姉帯「友達100人出来るかなー」(217)
姉帯「明日から私も宮守高生だよー」
姉帯「うれしいな。またあの時のみんなと麻雀できるんだ」
姉帯「それに、この村は同年代の子がほとんど居なかったから、生まれて初めて同い年の子達と一緒に勉強出来るんだよね」
姉帯「よーし。いっぱい友達つくるぞー」
姉帯「うきうき♪うきうき♪」
姉帯「ふーんふーんふふ~ん♪制服もちょーかわいいよー」
姉帯「私カラダ大きいから、特注で作ってもらったんだよねー」
姉帯「あ、もう夜の10時?明日は絶対遅刻なんかいやだし、早く寝よっと」
姉帯「7時に起きればぜったい間に合うよね?目覚ましセットしてー」カチカチ
姉帯「それじゃあ、おやすなさーい」
姉帯「…」
姉帯「…」
姉帯「…ぬふふふふー♪」ゴロン
姉帯「ちょーたのしみー」ゴロゴロ
姉帯「たのしみっ!たのしみっ!」ゴロゴロ
姉帯「…たの…し…」ゴロ…
姉帯「…ふぁ…」
姉帯「ふう…」
姉帯「…くうくう…くうくう…」
次の日
宮守女子・校舎前
姉帯「えへへ。結局楽しみすぎて、6時前には起きちゃったよー」
姉帯「お母さんの作ってくれた玉子焼き、おいしかったなー」
姉帯「お弁当にもいっぱい入れてくれたし、お昼休みに仲良くなった子と一緒に食べたいな」
姉帯「そんでそんで、夢だったおかずの取替えっことか、やってみたいなー」
姉帯「って、あはは。初日からそれはちょっとずーずーしいってば私!」
姉帯「…ふう。ちょっと早いけど、そろそろ職員室にご挨拶に行こうっと!」
職員室
姉帯「こんにちわ…じゃなかった、おはようございます!」ガラッ
教師1「おわっ!?」ビクッ
姉帯「うわっ!?」
教師2「えっ?何この大きい人!ちょっと、誰か!警備の人呼んできて!」
教師3「だ、だれだお前!」
姉帯「えーっと…」
教師1「見ない人間だな!お前、どこの誰だ!うちの学校に何の目的で侵入してきた!」
姉帯「え、あ、いやその…ち、違いますよー…私、その…」オロオロ
教師1「しらばっくれるなよ!この辺でお前みたいなでかくて目立つ女が居たら、みんな知らない訳が無いだろう!」
姉帯「で、でかっ…あううう…」ジワッ
熊倉「何の騒ぎですか?」スタスタ
教師2「あっ、熊倉先生、実は今、職員室に見慣れない女が…」
熊倉「見慣れない女…?」チラッ
姉帯「あ、熊倉せんせー!」パア
熊倉「…ああ、何だ。豊音じゃない」
姉帯「おはようございます」フカブカ
教師1「え?」
教師「熊倉先生、お知り合いですか?」
熊倉「お知り合いも何も、ほら、前に教頭先生から説明が有ったじゃないですか。ほら、編入生の…」
教師3「えっ!じゃあ、この子が例の姉帯さんですか?」
姉帯「あ、は、はい!岩手から来ました、姉帯豊音です。よろしくお願いします」ペコリ
教師1「なんだそうだったのかー」ホッ
教師2「なんだ、話しか聞いていなかったから、誤解していたよ。すまなかったね、姉帯さん」
教師3「いやあ、申し訳ない。けど、予定より随分早く来たものだからね。別の人間かと思ってしまったんだよ」
姉帯「あ、いえいえ。そういうことでしたら私が悪かったのでー」ブンブン
熊倉「えっと、豊音のクラスは…どなたが担任だったかね?教頭からお話を聞いていませんか?私のクラスじゃなかったんですが…」
教師1「ああ、それなら確か…>>20」
担任を決めて下さい
教師1→若い男性教師(都会から赴任してきた)
教師2→中年女性教師(日教組)
教師3→定年間際男性教師(何十年もこの土地に居る)
選択肢によって、ストーリーがちょっとだけ変わるよ!姉帯さんかわいいよね!
3
なんか嫌な予感しかしない
※教師3は以下『教師』で統一にします
教師「ああ、姉帯さんの担任は私ですよ」
熊倉「ああ、貴方でしたか。それなら安心だ。豊音。この先生はね。ずっと昔から岩手の学校を転々とされている先生で、経験も実に豊富な方だ」
熊倉「生徒からの人気も非常に高くて、優しい先生だから、迷惑かけずにしっかりやるんだよ」
教師「姉帯さん。遠い所からの通学、ご苦労様だったね。これからも登校はちょっと大変かもしれないけど、頑張って通学するんだよ」
姉帯「あ…は、はい!ありがとうございます!これからよろしくお願いします!」フカブカ
教師「ほっほっほ。実は、姉帯さんの地元でも教鞭を執ったことがあるんだよ。いやあ、懐かしいなぁ」
姉帯「本当ですか。えへへ、田舎でなんにも無かったでしょー」
熊倉「こら豊音!なんて口の訊き方を…」
教師「ははは。いいですよ熊倉先生。…確かに何も無かったけど、地元の人達もみんな良い人で、とても暮らし易かったよ」ニッコリ
姉帯「あ…」
教師「さあ、そろそろ教室へ行こうか。私まで遅刻してしまう」
姉帯「あ、そうでしたー。よろしくおねがします!」
虐めるなよとか幸せにしろとか
いじめてくれっていう前フリにしかみえない
教室
ザワザワ
生徒1「ねえねえ、そういえば、知ってる?今日うちのクラスに転入生が来るってウワサ!」
生徒2「えー、うっそー。そうなの?聞いたこと無いんだけど!」
生徒3「っていうか、アンタなんでウワサ知ってるんのさ!」
生徒1「この間後輩がね、職員室で先生たちが話してるの聞いたんだって!で、ウチのクラスだけ一人少ないでしょ。だから、来るとしたらウチじゃないかって!」
生徒2「そういえば、今朝朝練してた隣のバスケ部の子が、見慣れない背の高い子見かけたって!大騒ぎしてたよ」
生徒4「あー。その話知ってる!ほら、ウチの部みんな背が低いからさ。どこの子か知らないけど、スカウトしようって!」
生徒「お、バスケ部来たね?えー。それじゃあ、マジっぽいじゃん!」
生徒1「だから言ったでしょー!」
ガラッ
生徒1,2,3,4「「「「!!」」」」
教師「みなさんおはようございます」
日直「きりーつ!礼!着席!」
教師「はい、みなさん改めましておはようございます。実は、今日は皆さんに新しいお友達を紹介することになりました」
教師「こういった珍しい時期の転入はあまり無いのですが、難しい時期の転入で心細い事も多いでしょうから、みなさん歓迎して仲良くしてあげて下さいね」
教師「それでは、入っておいで」
姉帯「は、はい!」
姉帯「」スッ
姉帯「あうっ!?」ゴチンッ
姉帯「いったぁ~…」プルプル
生徒1「ちょっと…今、教室のドアの上に頭ぶつけなかった!?」ヒソヒソ
生徒2「ホントだ。確かにすっごい背が高い…」ヒソヒソ
生徒3「けど、ちょっと今のかわいいね」ヒソヒソ
生徒4「是非我がバスケ部に…!」キラキラ
姉帯「いたたたたたー…あ、は、はじめまして。岩手から来ました、姉帯豊音です。よろしくおねがいします」フカブカ
生徒1「かわいい~!姉帯さん!」
生徒2「っていうか、ここも岩手だよ!」
生徒3「ようこそ!ウチのクラスへ!」
生徒4「ねえねえ!バスケ部入んない!?」
キャー!キャー!キャー!キャー!
姉帯「あっ…えっ…あうう…?」オロオロ
教師「ほっほっほ。よかったね、姉帯さん。…ところで、次の自己紹介を頼んでもいいかな?」
姉帯「えっ」
教師「漢字だよ、漢字。黒板に漢字で自分の名前を書いてくれないかな。はい、チョーク」スッ
姉帯「あ…はい!」
生徒1「おっきくかいてねー!」
生徒2「がんばってー!」
生徒3「あはは。自分の名前書くのにガンバレはねーべ」
姉帯「」カチコチ
生徒4「いや、緊張してガチガチだ。頑張っても正しいかも」
生徒1「リラックスー!リラックスー!」
生徒2「緊張する事なんもないからねー」
姉帯「よ、よーし。みんなありがとうね。じゃあ、がんばるよー!」カキカキ
生徒4「おお、綺麗な字!」
姉帯「こ、こういう字です!よろしくおねがいします!」フカブカ
みんな「「「「「よろしくねー!」」」」
教師「さて、それじゃあ次は…>>51」
1.席を決めてしまおうか
2.質問タイムを設けよう。みんなで質問してあげてくださいね
1
教師「そうだね。私は朝礼の後ですぐ次の授業があるから、先に席を決めてしまおうか」
姉帯「先に…?」
教師「ああ、そうだよ。そして、その後でみんなで質問タイムだ」
姉帯「質問タイム?けど、次授業の授業始まっちゃうよーな…」
教師「ほっほっほ。実はね。事前に1時間目の担当の先生にお願いして、15分遅れて来て貰うことにしているんだ」
姉帯「えっ」
教師「短い時間だけど、その間にみんなと少しでも交流を深めるんだよ」ニッコリ
姉帯「あ、ありがとうございます…」ジワッ
生徒1「やったー!授業ちょっと潰れるー!」
生徒2「姉帯さんありがとー!!」
生徒3「15分潰れたら、ぎりぎり私に問題当たらなくなるはず…!姉帯さん愛してる!!」
生徒4「私の隣に来てよー!!友達になろう!」
生徒5「いや、私の席の隣に!ってか、もう姉帯さん私の友達だし!むしろ親友!」
生徒6「ずるい!私の隣がいい!姉帯さん!今私の隣に来たらなんとお菓子が…ゲフンゲフン」
姉帯(同年代の友達がこんなにいっぱい…ちょーうれしいよー!)
教師「ふふふ。それじゃあ、席を決めてしまおうね。…と言っても、今姉帯さんが決めたら喧嘩になってしまいそうだ。憎まれ役は私が買おうかな」
教師「それじゃあ、そこの、一番後ろの席が空いているから、そこにしようか。席に行って授業道具をしまっていいよ」
姉帯「わかりましたー」テクテク
生徒1「おお、良いポジション!」
生徒2「あーあ。生徒6の隣か。ずるい!ずるい!」
生徒6「ふふふふふ。これも私の日頃の行いが良いからなのさ。よろしくね、姉帯さん」
姉帯「こっちこそ、よろしくねー」
生徒6「うん!」
生徒6「…あとで、こっそり持ってきてるオヤツ分けてあげる」ヒソヒソ
姉帯「え?」
生徒6「先生にはナイショだぞ?」ニコッ
姉帯「ありがとー…」ウルウル
教師「さて、それじゃあ私は他のクラスで授業があるので、これで失礼させてもらうよ。みんなで積極的に話しかけてあげるんだよ」
ガラガラ…ピシャッ
生徒1「…さーって!それじゃあ質問タイムだああああああ!」ガタッ
生徒2「いえええええええい!」ガタッ
生徒3「順番だよ!順番だからね!抜け駆けはなしだよ!」ガタッ
ワラワラワラ
姉帯「おっ!わ…わわわ…」
生徒6「ちょっとちょっとー!トヨネが怯えてるじゃん!みんなで一気に集ってくるなー!」
姉帯「え…」
姉帯(トヨネ…)
生徒4「あーん?生徒6アンタ!偶々姉帯さんと隣の席になれたからって、もう名前呼びか!馴れ馴れしいぞコラァ!」
姉帯(トヨネ…トヨネ…トヨネって…!!)パアア
生徒6「へへーん!嫉妬か?生徒4!残念だったな!もう私と豊音は親友だ!お菓子あげる約束もしちゃったもんねー」
生徒4「さっそく餌付けかコンニャロー!」
生徒5「生徒6ちゃんばっかずるい!私も豊音ちゃんって呼びたい!」
生徒1「なら私もトヨネって呼ぶ!」
生徒2「私も!!」
姉帯「ありがとうねー。みんな!私もみんなに豊音って呼んでもらったらうれしーよー」
生徒3「はいけってーい!それじゃあ、みんなで豊音って呼ぶよー」
生徒4「さんせーい!」
生徒4「やーいやーい!抜け駆け出来ると思うなよー!」
生徒6「ぐぬぬぬぬ……」
生徒5「うふふ♪」
生徒6「…はは。だってさ。良かったね、トヨネ」ニコッ
姉帯「うんっ!!」
生徒6「それじゃあ、そろそろ質問タイムいきまーす」
生徒2「さんせーい」
生徒6「それじゃあ、まずは、誰にしようかなー」
生徒4「なんであんたが仕切ってるんだ」
生徒6「五月蝿い。…それじゃあ、はい、そこの人ー」
>>74氏「○○○○○○○○○」
クラスメイトになったつもりでセリフを書いて下さい。今後のストーリーに影響するかもしれません。文字数不問。あと、質問は全部で4つです
彼氏とかいるのー?
>>74「彼氏とかいるのー?」
生徒6「おっ!良い質問!」
姉帯「ええ!?か、彼氏!?」
生徒4「おお?その反応!」
姉帯「あ、あう…うえええええ…」オロオロ
生徒6「…どうなんだーい?トヨネー」
姉帯「い、いないよー…」
生徒1「あらら。それは残念」
生徒2「ええー?本当にー?」
姉帯「ほ、ホントだよー」アセアセ
生徒3「けど、そんなオロオロしてるしなー」
生徒4「あやしいですなー?」ニマニマ
姉帯「だ、だって、私の住んでた村とか、同年代の男の子居なかったし…そのテレビで見るくらいしか無かったから、そういう話免疫無くて…」
姉帯「うううう…なんかほっぺたあっついよー…」カアアアア
生徒5「かーわーいーいー!」
生徒6「うむ!こんなかわいい豊音をほっとくとか、マジあり得んし」
生徒1「こっちなら男もいるし、すぐ出来るんじゃない?」
生徒2「ああ?あんた、トヨネを男なんかに渡すってか!?」
生徒3「私の認めた男にしか豊音は渡せねっぞ!」
生徒4「まあ、トヨネならモテるだろうし、免疫無いなら悪い虫だけは来ないよう私らが注意しておかないとね」
生徒5「おせっかいな気もするけど…」
生徒6「いんや。トヨネみたいな可愛い系純朴な少女はこんぐらいが良いわ」ウンウン
姉帯「なななな何言ってるのー。そんな訳ないよ。私なんか、こんな無駄におっきくてドン臭くて、それにおしゃれじゃないし、可愛くないし…」ワタワタ
姉帯「こんなので男の子にモテる訳ないよー…」シュン
生徒1「ふはは。こやつめ、言いよる」
姉帯「み、みんなの方がずっと可愛くておしゃれで素敵だよー。ピアスとか、マニキュアとか、カーディガンとかー。私なんて、センスないし、普段着無地のセーターとかだよー?」
生徒3「なら、トヨネも今度一緒に服買いに行こうよ!見立ててあげる」
姉帯「…いいの?けど、私おっきいから、なかなか合う服無いよー?」
生徒5「良かったね。生徒3ちゃん、凄いおしゃれだからコーディネートしてもらいなよ!」
生徒3「トヨネは清楚系美人だしね。こっちはそこそこ品も揃ってるし、色々行って、まずは遊んでみようか?ふふふ。君のセンスを私が鍛えてあげよう」
生徒6「はい、それじゃあそろそろ次の質問行くぞー。んじゃ、そこの一番最初に手あげた奴、発言を許可するー」
>>86氏「○○○○○○○○○」
クラスメイトになったつもりでセリフを書いて下さい。今後のストーリーに影響するかもしれません。文字数不問。これで質問は2つ目です
ちょーかわいいんで結婚して下さい
>>86「ちょーかわいいんで結婚して下さい」
姉帯「えっ!」
生徒1「ダーメ!トヨネとは私が結婚するんだもんねー。ね?トヨネ!」
姉帯「あ、えっと、その…け、けど私達女の子同士だよー?」オロオロ
生徒2「そんなの知るか!トヨネは私の嫁になるのだ~」ダキッ
姉帯「うわわわ」ヨタヨタ
生徒3「こら生徒2!トヨネに抱きつくな!…なんか、この身長差だと仔猿が大人に抱きついてるみたいだな」
生徒4「ぬあー!もう駄目だ!この子可愛すぎ!私も抱きつくー!」ダキッ
生徒5「あっ!ずるい!私も私も!」ダキッ
生徒1,6,7,8「「「「私もー!!」」」」ダキッ
姉帯「うわわわわー。ちょっとみんな、そんなに抱きつかれたらくるしいよー」ワタワタ
モミクチャモミクチャ
姉帯(えへへへへ。だけど、なんだかとってもとっても、楽しいなー)
生徒6「…コホン。さて、それではそろそろ次の質問へ行こうではないか」
みんな「「「「「はーい」」」」」
生徒6「それでは…ふむ、そこの>>96君。うん。君今私と目が合ったね。言ってみなさい。発言の前と後には『サー』と付けるのを忘れないように」
>>97氏「○○○○○○○○○」
ごめん。間違えた。安価は>>97で
kskst
サー、スリーサイズを教えてくださいサー!
移動:全速力:西
>>97「サー、スリーサイズを教えてくださいサー!」
生徒6「うむ。と、言うわけだがトヨネちゃん?」ニッコリ
姉帯「えええええ!?す、すりーさいず!?」
生徒6「…なんでそんなびっくりしてんのさ。結構定番でしょこの質問。むしろやっと来たかって感じなんだけど」
姉帯「だ、だって…私達まだ高校生だよ?高校生でそんなの知ってるだなんて、そんな、アイドルみたいな…」
生徒6「…は?」
姉帯「…ご、ごめんね。私、自分のスリーサイズなんて知らないよー…」
生徒1「またまたご冗談を」
生徒2「そんな御立派なスタイルしてらっしゃるのに」
生徒3「下着とか買う時、測るでしょ?特にブラとか買う時…」
姉帯「…パンツはスーパーで3枚1,000円の買ってるし、ブラはしてないよー…」
生徒4「なん…だと…?」
生徒5「じゃ、じゃあ、今ノーブラってやつか…!?」
姉帯「あ、でもでも、サラシは巻いてるよー。おばあちゃんに、成長した時にわざわざ買い出しに行かないで済むから、これが一番いいって教えてもらったんだー」ニコッ
生徒1「天然記念物だ…」
土曜にでも遊びに行かない?
>>100「土曜にでも遊びに行かない?」
姉帯「!!」
生徒1「おっ、いいねいいね!折角だし、みんなで行こうよ!」
姉帯「え…っ」
生徒2「楽しそうだねそれ。なら折角だしボーリング場でも貸しきって、その後カラオケに行かない?クラスでトヨネの歓迎会だ!!」
姉帯「え…っ!」
生徒3「あんたカラオケ好きだねー。けど賛成。じゃあ、その前に私と服買いに行こうよ。午後1時でいいかな?」
姉帯「…!!」パアアア
生徒4「それとも、用事とか…あった?」
姉帯「ううん!無い無い無いよー!!絶対行くよー!!!」
姉帯「うわああああ!こんなのはじめてだ!はじめてだ!ちょーうれしいよーー!!」グスッ
生徒5「うわっ!ちょっと、トヨネ?なんで泣きそうになってんのさ」
姉帯「ヒック…だ、だって、私、こんなに優しくされたのはじめてで…ヒックみんな初めて会ったのにこんなに優しくて…ヒック」
生徒7「それじゃあ、朝の内に私達でこっそり豊音にプレゼント買っておいて…」ヒソヒソ
生徒8「うん、わかった。それじゃあ、私達は10時に駅ね。あとで、何にするのかは後でみんなにアンケ回しておくから」ヒソヒソ
姉帯「うえええええええん!ちょーうれしいよー!死ぬほどうれしいよー!泣いちゃいそうだよー!」
生徒6「あはは。もう泣いてるっての。…おっと、そろそろ先生が来るよ。はい解散かいさーん」
姉帯さん「あの頃はちょーたのしかったな・・・いつから・・・いつからこんなことになっちゃったんだろう・・・・・・」
姉帯さん「天国にいったらまたあのときみたいに・・・ちょーたのしくすごせるかな・・・」
お昼休み
姉帯「ふい~…授業ちょー大変だよ~…」
生徒1「おっ!トヨネ、あんまりお勉強できないタイプかね?私とおんなじだ」ケラケラ
姉帯「む~。だってだって、私の居たところと全然授業の進行速度が違うんだもん…」
生徒2「あー。そっかそっか。だよねー」
姉帯「生徒5ちゃんが授業前に色々教えてくれるのと、生徒6ちゃんがわかんないとこ解説してくれるから助かるよー」
生徒5「勉強だけは自信有るから…役に立てて良かった」
生徒6「いいのいいの。私も誰かに説明とかでもしてないと眠くなっちゃうし。トヨネに教えてるって口実有ったら、授業中に喋ってても怒られないんだよ?役得役得」
姉帯「みんな、本当にありがとうねー」
生徒1「いいって事よー」
生徒6「お前が言うな」
姉帯「あはは。テレビの漫才みたいー」クスクス
生徒1「おっ!うけたうけた!?」
生徒2「トヨネ笑いの沸点低いなー」
生徒1「よーし!それじゃあ今後もっともっとたくさん笑わせてやろう!」
生徒3「それよりご飯どうしようか」
生徒1「今日私弁当」
生徒2「私は学食かな」
姉帯「私はお弁当だよー」
生徒3「おっ!まさかトヨネの手作りとか!?」
姉帯「ううん。お母さんに作ってもらったのー。お母さんの玉子焼き、ちょー美味しいよー」
生徒1「おお!ならなら!私の作ったタコさんウインナーと一個交換して!」
姉帯「本当!?私、友達とおかずの取替えっことか、ちょー夢だったんだよー。わーい!」
生徒1「私も豊音のお母さんの玉子焼き食べるの夢だったんだよー」
生徒6「どんな夢だ」
姉帯「あははは!また漫才だー」クスクス
生徒4「取り敢えず食堂に行こうよ」
生徒6「じゃあ、みんなで行こう。トヨネ、場所わからないでしょ?案内してあげるからお弁当持って早くおいで」
姉帯「えへへ。よろしくおねがいしまーす」
食堂
白望「…ダルい」ボヘーッ
胡桃「もうっ!シャンとしなよシロったら」
白望「動きたくない。…けどお腹すいた」
塞「あははは…しょうがないなぁ。それじゃあ、私がシロの分もランチ買ってきてあげるよ」
胡桃「そこ!甘やかさない!」
白望「じゃあ、カレーがいい。カレー。カレー。カツカレー」
胡桃「最後にカツを付け加えたし」
塞「はいはい。あとでお金はちょうだいよ」ガタッ
白望「ん」
胡桃「まったく、塞ったらそうやってすぐシロの事甘やかして!」プンプン
塞「まあまあ。胡桃は?」
胡桃「私はお弁当!」
塞「そっか。なら行ってくるね」スタスタ
白望「ダルい…」グデーン
胡桃「はあ。全くこの子は…」ヤレヤレ
ガヤガヤ
白望「…」ピクッ
胡桃「ん?どうかした?シロ」
白望「なんかいっぱい来た」
生徒1「それでね!その時がすこやんが隠し持ってたこーこちゃんのカメラにやっと気付いて…」
姉帯「あははは!私もそれ見たよ。面白かったー」
生徒2「本当、あの人はバラエティーに向いてるよね」
生徒3「プロ雀士なのたまに忘れるよねー」
生徒4「今度のスペシャルは、騙されてマレーシアに行った時のやつやるんだっけ」
生徒5「本気で抵抗するのに最後は力負けして拉致られるからいいよね。諸行無常感出てて」
生徒6「死んだ魚の目で簀巻きにされて空港に連れてかれてかれるからね。あれ大丈夫なのかって思ってたけど、両親も事務所も公認らしいよ」
姉帯「へー。そうなんだ。でもちょっとかわいそうだよねー」
胡桃「ああ、あの子達、うちの隣のクラスの子達だ。仲いいよねー」
白望「ちょっとうるさい…」ムカムカ
胡桃「まあまあ」
白望「…あれ」
胡桃「ん?どうしたの?シロ」
白望「あの子って…」
胡桃「ん…」
白望「あのおっきい子」
胡桃「…あっ!」
白望「やっぱり、あの時の、えっと…なんだっけ」
胡桃「姉帯豊音さん!」
白望「ああ、それそれ」
胡桃「そっかー。遂に転入してきたんだ。これで5人揃ったね!」
白望「ん」
胡桃「それにもうあんなに友達いっぱい作って…」
塞「ただいまー。ほいシロ、カツカレー」
白望「ありがとう」
エイスリン「ミンナ、イレテ」
胡桃「あっ。エイちゃん」
塞「そこでばったり会ってさ。連れて来ちゃった」
白望「ん。エイスリン、隣おいで」
エイスリン「アリガト、シロ」ピョン
塞「あれ?あの子、豊音ちゃん…だっけ?もしかして今日転入して来たのかな?」
エイスリン「トヨネ?ア。トヨネダ!オーイ!」
胡桃「駄目だよエイちゃん。クラスの子とも馴染ませてあげなきゃ」
エイスリン「ア…ウ…ゴメンナサイ」シュン
胡桃「ん。大丈夫。エイちゃんも最初は大変だったもんね。分かってあげてね」ナデナデ
エイスリン「ン…」
塞「胡桃が頭撫でてもお姉さんには見えないよ」
胡桃「うるさい、そこ!」
生徒1「うっまーい!トヨネのママの玉子焼きサイコー!」モグモグ
姉帯「えへへー。生徒1ちゃんのタコさんウインナーも可愛くて美味しいよー」ニコニコ
生徒2「あー、いいないいな!私もやっぱり食べたい!トヨネ、お願い!このキンピラゴボウと1欠けでいいから交換して!ね!」
生徒3「学食の付け合わせじゃ、割りに合わないっての」
生徒4「身の程を知れ」
姉帯「いいよー」
生徒2「この子天使様や~!」
生徒4「トヨネ、コイツ甘やかしたら駄目だよ?すぐ図に乗るし」
姉帯「でも、私、きんぴら好きだしー」
生徒4「だからってさー」
生徒2「なら、特典をつけよう!トヨネ!ちょっと口開けて?はい、あ~ん」
姉帯「え?あ~ん…」パクッ
姉帯「…」モグモグ
生徒2「どう!?」
姉帯「ちょ、ちょっと恥ずかしいけど、ちょーおいしいよ~」ニヘラ
塞「あはは。熱々だ」
エイスリン「トヨネ、モテモテ」
胡桃「意外とコミュ力高いね。…って、失礼な言い方かこれは」
塞「放課後部室に来てくれるかな」
胡桃「大丈夫でしょ」
エイスリン「ワクワク!」
白望「…ダルい」グデン
胡桃「わわわ!ちょっとシロ!カレーくっつくからそんなとこでグダらないの!!」
塞「早く食べないと冷めちゃうよ?」
白望「私もあーん」
胡桃「この怠け者め…」
エイスリン「ハイ、シロ、アーン♪」
白望「ぱく」
胡桃「あっ!ちょっとエイちゃん、甘やかさないの…」
白望「」モグモグ
白望「ごくん」
胡桃「はあ、まったく…」
白望「」ジーッ
胡桃「…何。私の顔見て。何言いたいの」
白望「…やはり昨今の日本人女性には優しさが失われている」ハァ
胡桃「…調子に乗るな!!」
白望「…ダルい」
胡桃「シロ!」
塞「まあまあ、胡桃!」
エイスリン「~~♪」カキカキ
エイスリン「」サッ
塞「ん?…あはは。シロ」
白望「ん?」
塞「ほっぺにカレー付いてるよ」
飯休憩
飯食いながら一言
スレ見返したけど、お前等なんでそんなに姉帯さんいじめたがってるのだ。可愛そうだろ
…仕方ないので、嫌々ながらも幾つか爆弾は仕掛けた。安価には気を付けろよ
放課後
姉帯「ふー。授業全部終わったよー」
生徒6「お疲れートヨネ。…この後時間ある?もし良かったら一緒に遊びに行かない?」
姉帯「うーん。ごめんねー。私、この後部活に行きたいんのー」
生徒4「おっ!おっ!おっ!トヨネ、部活やる気あるの?じゃあさ、じゃあさ、是非我がバスケ部に!」
姉帯「バスケ部?生徒4ちゃん、バスケ部だったんだー」
生徒4「そうだよー。トヨネ背が高いし、絶対うちのエースになれるって!ね?どう?見学だけでも!」
姉帯「うーん、でもごめんねー。私、前から部活決めてたんだー」
生徒4「ありゃ、そりゃ残念」ガクリ
姉帯「本当、ごめんねー」
生徒4「いいのいいの。そういう事なら仕方ないよ。ま、もし気が向けばうちの見学にも来てくれれば嬉しいな」
姉帯「うんうんー。試合とか応援行ってみたいなー」
生徒1「ねえねえ!トヨネはなんの部活やるつもりなのー?」
生徒2「あ、それは知りたい!」
姉帯「あ、それはねー。麻雀部ー!」
生徒1「え…麻雀部?」
姉帯「そうだよー」
生徒2「麻雀部…」
姉帯「…え?」
生徒3「麻雀部…!」
姉帯「…あれー?」
生徒4「ねえ、麻雀部って…」ヒソヒソ
生徒5「うん…」ヒソヒソ
姉帯(あ、あれー?どうしたんだろう、みんなのこの反応…なんか、私変な事言ったっけかなー…)
生徒6「…ね、ねえトヨネ」
姉帯「うんー?」
生徒6「…あの、良い難いんだけどさ…」
姉帯「え…?」
生徒6「…うち、麻雀部なんてあったっけ?」
姉帯「え?」
生徒6「いや…だって…ねえ?」
生徒1「うん。大会に出たって話も聞いた事ないし」 ※宮守は当時3人
生徒2「学校祭とかでなんか出し物してるってのも見た事ないし」 ※シロが面倒くさがってやらなかった
生徒3「私、新聞部だから普通あったらどの部活もインタビューするのに、麻雀部なんて知らないよ?」 ※シロが面倒くさがって部の存在を隠した
生徒4「部活の総会とかでも会った事無い」 ※シロが面倒くさがってサボってる
生徒5「普通、どこも掲示板とかに部員募集の張り紙あるよね?」 ※シロが面倒くさがって以下略
姉帯「…あれー?」
生徒6「ま、まあ、もしかしたら隠れ同好会とかで存在するのかも…」 ※正解に近い
姉帯「うーん…」
生徒4「ま、まあ、取り敢えず探してみなよ!もし無かったら、バスケ部見に来てくれたら嬉しいな!」
姉帯「わかったー。それじゃあ、ごめんね。ばいばーい」
みんな「「「「「「ばいばーい」」」」」」
テクテクテク
姉帯「えーっとー。確か、この間はこっちの方を通って、こっちに行ってー」テクテク
姉帯「あ!そうそう、この部屋だ!」
姉帯「…合ってるよね?」
姉帯「間違ってたらちょー恥ずかしいし、まずはそーっと…」カラカラ
胡桃「ああー!シロ!アンタまた勝手に私のクッキー食べたでしょ!!」
白望「ダルい…」グデーッ
胡桃「ダルいで誤魔化さないの!その手に持った空袋が何よりの証拠!」
白望「…」
胡桃「何よその顔!言い訳有るなら聞いてあげるけどっ!」
白望「…塞。はい、預かってたこれ返す」
塞「ええ!?」
胡桃「こらあああああああああ!!責任転嫁しない!」
エイスリン「~♪」カキカキ
エイスリン「ハイッ!」
塞「ん?えーっと…これは…シロが…棚漁ってた?」
白望「…昨今のニュージーランドの対日感情悪化の影響がここまで」
胡桃「全部お前のせいだーーー!」
豊音「…あはっ」
豊音「…そーっと。そーっと」コソコソ
白望「…ん」
胡桃「大体あんたはいっつもそうやって…」ガミガミ
白望「やあ」シュタ
胡桃「『やあ』?だから、そうやってすぐに意味深に人の説教を誤魔化すような事を…」ガミガミ
豊音「えへへ。来ました」
胡桃「あれ、豊音ちゃん。いつの間に…」
豊音「こんにちわー!」ペコリ
胡桃「う、うん。こんにちわ」
胡桃「…格好悪いトコ見せちゃったじゃんシロの馬鹿…」ブツブツ
塞「ふふ。こんにちわ。久しぶりだね、豊音ちゃん」
エイスリン「トヨネ!ヤッホー!」
豊音「みんな…うん。うん。お久しぶりです、やっほー…」
白望「やっほ、豊音。…ところでさ」
豊音「…あ、やっほー。シロ。…何?」
白望「いらっしゃ…」
白望「…」
白望「…あー」ポリポリ
白望「…おかえり。豊音」
豊音「…っ!!」
豊音「うんっ!ただいま、みんな!!」ニコッ
終わり
今日の姉帯さん
一日で友達になった人数
クラスメイト40人(内6人と親友に)
麻雀部4人(全員と親友に)
全部で44人と友達になれたよー!
途中でいじめ書こうかなーとも思ったけど、必要以上にクラスメートをいい子に書き過ぎたのと、姉帯さん可愛そうになっちゃったので、出来なくなっちゃった俺はヘタれ
多分この後は
暇な時に人数が足りないって泣き付かれたバスケ部に助っ人で参加して友達作ったり、地方大会でお友達作ったり、クラスメートの他クラスや中学時代の友達を紹介されて交流の輪を広げたりすると思います
おやすみ
あと、なんで最初当然の如くいじめの流れになったの?
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