のび太「僕は君のせいで………」 (34)
季節は冬
皆は受験勉強と忙しそうだね
僕は今年で中学3年生
君は勉強しないのか?だって?
僕はもう学校に行ってないよ
というか行く意味がないよね
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[たぬき]、未来から来た猫型ロボット
僕のかけがえのない親友だ
僕はひょっとしたことから彼を
[たぬき]を殺してしまった
それは僕が6年生の頃…
3年前
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ーーー
ーー
ー
のび太「ドラえも~ん““」グスッグス
ドラ「どうしたんだい?のび太君」
のび太「ジャイアンとスネ夫が学校でイジメてくるんだよぉ~」
ドラ「それで、二人をこらしめる道具を貸してほしいと?」
のび太「早く出してよぉ~~」泣泣
ドラ「だが断る」
のび太「それ言いたかったよね?」
ドラ「君はいつも僕を頼ってるよね」
ドラ「世界には君と同じような経験をしてる人が沢山いるんだぞ」
ドラ「君はそろそろ中学生、いい加減に自分でやるんだ」
のび太「…君が」
のび太「君が僕を道具に頼らせる用にしたんじゃないか!!」
のび太「君が未来から来なかったらよかったんだ」
続きは後で投下します
僕は一時の感情にまかせ行動してしまうことがある
怒った僕は机にあった図工に使う金槌で彼を…
[たぬき]を撲殺したんだ
僕の学校でのイジメは酷かった
机やイスは壊されて
体操服は破かれる
教科書が無くなって
上履きも焼却炉に入れられた
主犯のジャイアンとスネ夫は僕にたいしての暴力も
僕は毎日、痣だらけで家に帰ったよ
クラスも、学校も、
いつしか僕を避けるようになって…
しずかちゃん、出来杉くん、も僕を助けてくれない
先生も見てみぬふりをしていた
スネ夫の母はPTA会長
ジャイアンの父は警察で署長
だから先生に頼ることも、警察に頼ることもできなかったんだ…
でもママは僕の味方をしてくれたよ
僕に学校に行かなくてもいいといい
ママは本当に優しかったな~
できれば生きてるママと二人でずっと暮らしていたかったよ
僕の父さんは僕が中学生の時に会社をリストラされ、
ずっと無職でいた
父さんは僕に暴力をふるい
酒とギャンブルに明け暮れていた
ママは1日中仕事をして
今思うとママは毎日3時間も寝ていなかったと思う
僕が殴られているとママは僕を庇ってくれて…
そんなママも僕が中学1年の冬に過労で倒れ死んでしまったよ
まあ当然だよね
僕は[たぬき]を殺して
裏山に埋めたんだ
未来ではロボットを[ピーーー]ことは重罪なんだって
でもドラミちゃんが秘密道具を持っていってしまったが僕を守ってくれたよ
ドラミちゃんは言った
「私がまだいるという事はまだのび太さんにチャンスがある、頑張れば楽しい未来になる、頑張って」
この言葉の意味は分からなかった
また明日、投下しますね
僕の父さんは交通事故で死んだ
僕は父さんとママの死亡保険金で現在生活している。
だけど決して豊かな生活はしてないよ
今日もイ○ーヨー○ドーネットショッピングで野菜や魚を買い…
僕は料理が上手くなったんだ
ママが死ぬ前によく一緒に料理したからね
のび太「今日は雨か…」
独り言を呟いてしまう
この天気の中で僕の心は憂鬱になってしまう
曇り空、大雨の平日の午前11時
昼ご飯には早いけどお米が炊けた
下の部屋に行こう
ピンポーン♪♪♪♪
インターホンが鳴る
きっと頼んだ食材が届いたのだろう
今日は早いな
一応、中学生の男子が一人暮らしをしている
誰かが来たら必ずインターホンで外を見るんだ
誰だろう?
見たところ配達に来た人ではなさそうだし
宗教関連とか何かを売りに来た人かな?
そんな事を思っても言ってしまった
のび太「どちら様ですか?」
もう居留守は使えない
ー
?「のび君だね」
ー
この声にどこか懐かしさを感じる
悪い人ではないと思う
でてみよう
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ーーーーー
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ーー
ー
?「おお、大きくなったな~のび」
本当に誰だろう
思い出せないな
のび太「失礼ですが、どちら様ですか?」
この人の声を最初聞いた時から、
この人はいつか会ったことがある
先生「ワシじゃよ、のび」
…見てる人いる?
先生は僕が5年生だった時の担任だ
僕はこの先生がとても好きだった
特に目が前についてる理由、の話はとても感動した
今となっては宿題を忘れたのもいい思い出だな
ーーー
ーー
ー 居間にて
先生「やはりこのドラ焼きは美味しいな~」
のび太「いい店があるんですよ」ニコッ
それから数十分
先生と雑談をしていた
先生「…ところでのび君」
先生の目つきが変わった
先生「あの時、お前を救えなくてごめんな…」
のび太「先生は悪くないですよ」
あの時というのは6年の僕がイジメられてた時の事だ
先生は当時、違うクラスの担任だった
先生が何もできないのは当然だ
だが、先生は前にも家に来たことがある
前回はこの件への謝罪だった
今回もその事なのか?
のび太「ところで先生、今日は何をしに?」
思いきって言ってみた
先生「…まず、ワシはもう先生じゃない」
先生「世間から見たら…」
先生「ヤクザだ」
後でか明日にまた書きますね
ーーー
ーー
ー
あの優しい先生がなんでだろう?
なぜ、ここまで黒くなってしまったんだろう
先生「で、のびが例の子供なんだな?」
黒服A「この写真の子と間違いないだろう…」
黒服B「しかし、同時刻に東京のカメラから北海道支部の防犯カメラに移る」
黒服B「こいつの【あれ】は瞬間移動ドアですかね?」
先生「ふむ…あの狸ロボ、商品名は猫型ロボットか、あれは本当に未来から来たんだろうな」
のび太「(ここは何処だ?)
のび太「(さっきから[たぬき]の話をしてるけど…)」
のび太「(う…まだ頭がクラクラする…)」
5時間前
先生「ヤクザだ」
のび太「え?」
聞き間違いか?
いや、聞き間違いだろう
先生「お前ら、もういいぞ」
黒服A「………」
黒服B「拉致なんて初めてですよw」
幹部1「おお、家から出てきてくれたか~」
やっぱり本当だったんだ
逃げなきゃ
、、、
体が動かない
なんでだろう、怖いのかな?
体が震えてる…
先生「おやすみな、」ガバ
黒服B「あ~それ俺がかけたかったぁ~」
黒服A「…お前は人が来ないよう見張ってろ」
のび太「…う!!(意識が…ね…)」
のび太「(眠いよ…眠ぃ……)」
幹部「よし、車を出すぞ」
幹部「あ、俺のノアに乗るときはそいつの靴を脱がせとけよ」
黒服B「(ちっ…こいつの清潔病はほんと…)」
黒服A「お前の清潔病はほんと…めんどくさいな」
幹部「あ?」
先生「……」
ーーー
ーー
ー
黒服B「う…見てられないっすよ…」
黒服A「おい!!」ドゴッ!!
のび太「うっ…(痛い痛い痛いよ)」
黒服A「まず、お前のは瞬間移動ができるんだよな?」
のび太「ハァーどぉ…どこでもドアの事?」
それから色々な事が聞かれました
拷問は僕も分からない質問が多くて…
殴る蹴るから手や足に針を刺されたり、親指粉砕、歯を抜かれたりしました
先生「やっぱり、コイツは知らないんじゃないか?」
幹部「ちっ…んなの俺に聞かないで本人に聞けよ」
黒服B「タバコ買ってきますね」
幹部「Aには買ってこなくていいぞ」ボソッ
黒服B「え?あ、ああぁ…」
黒服B「じゃあ行ってきますね」ガチャッ
プスッ
何かが刺さったような音がした
のび太「(なんだろう…)」
敵A「お前ら、全員手を上げろぉ!!」
敵B「ぼっちゃま、制圧が完了しました」
先生「 」死
幹部「 」死
黒服A・B「 」死
?「あっ、この人僕ちゃんの担任だったぁ~」
この声は…
スネ夫「懐かしいなぁ~」
このSSまとめへのコメント
すごいです
つずきまってます
はよーかけや
ぷりぷり
ドラエもんって殺すことできるのか