佐天「この10日間の自家発電回数を表示する能力かぁ」(303)

佐天[0]「効果範囲はあたしを中心にして半径10メートルくらいみたい」

初春[0]「はぁ、このおでこに出てる数字がそうなんですか?」

佐天[0]「みたいだよ?あたしから離れると消えるし」

初春[0]「私も佐天さんも0ですね」

佐天[0]「うん、クラスには0じゃない人いたけどね」

初春[0]「ところで自家発電ってなんの事ですか?」

佐天[0]「えーと、わかんない」

初春[0]「そうなんですか?」

佐天[0]「初春もわかんないんだ」

初春[0]「まさか言葉通りでは無いでしょうからねぇ…ぜんぜん分からないです」

佐天[0]「なんの事なんだろね」

初春[0]「そうですねー」

佐天[0]「自家発電ってくらいだし御坂さんなら知ってるかなぁ?」

初春[0]「あ、そうかもしれないですね!」

佐天[0]「初春もそう思う?じゃあさっそく聞きに行こっか!」

初春[0]「はい!」

美琴[34]「自家発電?まあ、私は電気使いだしいっつもしてると言えばしてるわよ?うん」

佐天[0]「おお!御坂さん今まで見た人では一番多いですよ!」

初春[0]「普通に発電する事を指してるんですか…うーん?」

美琴[34]「違うの?まあ確かにそれだと限定的過ぎな能力だと思うけど」

佐天[0]「…そういえばレベル0の友達に回数が0じゃない人いたか」

美琴[34]「ん…どれどれ?」バチバチ


美琴[34]「……増えないわね」

佐天[0]「…あれー?」

黒子[9]「なんの話ですの?」

佐天[0]「あ、白井さん」

美琴[34]「…黒子は9回なんだ、やっぱり単純に言葉通りではないみたいね」

黒子[9]「はぁ、このおでこの数字の事ですか?」

初春[0]「はい、佐天さんの能力なんです」

黒子[9]「どんな能力なんですの?」

佐天[0]「えーと、10日間の自家発電回数を表示する能力です」


黒子[9]「」

美琴[34]「黒子?あんたなんの事か知ってるの?」

黒子[9]「ふぇ!?いっ、いえまったく検討もつきませんの!!」

佐天[0]「白井さんも知らないかぁ、じゃあ誰が知ってるだろ…」

初春[0]「そういえば先生には聞かなかったんですか?」

佐天[0]「聞いたよ?でも知らないって言ってた…なんか目は泳いでたけどね」

黒子[9](…まともな神経の教師なら教え子の女子にんな説明するわけないですわね…)


黒子[9](……しかし…お姉さまが34回!?どういう事ですの?わたくしまったく気づかなかったんですけど!?えっ?マジですの?)

美琴[34]「なんか気になるわね、よおし…私も何の事か調べるの手伝うわ」

佐天[0]「あ、良いんですか御坂さん!!さっすが頼りになる!!」

初春[0]「とりあえずネットで検索してみます?」

黒子[9]「……え、えと…スラングかなにかでしょうし分からないと思いますけれど」オロオロ

美琴[34]「そうかしら?」


黒子[9](……知られたらエライ事になりそうですし…どうしたものでしょう…うーん)

初春[0]「…えーと」ポチポチ

黒子[9](…っ!?そうこうしてる内に初春が検索を!!あぁ…まずいですの…!!)

初春[0]「…………………………………………………………………」


黒子[9]「う、初春?」

佐天[0]「何かわかった?」

初春[0]「…いえ、検索してもそれっぽいのはまったく引っ掛かりませんでした」

美琴[34]「そうなの?初春さんが調べてそうならやっぱわかんないかな…ネットで調べるのは諦めるか」

初春[0]「はい、やるだけ無駄です」

黒子[9]「…初春」

初春[0]「…世の中知らない方が幸せな事ってホントにあるんですね…白井さん」

黒子[9]「………そうですわね」

佐天[0]「やっぱり地道に知ってそうな人に聞いてみるしかないかなぁ…」

美琴[34]「そうねー、かなりマイナーな比喩なんだろうし苦労しそうよねぇ」

初春[0]「まあ良いじゃないですか、分からないなら分からないでも」

黒子[9]「そうですの、きっと時が立てば自然と理解できましてよ?」

佐天[0]「………ひどい…」ウルッ

初春[0]「…あ」

黒子[9]「うぐ…」

美琴[34]「…二人共、さっきのはひどいわよ?佐天さんがせっかく手に入れた能力なのよ?なのに分からないままでも良いなんて」

初春[0]「…う…ごめんなさい」シュン

黒子[9]「……ま、まあそうなんですけれど……あぅぅ」

佐天[0]「ま、まぁ良いですって!!そんなに謝らなくても良いですよ初春に白井さん!!」アタフタ

初春[0]「……佐天さん」

黒子[9](…しかし困りましたの…このまま調べて理解したら佐天さん多分ぼっちになりかねないですし……お姉さまの名誉まで汚されて…いやまあそれはそれでありなシチュですがいやでも…)

美琴[34]「……知ってる人、か…やっぱり手当たり次第かしら?」

黒子[9]「お姉さま!?それだけは!!それだけはやめてくださいまし!!」ガタタッ

美琴[34]「く、黒子?いきなりなによ?」

佐天[0]「手当たり次第がダメってどうしてです?」

黒子[9]「うぐ…いやそのあの」

初春[0](……手当たり次第に聞いたりしたらそれこそ赤っ恥ですからね…)

美琴[34]「……まあ、いきなり意味不明な事聞くのもあれかな?」

黒子[9]「そ、そうですの!!まさしくそうですの!!」コクコク

佐天[0]「……むぅ」

佐天[0]「…ダメ、やっぱり聞いた方が良いと思う」

黒子[9]「さ、佐天さん!?」


佐天[0]「あたしの能力の事だもん、なにがなんでも絶対に知りたいよ…!!」

初春[0]「…佐天さん、えと…」オロオロ

佐天[0]「…あそこ、あの男の人にちょっと聞いてくる!!回数多いし知ってるかもしれないもん!!」タタタ…

美琴[34]「佐天さん…ってあれ?なんか見た事ある人だ」

青ピ[36]「はー、最近カミやんがつれないわぁ~僕ちょっとさみしいで?」

土御門[0]「カミやんはフラグ立てに忙しいからにゃー、お前なんかかまってるよりよっぽど健全ですたい」

青ピ[36]「…ええなぁカミやん、僕も一人でええからかわいいおにゃのことイチャイチャ出来るフラグが欲しいなぁ…」

土御門[0]「お互い右手が恋人は辛い所だにゃー、なあ青ピ」

青ピ[36]「せやねぇ…はぁ」


佐天[0]「あ、あの…すいません!!」

青ピ[36]「ん?」

土御門[0]「なんかようぜよ?」

佐天[0]「あの…ちょっと聞きたい事かあるんですけど…良いですか?」

土御門[0]「オレたちで良ければいいぜよ?むしろ歓迎だにゃー」

青ピ[36]「な、なにかなぁ?キミみたいなごっつぅかわええ娘が話し掛けてくれるなんて感激なんやけど!!」


佐天[0]「あ、あはは…ありがとうございます(なんかこわい…)」

土御門[0]「で、なんだにゃー?」

佐天[0]「あ…あの…自家発電って何の事かわかりますか?何かの比喩みたいなんですけど知ってたら教えて欲しいんです!!」

土御門[0]「」

青ピ[36]「なん…だと?」

佐天[0]「あの…知らないですか?」

土御門[0]「………」

prrrr…

青ピ[36]「……あ、もしもしカミやん?ちょっとええかな?うん…あのな?今女の子に自家発電の意味を聞かれたんやけどこれってフラグ?え?なんで俺に聞くんだって?だってカミやんならこんなん聞かれた経験くらいあるんやろ!?
僕ぁこれがチャンスならそれを掴みたいんや!!非モテは少ないチャンスをものにしないと悲惨な事になるんやわかるやろ!!」

土御門[0]「………ふんっ!!」ドゴォ!!

青ピ[36]「けぷっ!?」バタリ…

佐天[0]「ひっ」ビクッ


土御門[0]「………額に数字か…もしやお前の能力か?」

佐天[0]「は、はい…」ガタガタ

佐天[0]「あ、あの…10日間の自家発電回数を表示する能力なんですけど…あの、じ…自家発電って何の事か分からなくて…」ガタガタ

土御門[0]「……そうか、なるほどな」

佐天[0]「あの…」

土御門[0]「……知らないにゃー」シレッ

佐天[0]「え…?」

土御門[0]「でもあんまり男に聞くのはあんまりオススメしないぜよ?この変態野郎みたいによからぬイタズラされそうになるからにゃー♪」ゲシゲシ

青ピ[36]「」グッタリ

佐天[0]「は、はい…」

美琴[34]「佐天さん!?大丈夫!?」

土御門[0]「あ、みこっちゃんぜよ」

美琴[34]「やっぱりあいつの友達か…」

土御門[0]「更に言えば義妹がお世話になってるぜよ、兄としては舞夏と仲良くしてくれるのは嬉しい限りだにゃー」

佐天[0]「あ、あのメイドさんのお兄さん!?」

土御門[0]「そうだにゃー」

美琴[34]「はあ、まあそれはこちらこそかしら」

土御門[0]「まあとりあえず恥かく前に野郎に聞くのはやめておくぜよ?じゃーグッバイぜよ♪」ズルズル

青ピ[36]「」ズールズール

佐天[0]「……は、はい…わざわざありがとうございます」

美琴[34]「なんだったのいったい」

佐天[0]「はー…勇気出して聞いたのに注意されただけで結局教えてくれなかったなぁ」

黒子[9](…良識ある方でしたのね、以外にも)

初春[0](殴られてた人はちょっとあぶない人っぽいですけどね)

美琴[34]「しかしどうしよっか、流石に佐天さんもこれからは人に聞きづらいわよね」


佐天[0]「……そうですね、ちょっと怖かったですし」

禁書[1」「あ、短髪がいるかも」トテトテ

美琴[34]「む、あんたは」

佐天[0]「知り合いですか?」

初春[0](……1……シスターさんなのに)

黒子[9](………まあ人間ですし)

禁書[1]「なにしてるの?」

美琴[34]「ちょっと調べ物かな」

禁書[1]「ふーん?」

佐天[0]「男の人じゃないし聞いてみよっか、シスターさんは自家発電って知ってます?」

禁書[1]「じかはつでん?なにそれ?」

禁書[1]「ちょっとわからないかも」

美琴[34]「やっぱりわかんないか」

佐天[0]「なかなか知ってる人が居ないなぁ…」

禁書[1]「ちょっと待って、ねーかおりー!!すているー!!ちょっと来て欲しいかも!!」

神裂[0]「はい、なんですか?」

ステイル[8]「……ん」スタスタ

禁書[1]「二人はじかはつでんってわかるかな?」

神裂[0]「…自家発電…ですか?」

ステイル[8]「ふむ、人力により電力を生み出す事って言いたいけど違うみたいだね?」

佐天[0]「はい、何か比喩みたいんですけど」

美琴[34]「おでこに数字が出てますよね?その人が10日間で自家発電した回数らしいんですけど肝心の意味が分からなくて」

神裂[0]「この子は一回でステイルは8回ですか、私は何回になってますか?」

禁書[1]「0回なんだよ」

神裂[0]「……わかりませんね、何の事でしょう?」

ステイル[8](…僕は8回、か……アレと回数が一致するけど偶然か?)

ステイル[8](…だがそれだと……)チラッ

禁書[1]「…?」キョトン

ステイル[8]「…………ちょっと喫煙所に行ってくるよ、少し待っててくれ」

神裂[0]「喫煙所ですか?はぁ…」

禁書[1]「さっきまでお構い無しに吸ってたのに」

ステイル[8]「……流石に知り合いじゃない子たちの前で堂々とは吸えないさ、すまない」スタスタ

美琴[34]「……?」

佐天[0]「行っちゃった…」

黒子[9](…………うわぁ)

初春[0](不良神父だ…)

…30分後

ステイル[11]「…すまない待たせてしまったね」スタスタ

禁書[1]「遅かったねすている」

神裂[0]「喫煙所ならすぐそこにあったではないですか」

ステイル[11]「…ああ、うん…ちょっと夢中になってしまってね」

佐天[0]「あれ?回数が増えてる!!」

ステイル[11]「………」プイッ

黒子[9](………うわぁ………うわぁ…)

初春[0]「さいてー…」ボソッ

ステイル[11]「ははは、もしかしたら煙草の本数だったりしてね…ははは」

美琴[34]「回数が増えたって事は自家発電をしたって事ですよね?何かしてたんですか?」

禁書[1]「すているの言ってたたばこではないかも、だってわたし吸った事ないもん」

美琴[34]「わかってるわよ、私だって吸わないし、ねー黒子?」

黒子[9]「そ、そうですわね」

ステイル[11]「ふむ、困ったな」スパー

初春[0]「ここ喫煙所じゃありませんよ」

ステイル[11]「…まあいいじゃないか、細かい事は…で、僕の回数は増えてるみたいだけど…残念ながら検討もつかないよ」

ステイル[11]「自覚があればちゃんと言うんだけどね、本当に残念だよ」フゥー

ステイル[11]「そうだ、もしかしたら上条当麻なら知ってるんじゃないかな?」プハー

美琴[34]「え?あいつが?」

ステイル[11]「あれは無駄に博識な所があるからね」

禁書[1]「んー…そういえばとうまがじかはつでんもおちおちできないとかなんとか言ってたかも」

佐天[0]「ホント!?」

禁書[1]「うん、わたしがへやに帰ったときよく言ってるんだよ」

美琴[34]「なるほど、ならあいつに聞きましょ、多分教えてくれるし」

黒子[9](……余計な事を…!!)ギロッ

初春[0]「…さいってー」ボソッ

ステイル[11]「僕はただ予測をしただけさ」プハー

初春[0]「…白井さん、こうなったら先回りしてその人に説明してきてください」ボソボソ
黒子[9]「え゙、わたくしがですの?」

初春[0]「御坂さんと佐天さんに恥かかせたいんですか?白井が一番早くその人の所に行けるんですからお願いします」ヒソヒソ

黒子[9]「……う…確かに、はぁ…」ガックリ

美琴[34]「どうしたの?」

初春[0]「あ、ちょっと風紀委員の仕事みたいで…ちょっと白井さんに行ってもらいますね?」

黒子[9]「……うぅ」

佐天[0]「そっか…大変だね白井さん」

黒子[9]「……いえ、じゃあ行ってきますの」シュン

………

禁書[1]「とうまー、ただいまー」タタタ

上条「お、おう…おか…ぶふぅぅぅぅぅ!!!!!」

禁書[1]「…いきなりなにかなその反応は?」

上条「……いいいいやなんでもございませんよはい!?」

美琴[34]「お邪魔しまーす…って…なんでそんなにあたふたしてるの」

上条「御坂…お前…」

佐天[0]「なんかしどろもどろですね、あの女の人に電話してもらったからあたし達くるの知ってたはずなのに」

初春[0](…白井さんはちゃんと説明してくれたみたいですね、これであの人がしゃべる事はないはずです)

上条「…ところであの糞ヘビースモーカーエセ神父は?」

禁書[1]「すているなら帰ったよ?」

上条「……あの野郎後で泣かす絶対泣かす」

禁書[1]「…?」キョトン

美琴[34]「それより聞きたい事あんのよね」

上条「…お、おう」チラッ

初春[0]「……」ニコリ

上条「………な、なんでございましょうか?」

佐天[0]「自家発電ってなんですか?知ってるって聞いたから教えてもらいに来ました!!」

上条「…………」

上条「……はぁ」

美琴[34]「ん…どうしたの?」

禁書[1]「とうま?」

上条「…佐天さん…だっけ?みんなの額の数字、10日間の自家発電回数を表示しちゃう能力ってのが発動してんの」

初春[0]「え?」

上条「最初に謝っとくけど俺は説明するから、悪い」

初春[0]「え!!ちょっと待って…え!?」

上条「説明する前に言う事がある、御坂にインデックス…この能力は知らない内に発動しちゃった能力なんだから知った後で佐天さんを避けたりすんなよ?絶対だ」

美琴[34]「え、うん…当たり前でしょ?」

禁書[1]「そんな事しないかも、あったのは今日がはじめてだけれど」

上条「次に白井と…えーと初春さんで良いんだよな?この二人は実は知ってるんだ、でもその事で怒ったりすんなよ?」

佐天[0]「え?そうなの初春!?」

初春[0]「う、え…あのその…」オロオロ

上条「佐天さんと御坂の名誉ってか…恥ずかしい思いをしないようにしたかっただけなんだ、そこはわかってやってくれ」

美琴[34]「わかった、それはちゃんと約束するわ」

上条「よし、なら良いんだ…佐天さんも良いか?」

佐天[0]「はい、なんかよっぽど変な事なんですね?多分ですけど」

上条「まあ、言いづらい事ではある」

禁書[1]「とうま、そろそろ教えて欲しいかも」

上条「………わかった」

佐天[0]「……」ドキドキ

美琴[34]「……」ドキドキ






上条「…自家発電とは、お…オナニーの事です/////」

禁書[1]「」

佐天[0]「……え」

美琴[34]「……は?」

上条「…正直説明すんのはものすごく恥ずかしい、でも知らないまま誰かに聞いてまわり続ける方がよっぽど恥ずかしいはずだ」

禁書[1]「」

上条「この比喩はマイナーでもなんでもない、むしろ一般常識レベルなんだ」

美琴[34]「」

上条「なら、恥を知らない内に晒すくらいなら今の内に晒した方がダメージは少ないだろ」

佐天[0]「」

上条「だからさ、俺は説明した、お前達の幻想(羞恥心)を守る為に」



上条「…俺に知られたところでそれが終わるなら、もう大丈夫だしな…俺誰にも言わねーし」

上条「…さて、説明は以上だ」

禁書[1]「」

美琴[34]「」

佐天[0]「」

初春[0]「……はぁ、たしかにそうなんですけど…なんだかなぁ」

上条「んじゃ次、佐天さんちょっとこっち来て」

佐天[0]「え、あっはい」


上条「……とりあえず試してみようか」バキン

佐天「ふぇ?」

初春「あ!!数字が消えてます佐天さん!!」

上条「…オートらしいから期待してなかったんだが、右手を離しても数字は出てこないみたいだな」

佐天「じゃ、じゃあ…あのこっ恥ずかしい能力はもう発動しないんですか!?」ウルウル

上条「それはわかんねーけど、ひとまずは大丈夫みたいだな」

禁書「」

美琴「」

佐天「…うぇぇ…ありがとうございます…ホントにありがとう…!!」ポロポロ

上条「気にすんなって、佐天さんだけの為にした訳でもないんだし」

佐天「ふぇぇ…」ポロポロ

初春「…まあ、あのままにしてたら佐天さんに近づく人は居なくなってたでしょうからね」

上条「だな、誰だって自分の秘密を無理矢理晒されたくないからな」


佐天「……ありがとうございます本気で感謝してます…!!」ポロポロ


上条「だから謝りすぎだっtごふおぉ!?」ガシャーン

佐天「ひっ」ビクッ

初春「て、テレビが飛んできて上条さんに…」

美琴「………」フラー

禁書「………」ヨロヨロ



佐天「…あの…御坂さん?…シスターさんも…」オロオロ


美琴「…うん、確かに余計な恥かかずにすんだわ、そこは感謝してる、うん」

禁書「でも一番知られたくない人に知られてしまったかも」

初春「ひっ」ビクッ


美琴「…だからさ、忘れて?」ニコリ

禁書「おねがいとうま」ニコリ


上条「」ビクッ…ビクッ…



……………

………

冥土返し「…しかしキミも相変わらずだねぇ、入院何回目だね?」

上条「…さあ、数えてないです」

冥土返し「普通は数え切れない程入院なんかしないよ?やっぱりナース属性?」

上条「…ははは」

冥土返し「…ふぅ、まあ良いか………それよりもあの佐天って娘の能力の事なんだがね?」

上条「何かわかったんですか?」

冥土返し「何故あのような能力が発現したかは不明のままなんだが…どうやら[自分だけの現実]はかなり不安定で、本来あの娘が発現する能力ではないようだね?」

上条「…つまり?」

冥土返し「簡単に言えば偶然が重なって起きた…その時だけの奇跡のようなものだった訳だ、ま…その有り難くない奇跡も君がいつものようにぶち壊した訳だがね」

通行人(103)「ん?」

通行人(104)「私の顔に何か?」ニコッ

これの元ネタが思い出せない・・・

上条「そうですか…」

冥土返し「…で、何回だったの?」

上条「はい?」

冥土返し「とぼけるのはよくないね?回数きっちり覚えてるんだろキミ?」

上条「………」

冥土返し「……あ、黙秘するのかい?キミも酷い奴だね」

上条「いや、覚えてないんですよ」

冥土返し「……たま記憶無くしたのかい?」

上条「…何が起きたかとか、なんで入院してるのかとかは嫌ってほどはっきり覚えてるんですけど…肝心のあの二人のおでこの数字だけまったく思い出せません…」

冥土返し「……キミも不幸な奴だね」

上条「………まったくですよ」



上条「覚えてたら自家発電が捗るのに…不幸だ…」



おわり

おわりなり


ではサラダバー


   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

>>271
これだろ?
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3212014.jpg

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