ルフィ「実は俺、ゴム人間じゃなかったんだ」(500)

ルフィ「光人間だったんだ」

ゾロ「……へぇ」

サンジ「ピカピカの実の?」

ルフィ「うん」

ナミ「そうだったんだ」

ウソップ「騙されたぜ」

ルフィ「体が伸びて見えたけど」

ルフィ「あれはロギアでこう、分離して、そんな感じにしてた」

ルフィ「ギア2はそのまま光速で移動してただけで」

ルフィ「ギア3は屈折を利用してた」

ルフィ「弾とか砲弾とかを跳ね返してたのは」

ルフィ「普通に光速でキャッチして投げ返してただけだ」

ルフィ「あとは色々と光をどうにかして誤魔化してた」

チョッパー「でも刀とかで切られてたじゃん」

ロビン「そうね。ロギアなら切られないんじゃない?」

ルフィ「あれは覇気」

フランキー「お前切ったヤツら全員覇気使えたの?」

ルフィ「いや、そうじゃなくて」

ルフィ「自分で自分に覇気掛けてロギア無効化して」

ルフィ「あえて切られてた」

ルフィ「潰さてたりしても平気だったのは光人間だったからで」

ルフィ「処刑台とかエネルとか」

ルフィ「雷に撃たれて平気だったのも」

ルフィ「光速で避けてたからだ」

ルフィ「雷とか遅いし」

ルフィ「多分当たっても平気だけど」

ルフィ「光だから」

ナミ「あれ?じゃあ黄猿は?」

ゾロ「そういや海軍大将も光人間だな」

サンジ「あ、悪魔の実を完全に同時に齧ったんだな?」

ウソップ「いや、それは無理だろ。多分黄猿はルフィの変装なんだ」

チョッパー「ああ、モンキーと猿だ!」

ルフィ「……いや」

ルフィ「じつは、ピカピカの実だけは何故か二つあるんだ」

ロビン「そうなの?」

ルフィ「ああ。どうもそうらしい」

フランキー「それなら仕方ないな」

ルフィ「多分、ゾオン系によくあるモデル何々とかいうヤツなんだと思う」

ルフィ「誤差の範囲で能力が似通ってるだけで」

ルフィ「一応別の実なんだよ、きっと」

ルフィ「じいちゃん介して黄猿と相談した結果」

ルフィ「そういう結果に落ち着いた」

ゾロ「でも何でそんな事隠してたんだ?」

サンジ「そうだぜ。強いし良いじゃねぇか」

ルフィ「いや、強過ぎても、敵増やすだけだし」

ウソップ「うん。相手を油断させられるしな」

ナミ「他の海賊とかには、そのまま隠し通すつもり?」

ルフィ「ああ。とりあえず、しばらくは」

ルフィ「だから、あえて敵の攻撃受けたりするだろうし」

ルフィ「迷惑とかも掛けるだろうけど」

ルフィ「よろしく頼む」

チョッパー「でもさ。ゴムゴムの実ってのは実在するんだろ?」

ルフィ「ああ、確か」

ロビン「じゃあ、偶然会う事も在りうるのね」

フランキー「おいおい、そりゃマズいんじゃねぇか?」

ルフィ「まあ、ゴムゴムの実とか弱いだろうし」

ルフィ「名を上げれそうなエネルは倒したし」

ルフィ「逢ったら殺して」

ルフィ「目立ったことしてたら行って殺して」

ルフィ「何もしてないならそれで良いだろ」

ルフィ「まあ、俺に関してはそんなところだ」

ルフィ「これからは、他の人の目が無いところでは積極的に使っていくよ」

ルフィ「その方が効率が良いしさ」

ルフィ「ただ、島とかだとそうも行かないし」

ルフィ「フォローよろしくな」

ルフィ「……じゃあ、次、チョッパー」

チョッパー「……ごめんな、みんな」

チョッパー「実は俺も、自分の食った実を誤魔化してた」

ゾロ「……へぇ」

サンジ「ヒトヒトの実じゃねえの?」

チョッパー「ああ」

ナミ「なら何?」

チョッパー「シカシカの実、モデル:トナカイ」

ウソップ「何だ!大した事ねぇじゃねえか!」

フランキー「要は人間トナカイじゃなくてトナカイ人間だったんだな」

ルフィ「……いや、それだとおかしい」

チョッパー「ああ。さすがルフィ」

ロビン「……そうね。チョッパーは動物と会話が出来るわ」

チョッパー「そう。それに、人の形態が無いだろ?」

チョッパー「ゾオン系の基本形態は3つ」

チョッパー「獣」

チョッパー「獣人」

チョッパー「人」

チョッパー「元の姿と、実の姿と、その中間」

チョッパー「オレがトナカイ人間だったら」

チョッパー「人間の姿が存在する」

チョッパー「だけど、オレのその形態は、ゴリラのような姿」

チョッパー「そう」

チョッパー「オレは、トナカイゴリラなんだ」

ゾロ「なるほどな」

サンジ「元は人間じゃなくゴリラだったのか」

チョッパー「うん」

チョッパー「オレは、青っ鼻のゴリラさ」

ナミ「え?でも、ならどうして人間の言葉が喋れるの?」

チョッパー「突然変異らしいよ」

ウソップ「ああ、突然変異か」

チョッパー「ヒトデとかも喋ってたし」

チョッパー「そうでなくとも、動物は人並みの思考能力は持ってるだろ?」

チョッパー「突然変異でオレは人の声帯を持って生まれて」

チョッパー「まあ、色々あって悪魔の実を食っちゃったんだけど」

チョッパー「何故か喋るゴリラよりも」

チョッパー「悪魔の実で喋れるようになったトナカイの方が」

チョッパー「都合が良いと思ってさ」

チョッパー「ヒトヒトの実を喰った事にしたんだ」

チョッパー「オレの場合はルフィと違ってさ」

チョッパー「ヒトヒトの実を喰った人間なら何も出来ないし」

チョッパー「多分動物とか物が食うって事例は少ない方だし」

チョッパー「そもそも、オレ不思議動物扱いだから」

チョッパー「ヒトヒトの実じゃないってバレる以前に」

チョッパー「知られてないだろうからさ」

チョッパー「逢ったら一応殺すけど」

チョッパー「面倒はかけないよ」

フランキー「まあ、重要なのは船医としての腕だしな」

ロビン「そうね。これまでの実績があるから安心できるわ」

チョッパー「ありがとう」

チョッパー「オレ、これからももっと精進していくよ」

チョッパー「……じゃあ、次」

チョッパー「フランキー」

フランキー「おう。俺な」

フランキー「まあ、俺については軽く聞いてくれ」

フランキー「大した事じゃないし」

フランキー「俺さ、サイボーグって事で色々武器とか搭載してるけどさ」

フランキー「あれ、嘘だったんだわ」

フランキー「俺、改造人間じゃなくて」

フランキー「普通にロボットなんだ」

ゾロ「なんか違うのか?」

サンジ「機械の体だろ?」

フランキー「まあ、分かりにくいけどさ」

フランキー「俺、要するに元々人間ですらないんだわ」

ナミ「人工知能ってヤツね」

フランキー「そう、それ」

ルフィ「なるほどな」

ウソップ「それはすごい」

フランキー「こうして普通に会話してるけどさ」

フランキー「プログラムで機械的に答えてるだけなんだ」

フランキー「まあ正直、人間の脳と変わらないから」

フランキー「同じ事だけどな」

フランキー「でもまあ」

フランキー「心情的には結構違うだろ」

ロビン「私は気にならないわ」

チョッパー「オレもだ。人間と変わらないんだろ?」

フランキー「ありがとな。そう言ってもらえるとありがたいぜ」

フランキー「でな」

フランキー「まあ、ここからが一応重要なところで」

フランキー「俺がサイボーグって身分を偽ってるのは」

フランキー「事情がある」

フランキー「こう、背中だけ痛がったり」

フランキー「血が出るようにしたり」

フランキー「ロビンに男性器握られて悶絶したりしたが」

フランキー「正直痛覚とか無い」

フランキー「食事とかは縮退炉を使ってるから普通に取れるけどな」

フランキー「血や汗が出るのは普通に機能だ」

フランキー「まあ、そうやって元人間っぽく振る舞ってるけど」

フランキー「それは敵を騙す為だ」

フランキー「一応、その時が来た時に驚かないように言っておく」

フランキー「俺の頭の中にはチップが入っててな」

フランキー「それが人間の脳の代わりをする」

フランキー「で、これが人間との大きな違いなんだが」

フランキー「記憶、リアルタイムで同期してバックアップを取ってあるんだ」

フランキー「人間って脳撃ち抜かれたら死ぬだろ」

フランキー「俺もチップを壊されたら動けなくなる」

フランキー「だが、俺の記憶は別の場所に残されているから」

フランキー「もしもチップが壊された場合」

フランキー「即座に」

フランキー「サウザンドサニー号が変形して俺の新しい体になる」

なら最初から巨大ロボでいいだろwww

フランキー「航海中でも平気だ」

フランキー「その時は空飛ぶ」

フランキー「最高時速は600キロを超えるから」

フランキー「すぐに近くの物に掴まるようにしてほしい」

ルフィ「分かった」

ゾロ「覚えておく」

サンジ「速いな」

チョッパー「ああ、速い」

ウソップ「凄い」

ナミ「手すりとか用意しておきましょう」

ロビン「そうね」

フランキー「まあ、出来るだけ撃ち抜かれないようにするし」

フランキー「バックアップはウォーターセブンにもあるから」

フランキー「船も壊されても平気だ」

フランキー「まあ、宜しく頼む」

フランキー「じゃあ、次はロビンだな」

ロビン「ええ。私の場合は、もうみんなも気付いてると思うから」

ロビン「この際はっきりさせておきましょう」

ロビン「隠し事は無しにしたいし」

ロビン「仲間だもの」

ルフィ「ああ、言ってくれ」

ゾロ「俺も気になってはいたんだ」

サンジ「俺もだ」

>>120
チョッパー「ああ、速い」

ウソップ「凄い」

このテンション笑えてしょうがない

ロビン「私の能力、ハナハナの実」

ロビン「名前だけ聞くと、花を咲かせる能力みたいでしょ?」

ナミ「そうね。植物を操る風に聞こえるわ」

ロビン「そう。実はその通りで」

ロビン「この能力、花を咲かせる事しか出来ないの」

ロビン「私が能力を使った時に散っている花びら」

ロビン「あれがそうよ」

カナヅチの代償あれかよ

ロビン「本当に、それだけの実」

ロビン「目くらまし程度にしか使えないわ」

チョッパー「オレはあの花びら好きだ」

ロビン「ありがとう」

フランキー「それじゃあやっぱりあの手や足は」

ロビン「そう」

ロビン「ただの模型よ」

ロビン「正確には、リモコンで動く模型」

ロビン「フランキーほどじゃないけど」

ロビン「要するに機械仕掛けね」

ロビン「最初に花びらを舞わせて気を惹いて」

ロビン「模型を手品の要領で相手に貼り付けてるの」

ロビン「それを動かして関節技を決めてるのよ」

サンジ「頑張ってるんだな」

ゾロ「だが待て。リモコンで動かしてるって言ったな」

ナミ「そうね。何かを操作してるようには見えないわ」

ルフィ「……なるほどな」

ロビン「フフ。そう。あの模型は、私が動かしてるんじゃない」

ロビン「それに、魚人島で見せた、自分をもう一人咲かせる手品」

ロビン「あんな精密な模型、隠し持てないし操りきれない」

ロビン「そう」

ロビン「私には、双子の妹がいるの」

そうだったのか

ロビン「名前はニコ」

ロビン「シャイな子で、いつもどこかに隠れてる」

ロビン「とても器用で、模型を精確に投げる事が出来て」

ロビン「これまでは、物陰かたサポートしてくれてたんだけど」

ロビン「最近になって、少し勇気が出てきたみたい」

ロビン「十日に一度くらいは私と入れ替わってるわ」

チョッパー「気付かなかった」

フランキー「そっくりなんだな」

ロビン「いつか、あなた達の前にちゃんと自分の名前で姿を現すと思う」

ロビン「その時は、仲良くしてあげてね」

ウソップ「当然さ」

ロビン「フフ、ありがとう」

ロビン「それじゃあ、次は、ナミね」

骨が息してない…

する必要ないんですけどヨホホホ

実の能力で天候操作してるのか

豊胸手術か…

ナミ「私?」

ナミ「私は、別に何も隠す事なんてないわ」

ナミ「普通に人間だし」

ナミ「泳げるから悪魔の実の能力者でもないし」

ナミ「天候棒もウソップが作ったちゃんとした武器」

ナミ「もちろん女だしね」

ルフィ「……ナミ」

サンジ「ナミさん」

ゾロ「ナミ」

ウソップ「もうバレてるんだ」

チョッパー「オレたちは軽蔑したりしないぞ!」

ロビン「大丈夫。その重荷は私たちも背負う」

フランキー「さあ、話してみろ」

ナミ「……みんな」

実はアーロン

ナミ「……そうね」

ナミ「……いくら私でも、ここまで行っちゃうとさすがにね」

ナミ「泥棒猫ナミ」

ナミ「そう呼ばれる程、お金にがめつい私だけど」

ナミ「こっそりお宝とかを換金してへそくりしてたのはしってるでしょ?」

ナミ「色んなところに隠して」

ナミ「時には修理代とかにも還元したりしたけど」

ナミ「溜めて溜めて」

ナミ「二年以上」

ナミ「この前ふと数えてみたら」

ナミ「国家予算を軽く超えてた」

ナミ「何度数えなおしても」

ナミ「無理やり端数を切り捨てても」

ナミ「総額が国家予算を」

ナミ「しかも大国の国家予算を」

ナミ「ダブルスコアで」

ナミ「超えてたの」

ナミ「さすがにやり過ぎだと思った」

ナミ「すぐにココヤシ村に仕送りした」

ナミ「でも限界がある」

ナミ「仕方がないから、匿名で、恵まれない子供たちに」

ナミ「残額が、未だに国家予算を超えてるわ」

ナミ「正直に言うわ」

ナミ「ぶっちゃけ、引く」

ナミ「あんな額みたら、あんた達は引く」

ナミ「私ですら軽く引いたもの」

ナミ「知ってる?お金ってね?」

ナミ「使うにも限度があるのよ」

ナミ「いくら物を買っても」

ナミ「いくら無駄に食事をしても」

ナミ「全然減った気がしないの」

ルフィ「大金だな」

ゾロ「大金だ」

ウソップ「凄い」

ルフィ「……大丈夫だ」

ゾロ「そうだ、俺達も協力する」

サンジ「残額はみないようにしながら、適度に無駄遣いをすればいいんだろ?」

チョッパー「オレ、買いたい本があるんだ。高いヤツ」

ウソップ「お前の天候棒も、グレードアップしよう。思いっきり」

フランキー「船も更に頑丈にしないとな」

ロビン「大丈夫。私たちが付いてる」

ナミ「みんな、ありがとう」

ナミ「しばらく、宝探しは止めね」

ナミ「どう計算しても、航海終えてから七代は遊んで暮らせる」

ナミ「それも全員が」

ナミ「でも、きっと無駄遣いすれば」

ナミ「減るわ、必ず」

ナミ「じゃあ、次サンジ君」

ウソップ「今何時?」

サンジ「四時」

サンジ「ああ、俺な」

サンジ「正直、俺も悪いとは思ってるんだ」

サンジ「だが、一度始めちまったら止められなくてよ」

サンジ「それでもお前らが喜んでるから、イイと思って」

ゾロ「とっとと話せよ」

ウソップ「そうだぞ、もったいぶるな」

料理に精子

サンジ「……ルフィは、もう知ってるんだよな」

ルフィ「ああ」

サンジ「そうだよな。お前は、厨房入ってくるもんな」

サンジ「実はさ。俺は、ルフィにコックとして雇われたわけなんだが」

サンジ「新世界に入ってから」

サンジ「食事、ずっとレトルトなんだ」

サンジ「いつも食べてる米な」

サンジ「あれ、レンジでチンするタイプのヤツなんだ」

サンジ「カレー、最近よく作るだろ?」

サンジ「お湯であっためるヤツだ」

サンジ「麺類」

サンジ「三分いつも待ってる」

ナミ「でも美味しかったわよ」

ウソップ「凄い美味かった」

フランキー「だが確かに、妙に食品添加物が多かった」

ロビン「そうね。少し雑味があったわ」

チョッパー「あれはレトルトだったのか」

サンジ「この船に変えてから」

サンジ「キッチンが妙に充実して」

サンジ「電気ケトルとか電子レンジとかがあって」

サンジ「活用しない手は無いと思って」

サンジ「魔が刺したんだ」

サンジ「工夫はしてた」

サンジ「アレンジもしてた」

サンジ「カップ焼きそばは」

サンジ「湯切りした後フライパンで軽く炒めると美味しくなる」

サンジ「レトルトだとばれないように」

サンジ「カレーはいくつかブレンドして」

サンジ「具材は毎回変えていた」

サンジ「実のところ」

サンジ「時には普通に作るよりも手間が掛かる」

サンジ「だが、俺はとりつかれてしまったんだ」

サンジ「たかがレトルト」

サンジ「されどレトルト」

サンジ「レトルトを極限まで美味くする」

サンジ「その為に、お前らの健康を阻害してしまったんだ」

金余ってるなら海賊雇えばいいじゃん

サンジ「すまなかった」

サンジ「これからは、レトルトの使用を半分に抑えるよ」

ルフィ「良いよ、美味いし」

ゾロ「そうだぜ」

ウソップ「目指せよ、レトルトコック」

ナミ「そうね。頑張って」

ロビン「コンビニデザートって美味しいものね」

チョッパー「オレも応援してるぞ」

フランキー「俺は味覚無いしな」

サンジ「みんなありがとう」

サンジ「俺、頑張るよ」

ロジャー「ワンピース」

ロジャー「ねえんだあれ」

ロジャー「多分、焼失した」


とか言い出しても驚かない

サンジ「さっそく、作ってみた」

サンジ「極限まで本物に近づけたコーンスープ」

サンジ「元はじっくりことことだ」

サンジ「付け合せのサラダとベーコンは」

サンジ「コンビニで買った」

サンジ「勿論アレンジしまくりで別物だ」

サンジ「これを食べながら」

サンジ「次はマリモの話を聞こう」

ゾロ「うん、まあ、俺な」

ゾロ「俺はさ。こう、ずっと、三刀流でやってきたわけだ」

ゾロ「三本とも使ったり、一本だけ使ったり」

ゾロ「これが俺のアイデンティティだったわけだが」

ゾロ「実は」

ゾロ「大体の技は二本だけでもイケる」

それはみんな知ってたけど知らない振りしてた

ゾロ「ぶっちゃけると」

ゾロ「最初ルフィとあった時から、百八煩悩鳳以外は二本でイケた」

ゾロ「調子の良い時は一本でも平気で」

ゾロ「なんか刀無しでも虎狩り出来た事とかあった」

ゾロ「で、空島超えたくらいから」

ゾロ「百八煩悩鳳も二本でイケるようになって」

ゾロ「秋水手に入れたら」

ゾロ「もはや一本で良いようになった」

ゾロ「こう、くいなの形見だからってずっと使ってきたわけだけど」

ゾロ「二刀流+一本で類を見ない個性を醸して」

ゾロ「くいなの無念を晴らそうと思って」

ゾロ「でも何か鍛えすぎちゃって」

ゾロ「よく考えたら幼馴染の刀口に咥えるって失礼というか」

ゾロ「変態的というか」

ゾロ「正直凄く悩んでる」

でも大事な剣だし折らない様に口に咥えといた方がいいだろ……

ゾロ「ほら、俺ってさ」

ゾロ「よく道に迷うだろ?」

サンジ「ああ」

ナミ「あんたの欠点よね」

ルフィ「気にするな俺も迷う」

ウソップ「そうだぜ」

ゾロ「いや、違うんだ」

ゾロ「あれな。いつも頓珍漢な事言って方向音痴っぽく見せてるけど」

ゾロ「実はいつも迷うのは」

ゾロ「自分のアイデンティティについて考え込んでしまうからなんだ」

ミホーク「余裕を見せて短剣で戦っているが、実は割と必死なのだよ」

ゾロ「三刀流を強調しつつ」

ゾロ「三刀流じゃないと気取られないように」

ゾロ「技の名前なんか凝ったヤツ付けてさ」

ロビン「センスあるわ」

フランキー「良いと思うぜ」

チョッパー「カッコいいよな」

ゾロ「ありがとよ」

ゾロ「だけどさ。結局俺の三刀流は飾りで」

ゾロ「名前も、装飾に過ぎないんだ」

ゾロ「剣士って何なんだ」

スモーカー「実は嫌煙家なんだ」

スモーカー「モクモクの実なんて食べちゃったから」

スモーカー「キャラ作りの為に頑張ってる」

スモーカー「みんなが見てないとこでむせてる」

ゾロ「サンジ、実際お前のこと嫌いじゃないしうまいメシ作るよな」

サンジ「この前作った奴とか簡単だから教えてやるよ」

ナミ「あ、でも九刀流阿修羅は?」

サンジ「そうだぜ。あれは三本いるだろ」

ゾロ「ああ、あれな」

ゾロ「あれさ、闘気で三倍に見せてるだろ?」

ルフィ「凄い」

ウソップ「凄い」

ゾロ「だけどさ」

ゾロ「最近、一本だけでも九本に見せられるようになったんだ。闘気で」

ミホークに会えばその答えが見つかると思ったのにな

ルフィ「実はこの麦わら帽子三つ目なんだ…」

みんな「だろうな」

フランキー「新しく技を考えたらどうだ」

チョッパー「そうだよ。三本使うヤツ」

ロビン「あなたなら出来るわ」

ゾロ「いや。何度も考えたさ」

ゾロ「だけど、それもしばらく練習してる内に」

ゾロ「一本だけで出来るようになっちまうんだ」

ゾロ「修行のしすぎで」

ゾロ「俺、いつか三刀流を止めるよ」

ゾロ「一本だけで十分だし」

ゾロ「自分の中の理想の自分像と」

ゾロ「くいなの過去を断ち切れた、その時に」

ゾロ「だけど、それまでは無駄な三刀流を続ける」

ゾロ「よろしく頼んだぜ、船長」

ゾロ「じゃあ、次はウソップだな」

寺生まれって凄い

骨は船の補修時に船体に組み込まれた

ウソップ「よし、じゃあ、オレはもう簡潔に言うぞ」

ウソップ「うそつきの俺のいう事だ」

ウソップ「そう驚く事も無いだろう」

ウソップ「まずな」

ウソップ「この鼻、付け鼻だ」

ウソップ「で」

ウソップ「俺、実はヤソップなんだ」

シャンクス「無くしたのは義手だ」

簡潔に言っていいところじゃねえよwww

ヤソップ「気付かないのも無理はない」

ヤソップ「途中まではウソップだったからな」

ヤソップ「どこで入れ替わったのかと言うと」

ヤソップ「ウォーターセブン」

ヤソップ「一度決別した時にな」

ヤソップ「色々あって入れ替わる事にしたんだ」

ヤソップ「ウソップからの伝言だ」

ヤソップ「『みんなへ』」

ヤソップ「『とりあえず、ごめん』」

ヤソップ「『本当は戻ろうと思ったけれど、偶然親父と会い』」

ヤソップ「『自分を見直すため、赤髪海賊団で修行をする事に決めました』」

ヤソップ「『またいつか、再会する事も出来るでしょう』」

ヤソップ「『その時は、また一緒に航海しましょう』」

ヤソップ「そんな訳でだ」

ヤソップ「ルフィはマリンフォード頂上戦争で逢ってるな?」

ルフィ「ああ。成長してた」

ゾロ「会うのが楽しみだな」

サンジ「全くだ」

チョッパー「うん」

ナミ「強くなってるわよね」

ロビン「そうでしょうね」

フランキー「……うん」

ヤソップ「ハッハッハ。おまえらも頑張れよ」

ヤソップ「まあ、とりあえずは」

ヤソップ「これからも俺はウソップとしてやってくから」

ヤソップ「あ、ちなみにこの付け鼻な」

ヤソップ「弾丸入れになってるんだ」

ヤソップ「どうでも良いけどな」

ヤソップ「ま、いつか適度にまた入れ替わるわ」

ルフィ「これで、全員話終わったな」

ゾロ「ああ」

ナミ「随分時間が掛かったけど」

ウソップ「驚く事ばかりだったな」

サンジ「多少はすっきりしたぜ」

チョッパー「俺も楽になった気がする」

ロビン「隠し事はよくないものね」

フランキー「今後の戦闘にも関わるしな」

ルフィ「……ああ。これで、アイツも報われるな」





三日前
突然、ブルックが倒れた

本当に突然だった
何の前触れもなく、突然、崩れるように、いや、崩れて、落ちた


でも、俺たちは気付いていたのかもしれない
そもそも、いくらヨミヨミの力があるからといって
あんな体で動けるはずがないのだから


ブルックは、骨ではなかった
極端にやせ、わずかな肉で動いていた、奇跡的な死体寸前の体だった
そして、ブルックだけが、自分を、骸骨だと思っていた


プラシーボ効果だったのだろうか
あの体で、よくあれだけの時間生きながらえる事が出来たものだ
けれど、刻限は、ずっと、着々と迫っていたのだ

きみに奉げる嘘と真実の鎮魂歌

ルフィ「俺達は、アイツに、アイツ自身の秘密を、話す事が出来なかった」

ルフィ「だから、せめて、俺たちが、自分の秘密を言わなきゃいけない」

ルフィ「そう思ったんだ」



船員が一人かけた船の上は

ただそれだけなのに、あまりにも静かだった



   おわり

だって骨みたいに痩せてたもんな

ぶっちゃけナミ以降は考えてなかった
サンジに至っては当てられた

疲れたから寝る
おはようおやすみ

ブルックの秘密はなんだったんだろうか…

>>454
えっ……

ルフィ「実は俺ルフィじゃないんだぜ」
ルフィもといサスケ「幻術だったんだぜ」

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