課金破戒録カイジ ガチャ沼篇 (64)
課金黙示録カイジ デレステ篇
課金黙示録カイジ デレステ篇 - SSまとめ速報
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圧倒的二作目・・・・!!
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財布はちひろの手の中―――
そう・・・確かにそれはそうかもしれない。
しかしガチャの結果が誰も皆明るいとは限らない。
古参や、班長や、利根川のガチャは明るそうな気がする。
なぜなら彼らは積み重ねているから。
積み重ね課金していない者にとってこの言葉はつらい・・・
伊藤カイジ「またR・・・・・・」←積み重ねていない奴
カイジ「また負けた・・・・・また負けちゃった・・・・・」
利根川「不運だな・・・10連3回で全て白封筒とは・・・・!」
あの前川攻略の一件から数日・・・カイジは狂うようにガチャを回していた。
回せど出るのはR・・・しかも既存。既に所持。
迷うごとなきスターレッスンを済ます。
だが、カイジの経済環境は比較的整っていた。
元帝愛の利根川が最低限の経済支援をする代わりに、カイジの家に居候。
自分の家を持っているにも関わらず、老後の孤独死を免れるためか、居候。
しかし支援のみで二人の課金額はそれぞれの収入から差し引かれる。
カイジがスーパーのバイトで得られる一か月の給料、
およそ10万。
月10万が課金の上限。
一方利根川の貯金、底知れず・・・・。
カイジ「次こそSSR・・・!」
利根川「ククク・・・・無駄だ、カイジくん・・・・・」
がちゃ・・・ がちゃ・・・
がちゃ・・・ がちゃ・・・
カイジ「はぁ~・・・・また宮本・・・・」
現実はそう甘くなく、またしてもR。
競泳新田を狙ったカイジにとって、真逆の属性。
だが悔しいように見せかけ、実際そうでもなかった。
その理由・・・
安心感。月10万課金できることの安心感。
これが感情を支配。
利根川「愛が足らんのだ・・・カイジくん・・・」
カイジ「黙れ・・・!愛ならいくらでもある・・・!」
利根川「愛とは金・・・それを証明してみよう・・・・・・」
利根川「見たまえ・・・SR志希にゃんだ」
カイジ「ぐっ・・・・!」
一方利根川、幾度となくガチャを繰り返し、残るSSRは美波のみ。
だが9割のSSRが被るため、容易に引けないのが難点。
カイジ「これが財力の違い・・・卑怯だ・・・お前は・・・!」
利根川「ならば働けっ・・・引けるまでな・・・・!」
カイジ「ぐっ・・・・・・」
カイジ「第一・・・出やしねぇんだ・・・・決して出さないのがこいつの特徴・・・・沼・・・人喰い沼なんだよこいつは・・・・!」
有利な立場に君臨する利根川・・・が、キャラが豊富に揃っているのものの、
肝心のLIVEが不得意。ライフが底を付く一歩手前のPRO・・・これが今の利根川の精一杯。
精いっぱーい輝く・・・!輝くっ・・・・・・!
カイジ「やめだ・・・やめ・・・!当たる気がしねぇっ・・・!」
利根川「弱気だな。それでは引くべきところで引けんぞ」
カイジ「引くべき所は無論、今・・・今回はパスだ・・・パス・・・・・・だが期間は月末・・・あと少しすれば給料も入る・・・それまで、特訓やコミュで軍資金を貯める・・・それに専念さ・・・」
利根川「明日の準備は出来ているだろうな・・・・・?」
カイジ「そんなの当たり前・・・・前回のイベントで身動きとれなかった屈辱は二度と繰り返さねぇっ・・・・!予めサイリウムも二本、それにボタン電池だって・・・!」
利根川「準備万端・・・・それでこそライブを100%楽しむ事が出来る・・・・勝者の極み・・・」
お願いシンデレラのコールを出来なかった過去・・・カイジは学んだ。
それぞれの曲に合いの手があり、それが一体感に繋がるということ。
覚えるまでの険しい道のり・・・・屈辱と失笑の練習。
利根川が歌い、それにコールをするカイジ・・・・。
古びたアパートに響く、野太い声・・・・・。
近所迷惑。
・・・・のように思えた。
が・・・利根川の意外な歌唱力が住民から高評価。
迷惑件数、一本もなし・・・・・・・。
腑に落ちない。
カイジ「明日のイベントで金がすっ飛んで・・・恐らくテンション上がってそのまま、CDやらなんやら買っちまう・・・それを考えたら・・・・今月の課金は絶望的・・・・はぁ~っ・・・やっぱダメ・・・・・・・」
利根川「ならばその金を増やせばよかろう」
カイジ「そんなこと重々承知・・・・・よっこらせっ・・・・」
利根川「行くのか・・・・・・?ギャンブル・・・・・・・」
カイジ「あぁ・・・・・」
ガチャ
バタン
カイジ「(とは言ったものの・・・・・・)」
カイジ「(ちびちび稼いじゃ意味がねぇっ・・・10万であの結果じゃ、そろそろ笑えなくなってくる・・・・・ましてや今の全額すったら完全にアウツ・・・・元も子もない・・・・・)」
カイジ「(だったら・・・・・・確実に勝てるもの・・・・ボロ儲け・・・・パチンコ・・・・・)」
カイジ「パチンコ・・・・・あそこに行ってみるか・・・・・・」
訪れたのは、かつてカイジが借金を背負ってまで立ち向かったパチンコ台・・・・・
通称、沼。
カジノは早朝、はたまた莫大な支出による経済的疲弊からか、閑散としていた。
カイジ「(ギャラリーもいないんじゃ、ギャンブルになりゃしねぇ・・・・アッチはイカサマ使ってくるだろうし・・・・今日のところは帰るか・・・・て言っても・・・・・)」
カイジ「(となりゃ競馬か麻雀か・・・・う~ん・・・・・大金に変わる軍資金が足りない・・・・・)」
カイジ「(・・・・・・・・)」フラフラ
「村上・・・・・ここの経営はどうだ・・・・?」
カイジ「!?」
カイジ「この声・・・・・まさかっ・・・・!」
村上「はい・・・。沼を撤収した結果、やはり以前に比べ儲けは少ないですが・・・・・」
「そうか・・・・・・・見ろ、この手に溢れんばかりのパチンコ玉・・・・」
村上「・・・・・」
「これでいくら・・・・課金できると思う・・・・・?」
村上「は・・・・・・・・・・?」
カイジ「お・・・・・お前・・・・!」
「か・・・・カイジ・・・・・!!」
カイジ「北条・・・・!」
一条「一条・・・・!!貴様、何故ここに・・・!!」
カイジ「それはこっちの台詞・・・・!お前こそどうしてこんな早く・・・・!!」
一条「大勝だ・・・・・・・」
カイジ「え・・・・・?」
一条「オレ自身が発案したギャンブル・・・・・・大勝・・・・復活したんだよ・・・・!まぁ黒崎様の支援はあったが・・・もう終わり・・・・帝愛とも・・・・・お前らとも・・・!!」
カイジ「この化け物が・・・・!戻ってこいとは言ったものの早すぎる・・・・!愛着も何もありゃしねぇっ・・・・!」
一条「しばらくはお前の顔を見ないと思っていたが・・・・・天はそうさせないようだな・・・・・・・」
一条「カイジ、貴様とはまた別の形で戦うことになるだろう・・・・・!」
カイジ「けっ・・・・!何度でも言いやがれ・・・・!またオレが倒してやる・・・・・!」
一条「そうはいくかっ・・・・!ククク・・・・!」
裏カジノを出る。
カイジは一条の生還を心から喜べなかった。
それは一条がもたらしたカイジへの損害・・・・
ではなく・・・・
羨ましさ・・・・・・・・。
カイジが死ぬ思いをして脱出した地下帝国を、わずか数か月でカイジの何倍もの借金を返済した一条・・・・・
加わる劣等感・・・・
そして恐怖・・・・・・・
一条がまた敵に回ることによる恐怖・・・・・・・
今はそれ・・・・・
カイジ、帰宅・・・・・・・
カイジ「・・・・・・・」
利根川「なんだその顔は・・・・まさか、全財産を」
カイジ「違う・・・・そんなんじゃねぇっ・・・・・」
利根川「・・・・・・・・?」
カイジは話した。
沼での一件。
1050年地下労働を課せられた一条が復活したこと。
利根川、血の気の引く顔・・・・
無理もない・・・・・・
現実で全くありえないこと・・・・それが現状・・・・
しかし、復活した・・・
決死の生還・・・・・・!!
利根川「・・・・・そんなことが・・・・・まさか、70億ペリカを返済するとはな・・・・・!」
カイジ「よせよっ・・・・あるわけねぇだろっ・・・・そんなこと・・・!」
この恐怖を癒すのは、デレステ。
カイジ、利根川、共に専念。
そしてイベントの翌日。
@イベント会場
カイジ「唯ちゃんは・・・・やっぱいないか・・・・」
利根川「必死に働いている頃だな・・・・外出券をそうやすやすと使えなかったろう・・・・・・」
カイジ「なら唯ちゃんの分まで・・・!」
一条「か、カイジ・・・・・!?」
カイジ「な、南条!!」
一条「だから一条・・・・!!」
カイジ「上条が何故・・・!」
一条「一条だって言ってんだろ・・・・!!」
利根川「まさかお前もPか・・・・佐城・・・・・・!!」
一条「一条・・・・!」
一条「二人がここにいるということは・・・即ちP・・・!こんなにいやがったのか・・・!」
カイジ「お前までPだったとは・・・・どうなってやがんだ帝愛・・・・・」
利根川「四条・・・?」
一条「何回やるのこれ・・・・・!!!」
カイジ「なっ・・・・・?」
利根川「古参P・・・・だとっ・・・・・?」
一条「はい・・・」
一条「私はデレマス稼働時からPをしている者です。イベントの出席、及びグッズやCD・・・全て揃っております・・・」
カイジ「上がらねぇ・・・・・頭が・・・・上がらねぇ・・・・・」
一条「ククク・・・・ハハハ・・・!」
カイジ「(笑っていられるのも今のうち・・・・!たとえ俺が新参でも、古参張りのコールを見せてやればいい・・・・!!)」
カイジ「(勝算はある・・・・!負けてたまるか・・・・・!!)」
一条「カイジ・・・・お前がどれだけデレマスを知っているか・・・テストしようじゃないか・・・・」
カイジ「あ、あぁ・・・!」
一条「小関麗奈の趣味は・・・?」
カイジ「イタズラだ・・・!美世のベンツをパンクさせる程の・・・!」
一条「クズすぎるわっ・・・・!では、闇に飲まれよの意味は・・・?」
カイジ「地獄へ行け・・・!班長・・・・!」
一条「全っ然ちげぇ・・・・!!」
一条「そうだカイジ・・・・・お前にこれをやろう・・・」
カイジ「名刺・・・・?いるかっ!こんなもの・・・・!お前の薄汚い名刺なんざ・・・・・!」
カイジ「は・・・・・・・?そ、それ・・・・名刺・・・・!!」
一条「おーっと・・・・そうかカイジくんは・・・・名刺も知らないのか・・・・!」
一条から手渡された名刺、そこに刻まれていたのは
『一条P 担当:小早川紗枝』・・・・・
カイジ、アイマス界に名刺が存在することを今知る・・・・
古参・・・・!
圧倒的古参・・・・・!
カイジ不甲斐なく号泣・・・・!
一方利根川同じく、号泣・・・・!
お互い知らなかったのだ・・・・!!
カイジ「小早川・・・・・だったのか、担当・・・・」
一条「そうどすっ・・・!」
カイジ「京弁やめろ・・・・・・!」
一条「ちなみにカイジ・・・・お前の担当は・・・・?」
カイジ「迷うことなき、きらりだ・・・・!諸星・・・・!」
一条「ほう・・・・きらりか・・・・良い所に目を付けたな・・・・・」
一条「あの高身長から繰り出す幼さ・・・しかし周りの事を誰よりも気遣いかつ謙虚・・・・・ギャップ・・・」
カイジ「さすが古参・・・・」
一条「ちなみに利根川さんは、誰を・・・・・?」
利根川「ワシは・・・・・・」
ワァァァァ!!
三人「!?」
一条「始まった・・・・!」
カイジ「この日のためにコールを練習してきた・・・・!新曲でもなんでも来やがれ・・・・!」
声優『お願いシンデレラ~!』
カイジ「き、来た・・・・・!代表曲・・・・!!」
カイジ、お願いシンデレラコールを完璧にこなす。
続いてお願いshall weも難なくクリア・・・・
さらにあんずのうた・・・羞恥関係なく全力の合いの手・・・・
新参ながら一条に見せつける。
だが・・・・・・・・・・・
声優『次は・・・・TOKIMEKIエスカレート!』
カイジ「え・・・・・・・?」
利根川「よしっ・・・・!」
一条「来たかっ・・・・・!!」
カイジ「トキメ・・・・え?何この歌・・・・・?」
盲点!死角!ノーマーク!
デレステの曲が全てだと思っていたカイジ、大失態・・・・!
妹、城ケ崎莉嘉のDOKIDOKIリズムを知っていても、姉の曲は知らない・・・・!
不覚・・・・・!
湧き出る汗、緊張、焦り、不安・・・・
開始数秒で憔悴・・・・・!
最悪の事態・・・・!
カイジ、一歩も動かず、静止・・・・・・!
カイジ「あぁ・・・・・あぁ~・・・・・・!!」ボロボロ
一条「(どうやら知らないようだな・・・・このTOKIMEKIエスカレート独特の合いの手を・・・・・!ククク・・・・抗え・・・そして苦しめ・・・・・!!ハハハ・・・・・・・!!)」
カイジ、苦戦。
サイリウムを落とし、それを拾うことさえ出来ない。
微動だにせず・・・・・静止・・・・・。
悔いるは・・・浅はかさ・・・・・。
カイジ「(クソッ・・・・知るか・・・・こんな歌・・・・!何故配信されてないっ・・・・!)」ボロボロ
カイジ「(でもいい曲・・・・!クソ・・・・!何も出来ねぇ・・・・・!無力・・・・愚かさ・・・・!!)」ボロボロ
声優『あなたに甘えたりして、初めてだらけしたい♪』
周囲「はーいはーいはいはいはいはい!」
カイジ「・・・・・!!」
カイジ「この感じ・・・・・・まさかっ・・・・・・・・!!!」
見える突破口・・・・・・・・・!!
突破口・・・・・・・!!
周囲「フゥフゥ!」
カイジ「(・・・・そうか・・・・なるほどなるほど・・・・なるほど・・・・そういうことか・・・・そういう話か・・・・!)」
カイジ「(曲のコールは精々三種類・・・・・それを考慮すれば・・・・・)」
カイジ「(知らない歌でも・・・・例から見ればコールは出来る・・・・!あとはGOINに周りに合わせる・・・・!!)」
カイジ「(多少周りとズレるが、曲を予測すれば難しい話ではない・・・・)」
カイジ「フゥ・・・!フゥ・・・!」
カイジ「(そうよ・・・・他の曲を参考にすれば・・・・この後の展開だって・・・・!)」
カイジ「(なし・・・・・問題ナシ・・・・・!!)」
一条「ククク・・・・・・!!」
声優『ハートはデコらず 伝えるの~♪ 本当の私を見てね 見てて~♪』
カイジ「(よしっ・・・・終わった・・・・!後は後奏を待つのみ・・・・!!)」
周囲「ティー!」
カイジ「え・・・?」
一条「オー!」
カイジ「なに・・・・それ・・・・・」
利根川「ケー!」
カイジ「なんだよ・・・・・それぇ・・・・・!!」
一条利根川「TOKIMEKI・・・・!!」
カイジ「なんなんだよぉ~~~っ・・・・・・・!!!」ボロボロ
カイジ「(今の合いの手・・・・例外・・・・!)」
カイジ「(クソ・・・ここに来て・・・特殊コール・・・・!ふざけろっ・・・・・!)」
カイジ「(どうすりゃいいんだ・・・・・!おねシン如く簡単なわけじゃナシ・・・・!!)」
カイジ「(クールもパッションもキュートも関係ナシ・・・・・・!)」
カイジ「(ダメだ・・・・塞がれた・・・・せっかくの突破口・・・・塞がれた・・・・・!)」
カイジ「(四面楚歌・・・絶体絶命・・・・・これ・・・・この言葉がピッタリ・・・・・!)」
カイジ「(このままコール出来ず終わるのが関の山・・・・とどのつまり・・・・・・)」
カイジ「(ただ突っ立って一体感を共有せず、茫然と・・・・・・なんで・・・・!)」
カイジ「(どうすりゃ・・・!探せ・・・!何かあるハズ・・・・!ある・・・・・!)」
カイジ「(さっき利根川や一条が言ってたティーとオーとケー・・・・この三つが織りなす答え・・・・・)」
カイジ「(ティーってのは茶・・・?ならオーは何・・・・?ケー・・・・)」
カイジ「(は・・・・・・!!)」
カイジ「(ま、まさかっ・・・・・・・!!)」
その時カイジ、電流走る・・・・・・・!
カイジ「(ティーオーケー・・・・!お茶OK・・・・!なるほどっ・・・・そういうことか・・・・!)」
カイジ「(だが待てよ・・・・何故唐突に茶の話・・・・・?確か城ケ崎美嘉の趣味は・・・・・)」
カイジ「(カ・・・・カラオケ・・・・・!そうだ、カラオケ・・・・・!!)」
カイジ「(ならお茶の話・・・・ドリンク!ドリンクだ・・・・!注文・・・・!茶・・・!これだ・・・・!)」
カイジ「(後のオーケーの部分は・・・カラ『オーケー』と被せてやがるのか・・・・!なるほど・・・・!)」
大誤算。
カイジ「(だ、だが・・・・・それが解読したってなんになる・・・・!?次がわからなけりゃ意味がねぇっ・・・・)」
カイジ「(茶・・・・ドリンク・・・・・城ケ崎・・・・・)」
カイジ「(はっ・・・・・・!)」
カイジ「(コーヒー・・・・?城ケ崎の売りは・・・ギャル・・・・!だがその裏は・・・処女・・・!ギャル気取りの処女・・・・!)」
カイジ「(処女ビッチ・・・・!これだ、これ・・・・・!!なら子供が背伸びして飲みたがるもの・・・・・)」
カイジ「(コーヒー・・・・・!きっと飲めないハズ・・・・!城ケ崎は無理して飲むハズ・・・・!!)」
カイジ「(答えは・・・・・コーヒーNO・・・・!)」
カイジ「(コー!ヒー!NO!TOKIMEKI・・・・合ってる・・・・!リズムもしっかり・・・・!巧妙・・・なんて巧妙・・・・・!)」
草の生える大誤算。
カイジ「(来やがれ・・・・!コー・・・・・!)」
周囲「エーム!!」
カイジ「(え・・・・エム・・・・・!?)」
カイジ「(エムって何・・・・?はぁ・・・・?)」
カイジ「(・・・・あっ!マックス・・・・!マックスコーヒー・・・・・!!)」
カイジ「(あれなら甘いから子供でも飲める・・・・・!考えたな・・・・畜生・・・・・!)」
カイジ「(なら次はMAXのエー・・・・!)」
周囲「イー!」
勘違いMAX!
カイジ「(イー!?今イーって・・・・!?何それ・・・・どういうことだっ・・・・・!全然違うじゃねぇかっ・・・・!)」ボロボロ
カイジ「(誰だ・・・・コーヒーとかぬかした奴・・・・・・!!)」ボロボロ
自分。
カイジ「(エムイー・・・・・ME・・・・この二つ・・・・恐らく最後の一文字からのTOKIMEKIのコール・・・・・)」
カイジ「(コーヒー・・・・!)」
カイジ、コーヒーから離れない。何故か固執。
カイジ「(エムイー・・・エムイー・・・・・・・・)」
カイジ「(・・・・・・・!)」
カイジ「(ME・・・・逆にすればEM・・・・・!)」
カイジ「はっ・・・・・!!」
カイジ「エメラルドマウンテン(Emerald Mountain)・・・・・・!!!)」
カイジ「(逆なのはギャルの使いたがる業界用語・・・・!ヒーコー・・・!エムイー!!)」
カイジ「(エメラルドマウンテンはアンデス山地で収穫・・・それに似た豆・・・・・)」
カイジ「(答えは・・・・・キリマンジャロ山で取れる・・・・・!)」
カイジ「(キリマンジャロのK!!)」(Kilimanjaro)
周囲「ケー!」
カイジ「ケー!」
勝利・・・・!!
圧倒的勝利・・・・・!!
コーヒーの種類でコールを制覇するカイジ・・・・・!
天才的馬鹿・・・・・・・!!
@カイジ宅
カイジ「まさか・・・・デレステにある曲が全部じゃないとは・・・・」
利根川「お前の思っている以上に、まだ楽曲はある・・・・」
カイジ「マジ・・・・欲しいのは山々だが、課金を考えれば簡単に手がでねぇ・・・っ」
一条「まだ金のない生活を送っているのか」
カイジ「アパートを見れば一目瞭然・・・・・金を借りるなんてこりごり・・・・・・」
一条「遠藤とやらに借りればいいだろう・・・・」
カイジ「誰があんな奴・・・・・!」
カイジ「そういや、遠藤さん・・・・誰Pなのかな・・・・・」
利根川「土屋亜子・・・・」
カイジ一条「あぁ~・・・・・・」
カイジ「いや、案外千川かもしれねぇ」
利根川「賭けるか・・・・・?」
カイジ「いいぜ・・・ちょうど金がなくて困ってたんだ・・・・!」ポパピプペ
カイジ「・・・・・・・」
カイジ「あっ、遠藤さん?」
遠藤『どうしたカイジ・・・まさか金を返せって言うんじゃあねぇだろうな・・・』
カイジ「そんなんじゃねぇっ・・・・・遠藤さん」
遠藤『なんだ・・・・・』
カイジ「誰Pだ・・・・・?」
遠藤『は・・・・・・?』
遠藤『何を言ってる・・・・・・?』
カイジ「とぼけても無駄だっ・・・・・!やってるんだろ・・・デレステ・・・・!」
遠藤『デレス・・・・なに?』
カイジ「シンデレラガールズだっ・・・・!」
遠藤『いや、俺はミリオンライブしか興味ないが・・・・・』
カイジ「寝ぼけたことを・・・・・!」ピッ
利根川「引き分けか・・・・・・」
カイジ「無駄な労力・・・・遠藤、やっぱり金返せ・・・・!」
一条「・・・・・・・・・・・」
一条「そういやカイジ、お前アニメは見たのか・・・・?」
カイジ「アニメ・・・・?なんだそれ・・・・?」
利根川「知ってすらないのか・・・・ゴミめ・・・・・」
カイジ「え・・・・?え・・・・・?」
利根川、一旦カイジ達を家に招き、デレアニを視聴。
アニメより気になったのが、実質利根川の家・・・・・。
豪邸。
圧倒的豪邸。
何もかもが豊富な環境・・・・
その中で最も目を引かれたのが・・・・・
デレマスのポスター・・・・!!
キモオタの部屋・・・・!!
カイジ「(うわぁ・・・・・)」
一条「(さすがにこれは・・・・・)」
カイジ一条「(引く・・・・・)」
利根川「さぁ、座りたまえ。このテレビで見るとしよう・・・・」
カイジ「テ、テレビ・・・・!?嘘つけ、これはテレビって言うより・・・・もはやスクリーンじゃねぇか・・・・!」
利根川「羨ましいかな・・・・?」
カイジ「クソッ・・・・!クソッ・・・・・!」
ここでカイジ、デレアニを視聴。
知っているキャラが動くことの喜びが抑えられず・・・・
号泣・・・・・。
ガバガバの涙腺。
だが・・・・・!
カイジ「あぁ・・・!!黒服・・・・・!!オレはもう関係ないって・・・!!」
一条「落ち着けカイジ・・・・!あれはPだ・・・・!」
カイジ「プロデューサー・・・?ふざけろ・・・!アイツはきっと帝愛の部下・・・・そうに決まってる・・・!」
一条「お前馬鹿か・・・・!利根川さん、コイツどうにか!」
利根川「黒服・・・!?やらん・・・!二度と土下座などやらんぞ・・・・!!」
一条「なぜに・・・・・!!!」
それからカイジ、1話から視聴を続け・・・・・・
3話
カイジ「これがTOKIMEKIエスカレート・・・!すげぇ・・・!踊る・・・!踊りやがる・・・・!」
10話
カイジ「凸レーション・・・・なんだ・・・この神ユニット・・・・!!」
17話
テレビ『お姉ちゃんって辛いよねっ・・・・・!』
カイジ「・・・・・・・・・」
カイジ「(オレの姉ちゃんもやっぱ馬鹿な弟持って辛かったのかな・・・・みりあちゃんも姉か・・・)」
カイジ「・・・・あ?」
カイジ「オレの姉が・・・・みりあちゃん・・・・?」
カイジ「だ・・・だったら・・・・!オレは・・・・!」
カイジ「アカギカイジちゃん・・・・?」
そして迎える最終回。
カイジ「あぁ~・・・・・」
カイジ「ああぁぁ~・・・・・・!!!」ジタジタ
カイジ「終わっちまったぁ~・・・・!!」ジタジタ
最終回・・・その名の通り最後・・・・もう会うことはない。
虚無感。これが離れない。
明日から何を楽しみに生きればいいか、
何を待てばいいか・・・・
わからない。
カイジ、即座にデレステを開き癒しを求めるも、
目に入った渋谷、島村、本田を見て・・・・
フラッシュバック・・・・!
絶えぬ走馬燈・・・・・!!
カイジ、またしても虚無感・・・・!
もう会えないっ・・・
痛感・・・・・・!!
カイジ「・・・・・・・」
カイジ、放心状態。
普段の無力から、さらに悪化した状態。
最悪・・・・・。
カイジ「鷺沢・・・橘と新田のユニット・・・・あぁ・・・・!」
利根川「目を覚ませ・・・・カイジ!」
カイジ「!」
利根川「落ち込んでても何も変わらん・・・・終わったんだっ・・・・!アニメはっ・・・・!」
カイジ「・・・・・・一条、どの回が好き・・・・?」
一条「オレは紗枝はんが出た回・・・・」
利根川「無気力なまま過ごす気か・・・・!ならお前は最初の自分に逆戻りだ・・・・!クズで無気力でどうしようもなくっ・・・!」
カイジ「KBYD・・・・輿水も小早川も姫川も・・・・・皆・・・可愛い・・・・!!」
一条「紗枝はん可愛いどすえ・・・・!!」
カイジ「あの可愛さあきまへん・・・・!!」
カイジ「あきまへん・・・・・!!」
カイジ「ダメだ・・・!坂崎のおっちゃんで再生されるっ・・・・!」プルプル
利根川「話を聞けっ・・・・!!!」
利根川「アニメが終わった今・・・・彼女たちに会いに行く術・・・わかるかな?」
カイジ「ガチャ・・・・!!」
利根川「その通り・・・・!」
カイジ「今なら、引ける気がする・・・・!来いSSR・・・!渋谷、島村、本田・・・・・!!」
カイジ「って、惑わされるかっ・・・・!ここでオレが破綻して・・・それを笑うのがお前の魂胆・・・!バレバレなんだよ・・・!」
利根川「ククク・・・・惜しいな・・・・・」
一条「ならオレが引く・・・・!」
カイジ「は・・・はぁ・・・?何いってんだお前・・・?そんな程度の覚悟で引けるわけっ・・・・」
利根川「ならワシが引く・・・!」
カイジ「お、おいおい・・・!」
一条「ここは私に引かせてください・・・!」
利根川「いいやワシが・・・・!」
カイジ「・・・・」
一条「今なら当たる気がするんです・・・!」
利根川「こちらも最後の美波が当たる気がするのだっ・・・・!」
カイジ「・・・・・・!!」
カイジ「じゃっ・・・じゃあオレが引く・・・!!」
利根川一条「どうぞどうぞ・・・・・・!!」
カイジ「クソがっ・・・・・!!」
カイジ「い、一回・・・!一回だけだからなっ・・・・・!」
カイジ「ったく・・・・浅はかだぜ・・・・オレも・・・・ほら、引いた引いたぞチクショウ・・・・!」
利根川「なっ・・・・?」
一条「嘘だろ・・・・・!」
カイジ「え・・・?」
カイジが徐に引いたガチャ・・・・
物欲センサーが発動しなかったためか・・・・
SSRこそなかったものの
出目は・・・・!
SR五枚・・・・!!
カイジ「何ぃっ・・・・・!?」
カイジ「が・・・ガバガバじゃねぇか・・・・・!!」
カイジ「引ける・・・!これなら引ける・・・・!あぁ・・・でも今のが実質最後の課金・・・・・!課金すれば・・・今月美波を逃して次・・・・!」
カイジ「・・・・・・・・・利根川」
利根川「・・・・・?」
カイジ「ギャンブルしろ・・・・・!課金をかけて・・・・・!」
利根川「・・・・・・」
利根川「受け入れよう・・・・・では、何で勝負だ・・・言ってくれればEカードもジャンケンも用意するが・・・・」
カイジ「そんなのはいいっ・・・・!もっとシンプルかつ巧妙な勝負・・・・!」
カイジ「笑ったら負けゲームだ・・・・・!」
一条「な、なんだそれ・・・・!」
カイジ「名前の通りさ・・・!LIVE中に笑わせてコンボを逃せば勝ち・・・・!賭け金は・・・」
カイジ「5万・・・・!」
一条「ふ・・・ふざけるなっ・・・・!」
カイジ「おっと、別に一条はやらなくてもいいぜっ・・・・!帝愛の借金プラス、オレや利根川に借金を作るんだからなっ・・・!」
一条「誰が・・・・誰が貴様なんぞに負けるかっ・・・・!」
一条「オレも参加するぞ・・・!カイジ・・・・!」
カイジ「(馬鹿が・・・・・まんまと話に乗りやがって・・・・お前はやっぱり大馬鹿者さっ・・・・・!)」
利根川「カイジ君、どうやら相当自信があるようだなっ・・・・・だがその張り、返り討ちになる・・・・・」
カイジ「はっ!なんとでもいいやがれ・・・・!オレはお前を笑わせて、その金で美波を引くっ・・・・!」
利根川「やってみろ・・・・ククク・・・・カカカ・・・・・・!」
利根川「どれ・・・・私から参ろうじゃないか・・・・」
カイジ「曲は・・・・!」
利根川「ましゅまろキッスだっ・・・・・!」
一条「ぐっ・・・・!」
一条、早くも吹き出しそうになるが、耐える・・・!
カイジ「(予想通りだ・・・奴は自分のキャラを理解しているからこそ、きらりの曲を選んだ・・・・甘いな利根川・・・大甘だっ・・・・!)」
だが・・・・・
利根川「ましゅまろほっぺ・・・・・!指先でぷにぷに・・・・!」
カイジ「はっ・・・・!はっ・・・・・!」
予想はしていても、いざ本番を迎えれば地獄・・・・
笑いの地獄・・・
利根川から繰り出される全力きらりボイス。
無駄な歌唱力。
だが、本当の地獄はこれから・・・・・!
カイジ「(だが慣れた・・・・!これから替え歌はないっ・・・即興で出来るほど簡単じゃねぇっ・・・!ならこのまま歌って終わり・・・!ただ耐えればいいだけの話・・・・・!)」
利根川「楽しそうに・・・・あなたがはじいて笑う・・・ぷにぷに♡」
カイジ「(!?い、今ハートが聞こえたっ・・・・・!利根川今すごい可愛い声出した・・・!!)」
利根川「ましゅまろほっぺ♡私あなたの楽器♡♡」
カイジ「ぐっ・・・・・!」
一条「ブフッ!!」
一条、脱落。
利根川「大好きチュッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡わかるかな・・・・♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
カイジ「ハート使いすぎ・・・・・!」
利根川「私の担当はな・・・・カイジ君・・・・」
カイジ「!?」
利根川「仁奈でごぜーますよ♡♡♡」
続いてカイジ、脱落・・・・・!!
カイジ「卑怯だ・・・・何もかも・・・・!」
利根川「勝負を仕掛けて負けるとはなっ・・・・」
カイジ「まだだっ・・・・!まだ負けちゃいねぇっ・・・・!」
カイジ「オレの番・・・・・!」
利根川「受けてたとう・・・・」
一条「ならオレも・・・!」
カイジは、ミツボシを選択。
ミツボシはリズムゲ―の不得意な利根川にとって痛手。
不利。
だが、もともとカイジはそれ狙いではなかった。
カイジ「行くぜ・・・・!覚悟しろ・・・!」
利根川「負けてたまるか・・・・・!」
カイジ「奪えっ!限定ジャンケンでミツボシ・・・・・・!」
破戒的替え歌・・・!!
利根川「(替え歌か・・・・・これは用心・・・!)」
カイジ「悩み事・・・尽きない時代だ・・・傍にいてくれる友達(45組)に感謝・・・・!」
圧倒的感謝・・・・!
カイジ「どんな時もお金がいるからっ・・・!」
カイジ「なんて裏切りも・・・真顔で言われる・・・!」
利根川「ぐふっ・・・!」
カイジ「夢に夢見た大ギャンブル・・・!手を賭けたなら、切断の条件も怖くないっ・・・・!」
カイジ「ミツボシ、パッて取られて(話に)飛び乗って嘆声っ・・・・!」
カイジ「金と星とパーを目指しゆくよ、今さら・・・・・!」
カイジ「ミツボシ揃って上がって返済って歓声・・・・・!」
カイジ「金を賭けてノンストップ&ダッシュ・・・!」
カイジ「船井ミツボシ・・・・!」
利根川「唐突な船井っ・・・・・・・!!」
利根川、顔面草まみれ・・・・・!
カイジ「どうだ・・・利根川・・・!これでボロ儲けっ・・・!」
利根川「・・・・・確かに私の負けだが、そう上手くはいかんようだなっ・・・・・」
カイジ「は・・・・・?ま、まさか・・・・・!」
対戦相手は二人・・・・その一人、一条・・・!
口角、微動だにせず・・・・・!!
一条「限定ジャンケン・・・・?なんだそれ・・・・・?」
カイジ「あぁ~~~っ・・・・・・!!!」
エスポワールの一件を知らない一条。
余裕の表情・・・!
カイジ「クソォ・・・・!クソォ・・・・・・!!」ジタジタ
一条「最後はこのオレか・・・・覚悟しろカイジ・・・!お前を倒す・・・!」
カイジ「なんでもきやがれ・・・!」
一条、Happy×2 daysを選択。
カイジ「(Happy×2 days・・・・確かに一条が歌えば面白そうだが・・・・もうその手は通用しない・・・・)」
カイジ「(それに替え歌も・・・何が来ても笑わない自信がある・・・・!)」
カイジ「(そ、そうだ・・・!そうよ・・・・!聞かなきゃいいんだ・・・!考えなければいい・・・!)」
カイジ「(一条の替え歌を聞かず、自分のLIVEに専念すればいい・・・!簡単なこと・・・・・!)」
一条「・・・・設定を3Dにしてもらえるか・・・・・・・?」
カイジ「す、3D・・・・!?」
一条「あぁ・・・・・」
カイジ「ククク・・・・・ハハハ・・・・!フフフ・・・・!!」
一条「な、何がオカシイ・・・・!」
カイジ「何を言い出すかと思えば・・・3D・・・・!それで邪魔しようってのか・・・!だが一条、それは無理・・・・!なんせオレはいつでも3Dだからなっ・・・!勝てると思ったのか・・・・!?」
利根川「ククク・・・・・」
カイジ「例えアイドルがどんなに可愛く踊ろうと、オレはコンボに集中する・・・・この勝負、どのみちお前の負けだ、一条・・・!」
一条「・・・・・・・・」
一条から言い渡された、3Dの条件。だがそれは、カイジ達の勝利の確信を与えるだけだった・・・・。
カイジ「ほら、見ての通り3D設定・・・・貰った・・・!お前の金も・・・・!」
鳴り始める伴奏・・・始まる最後の大勝負・・・・!
一条の番・・・・・!
すると一条、おもむろに立ち上がる・・・・!
カイジ「は・・・・?何立って・・・・・」
そして・・・・
踊る・・・・!!
猛烈に・・・踊る・・・・!
Happy×2 days・・・・
踊るっ・・・・!!!
カイジ「なっ・・・・フフフっ・・・・!」
利根川「ぶふっ・・・!」
早くもコンボを逃す二人・・・・一条の策・・・・・必殺・・・・・!
笑い殺すだけの単純かつ卑怯な必殺・・・・!Happy×2 daysの曲に合わせて踊る一条・・・!
1ミリのくるいもなく完璧っ・・・・!カイジのスマホの前で一心不乱に踊る一条・・・・!
迫真の顔・・・・!そのままカイジの顔を覗き込み踊る・・・・ガン見・・・・!!
一条・・・踊りながら真顔でガン見・・・・!しかし一条の口元をよく見れば・・・・・
微かにくちずさんでいる・・・・・!Happy×2 daysを・・・・・!これに耐えられずカイジ・・・吹き出す・・・・!
利根川も・・・・!圧勝・・・・!一条の圧勝・・・・・!!
カイジ「あ・・・・・・あ・・・・・・!」
ヘナッ・・・・
一条「ク・・・ククク・・・・カカカッ・・・・!」
一条「終わり終わりっ・・・・!終戦・・・・!敗者決定・・・・!倍払い・・・・・!」
カイジ「あああ~・・・・嘘だ・・・・・夢だろ・・・・これ・・・・夢に決まってる・・・・!」
一条「ところがどっこい・・・・・夢じゃありません・・・・!現実です・・・!これが現実・・・・・!」
カイジ「一条ぉ~~~~~・・・・・!!」
一条「オレの勝ちだっ・・・・!破産者・・・!お前は破産者なんだよ・・・・!所詮・・・・!!」
カイジ及び利根川の掛け金の倍払い。
その金でガチャに挑む・・・。
何もかも勝利した一条だったが・・・・・・・
異変・・・・・!
一条に異変・・・・・・!!
一条「は・・・・・・?」
利根川「オカシイな・・・・」
カイジ「何かがっ・・・・何かがオカシイっ・・・・・!!」
一条「ば・・・・馬鹿なっ・・・・・!」
一条「300連で・・・SSR一枚もなしだなんてっ・・・・・!!」
カイジ「お・・・オカシクないか・・・・?SSRはまだしもっ・・・SRも毎回一枚だなんて・・・!」
利根川「あ・・・・ありえん・・・・!!」
カイジ「変じゃん・・・・だって10回だぜ・・・?10回を三十回も引いてるのに・・・・!変じゃん・・・!」
カイジ「もうやめろ一条・・・!絶対出ない・・・!」
一条「何バカなこと言っち・・・!帰っら怒るゆ・・・・!」
感じ始める・・・・ある違和感・・・・!
だが・・・本当は100連の時点で気付いていた・・・・。
皆まさかと思っていた事態・・・・
ブロック発動・・・・・!
利根川「試しに・・・・」
利根川、3000円のパッキーを提出。
ガチャを引くもSR一枚とR・・・・
カイジ「カイジもやーるっ・・・!カイジもやーるっ・・・!」ピョンピョン
続いてカイジ・・・結果は同じ・・・・
カイジ「やっぱり・・・何かがオカシイ・・・とても運否天賦でなんとかなる確率じゃないっ・・・!」
カイジ「1.5%・・・・明白な嘘っ・・・!汚ぇ・・・!」
一条「こんなことがっ・・・・がっ・・・・!」
ぶわっ・・・・
一条「なんでっ・・・全然出ないじゃんっ・・・・!」
利根川「この結果は当然のものだっ・・・・!」
一条「当然・・・?酷いよ・・・馬鹿みたいじゃん・・・・!」
一条「もういいよっ・・・!私デレステやめ」
バタン!!!
一条「・・・・?」
カイジ「なっ・・・え・・・え・・・」
カイジ「遠藤さん・・・・!!」
遠藤「はぁ・・・はぁ・・・!」ゼェーゼェー
唐突な遠藤。
カイジ「はっ・・・金返せ遠藤・・・・!」
遠藤「カイジ・・・!今はそんなこと言ってる場合じゃねぇ・・・・!」
カイジ「な・・・なに・・・・?」
遠藤「デレステが・・・・・!!」
遠藤「買収された・・・・!帝愛に・・・・・・!!」
一条「なっ・・・・・!」
利根川「なにっ・・・・・!」
カイジ「あぁ・・・・あぁ~~~~っ・・・・・!!」
ぐにゃあぁ・・・・・
カイジ「終わり・・・何もかもっ・・・・帝愛の傘下・・・・ジジイの・・・・・・!!」
カイジ「あぁ~~~っ・・・・!」ジタジタ
無力すら感じない瞬間・・・・
自分の力ではどうにもできない事態・・・・
カイジ、ただ畳に涙を染み込ませるだけ・・・・!
利根川、立ったまま気絶・・・・!
泡吹いて気絶・・・・!
一条「逃げるぞ・・・・・!」
カイジ「え・・・・?」
一条「一旦逃げるぞ・・・・!ミリマスに・・・・・!」
カイジ「ミリ・・・?」
一条「アイドルマスターミリオンライブ・・・・!逃げるぞ・・・・!」
カイジ「なんだよそれ・・・!ミリなんたらって・・・・!」
一条「アイマスにはいくつかコンテンツが分かれていて、そのうちの一角・・・!」
一条「しばらくはっ・・・・!ミリマスに逃げっ・・・・・・!!」ブワッ
ミリマスに逃げようと頭で考えるも・・・紗枝はんが頭から離れない一条・・・
体が動かない・・・
だが、彼女は優しく語り掛ける・・・・
もうダメどす・・・・!
終わりどす・・・・・!
一条「カイジ・・・・・!!一旦デレステとは縁を切る・・・・!このままいけば・・・また帝愛に・・・!」ボロボロ
カイジ「一条・・・・!」ボロボロ
一条「オレは二度と紗枝に・・・・紗枝に・・・・会えない・・・・・!」ボロボロ
こんちきちん・・・・!
こんちきちんっ・・・・!
利根川「ワシも仁奈に会えんのか・・・・!!」
カイジ「そもそもデレステにいねぇだろ目を覚ませ・・・・!!」
遠藤「ミリマスのことなら・・・任せろ・・・・!絶対にお前らをミリPにしてやる・・・・!」
カイジ「無理だ・・・無理・・・・・!デレステじゃないと・・・・!」
カイジ「ミリマスなどに・・・・興味なんてねぇっ・・・・!」
遠藤「馬鹿がっ・・・・!ミリマスが万が一アニメ化したらどうするっ・・・・!」
遠藤「放送中に『ミリマスPは楽しそうだな・・・』と指を咥えて見るつもりか・・・・!!」
カイジ「でも・・・オレみたいに新規でもデレアニを楽しめるならっ・・・!」
遠藤「それはお前が・・・!ちょっとでもデレステをやっていたからだっ・・・・・!だからより一層面白かった・・・!」
遠藤「新規と古参じゃ・・・・わかるネタとわからないネタがあるんだっ・・・・!」
カイジ「あぁ・・・!!あぁ・・・・・・・!!」
遠藤「どうする・・・・!カイジっ・・・・・!!」
カイジ「遠藤さん・・・!」
カイジ「オレに・・・オレにミリマスを教えろ・・・・・!!」
遠藤「あぁ・・・・・!教えてやる・・・・!端から端まで・・・・・!!」
カイジ達の突破口・・・ミリオンライブ・・・・!
デレステが帝愛の傘下をくぐった今・・・・
逃げるのはそこっ・・・・・!!
カイジ、利根川、一条・・・・・
Wellcome・・・・!
圧倒的Wellcome・・・・!
数日後
ガチャ
班長「カイジくん・・・利根川さん・・・・!新ガチャに担当が・・・・!」
カイジ「あぁぁ~~エミリー・・・・!可愛いすぎるっ・・・!犯罪的だっ・・・・!」
利根川「環・・・・!かわいいよ環・・・・!」
一条「ぷっぷかぷー・・・・!ぷっぷかぷー・・・・!」
遠藤「かなしほわっほい・・・・!かなしほわっほい・・・・・!」
班長「えぇ・・・・・な・・・なにこれ・・・・?」
【デレマス特典映像】
みりあ「みりあもやーる!みりあもやーる!」
武内P「赤城さん、これは若い人には……」
みりあ「大三元・・・・・」
ちひろ「なっ・・・・!」
みりあ「狂気の沙汰ほど面白い・・・・!」
終............................................
お付き合い感謝・・・・・!
続編はもう書かない・・・・・・!!
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