P「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」(197)

P「我が主よ、風が大いなる神託を授けにきたぞ……!(蘭子、大変だ! ビッグニュースだぞ!)」

蘭子「ほう……それは真か? して、どのような神託を?(え? 本当? なになに!?)」

P「我らの運命を左右する重大なる宣告故、心して聞くが良い……(ホントに凄い大事なことを言うからね、落ち着いて聞くんだぞ)」

蘭子「!……うむ(うん……!)」

P「では……」

蘭子「……」ドキドキ

P「……」

蘭子「……」ワクワク

P「……いや、だがまだその刻ではない、か?(あー、でもやっぱりどうしようかなー)」

蘭子「……友よ、無意味な戯れは止めなさい(もー、やめてよそういうのー)」


美嘉(……なに言ってんのこの人たち……)

P「許せ、主のその表情を見たいが故の戯れだ(ごめんごめん、でも蘭子があまりに可愛かったからさ)」

蘭子「……もう、戯れ言を……(もー……そういうのズルイよー……)」

P「では、風よりの神託を授ける。今度こそ心して聞くが良い
  (それじゃ、今度こそ言うから。落ち着いてな)」

蘭子「ええ、そうするわ(はーい)」

P「実はな……」

蘭子「……」ゴクリ

P「我らが信仰の結晶、原初の詩の紡ぎ手に……。主、お前が選ばれたのだ!
  (なんと! CDデビューが決定したんだ! ウチの事務所じゃ蘭子が一番最初だぞ!)」

蘭子「え! 本当っ!?」

P「……素が出てるぞー?」

蘭子「えっ、いや……!?」

美嘉(……へぇー)


神崎蘭子
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蘭子「コホン……そう、私が選ばれたのね……」

P「ああ、我らが覇道もついに動き出す。混沌の長も祝福を告げている
  (ああ、アイドルとしての第一歩がついに踏み出せるんだ。社長もおめでとうってさ)」

蘭子「……そっか、ついに私が……」

P「ああ、これまで歩んできた道が認められたんだ。
  終点は未だ遙か彼方、全て遠き理想郷にあるが……一先ず、祝福を告げよう。
  (ああ、今までの努力が認められたんだ。ゴールはまだまだ遠いけど、ひとまずはおめでとう)」

蘭子「うん!……でも……」

P「……ふむ? 表情が浮かれないな(ん? なにかあるか?)」

蘭子「我が闇は……そのような輝きの中でも映えるかしら……
  (私に出来るかな、そういうの……)」

蘭子「これまでも、全ての道が苦難であった……(これまでも、凄く大変だったし)」

蘭子「そして混沌の中で尚輝きを求める者達が、星の数ほどいたわ……
   (それに……私の他にも、頑張ってる子、たくさんいるし……)」

P「……ふむ」

P「気付いていないようだな、自らに秘められた聖なる力に……!
  (蘭子、お前はさ、俺が見てきた誰よりも大きな才能を持っているよ)」

蘭子「……え?」

P「雑踏の中……溢れかえる色が混ざり合い、全てが灰色に染まり、それでも尚輝きを失わぬもの……それに私は、心惹かれた。
  (街中で人混みの中から後ろ姿を見たその時から、俺はずっと蘭子のファンなんだ)」

P「その輝きを絶えず追い続けてきた私が宣言しよう、蘭子……お前なら、やれるよ」

蘭子「……」

P「それに此度の神託は、境界の先の大いなる意思によるもの……
  (それに、今回は向こう側から是非ともウチでやらせてくれ!って言ってきたんだ)」

蘭子「……!」

P「それ故に、我が主。お前は堂々と胸を誇っているべきだ
  (だから蘭子、もっと自信も持ってやっていこう?)」

蘭子「……うん!」

()内の蘭子が可愛すぎる 「」内の蘭子も可愛いが

>蘭子「……うん!」
可愛すぎて血吐くかと思った

P「さあ蘭子よ! 混沌の申し子よ! 今こそお前に秘められた聖なる力と闇の力を、信仰の結晶に託すのだ!
  そして高らかに謳い上げよ! 『華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~』を!」

P(それじゃあ蘭子! 頑張ってやって、CDでも十二分の力を発揮できるようにしよう!
  タイトルはつぼみゆめみるラプソディーア~アルマのみちびき~だ!)

蘭子「華蕾夢ミルラプソデュ……っ」

P(……あ、噛んだ)

美嘉(噛んだ)

P「……」

蘭子「……コホン」

蘭子「華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~、ね……クク、まさに私に相応しい真名だわ。心も魂も、全てが震えるよう……!
   (わあ、とっても素敵なタイトルだね! 今からワクワクしてきた……楽しみだな♪)」

P「ああ、向こうもそう思って作詞作曲を手がけたそうだ」

P「それ故、此度の試練はその声に更なる磨きをかけるものとする(そういうわけで、これからは歌の練習とかを中心的にやっていくから)」

蘭子「より深みにいる者達にも、私たちの神託を授けるようにするのね(もっとたくさんファンが増えるように、私も頑張るね!)」

P「ああ、既に専属のものたちを召喚している(ああ、スタジオにも、もうすぐ専門のトレーナーさんが来るから」

蘭子「了解したわ……悪魔の歌声を思い知らせてあげる!(わかった、じゃあもういくね!)」

P「俺も遅れるけど、すぐに後を追うから」

蘭子「フフ、それじゃあ一足先に……(それじゃ、先に言って挨拶してるね)」タタッ

P「うん、宜しくな」

しえん

蘭子「あ、でも……」

P「ん? まだ何かあるか?」

蘭子「そ、その……」

蘭子「今まで、見守ってきてくれてありがとう……!」

蘭子「……あの、わ、私、絶対あなたの期待に応えてみせるから……」

蘭子「そ、それだけ言いたかったの……」

P「ああ、これからもよろしくな。蘭子」

蘭子「そ、それじゃ、いってくるからっ!」

P「おう、頑張ってな!」

あの双丘で磔刑にしてくれたまえ!(蘭子ちゃんの谷間に顔埋めたい)

しえん

美嘉「……こんな感じで」

美嘉「一見イイハナシに見えるけど……」

美嘉「うちの事務所は、プロデューサーもアイドルも、どこかオカシイ」


美嘉「しかもそれは、蘭子みたいなのだけじゃなくて……」

お?

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みく「ふにゃあああ!! Pチャン! みくがお魚苦手なのしってるでしょー?!
   おべんと食べられないよぉーお腹すいたよぉーヒドいにゃー!」

P「あああ!! ゴメンよみくにゃん!! うっかりしてたんだああああ!!」

みく「プンプン! 許してほしい?ならおべんとちょーだい!」

P「それぐらいならいくらでもあげちゃうよみくにゃああああああん!!!!!
  でも今日の弁当はスーパーのパック寿司だよおおおおおおおおお!!!???」

みく「ふにゃあっ!?」


美嘉「……こんな感じの、よくわからない子もいる……」

Pは別人なのかアイドルによってキャラを使い分けてるのか

姉ヶ崎さんが妹にCDデビュー先越されていたら色々と妹に先越されている処女ヶ崎さんのエロ絵が今よりさらに世に溢れていたのだろうか

P「でもでもみくにゃん!! 今はそんなことよりもっと大事なニュースがあるんだよおおおっ!!」

みく「にゃにゃ!? そ、そんなこと言ってごまかすつもりでしょPチャン!! ダマサレナイよ!」

P「ホントにホントだよみくにゃーん!! 冷蔵庫のコンビニのプリン上げるからっ!」

みく「フ、フーンだ! そう簡単には許してあげないもんっ! でもしょうがにゃいから話は聞いてあげる!」

P「うわぁみくにゃんチョロイ! でもかわいい!」

みく「にゃにゃん♪」

P「よっ大統領!!」

みく「ふっふーん、もっと褒め称えるが良いにゃ☆」


美嘉(……)

きらりん語できらりと会話するとかすげえ精神削りそうだな

>>38
見てる方のSAN値がけずれそう……にょわ~

しえん

P「みくにゃんかわいい! でも今はその話は置いといてっ!」

みく「にゃ?」

P「大ニュースなんだよみくにゃんっ なんとなんとなんとなんとおおおおお!!!!」

みく「な、なになに!?」

P「CDデビューが決まったんだよおおおおお!!! おめでとうみくにゃああああああああああん!!!!」

みく「え、えええーっ!!」

P「やったねみくにゃん! 人気が増えるよ!!!」

みく「フフーン♪ これでますますみくの魅力はウナギ登りにゃ☆」

P「うわぁーいっ!!」

みく「みんなの視線も、Pチャンの視線もク・ギ・ヅ・ケ・にゃ♪」

P「みくにゃんかわいいっ! セクシー!!」

みく「Pチャンにだけなら、もっともっと見せてもいいのよー?」

P「うわあああああああああああああい!!!!」

P「まだまだこれからだけどおめでとうみくにゃんっ!! これからもよろしくねええええええ!!!」

みく「ふふん、Pチャンにはモットモットみくに夢中になってもらうのにゃっ☆」

P「やったぁああああああああ!!! みくにゃんへの想いがグングン上がっていくよおおおおおおっ!!!」

みく「好感度が限界突破しちゃうー?」

P「しちゃうしちゃうっ!!! お祝いに回らないお寿司食べに行こうねっ!!!!」

みく「んにゃっ!??」

P「タイとかマグロとかいくらでも豪華なもの奢っちゃうよおおおおおおっ!!!」

みく「Pチャンわざとやってるでしょーっ!?」

P「ごめんねみくにゃんっ みくにゃんが可愛すぎるからっ!」

みく「んもーっ」

P「お詫びに焼き肉とかケーキバイキングとか連れてってあげるっ!! どんどん頼んじゃって!!」

みく「にゃんと!? ふふん、そういうことなら仕方にゃいなー……いいよ、イッパイ頼んじゃうからっ」

P「うんうん!! それじゃ行こうかあっ!!」

みく「レッツゴー♪」


美嘉「……」

美嘉「こんな暑いのにテンション高いなー……」パタパタ

しえん

美嘉「あれからみくはペースも考えずにガンガン頼んで」

美嘉「アイドルとしては色々とアウアウな感じに、なりそうだったらしい」

美嘉「そして特上なお店でバクバクと食べてたので、プロデューサーのサイフも色々とアウアウだったらしい」

美嘉「給料日前なのに、よくやるよねー★……っと」


<ニョワー☆



美嘉「………うちの事務所を代表すると言ってもいい、おかしな子がやってきた……」

進撃のきらり

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きらり「おにゃーしゃー☆」

P「しゃー☆」

きらり「今日もはぴはぴぃ?」

P「ばっちぐぅーっ!」

きらり「今日もいっしょにぃ~?」

P「きらりん☆ぱわー!」

P・きらり「うきゃー☆ にょわー☆ うきゃー☆」 キャッキャッキャ


美嘉「暑いのによくやるなー……」

にょわ、にょわわわわ?
にょわにょわにょわ?

>>60

          (:)(:)(:),ノ{         ノ^i
         >にこにこ}.斗‐=‐- .__ノ::::::::|
       //:|=>'"⌒:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:::::}上⌒⌒ヽ

       /:.く::::::/:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:く:::::〉─-、:.:\
     ノ:.:.:ノ.:.∨:.:/:/:.: /:.:./:.:.:.:.|l:.:l:.:.:.l:.:.:.:.V::::::::::::::>:.:.:}
    ./ ☆:.|.:.:./.:.:/:/:.'⌒:.:/|:.l:.:.:.|l:.:|:.:.:.l:.:.:.:.:|:::::::rイ:.:.:.:八 日本語でおk☆
 .イ.:.:.:.:.}.:.:.∨|ハ:.|:.|:.≫=ミ:{ |:.|:.:.:.|i.⌒ヽl:.:.:.:.:|-イ: ノ☆:.:.:.:.}

  ノ:.___ノ:.:.:.イV:.:}ハ:〃/´(  Vi .:ノr:=≪:l:.:.:.:.:|:.ノ:(:.:.:(:.:.:.(
. (:.:.:.(:.:.:☆ノ:.|:.:.:.癶.弋ソ      /´(. }レ:.:./!:.:.:.:.:\:.\:.:\_,ノ)   /)
  ).:.:.:\:.(:.:.:|:.:.:. |: : :    '   弋ソ 癶イ::.|:. ☆:.:.:.):.:.:\:.:.:.:</^}.//
.イ.:.:.:.:.:.:.:):.:.:.:|:.:.:八    ト-、__   : : :/|:l:.:.| .:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.☆:.:.:./ //⌒i
l|:.:.:イ:.:.(.:.:.:.:.:|゙:(∠⌒ヽ. ー'     イー|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.(:.:.:.:.:.:.:人:./   (/⌒|/)
 V 人:.:.:.:.:.: 八:.:| ̄ヾヾ}、_   r≦ミ__ノ:.:.:.:人:.:.:.:.:.:.:\:.: /:.: /  _└'⌒ ./
     )ノ)ノ二こヽ__}ノl     :|8)ー/:.:.: /「\ ̄ ̄)人(⌒7   ′ _,  '゙
      ./ ー┐:|丁ン8    §)‐|:.:. ( 人  \_  (::))  7
    ./ ノ⌒} :|ノノ(ー‐、梵ぞ° )‐l\:.:.)        |_   ./(::)):)
  ノ⌒iく__/_.イ゙ノソ   |::ノ   .)‐{ )       |_ノ_} /ミ====「´
〈:::〈ノ⌒Y^i |/(_   7´ .xェェ)‐{  \    /_} 〈ミ三三リ
   ̄|:::::::ノイ ./}==ミ乏┴彡'´ ̄ヽー{  ::}==彡_} ∨     |
   T¨   |==/: : : : :〃|| ||: : : : : :)‐{_  「「\   /    |
    .|   |:V|: : : : : :{{_人_}}: : : : : :⌒)ー{_,|\ \       |

きらり「あれれぇ~? なんだか今日はPちゃんいつもよりハピハピしてるぅ~?」

P「あっ☆ わかるぅ~? さっすがきらりんだにぃ!」ナデナデ

きらり「にゃはー! Pちゃんのことだったらなんだってわかっちゃうにぃ☆
    それでそれで! なにがあったのー?」

P「にゅふふー、とびっきりおっきなニュースだにぃ! きらりんよりもおっきなぐらい☆」

きらり「うぇっ!?! 気になうぅーオシエテオシエテ~っ」

P「うぇへへへー、今はまだ秘密ぅっ☆」

きらり「えー!?」

P「きらりんの秘密を教えてくれたら、教えてあげるの☆」

きらり「むむう~……」

P「うきゃー!」

きらり「むぅう~……こうなったらぁ~……」

P「にゅ?」

きらり「うぬぬぬ~……!」


きらりは ちからをためている!


P「え」

きらり「きらりん☆ぱわー!」

P「ちょ、まっ」

Pはきらりの頭をなでなでできる身長だというのか!?

きらり「きらりんあたーっく☆」

きらり「えへへ、実力行使ぃ~☆」

きらり「きらりの秘密はね……エヘヘ、まだナイショなのーっ!」

きらり「それでそれでPちゃんPちゃん! ビッグニュースってなに?」


美嘉「あの、きらり」


きらり「う?」

美嘉「プロデューサー、死にそう」

きらり「うぴゃ!?」

・・・

P「いたたた……」

きらり「Pちゃんごめんなさい……」

P「いや、きらりんが気にすることじゃないにぃ☆ ちょっとイジワルしたくなったPが悪いのぉ☆」

美嘉「……プロデューサーも、よくやるねー。色々と痛くない?」

P「そうですね。確かにそう思います」

美嘉「!?」

きらり「?」

美嘉「ま、まぁ……それで、ビッグニュースってなにさ? きらりがさっきからウズウズしてるよ」

きらり「にゅうぅ~……」

P「ん、うん。じゃあ、もう勿体ぶらずに話すよ……きらり、CDデビューおめでとう」

きらり「え?」

美嘉(……)

きらり「きらり、デビューすぅ?」

P「そ。さっきおえらいさんが事務所に来てね、やってみないかって☆」

きらり「にょ!?」

さっきの諸星のきらりコピペとこのPが高身長ということで俺の中のPのイメージがなぜか山のフドウになった

P「きらりんがもっともっと有名になればPもハピハピ♪ きらりんはもっとハピハピ☆」

きらり「にょわー☆」 ガバァッ

P「に!?」

きらり「えへへー! きらり今めっちゃニヤけててヤバーイ! きゅんきゅんズッキュン☆」ギュウウ……

P「お、おぅ……」

きらり「きらりとPちゃんならこのままなんだって出来るよ☆もういっそ世界征服とか狙う? 狙っちゃう? やっちゃう?」

P「う、うへへぇー……い、いけるとこまでいっちゃおーっ☆」

きらり「にょわー!」

出勤前ラストしえん

・・・

美嘉「……夏だなぁ」

美嘉「それにしても、これでうちのメンバーでCDデビューがまだなのはアタシだけか……」

美嘉「莉嘉にエラソーにお姉ちゃん面できないかもなー……」

美嘉「……はぁ」

P「何辛気くさい顔してるんだ? 折角めでたいことがあったのに」

美嘉「え?」

P「次のデビューはお前だよ、美嘉」

美嘉「え? ええ?」

P「妹さんの歌にも負けないくらい素敵な歌詞を作ってくれるってさ」

美嘉「え……ええっ!?」

P「おめでとう、美嘉……これからも、よろしくな」

美嘉「ええーっ!?」

P「ん? どうした? ハトがマメデッポー喰らったみたいな顔して」

美嘉「いやいやだって、唐突すぎるっしょ……」

P「ああ、もうちょっと雰囲気作りした方がよかったかな。アイドルとして大事な第一歩だし」

美嘉「うん、まぁ、それもあるけど……」

美嘉(……あんまりにも、普通過ぎない?)

P「?」

美嘉「……まぁいいや★ それよりもプロデューサー、アタシにもご褒美あるんだよね?」

P「ん? ああ、なにがいい? 出来る範囲内ならなんでもやるぞ。焼き肉でもなんでも」

美嘉「へへ、それじゃあねー……」

美嘉「ちょっと、いきたいところがあるんだケド!」


・・・

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美嘉「プロデューサー、お仕事お疲れ様~!見てみて、あれ観覧車だよ!すっごいキレイな夜景じゃない?
   そうだ、写真撮って莉嘉に送っちゃおー★ あ…ねえ、プロデューサーも一緒に撮る?ほら、こっちこっち!」

P「お、おう」

美嘉「ホラホラ、照れてないで写真撮るんだからもっとくっついて♪」

P「お、おう……」

美嘉「んもー、折角のお祝いなんだからさ、もっとパーっといこうよー」

P「お、おう……」
  
P(開演したばかりの遊園地でアイドルとデートとか、色々と大丈夫だろうか)

美嘉「お、あそこが良いカンジ~♪」

P(まぁ、でも……)

美嘉「じゃ、いっくよー★」

P(今はこの笑顔が見れただけで、良しとしよう)

美嘉「ハイ、チーズ♪」

P「ぶい」

パシャ


P(面倒なことは社長がどうにかしてくれる、多分)

美嘉「あ、プロデューサーやっと乗り気になってくれたね!」

P「ああ、なんてったって美嘉のお祝いだからな。辛気くさい方がどうにかしてるさ」

美嘉「へへ、ソーソー。今夜はパーっと、ね?」

美嘉「というわけで、エイ♪」ギュッ

P「お、おい……」

美嘉「ホラホラ、次いこー」

P「ううむ……」

・・・

美嘉「ね、見てみて。夜景、スッゴイ綺麗じゃない?」

P「そうだな、初めて来たけど……また、何度でも来たくなるな」

美嘉「エヘヘ……そしたら、また、二人っきりで連れてきてくれる?」

P「おう、勿論。美嘉が望むなら、何度だってな」

美嘉「……アリガト★」

P「それに、今度は妹さんも連れて、3人で来たいし」

美嘉「……プロデューサーって、バカだよねー」

P「なぬ」

美嘉「乙女心がわかってないっていうかさー」

P「むう、普段からみんなのことは理解しようと最大限の努力をしているんだが……」

美嘉(え、それで普段はあんなんなの……?)

P「むーん……」

美嘉「……それじゃあ、さ」

P「む?」

美嘉「ここでさ、今アタシが一番喜びそうなセリフ、言ってみてよ」

P「……むむ?」

美嘉「アタシのこと、理解してくれてるなら……」

美嘉「……わかる、よね?」

美嘉「……なーんちゃっt」


P「……美嘉」 ギュ

美嘉「へっ!?」

P「綺麗だよ、美嘉。どんな夜景よりも、綺麗だ」

美嘉「ええっ!?」

P「ここから見える眺めも綺麗だけど」

P「美嘉はこの何十倍も、綺麗だよ」

美嘉「な、ななな何言ってんn」

P「美嘉が隣にいてくれてるだけで、それだけでいいんだ」

P「ただ二人っきりっていう、この状況が嬉しい」

美嘉「いや、ちょ――」

P「誰も見れない美嘉の姿を、俺だけが見ることが出来る。それだけで嬉しい」

美嘉「な、なにばかなこといっt」

P「好きだ美嘉。愛してる」

美嘉「」

P「……なーんちゃって、妹さんに貸して貰った漫画にこんな感じの展開があったんだけど――」

美嘉「」

P「……」ツンツン

美嘉「」

P「……」プニプニ

美嘉「」

P「……うそん」

美嘉「」


P「……観覧車もう一週、するか」

わぁいモバマスSSだー!
城ヶ崎姉妹はかわいいのにSS見ないよな

……それから、誰か代行お願いできるかな?

・・・・

美嘉「……う、うん?」

美嘉(……ここは……確か……?)

P「お、おはよう。と言ってももう大分遅いけど」

美嘉「あ、あの……?」

P「もうかなり遅いし、車で送っていくよ。連絡はしておいたから」

美嘉「う、うん……あ、ありがと」

P「大分疲れてるみたいだし、しっかり休んでおきなよ」

美嘉「……うん」

美嘉(……)

美嘉(嬉しいような、恥ずかしいような)

美嘉(何かとっても、幸せなことがあったような……?)

・・・・・

美嘉「……プロデューサー、遅くまで付き合ってくれてアリガトっ★」

P「ああ、お安いご用さ」

美嘉「ヘヘ、今度はまた夜景が綺麗なところに行きたいな」

P「そうだな、また二人で、どこかに行こうか」

美嘉「……うん、そうだね」

P「それじゃ、おやすみ。いい夢を見ろよ」

美嘉「プロデューサーも、ね。今夜のことを忘れないで?」

P「おうとも」

美嘉(……それから)


蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」

P「ああ……そして、風が吹いているな。死者を携えた、冷たい北風が……
  (おはよう。今日は気温が低くなるみたいだから体長管理に気をつけてな)」

みく「おっはにゃ~っ☆」

P「みくにゃんおはよおおおおおおおおおおおおおおおう!!! 今日も可愛いよ! とっても可愛いよ!! バリバリ可愛いよ!!!」

きらり「Pちゃんー! にょわーっ☆ 遊んでーっ!」

P「きらりんおっすおっす☆ 今忙しいから後で遊うぅっ」


美嘉「……相変わらず、うちの事務所はおかしいけれど」

美嘉「あ、プロデューサー。チョコピョッキー食べる?」

P「お、ありがとう。いただくよ」

美嘉「ヘヘ。それで、今日はどんな仕事に行くの?」

P「おう、今日はだな――」



美嘉(お姉ちゃんは、元気にやっています……っと)

そうやって妹さんにメールを打つ彼女のケータイの待ち受けには
きらびやかな夜景の中の、誰かさんとのツーショットが写っていましたとさ


おしまい

闇に飲ま「ちょちょ、ちょっとまってください!

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卯月「えへへー……ピース、イェイ♪」


P(花開くような笑顔を見せる、彼女の名前は島村卯月)

P(普通の女の子の代名詞、というか)

P(普通過ぎてむしろそれが特徴になっている、というか)


卯月「笑顔なら自信あります! へへっ」


P(……だけど、ひたむきで、努力家で、かわいい)

P(そんな、子だ)

卯月『はじめまして、プロデューサーさん! 島村卯月、17歳です。
   私、精一杯頑張りますから、一緒に夢叶えましょうね♪ よろしくお願いしますっ!』


P(オーディションを通過して、新米プロデューサーだった俺にそう言ってくれたあの頃が懐かしい)

P(あの笑顔を見て、俺は、どういうキャラ付けで行こうとか、こういう方針で売り出していこう、とか、そういうことを一切考えないで)

P「ただ、可愛いって思ったんだよなぁ……」

卯月「どうしたんです? プロデューサーさん? ボーっとしてると転んじゃいますよ?」

P「ああいや、ちょっと、な」

卯月「もう、しっかりしてくださいね? 私たちはまだまだこれから! なんですから」

卯月「つい最近だって、CDデビューが決まったし……えへへ……」


P「やっぱり、可愛いよなぁ」

卯月「え?」

P「いや、卯月は可愛いって話」

卯月「え? ええ?」

P「うん、可愛い」

卯月「そ、そんな…急に言われても…照れちゃいますよお……」

P「うん、可愛いってこと以外に個性が無いってのが、凄い」

卯月「なんですとー!」

P「いやだってさー」チラッ

卯月「?」チラッ


「闇に飲まれよ!」
「おっはにゃーん☆」
「にょわー☆」


P「……な?」

卯月「う、うう……」

輿水だせよ輿水

幸子「>>171さん、それはCDデビューがまだのボクに対する嫌味ですか?」





こうなるぞ?

卯月「そ、それを言うなら城ヶ崎さんだって!」

P「いや、美嘉は個性あるだろ。カリスマギャルだし」

卯月「う……」

P「ここまで無個性な子ってかえって珍しいかも?」

卯月「うー……」ショボーン

P「まー、でも」

P「そんな卯月だからこそ、アイドルには相応しいのかもな」

卯月「え?」

P「何だかんだでCDデビューまで来れたし、仕事も増えたし」

P「何回も言うけど、卯月は可愛いからな。普通に可愛い」

P「身近に感じられるアイドルとして、アイドルを目指すみんなに希望を与えてくれる……のかも」

卯月「プ、プロデューサーさん……」

P「なーんつって。ほら、次の仕事行くぞー」

卯月「……」

卯月「ハイ!」

検索してみたら>>129-130の人だった

卯月(……落とされてるのか、上げられてるのか、よくわからなかったけど)

卯月(でも、今は頑張らなきゃ……プロデューサーさんといっしょに!)


P「……確かに普通の子、だけど」

P「あのひたむきさは、強い武器だよなぁ」

P(一時期は渋谷凛、神谷奈緖といった同期の友達が次々とデビューを果たしていって)

P(取り残されているような状態になったけど)

P(彼女は嫉妬したり、くじけたりせず)

P(ただひたすら『私たちも頑張りましょう!』と)

P(いつも、どんな時も変わらない笑顔を見せてくれた)

P(……そうして今も、ハツラツとした笑顔を見せてくれている)

卯月「プロデューサーさん、ついに私の出番ですね! 私、こうして選んでもらえて本当に嬉しいです!
   ファンの皆の期待に応えるために精一杯頑張って来ます! 島村卯月、いってきまーすっ♪」

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卯月「えへへ、プロデューサーさん! このまま1位になれそうですっ!」

P「ああ……でも、ちゃんと集中してかないと――」

卯月「きゃっ!?」

P「……ほら、言わんこっちゃない」

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卯月「て、てへへ……」

P「……やれやれ」

P(前途多難、だなぁ)


おしまい

今度こそ
闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)

ごめん、最初は島村さん途中に入れる予定だったけど忘れてたから番外編で
CDの発売日が楽しみです

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