カイジ「この勝負さえも完全に運否天賦だ・・・・・!」(635)

遠藤「ちっ・・・・・」

遠藤(あの男・・・・カイジが利根川様・・・いや、隅田川を失脚させたせいでこの俺が・・・・・)

遠藤(くそっ・・・・!!)

遠藤(ん・・・・?)

カイジ「まさに千載一遇のチャンスっ・・・・・・!!」

カイジ「無防備にも眠っているモンスター・・・・・!!」

カイジ「これでタメ斬りをしない大剣ハンターはいない・・・・・!」

カイジ「喰らえっ・・・・・・!!」

遠藤「カイジ・・・・・・・!!」

カイジ「あぁ・・・!!遠藤さん・・・・・!!」

カイジ「ラッキー、来てくれたんですね・・・・・!!」

遠藤「なに・・・・・?」

カイジ「ちょうどモンハンにも飽きてたころなんですよ」

カイジ「紹介してくださいよ・・・・・アトラクション・・・・・!!」

遠藤(あれだけ凄惨なギャンブルをしておいてまだギャンブルだぁ・・・・?)

遠藤(ちったぁ考える力があると思ったが・・・・・こいつ完全に馬鹿だ・・・・・!!)

遠藤「ついてこい・・・・・!!」

カイジ「さっすが遠藤さん・・・・!!」

カイジ「おれ、どんなアトラクションでもきっと楽しみますよ・・・・・!」

遠藤「・・・・・カイジ君」

遠藤「ありゃしねぇんだよ、アトラクションなんて・・・・」

カイジ「え・・・・?」

遠藤「クズがぁ・・・・・!!」

ガバッ
カイジ「ぐっ・・・・・がっ・・・・!!」

遠藤「働くんだよ・・・・劣悪債務者は・・・・・!!」

カイジ「れ・・・・れつあく・・・・さいむしゃ・・・・・・?」

遠藤「お金を借りてるのに全然返さないひとのことだ・・・・!!」

カイジ「おれ・・・・・かねなんて・・・・かりてない・・・・・」

遠藤「とにかく働くんだよ、お前は・・・・!!」

遠藤「まっ、カイジ君の借金は限定じゃんけんの時の1000万の金利分の約400万にさらに金利が加わり500万くらいか」

遠藤「ざっと7~8年は働く計算か・・・・・!」

カイジ「し、しちはちねん・・・・・・・!?」

カイジ「おれへ・・・おろへ・・・・・おろへ~~・・・・・」




遠藤「おろへまへん・・・・・!」

一か月後・・・・・
強制労働施設

カイジ(くそっ・・・・・!!)

カイジ(なんで俺がこんな目に合わなきゃならねーんだよ・・・!!)

カイジ(おそらく・・・・・これは前回の運動会で負けた罰ゲーム・・・・)

カイジ(だが・・・・望みはある・・・・・!)

カイジ(50万ぺリカで手に入る・・・・・・・いっしょうがいしゅつけん!!)

カイジ(「一日」っていう字が読めなかったがたぶんあれは「いっしょう」と書いてあるんだろう・・・・)

カイジ(「外出権」については班長から「がいしゅつけん」と読むと聞いた・・・・・!)

カイジ(とにかくあれさえあれば一生外に出られる・・・・・!!)

カイジ(そのためには・・・・・・50万ぺリカ・・・・!!)

カイジ(どうやら最近の日本では通貨の名称がかわったみたいだ・・・・!!)

カイジ(確かに「円」よりは「ぺリカ」のほうが海外の通貨っぽくてかっこいい・・・・)

カイジ(この施設の給料は91000ぺリカ・・・・)

カイジ(つまり・・・・・何か月だ・・・・?)

カイジ(50万÷9万1000=・・・・わ、割り切れない・・・・・!!)

カイジ(とにかくたくさん溜めれば外に出られるんだ・・・・・!!)

カイジ(俺は絶対に給料はつかわねぇ・・・・・!)

班長「はい、それではみなさんお待ちかねー」

班長「給料日でーす」

班長「名前を呼ばれた人から順番にとりにきてください」

カイジ(よし・・・・給料日だ・・・・!!)

班長「・・・・君・・・・・・君・・・・・」

班長「・・・・・伊藤カイジ君・・・・!!」

カイジ「は、はい・・・・!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「俺、ビール1本・・・・・」

「俺はロング缶・・・・!」

「あ、それとポテトチップも・・・・・!」

沼川「はいはい、合計9000ぺリカ・・・!」

カイジ(ぐっ・・・・・!)

カイジ(俺は何を買おうか・・・・・悩む・・・・・!!)

班長(ふっふっふ、我慢しているな・・・・・!)

スッ
班長「カイジ君・・・・カイジ君の考えていることはわかるよ・・・・・」

カイジ「班長・・・・」

カイジ(俺がビール4本とやきとり2本ポテチ1つにするか、ビール3本とやきとり1本ポテチ1本にするか悩んでるのがわかってるっていうのか・・・・・!)

班長「だが無理はいけない・・・・・無理は続かない・・・・」

班長「自分を適度に許すことが長続きのコツさ・・・・!」コトッ

カイジ「び、ビール・・・・・」

班長「カイジ君初給料のお祝いさ・・・・金はとらねぇよ・・・・!」

カイジ「班長・・・・・」

カイジ(こ、これでビール4本やきとり2本ポテチ1つにできる・・・・・!!)

カイジ(ありがてぇ・・・・!!)

沼川「はい毎度あり~」

カイジ「・・・・・」

沼川「はいはいは~い」

石和「なに~、なんなのカイジ君・・・・・?」

カイジ「・・・・・・・・だけ・・・」

沼川「え?」

カイジ「ビール3本とやきとり2本ポテチ1つにチーカマ2つとチーチク1つと肉じゃが1つ・・・・・だけ」

班長「だめさ、カイジ君・・・・欲望ってのは小出しじゃ・・・・・・・え?」

カイジ「ビール3本とやきとり2本ポテチ1つにチーカマ2つとチーチク1つと肉じゃが1つ・・・・・だけ」

班長「」

カイジ「ひぃ~・・・・・・最高っ・・・・・!!」

カイジ「いつも貧しい食事ばかりだから・・・・・こんなコンビニの焼き鳥や肉じゃがが・・・・・」

カイジ「染みる・・・・染みる・・・染みるっ・・・・・!!」



沼川「班長なにしたんですか・・・・・?」

班長「いや、わしはただビールを一本・・・・・」

翌日
カイジ「今日はビール2本とやきとり3本に肉じゃが1つね・・・・・!!」

翌々日
カイジ「ビール2本やきとり1本チーカマ・・・・・・」

翌翌々日
カイジ「今日は・・・・・・・」

翌翌翌々
石和「カイジ君、お金が足りないよ・・・・・!」

カイジ「なっ・・・・馬鹿な・・・・・!!」

うしうしうしうし・・・・・

カイジ(あぁ~・・・・・うらやましい・・・・・・!!)

カイジ(ビールを・・・・・焼き鳥でつまめたら・・・・・!!)

班長「カイジ君・・・・わしが給料の前貸しを請け負おう・・・・!」

班長「そして今度こそ無理なく使うんだ・・・・・」

カイジ「いいのか・・・・・?」

班長「ああ、かまわんさ・・・・・!」

班長「そのかわり・・・・・とりっぱぐれのリスクがあるから6万だ・・・・!」

カイジ「6万・・・・?」

班長「つまりカイジ君は次回まで待てば9万1000だがいま前貸しをすると6万になる、ということだ」

カイジ「そんなの損してるじゃねぇか・・・・・!!」

班長「なに、足りない分はカイジ君の腕でなんとかすればいい・・・・!」
コロコロ

カイジ「サイコロ・・・・・・?」

班長「こいつで金を増やせばいいのさ・・・・・!」

カイジ「馬鹿っ、俺は魔法なんて使えないぞ・・・・・ゲームのやりすぎで頭がおかしくなったか・・・・!!」

班長「いや、そうじゃなくってギャンブルをするのさ・・・・・」

カイジ「ギャンブル・・・・・?」

班長「ああ、そしてギャンブルで金を増やして今日中に6万を返してくれれば来月の給料はちゃんと9万1000渡そう・・・・!」

カイジ「いいんだな・・・・・?」

班長「わしも男だ・・・・二言はない・・・・!!」

カイジ「開いてくれ・・・・・・!!」



班長「では今回初参加は三好君とカイジ君ということだ・・・・・!」

班長「これより二人にルール説明に入りたいんだが・・・・・・」

カイジ「うしうし・・・・・あぁ?なんだよ・・・・・?」

班長「なんで焼き鳥食べてるんだい・・・・・?」

カイジ「腹が減ったからに決まってるだろ・・・・・!」

班長(おかしい・・・・・やつにあんなのもを買う金はもうないはず・・・・・)

班長(ま、まさか・・・・・!!)

班長(あの男、わしが貸した金で買いおったのか・・・・・・・!!!)

班長「カイジ君の所持金はいくらだい・・・・?」

カイジ「2万だが・・・・・?」

班長(4万も使いおったか・・・・・!!)

班長(まあいい、結局わしが有利になっただけだ・・・・・!)

班長「ではこれよりルール説明に入る」

班長「まずチンチロとはサイコロを振った時の目が大きいほうが勝つ仕組みになっている」

班長「たとえば1が二つで残りの目が4であれば出目は4」

班長「2が二つで残りの目が3なら出目は3」

班長「そして特殊な目がいくつかある」

班長「1、2、3の目が出たとき・・・・これはひふみといって賭けた金額の倍払わなければならない」

班長「そして4,5,6の目がでたとき・・・・これをしごろといいかけた金額の倍もらうことができる」

班長「そして3つの目が同じ目のとき・・・・これをゾロ目といって賭けた金額の3倍得ることができる」

班長「そして一番強いのがこのピンゾロ・・・・・1が3つでた時だ・・・・・」

班長「これを出すとなんと5倍得ることができる・・・・・!」

班長「それ以外の時は目なしとなってひふみの次に弱い・・・・・」

班長「また、サイコロがどんぶりからこぼれてしまったとき・・・・これをションベンといって目なしと同じ扱いだ・・・・・!」

班長「そしてチンチロは親対子の戦い・・・・・」

班長「親の出した目に対して子が戦って金の行き来が決まる・・・・」

班長「そしてうちでは親が触れるのは2回まで、張れる金額は2万まで、目なしとションベンとひふみの場合は1回で終われるという特殊ルールがある」

班長「理解できたかな・・・・・?」

カイジ「当たり前だ、これくらいのルール覚えるのはたやすい・・・・・!」

班長「では・・・・そろそろ参ろうか・・・・・!」

班長「さあ、皆の者はったはった・・・・・・!!」
パサッパサッパサッ

パサッ・・・・・・

班長「え・・・・・?」

ざわ・・・・ざわ・・・・

沼川「に・・・・にまん・・・ぺりか・・・・・?」

石和「馬鹿なっ・・・・!いきなり2万も張る馬鹿がどこにいるってんだ・・・・・!」






カイジ「ん?」

ん?(すっとぼけ)

沼川「か、カイジ・・・・・・!!」

石和「お、お前・・・・なんてことを・・・・!!」

班長「まあまあ落ち着け・・・・」

班長「別にこちらが負けると決まったわけじゃないんだし・・・・・大儲けするかもしれないぞ・・・・?」

石和(あ・・・班長・・・・「あれ」を使う気だな・・・・・!!)

班長「でははじめようか・・・・・」

カチャカチャ・・・・・
班長「んんっ・・・・・んん~~~~~~・・・・・・!!」

班長「かっ!!」

チンチロリーン

班長の目:4、4、5

石和(5・・・・か)

カイジ(13・・・・・か)

三好「あわわわわ・・・・・・ま、まずいですよ、カイジさん・・・・・!!」

カイジ「落ち着け、確かに奴の目は大きいがまだ負けると決まったわけじゃない・・・・・!」

チンチロリーン
チンチロリーン

班長「ふふ、ではいよいよ・・・・・カイジ君の番だ・・・・・!!」

カイジ「いくぜ・・・・・!!」

三好「か、カイジさん・・・・・!」

フッ
チンチロリーーン



カイジの目:4、5、6

班長(ぐっ・・・・・!!)

沼川(こ、ここでしごろ・・・・・!!)

カイジ(やった、15だ・・・・・!!)

三好(す、すごい・・・・・!!)

ざわ・・・・ざわ・・・・・

班長「くっ・・・・ほれ、倍払いの・・・・4万だ・・・・・・!!」

カイジ「へへっ、ラッキー・・・・・・!!」

チンチロリーン
チンチロリーン

班長「では2度目の親番だ・・・・・!」

班長「みなの衆、はったはった・・・・・!!」

パサッパサッ
パサッ・・・・・
班長「なっ・・・・・!!」

沼川「ば・・・かな・・・・!!」

石和「またしても・・・・・・2万だと・・・・?」

カイジ「え?」

班長(まさか・・・・奴もしごろ賽を使っているのか・・・・?)

班長(そう考えればすべてつじつまが合う・・・・・!)

班長(奴が2万を連続で張るのも・・・・・・余裕ぶっこいて焼き鳥を買ったりしているのも・・・・最初にしごろを出せたのも・・・・・!)

班長(石和、沼川・・・・やつのサイコロ・・・・・注意してみるんだぞ・・・・・!!)

沼川(はい、わかりました・・・・・!)

石和(了解です・・・・・!)

班長「ではさっそく振ろう・・・・・!!」

班長「かっ・・・・・!!」

チンチロリーン



班長の目:4、5、6

班長「やった、しごろだ・・・・!!」

カイジ(じゅ、15だと・・・・・!?)

チンチロリーン
チンチロリーン
班長「さあ、カイジ君の番だ・・・・・振りたまえ・・・・・!」

カイジ「いくぜ・・・・・!!」
ヒュッ
チンチロリーン



カイジの目:1、3、6

班長(しごろ賽じゃない・・・・だと・・・・?)

カイジ「くっ・・・・10・・・・俺の負けか・・・・・!!」

班長「なにを言っている・・・・まだふれるだろう?」

カイジ「え?そうなのか・・・・・・?」

カイジ「それならもう一度・・・・・」

班長(どういうことだ・・・・・2度も連続で使うと不審に思われるから使うのを思いとどまったのか・・・・・?)

ヒュッ
チンチロリーン



カイジの目:6、6、5
班長(!!これは・・・・しごろ賽か・・・・!?)

沼川「カイジ君、ちょっとサイコロみせてもらうよ・・・・・?」

カイジ「だ、ダメだ・・・・・!!」

カイジ(まだ計算できてねぇ・・・・!!6+6+5=・・・・・えーっと・・・)

沼川(この反応・・・・間違いない・・・・・!!)

沼川「ほら、貸せ・・・・・!!」

カイジ「や、やめろーーーーーーーー・・・・・・・・・!!!」

石和 (くくく、カイジ・・・・・お前の発想は悪くない)

石和(どうやってしごろ賽を手に入れたかは知らんがまがりなりにも班長と同じしごろ賽を思いついたんだ・・・・・)

石和(だが・・・・お前には共犯者がいなかった・・・・・それがお前の敗因だ・・・・!!)

計算おせえwwww

沼川「・・・・・・・え?」

三好「ど、どうしたんですか・・・・・?」

沼川「い、いや・・・・なんでもない・・・・・!!」

三好「な、なんでもないって・・・・・カイジさんは叫んでるし・・・無理矢理サイコロを奪ったし・・・・・!」

沼川「うるさい、なんでもないって言ってるだろ・・・・・・!!」

石和(ぬ、沼川・・・・・・?)

沼川(・・・・・だった)

石和(え・・・・・?)

沼川(ふ、普通のサイコロだった・・・・・・!)

石和(ば、馬鹿な・・・・・・!)

石和(じゃあなぜ奴はあんなに抵抗していたんだ・・・・・!!)

カイジ「おい・・・・・・いくつだよ・・・・・」

沼川「え・・・・?」

カイジ「俺の目はいくつだって聞いてるんだよ・・・・・!!」

沼川「えっと・・・・5、5だ・・・・・!」

カイジ「5?そんなはずはねぇ・・・・・!!」

カイジ「あんだけ黒い点々があったのに5なんてありえねぇ・・・・・!!」

石和「は・・・・?」

カイジ「班長の目はさっき15で俺のほうがいい目がでそうだったからって・・・・・卑怯だぞ・・・・!!」

班長(わしの目が15・・・・・?しごろで15・・・・・・?・・・・・あっ・・・・!)

班長「カイジ君・・・・・・もしかして君はルールを間違えてるんじゃないのかい・・・・・?」

カイジ「え・・・・・?」




班長「というルールなんだよ・・・・・」

カイジ「つまり・・・・俺は負けたってことか・・・・・」

班長「ああ、そういうことだ・・・・・」

班長「だからさっき君に渡した4万を返してもらうよ・・・・!」

カイジ(くっ・・・・・!!)

カイジ(とりあえずどうやら俺はルールを少しだけ間違えてたみたいだ・・・・・!)

カイジ(3つとも1の目の時のことをピンゾロといい、それが最強だってことだ・・・・!)

カイジ(それ以外は今まで通りでなんの問題もない・・・・・!!)

はたして完全に理解しているのか

チンチロリーン
チンチロリーン

班長「どうする、カイジ君の親だぞ・・・・?」

カイジ「受けてやるぜ・・・・・!」

三好(どうしよう・・・・・)

三好(ルールを勘違いしていたとはいえしごろをだしたり5を出したりしてるし・・・・・)

三好(ここは小さく張るしかない・・・・・)
パサッパサッ

班長「あ~あ・・・・せっかくカイジ君の初親なのに・・・・」

班長「それじゃあわしがみなの衆の代わりに・・・・・」
パサッ

三好「2、2万ぺリカ・・・・・!」

石和「じゃあ俺も・・・・・!」
パサッ

カイジ「なっ・・・・・!」

班長「さあカイジ君、振りたまえ・・・・・!」

カイジ「ぐっ・・・・・後悔させてやる・・・・・!!」

チンチロリーン



カイジの目:4、5、6

カイジ「お・・・・・うおおおおおおおおぉぉおおお!!!」

カイジ(15だ・・・・・・!!)

カイジ(これで俺の勝ちだ・・・・・・!!)

そこの考えは変わってないんだなwwwww

どうでもいいけどこのスレIDの最後に「0」ついてるやつ多くね?


チンチロリーン
チンチロリーン

石和(くっ・・・・いよいよ俺の番か・・・・)

石和(いくらしごろ賽とはいえ6相手では勝てるとは限らない・・・・・!!)ヒュッ

チンチロリーン



石和の目:4、4、5

石和(ぐっ・・・・・!)

カイジ(13・・・・勝った・・・・・!!)

カイジ所持金:6万ぺリカ

チンチロリーン
チンチロリーン

班長「わしの番だな・・・・・」

カイジ「はっ、お前じゃ俺の目には勝てねーよ」

班長「いやいや、まだわからないよ・・・・!」

班長「なんというか・・・・・わしは信じているんだ」

班長「念力が・・・・勝ちの確率を高めると・・・・・!」

カイジ「ね、念力だと・・・・・!?」

カイジ(班長の奴・・・・能力者だったのか・・・・・!!)

班長「ん~~~~~っ・・・・・ん~~~~~~~~っ・・・・・・!!」

班長「かっ!!」
チンチロリーン



班長の目:4,5,6
カイジ(お、おれとまったく同じ目・・・・・・)

カイジ(これが・・・・・念力の力・・・・!!)

素直ないいこ

班長(ちっ・・・・引き分けか・・・・!)

カイジ所持金6万ぺリカ

チンチロリーン
チンチロリーン

カイジ「2回目の俺の親番・・・・・!」

スクッ
三好「カイジさん・・・・・どうしたんですか、立ち上がったりして・・・・」

カイジ「俺も試してみたくなったのさ・・・・・念力ってやつを・・・・・!」

班長(馬鹿が・・・・・!こいつ、やはり運がいいだけでしごろ賽の存在を知らないな・・・・・!!」

カイジ(確か班長はこんな風に念を込めて・・・・・・)

カイジ「ん~~~~~~~~~~!!!!!」

カイジ「かっ!!」
ヒュッ

チンチロリーン
パサッ



カイジの目:1,1,1

カイジにも念力…!能力が開花…!

カイジ「あ・・・・ぁ・・・・!!」

カイジ「うおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

カイジ(つかえた・・・・・・俺にも・・・・・念力・・・・・・!!)

カイジ「み、見ろ・・・・・!!ピンゾロだ・・・・・!!!」

カイジ「一番強い・・・・・最強・・・・・!!」

カイジ「お、俺の勝ちだ・・・・・・・!!!!」





班長「はしゃぐなよ」

カイジ「え・・・・・?」

班長「よくみろよ・・・・・」

カイジ「何言ってるんだ、どんぶりの中のサイコロが2つ1、畳の上のサイコロが1つ1で全部1でピンゾロだろ・・・・・!!」

これが念力のデメリットなのか……

班長「カイジ君、このチンチロのルールをよく思い出してくれ・・・・・」

カイジ「出た目の合計が一番大きいやつが勝ちでピンゾロが最強だろ・・・・・?」

班長「ぶっちゃけ違うがまあいい・・・・・・」

班長「サイコロってのはな・・・・・どんぶりの中にいれなきゃだめなんだ・・・・・」

班長「もしどんぶりから一つでもこぼしたらションベンといって1番弱くなるんだ・・・・・!」

カイジ「そ・・・・んな・・・・・!!」

カイジ「で、でも・・・・せっかくピンゾロなんだからちょっとくらいおまけしても・・・・・」

班長「ダメ・・・・・!!」

カイジ「じゃ、じゃあ大目にみてもう一回振らせてくれても・・・・・」

班長「ダメ・・・・・!!」

カイジ「」グニャーー

班長「ぶっちゃけ違うがまあいい・・・・・・」

そこスルーしちゃだめだろwwww

三好(ああ、かっこつけて立って変なポーズでサイコロを投げるから・・・・・)

チンチロリーン
チンチロリーン

石和(これはもらったな・・・・・!)ヒュッ

チンチロリーン



石和の目:4、5、6

石和「おっしゃー!」

カイジの所持金:2万

班長「では・・・・いくかの・・・・!」
チンチロリーン



班長の目:4,5,6
カイジの所持金:マイナス2万

班長「カイジ君悪いがこれであんたは破産だ・・・・!」

班長「あんたマイナス・・・・・・・」

班長「2まーーーーーーーーーん・・・・・・・・!!!」

このカイジはマイナスを聞き逃してそうで怖い

翌日
カイジ「くそ・・・・いま思えば俺があそこでションベンを出したのは班長の念力だったってのか・・・・・」

カイジ「俺の念力がもっと強ければ・・・・・・!!」

カイジ「ん~~~~~~っ!!かっ」

カイジの目:2,3,5

カイジ「10・・・・か、悪くはない・・・・」

カイジ「はぁ、なんかよくわからないけど給料は半分になっちゃうし・・・・」

カイジ「ん?今日もチンチロやってるのか・・・・・・?」




班長「よし、それじゃあいくぞ・・・・!」
ヒュッ
チンチロリーン



カイジ「ん・・・・・?」

カイジ「あ、あのサイコロは・・・・!!」

気付くのか…?

カイジ(よくみたら4と5と6しかない・・・・・!!)

カイジ(なるほど・・・・・そういうことか・・・・!!)

カイジ(あれはつまり・・・・・班長だから特別なのか・・・!!)

カイジ(あんなサイコロ使われちまったら・・・・・これはもう・・・・)

カイジ(念力を鍛えるしかない・・・・・・・!!!)

カイジ「ん~~~~~~かっ!!」




三好「カイジさんなにやってるんだろう・・・・・」

前田「さあ・・・・?」

このカイジは身体能力と天運にステ振りしすぎたんだな
人を疑うとかかけらもないwww

まあよく見れば気付くわな

一週間後
カイジ(念力の修行にはいって一週間)

カイジ(ついに俺は班長を倒す方法を見つけた・・・・・!)

カイジ(班長を倒す策を思いついた・・・・・)

カイジ(だがただ倒すのではなく大勝をしたい・・・・・!)

カイジ(そのためには協力者が必要だ・・・・・!)

カイジ(そのためには・・・・・あいつら45組って呼ばれている連中の力が必要だ・・・・!)

カイジ「お前らもあの班長にやられたんだって・・・・・・・?」

前田「うるさいな・・・・・だったらなんだって言うんだよ・・・・・!」

カイジ「いや、なんていうかクズだな、と思ってな」

カイジ「お前ら鏡みたことあるか?いかにも顔にクズでございますって書いてあるぜ・・・・・・!」

前田「なんだとぉ・・・・・・!!」ガッ

カイジ「ひっ・・・・・!ご、ごめん・・・・・!!」

謝るなよwwwww

カイジ「実はな・・・・あの班長が勝てるのには訳があるんだ・・・・・・!」

前田「!ってことはあの野郎・・・・・イカサマを・・・・・!!」

カイジ「落ち着けって・・・・・!」

カイジ「実はもうあの班長を倒す策は考えてあるんだ・・・・!!」

カイジ「それにはお前たちの力が必要だ・・・・・!!」

前田「だ、だけどそんなことしたら班長に・・・・・・」

カイジ「お前たちこのままでいいのか・・・・・・!?」

カイジ「このままあいつに給料半分にされたままでいいのか・・・・・!?」

カイジ「ここで立ち上がらなきゃいつ立ち上がるんだよ・・・・・・!!」

三好「カイジさん・・・・・!」

カイジ「俺とともに立ち向かうやつはこの手を重ねてくれ・・・・・」

・・・・・お、俺はやるぜ
お、俺も!!
俺もだ・・・・!

三好「ぼ、僕も・・・・・!」

前田「ちっ・・・・答えなんて最初からわかりきってらぁ・・・・!!」

前田「やってやる・・・・・・!!」

はたして本当に策があるのか

人数が多ければ念力の力も大きくなるとか考えてそうだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
沼川「やつら・・・・なにかたくらんでますね・・・・・」

班長「なに、大丈夫さ・・・・・・」

班長「このしごろ賽にきづくわけがないんだ・・・・・あの馬鹿がな・・・・・!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三好「あぁ・・・・角砂糖がなくなってる・・・・・・!!」

カイジ(っ・・・・・・!!)ドキッ

前田「きっと班長たちの仕業だ・・・・・!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三好「ああ、たばこがなくなってる・・・・・!!」

カイジ(っっ・・・・・・・!!)ギクッ

前田「班長の野郎・・・・覚えてろよ・・・・・!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

念力が通りやすいよう自分専用のサイコロを作ろう

何やってんだよwwwww

食事の時間
「おいそこのお前、臭うぞ・・・・!」

カイジ「当たり前だ、シャワー浴びてないんだからな・・・・・!」

「浴びてこいよ・・・・・!!」

カイジ「ちっ・・・・わかったよ・・・・・!!」

三好「カイジさん、どうしたの?」

カイジ「なんかあいつがシャワー浴びてこいって・・・・・・!」

三好「そ、そうなんですか・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カイジ 「あぁ!?俺の飯がないだと・・・・・・!?」

三好「ひ、ひどい・・・・!」

前田「まさかそのためにシャワーを浴びさせたのか・・・・・!!」

班長「まあまあ、カイジ君そんな怒らないで・・・・・!」

班長「代わりといってはなんだがここはわしがごちそうしてやろう・・・・・!」

班長「ほれ・・・・・!」

カイジ「この飯を好きにしていいのか・・・・・?」

班長「ああ・・・・・!」

カイジ「そうか・・・・・それじゃあ遠慮なく・・・・・」

もぐ・・・・・もぐ・・・・・・

カイジ「犯罪的だ・・・・・!!うますぎる・・・・・・!!」

給料日
前田「いいか・・・・・カイジさんのことを信じるんだ・・・・」

前田「ここで給料を受け取ったら負けだぞ・・・・!!」

三好「はい・・・・・!!」








カイジ「給料くれよ、班長・・・・・・!!」

班長「ふふ、君ならそういうと思ってたよ・・・・・!」

班長「ほら、4万5000ヘぺリカだ・・・・・!!」

カイジ「サンキュー・・・・!」

>>280
班長「ほら、4万5000ヘぺリカだ・・・・・!!」 ×
班長「ほら、4万5000ぺリカだ・・・・・!!」

ヘぺリカってなんだよ

原作うろ覚えなんだが
この辺って本来どうなる流れ?

>>290
1だけのサイコロを作ってそれを公正にして5倍にする

>>290
豪華な食事を前にカイジが「これをどうしようと俺の自由なんだよな・・・?」と確認し、
そうだと言われたところでビールを班長にぶっかける

そこから始まる陰湿な嫌がらせ

カイジ「それじゃあビール2本とやきとり3本・・・・・・!!」

沼川「はい、どーぞ」



カイジ(くぅ~、久しぶりのビール・・・・・!)ゴクゴク

カイジ(うますぎる・・・・・!!)

カイジ(焼き鳥最高っ・・・・・・!!)

三好「か、カイジさん・・・・・?」

カイジ「あ・・・・?」

三好「なんで・・・・・焼き鳥なんて食べてるの・・・・・?」

カイジ「ああ、さっきもらったんだ・・・・」

三好「ホントに・・・・・?給料受け取ったりとかしてないよね・・・・・?」

カイジ「当たり前だろ・・・・・!!お前俺を信じてないのか・・・・・!?」

三好「そ、そんなことは・・・・・」

>>291>>294
ありがと
そう考えるとこのカイジ素直すぎるww


カイジ「もういい、三好・・・・お前は切り捨てる・・・・・!!」

三好「ええええぇぇぇ!?そ、そんな・・・・・・!!」

カイジ「仲間内で疑うようなやつは必要ない・・・・・!!」

三好「ま、まってください・・・・・!!」

カイジ「なんだよ・・・・・!?」

三好「疑ったことは謝ります・・・・だからそれだけは勘弁してください・・・・・!!」

カイジ「本当に悪いと思っているんだな・・・・・・?」

三好「は、はい・・・・・」

カイジ「それじゃあ俺が今後どんな行動をとろうと絶対に疑わないと誓え・・・・・!」

カイジ「たとえ班長から給料を受け取ってるように見えても、こうして飯食ったりしていたも絶対に疑わないと誓え・・・・・!!」

三好「ええっ!?でもそれって・・・・・・」

カイジ「なんだ、できないのか・・・・・?じゃあお前はもう・・・・・」

三好「ち、誓います・・・・・・!カイジさんのことを信じます・・・・・!!」

カイジ「それでいい・・・・!」

>>300で「このカイジ素直」って書いたけど撤回するわ

このカイジ悪いことしてると思って無さそうだ

次の給料日・・・
カイジ「班長、給料頼むぜ・・・・・!」

班長「ああ、ほれ・・・・・!」

班長(やはりなにかたくらんでいるというのは沼川の考えすぎだ・・・・・!)

カイジ(やっぱり4万5000じゃたいしたものは食えないな・・・・・)

カイジ「ビールに焼き鳥にチーカマに・・・・・」

前田「なあ・・・・・・あれ、カイジさん買ってるよな・・・・・?」

三好「おい・・・・お前はカイジさんのこと信じてないのかよ・・・・・!」

前田「い、いや・・・・決してそんなことは・・・・・!」

三好「もういい、カイジさんに言ってやる・・・・・!!」

前田「そ、それだけはやめてくれ・・・・・!」

三好「いいか?あれは他のひとの代わりに買ってあげてるだけで自分の給料をもらってるわけじゃないんだ・・・・!」

うますぎるっ・・・・・!!

三好「ああやって食べてるのはその人からお駄賃としてすこしもらってるだけなんだよ・・・・・!!」

前田「わかった・・・・・わかったから・・・・!!」

三好「一見給料をもらってるように見えるのは自分だけ給料をもらってないのが恥ずかしいから紙の入った封筒をもらってるだけなんだよ・・・・・!!」

三好……正気に戻ってくれ…!!

次の給料日
カイジ「長かったな・・・・・」

三好「はい・・・・・!」

前田「ついにこのときが来た・・・・・!」

カイジ「今日は給料日ってこともあって他の班からも見物人が参加したりする」

三好「そんななかで班長を倒すんですね・・・・・」

カイジ「ああ、そうだ・・・・」

カイジ「みんな、いままでよく頑張ってくれた・・・・・!」

カイジ「あとは俺に任せてくれ・・・・・!!」

前田三好「はい・・・・・!!」

班長「では給料をお渡ししまーす」

班長「前田ー」

前田「はい・・・・!」

班長「三好ー」

三好「は、はい・・・・・!」

班長「カイジ・・・・・!」

カイジ「・・・・・」スクッ



三好「カイジさん、やりましたね・・・・!」

カイジ「ああ、俺たちだってやればできるんだ・・・・・!」

前田「それじゃあみんなの給料を合致して・・・・・・あれ・・・・?」

三好「カイジさんの給料・・・・・4万5000・・・・・・?」

カイジ(っ・・・・・!)ドキンッ

前田「は、班長の野郎・・・・・・・・!!」

カイジ(ホッ・・・・・)

おのれ班長……!

カイジ「いい・・・・よせ・・・・!」

前田「だけど・・・・!」

カイジ「幸い少ないのは俺の給料だけだ・・・・・」

カイジ「それに勝負前に騒ぎを起こしてどうする・・・・・」

カイジ「それよりもこれからの勝負について話しておく・・・・・」

カイジ「班長の親を俺がこのすべての金をぶつけて受ける・・・・・」

カイジ「そして・・・・・俺はそれに勝つ・・・・・・!」

三好「で、でもどうやって・・・・・」

カイジ「それはまだ言えない・・・・・」

カイジ(みんなを驚かせるんだからな・・・・・!)

そのほうがかっこいいもんな…!

班長「ふふ、聞いてるぞ、カイジ君・・・・・!」

班長「今日は大勝負をしかけるんだってなぁ・・・・・」

カイジ「ああ、その通りだぜ・・・・!」

班長「いいだろう、受けてたってやる・・・・・・!!」
ワーワーワーワー
イイゾー

班長「さぁ、張った張った!」

パサッ
えっ・・・・?
ざわ・・・・・ざわ・・・・・
「5、50万ぺリカだっ・・・・・・!!」

三好「い、いきなり・・・・・!!」

すげー!!こんなのはじめてみたぜ!!
カイジ「ふふ・・・・・!」

カイジ(もしかして・・・・・いまの俺ってめちゃくちゃかっこいいんじゃ・・・・・!!)

班長(この大金・・・・なにか気づいているのか・・・・・?)

班長(どうする・・・・・普通のサイコロで振るか・・・・・?)

班長(いや、それは危ない・・・・・)

班長(もし普通のサイコロをふって1や2の目がでたり・・・・万が一ひふみなんてでたりしたら・・・・・)

班長(やはりここはしごろ賽だ・・・・・!!)

班長(大丈夫・・・・・あの馬鹿がこのしごろ賽にきづいているわけがないんだ・・・・・!)

班長「よし・・・・・それでは参ろうか・・・・・!!」

班長!班長!班長!班長!班長!

班長「ん~~~~~~~~~~・・・・・!!」

カイジ(くるっ・・・・・・念力・・・・・!!)

班長「かっ・・・・・!!」
チンチロリーン



一つ目のサイコロ:6

三好「く、苦しい~・・・・・!」

前田「ほ、本当に勝てるのかよ、カイジさん・・・・・・!!」

カイジ「安心しろ、絶対に勝てる・・・・・!!」

念力以外の方法が思いつかない

そういえば石田も押したんだったなwwww

チンチロリーン
2つ目のサイコロ:6

前田「あああぁぁぁ・・・・!!次の目で班長の目が確定する・・・・・!!」

三好「も、もうダメ・・・・・・!!」

チンチロリーン





3つ目のサイコロ:6
班長の目:6,6,6

三好「そ、そんな・・・・・・!!」

前田「う、嘘だ・・・・・・!!」

うおおおおおおおおおおすげーーーーーーー!!!!
ここで一発でゾロ目かよおおおおおおおおお
班長!班長!班長!班長!班長!班長!

班長「ふっふっふ・・・・・!!」

班長「はーっはっはっはっは・・・・・・!!」

班長「悪いなカイジ君・・・・しょっぱなから・・・・・!!」

班長「だが勝負っていうのはこういうものだ・・・・・悪く思わんでくれ・・・・・!」

カイジ「ふん、好きにほざいてな・・・・・!」

沼川「それじゃあ・・・・・失礼します・・・・・!!」ササッ

カイジ「!・・・・・おい」

沼川「え・・・・・・?」

バキィ

まさか……

沼川「ぐはっ・・・・・!!」

カイジ「それは班長のしごろ賽だろ・・・・・!!」

カイジ「なに勝手にかすめ盗ろうとしてるんだ・・・・・この盗っ人め・・・・・!!」

沼川「なっ・・・・・!!」

ざわ・・・・ざわ・・・・

えっ!?しごろ賽・・・・・!?
なんだよそれ・・・・・!!

カイジ「おら、よこせ・・・・・!!」

沼川「あぁ・・・・・!!」

カイジ「ほら、班長・・・・しごろ賽だぜ・・・・・!」

A班班長「ま、まて・・・・!!」

カイジ「ん・・・・・?」

A班班長「そのサイコロをこっちに渡してくれ・・・・・!!」

カイジ(この人も班長だし・・・・・まあいいのかな・・・・・?)

カイジ「ほら・・・・・!」

この効果音はもしや…!

躊躇なく殴るカイジ

このカイジって結構すぐ暴力振るうよなwwww

班長「ま、待ってくれ・・・・・!!」

え、どれどれ!?
見せてくれ・・・・・!

班長「うわっと・・・・・!」

A班班長「な、なんだこれ・・・・・!?」

A班班長「4と5と6しかない・・・・・!」

うっわー・・・・
ひで~、あいつらこんなものを使ってやがったのか・・・・・!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

A班班長「・・・・・でいつから使ってたんだ?」

班長「も、もちろん今回が初めてだ・・・・というか使う気なんてなかったんだ・・・・!」

ふざけんなー!!誰がそんなもん信じるか・・・・・!!

班長「混じってしまったんだ・・・・・!思いもがけず・・・!!」

班長「む、無論わしが悪い・・・・全面的に悪い・・・・・!」

班長「だから頼む・・・・許してくれんか・・・・・・?」

誰が許すか・・・・・・!!こいつ・・・・・!




カイジ(なんで班長謝ってるんだ・・・・・?)

班長(このまま引き下がっていてはまずい・・・・・!)

班長(ならばこちらの正義を押し付けるんだ・・・・!)

班長(反感覚悟で・・・・・・あえて・・・・・!!)

班長「・・・・・そんなに騒ぐんだったらもう一度勝負をしなおせばいいんじゃないのか・・・・・?」

ざわ・・・・・ざわ・・・・・
は・・・?

班長「そうだ、この勝負をノーカウントにすればいいんだ・・・・・!」

班長「そうすれば万事解決・・・・・!」

班長「ノーカウント!ノーカウントだ・・・・・!」

班長「ノーカン!ノーカン!ノーカン!ノーカン!ノーカン!ノーカン!はいっ・・・・!」

ふざけんなあああああああああああああああああ!!!
てめぇえええええええええええ
殺せ殺せこんなクズ殺しちまえ・・・・・!!

稀代の知将(池沼)カイジ

「てめぇ・・・・ぶっころ・・・・・・」
スッ

カイジ「よせ・・・・・!」

カイジ「班長がかわいそうだ・・・・・・!」

「だ、だが・・・・!」

カイジ「いいぜ・・・・そこまで言うならやり直しをしよう・・・・・!」

ええええええぇぇぇぇぇえぇ!?

三好「か、カイジさん・・・・・!!」

カイジ「いいんだ三好、俺を信じろ・・・・・!」

班長「いや~、さすがはカイジ君・・・・!物の道理というものがわかっている・・・・・!」

カイジ「ひどい目にあったな、班長・・・・・・大丈夫か・・・・・?」

班長(ぐっ・・・・貴様のせいだというのにぬけぬけと・・・・・!)

カイジ(いままでお世話になったのにこんなひどい目にあってちゃ見過ごせないもんな・・・・・!)

さて、ここで何を出すかだ

A班班長「本当にいいんだな・・・・・?」

カイジ「ああ、男に二言はない・・・・・!」

班長「それではわしは振るぞ・・・・・!」

スッ
カイジ(ん?念力は使わないのか・・・・・?)

チンチロリーン



班長の目:3,3,4
班長(4か・・・・悪くはない・・・・・!)

カイジ(10か・・・・・!)

班長「さあ、それじゃあ次はカイジ君の番だ・・・・・!」

カイジ「くっくっく・・・・そうだな・・・・・!」

カイジ「なあ班長・・・・!」

カイジ「俺はあれからずっと念力の特訓をしてきたんだ・・・・・!」

このカイジは本当に念力でピンゾロ出しそうだからなぁ

てことは角砂糖とか煙草もただちょろまかしただけなのかwww
サイコロとか仕掛けじゃなくwww

カイジ「だが気づいた・・・・・・!」

カイジ「俺に念力の才能はない・・・・とな・・・・・!」

班長「それがどうしたんだ・・・・・・?」

カイジ「だからおれはあんたのしごろ賽のように特殊賽を作った」

カイジ「そしてこれがその・・・・・・」

カイジ「特殊賽だっ・・・・・・・・!!」

チンチロリーン



カイジの目:1,1,1

別に全部1とかじゃなくてただの念力が通りやすいサイコロ的な

班長「なっ・・・・・!」

班長「ば、ばっかもーーーーん!!」

班長「全部ピンじゃねぇか・・・・・!!」

班長「通るか、こんなもん!!」

カイジ「えぇ!?ダメか・・・・・・!?」

班長「ダメ・・・・・!絶対・・・・・!」

三好(ま、まさかカイジさん・・・・・・)

三好(絶対に勝てるって言ってたのはこのサイコロを使えると思ってたからじゃ・・・・・)

三好(相手がしごろ賽とかそんなの関係なしに単純にこのサイコロを使えば勝てるとか・・・・そう思ってたんじゃ・・・・・)

前田(馬鹿っ!そんなわけないだろ・・・・!!こんな見え透いたイカサマサイコロを堂々と振ろうとする馬鹿がどこにいるってんだ・・・・!)

三好(そ、そうですよね・・・・そんな馬鹿みたいなことカイジさんがするわけないですよね・・・・・!)

カイジへの謎の評価の高さ

カイジ「で、でも班長だって今までしごろ賽使ってたじゃん・・・・・!」

班長「そ、それはみんなにばれないから・・・・・・」

あっこいつ口滑らしたぞ・・・・・!!
ってことはやっぱり今までも使ってたんだな・・・・・!!

班長「あ、いや・・・これは・・・その・・・・・!」






カイジ「なあ班長・・・・・ダメか・・・・・?」



班長「・・・・・・・いいよ」

カイジだけじゃなく班長も馬鹿だった

結論:班長はいい人

なぜ許可した

カイジ「ほら、お前たちも・・・・!」

三好「は、はい・・・・!!」
チンチロリーン
チンチロリーン





カイジ「50万の5倍は・・・・・・・いくつだ?」

三好「250万です・・・・!」

カイジ「25万ぺリカ・・・・・・!もってきてくれ・・・・!」

三好「250万です・・・・・!」

班長「う・・・うぅ・・・・・・!!」

>>カイジ「50万の5倍は・・・・・・・いくつだ?」

>>三好「250万です・・・・!」

>>カイジ「25万ぺリカ・・・・・・!もってきてくれ・・・・!」

>>三好「250万です・・・・・!」

ワロタ

だがこのカイジだと親は2回とか覚えていないのではなかろうか

うわーすっげー・・・・
1000万・・いや、2000万はあるんじゃねーのか・・・・?
ひでー、あいつあんなに溜め込みやがって・・・・・!
班長「250万ぺリカだ・・・・・!」

班長「一人いくらかは知らんがあとはそっちで分けてくれ・・・・・!」

三好「う、うわー・・・・!!」

班長「それじゃあわしはこれで・・・・・」

カイジ「待てよ・・・・・!」

カイジ「どこに行くんだ・・・・・?」

班長「正直へこたれた・・・・」

班長「あとはみなの衆だけで楽しんでくれ・・・・・・」

カイジ「えっ!?これって途中でやめられるのか・・・・・?」

これは班長が搾り取られそうな予感


カイジ「ってか親2回じゃなかったっけ・・・・・・?」

ざわ・・・・ざわ・・・・・

おいおい、親2回って・・・・・
このままやったらまたさっきと同じじゃないか・・・・・!!
やつの金庫吹き飛ぶぞ・・・・・!
班長「じょ、じょじょ、冗談じゃない・・・・・!!」

黒崎「いや、筋は通っている・・・・・!」

黒崎「積み上げられた理、ロジックはカイジ君にある・・・・・!」

班長「な、なんだあんたは・・・・・!!」

部下「控えろ、大槻・・・・!!」

部下「この方は兵藤会長に次ぐナンバー2黒崎さまだぞ・・・・!!」

部下「消飛ぶぞ、お前みたいなゴミ、このお方の指先ひとつで・・・・・!」

部下「控えろ控えろ控えろ・・・・・・!!」

班長「うぅ・・・・・!」

黒崎「ふふ・・・・・」

カイジ(えっ、そんなシステムあるの?)
なんだろうが
班長ビジョンカイジ(ククク……そんな生温いこと言えるとでも?)
なんだろうな

カイジ(こいつの指先一つで消し飛ぶ…?まさかこいつも能力者…!?)

とか考えてそう

黒崎「カイジ君といったね・・・・?」

黒崎「このサイコロは・・・・なにかの骨・・・・・だね?」

カイジ「これは・・・・俺が班長からもらったTボーンステーキの骨だ・・・・」

カイジ「これを毎日少しずつ削ってこの形にした・・・・・・」

黒崎「なるほどなるほど・・・・・よくできている・・・・・!」コロコロ

黒崎「この朱の部分は・・・・・赤ではなく茶色いが・・・・・?」

カイジ「最初は普通のサイコロみたいに赤にしようとおもったさ・・・・・」

カイジ「それで自分の血を刷り込もうとした・・・・・」

カイジ「だが・・・・・血をだすのが想像以上に痛かった・・・・・!」

カイジ「そこで急遽予定を変更して俺のうんこを刷り込むことにした・・・・・!」

黒崎「うわっ、きったね・・・・・・!!」バッ

カイジ「あっ、投げるなよ・・・・・!!」

だめだ みんな馬鹿だ

結局角砂糖とタバコは関係無かったのかwww

黒崎「大槻君にも感服したよ・・・・・」

黒崎「まずこのしごろさいの発想が素晴らしい」

黒崎「そしてこのルールも素晴らしい」

黒崎「まさにこのしごろ賽のためのルールと言える・・・・・」

黒崎「だが・・・・これは同時に自分よりも強い存在、ピンゾロを許してしまうことになる・・・・」

黒崎「私だったらカイジ君と同じものを用意するがね・・・・・・」

班長「えっ!?うんk・・・・」

黒崎「朱は自分の血を刷り込む」

班長「黒崎様・・・・・・!!」

班長「お願いします、こんな・・・かならず負けるとわかる勝負を受けるなんて・・・・・・!」

黒崎「いやいや、負けるとは限らんぞ・・・・」

黒崎「引き分けの目はでる・・・・・・」

黒崎「216分の1の確率で・・・・・!」

黒崎「ここは潔く確率にかけるしかあるまい・・・・・」

班長「そ、そんな・・・・・!」
どうしたー大槻ー!
男らしくねーぞ・・・・・!念じる力で目がでるんじゃなかったのか・・・・・!?

カイジ「まずい・・・・・!!」

カイジ「そうだ、班長には念力があったんだ・・・・・!」

班長(もうだめだ・・・・・)スクッ

班長「くっ・・・・・!!」ヒュッ
チンチロリーン
パサッ




班長の目:1,1,1

班長「や、やった・・・・・?」

班長「やった・・・・やったぞ・・・・・!!」

班長「引き分けだ・・・・・!生き残った・・・・!!」

班長「生き残った・・・・・!生き残った・・・・・!いきのこーった!!!」

カイジ「くくく・・・・・」

班長「なにが可笑しい・・・・・?」

カイジ「いや、俺には念力の才能がないけどちょっとは使えると思ってな・・・・・」

カイジ「サイコロのある場所をよく見てみな・・・・・・!」

班長「どんぶりと・・・・・・・畳の・・・・上・・・・・・!!」

三好(あーあ、立ち上がって変なポーズとって振るから・・・・・・)

なんという伏線回収力…!
この>>1っ……まさしく奇才っ!!

カイジ「ほら、お前たちも振れ・・・・!」

三好「えっ・・・・カイジさん変わりに振ってください・・・・・!」

カイジ「え、なんでだよ・・・・」

三好「いや・・・・ここまで勝てたのもカイジさんのおかげなんでカイジさんがかっこよく締めてください!!」

カイジ「かっこよく・・・・・」

カイジ「ああ、わかった・・・・・!!」

三好(危ない、またうんこのついたサイコロを振る羽目になるところだった・・・・・)




すげー、1500万ぺリカだ・・・・・!!
わーわーわーわー

黒崎「では私はこれで・・・・・・!!」

カイジ「ま、まて・・・・・!」

黒崎「まだなにかあるのかね・・・・・・?」

黒崎「はやく手を洗いたいんだ・・・・・・」

カイジ「そこのいっしょうがいしゅつけんのとこにくっついてる一文・・・・・!」

黒崎「それがどうかしたのかね・・・・・?」

カイジ「字が難しくてよめねぇ・・・・・!!読んでくれ・・・・・・!!」

黒崎「・・・・・要は帝愛が適正と認めたものじゃないとこの外出権は手に入れられない、ということだ・・・・・」

カイジ「帝愛ってなんだ・・・・?適正ってどういう意味だ・・・・・・?」

黒崎「・・・・・・ここの偉い人たちが『あ、この人はいい人だな~』って思うような人じゃないとこの外出権は手に入れられないということだ」

カイジ「そ、そんな暗号が隠されていたなんて・・・・・!」

カイジ「!!俺って「いい人」なのか・・・・・!?」

黒崎「まあ本来は1年たたないと「いい人」にはなれないが・・・・ここで拒否してしまっては他の者にしめしがつかん」

黒崎「いいだろう、君は特別に外出権利を認めよう・・・・・!」

カイジ「や、やったー・・・・・!!」

黒崎「あ、あと「一日」とは「いちにち」と読む・・・・・」

カイジ「へっ・・・・・?」

黒崎「この券で外に出られるのは1日だけだ・・・・・」

カイジ「そ、そんな・・・・・・・!!」

黒崎「では私はこれで・・・・・!」

みんないい人だなwwww

いま気付いたんだが50万→300万→1800万って持ち金の流れ?

>>531
ミスっ・・・・・!!圧倒的ミス・・・・・!!
このとき・・・・>>1は自分の犯した計算ミスに気付く・・・・・!!
だがっ>>531が言うまで誰も言及しないということは>>1含めてここにいる全員がカイジを馬鹿にできない・・・・・!!
いや、やっぱりできる・・・・・・!!

三好「それじゃあカイジさん、報酬を分けましょう・・・・・!」

カイジ「あ、ああ・・・そうだな・・・・」

三好「もちろんカイジさんが何割か多めにっていうことにしますけど・・・・・!」

カイジ「俺が何割か多くなるよう計算すると・・・・・・」

カイジ「1800万÷6だから・・・・・30万か・・・・!!」

カイジ「よし、俺に30万を渡してくれ・・・・・!」

三好「え・・・・いいんですか・・・・?」

カイジ「いいに決まってるだろ・・・・・!!」

三好「な、なんていい人なんだ・・・・・マザーテレサみたいな人だ・・・・!」

カイジ「よせ、人をお化け呼ばわりするなよ・・・・・・!」

三好「マリオのことじゃないです・・・・・・!」

三好「カイジさん、折り入ってお願いがあります・・・・・!」

カイジ「なんだよ・・・・?」

三好「俺たちの代わりに外にでて俺たちの分も稼いでください・・・・・!!」

カイジ「はぁ・・・・・!?なんでおれがそんなことしなくちゃならねぇんだよ・・・・・!」

三好「今日の出来事をみてカイジさんだったら託すことができると思ったんです・・・・・!」

三好「それにさっき俺たちがいくらか多くもらうように促したのに自分が圧倒的に少ない報酬に甘んじる姿勢・・・・・」

カイジ「おれ、いくらか多くもらったよな・・・・・?」

三好「それを見てこの人にしか託せないと思ったんです・・・・・!」

三好「お願いします・・・・・・!」

カイジ「わかったよ・・・・・しょうがねぇな・・・・・!」

三好「あ、ありがとうございます・・・・・!!」

指切ってないから不良追い払えないな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チュンチュン

カイジ「う・・・・・ん・・・・・」

カイジ「・・・・・外だ」

カイジ「ついに外に帰ってこれたんだ・・・・・・!!」

カイジ「あれだけたくさんの金をつぎ込んだんだ・・・・・」

カイジ「もう一日どころか一生外にいられるだけは払ったはず・・・・!!」

カイジ「これで俺は自由の身だ・・・・・!!」

カイジ「なにか約束をした気がするが・・・・・まあいいや・・・・・!」

カイジ「今日は飲むぞ~、ひゃっほ~・・・・・・・!!」

地下チンチロ編 完


沼攻略が思いつかないから期待するwwww

本当は沼編まで一気にやりたかったが沼はまだネタが4分の3しかできてないからまた来週ぐらいにやりたい
というかこのレス数だと1000いっちゃいそうだしどっちみちここで止める

ついでに堕天録は麻雀わからないからかけない

>>592
乙っした
地下編までは読み覚えあったけど沼は完全初見なんで
期待してますわww

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