店長「おい、お前・・・・!!!」
カイジ「ん・・・・?」
店長「お前・・・・俺の十万盗んだだろ・・・・?」
カイジ「え・・・?」
店長「ねぇんだよ・・・・俺の十万が・・・・!!」
カイジ「そ、そんなわけねぇだろ・・・・!!」
店長「じゃあちょっとお前の荷物を確認させてもらうぞ・・・・・!!」
カイジ「ふ、ふざけんな・・・・!!」
店長「お前が盗んでないんだったら荷物を見せても大丈夫なはずだろう・・・・!!」
カイジ「あんた・・・・俺のことを疑ってるか・・・・・?」
店長「まあ、そういうことになるな・・・・・」
カイジ「てめぇ・・・・・!!」
佐原「ああ、もう店長もカイジさんもやめてくださいよ・・・・!!」
佐原「ほら、店長もレジに行って・・・・!!」
カイジ「戦争だろうが・・・・・・」
カイジ「疑ってるうちはまだしも・・・・・それを口にしたら戦争じゃねぇのかよ・・・・・!!!」
帰り道
カイジ「はぁ・・・・・」
佐原「カイジさん、あんなやつのいうこと気にすることないですよ」
佐原「あいつよりにもよって俺のことまで疑いやがったのでやめちゃいました・・・・!!」
カイジ「そ、そうか・・・・それは悪いことをしちまったな・・・・」
佐原「いやいや、カイジさんが謝ることないっすよ・・・・!!」
佐原「悪いのは全部あの店長なんですから・・・・!!」
カイジ「いや・・・・」
カイジ「実は十万盗んだの・・・・・俺なんだ・・・・・」
佐原「は?」
カイジ「ほら、これ・・・・!」
佐原「す、すいません・・・ちょっと失礼します・・・!!」
カイジ「あ、おい・・・・!」
佐原「・・・・・・・・っ!」
カイジ「あれ・・・・?全部で二十万ある・・・・?」
佐原「カイジさん・・・・・それ、レジから盗んだでしょ?」
カイジ「?ああ、そうだけど・・・・・」
佐原「・・・・・店長の十万盗んだの・・・・俺なんですよ・・・・」
カイジ「えっ、そうなのか・・・・!?」
カイジ「それならそうと早くいってくれれば・・・・・」
遠藤「・・・・・生還おめでとう、カイジ君」
カイジ「あっ・・・・遠藤さん!!」
遠藤「君に次のぎゃんぶ・・・・アトラクションを紹介しよう・・・・・」
カイジ「ほ、本当ですか・・・・・!?」
佐原「アトラクション・・・・・?」
カイジ「佐原、お前もくるか・・・・・!?」
カイジ「前回は大人数でじゃんけん大会をやったんだ・・・・・!!」
佐原「は、はぁ・・・・」
遠藤「・・・・・」
カイジの家
遠藤「佐原君・・・といったね」
遠藤「みてのとおりあいつは馬鹿だ」
遠藤「俺があいつに誘ってるのは命がけのギャンブルだ・・・・・!」
佐原「い、命がけ・・・・・!!」
遠藤「そう・・・・負けたら多くのものを失い、最悪命を落とす」
遠藤「だが、勝ったら1000万、2000万を手に入れて生還することだって可能だ」
佐原「ほ、ほんとですか・・・・・!?」
遠藤「ああ、本当さ・・・」
佐原「お、おれも!!俺も連れて行ってくさい・・・・・!!」
遠藤「いいだろう・・・・・」
遠藤「カイジは・・・・・」
カイジ「今度のアトラクションは楽しいんですか・・・・!?」
遠藤「聞くまでもないか・・・」
>>10
佐原「俺も連れて行ってくさい・・・・・!」×
佐原「俺も連れて行ってください・・・・・!」○
スターサイドホテル
黒服「ではこのゼッケンをつけてください」
カイジ「こんな感じか・・・・?」
カイジ(今度の勝負は運動会かなにかか・・・・?)
佐原「カイジさん・・・・今のうち言っておきますけど俺たちは敵同士ですよ・・・・!」
カイジ「佐原は何組なんだ・・・・?」
佐原「は・・・・?」
カイジ「俺たちは敵同士なんだろ・・・・・?つまり俺とお前は違う組ってことなんだろ・・・」
佐原「な、なに言ってるんですか・・・・」
黒服「ではみなさん・・・・この中に入ってください・・・・!」
カイジ&佐原(こ、これは・・・・・!)
カイジ(ベッド・・・・!?)
佐原(棺・・・・!?)
カイジ(試合前に寝かせて体をなまらせようってことか・・・・・)
佐原(くそっ、なんて不気味なところなんだ・・・・・)
黒服「ほら、入った入った・・・・・!!」
カイジ「うわっ・・・・・!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カイジ「ここは・・・・・・?」
ワーワーワーワーワーワー
カイジ「あいつらは・・・・・保護者か・・・・?」
佐原「な、なんだよこれ・・・・・!!」
佐原「まさか・・・・渡れってのか・・・・これを・・・・!!!」
カイジ「ここを渡ればいいのか・・・・・」
カイジ「俺はこういうのは得意だ・・・・・!!」
カイジ「スタートの合図はまだか・・・・・!?」
スタッ
カイジ「あ、あいつ先に行きやがった・・・・!!」
カイジ「ってことはもうスタートしてよかったってことかよ・・・・!!」
カイジ「くそがっ・・・・!!」
カイジ「・・・・・・っ!」
ウワーーーーーーー
グシャ
カイジ「っ・・・・っ・・・・・!!」
ギャーーーーーーーー
グシャ・・・
カイジ(う、うるせー・・・・・)
カイジ(叫んで俺の集中力を切らそうって魂胆か・・・・)
カイジ(赤組のやつら・・・・汚ねぇ・・・・・!!)
カイジ(それにしても前のやつ遅い・・・・!!)
カイジ(いつまでちんたら歩いていやがる・・・・・)
せっ・・・・・!!せっ・・・・・・!!
カイジ(ん?なんだ・・・この「せっ・・・・!」って声は・・・・!)
せっ・・・・!おせっ・・・・・・・!!
押せっ・・・・!!!
カイジ(押せ・・・っていってるのか・・・・・!?)
カイジ(だ、だってこいつ・・・・白組のやつじゃ・・・・・!!)
カイジ(そ、そうか・・・わかったぞ・・・・!!)
カイジ(保護者の「押せっ・・・・!」という声・・・・・)
カイジ(そしていつまでもちんたらと歩いてる前の白組・・・・)
カイジ(この二つの符号が意味するものは一つ・・・・・・!!)
カイジ(こいつは・・・・・赤組が送り込んだスパイ・・・・・・!!)
カイジ(き、汚ねぇ・・・なんて汚い手を・・・・・)ポロポロ
カイジ(赤組のやつらめ・・・・・・・・!!!)
ドンッ
前の男「う、うわぁあああああああああああ!!!!!!!」
グシャ・・・・
カイジ「ふん・・・・汚い手をつかうからそうなるんだ・・・・・!!」
カイジ「よし・・・・これで先頭は俺だ・・・・・・!!」
カイジ「あとはこのまま1位をとれれば・・・・・ん・・・・・・?」
カイジ(後ろの男・・・・妙に俺に近くないか・・・・?)
後ろの男「ふー・・・・ふー・・・・・!!」
カイジ(それに手を前に突き出して・・・・・ま、まさか・・・・・!!)
カイジ「よ、よせっ・・・・・!!」
後ろの男「お前は前のやつを落とした・・・・落としたんだ・・・・・!!」
後ろの男「だから・・・・お前だって・・・・落とされても文句は言えない・・・・!!」
カイジ「ち、違うんだ・・・・・!!あいつは赤組の送り込んだスパイで・・・!!」
後ろの男「うるせぇ!!なにをわけのわからないことを・・・・・!!」
カイジ「誤解だ・・・・!聞いてくれ・・・・!!」
後ろの男「黙れ・・・黙れ・・・・!!」
カイジ(まてよ・・・?)
カイジ(まさか・・・・・・こいつも赤組のスパイ・・・・・!!)
カイジ(くそっ・・・・!!赤組のやつら・・・・どこまでやれば気が済むんだ・・・・!!)
カイジ(おそらく奴は白組のエースであるこの俺を落とそうと必死になっている・・・・!!)
カイジ(だったら・・・・!!)
カイジ「うおおおおおおぉぉぉぉぉ・・・・・・!!!」
後ろの男「ぐわぁ・・・・!!!」
ヒューーーーーーー
グシャ
カイジ「はぁ・・・はぁ・・・・」
カイジ「よし・・・・!!」
カイジ屑すぎだろ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1位佐原
2位カイジ
カイジ「くそっ・・・・・!!!」
佐原「やった・・・・・・!!やったぁ・・・・・!!」
佐原「これで2000万は俺のものだ・・・・・!!」
カイジ(2000万点だとぉ・・・・・!?)
佐原「カイジさんも1000万、おめでとうございます・・・・!!)
カイジ(2位は1000万点・・・・赤組と白組の差は1000万点・・・・・!!)
カイジ(どう考えても勝てるわけがない・・・・・!!)
カイジ(くそ・・・・!!くそが・・・・・!!)
まあ2位ならエースと言えるかもな
黒服「ではさっそく今日のレースの賞金お渡しします」
黒服「権利のある方は前へ・・・・!」
佐原(これで2000万は俺のものに・・・・・!!)
ビリビリッ
佐原「ん・・・・・?」
佐原「な、なんだよ・・・・これ・・・・?」
黒服「2000万および1000万のチケットです」
佐原「なっ・・・!」
佐原「ふ、ふざけるな・・・・・!!現金でだせ・・・・!!」
黒服「現金の引き渡しは別の場所で行います」
黒服「なお、1000万のチケットが一枚余っていますので失格した方たちもこちらへ・・・・」
カイジ(!!まだ優勝のチャンスがある・・・・・!?)
利根川「おめでとう、諸君」
カイジ(誰だ、このおっさん・・・・)
佐原「てめぇ・・・・さっさと金をよこせ・・・・!!」
利根川「いいだろう・・・ただし・・・・!!」
利根川「ここを再び渡りきることができたらな・・・・・!!」
佐原「な・・・・なんだよこれ・・・・・!!」
佐原「終わったはずだろ・・・・?こんなことはもう・・・・!!」
利根川「あんな戯言で大金を渡せるか・・・・・!!」
カイジ「つまりこの橋を渡ったものが得られるってわけか・・・・・(得点を)」
利根川「その通りだ・・・・!」
カイジ(ふふ、紅組のやつら汚い手ばかりつかっていたが今回はそうはいかない・・・・)
カイジ(なぜなら今回は1位や2位でなくてもいいのだからな・・・・!!)
佐原「わかったよ・・・・やればいいんだろ、やれば・・・・!!!」
お、俺もやる!!俺もだ!!!
利根川「くくく、では全員参加、ということでいいな・・・・?」
カイジ「ああ・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
佐原「・・・・・・で最後に渡るのがカイジさん・・・・」
佐原「これでいいんだな・・・・?」
カイジ「ああ・・・・」
男A「それじゃあまずは俺がいくぜ・・・・!!」
男B「次は俺だ・・・・!!」
・
・
・
カイジ「よし、行くか・・・・」
カイジ(なるほど、今回は外だから風が吹いてて難易度が高いのか・・・・)
カイジ(だが、俺はエース・・・・そんなものでは俺は倒せない・・・・)
カイジ(とにかく・・・・これで白組にも勝機があるはz・・・・・・!?)
カイジ(ま、まずい・・・・・!!)
カイジ(よく考えたらチケットを手にしたのは赤組のほうが圧倒的に多いはず・・・・!!)
カイジ(つまりこのまま全員が渡りきったら赤組の優勝が決まってしまう・・・・!!)
カイジ(となると残された手段は一つ・・・・・・!)
カイジ(押すしかない・・・・・!!)
男B(乗り越える・・・・・!!乗り越えるんだ・・・・!!)
男B(そして今度こそ俺は人生をやり直すっ・・・・・!)
男B(そうすればきっと死んだ母さんだって安心できるはずだ・・・・・!!)
男B(だから俺は・・・・・・ん?)
ドン!
男「う、うわあああああぁぁぁぁぁ!!!!」
佐原「え・・・?」
ドン!
男C「あ、ああああああぁぁぁぁ!!!!!」
佐原「な、なにやってるんだよ、カイジさん・・・・・・!!」
カイジ「黙れ、卑怯者の赤組め・・・・!!」
カイジ「次は・・・お前だっ・・・・・!!」
男D「ひ、ひぃ・・・・・」ガタガタ
佐原「おい、バカ!!鉄骨に触るな・・・・!!!」
男D「あ・・・・あぁ・・・・!!」スッ
ビリビリビリビリビリ
男D「がああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・!!」
ヒューーーー--
男E「で、電流をとめてえええええぇぇぇぇぇ!!!!」
男E「お願いします、このままじゃあ次落とされるのは俺なんです・・・・・・!!」
男E「賞金なんていらないからこの電流をとめてええええぇぇぇぇ!!!」
利根川「くくく、バカが・・・・・止めるわけないだろう・・・・」
男E「だ、ダメだ・・・!!とめる気がない・・・・!!」
ドン!
男E「ぎゃあああああぁぁぁぁぁ!!!!」
ヒューーーーーー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
佐原(気が付いたら隣の鉄骨のやつらは石田以外カイジに押されてしまった・・・・・・)
佐原(こっちの鉄骨はあんな地獄絵図をみちまって冷静さを保っていられずに俺以外全員落ちてしまった・・・・)
佐原(カイジのやつ・・・・・・!!)
石田「カイジ君・・・・・」
石田「君は私を落とすのだろう・・・・?」
石田「私のことは落としても構わない・・・・だが・・・このチケットを換金してくれ・・・・」
石田「そして私の妻と息子にその金を渡してやってくれないか・・・・?」
石田「私は本当にダメな男だった・・・・・」
石田「私のせいで妻にも息子にも迷惑をかけてしまった・・・・・」
石田「だが・・・・せめて最期くらいは救ってやりたいんだ・・・・」
石田「図々しい願いだとはわかっている・・・・」
石田「だが・・・・それでもこんなことを頼めるのはもう君しかいないんだ・・・・」
石田「これから落とす相手のいうことなど聞きたくないかもしれないだろうがそこをなんとか聞いてくれないか・・・・?」
石田「頼む・・・・頼む・・・・たn・・・・・・」
カイジ「うるせぇ・・・・!!」
ドン!
佐原(くっ・・・・!!石田まで・・・・・!!)
カイジ「よし・・・・これで佐原以外は全員落ちたな・・・・・!!」
佐原(渡る・・・・・!!渡りきってやる・・・・・!!)
佐原「うおおおおおおおぉぉぉぉ!!!」
ガシッ!!
佐原「はぁ・・・・はぁ・・・・!!」
佐原「やった・・・やったぞぉ!!!!」
カイジ「それにしてもここは眺めがいいな・・・・・ん?」
カイジ「なんだあのガラスの階段みたいなのは・・・・・・・」
カイジ「ま、まさかあれは・・・・・・!!」
カイジ「隠しステージ・・・・・・!!!」
カイジ「おーい、佐原・・・・・!!」
カイジ「ここに隠しステージが・・・・・・!!」
佐原「うるせぇ・・・・!!この殺人鬼が・・・・!!」
カイジ「はぁ・・・?殺人鬼・・・・?」
カイジ「とにかく話を聞けって・・・・ここに隠しステージ・・・・」
佐原「黙れ黙れ黙れ・・・・・・!!てめぇの言葉なんて聞きたくもねぇ・・・・・!!」
カイジ「おいおい・・・・いきなりどうしたんだよ・・・・・!」
佐原「てめぇのせいでみんな・・・・・みんなが・・・・・」ポロポロ
カイジ「何泣いてんだ・・・・?」
佐原「うるせぇ・・・・!!」
佐原(もうあんな奴の言葉なんて聞きたくねぇ・・・・!俺はここの中に入って・・・・)ガチャ
ブワッッッ!!!
佐原(と、突風が・・・・・・!?)
佐原「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!!」
カイジ「なに遊んでるんだ・・・・・あいつ・・・・・?」
カイジ「とにかく・・・・・ここの隠しステージに行こう・・・・!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
利根川「生還おめでとう・・・・・!!」パチパチパチパチ
利根川「しかし驚いたよ・・・・・!!」
利根川「君がまさかあのようなことをするとはな・・・・・!!」
利根川「この私がこんなことを言うのも変な話だが君は本当に人間か・・・・・?」
カイジ「なにいってやがる・・・・!」
カイジ「平均台から少し落としただけだろうが・・・・!!」
利根川「そういえば君は下を一切向いていなかったな・・・・・」
カイジ「ああ、それがどうかしたか・・・・?」
利根川「君は一体どれくらいの高さでやっていたのかわかっているのか・・・・?」
カイジ「!!ま、まさか・・・・・!!」
利根川「ふふ、馬鹿なお前でもようやく理解できたか・・・・・・」
平均台じゃねーし
カイジ(あいつらが落ちた時に悲鳴が途中から消えた・・・・・)
カイジ(つまりあいつらは・・・・・ほかの競技をしにいったのか・・・・・!!)
カイジ(平均台渡りではこの俺に勝てないと踏んで・・・・・!!)
カイジ(おのれ赤組・・・・・!!なんて狡猾のやつらだ・・・・・!!)
カイジ「だ、だが・・・・!!このチケットを持っているから俺はもらえるはずだ・・・・!(得点を)」
利根川「ふっふっふ、残念だが・・・・・・さっきの橋でのことを思い出してもらいたい・・・・」
男E『賞金なんていらないから・・・・・・』
利根川「確かにあの男はそう言った・・・・・・!!」
カイジ「そ、そんな・・・・・・!!」
利根川スパイ疑惑浮上
カイジ(そうか・・・・・このことを知っていてあいつらはほかの競技をしに行ったのか・・・・・!!)
カイジ(どこまですれば気が済むんだ、赤組は・・・・・・!!)ポロポロ
カイジ(主催者もちょっとあんなこと言われたくらいで得点をよこさないなんて・・・・・!!)
カイジ「ひどすぎる・・・・・!!よこせ・・・・よこせよ・・・・・!!!」
兵藤「まあ利根川・・・・・この子のいうことももっともではないか・・・・・」
利根川「会長・・・・」
兵藤「今一度君にチャンスを与えよう・・・・」
カイジ「ほ、本当か・・・・・・!?」
兵藤「利根川、Eカードで相手をしてやりなさい・・・・」
利根川「はっ・・・・!」
グーを指がない人のパーなんて言っちゃう人だから脈拍はアテにならんな
映画なら利根川は監視してたから何ならかの対策はしてくるだろうけど
兵藤「こっちだ・・・・ついてきなさい・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
兵藤「わしはな、カイジ君」
兵藤「この世でどれだけ困っている人がいようとも絶対に助けないと決めているのだよ・・・・」
兵藤「無論金はある・・・・・湯水のようにある・・・・」
兵藤「ではなぜかわかるか・・・・・?」
兵藤「それはな・・・・こういうことだ・・・・・!!」
バシッ
骨折した男「ぐああああぁぁぁぁ!!い、痛い・・・・痛い・・・・!!」
兵藤「ほれほれ・・・・・!」バシッバシッ
骨折した男「があああぁぁぁ、ああぁぁ・・・・!!!」
カイジ「や、やめろよ・・・・・!!痛がってるだろ・・・・!!」
兵藤「そう、まさにこれだ・・・・・!!」
兵藤「わしが人助けを絶対にしない理由・・・・!!」
兵藤「折れた脚を杖でたたかれればこの若者は痛む・・・・・が・・・・!!」
兵藤「わしは痛まない・・・・・・・・!!!」
カイジ(・・・・・?・・・・??)
カイジ(あ、そうか・・・・・!!)
カイジ(こいつ別に脚なんて骨折してないんだ・・・・・!!)
カイジ(つまりさっきのは痛がっている「ふり」・・・・・!!)
カイジ「くそっ、心配して損したぜ・・・・・!!」ゲシッ
骨折した男「ぐえっ!?」
兵藤 「利根川out!カイジin」
兵藤「ついたぞ・・・・!!」
利根川「ではこれよりルール説明に入ろうか・・・・!!」
利根川「まずはお前にこの二つの機具のうち1つを付けてもらう・・・・!」
カイジ「こ、これは・・・・・!!」
カイジ(よくわからないがかっこいい・・・・・!!)
利根川「この機具には針がセットされていてこの針を進めることで目か鼓膜を破壊することができる」
カイジ(目と鼓膜を破壊・・・・!?)
カイジ(こんな強いものを俺が装備できるっていうのか・・・・・・!?)
利根川「さあ、どっちを付ける・・・・・?」
カイジ「・・・・・目だ・・・・!」
利根川「そうかみm・・・・・・・え?」
カイジ「目につける・・・・・!!」
利根川「お、落着けカイジ・・・・・!!」
利根川「いいか?目を失ったら大変だぞ・・・・?」
利根川「これから先なにも見えないで真っ暗闇で生活しなきゃいけないんだぞ・・・・?」
カイジ「確かにそれは・・・・・かわいそうだな・・・・・」
利根川「だろっ・・・・・・!?」
利根川「だから耳を選ぶんだ・・・・・!!!」
カイジ「わかった・・・・・!!」
利根川(こいつ・・・・まさか仕掛けに気付いているのか・・・・・!?)
流石の利根川も面食らうわな
利根川「ふぅ・・・・まずこれからお前にはその装置の針の長さをかけてもらう」
利根川「針の長さ1ミリにつき100万だ・・・・・!」
利根川「そしていよいよEカードそのものの説明に入る・・・・!」
利根川「まずはカードの種類だがこれが皇帝、これが奴隷、これが平民だ」
利根川「カードの強さだが皇帝は平民より強く奴隷が皇帝より強く平民が奴隷より強い」
利根川「このEカード、まず奴隷側と皇帝側にわかれる」
利根川「奴隷側は奴隷1枚、平民4枚で皇帝側は皇帝1枚、平民4枚だ」
利根川「そして奴隷側が勝った場合は掛け金の3倍の額がもらえる」
利根川「理解したかな・・・・?」
カイジ「舐めるなよ・・・・俺は一度聞けば必ず理解できる・・・・!!」
ちょっと飯いってくる
>>1くん…これはSSを書いてる君への奢りだ
無理はいかんよ…続かない
適度に自分を甘やかす事が大切だ…。
つおにぎり
1回戦目
利根川「ではさっそく始めるとするか・・・・」
利根川「何ミリかけるつもりだ・・・・?」
カイジ「これっていくつまでかけられるんだ・・・・?」
利根川「・・・・・最大で45だが・・・・それがどうかしたのか・・・?」
カイジ「じゃあ45ミリだ・・・・!!」
利根川「なっ・・・・・!!正気か・・・・・!?」
利根川「はっきり言おう・・・・30ミリならまだ鼓膜が破れるだけだ・・・」
利根川「それにその鼓膜だってすぐに再生する・・・・」
利根川「だが45ミリまでいくと鼓膜どころか三半規管をも貫通する・・・・・!!」
利根川「後遺症はおろか死ぬこともあるんだぞ・・・・!!」
兵藤「よいではないか、利根川・・・・・!!」ジュルリ
兵藤「受けてやりなさい・・・・そして言うまでもなく勝ちなさい・・・・!!」
利根川「は、はい・・・・・」
ごめん、うろ覚えだからレート適当だった
その辺は脳内補完してくれ
カイジ「俺が出すのは・・・・このカードだ・・・・!!」
利根川(ぐっ・・・・・!!あっさり決めやがった・・・・!!)
利根川(なんだ・・・・?あのカードは一体なんなんだ・・・・・?)
利根川(やつは脈拍計のことに気付いているというのか・・・・?)
利根川(いや、それはない・・・・!!)
利根川(さっきはちょっとびっくりしたが確かこいつは筋金入りのバカだったはず・・・・!!)
利根川(限定じゃんけんをみたがこいつが生き残れたのが不思議なくらいだ・・・・!)
利根川(となれば・・・・・・!!)
利根川「では私はこの奴隷のカードでいくか・・・・・!」
カイジ「ああ、来な・・・・!!」
カイジ(くくく、馬鹿め・・・・・!!)
カイジ(俺の出すカードは皇帝・・・・!!)
カイジ(つまり最強のカードだ・・・・!!)
カイジ(奴隷を出そうが平民をだそうが蹴散らせる・・・・・!!)
利根川(この反応・・・・・・皇帝ではないな・・・・・!!)
利根川(よし、ならば・・・・・!!)
利根川「やはり平民に変えよう・・・・!!」
利根川「いくぞ・・・・!!」
カイジ:皇帝
利根川:平民
利根川「ば、馬鹿な・・・・・!!」
兵藤「おい・・・・」
利根川「か、会長・・・・・・!!」
兵藤「あとでどうなるか・・・・・わかってるな・・・・?」
利根川「も、もうしわけありません・・・・・!!」
利根川(ど、どういうことだ・・・・!?)
利根川(確かにやつの脈拍からは皇帝の反応はなかった・・・・・!!)
利根川(見間違いか・・・・・!?)
2回戦目
カイジ「おい、2回戦いくぞ」
利根川「あ、ああ・・・・!!」
カイジ「じゃあ俺はこのカードで・・・・」
利根川(も、もう一度やってみるか・・・・)
利根川「ど、奴隷のカードだそっかな~・・・・・・・」
利根川(ど、どうだ・・・・・!!)
利根川(この反応・・・・・平民のはず・・・・!!)
カイジ(だからなにが来ても皇帝の勝ちだって・・・・・)
利根川「よし・・・・ではこのカードでいくぞ・・・・!!」
カイジ:皇帝
利根川:平民
利根川「ま、また・・・・・!!」
兵藤「・・・・・」
兵藤「おい、わしは寝るから勝負が終わったら起こしてくれ」
黒服「はっ!」
兵藤「わしが起きた時・・・・・覚えてろよ?利根川・・・・・!」
利根川「うっ・・・・・!!」
カイジ「ほら、3回戦目さっさといくぞ・・・・!!」
利根川「き、貴様っ・・・・・!!」
利根川 「引き分け…っ!引き分けでどうだ…っ?そっちの方がカッコイイぞ…っ!」
3回戦目
利根川(奴はこの脈拍計に気付いている・・・・・!!)
利根川(そしてやつは自分の脈拍をコントロールできる・・・・)
利根川(もうそう考えるしかない・・・・!!)
利根川(どうやってこの脈拍計に気付いたか・・・・)
利根川(そもそも自分の脈拍をそんな簡単にコントロールできるわけがない・・・・)
利根川(そういった疑問もあるがこの結果から考えてもうそれしか考えられない・・・・・・!!)
利根川(となると次は逆のカードを出すか・・・・・!!)
カイジ(うーん・・・・・)
カイジ(さすがにずっと皇帝のカード出してたらかわいそうだな・・・・・)
カイジ(なんというか・・・・・かならずこっちが勝ってしまうから・・・・・・)
カイジ(相手の出せるカードは平民か奴隷しかない・・・・・・・)
カイジ(つまりこっちが平民をだせば引き分けにはなっても負けることはないんだし平民をだしてやるか・・・・・・・!)
カイジ「このカードだ・・・・・・!!」
利根川(この反応・・・・・さっきと同じ平民だ!!)
利根川(だが・・・・・・奴はこの脈拍計に気付き脈拍をコントロールしている・・・・・!!)
利根川(つまりその逆・・・・・皇帝・・・・・・!!)
利根川(となれば・・・・・・!!)
利根川「私は奴隷を出そう・・・・・・!!」
カイジ「うっ・・・・・!!」
カイジ(馬鹿っ・・・・・!せっかく引き分けのチャンスを与えてやったのに・・・・・!!)
利根川(くくく、焦っている、焦っているぞ・・・・・!!)
利根川(いくら脈拍をコントロールできるといってもこれは予想外だったのだな・・・・・!!)
カイジ:平民
利根川:奴隷
利根川「な・・・・・・なぜだああああああ!!!!!」
兵藤「うるさい・・・・・!!!」
利根川「も、申し訳ございません・・・・・!!」
利根川(な、何者なんだ・・・・こいつは・・・・・!!)
黒服「利根川様、皇帝側と奴隷側の交代でございます・・・・・」
利根川「あ、ああ・・・・そうだったな・・・・」
利根川(大丈夫・・・・・今度は有利な皇帝側なんだ・・・・・!!)
カイジ(ん・・・・・?待てよ・・・・)
カイジ「ちょ、ちょっとまってくれ・・・・・・!!」
カイジ「どうやって勝つんだ・・・?」
利根川「え・・・・・?」
カイジ「考えてみたら奴隷側ってどうやっても勝てないじゃねぇか・・・・・・!」
利根川「そんなことはない・・・・・確率は低いが勝つチャンスはあるだろう・・・・・?」
カイジ「いいや・・・・0パーセントだ・・・・・!!」
カイジ「考えても見てくれ・・・・!もし4回目まで引き分けだったとしよう・・・・!!」
カイジ「となると自動的に最後は皇帝対奴隷となって奴隷が負けてしまう・・・・・!!」
利根川「え・・・・・?」
カイジ「これじゃゲームにならないだろう・・・・・・!!」
利根川「お前は何をいっているんだ・・・・?」
カイジ「は・・・・?」
利根川「奴隷は皇帝に勝てるんだぞ・・・・・?」
カイジ「な、なんだと・・・・・・!?」
利根川(なんだと・・・・・・!?はこっちのセリフだ・・・・・!!)
利根川(こいつ・・・・ルールを間違えてやがった・・・・・!!)
利根川(つまり、こいつは脈拍がコントロールできるわけじゃなくって単純にバカだったんだ・・・・・!!)
利根川(くそ、すべてがつながった・・・・・・!!)
カイジ(な、なんてこった・・・・・!!)
カイジ(実は奴隷が一番強かったのか・・・・・・!!)
利根川(ひとまず最初は平民だ・・・・・!)
利根川「このカードだ・・・・・!」
カイジ「じゃあ俺は・・・・・このカー・・・っ・・・・!!」
カイジ(ここで奴隷をだしていいのか・・・・・?)
カイジ(なんていうか・・・・・俺はもう3回も連続で勝ってるんだ・・・・・)
カイジ(平民をだして引き分けのチャンスを与えてやってもいいんじゃないのか・・・・・?)
カイジ「いや・・・・やっぱりこのカードだ・・・・・!!」
カイジ:平民
利根川:平民
利根川「引き分けか・・・・」
利根川「次はカイジ、お前の番だぞ・・・・!」
カイジ「ああ・・・・・!!」
カイジ(さて・・・・どうするか・・・・)
カイジ(一度チャンスを与えたんだ、もう奴隷をだしてもいいだろう・・・・・・)
カイジ「このカードだ・・・・・!!」
利根川「では私はこの平民のカードを・・・・・」
利根川(・・・・・反応がない)
利根川(こいつは別に脈拍をコントロールしているわけでもないから今度は信用してもいいはずだ・・・・・!)
利根川(つまり・・・・・奴のカードは平民・・・・・!!)
利根川「いや、やはりこっちにしようか・・・・・・!!)
カイジ(だから奴隷が最強なんだからどれでもいっしょだって・・・・・)
カイジ:奴隷
利根川:皇帝
利根川「馬鹿な!!!馬鹿な!!ばかああああああああぁぁぁぁぁ!!!」
兵藤「おい、うるさいぞ・・・・・・!!!」
利根川「も、もうしわけありません・・・・・!!」
利根川(な、なぜ・・・・!?)
利根川「お、おい・・・・お前、本当にルールを理解しているのか・・・・・?」
カイジ「しつこいな・・・・・・俺は一度聞いたら理解できるっていっただろ・・・・・!!」
利根川「じゃあ一番強いカードはなんだ・・・・・?」
カイジ「あ?奴隷に決まってるだろ・・・・・・!!」
利根川「違う・・・・・!!」
利根川「奴隷が倒すことができるのは皇帝だけだ・・・・・!!」
利根川「わかったな・・・・・・・!?」
カイジ「あ、ああ・・・・・そんなに怒るなよ」
利根川「黙れ・・・・・!!!」
5回戦目
利根川「俺はこのカードだ・・・・・!!」
利根川「いいか?奴隷は皇帝にしか勝てないんだぞ・・・・・・!?わかったな・・・・・!?」
カイジ「わかってるって・・・・・しつこいな・・・・・・!!」
利根川(くそっ・・・・くそっ・・・・!!あのガキめっ・・・・・・!!)
カイジ(つまり一番強いカードは平民ってわけか・・・・・・・!!)
カイジ:平民
利根川:平民
「だってこれ・・・骨じゃん・・・!」
利根川「くっ・・・・引き分けか・・・・・!!」
カイジ「みたいだな・・・・・!!」
カイジ(やはり奴もこの勝負の要に気付いたみたいだな・・・・・・!!)
カイジ(そう、このゲームは一番強いのが平民・・・・・!!)
利根川「次はお前の番だ・・・・・!!」
カイジ「ああ、いくぜ・・・・・!!」パサッ
利根川(大丈夫・・・・・今度こそ奴はルールを完全に理解したはずだ・・・・・!!)
利根川「では・・・・・この皇帝で攻めるとするか・・・・・」
カイジ(!やった・・・・・・!!奴の自滅だ・・・・・!!)
利根川(この反応・・・・・奴は喜んでいるな・・・・・!!)
利根川(つまり・・・・やつのカードは奴隷・・・・・!!)
利根川(馬鹿め・・・・!自ら自滅するとはな・・・・・・・!!)
利根川(死ね、カイジ・・・・・・!!)
利根川「やはり俺のカードは・・・・・平民だ・・・・・!!」
カイジ「そ、そんな・・・・・・!!」
カイジ(勝てると思ったのに・・・・・引き分けっ・・・・・・!!)
利根川(くくく・・・・・落ち込んでいるな・・・・・!!)
利根川(わかるぞ・・・・お前の表情などみなくとも・・・・・・!!)
利根川(お前の脈拍をみればお見通しさ・・・・・・!!)
利根川「さあ、お前のカードをあけろ・・・・・・!!」
利根川「と、いっても負けるカードはあけづらいな・・・・・・!!」
利根川「なにせこれで負ければお前は死ぬのだからな・・・・・・!!」
利根川「では仕方ない・・・・・俺があけてやろう・・・・・・・!!」パサッ
カイジ:平民
利根川:平民
利根川「なっ・・・・・!!」
利根川(くそっ・・・・どういうことだ・・・・・!!)
利根川(あいつは平民だったってのに俺が平民を出したとき明らかに落胆した・・・・)
利根川(いったいなぜ・・・・・・!!)
利根川「おい・・・・・!!」
カイジ「なんだ・・・・?」
利根川「お前の平民と俺の平民の強さは一緒だぞ・・・・・?」
利根川「別にお前の平民と俺の平民が戦ったら俺のほうが強いとかそういうのはないぞ・・・・・?」
利根川「わかっているのか・・・・・?」
カイジ「はぁ・・・・・?当たり前だろ、お前なにいってんの・・・・・・?」
カイジ「もしかしてお前ってバカなのか・・・・・?」
利根川「」ブチッ
平民は奴隷に勝つ
皇帝は平民に勝つ
つまり皇帝最強
しかし奴隷は皇帝に勝つ
つまり奴隷最強
しかし平民は奴隷に勝つ
つまり平民最強
カイジ「つまり・・・この沼って台は普通のパチンコより1000倍うれしいんだな・・・!」
黒服「お、落ち着いてください利根川様・・・・・・!!」
利根川「はぁ・・・・はぁ・・・・・!!」
利根川「3回目の勝負だったな・・・・・!!」
カイジ「あ、ああ・・・・」
カイジ(このおっさんこえー・・・・・・・!!)
利根川(とにかく・・・・皇帝側の時は先に出すときは平民だ・・・・・!!)パサッ
カイジ(ま、とにかく平民が最強だし平民をだしておくか・・・・・・)
カイジ:平民
利根川:平民
利根川「ぐっ・・・・・・!!」
カイジ(ま、奴も最強である平民を出すに決まっているか・・・・・!!)
利根川(ま、まずい・・・・気が付けば・・・・追い詰められている・・・・・!!)
カイジ(ん・・?よく考えたら・・・三好に前田・・・オレの仲間なのになんであっちの手牌をみても怒られないんだ・・・?)
カイジ(・・・!ああっ・・!!そうか・・・!裏切りやがったな・・・!あいつら・・・!!)
利根川「カイジぃぃ・・・・・・!!」
利根川「貴様は絶対に殺してやる・・・・・・・!!」
カイジ(本当に怖いな・・・このおっさん・・・・・・!!)
カイジ「それじゃあ・・・俺はこのカードで・・・・・!!」
利根川(なんだ・・・・・なんなんだ・・・あのカードは・・・・・・!!!)
利根川(奴は完全にルールを理解している・・・・・しているな・・・・・・!?)
利根川(じゃあ脈拍計を信用してもいいんだよな、今度こそ・・・・・・!!)
利根川「よし・・・・皇帝をだそう・・・・・!!」
カイジ(皇帝・・・・!?よし・・・・・最強のカード、平民なら勝てる・・・・・・!!)
利根川(この反応・・・・・奴隷か・・・・・!!)
利根川(一応確認しておくか・・・・・・!!)
利根川「おいカイジ・・・・・・!!」
カイジ「なんだよ・・・・・・?」
利根川「奴隷と皇帝が戦ったら勝つのはどっちだ・・・・・?」
カイジ「そんなの奴隷に決まってるだろ・・・・・・・」
利根川(きたっ・・・・・・・!!)
利根川「そうか・・・・・残念だったな、カイジ・・・・・!!」
利根川「お前はここで死ぬ・・・・・・!!」
カイジ「なに・・・・・!?」
利根川「俺の出すカードは・・・・・・平民だ・・・・・・!!」
カイジ(ぐっ・・・・また引き分け・・・・・・!!)
カイジ:平民
利根川:平民
利根川「ひょ・・・・・?」
利根川「地下帝国は・・・嫌だああああ・・・!」
カイジ「なに・・・帝国・・・?なんだそのかっこよさそうなのは・・・!」
利根川「なぜだ・・・・なぜ勝てないいいいいぃぃぃぃぃ!!!」
利根川「殺す・・・・殺してやる・・・・・!!」
カイジ「さっきから殺すだの死ねだの縁起でもないからやめてくれよ・・・・・!!」
利根川「お前からかけた命だろうが・・・・・!!」
カイジ「は?俺がいつ命かけたっていうんだよ・・・・・・・?」
利根川「さっきからお前は45ミリもかけてるだろうが・・・・・!」
利根川「もし負けたらその針がお前の三半規管を貫き死ぬ可能性もあるというのに・・・・・!!」
カイジ「えぇ・・・・・!?そうなのか・・・・・!?」
利根川「何をいまさら・・・・・!!」
利根川「さあ、早く6回戦目、45ミリの勝負を始めるぞ・・・・・!!」
カイジ「・・・・・・・リ・・・・・」
利根川「あぁ・・・・・・!?」
カイジ「1・・・・・ミリ・・・・・」
カイジ「やっぱ・・・・・・次の勝負からは・・・・・・1ミリ・・・・・!!」
利根川「」
今どれぐらい兵藤の資産削りとったの?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
黒服「会長、利根川様の勝負が終わりました・・・・・!」
兵藤「もうあいつのこと「様」なんて呼ばなくていいよ」
黒服「それでは利根川のところに参りましょう・・・・・・・!!」
兵藤「どれどれ、結果は・・・・・・・」
皇帝 奴隷 ミリ
1戦目 カイジ○利根川× 45
2 ○ × 45
3 ○ × 45
4 利根川×カイジ○ 45
5 × ○ 45
6 ○ × 1
7 カイジ×利根川○ 1
8 × ○ 1
9 × ○ 1
10 利根川○カイジ× 1
11 ○ × 1
12 ○ × 1
13 カイジ×利根川○ 1
14 × ○ 1
15 × ○ 1
針の進み具合 10ミリ
レート下げてからカイジ全敗かよ
黒服「おい、利根川・・・・!!」
利根川「貴様、なにを呼び捨てで・・・・!!」
黒服「うるせー・・・・・!!会長が来たぞ・・・・・!!」
利根川「か、会長・・・・・!!」
利根川「み、見てください・・・・これを・・・・・!!」
利根川「なんと15戦中10勝・・・・・・!!」
利根川「どうでしょう・・・・・!?」
兵藤「利根川・・・・・」
兵藤「とりあえず・・・・・焼き土下座しよっか・・・・・」
利根川「・・・・・はい」
そういえばカイジ運動会だと思ってるんだよなこれ
ジュウウウウゥゥゥゥゥゥ
利根川「ぐぅ・・・・・・」
兵藤「おい・・・・・」
黒服「はっ・・・・!!」
兵藤「それをこのホテルから投げ捨ててくれ・・・・・・!」
黒服「了解しました」
利根川「か、かいちょう・・・・・・」
黒服「おら、いくぞ利根川・・・・・!!」
利根川「うぅ・・・・・」
兵藤「さて・・・・」
兵藤「では約束通りカイジ君には金を渡さなければな・・・・・・!」
兵藤「ほれ・・・・5850万じゃ・・・・・!!」
カイジ(なんでここで金が出てくるんだ・・・・?)
カイジ(ああ、そうか・・・・)
カイジ(これは偽札で1円につき1点ってことか・・・・・・)
カイジ(これで白組に5850万点入った、が・・・・・・・!!)
カイジ(おれがこうしているうちにも卑怯な赤組が得点を稼いでいるかも・・・・・・!!)
兵藤「それじゃあわしはこれで・・・・・」
カイジ「・・・・・・待てよ」
兵藤「・・・・なに?」
カイジ「この得点をかけてもう一度勝負をしよう・・・・・!!」
兵藤「わしはそろそろ寝たいんだが・・・・・・」
カイジ「さっき寝てただろうが・・・・・!!」
兵藤「あの隅田川とかいう馬鹿が叫んでたせいでろくにねれなかったんじゃ・・・・・!!」
カイジ「とにかく・・・・・なんとしてももう一勝負・・・・・・!!」
兵藤「ふう、しょうがない・・・・・おい・・・・・!!」
黒服「はっ・・・・・!!」
カイジ「Eカードはダメだ・・・・・・!!はっきりいってルールが難しすぎる・・・・・・!!」
兵藤「それじゃあ・・・・・・あれを用意しろ・・・・・!!」
カイジ「ダメだ・・・・・・!!そっちが用意するものはルールが難しいかもしれない・・・・・!!」
>>369
このガイジは、じゃんけんはあのカードがないとできないゲームだと思ってそう
兵藤「ではどうしろというんだ・・・・・・?」
カイジ「まってくれ・・・・・いま考えるから・・・・・!!」
カイジ(・・・・・・・・っ・・・・っっ!!)
カイジ「くじ引き・・・・・・くじ引きにしよう・・・・・!!」
カイジ「それならルールも簡単だ・・・・!!」
カイジ「となると入れ物が必要だな・・・・・」
カイジ「確かトイレにティッシュの箱があったはずだ・・・・・・!」
カイジ「それとペーパータオル・・・・・!!あと何か書くものを用意してくれ・・・・・・!!」
兵藤「・・・・・いってやれ・・・・」
黒服「はっ・・・・・!!」
>>371
兵藤「当たり前だ・・・!さあ始めるぞ・・・!」
カイジ「おい・・・!」
兵藤「なんだ・・・!?」
カイジ「骨はどこだ・・・!」
カイジ「よし、それじゃあ今から準備するから少し待っていろよ・・・・」
カイジ(・・・・・・っ!!)
カイジ(そうだ・・・・・!!いいことを思いついた・・・・!!)
カイジ(まあイカサマになっちまうがそれは今まで赤組もやってきたことだ・・・・・・!!)
カイジ(くくく・・・・みてろよ、赤組・・・・!!)
信濃川どうなったん?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カイジ「あとはこのはずれくじを入れてっと・・・・・」
カイジ「最後にこのあたりくじを・・・・・」
兵藤「まった・・・・・!!」
カイジ「?」
兵藤「そのあたりくじだけは二人で入れよう・・・・・・!!」
カイジ「なんだ?そんなに入れたかったのかよ・・・・・」
カイジ「いいぜ、入れたいならいれてくれよ・・・・・・!!」
兵藤「えっ・・・・・いいの・・・・・?」
カイジ「ああ・・・・・・!!」
兵藤「それじゃあ・・・・・・」カサッ
兵藤(こうやって・・・・・・折り目をつけて・・・・っと)
可愛いな兵藤
兵藤「始める前に少しいいかな・・・・・?」
カイジ「ああ、いいぜ・・・・・!!」
兵藤「条件が2つある・・・・!!」
カイジ「条件・・・・・?」
兵藤「まず一つ目、くじを引くときはお互いにチェックして腕まくりをする」
カイジ「ああ、いいぜ」
兵藤「もう一つは少し都合のいい頼みかもしれぬが・・・・先行権をゆずってはくれないか・・・・・・?」
カイジ「なっ・・・・・そこは平等にじゃんけんとかで!!」
カイジ(っ・・・・・!しまった・・・・・!!)
カイジ(俺はじゃんけんはまだ初心者だった・・・・・・!!)
兵藤「わしはカイジ君のいうとおり眠いのにここまで付き合ってきた・・・・・」
兵藤「それなのに少ない確率とはいえ一発目でカイジ君が当たりを引いてしまったらあんまりじゃないか・・・・・!」
カイジ「ま、まぁ確かに・・・・・」
カイジ「わかった、先行権は譲ろう・・・・・!」
カイジ「なんだ?そんなに入れたかったのかよ・・・・・」
カイジ「いいぜ、入れたいならいれてくれよ・・・・・・!!」
兵藤「えっ・・・・・いいの・・・・・?」
兵藤「ではそろそろ始めるか・・・・・・!!」
カイジ(頼む・・・・・・ひかないでくれ・・・・・!!)
カイジ(この勝負には白組の命運がかかっているんだ・・・・・!!)
カイジ(大丈夫・・・・勝てる・・・・勝てるはずだ・・・・・!!)
カイジ(俺の仕組んだ「あの仕掛け」・・・・・)
カイジ(俺の番さえ回ってくれば必ず勝てる・・・・・・!!)
兵藤(さて・・・・・奴がいきなりこんな勝負をひっかけてきたんだ・・・・・・)
兵藤(かならず仕掛けがあるはずだ・・・・・・・!!)
どうしても福本作品で天が小物にしか見えないんだよね
初期の変なノリとかが強烈すぎて
兵藤(このタイプのティッシュ箱に仕掛けを打つなら2通り・・・・)
兵藤(底か側面のどちらかのみ・・・・・・・・!!)
カリッ・・・・カリッ・・・・・・
兵藤(ん?ないな・・・・・・・)
兵藤(逆側か・・・・・?)
カリッ・・・・カリッ・・・・
兵藤(こっちにもない・・・・・)
兵藤(底にある気配もないし・・・・・・)
兵藤(ひとまず1回目は適当に引いて2回目に折り目をつけたあたりくじを引いてみるか・・・・・)
スッ
兵藤「おやおや・・・・・」
カイジ(ま、まさか・・・・・!!)
兵藤「カイジ君・・・・まさかこんなこんなことが起こるとは・・・・・」
兵藤「これだからここ一番の一発勝負は恐ろしい・・・・・」
兵藤「常識のはかりを超えるようなことが起こってしまう・・・・・!!」
カイジ「・・・・・もったいつけてないで言えよ・・・・・!!」
兵藤「ほれ・・・・・・!!」
くじ「○」
兵藤「わしのような王が一発であたりをひけないなどt・・・・・・・あれ?」
兵藤(あれ・・・・・・おかしい・・・・)
兵藤(この紙に折り目はついてないはず・・・・・・!!)
兵藤(いったいなぜ・・・・・)
カイジ「そ、そんな・・・・・・!!」
カイジ(次に俺が引ければ確実に勝てたのに・・・・・・!!)
カイジ(俺が打った仕掛け・・・・・くじをすべてあたりくじに変えたという仕掛けが・・・・・・・)
カイジ(つまり・・・・あのくじをひけば100パーセントあたりが引けるっていうのに・・・・・・・)
カイジ(こんな不幸が・・・・・・なんで俺の身ばかりに・・・・・・・!!)
会長…?
いや、それなら先行を意地でも勝ち取れよ…
このカイジは指切りを指切りげんまんと勘違いしそう
兵藤「えーっと・・・・とりあえず・・・・・・このお金没収ね・・・・」
カイジ(負けた・・・・・あと一歩のところで・・・・赤組に・・・・・!!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次の日
カイジ(それにしてもなぜあの兵藤は一発であたりを引けたんだろうか・・・・・)
カイジ(くそっ・・・・俺が先行だったら一発であたりを引けたのに・・・・・・・!!)
カイジ(・・・・・・・・・あああぁぁ!!!そうか、そういうことか・・・・・・・!!!)
カイジ(あの中のくじが全部あたりだったら最初に引いたやつが勝つにきまってる・・・・・!!)
カイジ(つまり、先行の兵藤が勝つに決まってるじゃないか・・・・・・・!!)
カイジ(あの男・・・・・そこまで考えて先行権を・・・・・!!!)
カイジ(兵藤ぉ・・・・・・兵藤ぉ・・・・・・・!!!!)
カイジ(待っていろよ・・・・・・・!!次は俺が勝つ・・・・・・・!!!)
絶望の城編 完
乙
こんな馬鹿な話を思いつく>>1の頭はどうなってんだ
欲望の沼編は来週ぐらいにやりたいと思う
横領+殺人これは畜生畜生アンド畜生ですね
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