王「勇者よ。魔王を倒して参れ」
勇者「はい」
王「そこに三つの宝箱があるだろう。それの中身を持っていけ、すれば必ずや役に立つだろう」
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―草原―
勇者「早速試してみたいが……どこかにモンスターは、」
スライム「ぼくは わるい スライム じゃないよ」プルプル
勇者「あれでいいな。先ずはベルトだ」
勇者「えっと……ベルトに風を浴びせて───変身!」シャキィン
スライム「ぼくは わるい スラ」
勇者「いくぞ悪党! ライダーパンチ!」ドーン
ただのパンチ。
そのはずだったそれは、スライムを木っ端微塵へと爆発させた。
これこそがライダーの力である。
勇者「ふむ……これが仮面ライダーの力か。凄まじいな」
―洞窟―
あれから、近くの村にて困っている人を見かけた勇者は、
それを解決するべく、洞窟へとやって来ていた!
ちなみに現在の勇者は、仮面ライダーであるッ!!
勇者「とぅ! たぁ! はぁ!」ドカッバスッドーン
ドラキー「キィ!?」ドカーン
ももんじゃ「ももん!?」ドカーン
リザードマン「ぐあああああああ!?」ドカーン
勇者「……凄い力だ。あっという間に洞窟の奥まで来てしまった」
ドラゴン「グオオォ(よくぞ ここまで やってきたな)」
ドラゴン「(だが きさまは ここで しぬのだ !!)」
勇者「……? ライダーキック!」ドーン
ドラゴン「グォ!?(ええい とつぜん とは ひきょうな !)」
勇者「耐えた……!?」
ドラゴン「グォォ……!(これでも くらうがよい ほねも のこさぬ ぞ)」ボォォ
勇者「うぉ……火炎の息!? だがしかし……うおおおおお!!!」
ドラゴン「グォ!?(耐えただと!?)」
勇者「今度こそは。くらえ必殺───ライダースクリューキック!!」ヒュイン……ドォォォン
勇者は洞窟の高さギリギリのところまで跳躍した。
そしてその際、勇者は自身の体を回転させていく。
その回転の力をそのまま利用した一撃。それをドラゴンへと目掛け、一気に脚を振り切った。
ドラゴン「キャイン!?(ぐわああ!?)」ドカーン
それを受けたドラゴンは犬のような鳴き声を洩らす。
そしてそれを最後の言葉に激しく爆発し、原型を無くした。
その後、勇者は怪物退治の礼として村からとある権利を貰う。
何でも、呼べばこの村から送り出してくれるとの事らしい。
―草原―
あれから、勇者はしばらく歩いて草原を渡っていた。
しかし、ある程度の距離まで辿り着いた辺りで、急激にモンスターの強さが変化。
それにより勇者は、苦戦を強いられる事となってしまっていた。
勇者「く……ライダーパンチ!」ドーン
オーク「そんな こうげき きかぬわ !」ボカッ
勇者「くは!?」ズザザザザー
勇者「駄目だ……強過ぎる。……は! そうだ。村でもらったあれを───来い、ガンダアアアァァム」パチンッ
勇者がそう叫んだ瞬間。どこからともなく白いロボットがやって来た。勇者は咄嗟にそれへと飛び乗る。
ロボットの名は、ガンダム。屈強な装甲にビーム兵器を秘めた、強力なモビルスーツであるッ!!
勇者「こいつ───動くぞ! 手始めにライフルで……!!」バシュン
ガンダムの手に持たれた一丁の銃、ビームライフル。
それについているスコープからオークへの狙いを定めていく。
そして、発射の時は来た。ライフルより撃たれたその桃色ビームは、オークをドロドロに溶かしてしまったッ!
勇者「凄い……あのモンスターがたったの一撃で消し炭に……」
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