モバP「まゆから目が離せない」
モバP「やっぱりまゆからは目が離せない」
モバP「菜々さんから目が離せない」
モバP「幸子から目が離せない」

の続きになります。読んでなくても問題ないはず。

美波「おはようございます」

モバP「おはよう美波」

美波「お仕事中ですか、プロデューサーさん？　あれ、私の動画……？」

モバP「あ？　ああ……まあ」

美波「ファンの人が上げてくれたんですか？　えっとどれどれ……」

モバP「あ、待て美波！」

PC「美波とﾋﾟｰクロスしよ？」

PC「凄く気持ちいいんです！」

PC「身体が熱くなっちゃいました……火照っちゃいます」

美波「」ﾎﾟｶｰﾝ

ちひろ「美波ちゃんがアイドルらしからぬ埴輪みたいな顔をしてるわね」

モバP「戻ってこい美波！　そう言うのは幸子で足りている！」

美波「ぷぷぷぷプロデューサーさん！　ここここれは！」

モバP（あーやっぱり美波も大学生だしな……分かるよな。分からない訳が無いよな……）

美波「わ、私こんなエッチなこと言ってません！」

モバP「落ち着け。そんなことは分かってる。これはファン……？　が作った動画だ」

美波「で、ですよね……あーびっくりした……ってこんなのが四時間もあるんですか！？」

モバP「まだ最後まで見てないけどな」

美波「見ちゃだめです！」

モバP「お、おう」

美波「ああもう恥ずかしい……」

モバP「うちの事務所としてはあまりこういうのは嬉しくないからな」

モバP「美波も少し発言に気を付けて……と言ってもこれ大半は普通の発言を切り貼りしてるから難しいとは思うが」

ちひろ「とりあえず削除要求出しておきますね」

モバP「お願いします」

美波「こういうの私だけなんですか？」

モバP「他のアイドルにもあるんだけど」

PC「カワイイボクをハ、ラ、パンしていいですよ！」

PC「菜々はサン、十七歳のリアルJKですよ！」

モバP「とネタ系に走ってるのが多いな」

美波「どうして私だけ……」

モバP（雰囲気がドエロいからなんて言えない）

モバP「まあこっちでどうにかしておくから美波は気にしないでいいよ」

美波「はい……」

後日

モバP「まずはこれを見て下さい」

ちひろ「この前の美波ちゃんの出た番組ですね。罰ゲームでおでん食べたんですっけ」

モバP「はい。その時のキャプチャー画面がこれです」

ちひろ「ちくわ食べてますね……あ、もう落ちが分かりましたよ」

モバP「話が早いですね。恐らく予想通り……こうなりました」

ちひろ「モザイクかかってるといかがわしい物を咥えてるみたいですね」

モバP「更にその時の動画と以前の発言を加えて」

PC「ねえ、あなたの奴凄い美味しそうだね。一口頂戴？　あむっ」（モザイクちくわを目の前にして

PC「凄くおっきいね……」

ちひろ「アウトですね」

モバP「もろアウトですよ」

ちひろ「幸子ちゃんがおでん食べるとコントになるのに美波ちゃんが食べるとAVになっちゃうのは何でですかね……」

モバP「やはり……雰囲気じゃないでしょうか」

美波「な、何ですかその動画！？」

モバP「あ……」

美波「わ、私。私そんなえっちな事してないのに……」

モバP「大丈夫だ美波。俺もファンもそれは分かってる。あくまでネタとして遊んでるだけだ」

美波「嘘だってわかってても気分良くないですよ……やっぱり私に隙があるからでしょうか？」

モバP「うーん。というよりも美波はエロい！　みたいなイメージがファンの間で定着しちゃったのがな……」

美波「エロ……」

ちひろ「美波ちゃんも分かってると思うけど決してそこを強調してきたつもりはないのよ。むしろプロデューサーさんの方針としては健全よりだったから」

美波「そう、ですよね……ならどうして」

モバP「やはりそこは……美波が醸し出す雰囲気だろう」

美波「私の雰囲気ですか……？」

モバP「天然エロとでもいうべきか。動作の一々がエロい」

美波「」

ちひろ「プロデューサーさん。何か欲望駄々漏れになってません？」

モバP「声も無駄に色っぽくて切り貼りするだけでエロ漫画のセリフみたいになるし」

ちひろ「美波ちゃんが真っ白になったまま帰ってこないのでその辺で……」

モバP「す、すまん！　ちょっと変な事を言った！」

美波「雰囲気ですか……が、頑張ってみます！」

また後日

モバP「さて、美波の番組収録だけど……もうファンの人達の思い通りにはさせませんよ！　って気合入ってたけど大丈夫かな」

モバP「どうでも良いんだけどこれ凌辱ゲーのヒロインのセリフっぽいよなあ。どれどれ」

∵「ソウデスネワタシモソウオモイマス」

出演者「何か今日の美波ちゃんはクールだね」

∵「アタラシイワタシデスヨ」

モバP「美波！？　美波いいいいいいい！」

美波「すいません……やりすぎました。ストイックな感じなら大丈夫かと思ったんですけど」

モバP「ストイック通り越して埴輪になってたぞ」

モバP「いや、リハーサルだから良いんだけどさ……流石にあれだとちょっと新しい芸風を開拓しすぎというか……仕事偏るぞ。幸子みたいに」

美波「そ、それはちょっと……」

モバP「いつも通りで良いんだ。いつも通りの美波で。それが一番の魅力なんだから」

美波「プロデューサーさぁん……分かりました！　私、一生懸命頑張りますね！」

モバP「おう、行ってこい」

美波「美波、行きます！」

モバP「……………………」ｶﾁｬｶﾁｬ

ボイスレコーダー「私一生懸命頑張りますね！　ぁん、ぁん、ん……イ、ク……美波行きます！」

モバP「ふぅ……これは自分用だな」

モバP「美波はエロくて目が離せないなあ」

おまけ

モバP「なあまゆ」

まゆ「何ですかPさん？」

モバP「いや、最近昼飯が何時も同じ物食べてると思ってな……何か新しいダイエット法でもテレビでやってたのか？」

まゆ「Pさん？　女の子が同じ物食べてるからってそれがダイエットとは限りませんよ？」

モバP「だよな。それにまゆにはダイエット必要ないと思うし」

まゆ「うふふ……」

モバP「それでなんでなんだ？」

モバP「フランクフルトとおでんのちくわ。デザートにバナナとスティックアイスばかり食べてるのは」

まゆ「練習、ですよぉ」

モバP「練習？」

まゆ「はい、練習です。いつか披露しますねぇ♪」

モバP「よく分からんけど……楽しみにしてるよ」

まゆ「うふふふ……その言葉、忘れないでくださいねぇ」