊体だ!」
美希「ブラスター・ブレードの効果発動!ピンポイントバースト!」
真美「真美のスペシャルインターセプトが!」
美希「さらに、アルフレッド・アーリーの後列にライオンメイン・スタリオンをコール!」
「アルフレッドと名の付くカードをブーストするとき、ソウルブラスト1で、10000ブースト!」
「アルフレッド・アーリー、パワー20000でドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドにアタック!」
真美「インターセプトがない状況・・・5000札3枚でガード!」
美希「チェック・ザ・ドライブトリガー!一枚目・・・ドロートリガーをゲット!パワーはブラスター・ブレードに」
美希「そして二枚目・・・ゲット・ザ・クリティカルトリガー!すべての効果をブラスターブレードに!」
美希「マロンのブースト!ブラスターブレードでアタック!バーストバスター!」
ブラスター・ブレード「イエス・マイ・ヴァンガード!」
真美「まだだ・・・ヒールトリガーを引けばまだ・・・!トリガーゲット・・・ならず!」
真美「うわぁぁぁぁぁぁ!全滅だぁぁぁぁぁ!」
美希「ふっ、こんなもんじゃまったく熱くならねえよ・・・」
真美「ミキミキ、キャラ完全に変わっちゃってるよ・・・」
~木曜日 竜宮小町の場合~
あずさ「はい美希ちゃん、あめあげるわね~」
美希「やったーなの!」
律子「あずささんって子供の面倒見るの上手ですよね、朝から美希がべったりですもん」
あずさ「そんなことありませんよ。子供っていうのは人の本心を感じられるっていいますから、やさしく接してあげれば向こうからなついてくれるものですよ~」
律子「そういうものでしょうか・・・って美希!楽屋内で走り回らないの!」
亜美「そういうりっちゃんも保護者パワー全開だね。ところで・・・やさしく接してあげれば向こうからなついてくれるんだってよ?いおりん?」
伊織「・・・亜美、それは美希がぜんぜん近寄ってこない私に対するいやみってわけ?」
亜美「いやいやそういうんじゃなくてさ、なんでミキミキと遊んであげないのかな~って思っただけで」
伊織「しょうがないじゃないの!元が美希だと思うとどうやって接すればいいのかわからないんだから!それに・・・」
美希「おでこのおねえちゃん、どうしたの?」
伊織「その呼び方よ!何でみんなは名前におねえちゃん付けなのに私だけおでこにおねえちゃん付けなのよ!?実は元の記憶持ってんじゃないの!?」
美希「おでこのおねえちゃん、こわいの・・・」プルプル
あずさ「あーあー、美希ちゃん、大丈夫だからね~」
律子「こら伊織!美希をこわがらせるんじゃないの!」
伊織「・・・べつにこわがらせてなんか・・・ふんっ」
あずさ「律子さん、そろそろ・・・」ヒソヒソ
律子「そうですね。亜美、打ち合わせどおりに。わかってるね?」ヒソヒソ
亜美「あいあいさー」ヒソヒソ
あずさ「あぁ、そういえば律子さん、私の衣装ってどこにありましたっけ?」
律子「もう搬入されてると思いますけど、どうしたんですか?」
あずさ「この間着たとき、ちょっと動きづらかったところがありましたから、ちょっと確認したくて・・・」
律子「そういうことなら私も行きますよ。」
亜美「りっちゃんたち衣装見に行くの?じゃあ亜美も行こうっと」
伊織「ちょっと、みんな行っちゃうの?じゃあ私も・・・」
律子「伊織はここに残って、美希の面倒を見てあげてね」
伊織「私一人で!?けど一人で子供の相手なんてしたことないし、美希は私になついてないし・・・」
亜美「・・・まぁいおりんじゃしょうがないか。亜美が残ってるから、みんなは行ってきてよ」
伊織「なによ、含みのある言い方ね」
亜美「べっつに~。ただいおりんが一人でミキミキの面倒が見れないっていうからさ~」
伊織「きぃ~!わかったわよ!私一人だって、美希の面倒を見るのくらい余裕なんだから!」
亜美「そう?じゃあよろしく~」バタン
三人(・・・計算どおり)ニヤリ
~数日前~
亜美「りっちゃん、話ってなに?」
あずさ「あら?伊織ちゃんはいないんですね」
律子「はい、今日はその伊織のことで話しがあるんです」
亜美「いおりんのことで?」
律子「そう。最近竜宮小町自体は売れ始めてきているわ。個人の技術も上がってきて、ユニットの雰囲気もいい感じよ」
亜美「じゃあ問題ないんじゃん?」
律子「問題はないわ、歌やダンスに関してはね」
あずさ「じゃあどこに問題が・・・」
律子「私は竜宮小町に、歌やダンスだけじゃなく、バラエティやほかのジャンルでも活躍して欲しいと思ってるの。」
律子「そのためにはみんなにいろいろなことを経験して、表現力や感受性を豊かにして欲しいの」
亜美「ふむふむ、その表現力や感受性が一番低いのが・・・」
律子「そう、伊織ってわけ。伊織自体はすごく才能もあるし、努力家で、アイドルとしてはすばらしいわ。」
律子「けどバラエティ番組での伊織は、求められてるキャラをただこなしているってだけの感じがして・・・もうちょっとやわらかくなってほしいのよ」
律子「そこで、伊織の表現力や感受性を上げるために、どんなことをさせればいいのか、二人の意見を聞きたくて」
亜美「・・・そうだ!今の状況を利用しちゃうってのはどう?」
律子「今の状況?」
亜美「うん!小さくなったミキミキといおりんを二人だけにして、いおりんの柔らかい部分を引き出す作戦。」
亜美「名づけて『いおりんとミキミキを二人だけにしちゃおう作戦』だよ!」
あずさ「それはいい案ね亜美ちゃん!小さい子供と接することもいい経験になるでしょうし」
律子「亜美、ナイスアイディア!ネーミングセンスはないけど」
亜美「ぬっふっふ~、いいアイディアっしょ?報酬は、マジェスティ・ロードブラスター4枚でいいよ」
律子「マジェ・・・?なによそれ」
亜美「兄ちゃんに聞けばわかるよ。今週の木曜にミキミキの面倒を見るんだっけ?じゃあ木曜に作戦決行って感じで!」
律子「そうね、じゃあもうちょっと詳細を詰めましょうか」
伊織「ふんっ・・・子供の面倒なんて、私一人でも楽勝なんだから」
美希「おでこのおねえちゃん、あそぼ?」
伊織「近くで見るとむかつくほどかわいいわね・・・いいわ、何して遊びましょうか?」
美希「おねえちゃんのおにんぎょうさん、とってもかわいいの。おにんぎょうさんあそびしよ?」
伊織「シャルルと?わかったわ。ところであんた、ぬいぐるみなんて持ってるの?」
美希「おにいちゃんにこれもらったの」
伊織「スター・プラチナ・・・あのバカ、もっとましなぬいぐるみ持ってなかったのかしら」
美希「ぼたんをおすとしゃべるんだって」ポチッ
オラァ!
伊織「・・・これは没収ね。たしかあずさが持ってきた荷物の中に・・・あった。これ使いなさい」
美希「ありがとうなの!」
伊織「じゃあ始めましょうか・・・」
~3分後~
美希「・・・」
伊織「美希、どうしたの?」
美希「や!」
伊織「やってなによ?」
美希「おでこのおねえちゃんとあそんでもつまんない!あずさおねえちゃんとあそんでたほうがおもしろかったの!」
伊織「はぁ!?あんた勝手なこと言って・・・」
美希「だっておでこのおねえちゃん、みきとあそんでてもおもしろくなさそうなんだもん!そんなんじゃみきもおもしろくないよ!」ウルウル
伊織「そんなこと……ッ!?」
伊織(そうだったわ・・・アイドル活動でもいわれてたじゃない・・・自分が楽しまなくちゃファンのみんなにも楽しさは伝わらないって・・・!)
伊織(私はアイドルとしての自分を作るのに精一杯でアイドル活動を楽しんでするっていうことを忘れてたわ・・・この状況も同じことだわ)
伊織(私が楽しまないと、美希も楽しくないに決まってるじゃない。)
伊織(あずさがいっていた、やさしくしてあげればなついてくれるってのは、そういうことだったのね・・・)
伊織「美希・・・ごめんなさい!」
美希「えっ・・・?」
伊織「私、アイドルとしてとっても重要なことを忘れていたの。けど、それを美希が思い出させてくれたの。」
伊織「私も楽しまないと、美希も楽しくないものね。まぁまさか美希に気づかされるとは思ってもなかったけどね」
伊織「だから、ごめんなさい。そして・・・あ、ありがと!」
伊織「さぁまだ時間はあるし、一緒に遊びましょう?それとも、私と遊ぶのはいや?」
美希「うぅん!あそぼ、おでこのおねえちゃん!」
律子「心配でドアの隙間から見てたけど、これなら問題なさそうね」
律子「これで竜宮小町はもっと強くなるわ!」
あずさ「よかったわね、美希ちゃん、伊織ちゃん」
亜美「マジェ4枚とバロミ3枚と・・・バロミ2枚のほうがいいかな?これで真美のジエンドデッキも楽勝っしょ!」
~金曜日 ???の場合~
P「美希、昨日は伊織の家に泊まったんだっけ?」
美希「うん、そうなの」
P「どうだった?」
美希「すごくごうかだったの」
P「よかったな。しかし・・・」
P「困ったな・・・今日は面倒見てくれるアイドルが誰もいない」
P「あと10分で打ち合わせがあるっていうのに・・・どうするか」
P「最悪打ち合わせに連れて行くという方法も・・・いやいや、打ち合わせに子供を連れて行くプロデューサーなんていないだろ。」
P「そもそも美希がいたら俺が集中できん、主にかわいすぎて」
???「おいあんた、邪魔だ」
P「おっとすんません・・・ってお前は・・・!」
???「あんたは765プロの・・・!」
P「・・・!すまん、面白いこと考え付かんかった」
冬馬「俺の名前使って滑ってんじゃねえよ!なんか面白いこと言えよ!?」
P「まぁいいや。羅刹、お前らジュピトリス9ってこの後時間空いてるか?」
冬馬「名前違ってんぞ!まぁ時間はあるけどさ」
P「じゃあこの子預かってくれないか?」
冬馬「はぁ!?なんで俺がそんなこと!つうかこいつ、765プロの金髪のやつに似てるな」
P「ハッハッハッ、他人の空似だ、深くは詮索するな。」
P「そんなことよりたのむよ仗助、お前が引き受けてくれないとくしゃみが出そうで出ないときにティッシュがないくらい困るんだよ!」
冬馬「そんなに困らないんだな・・・」
P「頼む!お前が欲しがってたアルターのバルクホルンのフィギュアやるから!」
冬馬「!!おまえ、何で俺の趣味知ってるわけ・・・?」
P「765プロの情報収集能力を舐めないでいただきたい。」
P「朝のニュースから昼のワイドショー、さらにはゴシップ専門誌まですべての芸能ニュースに目を通すおばちゃんみたいな人が765プロにいるんだ。」
P「その人に聞けばお前達ユピテルサンダーなど丸裸も同然!」
冬馬「どんだけだよ・・・アルターのバルクホルンって限定のやつ?」
P「もちろん」
冬馬「未開封?」
P「開封品を渡すようなコレクター心のわからんようなことはしないつもりだがね、俺は」
冬馬「・・・仕方ねえな、あんた困ってるみたいだし、その子供、預かってやるよ」
P「さすが竜馬!俺これから打ち合わせだから!打ち合わせ終わったら引き取りに行くわ」
冬馬「わかった。そのかわりさっきの話、忘れんなよ!」
P「もちろん!じゃあ頼むぞジョルノ!」
P「美希、俺はこれからちょっと出てくるから、このおにいちゃんたちにあそんでもらえよ?」
美希「わかったの。よろしくねおにいちゃん!」
冬馬「・・・あいつ俺の名前覚えてねえな・・・」
~765プロ事務所~
小鳥「・・・むっ!」
社長「音無くん、どうしたんだね?」
小鳥「・・・いえ、何でもありませんよ、社長」
小鳥(いま、私のセンサーにティン!と来たわ。プロデューサーさんあたりが私の悪口を言っている気がする・・・)
小鳥「これは教育的指導が必要ね・・・48のサブミッションと53の殺人技をプロデューサーさんに・・・」
社長「お、音無くん!?どうしたんだね、心の声が外に溢れてきているようだが」
善澤「音無くんは変わらないねぇ」
~961プロ楽屋~
ガチャ
冬馬「戻ったぜ」
翔太「遅かったじゃない、冬馬くん」
北斗「大きいほうか?」
冬馬「ちげぇよ、外でいろいろあっただけだ」
美希「かっこいいおにいちゃんたちがいるの」
翔太「・・・冬馬くん、その子、誰?」
北斗「冬馬、お前・・・まぁいいさ、恋愛に年齢はないからな。だが冬馬、犯罪だけはダメだぞ。」
冬馬「ちげえよ!さっき外で・・・」
翔太「ふーん、それで引き受けてあげたんだ。冬馬くんってやっぱりお人よしだね~」
北斗「源氏物語計画か。冬馬、そんな高度なテクニックを使うほどに成長したんだな・・・」
冬馬「なんだよ源氏物語計画って。とりあえず、あいつが戻ってくるまで、この子の面倒を見なくちゃならないんだよ」
翔太「引き受けたのはいいけどさ、冬馬くんって子供の面倒みたこととかあるの?」
冬馬「ねえよ。だからお前達に手伝ってもらおうと思って・・・」
翔太「別にいいけどさ、ただってわけにも・・・ねぇ?」
北斗「そうだな。ギブアンドテイクってやつさ」
翔太「ボクはそうだな~、冬馬くんが一日女装してすごしてくれるって約束してくれるなら手伝ってあげてもいいよ」
北斗「じゃあ俺は・・・冬馬、女装したお前が俺とデートしてくれたら手伝ってやるよ」
冬馬「お前ら、容赦ないな・・・特に北斗、お前が言うとシャレに聞こえねえからやめてくれ・・・」
冬馬(女装とデートだと・・・バルクホルンお姉ちゃんに比べたらそのぐらいの屈辱、屁でもねぇぜ!)
冬馬「わかった。約束するから、手伝ってくれ」
翔太「そうこなくっちゃ、冬馬くん。よろしくね、ってこの子名前なんていうの?」
冬馬「たしかあいつは、美希とか呼んでたな」
翔太「よろしくね美希ちゃん」
美希「よろしくなの!」
翔太「けどこんなことってあるんだね。多分この子、小さくなっちゃったんでしょ?」
冬馬「はぁ?お前なに言ってるんだ?」
翔太「冬馬くんこそなに言ってるの?この子、765プロの金髪の子にそっくりじゃない。さらに名前も美希って名前なんだから、ほぼ確定だと思うけど」
北斗「確かに、俺の女性鑑定眼も99%の確立で同一人物だと出てるな」
冬馬「あいつに聞いたときは他人の空似だって」
翔太「それはさすがに無理があると思うよ、やっぱり冬馬くんって純粋だよね~」
北斗「ピュアだな、冬馬」
冬馬「うっ、うるせえな!そんなことより・・・」
ガチャ
黒井「お前達、何を騒いでいるんだ!」
冬馬「おっさん!いや実は・・・」
黒井「ん?何だその子供は?」
冬馬「この子は・・・」
美希「みきは、ほしいみきなの!」
黒井「・・・」
冬馬「おっさん?」
黒井「・・・ユニバァァァァァァァァァァス!」
翔太「おじさん、どうしちゃったのさ!?キャラが違っちゃってるよ、いろんな意味で」
北斗「社長、まさか・・・ついに頭が」
黒井「・・・いや、なんでもない。柄にもなく取り乱してしまったな。それよりお前達、ダンスの講師が呼んでいたぞ。行ってこい」
冬馬「この子はどうするんだよ?」
黒井「このような子供は放っておけばいい!早く行ってこい!」
冬馬「チッ、わかったよ」
ゾロゾロ
黒井「ふぅ・・・やっといなくなったか・・・」
美希「・・・」キョトン
黒井「さて・・・」
黒井「さぁ美希ちゃん、おじさんとあそびましょうね~」
美希「おじさんがあそんでくれるの?」
黒井「もちろんだとも。美希ちゃんの好きな遊びをなんでもしてあげるよ」
美希「わぁいなの!!」
P「打ち合わせが長引いてしまった・・・早く美希のところへ行かないと」
ガチャ
P「すまん冬馬!ってあなたは・・・!」
黒井「お前は765プロの・・・!」
美希「おうまさん、もっとはやくなの!」
黒井「ふん、この子供の保護者は貴様だったのか」ヒヒン、ドタドタ
P「そうですが、何か?」
黒井「子供の面倒一つ見れないプロデューサーが、アイドルのプロデュースをするとは、お笑いだな!」
美希「おじちゃん、たかいたかいしてー」
P「くっ・・・言い返せない・・・!」
黒井「その子供が大きくなったら961プロにつれてくるといい。私がトップアイドルにしてやるからな、ハーッハッハッハ」ヒョイ
美希「わーい、すっごくたかいの~」
黒井「おっと、もうこんな時間か。では私は失礼するよ。貴様のように暇ではないのでな、アデュー」
美希「おじちゃん、またあそぼうねーっ」フリフリ
P「黒井社長・・・」
P「実は子供好きなのか?」
~番外編 木曜日夜 小鳥の場合~
小鳥「美希ちゃ~ん、ごはんできたわよ~」
シーン・・・
小鳥「・・・そういえば、今日美希ちゃんは伊織ちゃんの家に泊まってるんだっけ・・・」
小鳥「・・・別に寂しくなんてないわよ!?家族がいるのがうらやましいとか、そんなこと思ってないから!」
小鳥「今日はお酒でも飲んで録画した生っすかサンデーでもみて早く寝ちゃいましょう!」
2時間後
小鳥「・・・美希ちゃん・・・」グスン
小鳥「美希ちゃん、早く帰ってきてぇ~!お姉さんさびしいの~!」
~土曜日 Pの場合~
P「今日は久しぶりのオフだ、一日中美希と一緒にいられるぞ」
P「すばらしい朝ってのはこういうことを言うんだな。美希はまだ寝てるか・・・寝顔もベリーキュートだな」
P「そして何でいるんですか?小鳥さん」
小鳥「私がいると何か困るんですか?プロデューサーさん」
P「いえ、別に・・・」
P(小鳥さんが美希を俺の家まで連れてきてくれたところまではよかったが、帰らないつもりか・・・)
P(くそっ、美希と二人になれる今日、最大のミッションを決行しようと思っていたのに・・・)
P(それは『小さい美希にハニーと呼ばせる』作戦!)
P(そのためには、なんとかして小鳥さんにはお引取り願わなくては・・・!)
P「小鳥さん、こんなところにいてもいいんですか?事務所の仕事とか・・・」
小鳥「事務所の仕事ですか?昨日のうちに今日やらなくちゃいけない仕事は終わらせてますし、社長にも許可は取ってますから」
P「しかしですね・・・」
小鳥「プロデューサーさん、もしかして今日美希ちゃんに、私にはいえないようなことをするつもりだったんじゃ・・・!」
P「くっ・・・小鳥さんの妄想力をもってすれば俺が幼姦クソ野郎になってしまう・・・!違いますよ小鳥さん、ただ俺は事務所のことを心配して・・・」
小鳥「とにかく!今日は一日プロデューサーさんと美希ちゃんと一緒にいるって決めたんです!」
P「わかりましたよ・・・」
小鳥(日曜日のプロデューサーの言動からして、美希ちゃんとプロデューサーを二人きりにしたら高確立でプロデューサーさんはロリコンに目覚めてしまう・・・!)
小鳥(それをとめることが出来るのは私だけ!がんばれ、がんばるのよ小鳥!)
P「お、美希が起きたみたいですよ?」
美希「んぅ・・・おはようなのおば・・・おねえちゃん」
小鳥「おはよう美希ちゃん」
P「おはよう美希。今日もかわいいな」
美希「あれ?きょうはおにいちゃんもいっしょなの?おはようなの」
P「あぁ、今日は俺が一日中いっs」
小鳥「今日は私達!が一緒に美希ちゃんの面倒を見てあげるからね!」
P「・・・だそうだ」
美希「きょうはおば・・・おねえちゃんとおにいちゃんがいっしょなの?やったやったやったぁ!」
P(まぁいい、一日中いっしょなんだ。小鳥さんがいなくなるときもあろう。その瞬間が勝負!)
小鳥「美希ちゃん、次はヤキニクマンごっこしよっか。」
美希「うん!」
P「・・・しかし小鳥さん、子供の扱いうまいですね」
P「さすがはにじゅう・・・」
小鳥「・・・!」ギィン!
P「・・・狩るものの目だ・・・そんな気にする年齢でもないだろうに」
小鳥「プロデューサーさん、ちょっと美希ちゃん見ててもらえます?」
P「いいですよ、トイレだったら部屋を出て右に・・・」
小鳥「・・・デリカシーのない人は女性にもてませんよ?」
P「まぁ、気をつけます。けど今は女性にもてなくてもいいと思うんですよね。」
P「そんなことよりも765プロのアイドルたちをトップアイドルにしてあげるほうが大切な気がしてるんです。」
小鳥「・・・幼女にも」
P「以後徹底的に気をつけます!」
小鳥「ダメだこいつ・・・」
バタン
P「さて、小鳥さんはトイレに行っている。次はいつかわからん以上、これは俺に与えられた唯一のチャンスかも知れん!」
P「俺は人間をやめるぞーッ!ジョジョーッ!」
P「美希っ!」
美希「ん?なーに?」
P(燃え上がれ、俺の小宇宙!)
P「俺のことをハニーと呼んでください!」ドゲザー
美希「・・・?」
小鳥「・・・プロデューサーさん、なにやってるんですか?」
P「終わった・・・何もかも・・・」
P「小鳥さん、これには深いわけが・・・!」
小鳥「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
P「・・・もしかして、オラオラですかぁーッ!?」
小鳥「YES! YES! YES! "OH MY GOD"」
小鳥「プロデューサーさんが美希ちゃんに土下座をしてたことは、みんなには内緒にしておいて上げます」
P「恩に着ます、小鳥さん」
小鳥「というか、プロデューサーが幼女に土下座をしてただなんてみんなが知ったら、別の事務所に移っちゃいますよ・・・」
美希「ねぇ、おにいちゃんはさっきなんでおば・・・おねえちゃんになぐられてたの?」
小鳥「お兄ちゃんはね、ちょっと病気にかかっちゃったの」
美希「おにいちゃんびょうきなの?だいじょうぶ?」
小鳥「もう大丈夫よ、さっきので治ったはずだから」
P「あぁ、もう大丈夫だぞ。しばらくあそぶのは無理そうだが」
美希「みきもちょっとつかれたの」
小鳥「じゃあこれを見ましょうか」
P「これは・・・」
小鳥「そうです。この間のライブの映像が事務所に送られてきたんです。今日持ってきたんで、いっしょに見ますか」
P「お、やっときましたか。美希、お姉ちゃん達が出てるテレビ見るか?」
美希「みる~!」
小鳥「じゃあこれをセットして・・・」
P「あのライブ大変でしたよね、美希が春香と千早にドッキリを仕掛けるはずが、途中で行方不明になっちゃって」
小鳥「そうでしたね。伊織ちゃんが何とかしてくれましたからよかったですけど、見つからなかったらどうなっていたことか」
P「けど、途中まで撮影してあった映像を見たんですけど、最近の春香たちとは似ても似つかないような・・・」
小鳥「・・・そんなことあるわけないじゃないですか。決して作画がひどいとかそんなことありませんよ?」
P「これ以上は突っ込まないほうがよさそうだ。あ、始まりますよ」
♪モウフシメガチナー♪
美希「あっ、おねえちゃんたちなの!」
小鳥「このおねえちゃんたちをプロデュースしてるのが、このおにいちゃんなのよ、ってまだ難しいかな?」
美希「このきんいろのかみのおねえちゃんかわいいの!」
P「小さくなっても自信満々なところは変わらないんだな」
♪カガヤイターステージーニー♪
美希「・・・」ジーッ
小鳥「食い入るように見てますね」
P「やっぱりアイドルってことなんですかね。しかし真剣な美希もかわいいなおい」
美希「・・・ねえおにいちゃん!」
P「なんだ美希?」
美希「みきもおねえちゃんたちみたいにきらきらしたい!みきもきらきらできる!?」
P「・・・あぁ、もちろんできるぞ。美希がその気になれば何だってできる。美希は無限の可能性を秘めてるんだ。って大人になったら忘れちゃうのかな?」
小鳥「どうなんでしょうか?けどたしかに、美希ちゃんももうちょっと本気でアイドル活動に取り組んでくれればいいんですけどね」
P「たしかにそうですね。けど、他人に言われて本気をだすとか、ちょっと違うと思うんですよ」
P「そんなんじゃモチベーションも保てないし、なにより本人が楽しめないと思うんですよね。」
P「やっぱり本人が楽しまないと、ファンのみんなも楽しめませんから。」
P「美希はまぁあんな感じですけど、楽しんでアイドル活動をしているようですから今はいいかなぁって。いつかは本気になってほしいモンですけどね」
小鳥「・・・」
P「あれ?どうしたんですか小鳥さん?」
小鳥「いえ、プロデューサーさんも意外と考えて仕事をしてるんだなぁって思っただけです」
P「意外と・・・ですか。褒め言葉として受け取っておきますよ。」
小鳥「さて、そろそろ帰りますか」
美希「えぇ~、もうちょっとあそびたいのー!」
P「俺ももうちょっと遊んでいたいけどな、俺は今日小鳥さんに逆らったらまずいってことに気がついてしまったんだ、悪いな美希」
美希「は~い、わかったの・・・」
小鳥「今日が最終日でしたっけ・・・騒がしい一週間でしたけど、元に戻っちゃうと思うとちょっとさびしいですね」
P「たしかに。しかしずっと美希がいないってわけにもいかないですから」
P「美希、小鳥さんの言うことをちゃんと聞いて、きょうは早く寝るんだぞ」
美希「わかったの。おにいちゃんこそ、みきとのやくそくわすれないでよね!」
P「約束?」
美希「みきをきらきらにしてくれるってこと!!」
P「・・・あぁ、わかったよ。大きくなって、美希が一生懸命がんばるって約束するなら美希をキラキラにしてやるよ」
美希「ぜったいだからね、やくそくだよ、はにー!」
~番外編2 春香の場合~
春香「そういえば美希の面倒を見たからプロデューサーさんが何でも言うことを聞いてくれるんだっけ」
春香「やっぱ言うことを聞いてもらうとしたら定番のあれでしょ」
春香「言うことを聞いてくれる数を100個に増やす!これしかないよね!」
春香「ほかのみんなにさき越される前につば付けとかないと。おっとそんなことを言っていたらプロデューサーさんが。プロデューサーさーん!」
P「ん?春香か。どうした?ちなみに昨日の夜スパ4の熱帯でリュウに負けたからってセスで入りなおしたのは俺じゃないぞ」
春香「あれってプロデューサーさんだったんですか・・・ってそんなことはどうでもよくてですね。」
春香「プロデューサーさん、美希の面倒を見たらなんでも一つ言うことを聞いてくれるって言ってましたよね?」
P(俺の男のカンとPSYクオリアが言っている、この話はマズイ話だと・・・!)
春香「それでですね、その内容なんですけど、言うことを聞いてくれる数を・・・」
P「わかった春香。言うことは聞く・・・・・・!聞くが・・・その時と場所の指定まではしていない」
春香「・・・えっ?」
P「つまり・・・俺がその気になれば言うことを聞くのは10年後、20年後というのも可能・・・」
春香「・・・」ガシッ
P「えっと春香さん?そんなにがっちり手首極められたらヒクソン・グレイシーでも抜けられな・・・って痛ぇぇぇぇぇ!その関節はそっち方向には曲がらな・・・」
春香「大丈夫ですよプロデューサーさん、人間意外と何とかなるもんです」グィッ
P「それ以上はヤバ・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
~日曜日~
P「さて、そろそろ美希も元に戻ってるころかな」
P「しかし、小さい美希かわいかったなぁ・・・」
P「最後にハニーとか呼ばれちゃったし・・・あの時は悶絶死しそうになったぞ・・・」
ガチャ
美希「おはようございますなの、プロデューサー!」
P「・・・美希、元に戻っ・・・」
美希「ねえプロデューサー、美希今日目が覚めたら、なぜか小鳥の家で寝てんだけどなんでか知ってる?」
P「・・・やっぱり覚えていないか」
美希「え?なになに?なんていったの?」
P「いや、お前が小鳥さんの家の近くで急に眠っちゃったから仕方なく小鳥さんの家に運び込んだんだっていったんだよ」
美希「へぇ、そうなんだ。小鳥には後でお礼言っとくの」
P「事務所のみんなにも言っとけよ。みんな心配してたんだから」
美希「はーい」
P「しかし美希、今日はやけに早いじゃないか」
美希「うん、みんなが来る前にプロデューサーに言っておきたい事があって」
P「言っておきたいこと?」
美希「あのね、美希、夢をみたの。内容はよく覚えてないんだけど、すっごく楽しい夢。」
美希「それでね、夢の中で、美希はキラキラしたいから、そのためにがんばるって約束したの」
美希「それでね、朝起きたら、『約束を守らなきゃ、がんばらなきゃ』って思ったの」
美希「プロデューサー、前に言ってたよね。美希は何でもできる。本気になればすぐにでもキラキラできるって」
P「あぁ言ったぞ」
美希「美希が変われば、美希ががんばれば今よりもっとキラキラできる?」
P「もちろんだとも。美希には無限の可能性があるって言ったよな?」
美希「あれ?そんなこといってたっけ?」
P「言った。美希は忘れっぽいから忘れちゃってるだけだ」
美希「そっか。じゃあ美希、変わる。明日から・・・ううん、今から!だからプロデューサー、美希にいっぱいお仕事ちょうだい!美希をキラキラにして!」
P「・・・わかったよ。美希が本気でアイドル活動するってんなら俺も全力で手伝うよ。いっしょにキラキラしよう」
美希「お願いしますなの!いっしょにがんばろうね、ハニー!」
おわれ
もう眠い寝る
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