穏乃「おまたへー」 憧「あれ、初瀬?」(175)
初瀬「憧!久しぶりじゃん」
穏乃「ほっ?(誰?)」ピタッ
憧「おっひさー」
初瀬「その制服…ホントに阿知賀に行ったんだ」
憧「まーねー、丁度部活の帰りでさー。そっちは?」
初瀬「あ、私も同じー」
ワイワイ…
穏乃(阿太峯中の友達なのかなー)ジロジロ
初瀬「っていうか部活って、あんた何部に入ったの?」
憧「麻雀に決まってんじゃん」
初瀬「え?阿知賀ってもう麻雀部無いんじゃ」
憧「今年から復活したの」
穏乃(名前なんていうのかな?憧はさっき"はつせ"とかって呼んでたっけ?)ヒョコヒョコ
初瀬「へー…っていうか麻雀続けるならなんで晩成来なかったのよ」
憧「まーそこは色々っていうか…ほら、晩成行ってもレギュラー無理そうだったしさー」
穏乃「んっ?んん?w」キョロキョロ
憧「……」チラッ
初瀬「……(何この子、さっきから私と憧の間に顔出したり引っ込めたり……)」チラ
初瀬「……あ、そ。まぁいいけど」
憧「で、そっちはどう?楽しくやってる?」
初瀬「あー…いや、お察しの通りっていうか…補欠~」
憧「あはははwまー一年だししゃーないっしょ!これからこれから!」バンバン
初瀬「い、言われなくても頑張るって!」
穏乃「んゴホン!ゴホッ!……」チラ
憧・初瀬「……」
初瀬「あ、そういえば憧さぁ日曜も練習あったりするの?」
憧「午前中だけね」
初瀬「へー。じゃあさ、午後からどっか遊び行かない?」
憧「今度の日曜?」
穏乃「」ピクッ
初瀬「そうそう!久しぶりに中学麻雀部の同期でカラオケでも行こうよ」
憧「おー、いいねー!」
初瀬「でしょ?たまには息抜き~って感じで」
穏乃「へぇーっ!ほーん、なるほどー」(小声)
憧「どっかで昼食べて、それから行こうよ」
初瀬「そのつもり!ね、憧どこか良い店知らない?」
憧「んー……そういえば駅前に新しくイタリアンのお店出来てたような」
初瀬「あーあれね!見た見た、ちょっとオシャレっぽいやつ」
憧「そうそう!あそk
穏乃「あー、あのお店ね!見た目結構オシャレだよね!」
憧・初瀬「……」
穏乃「ん?wんっ?w」キョロキョロ
憧「……ゴホン。あそこ結構良さげじゃない?ちょっと行ってみたいなーって」
穏乃「んん?w」
初瀬「う、うんいいんじゃないかな。カラオケボックスも近いし」
憧「あれ、初潮?」
に見えた
憧「オッケー!んじゃ詳しい話はまた後で」
初瀬「分かった。後でメールするよ」
憧「あいよー、んじゃねー」
穏乃「あれっ」キョロッ
初瀬「それじゃまたね、憧」タッタッ
穏乃「あ、あれ」キョロキョロ
憧「ふー。 ……んじゃ私らも帰ろか」
穏乃「う~……」ジト…
憧「ん、何。どしたん?」
穏乃「……憧!今度の日曜どっか遊び行こうよ!」
憧「部活でしょうが」ビシッ
穏乃「あいたっ! ……じゃなくて!部活の後とかさー、午後ヒマだし!」
憧「……あんた今聞いてたでしょ。中学の連中で遊び行くの」
穏乃「……ちぇー!もういいよ!帰ろ帰ろ!」プンスコ
憧「はいはい」
・・・
-日曜-
ジャラジャラ…
赤土「んじゃ今日はこの辺で終わりー」パンパン
玄「おつかれさまー」
憧「終わったー!ふー、今日はレジェンド赤土相手にトップ率9割かーwwもはや私がレジェンドかなwww」
赤土「うっ……」
憧「もーwジョークジョーク!wジャスタジョークっすよハルエちゅわんww」バンバン
赤土「は…ははっ……」ヨロッ
穏乃「……さてー!それじゃ練習で疲れた後はみんなでお昼でも食べ行こっか!!」
憧「え?あー、私パス」
穏乃「なんでっ!?」
憧「な、なんでって……シズ知ってるっしょ?私今日はこれから中学ん時の皆と」
穏乃「あーあー!憧ったら付き合い悪いのーっ!いいよいいよ、他の皆で行こ!!」
憧「な、何よあてつけみたいに」
穏乃「ねっ、玄さん!」
玄「あ……私達は家の手伝いがあるから」
宥「ごめんね穏乃ちゃん」
穏乃「えぇえーーーっ!?」ズコー
穏乃「えっとえっと、じゃあ」チラ
灼「…私も、店番あるし……日曜が一番忙しいから」
穏乃「うっ……そ、それなら」チラッ
赤土「!!あっあっ、えーっと」キョドキョド
灼「ハルちゃんうちでボーリングやってかない?レジェンド割引きするけど」
赤土「あ、あぁ!じゃあそうしよっかなー!」
穏乃「……」
憧「…ごしゅーしょーさま。んじゃお疲れねー」
玄「また明日ね~」
宥「ばいば~い」ガチャ
バタン
キャッキャ… アハハハ
穏乃「……」
穏乃「…はっ!えっ!?あれ、私一人!?」キョロキョロ
穏乃「あははははは!」
穏乃「あは……」
穏乃「…帰ろ」トボトボ
・・・
穏乃「……」テクテク
穏乃「あーっ、家帰ってお昼食べて……それからヒマだな~っ!」
ワイワイ ガヤガヤ
穏乃「ん?」クルッ
ギバ「それでさーそれでさー!」フンギフンギ
綾「あははは」
穏乃「あ」
凛「あれ?高鴨先輩だ」
ギバ「あ゛ー!!ほんとだあ゛あ!!」
穏乃「みんなひさしぶりー」
ギバ「アコチャーは!?ア゛コ゛チ゛ャ゛ー!!」キョロキョロ
綾「アコチャーいないんですかー?」
穏乃「あー、憧ね!なんかどっか遊び行ってるよ!」
ギバ「えぇええぇええい゛な゛い゛の゛ぉおおーー!?」バタバタ
綾「なーんだー……あ、しずさんは何してたんですか」
穏乃「部活の帰りだよ(しず…"さん"?昔はしずちゃんって呼ばれてたような…)」
凛「日曜日なのにですか?高校生って大変なんですねー」
穏乃「まーねー、なんたって全国目指してるからね!」フンッ
ギバ「じぇんこくー!?何のっ!?」
穏乃「ふっふっふ……麻雀だよーん!!」
凛「えっ?先輩って晩成行ったんですか?」
穏乃「い、いや阿知賀だけど……復活したの!」
ギバ「じゃあアコチャーもじぇんこく行くの!?クロチャーも!?」
穏乃「まあね!」
綾「すごーい!それなら応援しなくっちゃ!」
穏乃「……(それならって何。憧達がいないと応援しないのか)」
凛「ひなにも教えてやろうよ!」
綾「そうだね!」ダダッ
穏乃「え、ちょ」
ギバ「あ゛~~ま゛ってよ゛ぉおおおーーー!!ふんぎっ!ふんぎっ!」タッタッタッ
穏乃「あっ……!」
穏乃「…先輩にさようならも言えないのか!あれがゆとりっていうんだな!」プンスコ
穏乃「……帰ろう」トボトボ
穏乃「たーだいまーっ!」ガチャ
母「あら。やけに早かったわね」
穏乃「へっ?」
母「あんたお昼食べてくるって言ってたじゃない」
穏乃「あー…あれね!やっぱり家で食べようかなってさ、節約節約!!」
母「節約~?何言っちゃってるんだか」
穏乃「それに皆家の用事あるって言うし」
母「あらあら皆偉いのねえ。あんたも見習いなさいよ~」グチグチ
穏乃「わーかってるよぉ(ゲェー、まーた始まったァ)」
穏乃「あ、ところでお昼何?もしかして私の分用意して無い……?」
母「大丈夫よ、素麺だから。多めに茹でればいいし」
穏乃「えーーーっそうめんン~っ!!?なんでえええ」バタバタ
母「んふーw我が家も節約w」
穏乃「」
穏乃「やだあああーー!!!」ジタバタ
母「暴れても変わんないわよ」
穏乃「パスタ!パスタがいいよー!!」バタバタ
母「パスタぁー?もう…高校生にもなって駄々こねて、恥ずかしいったらありゃしない」
穏乃「ぅう……」
母「ほら!作っちゃうからテーブルの上片付けといて」
穏乃「…はぁ~い……」カタカチャ
か…穏乃
・・・
母「はい、できた」ゴト
穏乃「えっ、薬味生姜だけ!?」
母「節約だから。それじゃ、いただきまーす」
穏乃「これじゃそうめんっていうかすめんじゃん…」カチャ
ズズルー
穏乃「…ハァ……」ズルズル
母「ため息つくぐらいなら食べなくていいわよ」
穏乃「憧は今頃オシャレにパスタ食べてるのになー……同じ麺類でも大違いだよ」ボソッ
母「ん、何?」
穏乃「なんでもないよ!あーそうめんおいしーなー!!」ズルズルッ
母「そうそう、あんたこれ食べたらおつかい行ってね」
穏乃「えぇ!?な、なんで!」
母「なんでってどうせヒマなんでしょ。どうせうちでゴロゴロテレビ見てるだけなんだから」
穏乃「何その決めつけ!予定あるかもしんないじゃん!」
母「あるの?」
穏乃「ぅ……」
母「ほらね」
穏乃「あるよ!」
母「おつかいがね」
穏乃「じゃなくて!遊ぶ予定!」
母「あら?皆お家のお手伝いじゃなかったっけ?」
穏乃「そっ、それはあれじゃん!麻雀部の皆の話だし!他の友達、クラスの友達!!」
母「へぇー、あらそー」ズルズル
穏乃「あぁあ信じてないでしょ!その反応!」
母「別にいいけど……それじゃ遊んだ帰りでいいから」
穏乃「え゛っ!? あっ、ああ良いよ!それなら!」
穏乃「……ハァ」ズルルー
なんでや!素麺うまいやろ!
・・・
穏乃「行ってきまーす…」ガチャ
穏乃「あーヒマだなー、どうやって時間潰そう」テクテク
穏乃「……変な見栄張んないで何も無いって言えばよかった……」
穏乃「そうすればさっさとおつかい済ませて家でダラダラ出来たのにナー」
・・・
穏乃「……」テクテク
穏乃「ん? ……あっ!」
憧「あははは、そーなんだー」
初瀬「そうそう!wにわかにわかってうるさくてさー」
穏乃「憧……!(と、中学時代の有象無象)」
友達1「ねー!」
憧「いるいるそういう先輩w」
アハハハ… キャッキャッ
穏乃「こ、こっちに来る……!」ササッ
穏乃(あ、あれ?何で隠れてるんだ私)
憧「…で、この後どうするんだっけ?」
初瀬「何言ってんのよ、憧がボウリング連れてってくれるんでしょ?」
憧「え?あー、そうだったそうだったー」ポン
穏乃(ボウリング……!?)
友達1「先輩の家がやってるんだっけ?」
憧「そうそう!だからもしかしたらサービスしてもらえるかもよ~w」
初瀬「えー本当?いいじゃんいいじゃん!」
ワイワイ…
穏乃「……」
-鷺森ボウル-
ゴガラカーン!
赤土「シャイッ!!!」
灼「ハルちゃんナイス~、流石はレジェンド~」アヨイヨイ
赤土「見た見た!?今のがレジェンドストライク!」
灼「すごいすごい、じゃあ次はレジェンドスペア見せてよ」
赤土「えぇ?いやー……レジェンド投げしたら絶対ストライク取っちゃうからどうかなー//」テレテレ
灼「じゃあレジェンドターキーでいいよ」
ガーッ
灼「ん」
憧「やっほー、灼!」
灼「あぁ……お昼ぶり」
レジェンドさんさすがです
初瀬「憧の先輩なんですよね?」
灼「え。……まぁ、そうだけど」
友達1「私達憧の中学時代の麻雀部仲間です!今日はよろしくお願いしまーす」
灼「はぁ(…よろしくって、何が?)」
憧「……先輩の店だからサービスしてもらえるって言っちゃってさー」ヒソヒソ
灼「え…何それ……」
憧「お願い!この通り!」パン
灼「いや、サービスって言っても……」
憧「何でもいいからさ!このままじゃ私の面子が立たないし…お願い!!」
灼「……じゃあシューズ代サービスで…」
憧「ホント!?サンキュー灼ぁ! みんなー、シューズ代タダだって!」
初瀬「ありがとうございまーす!」
ゴガラーン!
アハハハ… ワイワイ
憧「イエーイ!」
初瀬「やるじゃん憧~w」
灼「……」
穏乃「……」
灼「っ!?」ガタッ
穏乃「……うう…すっごい楽しそう……」
灼(い、いつからここに……)
灼「な、何してるの」
穏乃「えっ!?あっ!!うわわわ、しっ失礼しましたー!」ダッ
ガーッ
灼「……何しに来たんだろ……」
穏乃「うわあぁああん!!わぁあぁああああ!!」タッタッタッ
キキーッ!
穏乃「わひぃっ!?」ドタッ
運転手「あっ…ぶねえだろーが!!気をつけろっ!!」
穏乃「すすすすいません!」
運転手「ったく…!」ブロロロー
穏乃「……」
穏乃「うわああああーーーーー!!憧のばか゛あ゛ぁ゛~~~!!!!」タッタッタッ
猿かわいい
穏乃「うわあぁああん!!わぁあぁああああ!!」タッタッタッ
キキーッ! ドガンッ!!
穏乃「わひぃっ!?」グチャッ!
・・・
ガチャ バタン!
母「あら?穏乃ー、帰ってきたのー?」
ドタドタドタ…!
母「ちょっと!帰ってきたんならただいまぐらい言いなさい」
穏乃「うるさいなー!いいじゃん別に、それぐらい!」
母「あれ、あんたおつかいは?」
穏乃「えっ」
母「帰りにしてきてって頼んだじゃない」
穏乃「ぁ……」
母「高校生にもなっておつかい一つできないなんて…」
穏乃「え、えっとその」
母「遊ぶのが楽しくて忘れちゃったなんて言い訳聞かないからね」
穏乃「!!」
母「今からでもいいからすぐに行ってきなさい」
穏乃「うるさいなーっ!自分で買い物行かないのが悪いんじゃん!!」
母「なっ…何その言い草は!」
穏乃「うるさいうるさい!私もう寝るからっ!!」バンッ
母「ちょっ、穏乃!?開けなさい!こら!!」ドンドンッ
穏乃「ばか!ばか!憧のばか!!母さんのばか…!!」ボフッ
―初瀬『やるじゃん憧~w』
穏乃「何がはつせだよ!やなやつ!やなやつ!!」
母「お父さんが帰ってきたら聞いてもらうからね!!」ドンドン
穏乃「うぅっ…うぅ~……!!」ギュウウ…
・・・
-翌日-
ワイワイ… ガヤガヤ
赤土「さー始めるよ~」パンパン
憧「あ~い」
宥「あれ、穏乃ちゃんは?」
憧「あー、なんか今日休みみたい」
玄「えっ!?か、風邪か何か?」
憧「どうだろ。まぁバカがひく季節ではあるけど」
宥「お見舞い、行こっか…?」
憧「いやーいいでしょ。どうせ拾い食いでもして食あたりでもしたんでしょ」
・・・
穏乃「……」
穏乃「ヘブシッ!」
穏乃「グジュ… さては誰か噂してるな~?フフッ……」モゾッ
チラッ
穏乃(……もう学校終わってるかな…)
穏乃「……」
チクタクチクタク…
穏乃(……そろそろ部活も終わってるかな……)
穏乃「ぅう……誰もお見舞いにこない……」グスッ
母「穏乃ー?」コンコン
穏乃「っ! 何っ!?」ガバ
母「ご飯」
穏乃「えっ ……う、うんわかった……」
お見舞いは行けよ…
気づいててわざとか
ジャージに突っ込んでテント張らせたい
-翌日-
赤土「はいはい始めるよ~」パンパン
憧「あいよー」
宥「あれ、穏乃ちゃんは?もしかしてまたお休みなの……?」
憧「あー、なんかね…そうみたい」
玄「えぇっ!?も、もしかして重病なんじゃ……!」
宥「一昨日は普通だったよね?急病かなぁ……」
灼「……あ。そういえばこの前の日曜日だけど」
憧「ん、何?」
そんな危なっかしいものは切っちゃうゾ☆
>>89
ヒィ!
・・・
灼「……って事があって」
憧「……」
玄「それって何時頃?」
灼「えーっと…どうだったかな。4時ぐらい?」
宥「じゃあその時までは元気だったんだ…やっぱり急病!?お、お見舞い行かなきゃ…!」
憧「いや、大丈夫だって」
宥「でも……!」
憧「そんなに心配なら、このあと私ちょっと行ってくるからさ」
玄「それなら私達も…」
憧「私だけで良いって。ほら、あれじゃん?皆で行って皆して伝染っちゃったら大変だしw」
灼「なるほど。それがいいかも」
宥「あ、灼ちゃん!」
玄「じゃあ…お大事にって伝えてね」
憧「オッケー」
・・・
穏乃「……」
穏乃「ぅう……今日も誰も来ないし…っていうかメールの一つもこないしぃ……」
穏乃「みんなつめたいなー!あーあ、このまま学校やめちゃおっかな!!」ボフッ
コンコン
穏乃「何~?もうご飯ー?」モゾ…
ガチャ
憧「おっす」
穏乃「っ!?」ズルッ
ドガタンッ
穏乃「あいたっ!」
憧「あーもう、何やってんのよ…」ハァ
穏乃「あ、憧っ!?」
憧「なーんだ、全然元気そうじゃん」
穏乃「……な、何の用っ?」フンッ
憧「何って。お見舞いでしょーが」
穏乃「えっ」
憧「仮病だけど」
穏乃「!! だ、誰が仮病だー!!ゴホゴホッ!!」
憧「そういうのいいから」
穏乃「へぶッしょんっ!!」チーンッ
憧「しつこいなー!」ビシッ
穏乃「いてっ!!」
憧「ったく……皆心配してんだよ?」
穏乃「ぇ……で、でも誰もお見舞い来ないし」
>>86おちんちんにワレメが擦れてたまらないな
ピストンして「ほーら男の子になったり女の子になったリー!」
っていって恥ずかしがらせてそのままおまたに擦りつけながら
ジャージのうちがわにしゃせいとかすばらだな
>>107
うわぁ……
憧「別に私だって風邪引いても誰もお見舞い来ない時ぐらいあったけど?」
穏乃「……いや、でもー…」
憧「ユウねえなんて急病急病ってオロオロしちゃってさぁ」
穏乃「そ、そうなの?」
憧「そうだよ。それなのにしょーもないイジケでズル休みなんて知ったら皆どう思うかなー」
穏乃「! なっ、なにそれしょーもないって!よく知りもしないでてきとー言ってさー!!」
憧「いや、知ってるって。どーせあれっしょ、日曜の事でスネてんでしょ?」
穏乃「うっ」
憧「…ったくどーしてそーなるかなー」
穏乃「だ、だって私も遊ぼうって言ったのに憧つめたいし」
憧「いやいや、そりゃシズの方が後から言ったんだから当然でしょ」
穏乃「でもさー!?親友だよっ!?親友が遊ぼうって言ったんだよ!?」
憧「あのねーっ……」ワシワシ
穏乃「……はっ!ま、まさか私は親友じゃなかったとか言う……!?」
憧「いやまぁそれはおいといて」
穏乃「おいといてって!何それ、おいといてって!!」
憧「大体シズとは高校入ってからしょっちゅう遊んでんじゃん。初瀬達は久しぶりだったんだからさ」
穏乃「……ま、まぁそうかもしんないけどー……」
憧「でしょ?納得いった?」
穏乃「……いかない!」
憧「はぁ!?」
穏乃「じゃあ次の日曜は私と遊んでよ!」
憧「えええ?」
穏乃「そしたら納得する」
憧「…いやまぁ、別にいいけど」
穏乃「ホントっ!?」
憧「ほんとほんと… そんかしちゃんと明日から学校きなよ?」
穏乃「わかってるってー!wもぉーっ!w」
憧「ユウねえ達にもちゃんと謝るんだからね。心配かけたんだから」
穏乃「大丈夫大丈夫!あっ、お昼はあれね!駅前の」
憧「はいはい、オシャレなイタリアンでしょ」
穏乃「もーっ、さっすが憧サン分かってる~っ!w」
憧「なーにが憧サンよ。はぁ、じゃあ私もう帰るからね」
穏乃「えーーーっ!?もう帰るのぉお!?」
憧「当たり前でしょ仮病なんだから!」
モウチョットイナヨー ウルサイナー! ワイワイ…
・・・
-翌日、放課後-
赤土「部活始めるぞーっ!シャイ!シャイ!シャイ!シャイ!」パンッ パンッ パンッ…
憧「うるさいなー、猪狩かっつーの~」
玄「憧ちゃん、穏乃ちゃんどうだった……?」
憧「ん?あぁー」
穏乃「ぁう……」コソコソ
憧「ほら、何やってんのよ」グイッ
穏乃「わぁっ!」
宥「穏乃ちゃん!」
玄「治ったんだ!良かったぁ~心配してたんだよ」
穏乃「あ……えっと…」モジモジ
憧「ほらっ、モジモジしてないでちゃんと言いなさいよ」
穏乃「……ご、ごめんなさいっ!!」バッ
玄「えっ、な、何?」
宥「ど、どうしたの~?」オロオロ
穏乃「えっと…ず、ズル休みでしたッ、実はっ!!」
玄「ズル休み…?」
憧「そっ。仮病よ仮病」
宥「えぇ?で、でもなんで…… …はっ!ま、まさか穏乃ちゃん!」
穏乃「は、はい!」
宥「いじめられてるの!?」
穏乃「」
穏乃「…はいぃ!?」
宥「そうなのね!?ど、どどどうしよう玄ちゃん…!」
玄「えっ?えっ?そ、そうなの?」
憧「い、いやいや違う違う!そういうんじゃないから!!」
穏乃「そ、そうそう!」
灼「じゃあ何なの?」
憧「何ってその……は、反抗期?」
穏乃「そっ、それそれー!」
赤土「あっはっはっは、まぁ良く分からないけど青春ってことねー!これにて一件落着!」
憧「……なんかハルエにまとめられるとイラっとくるんだけど…」
赤土「」
穏乃「と、とにかく全国目指してがんばるぞー!」
一同「おーっ!!」
穏乃「それで和と遊ぶんだー!!」
・・・
そして時は過ぎ、全国大会終了後――
-選手控え室-
ワイワイ…
憧「いやーホント久しぶり!和!」
和「憧!」
玄「決勝お疲れさまー」
和「玄さん!あっ、赤土さんも!」
赤土「まーまーこんなに育っちゃって~」
和「そちらも元気そうでなによりです」
穏乃「和ぁ!会いたかったよおおお!!」ガバァ
和「きゃっ!?えっ、だ、誰ですかっ!?」
穏乃「えっ」
宥「わぁ~、こんなに大きくなって~」
和「え?……あっ!玄さんのお姉さん!」
宥「覚えててくれたんだ~」
穏乃「あ、あのー…和サン……?」
和「……」
灼「……」
和「……あっ!」
穏乃「あ、思い出した?もーっ冗談きついん…」
和「副将戦ではどうも」ペコリ
灼「え、私?…うん、こちらこそ」
穏乃「」
和「…あの、ずっと気になってたんですけど……確か松実館にたまに遊びに来てませんでした?」
灼「そうだけど……」
和「やっぱり!どこか見覚えがあるなって思ってたんです」ポン
穏乃「……」ジト…
和「……? あの、何か……?」
穏乃「そういう冗談さー、和には似合わないと思うなー!」
和「え…?私には、って……私の事ご存知なんですか?」
穏乃「い、いやいやだからさーっ!」
憧(や、やばっ……この流れは……)
憧「和……シズよシズ、覚えてない?」ヒソッ
和「しず……? ……」
穏乃「……」
和「……」
穏乃「……友達になろうよっ!!」バッ
和「きゃっ!? ……ぁ。あぁ!!」
穏乃「思い出した!?」
和「し、穏乃…!会いたかった~!」
穏乃「……忘れてたのに?」ボソッ
和「えっ!!そそそんなことありませn」
穏乃「もういいよ!!和のバカっ!!!」ダッ
和「あっ…!」
憧「シズ!!」
穏乃「和のばか゛ぁ゛あ゛~~~っ!!!!」タッタッタッ
憧「今度は和かあああああ!!!!」
終わり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません