智絵里「私の、パンツ、ですか…?」 (102)

※注意事項

・モバマスSS
・キャラが崩壊しないと思うか?
・ここでのスレ建て初だから間違いがあったら教えてくれ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386483555


~二周年記念パーティー会場~

~モニター周辺

さくら『こんなことばっかりじゃ、わたし心配になっちゃいますよぉ! プロデューサーさぁん!』

泉『Pプロデューサーのこと、信じてたんだけど…間違ってたのかな?』

亜子『うーん頼りにならないな…ここはアタシがプロデューサーに…』


さくら「」

泉「」

亜子「」



早苗「あの…これ、なんなの?」

ちひろ「二周年ということなので、今までのイベントの思い出を振り返ろうと思いまして」

早苗「なんで映像で残っているの?」

ちひろ「プロデューサーさんの頭にちょっと…ね。早苗さんの分もありますよ!お花見の時のが!」(ちひろスマイル)


早苗「プライバシーってもんがねぇ…」

ちひろ「安心してください!編集はばっちりなので、きわどいセリフや特別なのは上映しませんから。早苗さんの編集は大変でしたよ…」

早苗「すでに流れちゃってるし…あたしも覚悟するか…本気で嫌がる子がいたら止めに入るからね?」

ちひろ「そんなことが無いようにするための編集なんですがね。その時はすぐに止めますよ」


早苗「はぁ…これは飲まなきゃやってられないわね…ところで、P君は?」

ちひろ「向こうで泰葉ちゃんとお話してましたよ」

早苗「むっ…最近、泰葉ちゃんにべったりしすぎなんじゃないかしら?」

ちひろ「この前のスペースワールドで泰葉ちゃん頑張りましたからね。早苗さんも運動会の後はPさんとよく飲みに行ったんですよね?」


早苗「そうだけど~ちょっと行ってくるわ」

ちひろ「ほどほどにしてあげてくださいね。あ、お花見の時の映像はラストですからね!」


早苗「思い出させないでよっ!」スタスタ



ちひろ「プロデューサーさんも大変ですねぇ…」

智絵里「あの、ちひろさん」

ちひろ「あら、どうしましたか?智絵里ちゃん」

智絵里「こ、こういった映像って、もしかして私のも…」

ちひろ「はい、京町の、ありますよ!」(ちひろスマイル)


智絵里「あぅ…そんな…」

ちひろ「編集はしているので大丈夫ですよ!智絵里ちゃんがどうしてもって言うならやめますけど、どうします?」

智絵里「私だけわがまま言うのも…編集してくれてるのなら…」

ちひろ「安心してください、スキップもできますので言ってくれたらすぐに跳ばせますよ!」


智絵里「…はい。それで、あの、Pさんを探しているのですが…知りませんか?」

ちひろ「向こうで泰葉さんと話していましたよ。今は早苗さんも一緒にいるんじゃないですか?」

智絵里「わかりました…!ありがとうございます」

ちひろ「どういたしまして。早苗さんがわがまま言っていたらプロデューサーさんを助けてあげてね」



智絵里「はい。それでは失礼します」スタスタ


ちひろ「プロデューサーさん、本当に大変ですね…全員に会えるのかしら?」


かな子『がまん…がまん…ふぅ…(グー…)』


かな子「」



~Coグループ机周辺


智絵里「こっちの方にいるって…あっ、早苗さん!」

早苗「ん?智絵里ちゃん、どしたの?」

智絵里「Pさんがこちらの方にいるってちひろさんから聞きまして、早苗さんも一緒にいるだろうって」

早苗「あぁーそれね…さっきまで泰葉ちゃんと話していたみたいなんだけど、晶葉ちゃんと一緒に外に行ったんだって」


智絵里「そうなんですか…残念です」

早苗「瑞樹たちのところにでも行こうかと思ったけど一度モニターのとこまで戻るわ…ちょっとメモリアルが気になるし」

智絵里「早苗さんのもあるんですか?」

早苗「お花見の時のがね…しかも最後に。ちひろさんには困ったもんよ…」

智絵里「私のも、あるみたいです。京町でのが…」

早苗「それは…ご愁傷様ね…お互い」

智絵里「はい、とてもはずかしいです…」


早苗「そういえば、京町の時に智絵里ちゃんがP君にパンツをあげたってほんとなの?」

智絵里「私の、パンツ、ですか…?」

早苗「誰が言っていたか覚えてはいないから確認のしようがなくってね。まぁ違うんでしょうけど」

智絵里「……」


早苗「智絵里ちゃん?え?まさか…ッ!?」

智絵里「ち、違います!!私が京町で、Pさんに渡したのは、金平糖と八つ橋、ですっ!!」

早苗「そ、そうよねぇ…それにしてもどこからこんな話が出てきたのかしらね…」

智絵里「私にもさっぱり…」

早苗「まさか、八ツ橋とパンツを見間違えただなんてことはないわよねぇ…」

智絵里「大きさが、違いますよ」


早苗「そうよねぇ…ところで、京町のはいつ上映なの?」

智絵里「次、だそうです」

早苗「よっし!一緒に見にいきましょうか!」

智絵里「え、えぇっ!」


早苗「晶葉ちゃんとの話だしP君はしばらく戻ってこないでしょうからね!あたしのも一緒に見てあげるから、見に行きましょ?」

智絵里「うぅ…わ、わかりました…」

早苗「こういうのは開き直らないとね!編集してくれてるんだし、せっかくなら楽しまないと!昔ってのは恥ずかしいこともあれば楽しいこともあるわ!」

智絵里「は、はい」

早苗「れっつごー!」


書き溜めは以上です
流れは考えてるから、明日の朝までには終わらせる予定

次も書き溜めしてから投稿する予定
見てる人がいるなら遅筆だが続けるのん

支援あんがと

ユッコとたくみんはこの話には出てこないんだ…

すみません

ご飯食べ終わったら続き書きます


智絵里がメインだからアイプロメンバーに期待はしないでください

続きいきます

 

~モニター周辺


千枝『早くオトナになってPさんにふさわしくなりたいな!』


千枝「」

ありす「……」

みりあ「……」

薫「……」




早苗「あれっ?もう京町の始まっちゃてるの?」

智絵里「みたい、ですね」

ちひろ「早苗さんと智絵里ちゃん?まだ始まったばかりですよ、って結局見るんですね。プロデューサーさんはもういいんですか?」

早苗「それが、晶葉ちゃんと外に行ったみたいなのよ…だから、自分の見られるのなら、みんなのも見てやろうと思ってね!」


ちひろ「あら、残念ですね…でも、丁度よかったです。わたし、準備するものがあるので少し離れたいのですよ。代わりにこのリモコンお願いできます?」

早苗「任せなさい!それぐらいの操作ならお手の物よ!」


ちひろ「ありがとうございます。誰かが跳ばしてくれと言ってこない限りはそのまま再生していれば大丈夫です。よろしくお願いしますね」スタスタ


早苗「さて、と」


智絵里『京都でみんなと撮影…ですか?緊張しますけど…あの、えっと…わたし…が、がんばりますっ!』


智絵里「あわっ…あわわ…」

早苗「あら、丁度智絵里ちゃんのところが始まったみたいね」



智絵里『す、すいません…草履の鼻緒が切れてしまって…ど、どうしよう…』


智絵里「いわわ…」

早苗「二人の智絵里ちゃんが慌てる姿がかわいいわね…もう一度見てみよっか?」

智絵里「うわわ…や、やめてくださいぃ…」

早苗「ちょっとだけよ!このボタンかしら?」ポチッ



智絵里『Pさんに喜んでもらえるかなって思って…。その…わたしの気持ち、受け取ってください…!』


早苗「あれ?こんなシーンあったっけ?」

智絵里「えぉわわ…」

早苗「どうしましょ、何かプレゼントしてるみたいね。って、え…」



智絵里 つ【パンツ】


早苗「」

智絵里「」

その他「」

早苗「…っは!?停止ボタンはどれ!?これ!?」ポチッ



智絵里『あの…Pさんは…わたしを…ど、どうしたいんですか…?』


早苗「」

智絵里「」

その他「」

早苗「…っは!?電源はどこ!?これね!?」ブチッ


モニター「」


早苗「とりあえず、消えたけど…」

智絵里「」

早苗「ち、智絵里、ちゃん?」

智絵里「オーノー…」


早苗「ち、ちょっと!?大丈夫!?」

智絵里「…っは!?私は………」

早苗「うん、まずは深呼吸ね。落ち着きましょうね」

智絵里「ス、スーハー、スーハー……はい、だ、大丈夫…です」


早苗「さて、落ち着いて聞いてね?智絵里ちゃんは、京町の時には八つ橋と金平糖をP君にプレゼントしたのよね?」

智絵里「はい…そうです…私は…」

早苗「うん、大丈夫だよ。ちゃんと信じてるから。当時の状況、思い出せる?」


智絵里「夜の町を、Pさんと一緒に歩いていて、そこで…Pさんに感謝を込めて…八つ橋を…渡した…はず」

早苗「はず?」

智絵里「ご、ごめんなさい…思い返すと、その、恥ずかしくって、Pさんをまともに見れてなくて…その…」


早苗「深呼吸して、リラックス、ねっ。智絵里ちゃんが自分の意思でやったなんて思っていないから」

智絵里「スー…ハー…はい…ありがとうございます…」

早苗「P君は、それを受け取ったの?」

智絵里「は、はい。嬉しいって、後で食べるって…」


早苗「」

その他「」

早苗「こ、これは…ダメかもわからんね…」

智絵里「P、Pさんはそんな…っ!」


早苗「そうね…もしかしたらP君には八つ橋に見えたのかもしれないわね…」

千枝「でも、そうでしたらPさんは智絵里さんのパンツをどうしたんですか?」

早苗「そうよねぇ…受け取った時は見間違いかもしれないけど、そのうち気づくはずよね…P君に聞くしかないわね」

智絵里「え、えぇ!?Pさんに!?」


早苗「安心して、こっそり聞くから。それに…」

早苗「映像見てたみんなも黙っていてくれるよねっ?後はあたしに任せてもらえるかしらっ?詳細は判明したらちゃんと教えるから!」

その他「はーい!」

早苗「ねっ?このままにしておくのもどうかと思うし、まぁP君のことだから大丈夫よ!智絵里ちゃんはどうする?」


智絵里「わ、私も、行きます。ちゃんと、お話します」

早苗「よしっ!それじゃP君を探しに行きますか!ちひろさんも探さないとね…誰かここで伝言役やってくれる?」

千枝「あ、千枝がやります!」


早苗「あら、それじゃ任せちゃうわよ!ここにP君か、ちひろさんが来たらここで待ってるように言っておいてくれる?」

千枝「はい、任せてください!」

早苗「お願いね!さて、P君は晶葉ちゃんと外に行ったのよね…あたしたちも行きましょう!外なら電話使えるから連絡取れるかもしれないしねっ!」

智絵里「は、はい!」

とりあえず、ここまで
バイトに行ってくるから、続きは0時頃からになる

待たせたな そして、残念なお知らせだ まだ書き溜めれいない


続き いきます



~会場の外


早苗「とりあえず、P君の電話にかけてみるわ………ダメね、繋がらない」

智絵里「なんで、会場の中は電話使えないんですか…?」

早苗「あぁ、それはね。せっかくの大人数でのパーティーで、会場もとても大きいから人探しも楽しみの一つだ、ってことでちひろさんが晶葉ちゃんに頼んで使えなくなる機械を作ってもらったそうよ。緊急の時の対応は用意されてるから大丈夫だって木場さんも言ってたわ。」


智絵里「じゃあ…晶葉ちゃんに頼めば使えるようになりますか…?」

早苗「わからないわね…まぁ、二人とも一緒にいるかもしれないんだから、とりあえず探しましょ。P君に電話が繋がらないから会場の中だってことはわかったし」

智絵里「はい。あっ、あれは晶葉ちゃん?」

早苗「どこっ!?って会場の壁に何かしているみたいね…晶葉ちゃーん!」



晶葉「む?その声は早苗さんか?どうしたんだ?」


早苗「P君そこにいる?」

晶葉「いや、Pはもう会場の中に戻っていったぞ。おや、智絵里も一緒だったのか」

智絵里「はい、一緒にPさんを探しているんです…電話、使えるようにしてもらえますか…?」


晶葉「緊急事態なのか?」

早苗「緊急事態っていうか…ちょっと確認しないといけないことがあってね」

晶葉「この機械は一度止めると次に動かすのにかなり時間がかかってしまうんだ。今止めてしまうと、後々困ったことになるしな…どうしてもなのか?」

早苗「それは…」


智絵里「だったら、自力で頑張って、みます!早苗さん、いいですか?」

早苗(あら、てっきり…)

早苗「えぇ…智絵里ちゃんが頑張るならあたしだって頑張るわよ!」

晶葉「そうか…力になれなくてすまない。そうだ、PはPaグループの所に光と麗奈を探しに行ったはずだ。もしかしたらもう移動しているかも知れないが…」

智絵里「いえ、助かります。ありがとうございました」

早苗「ありがとね!晶葉ちゃんもなるべく早くすまして会場に戻りなさいよ?」スタスタ


晶葉「わかっているよ、もうすぐ完了するからな。さて…続きはっと…」



~会場入口付近


早苗「それにしても、智絵里ちゃんって結構変わってきたわね」

智絵里「え?」

早苗「京町のみて思い出したんだけど。昔ってとてもおどおどしていたっていうかさ?」


智絵里「そ、それは…見捨てられるのが…怖くって…」

早苗「P君にべったりだったし、どうなるか心配だったけど…パジャマパーティーとか、バレンタインとか、京町とか、浴衣とか、いろんなイベントをしっかりこなしてきたし、CDデビューもしちゃったもんね…おねえさんよりもしっかりしてきたんじゃないかしら?」

智絵里「そ、そんな!?わ、私はまだまだで…LIVEが終わると、私なんかでファンが喜んでくれたかなって、不安になるんです」

早苗「喜んでくれてるって!今日のライブだって、前の方の席に【ちえり道】って人うちわ持ってる人もいたし、なによりあんなに盛り上がっていたんだから」

智絵里「で、でも…」


早苗「…あんまり、自分を過小評価しちゃだめよ?智絵里ちゃんみたいなステージに立てない子がたくさんいるんだから」

智絵里「あっ…」

早苗「なんてね…智絵里ちゃんがまだまだって思っているのなら、それはそれでいいことなのよ。もっと上を目指せるってことなんだし」

智絵里「あの…私…」

早苗「大丈夫よ、なんであろうとも、P君は絶対に智絵里ちゃんを見捨てたりなんてしないわっ!もちろんあたしのこともねっ!だから、もっと前向きに頑張っていきましょう!」

智絵里「…はいっ!」


早苗「パンツ渡していてもねっ!」

智絵里「さ、早苗さんっ!!」

早苗「あははっ、ごめんごめんって、さて、P君探しの続きとしますか!」

智絵里「もう………はいっ!」



~Paグループ机周辺

早苗「さてさて、P君はどこかなぁ?」

智絵里「光ちゃんも麗奈ちゃんも見つからないですね…」

早苗「一足遅かったのかな…ってあれは」


伊吹「」


智絵里「伊吹…さん?なんだか様子が…」

早苗「どうしたの?伊吹ちゃん、なんだか真っ白に燃え尽きてるわよ?」

伊吹「智絵里に…早苗さん…アタシは…もう…」

早苗「何があったのよ?」


伊吹「うぐっ…それは…」

智絵里「わ、私たちが力を貸すことができるなら…お手伝いしますっ!」

早苗(ほう…)

伊吹「いや、その、力を借りることっていうか、もう遅いっていうか」

智絵里「そんな…ご、ごめ………は、話せることなら、話してみてください」


早苗(謝るのやめたわね…さっきの話を意識しているのね…強引になりすぎてるような気がするけど、これもいいか)

伊吹「それは…って、そういえば、智絵里のも上映されたんだっけ?」

智絵里「え?」

早苗「まさか…!?」


伊吹「はい…そのまさかで、メモリアル上映会でちひろさんが隠撮りしていた、アタシたちとPとの様子をスクリーンで上映して…」

早苗「そんな、ちひろさんが戻ってきて再開させたっていうの!?ちょうどいいわ、ちひろさんには言ってやりたいことがあるのよ…行くわよ!智絵里ちゃん!」

智絵里「は、はい!…伊吹さんは…どうします?」

伊吹「アタシは…ここでゆっくりしておくよ…智絵里ちゃんは平気なの?」


智絵里「え?」

伊吹「智絵里ちゃんのも上映されたって聞いたわよ。内容はしらないけど、恥ずかしくないの?」

智絵里「私は…その、恥ずかしかったですけど、今は、前向きに頑張るというか…む、昔のことは恥かしいこともあるけれど楽しいこともあるから、大丈夫です!」

伊吹「へぇ…そうなんだ…」


早苗「何してるの!行くわよ!」


智絵里「はい!それでは、伊吹さん、いってきます」


伊吹「うん、いってらっしゃい……あの智絵里ちゃんがねぇ…」



~スクリーン周辺


拓海『これ着て、たくみんスマイル…? ○○の頼みじゃしゃあねぇ…』


拓海「」


法子「この時、拓海さんってPさんを…」

奏「悪意のある編集ね…」



早苗「こらーっ!ちひろさんっ!!」


ちひろ「わっ!ど、どうしたんですか?早苗さんのはまだですよ?」

早苗「あたしじゃないわよ!智絵里ちゃんのことよっ!!なんであんなのが流れるのよ!!」

ちひろ「あんなのってなんのことですか!?ちゃんと編集を…」


早苗「智絵里ちゃんがP君に渡したモノと言えばわかるかしら?」

ちひろ「渡したモノって…それこそちゃんと編集しましたよ!!といいますかなんで流れたんですか!?」

早苗「ぐっ…そ、それはあたしの責任というか…そもそもなんで流れたのかわからなくて」

ちひろ「あれは…後でPさんに売るためのボーナストラックですよ…注意しておくべきでした…」

早苗「よく考えたらあたしも悪いのよね…でも、原因であるちひろさんにはちゃんと理由を…」


智絵里「大丈夫です」

早苗「智絵里ちゃん…?」

智絵里「早苗さんにも、ちひろさんにも、悪意があったわけではないんですから」

奏「悪意ある上映中だけどね」


智絵里「元はと言えば、私がちゃんと確認して渡していなかったのが原因なんです…」

ちひろ「智絵里ちゃん…」

智絵里「大丈夫です、過去のことで、いつまでも悩みませんっ!そう、ですよね…早苗さん?」

早苗「ほんと…智絵里ちゃんには勝てそうにないや…」

ちひろ「本当にごめんなさいね…ちゃんと確認したんだけどなぁ…もう一度見てみるわね」

早苗「モニターには映さないでよね!」

ちひろ「もちろんですよ」



~モニター裏


ちひろ「このタブレットの画面で…っと」


智絵里『Pさんに喜んでもらえるかなって思って…。その…わたしの気持ち、受け取ってください…!』


ちひろ「このシーンですね」

早苗「えぇ…そうね」

智絵里「……」

ちひろ「それで渡したのがこれ……」



智絵里 つ【パンツ】


智絵里「うぅ…」

早苗「大丈夫?智絵里ちゃん」

智絵里「は、はい」

ちひろ「うーん、やっぱり問題は無いですよねぇ…」


早苗「はぁ!?何言ってるの!?これはどう見てもアウトでしょ!?」

ちひろ「え?なんでアウトなんですかこれはどう見ても…」

早苗「パンツでしょ」
ちひろ「八つ橋でしょ」

智絵里「…え?」

早苗「…なんて?」


ちひろ「だから、どう見ても八つ橋じゃないですか!なにがパンツですか!」

早苗「でも…これはパンツに…」

ちひろ「確かに…大きさと形がそれっぽく見えますけど、冷静に考えてパンツ渡しますか?パンツ以外なら大きな八つ橋にしかみえないじゃないですか!」

早苗「えぇ…そうよね…普通、パンツなんて渡さないわ…」

智絵里「そうですよね…間違えても、パンツなんて渡さないですよね…」

ちひろ「さぁ、もう一度見てください。これはなんですか?」



智絵里 つ【八つ橋】


早苗「すごく…大きい…」
智絵里「八つ橋…です…」

ちひろ「まったく、人騒がせな…例えパンツを渡していたとしても、わたしはちゃんとカットしますよ!そこまで信用ないんですかねぇ…」

早苗「いや、結構悪意のこもった編集されてるから…つい…」

ちひろ「もしかして、千枝ちゃんが言ってたトラブルってこれのことですか?」

智絵里「は、はい…」

ちひろ「ということは…見ていた人たちみんなパンツだって思っているんですか…」

早苗「うぅ、あたしが騒ぎ過ぎたから余計に…」


ちひろ「これは…誤解を解いていかないといけませんね…まぁ、それはわたしに任せてください。ちゃんと映像付きで説明しますから。誰が見てたかも記録してますしね」

智絵里「あ、ありがとうございます」

早苗「ありがとうございます…本当にごめんね、智絵里ちゃん」

智絵里「いえ、いいんです。今回のおかげで、早苗さんともいろいろ話すことができました…」

早苗「そう、そう言ってくれるとありがたいよ…お詫びっていうか、どうせだからあたしの上映もみていこっか?」

智絵里「はいっ!パンツ渡していても何も…言いませんよ」

早苗「ふふっ、こいつめっ!」



~モニター


早苗『うふ、酔った勢いでお姉さんに変なことしたら……ね?』

早苗『P君、お姉さん酔っちゃった。どうしよう~ウフ♪』

早苗『はぁ、お姉さん熱くなってきちゃったわぁ…あはは、いい反応♪』

早苗『ここからは大人の時間ね。うふふっ、君、分かってる?』

早苗『ねぇ、P君…お姉さん今夜は帰りたくないなぁ…』


早苗「」

智絵里「」

ちひろ「やっべ、早苗さんきわどいの多かったからボーナスと上映用間違えてた」


早苗「……」

智絵里「…早苗さん、大丈夫です、前向きに、行きましょう…過去には面白いことも…」

早苗「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


その後、暴れた早苗さんによってモニターが故障 バレンタイン以降の上映は無くなったのであった…


~その後~

~Cuグループ机周辺


智絵里「早苗さん…大丈夫かなぁ?」

奈緒「お、智絵里!聞いたよ。災難だったな」

智絵里「奈緒さん、もしかして見ていたんですか?」

奈緒「いや、千枝と話してた時にちひろさんが来てな。聞いちゃマズかった?」

智絵里「いえ、大丈夫です。これも、思い出です」

奈緒「そっか、なんか雰囲気変わったんじゃないのか?智絵里!」

智絵里「そうだとすれば、早苗さんのおかげ、ですかね」


奈緒「へぇ、珍しいことがあるもんだ。それにしても、最初に聞いたときはアタシもパンツだと思ってしまったよ」

智絵里「う、そうなんですか?」

奈緒「あぁ、だって、着物を着るとき智絵里は下着付けて無かっただろ?宿に戻った時にそれで騒いだじゃん。てっきりその時のをあげたのかと…」

智絵里「…え?」

奈緒「覚えてないの?浴衣の時だってずっとスースーするって言ってたらしいし、和服着たら下着付けないんだろ?あ、撮影のときは違うけど」

智絵里「え…と…」

奈緒「ま、間違えて渡していないんならよかったよ」

智絵里(大丈夫…だよね?)



~Coグループ机周辺


早苗「あぁ…もう…飲もう…飲まなきゃやってられない…」

菜々「あ、早苗さん、お疲れ様です」

早苗「菜々ちゃん…ありがと」

菜々「私も最初は間違えましたので、仕方ないですよ。それに、真っ先に智絵里ちゃんのことを考えて行動してたのは早苗さんですし」

早苗「そう言ってもらえると、少しは気が楽になるわ…」


菜々「それにしても、あのサイズの八つ橋ってあるんですね!この前話したときは無いって結論でしたけど」

早苗「この前?なにそれ?」

菜々「あ、もしかして酔っていて覚えていないんですか?私が新春ライブの時に周子ちゃんに『八つ橋ってパンツににていますね!』って言ったらマジギレされたって話ですよ」

早苗「…覚えてないわ、それで?」


菜々「その時に周子ちゃんがそんな大きさの八つ橋なんてまず無いって言ってたから…Pさんが智絵里ちゃんからもらったっていう特大八つ橋はどうなのかなって議論になったんですよ」

早苗「いくらお酒の席だからってなんて話を…それでどんな議論があって無いって結論になったのよ?」

菜々「議論といいますかね、周子ちゃんが無いって行っていたのだからそれは八つ橋じゃないってことになって、そのサイズの八つ橋は無いって結論になり、パンツを渡したってことになったんです」

早苗「……」

菜々「まぁ、ちひろさんがちゃんと映像で見せてくれましたからね。まったく、周子ちゃんにも見せてあげたかったですよ!」

早苗(そういえば、ちひろは編集はできているって…もしその編集っていうのが…いや、やめておこう…これ以上は)



~モニター裏


ちひろ「はぁ~、疲れましたねぇ…上映もできませんし、みくちゃんからもらったネコミミつけて私もパーティーに参加するとしますか…」

ちひろ「それにしても、どこから噂が広まっていたんだろ…危うくバレるところでしたよ…Pさん、これも貸しですからね…」


二周年記念パーティーは続く

~おわり~

変態Pを期待してくれていたひとはすまない
このPはKENZENなんだ

智絵里からおパンツがもらえるという噂を聞いてエンドレスまでひたすら走ったけど金平糖しかくれない
やっとおパンツがきたと思えば、そこまでおパンツではなく…マイスタも底をついて他の子たちのアイプロができなかった
残ったのは、おパンツのようななにかと、虚無感
そんな経緯から生まれたSSでした

続きというか、他の人たちの話も考えてあるけど今回はこれまで

同じ設定で
麗奈「アタシはかわいい?」
っていうのを別の所で書いたから、よければ探してくれ

それでは、また今度

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