駄菓子屋「れんげももう16歳か…」 (45)
駄菓子屋「れんげももう16歳か…」
れんげ「そうなん!うちもう高校生なん」
駄菓子屋「高校生にもなってまだ駄菓子食うのかよ」
れんげ「うち、駄菓子も好きだけど駄菓子屋のこと好きなんなー」
駄菓子屋「だーから駄菓子屋じゃなくて楓だっつの」
れんげ「駄菓子屋は駄菓子屋なん」
駄菓子屋「まあいっか…」
駄菓子屋「ところでお前、毎日うちくるけど宿題とかないのか?」
れんげ「駄菓子屋に会うために毎日ダッシュで終わらせ…あっ、なんでもないのん」
駄菓子屋「お前、どんだけ私のこと好きなんだよ(笑)」
駄菓子屋(れんげ、昔から私になついてくれてたよなー)
れんげ「駄菓子屋はうちのこと好きじゃないん?」
駄菓子屋「ん?そんなことねーよ?」
れんげ「はっ!これは相思相愛なのん!!」
駄菓子屋「いやいやいやいや」
れんげ「今日は駄菓子屋に泊まっていくんー」
駄菓子屋「はっ!?急になに言って…」
れんげ「駄目なん?彼氏でもくるん?」
駄菓子屋「いや、そんなのいねーけど」
れんげ「じゃあ泊まっていくのーん」
駄菓子屋「ったく、なんなんだよ急に」
れんげ「久しぶりに駄菓子屋と一緒に寝たくなったのです」
駄菓子屋「はぁ?お前と寝た覚えなんかねーよ」
れんげ「またまたぁ!ウチは覚えてるんなー」
駄菓子屋「まあいいや、どうせ誰もこないしあがれ、店しめっぞ」
れんげ「ただいまー」
駄菓子屋「おじゃましますだろが…はぁ」
れんげ「駄菓子屋、おなかすいたん」
れんげ「駄菓子屋の手料理が食べたいん」
駄菓子屋「おーいいぞー、何が食べたいんだー?」
れんげ「……駄菓子屋がデレたん」
駄菓子屋「なっ、なんだよ…///」
駄菓子屋「で、何が食べたいんだよ?」
れんげ「ウチ、ハンバーグが食べたいん」
駄菓子屋「じゃあ作るかー、れんげも手伝え」
れんげ「はじめての共同作業なんなー」
駄菓子屋「はいはいそうですねー」
9年後くらい?
台所にて
れんげ「ぺったんぺったん」
駄菓子屋「空気抜きはそんなもんでいいぞー、じゃあフライパンに入れてくれ」
れんげ「いくのん!とうっ!!(ビシャッ)」
駄菓子屋「!!」
駄菓子屋「おい、なんでそんな雑にいれるんだ!形が崩れちまったぞ」
れんげ「ちょっと不格好な方が手作り感が出ると思いまして」
駄菓子屋「れんげ、その気遣いはいらないわ……」
>>16
9年後から10年後くらいだね
駄菓子屋がババアになってることに気づいて絶望した…
駄菓子屋「よーし焼けたぞー」
れんげ「早く盛り付けるん!」
駄菓子屋「はいはい……よっと」
れんげ「じゃあウチ、ケチャップで絵描いてあげるんなー」
れんげ「駄菓子屋、なんの絵が良いん?」
駄菓子屋「ハンバーグに絵って…それやるのは普通オムライスだろ」
れんげ「細かいことはいいのんなー」
駄菓子屋「うーん…じゃあ私の似顔絵でも描いてくれよ」
れんげ「おっけー!すぐ描くのん!」
駄菓子屋(もっと描きやすいものにしてやれば良かったかな……)
れんげ「できたのん!!」
駄菓子屋「もうっ!?しかも似てる…!」
駄菓子屋(れんげって昔から天才肌だけど、どうやったらケチャップでこんな絵が…)
れんげ「駄菓子屋!早く居間に持っていって食べるん!冷めちゃうのん」
駄菓子屋「へいへい」
居間にて
れんげ「美味しかったのんなー!」
駄菓子屋「ああ、美味かったな」
駄菓子屋「今日はれんげが手伝ってくれたからいつもより美味かった」
れんげ「……駄菓子屋がまたデレたん」
駄菓子屋「あーもう…///」
れんげ「駄菓子屋が照れてるのん」
駄菓子屋「うるさいなぁ///」
駄菓子屋「私は洗い物するから、れんげは風呂入ってきていいぞ」
れんげ「ウチも洗い物手伝うん」
駄菓子屋「ほう、手伝ってくれるのか」
れんげ「そうなん!感謝するん!」
駄菓子屋「はいはいありがとさん」
洗い物終了
駄菓子屋「よし、洗い物も終わったし、れんげ先に風呂入って良いぞ」
れんげ「駄菓子屋、一緒に入るん!」
駄菓子屋「はあ!?さすがにそれはねーわ」
れんげ「なんでなん?ヤンキーだから、背中に見せられない傷でもあるん?」
駄菓子屋「だからヤンキーじゃないって…」
駄菓子屋「…仕方ねーな、一緒に入るか」
れんげ「さすが駄菓子屋!話がわかるん!!」
風呂
れんげ「駄菓子屋は結構胸あるんなー」
駄菓子屋「れんげはぺったんこだな」
れんげ「これから大きくなるん…たぶん」
れんげ「はっ…!駄菓子屋が揉んでくれたら大きくなるん!」
駄菓子屋「…私、先にあがるわ」
れんげ「冗談なん!駄菓子屋待つのん!!」
風呂あがり
駄菓子屋「れんげ、髪乾かしてやるよ」
れんげ「それは助かるん、長いとなかなか乾かないのんなー」
駄菓子屋「れんげの髪は赤ん坊の頃からきれいだよなー」
れんげ「?」
駄菓子屋「れんげが赤ん坊の頃、私が髪結んでやったことがあるんだよ」
れんげ「…!駄菓子屋はそのころからウチのことが好きだったんな!」
駄菓子屋「……もういいよ、そういうことで」
駄菓子屋「布団はそこに入ってるから」
れんげ「分かったん!」
駄菓子屋「…おい、なんで私の布団の横に敷くんだよ」
駄菓子屋「部屋は広いんだから少し離せ」
れんげ「ウチはここがいいのん」
駄菓子屋「じゃあ私が離れる(布団ズルズルズル)」
れんげ(布団ズルズルズル)
駄菓子屋「ついてきたら意味ないだろ!」
れんげ「ウチは駄菓子屋の横が良いん!」
駄菓子屋「……ったく、しょうがないなあ」
れんげ「駄菓子屋、おやすみなさいなん!」
駄菓子屋「おう、おやすみ」
れんげ「…Zzz」
駄菓子屋「寝るのはっや!?」
れんげ「ダイナマーイッ!」
駄菓子屋「(ビクッ!)……なんだ、寝言か」
駄菓子屋「前にもこうやってれんげと一緒に寝たことあったっけ」
駄菓子屋「れんげも、いつまでこの村にいてくれるんだろう」
駄菓子屋「れんげが村から出ていっちゃったら寂しくなるな……」
駄菓子屋「あーやめたやめた、寝よっ」
翌朝
れんげ「駄菓子屋!おはようございます!!」
駄菓子屋「はいはいおはよう」
れんげ「朝ごはん!朝ごはんはまだですか!!」
駄菓子屋「いま準備すっから座ってろ」
れんげ「ごーはんーごーはんー♪」
駄菓子屋「そういやお前、高校卒業したらどうすんだ?」
れんげ「…?なんでそんな先のこと聞くん?」
駄菓子屋「えっ、いや、別に…」
くっそ、改行が多すぎて蹴られた…
れんげ「先のことはわからないけど、いまのウチはここにいるん!」
駄菓子屋「そうだな、目の前にいるな」
れんげ「だから駄菓子屋は寂しくないん!」
駄菓子屋「なっ…私が寂しいなんて話はしてねーだろ!」
れんげ「ウチにはお見通しなん」
れんげ「心配しなくても、また泊まりにくるのんなー」
駄菓子屋「いや、泊まりにきてくれとまでは…まあそれもいいかな」
れんげ「……駄菓子屋、にやにやしすぎなん」
駄菓子屋「ああ、れんげがいるからな!」
今日はここまで
次は結婚まで書けよ
乙
>>1(続き書けって言われると思ってたのに…)
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