時臣「娘が帰ってこない。」(114)

雁夜「ウチもだ。」

切嗣「同じく。」

時臣「優雅にオヤスミのキスをするように言ったら、娘がどこぞの馬の骨の家から帰ってこなくなった・・・」

切嗣「ウチも一緒に寝ようとしたら、急に出ていってしまった・・・」

雁夜「ウチなんか何にもしてないのに帰ってこない・・・」

時臣「ちょっとまて。さも『ウチの娘』みたいに話しているが、私の娘ではないかね?」

雁夜「時臣ぃぃぃぃ!貴様が桜ちゃんを捨てたんだろうがァァァァ!」

切嗣「まぁまぁ落ち着いて。」

雁夜「落ち着いていられるかァァァァ!」

時臣「まぁ間桐の家に養子に出したからには私の娘とはいえ、間桐の娘でもあるから不問にしておこう。」

時臣「ついでに嫁も最近冷たい。」

雁夜「やーいやーい!嫌われてやんの!ププッ!」

時臣「コンドームなどエレガントさに欠けて優雅ではないというのに。」

雁夜「・・・」

切嗣「ウチは嫁も肉便器も生オンリーだが。」

雁夜「黙れ黙れぇぇぇぇ!どうせウチはボケジジイとワカメしか居ねぇよ!」

時臣「父上をそう邪険にするものではないぞ。」

切嗣「そうだぞ。生きてるうちしか親孝行は出来ないからね。」

雁夜「お手伝いさんのケツ触ったり、夜な夜な徘徊して強姦騒ぎ起こす親父を持ってから言えヨォぉぉ!」

時臣・切嗣「・・・」

時臣「それはさておき、どうにか娘に帰ってきてもらう方法はないだろうか?」

切嗣「娘さんは何歳だい?それによって対策が変わってくるよ。」

時臣「17歳だ。ちなみに黒髪ツインテールが可愛いミニスカ娘だ。」

雁夜「ウチは16歳の巨乳ちゃんだ。」

言峰「ウチは年齢不詳の白髪露出狂だ。」

切嗣「!言峰綺礼!いつの間に!」

時臣「ほう、君のウチもかね。」

言峰「はい。我が師よ。職務でもあるとはいえ夜な夜な出歩いたりとホトホト手を焼いております。」

雁夜「それってスカート履き忘れたみたいな格好してる娘か?」

言峰「そうだが?」

雁夜「どういう教育してるんだよ!お宅の娘さんにウチの親父が殺されかけた事があるぞ!」

言峰「それは失礼。」

切嗣「お宅のお父様は妖怪だからしょうがないような・・・」

時臣「大方、翁の方が襲って返り討ちにあったんだろう。」

雁夜「まったく!ちゃんと殺してくれよ!」

言峰「そちらの方か・・・」

切嗣「確実に仕留めるのは大事だけどね・・・」

雁夜「アイツさえ死ねば桜ちゃんは帰ってきてくれるはずなんだ!」

時臣「翁が死んだらすぐにでも桜にも家督を継がせられるな。」

切嗣「そんなにアレなら僕がやろうか?娘が一緒に寝てくれる方法を考えてくれたら。」

雁夜「本当か!?」

切嗣「イリヤと寝れるのならなんだってするよ。ちなみに僕の娘は永遠の9歳だよ。」

時臣「9歳か・・・まだまだ一緒に寝て当然の年だな。」

切嗣「ただ、実年齢が××だから・・・」

言峰「衛宮切嗣・・・貴様はやはり・・・」

雁夜「ともかく、見た目が幼女なら家では心配だな。」

切嗣「その点は心配はない。街に住んでる息子の所にいるからね。」

時臣「ほう、息子さんも居るのかね。」

言峰「衛宮士郎か。」

時臣「士郎・・・まさか!!」

切嗣「恐らく思っている通りだよ。お宅の娘さんは恐らく息子の所にいるよ
。恐らく桜ちゃん達もね。」

雁夜「なんだと!」

雁夜「親ならすぐにでも取り返しに行くべきだろ!それで桜ちゃんも帰って来て解決だ!」

時臣「そう簡単にはいかんのだよ。なにせサーヴァントが四人も屋敷を守っている。」

切嗣「最近では他のサーヴァントもちょくちょく顔を出しているから手が出せないんだ。」

言峰「イザとなったらウチの娘のサーヴァントも加勢するだろうな。」

雁夜「くっ!力押しは絶望的か・・・」

時臣「やはり優雅には説得するのが妥当だろう。」

雁夜「何時するんだよ。家出して会えないってのに。まぁ、桜ちゃんはたまに帰ってきてくれるけど。」

言峰「ならばお宅はその時に説得すればいいだけではないか。」

雁夜「怖くて話しかけれない。」

その他全員「orz」

雁夜「親父がいけないんだ!イタズラばっかりするから!ワカメもなんか桜ちゃん怒らせるし!」

言峰「まぁウチも帰ってきて教会の仕事はしてるんだが、聞く耳を持たないから似たようなものだ。」ポンポン

時臣「ウチも葵が凛の味方ばかりするから説得は無理だ。」

切嗣「説得が無理だとわかってて提案したのかい?」

時臣「ウチはともかく、他の者が居なくなれば凛も帰ってくるかと思ってね。」

言峰「我が師よ。それは無理です。かの屋敷には他にも女性が住んでおります。」

時臣「なんだと!」

雁夜「・・・」

切嗣「まったく、士郎も節操がないな。三股くらいでやめておけばいいものを。」

時臣・雁夜「お宅の教育が悪いんじゃないか!」

言峰「ウチの娘は生来のビッチだから衛宮士郎のせいとは言いがたいな。」

切嗣「まぁまぁ、今は娘さん達を家に返すことを考えましょう。」

時臣「確かにその通りだな。」

雁夜「目的を果たしてから言及しようか。」

切嗣「問題はセイバーだ。ちょっと行き違いがあったせいで、僕の事を敵視している。」

時臣「凛のサーヴァントも不味い。正体が分からんが、なんかムカツク。」

雁夜「桜ちゃんが怖い。」

言峰「実はバゼットが危険だ。正面からならサーヴァント並の戦闘力がある。」

切嗣「ライダーも不味い。城に来て勝手にバイク持っていかれたし。睨まれた瞬間動けなかった。」

時臣「ギルガメッシュがヤヴァイ。」

言峰「我が娘も不味いな。男はかなわん。」

雁夜「・・・これ無理じゃね?」

切嗣「ハルバートもった戦闘メイドとか不死身のバーサーカーもいるしね。」

時臣「諦めてはいけない。」

切嗣「そうだ。諦めては正義の味方にはなれない。」

言峰「(くくく、慌てふためく親父ども。これこそ紛れもない愉悦!)」

切嗣「とりあえず外堀から埋めよう。」

時臣「そうだな。綿密な計画こそ優雅だ。」

後日。居酒屋個室

切嗣「してやられた!舞夜を士郎に寝取られた。アイリもイリヤと士郎に懐柔されてしまったし・・・」

時臣「葵も士郎君をいたく気に入っていた・・・娘にキスとか気持ち悪いとも言われた・・・」

雁夜「親爺はボケて話にならないし、ワカメも女遊びばっかで聞く耳持たない・・・しかもワカメは衛宮士郎の親友だし。」

言峰「ウチもだ。(これ程までに熟成されるとは!)」

切嗣「『俺が爺さんの代わりに正義の味方になる!』なんて言ってた息子が『性技の味方』になってしまうとはね」ハハハ

時臣「ふざけるな!ウチの娘はそんなに尻軽じゃない!」

雁夜「ハハハ!時臣ぃぃぃぃ!夢なんか見るなよ!どうせ桜ちゃんも凜ちゃんも非処女だよ!」

舞弥「どう考えても美味いケーキ>>>[ヘラクレスの壁]>>>親バカだと思った。反省はしていない」

その頃衛宮宅

葵「あらっ、美味し!」

凛「でしょ!士郎の料理美味しいのよ~。お父様も来ればよかったのに」

葵「しょうがないわ。お父様は今日友人と飲みに行くそうだから。」

凛「せっかく誘ったのに・・・久しぶりにお父様とお食事したかったな。」

葵「なら帰ってくればいいのに。」

凛「いやよ!だって寝る前のキスとかお風呂覗いたりとかするのよ!」

舞夜「相変わらずいい腕をしています。」

セイバー「当たり前です。」モグモグ

舞夜「切嗣はヤルだけやって、ロクなものを食べさせてくれませんからね。」

セイバー「私なぞ露骨に無視されてましたから。」モグモグ

舞夜「信念も士郎君の方が若くて真っ直ぐで素敵です。」

アイリ「日本食も美味しいのね。」

イリヤ「でしょ!シロウのご飯美味しいのよ!」

アイリ「切嗣にも食べさせたかったわ。」

イリヤ「お風呂に乱入したり、寝込みを襲わなかったらいくらでも食べさせてあげるわ。」

ワカメ「旨いよ衛宮!おかわり!」 

桜「あまり厚かましいことしないでくださいね。兄さん。」

居酒屋個室

切嗣「はぁはぁはぁ」

時臣「(息切れなんて優雅でない真似はできん・・・)」ハァハァ

雁夜「ヒャハハハハ」

言峰「(素晴らし愉悦だ!)」

なんでワカメも当然のようにいるんだよwwww
ケリィと時臣はおとなしく警察行こうか

時臣「とりあえず今日の所は帰ろうか。」

切嗣「店に随分と迷惑をかけてしまったしね。」

雁夜「お得意の優雅はどうした?時臣ぃぃぃぃ!」

言峰「店員さん、お会計を。」

アインツベルン城

切嗣「ただいまぁ。って誰もいないのか。これはチャンス!」

遠坂邸

時臣「葵も居ない・・・こうなったら乗り込むしかあるまい!」

間桐邸

雁夜「なんだ、ボケ親父だけか。」

衛宮邸

切嗣「みんな居るならイリヤも許してくれるだろう。」

エクス!カリバー!チュドーン!

切嗣「・・・」

セイバー「シロー!ご飯を!シロウのあんかけでも可です。」

ガウェイン「食ザーとか引くわ」
ランスロット「王は人の気持ちがわからない」

衛宮邸

時臣「葵までいなくなるとはな。」

葵「帰りますよ。時ゴミさん。」

時臣「葵、今なんと?」

葵「娘の風呂を覗いたりとか、キスを迫る変態にふさわしい名前を読んだだけです。」

衛宮邸

雁夜「一人でボケ親父の世話なんてまっぴらだ。アサシンもお手伝いさんもいるからいいだろ。」

桜「おじさん、おじいちゃんを一人にしちゃダメじゃないですか。」ゴゴゴ

雁夜「ご、ごめんね。桜ちゃん。」ドケザ

桜「ライダー。おじさんを送ってあげて。ペガサスは一人乗りだからぶら下げていいから。」

衛宮邸

言峰「くくく、全員ここに来るとはwww」シュルルル

言峰「なんと!」

バゼット「こんなところにサンドバッグが。食後の運動でもしましょうか。」ポキポキ
  
言峰(サンドバッグ)「(これは愉悦になったらマズイ・・・)」

士郎「一番風呂はいいなぁ。みんなどうしたんだろ?」

風呂

セイバー「シロウ、ここにいましたか。」

凛「セイバー!抜け駆けはズルいわよ!」

セイバー「私はただ侵入者を撃退して汗をかいたから風呂場に来ただけです!」

バゼット「いい汗をかきました。」

カレン「私もいささが疲れました。」

イリヤ「シロウ!私もお風呂はいる!」

セラ「お嬢様!」

リズ「私もはいる。」

桜「先輩!御背中流します!」

士郎「こんなに一気に入れないよ。」ハハ

衛宮邸前

虎「切嗣さん、こんなとこで寝たら風邪引きますよ。」ツンツン

アイリ「ごめんなさいね。すぐ退けるわ。」

舞弥「よいしょ。」ボンッ

アイリ「アインツベルン城へレッツゴー!」

士郎「家に帰らなくていいのか?」

イリヤ・凛・桜・カレン「大丈夫(です)!むしろ家の方が危ないから!」

バゼット「私はもう帰れません。」

士郎「じゃあみんな好きなだけ居なよ!」

おわり


おまけ

アーチャー「こんなハーレムなら私も英霊になどならなかっただろうな・・・」

ライダー「もしそうなら私とも再会出来ませんでしたよ?」クスッ

アーチャー「それは困るな。せっかく背丈も力もライダーに釣り合うようになって再会できたというのに。」

ライダー「二人の時はメドゥーサと読んでください。」チュッ

アーチャー「(凛は結局美乳のままだったからな。やはり巨乳は捨てがたい。)」

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