【咲-saki-】京太郎「許嫁ってなんだよ」 (179)
何番目になるかわからない京太郎スレです。
このSSは咲-saki-及び咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-Aのssです。
許嫁候補三人とイチャイチャしながら全国を目指す。ぐう蓄だよ。向こうじゃ書きにくいから。
人がきたら許嫁決める
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386637517
ぐう蓄の加減?エンディングが皆幸せだと思うな。人の命なんて安価次第で紙より軽いからな。
許嫁は咲のヒロインのみ(ただし、有珠山や福岡勢は無しだ)。中学から28まで。
さて決めていこう
>>12
>>15
>>17
和
なんぽっぽ
ちなみにぐう畜の字が間違ってる
霞
おう恥ずかしい…。
和、霞、数絵だな。
好感度決める。コンマが大きい程ありだ。
和↓3
数絵↓5
霞↓7
00~10 生理的拒否
11~20 吐き気を催す
21~30 嫌い
31~40 少し嫌い
41~50 普通
51~60 友人
61~70 好意的
71~80 好き
81?90 大好き
91~99 依存
100~ ??
次は京太郎のステータスな。
麻雀力、雑力、オカルトの三つ
麻雀力↓3
雑力↓4
オカルト↓5
数絵、霞でオカルト補+10、和補正麻雀力+5
京太郎スペック
麻雀力 95
オカルト 68
雑用 21
麻雀力
0-10 麻雀なにそれ?
11-21 初心者
22-32 中級者
33-50 県大会レベル
51-75 全国レベル
76-90 全国魔物
91-200 プロまたは魔王様
オカルト
0-10 なし
11-21 気配を感じれる
22-32 スプーンを曲げる
33-50 超能力
51-75 化物
76-90 魔物
91-100 小鍛冶
0-10 頼むから動かないでくれ
11-21 ジュース買ってこい
22-32 焼きそばパン買ってこい
33-50 三流
51-70 二流
71-80 一流
81-90 超一流
91-200 万能
オカルト73だな。
ラストは許嫁三人の雑力決める。あとこの世界にもカピーがいるから。
和↓3
数絵↓4
霞↓5
それじゃあ書いてくる。
許嫁三人が家に来る所からな。設定は四月半ば。許嫁は全員清澄に転校させるぞ。
あとぞろ目ボーナスはある。
00、11.22.33. 良
44. BAD
55.66 優
77 最善
88.99 ??
両方エタらないよ。ただな…少しだけ息抜きさせてくれ。頼むわ。
京太郎「いやだから許嫁ってなんだ」
霞「そのままでございます」
数絵「私達三人は貴方の許嫁です」
和「貴方の為に尽くし、貴方と共に生きる。それが私達に課された宿命です」
京太郎「和まで何を言ってるんだ。今日、一緒に麻雀部で麻雀してただろ」
和「あれは仮初めです。私は幼い時から貴方と結婚するんだと教えられてきました。だからこの時がどれほど待ったか…貴方にはわかりませんか?」
京太郎「その喋り方をやめてくれ!なんなんだよ…父さんと母さんの事で落ち着いたらこれだ…どうなってるんだ」
霞「簡単な事ですよ。貴方は選ばれた存在だった」
数絵「私達はその貴方に当てがわれた許嫁」
和「貴方が望もうが望まないがそれだけは変わらない」
三人「貴方は私達の旦那様になるんですから」
京太郎「………間違ってるだろ…俺にそんな価値は無いし、あんた達は納得してるのか?出て行ってくれ、ここは俺の家だ。あんた達の家じゃ無い」
霞「それは無理です。私達は此処に住む事になってますから」
数絵「荷物も明日には届きます。住民票から全て、私達は此処になっています」
和「ここから私達を追い出したら私達は路頭に迷いますよ?」
京太郎「………なんだそれ…笑えない冗談か何かだろ?」
霞「事実です」
京太郎「……」
1.部屋に戻る
2.暴言を吐いてさる
3.自由安価
↓2
短い。麻雀力とか決めたけど全部簡易判定で済ますし、毎日行動じゃなくて週行動。アイテムとかやりこみ要素なんてない。ただ単に自己満足で書く。
満足してED迎えたら落とす。
京太郎「訳が解らねえ…なんであんた達は納得してここにいれる。頭おかしいだろ…狂ってる、お前達三人とも頭がおかしいだろ!!」
バッ…ガチャ…バタン部屋を出て玄関に行き、外に出る。
数絵「…誰も納得なんてしてないわよ。お祖父様の命がかかってなければ…」
バチン…
和「それを今ここで言う必要がありますか?」
数絵「貴方は何も思わないの?脅されて許嫁なんて…」
バチン
和「思いません。私達は須賀京太郎の許嫁になる為に育てられた。ならそれに不満を漏らすの事はあってはならない事です」
数絵「…あいつが言った通りなのかもしれない。私達三人は狂ってる。その中でも貴女が一番ね」
霞「二人ともそれくらいにしなさい。とりあえずこのゴミ屋敷一歩手前の空間の片付けよ」
和「そうですね」
数絵「わかったわよ」
ーーーーーー
京太郎「なんなんだよ一体…なにがどうなってんだ」
1.公園で休む
2.歩いて状況の整理
3.自由安価
↓3
京太郎「とりあえず状況整理だ……まずあの三人は俺の許嫁。その為に俺の家にやってきた。そして一緒に住む……最近のラノベでももっとマトモな設定だぞ…」
京太郎「和の言い方的に昔からそれは決まってた事のはずだ。でも俺は父さん達からはそんな事を一切聞いてない…いや、聞かされなかったのか?なんで父さん達は黙ってたんだ?わかんねえ事が多すぎるだろ」
京太郎「頭を冷やそう…そして帰ってあの三人にきちんと話を聞くべきだな」
京太郎「それに気になる事がある…重婚が認められてないのになんで三人も居るんだ?」
ーーーーーーーーー
京太郎「…なんだこのゴミ袋の山は」
ガチャ…玄関が開き
和「帰ってきたんですか?待ってくださいね、もうすぐ掃除が終わるんで…」
京太郎「掃除…掃除ってまさか俺の部屋も…」
和「はい。少し汚かったので三人で掃除しました」
京太郎「…えっと、あれも捨てたのか?」
和「あれがどれか解りませんが発禁本とDVDは処理しました」
京太郎「勝手にそんな事をするなよ」
和「だってもう必要ないじゃないですか。何の為に私達が居ると思ってるんですか?」
京太郎「それ以上喋るな…とりあえず話だけは聞くから中に入ってくれ」
和「……」中に入り
京太郎「俺の秘蔵コレクション達…すまない」男泣き
京太郎「本当に掃除されてる…」部屋を見渡す
霞「お帰りなさい。待ってくださいね、今コーヒーを煎れますから」
京太郎「いや、別にいいからリビングに集まってくれないか…とりあえず自己紹介と事情の説明を詳しくして欲しい」
霞「…解りました」
ーーーーーーーー
京太郎「とりあえず自己紹介を頼む。俺は清澄高校一年須賀京太郎、歳はまだ15だ」
霞「次は私が。元永水女子三年石戸霞。歳は17です」
数絵「次は私。清澄高校一年南浦数絵。歳は15です」
和「私も清澄高校一年原村和。歳は15です」
京太郎「…石戸さんと南浦さんだな。それでだ、石戸さん」
霞「はい?」
京太郎「元ってどういう事ですか?確か永水女子って全国の常連校ですよね」
霞「清澄に転校します」
京太郎「俺のせいですか?」
霞「……」
和「誰のせいでもないです。必然だったんです」
京太郎「和は黙っててくれ。すいませんでした…俺のせいで」
霞「謝らないでください。全て、覚悟の上です」
京太郎(嘘だ…絶対に嘘だ。俺の、俺のせいだ…)
数絵「気にしたら石戸さんの重荷になります」
京太郎「うっ…」
霞「気にかけて貰えただけで嬉しいです。その表情をしてもらえるだけで…」
京太郎「……」目を閉じる
京太郎「次の質問です。何故貴方達は俺の許嫁なんですか?特別な血筋でも名家でもない俺の」
和「…知らないんですか?」
京太郎「知らないって何を?」
霞「貴方の父、須賀宗一郎は日本最大グループ須賀のトップです」
京太郎「はっ?それなんて冗談?」
数絵「事実です」
京太郎「頭が痛くなってきた…」
和「その御曹司たる貴方に婚約者が居ても不思議じゃないですよね?」
京太郎「………これが最後の質問だ」
和「どうぞ」
京太郎「なんで三人も婚約者が居るんだ?」
和「簡単な事です。三人居たら選べるからです」
京太郎「選べる?」
霞「一人だとその婚約者が増長する。二人だと派閥ができる。三人だ三つ巴になりますよね?」
京太郎「つまりは牽制って事か?」
数絵「そうよ。そして貴方が選んだ一人と結婚する」
京太郎「…なら残りの二人はどうなるんだ?」
霞「……」
数絵「……」
京太郎「おい、なんで黙るんだよ」
和「貴方の為に産まれた存在が貴方に必要にされなかった…」
京太郎「…もしかして」血の気が引き
和「そうです。残りの二人は死んでもらいます。禍根を残さないように、争いの芽を摘む為に。貴方の血はそれだけ価値があるんです」
京太郎「さ、流石に冗談だろ?」
霞「事実です。須賀の血は一子相伝でなければならない」
数絵「だからその可能性は絶たないといけない」
和「私達の命は貴方の選択で決まるんですよ」ニコニコ
バタ…京太郎が腰を抜かして
京太郎「狂ってる…」
和「ええ、他人からそうです」
京太郎「おかしいだろ…なんで死ぬんだよ」
三人「宿命ですから」
京太郎「なんでだよ、なんでそんなモノを受け入れてるんだ」
和「それが普通だからです」
霞「そう教えられて生きてきました」
数絵「私達は命は紙よりも軽いんです」
和「だから…」
霞「私を」
数絵「選んでくださいね」
一同「未来の旦那様」
今日はここまで。ちょくちょく更新していく。
京太郎の部屋
京太郎「……はっ…朝か。悪夢だったな。和が許嫁であんな設定とかありえないな」
ガチャ…ドアを開けて
和「おはようございます」
京太郎「えっ?」
和「朝ごはんはもう用意ができています。必要があれば着替えを手伝いますがどうしますか?」
京太郎「夢じゃなかった……だと…」
バタン…ドアを閉めて部屋にこもる
和「体調が悪いんですか?」
京太郎「…最悪に悪い。なんで居るんだよ」
和「それは昨日、説明を…」
京太郎「だから何でそんな平静でここに居られるかって聞いてるんだよ!!」
和「……それは私が今の生活を望んだからです」
京太郎「はっ?」
和「落ち着いたら降りてきてくださいね」
スタスタ…
京太郎「なんなんだよ…なんでこんな事になってるんだよ」頭を抱える
ーーーーーーー
9:00
ぐぅ…
京太郎「そろそろ大丈夫か?」
ガチャ…
京太郎「…大丈夫だな」
スタスタ…
京太郎「サンドイッチとスープにサラダ…何時以来だ、こんな豪勢な朝食」
霞「やっと起きてきたんですか?」
京太郎「えっ?」
霞「…構えなくていいですよ。原村も南浦も学校に行ってますから」
京太郎「石戸さんはなんで居るんですか」
霞「私が転校するのは来週ですもの」
京太郎「……なぁ、あんたは本当に望んでここに居るのか?怖くないのか?死ぬかもしれないんだぞ?」
霞「しつこい男は嫌われますよ。私は望んでここに来た。それが答えです」
京太郎「望んでって、俺の事も何も知らないのにか?それでもし選ばれなかったら死ぬんだぞ?」
霞「…勘違いしてるみたいですが、私達は貴方の事を知っていますよ?幼い時から貴方の事を逐一に教えられ、貴方がインターミドルで優勝した事も貴方の両親が死んだ理由も全て知っています」
京太郎「なんでそんな事を…」
霞「貴方の事だからです」
霞「私は貴方を希望にして生きてきました。神代分家としての宿命も厳しい巫女の修行も…全て貴方が居るから堪えてきました。だから貴方は悩まなくていいんです」
京太郎「……」
霞「私達の命を重荷に感じる必要はありません。それは私達にとって1番望まない事。この身は貴方が居たからあった」
スッ…
京太郎「やめろ、近づくな…」
霞「だからそんな怖がらなくていい」
ギュ…抱きしめて
京太郎「なんで…やめてくれよ……」
霞「……そんなに怖いなら私は死にます」
京太郎「…っ!」震えて
霞「私が原村も南浦も殺して、自殺すれば貴方は自由です」
京太郎「ダメだ…」
霞「何が駄目なんですか?貴方がそう望むから私が…」
京太郎「俺はそんな事を望んでいない!」
霞「…それは嘘」
京太郎「嘘じゃない…」
霞「嘘です。だから私が貴方に…」
京太郎「黙れ!俺は誰かが死ぬ事なんて望んでない!ただ、ただ…」
霞「……」
京太郎「俺は平穏な暮らしがしたいんだ…急すぎるだろ、やっと父さん達の事を受け止めたのに…次は俺の選択で人が死ぬなんて言われたら…どうすればいいんだよ」涙を流して
霞「……ごめんなさい」
京太郎「謝るなよ…あんたが謝ってもどうにもならないだろ」
霞「…ごめんなさい」
京太郎「……謝らないでくれよ」泣き崩れて
京太郎「……選ばないとどうなる」
霞「えっ?」
京太郎「もし俺が誰も選ばないまま寿命を迎えたらどうなる」
霞「それは…」
京太郎「……そうか。結局は死ぬんだな」
霞「……」
京太郎「選んだら二人死ぬ、選ばなかったら三人か…期限はいつまでなんだ?」
霞「高校を卒業するまでです」
京太郎「あと二年か…」
霞「違います。私が高校を卒業するまでです」
京太郎「……絶望的だな。いっその事俺が…」
霞「ダメです!」
京太郎「なんで?」
霞「貴方の命には…」
京太郎「そんな綺麗事はどうでもいいだろ」
霞「私達が死んでもいいんですか?」
京太郎「俺が死んだ後にあんた達が死んでも俺には関係ない」
霞「そんな無責任です!」
京太郎「…何が無責任なんだ?」
霞「っ…」
京太郎「無責任なのはどっちだ。そっちじゃないのか?俺が死んで生きる理由が無くなるとか言ってるんだから…死んでやるよ。死んだら全部終わるんだ」
霞「や、やめてください…小蒔ちゃん達が…」
京太郎「……誰それ?」
霞「え?」
京太郎「小蒔って誰だよ」
霞「……」
京太郎「…そうか…脅されてるのか?そうなんだろ?」
霞「………」
京太郎「…沈黙は美徳じゃないって本に書いてたぞ。ああ、そう言う事か…あんた達はだから俺の所にきたんだな」
霞「それは違…」
京太郎「…うるさい。ああもういい…俺もあんたもピエロって奴なのか。大変だな、俺みたいな男の為に大切な小蒔ちゃん達が人質なんだな。挙句、俺が死んだら小蒔ちゃん達は死ぬ。あんたの努力は無駄になる」
霞「やめて…」
京太郎「俺が仮に生きて誰も選ばなくてもあんたは死ぬ」
霞「やめて」
京太郎「俺があんたと結婚してもあんたは俺と幸せな結婚生活はおくれない」
霞「やめて!!」ポロポロ
京太郎「あんたと達と俺は結局報われない人生なんだな」
そんな事は認めない。大丈夫、救いはある。
京太郎「……大切なのか?」
霞「えっ?」
京太郎「その小蒔ちゃんは大切なのか?」
霞「……」コクン
京太郎「そうか。なら…[ピーーー]ないな」
霞「っ!」
京太郎「幸せだな、あんたは。誰かの為って言って覚悟決めてここに来て…死すらも厭わ無い」
霞「わ、私は…」
京太郎「それ以上言わなくていいさ。あんたの言葉は俺の為じゃない。その小蒔ちゃんの為の言葉だ。和も南浦さんもそうなんだろう。俺の許嫁に成りたいと言って誰かの為に此処に来た…羨ましい…本当に羨ましい」
京太郎「ところで答えて欲しいんだが…俺は誰の為に何をすればいいんだ?」
霞「……」下を向いて
京太郎「答えられるわけないか……部屋に戻る。和達が帰って来たら呼んでくれ」
霞「は、はい」
京太郎「……会議だ。取り決めを決めて、色々と決める。役割分担とか」
霞「わかりました」
京太郎「まるで家族会議だな…まあ、中身は仮面だけどな」
霞「……」
京太郎「笑ってくれよ…せめてものジョークだぜ」
京太郎「第一回仮面会議を始める」
和「あの仮面会議とはなんですか?」
京太郎「家族会議をヒネったモノだ、気にするな」
和「は、はぁ…」
数絵「それで何を決めるんですか?」
京太郎「何を決めたい?」
数絵「っ…私は質問してるんですが」
京太郎「顔が引きつってる家事選択は俺よりできるのに感情の制御はまだまだだな」
数絵「か、関係ない事です」
京太郎「まあ、それもそうか。家事当番を決めようと思ったがその前に和と南浦さんに聞いておきたい事がある」
和「何を聞きたいんですか?」
数絵「なんですか?」
京太郎「二人は誰を人質にされて此処に着たんだ?」
和「…」
数絵「なんでそれを…っ!」
京太郎「やっぱり二人もそうなのか」
和「喋ったんですか、石戸さん」
霞「私は何も…」
京太郎「石戸さんは何も喋ってないよ。俺の勝手に推測でカマをかけたらかかったってだけだ」
和「…私は父と母の再婚を提案されました」
数絵「それは喋ったら駄目なのでは…」
和「聞かれたら答える。私は夫に嘘はつきません」
数絵「……貴女が羨ましいわ。私は祖父の延命治療の為に此処にきたのよ」
京太郎「つまり、許嫁って話は小さい時からじゃないって事か?」
和「それは違います。私達三人は間違いなくあなたの許嫁として育てられてきました」
京太郎「……でも此処にきたのは俺の為じゃなくて人質の為だろ?」
和「…違います」
京太郎「はっ?」
和「他の二人はどうかは知りませんが、私は自分の意思で此処に着たんです」
京太郎「嘘はつかないのについてるぞ?」
和「嘘じゃありません」
京太郎「……まあ、それはそれでいいや。とりあえずあれか…ルールと家事当番でも決めるか」
霞「ルールですか?」
京太郎「風呂に入る時間とかだな…あれだろ風呂場で俺と遭遇してレイプされるの嫌だろ」
霞「……」
京太郎「俺の優先順位は最下位良いから女三人で取り決めてくれ。洗濯物もどうするかもな」
和「参加しないのですか?」
京太郎「男の俺が決めるより女の和達が優先されるべきだろ。決まったら教えてくれ。上の部屋で待ってるから。それとあれだその喋り方禁止。俺達は形だけでも…いや、なんでもない。これは俺の妄想だ」
スタスタ…
和「気を使わせてしまいましたね」
霞「……そうね。でも」
数絵「ここまで予定通り」
和「これで京太郎様の中で私達の誰かが死ぬ事が受け入れられた」
霞「あとはゆっくりと隙間を埋めて行けばいい」
数絵「……本当のこれでいいのかしら?」
和「かまいません。私達は京太郎様に死なれては困るのですから」
霞「ずるくてもいいのよ…私達はただあの方に尽くせばいい」
数絵「単純に想ってる事を口にしたら良いんじゃ…」
和「は、恥ずかしいじゃないですか」カァァ
霞「そ、そうです」カァァ
数絵(はぁ…なんでこうなったんだろう)
和「これで京太郎様の中で私達の誰かが死ぬ事が受け入れられた」
霞「あとはゆっくりと隙間を埋めて行けばいい」
数絵「……本当にこれでいいのかしら?」
和「かまいません。私達は京太郎様に死なれては困るのですから」
霞「ずるくてもいいのよ…私達はただあの方に尽くせばいい」
数絵「単純に想ってる事を口にしたら良いんじゃ…」
和「は、恥ずかしいじゃないですか」カァァ
霞「そ、そうです」カァァ
数絵(はぁ…なんでこうなったんだろう)
バタン…ベッドに倒れこみ
京太郎「死のうとしたら死ねなくなった…なんだこれ」
カピー「パカパカ(生きれば良いだろ」
京太郎「……それは無理だ」
カピー「パカパカ(いつまで死んだ人間の事を引っ張る」
京太郎「生きてる意義が見出せないなら死を選ぶべきだ…哲学書に書いていたぞ」
カピー「パカパカ(くだらん。己の限界を勝手に決めた人間の言葉を主から聞くと実に不愉快だ」
京太郎「…空虚なんだよ。満たされないんだ。父さんと母さんが死んで、地獄のような遺産争いに終止符を打ったらこれだ。ドラマやドキュメントにしたら大ブレイクするぞ」
カピー「パカパカ(何が言いたい?」
京太郎「あの時の約束を果たしてもらう」
カピー「パカパカ(やめろ、それ以上口にするな」ゴゴゴゴゴ…
京太郎「怒るなよ、カピー。冗談だ」
カピー「パカパカ(言って良い事と悪い事の区別ぐらいできるだろ」
京太郎「すまん…なぁカピー」
カピー「パカパカ(なんだ?」
京太郎「和達が言ってる事は本当なのか?」
カピー「パカパカ(どう言って欲しい?嘘と言って欲しいのか?」
京太郎「……」
カピー「パカパカ(結局はその程度の問題なのだろ。私の言葉よりも主がどう思いたいかだ」
京太郎「俺は…」
カピー「パカパカ(口にする必要は無い。言葉は力だ。紡げば責任が伴う事になるぞ」
京太郎「……すまん」
カピー「パカパカ(謝るのなら馬鹿な考えは捨てる事だな」
コンコン…
和「決まりましたので報告にきました」
京太郎「解った。直ぐに降りるから先に下に行っといてくれ」
和「わかりました」
スタスタ…
カピー「パカパカ(老婆心だ聞いておけ主」
京太郎「なんだ?」
カピー「パカパカ(失ったからこそ、求めても赦される。立ち止まり後ろを向いても誰も助けてはくれないぞ」
京太郎「……失う事が」
カピー「パカパカ(怖いと思うから怖いのだ。その握り締めた拳の意味を考えろ」
京太郎「……」
ガチャ…バタン
カピー「パカパカ(悩めよ主。悩む事が人間に許された最後の行為だ」
ーーーーーーー
和「料理は私と石戸、掃除は南浦、選択は女三人で担当します」
京太郎「…俺は何をすればいいんだ?」
和「何もしない事が須賀君の役目です」
京太郎「いや、一つ同じ屋根の下に住むのに…」
霞「ゴミ屋敷一歩手前の環境、インスタントと卵、ご飯、調味料だけで暮らしてきたのにできるのですか?」
京太郎「いや、そうだけど…」
数絵「それに妻たる者、夫にそんな事はさせられません」
京太郎「……脅されてきてるのにか?」
和「関係ありません。衣食住は基本です」
霞「納得がいかないならこう考えてください。私達は須賀様の家に下宿しにきてるのだと。下宿してるのだから自分の事は自分でしますし、須賀様は家賃の変わりに世話をされてると」
京太郎「……騙されてる気がするんだが」
霞「気のせいです」
京太郎「なら手伝いだけでもさせてくれ」
和「そこが妥協点ですね」
霞「…仕方ありません。なら手伝える時はお願いします」
京太郎「ああ」
和「それでは食事にしましょう」
霞「今日はカレーですよ」
京太郎「…待て。まだ大事な事を俺は言っていない」
数絵「大事な事?」
京太郎「……俺は一年後に三人の中の二人を見殺しにする」
霞「っ…」
京太郎「誰を選ぶかは解らない…もしかしたらじゃんけんで決めろと言い始めるかもしれない」
和「……」
京太郎「だから…俺の事は恨んでくれ。恨んで死んでいってくれ。お前が居なかったら私たちは助かったんだと呪詛を吐きながら死んでくれ」
数絵「……」
京太郎「俺はそれを受け入れる。お前達の大切な人に恨まれ、お前達に恨まれて俺は生きていく」
京太郎「それと同時に俺はお前達を赦さない」
京太郎「俺に全てを押し付けて責任すらも放棄した三人を俺は赦さない。誰を選んでも俺は死ぬ間際までお前達を怨む」
京太郎「無責任に死んでいく二人を怨む」
京太郎「選んだ一人も俺は怨む」
京太郎「俺達の関係は家族や恋人とかじゃない」
京太郎「恨み、怨まれる歪な関係だ」
京太郎「死ぬ最後の瞬間まで誰かを恨んで死んでいく」
京太郎「素敵だろ。俺達みたいな人間には。俺達はそれを鎖に繋がるんだ。他人からは家族に見えるかもしれない。そう見えても構わない」
京太郎「だがわすれるな」
京太郎「俺はお前達の誰かを見殺しにする」
京太郎「お前達は俺に全てを押し付けた」
京太郎「俺はお前達を…」
京太郎「赦さない」
System
これからは須賀京太郎の視点から個人のイベントを見て行きます。
見れるのは一週間で二人のみ。
残りの一人のイベントもオートで進むので問題はありません。
ただし、情報は開示されないので気をつけてください。
須賀京太郎の呟きや??の助言に耳を傾けて決定するもよし。個人の采配で決めるのよしです。
それでは始めましょう。
死が四人が別つその時を迎える為に。
亡者が夢を見た最後の瞬間まで。
愚者達は常に踊り続けるのだから。
貴方達は誰を救い、誰を殺すのでしょうか?
人物選択 霞、数絵、和
↓1から先着二名
なんかこう勘違いしてる人がいるが義姉のノリで居たら平気でヒロインと京太郎を殺すからな。書いてるだろぐう畜だって。
四月三週目 EPH1.変わる日常(原村和編)一日目
コンコン…
和「もうすぐ六時ですよ」
京太郎「……zzz」
和「失礼します」
ガチャ…
和「寝てるんですか?」
京太郎「……zzz」
和「……」ベッドに近づいていき
和「起きてください」ゆさゆさ
京太郎「…あと五分」
和「襲いますよ?」
京太郎「できない事を言われてもな…」布団に丸まり
和「朝ごはんが冷めてしまいます」
京太郎「……」布団から出てきて
和「今日はオムレツとサラダ、野菜ジュースにクロワッサンです」ニコニコ
京太郎「起きるから部屋を出てくれないか?」
和「着替えるのを手伝いますよ?」首を傾げて
京太郎「…俺が悪かった。はやく出てくれ」
和「…残念です」
スタスタ…ガチャ…バタ…
京太郎「…和達は一体何時に起きてるんだ?」
ーーーーーーーーー
二日目 夕方
京太郎「手伝うよ」
和「テレビを見ていていいんですよ?」
京太郎「家族だからなそんな気遣いは無しだ」
和「ならお皿を並べていてください」
京太郎「えっ、でもまだ料理してないんじゃないのか?」
和「朝の内に仕込みはできているので大丈夫です」
京太郎「そうなのか…和は何時に起きてるんだ?」
和「私は四時半です。霞さんが四時、数絵さんが五時です」
京太郎「俺が一番遅いのか…」
和「無理をする必要はないですよ。六時にさえ起きてもらえたらいいです」
京太郎「善処する」
和「アラームと目覚まし時計がありますからね」ニコニコ
京太郎「うっ……慣れたら起きれるさ」
和「はい、京太郎君ならできますよ」ニコニコ
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