俺「ストライクウィッチーズの夏」(799)
ストパンの世界に俺を入れていちゃいちゃしようずwwwwwwていうスレ
/:::::::::: iハi | i i ハ. i .|:. i :}
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ハ Y'´ i ̄ハト、' ヽ ' >' f´ ̄ハ`ヾ/ .,ミ/´ヽ |
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/'ハ 弋__ソ. 弋_ン ,'/ ). ノ !
! ヘi ,'' .ノ /. |
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!ト、 v―‐、 /|ヽ::::::::::::::: : |
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まとめwiki:ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/
避難所:ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/14336/
前スレ
俺「ストライクウィッチーズ~す~るなら~」
俺「ストライクウィッチーズ~す~るなら~」 - SSまとめ速報
(ttp://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340616443/)
俺「いざという時のストライクウィッチーズ!」
雑談スレ 61式戦車
避難所運営スレッド3
まとめWiki運営スレッド2
俺スレのお約束
1、他の人が投下してるなら割り込まないでね
2、投下予約できるならしてね
3、長時間にわたるようなら分割するか、一旦切り上げて再度予約しよう
4、予約のすっぽかしは迷惑がかかるからやめよう 予約キャンセルの時は一声かけてね
5、>>1の一行目を第一に考えてほしいな
(クロス・パロディについて)
書き手は、読み手のことをよく考えて設定を練っていこう
過剰なクロス・パロ要素は、読者を置いてけぼりにしてしまうかも
また、読む側にも「気に入らないなら読まない」という選択肢がある事を忘れないで
批判、スルーされても泣かないで!
ストパン愛を忘れない ←重要
予約表
27日
2400時~
28日
2000時~
2130-2200時~
2430時~
あらすじ
ウィッチーズ側
怪しまれずに潜入できて、好感度がマッハで上昇中
マロニー側
宮藤博士捕獲完了
・ウィッチーズ基地
俺「やあ、おはようみんな」
宮藤「おはようございます俺さん。もうすぐ朝ごはんの準備ができるので座って待っていてください」
俺「お言葉に甘えて。芳佳さん、今日の朝ごはんは何?お米と味噌汁だと最高なんだけどな」
宮藤「今日のご飯はお米とお味噌汁もありますから安心してください」
俺「いやぁ、よかったよかった」
坂本「お前はずいぶんと扶桑の料理が好きなようだな」
バルクホルン「ブリタニアから来たのに珍しいな」
俺「あれ?言ってませんでしたっけ。ブリタニア空軍所属ですけど、生まれは扶桑ですよ?」
坂本「通りで納豆も平気で食べれたわけだ」
俺「どこからどう見ても扶桑の人間に見えると思ったんだけどなぁ……」
リーネ「多分、髪の毛のせいじゃないでしょうか」
ペリーヌ「確かに、扶桑の人にしては髪の色が茶色いですわね」
俺「ちょっと染めてあるから、茶色く見えるのさ。元々の色はちゃんと黒色だったんだぜ?」
坂本「黒は似合わんな、はっはっはっ!そっちの色のほうが似合っているぞ」
バルクホルン「確かに黒いと違和感を感じてしまう……何故だろうか」
俺「みんな酷いなあ!」
宮藤「みなさん、朝食の準備ができましたよー」
ミーナ「それでは全員揃っていることですし、さめないうちに頂いてしまいましょう?」
俺「え……ミーナ中佐スルーですか?」
「「「「「「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」」」」」
俺「いじるだけいじっておいて酷いなぁ!いただきます」
===
==
=
俺「ふぅ~食った食った。マロニー様のところに居た時も旨い飯にありついていたけど、こっちの飯もかなりレベルが高いよなー。そのうち殺らなきゃいけないなんて少し勿体無いかもしれないな……」
俺「……俺の部屋から人の気配?あいつらじゃないだろうから、俺を監視してるあいつか。それかまた別の誰かか……」
ドンッ!!!
俺「動くな動いたら五体不満足になるぞ?」
男「五体不満足にはなりたくないから、早くその張り巡らされた物騒なワイヤーをしまってくれ。こう囲まれていると生きてる心地がしないんだ」
俺「俺に一言もなく勝手に部屋に入ってるからだ」
男「お前以外にばれないように行動するのは骨が折れるんだぞ?あるときはストライカーの整備士、あるときは基地の医師、あるときはマロニー様の工作員!」
俺「それで俺に今度は何の用だ?姿を現したという事はマロニー様からの言伝か新しいミッションか?」
男「俺からお前に接触する時はその2択しかない。マロニー様からの言伝だ、一回しか言わないからよーく聞いていろよ?」
俺「もったいぶらずに早く言え。細切れにされたいか」
男「2つ目の封筒を開けて中の命令を実行せよ。それじゃあ俺はまた基地の中に紛れ込む、俺以外にも何人もお前の事を監視しているからくれぐれも変な行動を起こすなよ」
俺「もちろんわかってる。マロニー様からの命令は俺にとっては絶対だ、逆らう気なんて持ち合わせていない」
男「それならいいのだが、初日の事があるからな?」
俺「疑り深い奴だ、そろそろ行かないと誰かに見られるぞ?」
男「それもそうだな……くれぐれも我々に逆らわない事だ」
俺「……(あいつらはマロニー様の直属じゃないな。だとすると副官の部下といったところか。マロニー様は事前に俺にある程度の自由を許可してくれた位だ……)」
俺「とにかく次のミッションを実行するか……さて、今度こそは」ビリッ
俺「……」
俺「マロニー様、あなたは一体何を考えている。この命令は正気か?」
俺「……」
俺「マロニー様のことだ、何か考えがあっての事なのだろう。しかしこれは……」
ウィッチーズ11人全員と付き合え。むろん11股がばれぬよう最新の注意を払え
・ブリタニア・
マロニー「副官、俺君は上手くやっているのかね?」
副官「はっ!報告によれば中々に上手くやっている模様。早ければ第3段階へ、遅くても今頃は第2段階へは進んでいるはずです」
マロニー「予想以上に上手くやっていれば今頃ウィッチーズの連中は彼の手によって数人魔女ではなくなっている可能性があるわけか、ははははは」
副官「それは彼が上手くやっていれば……の話。多分まだキスがいいところでしょう」
マロニー「ふふふ……俺君期待しているぞ。ウォーロックを使うより、そっちの方が魔女共にとっても……ふはははははは」
副官「(マロニー大将、恐ろしい男よ)」
マロニー「俺君は順調のようだが。副官、そっちは順調に進んでいるのかね?」
副官「若干予定から遅れています、何分特殊なものでして……。しかし宮藤博士は怪しい動きはせず、大人しく我々の指示に従っているので予定までには何としてでも」
マロニー「頼むよ?俺君とストライカー型ウォーロックと通常のウォーロックがあれば、クーデターを起こす事など容易いが、できれば100%成功するための手駒がなくてはならん」
副官「わかっております」
マロニー「うむ、頼んだぞ」
===
==
=
・ウィッチーズ基地・
俺「……(となると、まずは簡単に落とせそうなのからだよな)」
次回へ、支援ありがとうごじました
父と子の最終話は筆が全く進まずで、しばらく後になりそうです
28日の2130位に予約
ミスった29日の2130位
支援!
しえん
おは保守
ほ
ち
イ!
流れに乗ってみたけど、心躍る響きだ
ほ
ほ
予約の時間まで余裕があるので投下します
前スレ俺「ストライクウィッチーズ~す~るなら~」の298の続きからです
題名は三白眼の俺にすることにしました。
同日・同刻 基地内部
俺(素直に個室を与えてくれるなんて、久方ぶりのような気がするな)
そんな感想を抱きながら、ミーナに聞かされた部屋へと向かう。
実際に、こうして部屋を与えられるのは実に一年ぶりであった。ここに来る以前は、現地の司令官の嫌がらせで倉庫で生活させられていた。
しかし、倉庫の方が幼年期に暮らした娼館よりも、遥かに衛生的だったのは、もはや皮肉を通り越して冗談かと思いたくなる。
今まで配属されたどの基地よりも機能面、衛生面、はてや外観まで文句のつけようのない仮初の我が家に嘆息する。
悪くない環境だ。余計なことに気をかけないのであれば、自分は更に戦いに専心できるというもの。
問題があるとするならば、ストライクウィッチーズの面々との関係であるが、それもまた気にかけるほどでもない。
最悪、何らかの致命的な破綻があったとしても、俺自身を放逐すれば事足りる。
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケという人間は、上からの命令よりも現場における判断を優先する場合が多いと聞いていた。
ならば、彼女が御しきれないと判断すれば、上が何を言おうとも別の場所へ飛ばされることになろう。
俺(“それもあり”だな、仕事は仕事だ)
考え事もそこそこに、あっという間に三階の一番奥、あてがわれた部屋の前に辿り着く。
その時、階段の側から誰かが昇ってくる気配を感じて、ドアノブを回し始めた手を止めた。
この階の部屋は、清掃こそ行き届いていたが使用された形跡は皆無。つまり、無人ということになる。
同じウィッチであろうとも男と女、必要以上の関係になっても問題である。この階の部屋に一人で生活することになって不満はなかった。
もし不満があるとするなら、この階に来た誰かが間違いなく自分に用があると、否が応にも分かってしまうところ。
はて、ミーナ中佐辺りが何か言い忘れた事項でもあったのか、と部屋に入るのを止めて廊下の曲がり角の向こうからやってくる人物を待ち受ける。
俺「…………?」
しかし、やってきたのは赤い軍服を身に纏った赤毛の少女。
まだ個人的な挨拶も何もしていない状態だったので誰かが分からなかったものの、リベリオンの軍服で察しはついた。
ストライクウィッチーズにリベリオンのウィッチはただ一人。非公式ではあるが音速越えの噂を持つシャーロット・E・イェーガーである。
何か俺を責めるような、あるいは逆に憐れむような視線を向けながら此方へと歩み寄ってくるシャーリーに、またかと俺は大きく溜息を吐いた。
俺「イェーガー、大尉でしたね。俺に何か?」
シャーリー「な、なんであたしの名前を……」
俺「ストライクウィッチーズは世界的に有名ですよ。その部隊でリベリオンの軍服を着ているのは、あなただけでしょう」
端的に理由だけを述べ、言葉のないままに何の用かと視線で問い質す。
しかし、シャーリーは俺の言葉に出鼻を挫かれたのか、ミーティングルームを出る時の気合は見る見る萎えてゆき、何を言っていいのか分からなっていた。
そもそも何を言うかも定めていない、その場限りの思いつきと突然の衝動などそんなものだろう。
シャーリー「あー、いや、その……お前の噂のこと、聞いたよ」
俺「はあ、そうですか。それが何か?」
シャーリー「何かって、お前……」
俺「……ああ、成程、そういうことですか」
お、支援
謂れなき迫害と侮蔑。
まともな人間ならば世の全てを恨んでもおかしくない境遇の中でも、俺は涼しい顔でただ事実を受け止めているだけだった。
泣き言なぞ吐き出さない。恨み言一つ漏らさない。まるで初めから気にしていない、それがどうしたと言わんばかりの物腰。
その態度に気圧される。
無意識の内に一方後ろに引いていた。彼女には、もう目の前の男が恐怖の対象になりかけていた。
俺「つまり、俺に同情して此処まできた、と。ご苦労なことだ」
シャーリー「……………………」
心底、呆れ果てているのが、表情からではなく言葉から伝わってくる。だが、シャーリーには何に呆れているのかが分からない。
何やら考え込む表情で顎に手を当て、暫くしてから俺は口を開いた。
俺「でも、ほらアレだ。俺のことを嫌っている人間の気持ちも分かるでしょう?」
シャーリー「な……ッ!!」
言うに事欠いて、彼の口から飛び出てきたのは彼女にとって最大級の侮辱だった。
自分は清廉潔癖な人間だ、などと恥を知らない発言をするつもりはない。だが、それでも見過ごせない言葉だった。
何せ、俺を虐げてきた人間のように、大した意味もなく人を嫌ったりはしないし、そもそも誰かをイジめたことなど一度たりとてない。
そんな人として真に侮蔑されるべき人間の気持ちが理解できるなど、年若い彼女には耐えられなかった。
怒りと屈辱に、シャーリーの顔はみるみる内に赤くなっていく。
反論の言葉が次々と喉元までせり上がってくるが、浮かぶ言葉が多過ぎて声にならない。
俺「じゃあ聞きますが、大尉は自分よりも年下の保護対象を娼婦の子供と遊ばせることができますか?」
シャーリー「……それ、は」
俺「心の底から、一遍の軽蔑もせずに全ての娼婦と平等に接することができますか?」
できる、と即答できる筈もなかった。
誰だってそうだ。社会の公序良俗を乱す職業に身を窶す人間を、容易に受け入れられるわけがない。
その理屈、世間様の一般論も分からないわけではないだろう、と俺は言った。
勿論、理解できた。理解はできるが、納得はしたくない。職業の貴賤で、人を区別するなどあってはならないと彼女の倫理が叫んでいた。
俺「だったら、その同情は俺に対するものじゃない。その考えを理解できる自分でも、そんな連中と同じじゃないと叫んで回りたいから、考えなしに行動しているだけだ」
シャーリー「………………」
俺「ああ、別に責めているわけじゃありませんよ。ただね、そんな同情は貰いなれている上に、一度だって糞の役にも立たなかった」
謂れなき迫害も、価値のない同情も自分の境遇を変えてくれはしなかった。
だから、いらない。汚らしいと石を投げられるのも、可哀想だと憐れまれるのも、結局のところ俺を見下して、自分が気持ちのいい思いをしたいだけだった。
まるで地雷原の中央に佇んでいるような男だ。
自分から歩み寄るような真似は決してせずに、相手が不用意に踏み込めば、足元の地雷が炸裂する。
何が最悪だといって、その地雷が自身の醜悪な部分を誇張して映し出す鏡だということ。設置するのは俺だが、地雷の威力を決めるのは踏んだ側。
嫌な男だ。この男は悪意のないままに、人が直視したくない現実を、言われたくない本質を突く。これでは多くの人間に嫌われるのも納得できる。
俺「生まれ持った立場は変えられない。なら、現状も含めて俺の人生だ。俺が納得しているのなら、他人が口出しするのは余計なお世話でしょう」
“それもあり”と、たいていの事象を認め、自身から必要以上に干渉しようとはしない。それが俺の基本スタンス。
だからこそ、恨み妬みといった負の感情を抱いたりはしない。
見様によっては聖人かと疑いたくなるような完成され、揺らぎのないメンタル。しかし、シャーリーには……
シャーリー「でも、……でもさ、そんなの」
言ってはいけない。言うべきではない。
分かっているはずなのに、口と声帯は彼女の意図とは裏腹に滑らかに動き、感情と感想を発露させる。
シャーリーには俺の内面が見えてこなかった。
俺の口にする言葉は殆どが一般論ばかりで、感情や自己主張が余りにも欠けている。まるで水だけが満たされた水槽を見ている気分だ。
シャーリー「……気持ち悪いだろ」
人の心を水槽に例えるならば、一人一人がその水槽に違った魚や水棲生物を飼っていなければ。
そうでなくとも、自分自身の気に入った水草やオブジェクトが沈められている。水槽に生えた苔や水の汚れもアクセントの一つ、人の心(アクアリウム)とはそういうもの。
そんな中に、ポツンと一つだけ無色透明の水のみが満たされた水槽が置かれている。それが俺だ。
確かに綺麗に見えるが、実際は何もないだけ。
決して綺麗なわけではない。何一つ入っていないから綺麗に見えるだけ。実際の所は、単なる虚無と変わりない。
気付いてしまえばもう駄目だ。自分や周囲と余りに違い過ぎて、人間性がまるで感じられない俺は、彼女にはよく喋る奇怪な人形にしか見えていなかった。
シャーリー「…………ッ」
虚無のように見える内面に耐えられず、気持ち悪いと口走ってしまった。
猛烈な後悔がシャーリーを襲う。これから共に戦っていく仲間に対して向ける言葉ではなかった。
恐る恐る、逸らしていた視線を俺に向ける。怒っているのではという気持ちが三割、残りはまだ無表情のままで佇んでいたらという恐怖が七割。
戻した視線は俺の姿を映し出し、浮かんだ可能性のことごとくを裏切った。
俺「…………ぶはッ」
俺は事もあろうに耐えきれずに噴出していた。
腹の底から昇ってくる笑気に堪えられないと笑っている。それこそ子供が遊んでいるかのような嬉しげな笑みを浮かべて。
何が何やら分からない。彼の胸中を推し量る術のないシャーリーはただ固まって、ひーひー笑っている俺を見ていることしかできなかった。
俺「気持ち悪い、気持ち悪いか……! そういや、中尉にもそんなことを言われたな、ははははッ!」
思い出したのは、シャーリーの知りえない今日ここまで送り届けてくれた中尉との過去。
かつて彼は俺の境遇に怒り、それでもなお何の不満も漏らさない自分を殴り飛ばした。
“お前は怒っていいし、泣いていい。そんなことじゃあ、何時まで経っても一人だぞ!”
自分の人生の中でも、数少ない味方がそんなことを言っていた。
結局のところ、何一つ自分は変わらなかったが、歯に布着せぬ発言は大好きになった。
立場も糞もなく、貧しいからでも、親の職業がどうだの下らない理由もない、単純に自分自身を批判してくる相手は俺にとって貴重な存在なのだ。
シャーリー「い、いや、何で笑ってんだよ、お前! そこは怒ったりするところだろ!?」
俺「そうですか? まあ、笑いのツボなんて人によって違うでしょう。それで、他には何か?」
シャーリー「ない、けどさ……」
俺「では、戻った方がいいでしょう。他人からの余計な邪推は煩わしいものですよ」
ともあれ、シャーリーの存在は俺の中に強烈に焼き付いた。これは忘れたくても忘れられない存在だな、と心のなかでごちる。
最後に経験上からの助言をくれてやり、喜びを噛み締めながら自分はさっさと部屋の中へと引きこもってしまった。
残されたシャーリーは、一人ポカンと立ち尽くす。
何が何やら分からない。感じたままの酷い言葉を口にしてしまったと後悔していたら、言葉を投げられた本人は腹を抱えて笑っていた。
いや、嫌われたり、傷つかれるよりも遥かにマシではあるが、一気に色々なことがありすぎて、思考が纏まらずに混乱している。
目まぐるしく変わる状況に翻弄されながらも、思ったままに口に出す。
シャーリー「なんだ、あんな風に笑うんだ」
後悔は既になく、気が付けば自分も俺の笑顔につられるように口元が綻んでいた。
見た目よりもずっと幼い笑みは能面じみた無表情よりも、ずっといい。随分と気持ちのいい笑みだ。
抱いた感想は一つだけ。
シャーリー「また、見れるといいけどなぁ」
これにて、第一話の投下は終了です。
ヒロインはシャーリーになります。
包容力と母性が強いですから、こんな嫌な感じの奴でも相性は悪くないでしょう。次回から、他のウィッチと絡みつつ、進めていきます。
これで、次の予約までスレも持つはず…
では、支援をくださり、ありがとうございます!
乙!
ちょっと早く帰ってこれたので予定より少し早く始めます。
避難所>>312の続きから
前回のあらすじ
ミーナ中佐にチューしたよ(強引)
ーーー一時間後
第501統合戦闘航空団:食堂
シャーリー「お?主賓が来たみたいだぞ?」
俺「いやあ、遅れて申し訳ありません!皆さん、随分と早いおそろいですね」
ゲルト「宮藤がやたらと気合を入れて皆を呼びにくるもんでな、
なにか手伝いでもと思って早めに準備しにきた訳だ」
坂本「我々も訓練が終わって時間が余っていたのでな」
ペリーヌ「わ、私は少佐とご一緒なら別に訓練でも…//」
リーネ「芳佳ちゃん、『今日はとびっきり美味しいもの作るぞー!』ってとっても頑張ってたんですよ?」フフフ
宮藤「もう!リーネちゃん、それは言わないでって言ったのに!//」
俺「アハハ、とても嬉しいよ。ありがとう宮藤さん」ニコッ
宮藤「うぅっ・・・////」
宮藤「バ、バルクホルンさんまで何言ってるんですか!ほ、ほら俺さんも困ってるじゃないですか!//」
俺「あっはっは!いやぁ、僕は別に困らないかなぁ」ニコニコ
宮藤「そっ、そんな・・・//」モジモジ
エイラ「おーい、宮藤ー。この食器はここでいいカー?」
宮藤「あ、はーい!今行きまーす!(た、助かった…)」
シャーリー「そういえば、ミーナ中佐が居ないが一体どうしたんだ?」
ゲルト「ああ、ミーナの奴は今日は書類作業が山積みだから歓迎会には出られないそうだ。
全くしょうがないやつだ、こんな時ぐらい仕事を忘れればいいのにな」
俺「(クックック…)きっと私が急に異動してきたせいでそれの書類に追われているんでしょう。
申し訳ないことをしてしまいました」
ゲルト「いや、気にしないでいいさ。それがミーナの仕事だからな」
おっと、二行抜けてた。158と159の間に
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シャーリー「あっれー?宮藤ぃーなんでそんなに真っ赤になってるのかなぁ?」ニヤニヤ
ゲルト「い、いかんぞ宮藤!男女でその…そういう関係は不潔だ!//特にこんな軟弱者となど!」
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シャーリー「お~い、どうした?ルッキーニー、今日は随分と大人しいじゃないか!」ウリウリ
ルッキーニ「ウジュー…そ、そんなことないよ!芳佳ぁ~!お腹へった~!」チンチン
芳佳「はぁ~い!ちょっと待ってねー!」
エーリカ「うー、ねーむーいー」ガチャ
ゲルト「おい!ハルトマン!なんだその格好は!」バンッ
ゲルト「俺もいるのになんてザマだ!ちゃんと上着を着てこい!後、顔も洗ってくるんだ!」
エーリカ「んもー、うるさいな~!トゥルーデは~」チラッ
俺「・・・何か?」ニコッ
エーリカ「…いんや、なんでもないよ~ぅ」スタスタ
ゲルト「全く…なんとだらしのない奴だ…もっとカールスラント軍人として規律ある行動を…」ブツブツ
俺「・・・」チラッ
ルッキーニ「・・・」プイッ
俺「(……あの金髪と色黒のチビジャリ…要注意だな…)」
宮藤「は~い!皆さん!出来ましたよ~!席に着いてください!」
シャーリー「おおー!今日は一段とウマそうじゃないかー!」
ルッキーニ「うじゅじゅー!芳佳のご飯は世界一ぃぃぃぃ!」
宮藤「ちょ、ルッキーニちゃん、それは言いすぎだって//」
俺「いや、でも実際大したものです。私もこのように豪華な扶桑食は食べたことがありません」
宮藤「そ、そんなっ・・・////」
坂本「ハッハッハ!今日はめでたい!私も飲むか!…\(`●∀・´)/ワッショーイ!!」
ペリーヌ「ああ…酒乱な少佐も素敵ですわ…////」
エイラ「サーニャ、これ美味そうダゾ。取り分けておくナ」
サーニャ「エイラ…ありがとう…」
ゲルト「コラ!私の芋を取るな私の芋を!」
エーリカ「早い者勝ちだよ~だ!」
リーネ「もう!まだまだあるんですから喧嘩しないでください!」
俺「・・・」
~
…結果として言えば飯はうまかった。
十何年かぶりに食った日本食は、俺に昔のことを思い出させるに十分だった。
・・・俺は十数年前、まだ十歳のガキの頃に日本から、こっちでいうカールスラントとベルギカの国境沿いに飛ばされた。
きっかけは…もう覚えてねえ。
とにかく十歳ぐらいで家族も知り合いも居ない言葉も通じない場所にいきなり飛ばされた俺は、
まるでそれが当然の成り行きのようにストリートチルドレンになった。
最初は何とかして帰れる方法を探したが、すぐに諦めた。
十歳のホームレスのガキが、どんだけ頭を捻ったところで帰れる妙案なんぞ思い浮かぶはずもなかった。
しかも、その頃はまだネウロイの侵攻が本格的に始まったばかりで治安が悪く、各地で内乱や紛争が勃発していた。
スリ、盗み、強盗、恐喝、なんでもやった
やがて、その中で一番報酬がいいのが、"殺し"だと気付くのに時間はかからなかった。
花束を渡すふりをして、中に握りこんでいた銃で一気に頭を打ち抜く。
初仕事の相手は、地元のギャングのリーダーだった。
初めて人を撃ったこと。
初めて俺が明確な成果を出せたこと。
周りの人間の心底驚愕した顔。
それらが合わさり、俺は得も言われぬ達成感と多幸感に包まれた。
直後、俺は捕まりその取り巻きどもに半殺しにされたが、
すんでの所で依頼主のチームが突入し、俺は九死に一生を得た。
そして、俺の仕事は殺し専門になり、何十件もこなしてスキルを磨いていくうちに、大人の目にとまり、傭兵となった。
ベルギカ、オストマルク、オラーシャ、バルトランドと各地の紛争地域を駆け巡った。
明日の朝飯のために殺し、生活の安定のために殺し、二束三文のために弾薬を撃ち続けた。
俺は無敵だった。誰も俺を殺せない。俺が殺せない奴は誰もいない。
戦争は俺の生きがいになった。
やがて、戦場での腕が認められカールスラント軍属となり、激戦地のハルファヤ峠に派遣された。
そして、初めて奴ら(ネウロイ)と出会った。
絶望的な戦いだった。
装甲が硬すぎて何を撃っても通る気がしない。そもそも瘴気で射撃可能距離まで近づけない。
それでもアハト・アハトや爆薬を駆使して半年かけてなんとか20数機は撃墜した。我ながら驚異的なスコアだったと思う。
しかしそんな時に救援に来たのが、ウィッチ達だった。
第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」
鮮やかだった。俺たちがチームで苦労に苦労を重ねてやっと1機落とせるものを、奴らは鼻歌交じりで2機も3機も落としていく。
周りはその神々しいまでの戦果に湧き上がった。
だが俺だけは地面から顔を上げられなかった。
悔しかった。
惨めだった。
許せなかった。
俺が十年以上もかけて磨き上げてきた戦争のスキルが、
誰よりも戦場に愛されていると信じて疑わなかった俺自身が、
その実たまたま魔法力を持っていただけという、20にも満たぬ小娘程度の価値もなかったのだと言う現実が。
ーーー誰よりも戦争を愛してるこの俺を差し置いて
その日の内に、俺は人工ウィッチの被験体へと自ら志願した。
~
宮藤「俺さん、どうしたんですかぁ?一人で考えこんだりして…ひょっとしてお口に合いませんでした?」
俺「!?ああ、いや。宮藤くんの料理があまりに懐かしい味で、少し昔のことを思い出してね。
とても美味しかったよ、どうもありがとう」
宮藤「はい、お粗末さまです!…?俺さんってカールスラントの軍人さんですよね?
ここに来る前は何をやってる人だったんですかぁ?お箸の使い方もすごく上手でしたし」
俺「(目ざといガキだな…)ええ、私はここに来る前は傭兵として各地の戦場を転々として
ネウロイに襲われて荒廃した街の警護や治安維持などを行なっていまして…
お箸は、まあ僕も昔に何度か扶桑料理を食べる機会がありまして、その際に覚えました。
いや、宮藤さんのご飯は今まで食べた扶桑食の中で一番美味しかったですよ。ごちそうさまでした」
俺「(ま、実際嘘は言ってねえだろ。疑わしきを皆殺しにして、それを『治安維持』と嘯くのは
軍人の専売特許だしな)」
宮藤「そんな~大げさですよ~///」
シャーリー「へぇ~!じゃあお前さん、ネウロイに占領される前のいろんな所旅して回っていたのか!
いいなあ~私もネウロイから開放したらルッキーニと二人でバイクでいろんな所を旅行するのが夢なんだ!」
俺「ええ、いいと思いますよ。今はもうオストマルクもオラーシャも入ることができませんからね…
ちなみに私が行ったことがあるのはベオグラード、ヘルウェティア、ケベンハウン、カイザーベルグ辺りですね」
エーリカ「…どこも死人が山ほど出た大規模紛争地域だけどね…」ボソッ
ゲルト「ん?なんだ?なにか言ったかハルトマン?」
エーリカ「…なんでもないよぅ、バカトゥルーデ…」
シャーリー「いいな~!いいな~!なあ、いろんな所を旅行した話、聞かせてくれよ!」キラキラ
俺「ええ、構いませんよ」ニコッ
その後、俺は赤毛のリベリアンにせがまれ、全員にいろんな所を見て回った話、景色、特産品のことを話してやった。
もちろん俺の血生臭い話や生生しい話、グロテスクな戦闘行為なんかは全部伏せた上でだ。
若干二名ほど俺にあからさまな不信の目を向けてくる奴らも居たが、まああの程度なら放っておいて大丈夫だろう。
面倒だったが実績も作らない内に難癖付けられて放り出されたら元も子も無いんでな。
「(多少の手間や仕込みぐらい我慢してやるさ、もう一度あの戦争をする為になら)」
とりあえずジャリどものご機嫌取りで疲れた、今日は早く寝ようと思う。
ヤージガトンデモキニシナイ~(笑)
はい、お疲れ様でした。これでやっと1話乙になります!
また明日ぐらいに予約取って2話やると思うので、乙!
ほ
明日の18時に予約取ります。
予約表
28日
1800時~
2000時~
2130-2200時~
2430時~
29日
1800時~
2130時~
で
なんかパクリパクリ言われてるけどあれ100%俺のオリジナル脳内妄想だからね。
俺の方に何一つ恥じる謂れも無い以上俺は書きだめしたの投下するだけだから。
あと俺に絡むのは無視するから別に構わんが周りに迷惑かけんじゃねー
周りに迷惑かけてるのはどいつだ
>>196
俺は火種になってるけど迷惑かけてるのはお前らだよ、間違いなく。
脳内妄想を投下するだけのオナニースレじゃないのここ…
まあ後復マロの人には何の恨みも言われも無いですよ。
マジで昨日まで全く聞いたこともなかったし。
自治厨だけはホント勘弁
>>198
火種の意味を辞書で調べてください
蒸発していて似たのが来たから慌てて戻ってきたんだろ。そんなの居なかったのと同じ。今更気にすることはない
少なくとも戦争狂の前向きな姿勢は評価できる。口うるさい奴らはシカトいいから折れたりするなよ
予約表
28日
1800時~
2000時~
2130-2200時~
2430時~
29日
1800時~
2130時~
2330時~
>>202
ありがとう。
普通に妄想書き出してウキウキして投下したのに
えっらい剣幕だからちょっと乱暴なこと吐いちゃったかもだけどすんません。
>そっとしておこう
でも昨日スレで読んだけど、復讐のマロニーの人のストーリーは
全員落として殺す的な流れだよね。
根本的にそういう方向に持ってくつもりは全く無いんだけどなあ。
まあこれからの展開で分かってもらえるでしょう。
実に不謹慎な話で申し訳無いがこんな事になって今までスルーされてたのが
多めの人数に読んで貰えてちょっと嬉しいというかゲフンゲフンッ
まあアンチといっても別に有名になりたいとかじゃないし、
単純に妄想投下してスッキリしたいっていう完全なオナニーなのでゆっくりやっていきます。
逆に俺達のマロニーちゃんがかっこ良い話ないですか娘を想う父親みたいな感じで
あらすじ → 俺、暴走中
俺「何って!?アリーセの誘拐犯を見つけたんだ……その罪、万死に値する」
男「待ちたまえ!君は何か勘違いしているようだ、落ち着きなさい」
俺「言い訳はそれでいいんだな?」
娘「パパー!このおじちゃんは悪い人じゃないよ?」
俺「アリーセ……アイスで言う事を聞かせるとは外道め!」
ミーナ「はいはい、そこまでよ!」
シャーリー「なー、落ち着けってー。俺は勘違いしてるだけだぜ?」
俺「なっ、ミーナにシャーリーまで買収され……」
ミーナ「落ち着きなさい!」パチーン
シャーリー「そうだぜー?そんな熱くなるのは夜だけでいいだろー」ちゅっちゅ
俺「はい……」
女「あなたもよ!そんなやらしい目で小さな子を眺めてたら勘違いもされるわよ~」
男「やらしい目なんてしてないんだがなぁ」
ガランド「俺、誘拐犯は捕まったのか?」
俺「ああ、勘違いだったよ。あ、この陸戦ユニットは返すな、後始末よろしく」
ガランド「……!?」
ガランド「……後始末?……この惨状を?」
俺「それじゃ、よろしくー」
俺「いやぁ、勘違いだったみたいで……」
男「いやいや。こっちも紛らわしかったらしく……いやぁ子供はいいですなぁ」
俺「ですよねー。そちらは娘さんで?」
男「いやいや、妻ですよ。よく親子と間違えられますよ、わはははは」
俺「見かけによらずやりますなぁ。子供は本当にいいですよー。奥さんも若いんだからねぇ?」
男「わはははは。年甲斐になく毎晩ハッスルですわ」
ガランド「おい待てぇぇ!」
俺「さー、アリーセ。次はどこに行きたい?」
娘「あのね、ケーキがたべたい!」
シャーリー「ケーキならあたしが美味しい店を知ってるよ、そこに行こうか」
娘「わーい!」
ミーナ「どうですか?何かのご縁ですし、ご一緒に」
女「ケーキか~、一緒に行くわ!ね、いいでしょ?」
男「そうだな……一緒に行くとするか」
俺「ならシャーリー、案内は頼む」
シャーリー「まかせとけよー」
ガランド「おーい……」
*洋菓子店
娘「おいしー!」
シャーリー「そうだろそうだろー」
ミーナ「ケーキの形もとっても可愛いわね」
女「食べるのが勿体ないわねー」
娘「ママー、こうかんこうかん!」
ミーナ「交換じゃなくてもいいわよ?はい、あーんして?」
娘「わーい」もぐもぐ
シャーリー「こっちのも食べていいぞー」
娘「こっちもおいしー!」もぐもぐ
俺「女性陣はよく甘い物でああまで盛り上がれるなぁ」
男「ですなぁ……」
男「ならばこちらはアッチの話で盛り上がるとしますか」
俺「まだ真昼間ですが……」
男「周りに誰もいないし、女性陣はあっちでケーキに夢中。どうどうと二股を掛けれる秘訣でも聞きたいものですなぁ」
俺「……ははは」
「猥談中」
男「よし!今夜はおじさん頑張っちゃうぞー」
俺「無茶をしない程度にがんばってください」
男「俺君だって今夜はんん?盛り上がるんだろう?そうなんだろう?」
俺「いえ、別にそんな……」
男「ご主人様とメイドプレイとは羨ましい」
俺「」
男「何でそんな事をって?袋からちらっと見えたのだよ、ははははは」
俺「別にそんな事に使うわけじゃ……」
男「なら何のために購入したのかね?んん?」
俺「俺が買わせた訳ではなくて……」
男「妻たちの方がやる気満々なわけですな?二人相手は大変だろうけど、君が決めた事だろう?んん?」
俺「……まぁ、そうなりますかねぇ」
男「で、今夜はどっちなんだね?清楚な女性か、ダイナマイトな女性か……やっぱり両方かね?」
俺「さ、さぁ……」
娘「あーおいしかったー」
ミーナ「みんなから色々なケーキを分けて貰えてよかったわね」
シャーリー「また今度、みんなでこようなー」
娘「うん!でも……パパたちはケーキたべなくてよかったのかな」
ミーナ「甘いものは苦手って言ってたから……」
女「今頃男同士で盛り上がってるんじゃないかなー」
次回に続くはず?別の話になる可能性もある
支援ありがとうございました
乙!
行きます
あらすじ?
俺「リバー→ガゼル→デンプシーは死ねる」
大将「でもお前強くなってるぞ、ほんの少しな」
俺「そいつは嬉しいや」
支援!
俺「……ふぅ」
身体全身を、暖かなお湯が包む
俺「……あーーーっ」
時刻は夜
俺は疲れ切った身体を癒すために、一日のしめくくり、風呂に入っていた
俺「風呂はいい……人類が生み出した文化の極みだ」
ああ……このテルマエ、実に素晴らしい
ここに娘がいれば、尚良いんだけどな……
この馬鹿にデカイ―魔女達の使う大浴場だから当たり前なのだが―風呂をひとりで使うのはなんだかもったいない
……。
俺「……ぐ……む……」
イカン、眠たくなって来た……
やはり今日はいつもより身体の疲労が溜まっている……
これも、大将とのあの一戦が原因か……?
………………。
……ダメだ、このままでは本当に寝ちまう、とりあえず湯船から上がって体をもう一度体を洗おう
俺「よ……っと」
湯船から這い出る
手桶と手ぬぐい、石鹸を持ち、ごしごしと汚れた体を洗う、気持ちいいものだ
……世界随一の激戦地、アフリカではこうして風呂に入ることすらままならないらしい
フェデリカがそう言っていたことを俺は思い出した
そして同時に――――
俺「アフリカの星……か」
――――アフリカの空を翔ける、一人の魔女のコトも
……フェデリカはこの三週間で俺に色々なコトを教えてくれた
この世界の事、ストライカーの事、武器の事……そしてその中でも、各地域で活躍する魔女の話はひときわ興味深いものだった
少しづつ空戦技術を身につけるにつれ俺はいかに彼女たちが特殊であるかを理解したのだ
……一度でいいから会ってみたいものだ
俺「……」
そう言えば、アフリカの星ことハンナ・ユスティーナ・マルセイユは親しいものからは『ティナ』と呼ばれているらしい
ウチのおてんば少女、マルチナ・クレスピも仲間内ではティナと呼ばれているので、実に紛らわ……いや、そうでもないか
ここはロマーニャで、向こうはアフリカ。何を心配する必要があるのか
そんな実にくだらない事を考えるとは俺も相当疲れているらし――――
ギィィィィィ……ッ
――――あ?
俺「……」
今の音は、何だ?
たった今、この一人で使うには広過ぎる浴場に響き渡った音は何だ?
俺「……」
何の事はない、ただの蝶番の音だ
浴室と脱衣所を繋ぐ、扉が開け放たれた音――――って、ちょっと待てっ
扉は開かれた、なら一体誰に?
……答えは解っている、だが、認めたくはない
俺「……」
よし、言ったん落ち着こう、落ち着いて素数を数えるんだ……素数は1と自分の数しか割れない孤独な数字、俺に勇気を与えて――――って、どんな勇気だ
そしてあくまで冷静に、俺が風呂から出るまで待ってもらうように頼もう、そうしよう
俺「……誰だか知らないが、今見ての通り俺が入ってるんだ、悪いけど出て行ってくれないか?直ぐに上がるから」
……なんとか声が上ずらずに言えた
「……」
さて、一体誰が俺の背後に立っているんだ?
そして願わくばここから何も言わずに立ち去って――――「え?いいよ別に、ボクは気にしないし」――――くれなかった
だが……ディモールトだ!
なんとか俺はアタリを引いた!
俺「……マルチナか」
マルチナ「うん、そうだよー」
噂をすれば影。侵入者はティナことマルチナ・クレスピだった
ぺたぺたと足音が近づく
俺「いいから早く出ていけ、二回目だぞ、お前が入ってきたの」
ため息もしつつ、振り向きながら言う
マルチナ「きゃつ、えっちー♪」
はぁはぁ・・・
支援
タオルで身体を隠しつつ、マルチナ
俺「その台詞、お前にゃ十年早いわ」
マルチナ「なっ!失礼だぞ!?」
腕を振り上げ、体全身を使い感情を露わにする……そのせいで身体を隠すタオルはちっとも役目を成していない
俺「……」
マルチナ「……なんで泣いてるのさ?」
俺「気にするな……それより早く出ろって言っただろ」
貧相な身体が哀れ過ぎて涙が出た、などと馬鹿正直に言えるはずもない……いや本当に侵入者が彼女で良かった、妙な意識をしなくて済むからな
これが大将やアンジーだったと思うと恐ろしい、多分デンジャラスでデストロイな事態になっていただろう
フェデリカなら、ここから……ここから出ていけっ!!とでもブチ切れていただろう、ユニコーン的に。いや、全然面白くないな
……まぁ、そんな訳で
マルチナ「~♪~♪~♪~♪」
俺「どうしてこうなるんだ……」
数分後、そこには鼻歌を歌うマルチナの頭を洗う俺の姿が!
……やっぱり俺も甘いな
この前もなんやかんやでこのチビ助の頭を洗ってやったのだ、ついでに背中も
俺「……」
まさか、ひょっとすると、俺は――――――いや、そんなはずはない
マルチナ「~♪~♪~♪……ん?俺?どうかした?」
俺「別に、気にするな……それより、さっきから何歌ってるんだ?」
聞いたことのない曲だった
ロマーニャの歌だろうか?
マルチナ「あっ、これ?」
マルチナ「これはねー、チーズの歌って言うんだよ!」
やっぱり、聞いた事のない曲名だ
俺「有名なのか?」
マルチナ「ううん。えっと、この前休暇の日に行ったピザの美味しい店でね、ヘンなおにーちゃんに会ったんだ」
マルチナ「で、この歌をおにーちゃんが作ったって言うから教えて貰ったって訳」
マルチナ「だから多分知ってる人はあまりいないと思うよ?」
成る程、道理で聞いたことが無いわけだ
マルチナ「~♪~♪~♪~♪」
俺「……随分と、気に入ってるみたいだな」
マルチナ「うんっ!」
しかし、やけに耳に着くと言うかこびりつくと言うか、癖になりそうな曲調だ
俺「~♪~♪~♪~♪」
思わず、口ずさむ
するとマルチナはにこっと笑い――――
「「~♪~♪~♪~♪~♪」」
――――今度は、2人で一緒に歌い始めた
俺「……」
…………っ
マルチナ「……俺?」
俺「……え?」
マルチナ「もしかして――――泣いてるの?」
俺「……っ!……わ、悪い!少し、思い出しちまって、な」
視界は、涙で滲んていた
目の前の小さな頭も、今はよく見えない
……ああ
こんな風に俺は、娘と一緒に歌を歌いながら風呂に入っていたのだ
妻が好きだった曲を一緒に歌いながら、お風呂に入っていたのだ
――――やっぱり
やっぱり俺は、マルチナに――――娘の面影を、重ねているのだろうか
……
……もう、考えるのはよそう、彼女達に失礼だ
「「…………」」
俺「……ほら、泡流すぞ、目ーつぶれ」
マルチナ「う、うん」
ざぱーーっ
マルチナ「うひゃっ!?」
ざばーっ、ざばーっ、ざぱーっ
俺「これで、よし」
ぽんぽんと頭を撫でる……綺麗な髪だ
俺「よーし、あとは湯船に入ってあったまるだけだな。でも俺はそろそろ逆上せそうだから先に上がるなっ」
マルチナ「う、うん」
逆上せつつある火照った身体で、先ほどマルチナが入ってきた扉の前に立つ……そして、一言
俺「おーい、そっちに誰かいるかー?いないなー?」
マルチナ「……何してんの?」
不信がった様子で、マルチナ
きっちりと肩まで浴槽に浸かっている
俺「いや、この脱衣所の扉を開けて中にいたのは着替え中の魔女でした、なんて事が起きたら不味いだろ?」
マルチナ「そー言うのを、男の人は望んでるんじゃないの?ラッキースケベってヤツ?」
俺「馬鹿言え、俺には妻がいるんだ、んなことやってたまるか」
マルチナのたわごとを聞き流し、ガチャリと脱衣所への扉を開ける
フェデリカ「……」
……。
……うん
まぁ……うん
とりあえず、あー、その、アレだ
俺「何でいるんだよ!!」
脱衣場には、パン……ズボン一枚で殆ど全裸、さらにそのズボンも細い両足の中ほどに降ろしている状態で一時停止した、我らが隊長の姿が
フェデリカ「い、いやーん、えっち♪」
わざとらしい嬌声が、背から聞こえる
言っておくが、彼女の姿を瞳に映した瞬間俺は即座に回れ右をしている
よって彼女の姿は一瞬しか見ていないのだ、うむ、モーマンタイ
……が、しかし
俺の脳裏にはそのたった一瞬に目にした彼女の褐色せくしーぼでぃーが焼き付いて――――――って落ち着け!落ち着け俺!
俺「……ふぅ」
……なんとか、脳裏に妻と娘の顔を思い浮かべ、冷静を取り戻した
俺「……」
最近どうも、彼女のイタズラが増えている気がする
個人演習ではやたらとボディタッチされ、夜にはマッサージと称して夜這いまがいの事を―無論押し返したが―され、汗を舐められてウソがどうとかなんとか言われ
挙げ句の果てには一緒に風呂に入ろうなどと訳のわからん頭に何か湧いたとしか思えない事を言われる始末、何処のエロ親父だ
年上をからかうのも良い加減にしろ
俺「はぁ……」
……初日に俺を感動させてくれた彼女はどこに行ったのやら
俺「……とりあえず、俺は後ろを向いておくから、その間にさっさと服着て脱衣場から出ろ、風呂は俺が外に出てからにしてくれ」
フェデリカ「つれないわね」
俺「当たり前だ馬鹿野郎」
フェデリカ「……ねぇ、俺?」
俺「あ?」
フェデリカ「なら如何してお風呂にマルチナがいるの?」
マルチナ「えっ?ボク?」
俺「如何してってそりゃあ、一緒に入ってたからに決まってるだろ、わざわざ頭も洗ってやったんだ」
フェデリカ「……そう、やっぱり……ね」
俺「……何がやっぱり、だ」
フェデリカ「貴方!やっぱりロリコンなんで――――」
俺「それ以上言ったらハッ倒すぞ」
ものスゴク心外なコトを言われそうだったので、語気を強めて黙らせる
と言うよりロリコンなんて言葉はまだこの年代には生まれてないはずだが……
フェデリカ「ああ、でも安心して、たとえ貴方が小さい娘が大好きなロリコンでも」
俺「おい、人の話を聞いて――――」
フェデリカ「そこのマルチナちゃんは16歳だから、バッチリ合法よ?」
俺「えっ?」
マルチナ「えっ?」
……ちょ、ちょっと待てちょっと待て
えっ?
俺「あ、あのちびっ子が16?」
あれ、そんな化石だったっけ
>>298
てめーは俺を怒らせた
マルチナ「ひょっとして知らなかったの?」
俺「てっきり12かそこらかと……」
フェデリカ「うわぁ……」
マルチナ「俺ー流石にボクでも怒るよー?」
俺「いや……その、済まん」
理不尽な気がするが、俺はただ謝るしかなかった
マルチナ「……」
フェデリカ「……」
……結局、その日は気まずい雰囲気のままフェデリカに退出してもらい、その後マルチナの形容し難い視線に晒されつつも俺は何とか服を着替えて風呂場を脱出したのだった
おわりん、支援感謝
現在の俺の認識
フェデリカ……変態
竹井……いい人
フェル……結構頼りになる隊長
ルチアナ……コーヒー淹れてくれるスゴクいい奴
マルチナ……チビ助
アンジー……からかい甲斐のある奴
パティ……???
大将……師匠、すごくすごい
ジェーン……怪我の看病してくれる凄くいい人
錦……???
天姫……???
乙乙
乙!
次の予約まで一時間半か
10レス弱ぐらい保守代わりに安価しようかな
乙!
続き待ってるぞ
よし準備完了 投下したい人がいたら言ってくれよ!絶対だぞ!
時期 どっちか
1 本編内(1945)
2 本編後(1947)
安価下2
私「どうも、未だに正体はバレていません天才科学者私です」
シャーリー「いきなり何だよ?」
私「……暇すぎて」
シャーリー「ああ、こう雨続きだとな……くそー、外で思いっきりかっとばしたいなぁ……」
私「室内で出来る暇つぶしって無いの、なんか」
シャーリー「そうだなぁ……」
シャーリーが思いついた暇つぶしは?安価下2
シャーリー「レイプとか」
私「……とうとうカビが頭にまで」
シャーリー「いいだろ……もう暇で暇でしょうがないんだよ……」
私「目がすごい死んでる」
シャーリー「なぁいいだろー、襲おうぜー、それでロマーニャ新聞に載って2人で有名人になろう」
私「――まあ、仮に、仮にね、襲うとしても……誰を?」
シャーリー「そりゃあ……」
誰を襲う?それとも別の暇つぶしにする?
安価下2
シャーリー「まずはナンパだろ、ナンパ。ローマに出ればお前好みの女の子もたくさんいるんじゃないか?」
私「なんか主犯格が私みたいになってるけど違うからね。言い出したのアンタだからね」
シャーリー「よし、じゃお出かけといくか」
私「……っても、今日は……」
――ローマ市内――
ザァァァァァァァ…
私「朝から大雨でしょうがこのバカ巨乳!」
シャーリー「前が! 前が見えない……!」
私「ああっ雨が! 雨が目の裏に! 畜生!」
予想外の大雨 残念な事に人通りもほとんどない…
どうしようか? 安価下2
シャーリー「でも……一度言ったことは覆さない! そうだろ、私!」
私「さっきから何で全部私が考えたみたいに言ってくるのよ!」
シャーリー「とりあえずは野外レイプだ……当初の目的は計画通りに果たさなくちゃ」
私「田舎に無理矢理作られた高速道路みたいね」
シャーリー「…………」
私「……で、結局誰を狙うのよ? こんな天気じゃ、女の子なんて1人も……」
ガシッ!
私「……は?」
シャーリー「いいのがいるじゃないか、1人」
私「えっ……えっ、ちょっ、待っ」
シャーリー「私ぃ!」ガバッ
私「きゃぁぁああっ!?」
?「おい、何をしてる!」
なんやかんやで貞操の危機
そこに現れたのは誰?安価下2
警察官「おい! 何をやってる!」
私「ああお巡りさん! 普段は嫌いだけど今だけはヒーローに見える!」
シャーリー「し、しまった……油断した」
私「襲っといて油断も糞もあるかこのアホ!」
警察官「あ、怪しい奴め……動くなっ!」チャキッ
私「!」
シャーリー「くそ、こうなったら……!」
シャーリーはどうする?安価下2
(今なら正気に戻れるぞ!)
覚醒
シャーリー「……ごめんな。あんまり暇なもんだから……つい、はしゃぎすぎちゃったんだ」
私「……限度があるでしょうに限度が」
シャーリー「……お巡りさん」
警察官「ああ。――強姦現行犯で逮捕する」ガチャンッ
シャーリー「……あたし……なんでこんなことしちゃったのかな……?」
警察官「……それは、これからおまえ自身が探すことだ……」
シャーリー「ううっ……」
私(……危なかったけど……でも、このままシャーリーがブタ箱行きになるのは……)
私(……どうしたら……)
私はどうする?安価下2
普通に捕まっていくのか…(困惑)
私(……いいえ、罪を犯したのは事実だもの……)
私「……ムショでも元気でね。シャーリー」
シャーリー「ああ」
私「手紙、書くから」
シャーリー「ありがとう。……ごめんな」
私「…………」
警察官「……ほら、行くぞ」
シャーリー「……はい……」
私(――そう言って、シャーリーはカビ臭い道路を、手錠を掛けられて下っていった)
私(気がつけば――雨は上がっていた)
?「おっと、そうはいかん」ドギューン
警察官「うぐうっ!」バタッ
シャーリー「!?」
突然の銃声!国家の犬は凶弾に倒れる!
警察官が撃たれた!誰の仕業だ!?安価下2
レイパー「ククク……」
私「何、アイツ……目がどっかの宗教家みたいに濁り切ってる……!」
レイパー「そのグンバツボディ(死語)のネーチャンは、俺の獲物だ……警察なんぞには渡さん」
シャーリー「は、はぁ!?」
レイパー「ククク……ちょうど手錠のオプション付きか、いいねいいねぇ、思う存分ニャンニャン(死語)してやるぜ」
シャーリー「くっ……!」
私「し、シャーリー!」
レイパー「覚悟しなぁ! エッチ スケッチ ワンタッチィ!(死語)」
シャーリー「うわぁぁぁっ!」
私「シャーリーッ!!」
私(このままじゃ、シャーリーがあの何言ってるのかよく分からない変態に犯される……! こうなったら……!)
私はどうする?安価下2
ほっとくとシャーリーがズッコンバッコンされてしまうぞ!
私「そうだ録画をしよう」(動転)
シャーリー「えっちょっわた」
レイパー「さぁーて、一緒にキモチよくなろうね、ムチムチプリン(死語)ちゃん?」ガバッ
シャーリー「い、いやだ……」
私「……」ジーッ カタカタカタ…
シャーリー「どっから持ってきたんだよその映画用カメラ!」
私「変わってしまうからこそ留めておきたい……今というこの、一度きりの時間を」
シャーリー「何のキャッチコピーだよおい助けてってば!」
レイパー「ヒュウ! ハイカラぁ~(死語)」ワキワキ
シャーリー「う……ぁっ……! こ、このぉ……!」
シャーリー(舐めるなよ……思い知れっ! ゲス野郎!)
最期の安価
シャーリーはどう反撃した? 安価下2
自爆
宇宙CQC?(難聴)
シャーリー(リベリアンを舐めるなよ……ふんっ!)ブチッ!
私「!? て、手錠が……!」
レイパー「おわっ!? そ、そんな――」
(シャーリー、CQCの基本を思い出して)
シャーリー「近づいてっ!」バッ
レイパー「ひっ!?」
シャーリー「○ボタンと同時に――」グイッ
レイパー「おぁ――」
シャーリー「左スティィィィィィックッ!!!!」ブオンッ!
メキョッ!
レイパー「が――ぁ……そ、そんな……」
私「」ポカン
レイパー「そんな……バナ……ナ……」
レイパー「」 (死後)
はーい皆! MGS3のvita版は昨日発売だよ!!ハード持ってる人は買ってね!!☆(ステマ)
シャーリー「……ジ・エンドだよ、変態」
レイパー「」
私「……」コソコソ
シャーリー「……」ガシッ
私「ひっ!?」
シャーリー「随分な映画が録れたみたいだな……私?」
私「そ、そもそもアンタが私を襲って……」
シャーリー「それとこれとは別だ。……私もお前も、立派な犯罪者だよ」
私「……合法か違法か、そのどちらかでないといけないのかしら」
シャーリー「そうだよ、人間の行いはね」
コキッ
私「あぐっ」
おわり
おわり 見てくれてありがとう
さすが深夜鬼畜安価の嵐 だがそれがいい
(首の骨が折れる音)
乙
おつおつ
>>367
草加くん!?
いつものあてにならない3行
リーネ「せんせ」
俺「…もういちど」
リーネ「…せんせ?」
~基地内~
坂本「リーネの調子はどうだ?まだ相変わらずでなければいいんだが…」
俺「それについては大丈夫。もう解決したので、今後の訓練に支障は出ないはずだ」
坂本「ほう?ずいぶん短期間でやれたものだな。最初は全然ダメだったではないか」
俺「ちょっとしたことで改善がはかれたんですよ、これが」
坂本「ほう…、うちの宮藤にも効かないものか」
俺「それは無理じゃないかな?だって、坂本少佐の所の宮藤軍曹はこの間ストライカーユニットを使ったばかりと聞く、地道な訓練をするしかないと思うよ」
坂本「やはりそうなるか…」
俺「無理をさせずに一歩ずつ進めたほうが…」
坂本「いや、気合だ。ウィッチに不可能などない!これからも宮藤にはスパルタでいく」
うわぁ…ちょっとあの子の事を同情しちゃうなー
俺「教育の方針は人それぞれですからねぇ」
坂本「うむ」
俺「そういえばうちのリーネ知りません?さっきから姿が見えないんですよ。伝えておきたい事があったんだけどなぁ…」
坂本「それなら先ほど、ミーナに頼まれて宮藤相手に基地を案内していたな」
俺「なるほどね…俺の時は無かったのになぁ」
今度お願いして案内してもらおう
坂本「噂をすればだ」
俺「おっ、ナイスタイミングだ」
宮藤「坂本さん!」
リーネ「せんせ」
坂本&宮藤「!?」
俺「どうした、二人とも…」
宮藤「いえ、なんでもありません!」
坂本「それはお前の趣味か…?少々…なんだ」
俺「趣味じゃない。これが訓練を円滑に行う為の最善策だったんだ」
ちょっと趣味も入ってるけどな!
リーネ「そうですよ。せんせは何も悪くありません」
坂本「本人がそういうならやましい事は何もないのだろう」
俺「当たり前です」
坂本「しかしなぁ…聞く人が聞いたら誤解を招きそうだな」
俺「別に全然やましくないのに…」
リーネ「そうですよ、坂本少佐!」
坂本「…リーネがそういうならきっとそうなんだろう」
俺「そうだ、伝えておかないといけない事があったんだ。明日からは飛ぶからな?」
リーネ「…はいわかりました」
・
・
・
俺「とりあえず、新人同士仲がいいのかな?多分」
坂本「ちょっとまだギクシャクしてるが、年も近い事だすぐに仲良くなるだろう」
坂本「そうだ、明日リーネと飛ぶなら宮藤と模擬戦をやらせて貰えないだろうか」
俺「模擬戦か…まだ先の予定だったけど良いかもしれないな」
坂本「それなら決まりだな。明日はよろしく頼む」
俺「こちらこそ、お願いします」
・
・
・
~翌日~
俺「というわけで…今日は予定を変更して模擬戦を行います」
リーネ「模擬戦ですか!?一体誰と…」
俺「お相手は宮藤軍曹です。新人同士の戦いです。何か質問は?」
リーネ「あの…本当にやるんですか?」
俺「本当にやるんです。普通にやれば大丈夫だ、なんせ相手はまだ飛行経験が1回ちょっとの新人だ。先輩の実力を見せつけてやれ」
リーネ「…はい」
心が折れる支援
坂本「そっちの準備はできたか?」
俺「ええ、準備はOKです。いつでも始められますよ」
宮藤「今日はよろしくね、リーネちゃん」
リーネ「う、うん。よろしくお願いします」
坂本「みやふじーーー!この間のように自由にやってこーーーい」
俺「リラックスしてやれば大丈夫、必ず勝てるよ」
そう、負ける訳がない
・
・
・
俺「…あれぇ?…3連敗?どうしてこうなった」
坂本「うーむ…?まさか宮藤が3連勝するとは思ってもいなかった」
宮藤「か、勝っちゃった。坂本さん勝っちゃいました!」
リーネ「…」
俺「リーネどうした?今日こそ調子が悪かったのか?」
リーネ「…」
俺「調子が悪いならあらかじめ言わないと分からないからなー?」
リーネ「違うんです…これが私の実力なんです」
俺「あんなに狙撃の腕は確かなのにか?」
リーネ「…はい。実戦になると駄目なんです」
・
・
・
俺「というわけなんだ。実際今まではどうだったか教えて欲しいんだけど」
バルクホルン「リーネの言う通りだな。実戦では役に立った試しが無い、逆に邪魔になる事もあったな…」
ミーナ「訓練ではそれなりに成果を出しているのに…実戦になると完全に委縮してしまっているのよね」
俺「…ミーナ中佐、しばらくリーネは出撃させないで欲しい。ネウロイが来ても俺と一緒に基地待機にして貰えないか?」
ミーナ「何か考えがあっての事ね?」
俺「そんなところだな。うまく行けば実戦で使えるようになるはずだ」
ミーナ「わかったわ。リーネさんの件は俺さんに任せましょう」
俺「話が分かる上司で助かったよ」
ミーナ「うふふ。だけど…一つ聞いておかないといけない事があるのよね」
俺「?」
ミーナ「リーネさんには俺さんの事は先生と呼ばせているみたいじゃない」
俺「それが何か?」
ミーナ「くれぐれも、先生と生徒の垣根を越えないようにお願いしますね」
俺「…わかってますよ。こう見えても一応アフリカに想い人を残してきたわけで、そういう関係にはならないよ」
少し怪しいけど多分大丈夫だと思う…
ミーナ「それならいいわ。リーネさんの事お願いね」
俺「任せてください」
訂正。無理かもしれない
次回に続く、お休み
深夜なのに支援ありがとうございました
予約を入れたら、終わる時間を切り上げてくれるという人が居たので。24時半に予約
ハハッ!
ほい
ヘァォァァ
はーい
そのうちの一人か分からんけど、編集IDで正体バレた荒らしをwiki使用出来ないように
いまwikiスレで被害纏めて管理人に報告するところだから少しは安心出来るかと
身内から出るとは嫌な世の中だ保守
ほー
荒らしさん昨夜も大ハッスル
書き手二名が被害に、wikiも荒らされる
しかし編集ID(battle)から作品バレ、そこから余罪がボロボロと
顔文字くせぇから死ね
出掛ける前ほしゅ
まるぽっぽ!
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| 【はい(Y)】 【いいえ(N)】 .|
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!|!イ/ノ|/ノi| : : ..... . . .
ノi|*゚ω゚: : : :....: : : : ...
(イ ( : : : : : : . . .
. v : : : : : . . . . . .
ー
少ししたら繋ぎで投下します
オペレーション・『アポロ』
ロマーニャに向かって南下する、ヴェネツィア上空のネウロイの巣に対する迎撃作戦
この戦いで見事勝利を収めた第501統合戦闘航空団、通称『ストライクウィッチーズ』は、その役目を終えて解散となった
戦場から離れる者。次の戦場へ向かう者。隊員それぞれがそれぞれの道を進んで行く
そして、時は流れ…………
───
<1946年秋・帝政カールスラント都市部近郊>
小型ネウロイ「──────!」 ビシュゥン!
ウィッチ1「きゃっ!」
ウィッチ2「このっ!」 ズドドドド!
小型ネウロイ「」 パシュン
ウィッチ2「軍曹、無事かっ!」
軍曹(ウィッチ1)「は、はい……。何とか生きています。少尉」
軍曹「で、でもぉ……」
ネウロイ「───────!」
ネウロイ「──────!───────!」
少尉「くっ……また新手か」
軍曹「きっと、私たちを逃がさないつもりなんですよ。ああ、私ここで死んじゃうんだぁ……」
少尉「弱気になるな軍曹!必ず生き残るんだ!」
少尉(くっ。遠距離からの偵察だけだった筈なのに、ネウロイに追い込まれてこんなことになるとは……)
少尉(ここはもうネウロイの勢力圏内だ。留まっていても、敵が増え続けるだけ。早急に離脱しなければ……!)
ネウロイ「─────」 ビシュゥンッ!
軍曹「きゃああああっ!!」 ボンッ
少尉「っ! 軍曹!」
軍曹(ストライカーが……っ、片方じゃ姿勢制御できない……!いや!死にたくないよぉ!)
少尉「逃げろ軍曹!……くっ、間に合わない……!」
ドゴォン・・・!
ネウロイ「」 パシュン
少尉「っ! 何だ……!爆撃……?」
「128連…………」 ボボボボボボボボボ・・・
「ヒステリック・ボム!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
ネウロイたち「」 パシュン!
軍曹「えっ?な、なに……?」
少尉「おい大丈夫か!」
軍曹「は、はい。でも、今の凄い攻撃は一体……」
「よく持ちこたえたな、おまえら!」
少尉「俺大尉!それに、バルクホルン少佐とハルトマン中尉まで!」
軍曹(えっ……男のウィッチ!?)
バルクホルン「何とか間に合ったか……!」
エーリカ「生きてるぅ?」
俺「後は任せな!これより戦闘に突入する!」
ネウロイ「────────!」
俺「よくも少尉と新人ちゃんをいたぶってくれたなぁ。ただじゃ済ませねぇぞ!」 ズガガガガガガ!
ズガガガガガ!ドゴォン!ドゴォン!バラララララララ!
少尉「さすがだ……。たったの三人でネウロイを蹴散らして行く」
軍曹「少尉。あの男の人は一体……」
少尉「そうか、軍曹は初めて会うんだったな。彼は俺大尉。世にも珍しい男性のウィッチであり、あの第501統合戦闘航空団の一員だった人物だ」
軍曹「……あ、思い出しました。そうだったんですか。あの人が、オペレーション・アポロの……」
少尉「共にいるバルクホルン少佐とハルトマン中尉も元501所属で、歴戦の勇士だ。我々が目指すべき場所に居る人たちだな」
ネウロイ「─────────!!」
少尉「また増援か……しかもあんなに!」
軍曹「ちょっ、ちょっとまずくないですか?いくらあの人たちが強くてもたったの三人ですし、こうひっきりなしに新手が来ては……」
エーリカ「また増えたよ!」
バルクホルン「こうもネウロイの支配区域に入り込んでしまっていてはな……。我々だけでは分が悪い上に準備が不十分だ」
バルクホルン「軍曹もあの状態では戦えない。何とか見切りをつけて離脱しなくては」
俺「それじゃあ俺が空雷を使う。既に設置は完了している」
エーリカ「えっ、いつの間にやったの?」
俺「さっき飛びながらばらまいて来たんだ。もう向こうの方に出来上がっているぜ」
バルクホルン「よし、ならば空雷にて奴らを叩く。少尉軍曹は離脱、エーリカはそのフォローだ。俺は奴らをポイントへ誘導しろ。私が援護する」
俺「オーケーだ」
少尉「了解です」
エーリカ「ほら、逃げるよ」
軍曹「は、はい!」
ネウロイ「──────────」
バルクホルン「おまえたちはこっちだ!」 ズガガガガガガ!
ネウロイ「──────!」 ビシュゥン!ビシュゥン!
俺「ほらほらコッチだぜ」 ズガガガガガガ!
───
俺「……そろそろポイントだ。トゥルーデは離れていてくれ」
バルクホルン「了解だ」
ネウロイたち「─────────!!」
俺(よしよし、ちゃんとついて来てくれたな。もう少し、もう少しそのまま……そこっ!)
カチッ。ドガァァァァン!!!
ネウロイ「」パシュン
ネウロイ「───────!?」
俺「ようこそ。俺特性、宙に浮かぶ地雷原へ」
ネウロイ「──────!」
カチッ。ドガァァァァン!
ネウロイ「」パシュン
俺「もう遅いって。お前たちは罠に嵌ったんだ」
俺「空雷……全爆破ッ!!!」 カチッ
ド・ド・ド・ド・ド・ド・ドガァァァァァァァン!!
ネウロイたち「……」 パシュゥン
俺「……おっし終了───ん?」
大型ネウロイ「────────!!」
俺「ったく、しぶといな。念のため、溜めといてよかった」
俺「そぉら!コイツはかなり効くぜ!」 ドシュゥン!
大型ネウロイ「───────・・・!?」
俺「震 天 !」
カ ッ ! !
支援!
大型ネウロイ「」 バキィンッ!パシュゥーーン……
俺「敵の全滅を確認っと」
バルクホルン「すぐに離脱するぞ。ハルトマンたちと合流する」
俺「了解だ」
───
<前線基地>
俺「よしよし、今日も無事に戻って来れたな」
バルクホルン「少しでもこれで、奴らの気勢を削ぐことが出来たなら良いのだが」
俺「少しはな。まぁーどっちみち決戦も近いんだし、当日派手にやり合うことには変わりないんじゃないか」
バルクホルン「もう聞いていたのか?通達はこの後だった筈だが」
俺「さっき出撃る前に中佐からちょろっとね。状況で少しのブレはあるかもだけど、来週くらいには総攻撃があるってね」
バルクホルン「その通りだ。この総攻撃で奴らをあそこから叩き出し、消耗戦に終止符を打つ……」
バルクホルン(そして、今度こそ祖国の奪還達成を……!)
軍曹「あ、あのぅ……」 モジモジ
少尉「よろしいですか?俺大尉、バルクホルン少佐」
俺「おお、少尉と……新人ちゃんまで。顔を合わすのは初めてだったな。○○でいいんだっけ?」
軍曹「わ、私の名前知ってるんですか?はじめまして!○○と申しますっ」 ペコリ
俺「初っ端から災難だったな。初任務だったんだろ?」
軍曹「は、はい。先ほどは助けていただいて、本当にありがとうございましたっ」
少尉「……そのことについては私の責任です。ネウロイに乗せられて、離脱も出来ないままあんな状況になるまで追い込まれてしまった……。あと少し遅れていたら、軍曹は死んでいたかもしれない」
俺「オイオイそんなにヘコむなよ。誰だってミスくらいするし、運が悪かったんだよお前は。寧ろ、よく軍曹を守ってくれた」
エーリカ「そうだよ。そんなこと言ったら俺なんて、昔私たちにすごーく心配させるような無茶ばかりしてたんだし、細かいことは気にしちゃダメだって」
俺「そうそう……ってハルトマン。人の古傷を抉るなよ」 ビシッ
エーリカ「へへー」 ヘラヘラ
俺「(ゴホン)とにかくだ。少尉は今回のことあまり引きずるな。ミスしたことばかり考えこんでたら潰れちまうぞ?もっと気楽に行こうぜ気楽に」
少尉「は、はぁ……」
俺「それと軍曹、お前もだよ」 ビシッ
軍曹「え?わ、私もですか?」
俺「さっきのことだけど、一々改めて礼なんて言わなくていいんだ。助け助けられは、当たり前のことなんだ」
俺「だって今日から俺たちは、”同じ釜の飯を食う仲間”ってやつなんだからな。だから今後、そういう水臭いのは無しだぞ」
軍曹「仲間……はい!わかりましたぁ!」
俺「ははっ、まぁ受け売りなんだけどな。俺が501に入ったばかりの頃、ちょうどお前みたいな感じの奴に似たことを言われたんだ」
俺「…ああ、そう言えば軍曹。お前も治癒魔法持ちなんだって?」
軍曹「はい、固有魔法で治癒が行えます。まだまだ未熟ですが……」
俺「おー、すごいな。ちょうどこの部隊には治癒魔法を使える奴が居なかったんだ。頼りにさせて貰うぞ、軍曹」 ナデナデ
軍曹「え……あ……ありがとうございます///」
少尉「……大尉はもう少し、自分のそういった行動に気を配るべきです」
俺「? どーいう意味よ」
少尉「いえ、別に」 プイッ
エーリカ「あ、それとちなみに○○ー。俺はトゥルーデのなんだから、うっかり気にいったりしちゃダメだよ?トゥルーデが妬いちゃうから」
軍曹「えぇっ? 俺大尉とバルクホルン少佐って……”そう”何ですか!?」
バルクホルン「お、おいハルトマン!」
エーリカ「いーじゃない いーじゃない。どうせみんな知っているんだしサ」
バルクホルン「部下への面目というものがあるだろう!あぁもう……」
軍曹(俺大尉はバルクホルン少佐の”もの”……。つまり俺大尉は、この人の犬……ペットってこと? ちょっと意外かも)
俺「なんかオマエかーなり失礼なこと考えていないか」
<二週間後>
俺「……いよいよこれで決着がつくか」
バルクホルン「これが最後の攻撃だ。首都圏上空の巣を攻撃し、ネウロイをこの国から叩き出す」
俺「これで奴らを殲滅できれば、晴れてこのカールスラントは解放されるってわけだな」
バルクホルン「かなりの厳しい戦いになる。一年前のオペレーション・アポロ以上の敵が待ち構えている筈だ」
俺「平気さ。あの時とメンバーこそ違うけど、負けないくらいの顔ぶれが揃っているんだ」
俺「少尉と軍曹ちゃんだって、この二週間で必死に訓練した。俺たちの教え子だ。簡単に死にはしないし、死なせやしないさ」
バルクホルン「……そうだな。必ず勝とう。私たちの勝利を信じてくれている人々や、ミーナたちの為にも」
俺「おう!」 ニコッ
ヴヴゥゥゥゥーーーーーン!!!
< 遠方より敵ネウロイ群が接近中!各ウィッチは直ちに出撃して下さい!
俺「さてと、行こうぜ。トゥルーデ」 スッ
バルクホルン「ああ!」 ガシッ
おお!乙!
確認をば
さて、お仕事早めに終わったので
ちょっと予定はやめて50分から投下します。
前回のあらすじ
俺大尉の歓迎会!
俺「・・・」
「えいっ!」 「やーっ!」 「とぉー!」
俺「(何だこりゃ…)」
「せいっ!」 「やぁっ!」 「とりゃあ!」
坂本「コラー!宮藤ー!声が出てないぞー!」バシンバシンッ
宮藤「はい!坂本さん!」
俺「(まるでお遊戯ってか、お遊戯会そのものじゃねえか。俺ァ近所のガキンチョに空手教えてる気のいいオッサンかよ)」
坂本「気合が足りなーい!あと20本追加!」
宮藤&リーネ&ペリーヌ「「「はいっ!」」」
俺「(どうしてこうなった…)」
~~~~~~~~
俺「…あァ!?徒手格闘教練ン!?」
坂本「ああ、今でこそ銃撃戦が主体だが、ネウロイに近接戦闘も挑めるようになれば、戦術の幅も広がる。
せっかく陸戦のプロフェッショナルである俺大尉が着任したんだ。
この機会に宮藤たちに近接格闘戦のイロハのイぐらいは一応叩きこんでおこうと思ったのだが…なんだ?嫌なのか?」
俺「(あ、ヤバイヤバイ…素が出ちまった)いえ、別にそんなことはないんですが…(嫌に決まってんだろ…)」
ゲルト「うむ、それはいい考えだと思う。私もネウロイに肉薄する機会も多いが、固有魔法を乗せて
銃身で叩くだけでもそれなりのダメージになる。覚えておいて損はないだろう。
私も後でハルトマンを連れて行こう、最近あいつは特に弛んでるからな」
ペリーヌ「さ、坂本少佐がそうおっしゃるんでしたら、私も参加させて頂きますわ!///」
坂本「お、そうか。相変わらず熱心だなあペリーヌは、ハッハッハッハ!」
ペリーヌ「・・・///」
シャーリー「うっへぇ~、私はパス~。そういう熱っ苦しいの私は一番苦手なんだ。お~い、行こうぜ~ルッキーニー」
ルッキーニ「う、うん・・・」トテトテ
エイラ「私もムリダナ。そもそも私には必要のないものだし、サーニャも寝てるしナ~」スタスタ
坂本「全く…まあいい。おい!聞いての通りだ宮藤!リーネ!午後1300(ヒトサンマルマル)に
いつもの砂浜へ集合!各自動きやすい服装で来ること、いいな!」
宮藤&リーネ「「はいっ!」」
俺「…(オイオイ…俺の意見は聞かねえのかよ。なんで俺が非番の日にまでガキのお守りをしなきゃなんねーんだ)」
~~~~~~~~
「えい!やあ!とぉ!」バッバッバッ
俺「(…でそんなわけだ)」
坂本「…どうだ、俺大尉。大尉から見てどこかおかしいところがあるか?」
俺「(・・・どっかおかしいところってお前・・・)」ゲンナリ
俺「(…あーもう、めんどくせえな!なんかそれっぽいこと適当にアドバイスしてさっさと終わらしちまおう)」
俺「宮藤さん、ちょっといいかな?」ニコッ
宮藤「やぁ!とぉー!…あっはい!」
俺「宮藤さんは動く時ちょっと重心がズレてるみたいだね。銃を打つ時と同じように常に体の中心を意識してください。
蹴りの時も足をぶつけるんじゃなくて全身の回転の遠心力を足に乗せて、蹴り足の膝を下に向けて、そう、振り下ろすように
腰を回して…そう、これが扶桑拳法の上段蹴り。良いフォームになりました、それを体で覚えるまでやってください」
宮藤「…はいっ!ありがとうございました!」
何だこのデジャヴ
支援
俺「ビショップ曹長は…」
リーネ「あ、リーネで大丈夫です…」
俺「そうですか?ではリーネさん。リーネさんはフォームはブリタニア空軍である程度教えてもらったみたいですね。
あんまり言うこともないんですが、とりあえず力が余り入ってないみたいなので声でも出しておいてください」
リーネ「声?」
俺「ええ、人間というものは息を吐く時に一番力が出やすいんです。
お腹から声を出せば、腹筋が収縮し、全身の筋肉が躍動します。
大きな声っていうのはそれだけで元気につながるんですよ」ニコッ
リーネ「・・・はいっ!やってみます!」
俺「クロステルマン中尉は・・・うん、力も乗ってますし、体幹もズレがない。
フォームも綺麗ですし、恐れ入りました、完璧です」
ペリーヌ「当然ですわ」フフン
俺「では実戦の事について。扶桑の魔女は、魔法力を扶桑刀などに乗せてネウロイを真っ二つにしたりするらしいですね。
例を上げればスオムスの穴拭中尉、坂本少佐なんかがそうでしょう。中尉はせっかく攻撃型の固有魔法をお持ちの様なので、
それを武器に乗せて直接ネウロイにぶつけてみてはいかがでしょう?細長い刀剣類なんかは、いいかもしれませんね」
ペリーヌ「(あのお父様の形見のレイピアでもよろしかったかしら…)…ええ、わかりましたわ。今度試してみます」
ペリーヌ「(…坂本少佐と同じ戦い方ができるだなんて…光栄ですわ!)」
坂本「…」ウズウズ
坂本「ハッハッハ!よし!私も素振りでもやるか!」ブンブン
坂本「(うーん、ミーナはああ言っていたが俺の奴は今のところ怪しい動きも全く無いしな…
むしろ理路整然と他の者に指導できる辺り教官としては有能な部類なのかも知れん。杞憂だったか…?)」
俺「(なんだこの茶番は)」
坂本「よーし!各自、やめ!今から、二人一組ずつで実戦を意識した模擬格闘戦を行う!」
\えぇーっ!?/×3
俺「まあ模擬格闘戦とは言ってもホントに当てなくても大丈夫です。
お互い寸止めで格闘戦とはこういうものなんだな、という雰囲気だけ感じて貰えれば結構なので」
坂本「う~ん、しかし本当にそれで大丈夫なのか?
一応形だけでも当てに行ったほうが緊張感も伝わるし身になるんじゃないかとも思うんだが…」
俺「まあ、大丈夫でしょう。実際彼女らが人対人の戦場にでるわけでもありませんし。
対ネウロイだけだったらとりあえずこういうものである、という感触だけ掴んで頂ければ結構なので
・・・それに、大事なウィッチ達が怪我でもしたら大変ですからね」ニコッ
坂本「・・・ああ、うむっ!///ゴホンッ!それでは3人とも聞いたとおりだ!
一番は宮藤、リーネペアから行う!二人共、前へ!」
宮藤&リーネ「「はいっ!」」
坂本「…それでは・・・始めっ!」
テヤー!
ウリャー!
イタッ!
キャー!アタッチャッタ!ゴメンネヨシカチャン!
ウウン!ダイジョウブダヨリーネチャン!
マッタクアナタトイウヒトハマイドマイド...
俺「(…もう帰りたい…)」
ゲルト「おぉーやってるなぁ」
エーリカ「ひーざーしーがー熱いよーもう中に入ろうよートゥルーデぇ~」ズルズル
ゲルト「駄目だ!最近のお前はカールスラント軍人として目に余るものがある!
たまにはこういう場に出て喝を入れてやらなければな!」
坂本「お?随分と遅かったな大尉。もう模擬戦が始まってしまったぞ」
ゲルト「いや、コイツが随分とグズってな。連れ出すのに大分苦労したものだ」
エーリカ「むー、私は来たくなかったのにー」ブスー
坂本「ハッハッハ!まあ、そういうな。たまにはこういう日差しの下で体を動かすのも悪くはないだろう」
ゲルト「しかし、それにしても少佐、この有様は…」
坂本「ああ・・・」
エーリカ「ひどいね・・・」
「い、痛いって言ってますのに!キィー!この豆狸ぃー!」
「う、うわー!ごめんなさいー!」
「待ちなさい!私にも一発当てさせなさい!」
ゲルト&坂本&エーリカ「「「・・・」」」
~
坂本「よーし!集合だ!お前たち!」
ザザザザッ
坂本「お前たちの訓練があまりにも不甲斐ないので、
バルクホルン大尉自らお前たちに模範演武を見せてくれるそうだ!
しっかり目に焼き付けておけ!ヒヨッコ共!」
「「「はいっ!」」」
④
支援
猿さんがいなくなるね!
坂本「それで、大尉。相手はどうするんだ?」
ゲルト「そうだな…、よし、俺大尉!」
俺&坂本&エーリカ「へ?」
ゲルト「相手をよろしく頼めるか?」
俺「…当てないルールですよね?」
ゲルト「?何言ってるんだ、フルコンタクトに決まってるだろ。手加減なんかするなよ?」
俺「えっ…いや、せめてプロテクターぐらいは付けてもらわないと…」
エーリカ「ちょっとちょっとちょっと待ってよトゥルーデ!おかしいじゃん!
明らかに男の俺大尉とトゥルーデじゃ体格も全然違うし、何より勝負にならないでしょ!?」
俺「私もハルトマン中尉の言うことに賛成です。先任大尉殿は我が祖国の誇りです。
まさか、お怪我をさせるわけには行きません。
(あったりめーだ、いくら俺が殺しが好きでもアリンコ潰して楽しいわけがねえだろ)」
ゲルト「なんだ、心配性だな、フラウも俺大尉も。
大丈夫だ、私は本国の軍部にいた頃は格闘教練で男軍人相手に魔力なしで20人抜きした経験もある
そんじょそこらの馬の骨では相手にならんぞ」パキパキ
エーリカ「やだっ・・・やめてよトゥルーデ・・・危ないよ・・・」ウルッ
ゲルト「・・・大丈夫だ、フラウ。ちょっと俺大尉の実力の程も見てみたくてな、すまない・・・」
俺「…一つ…条件があります」
ゲルト「なんだ?」
俺「固有魔法を使ってください」
ゲルト「何故だ?」
俺「万が一の事故を防げます。魔力で体を充実させていれば首の骨が折れるなんてこともないでしょう」
ゲルト「・・・普段の態度とは裏腹に随分と言ってくれるじゃないか」
俺「純然たる事実です。このまま私と組手すれば大尉は間違い無く死にますよ?」
カチンッ
ゲルト「・・・ほう、ならお前はどうする」
俺「私は要りません。それでやっと対等です」
ゲルト「・・・ッ!いいだろう・・・そこまで言うなら、お望み通り見せてやる!精々本気で来いッ!」ブワッ
「うわっ!」
「きゃあ!砂埃が!」
坂本「っ!落ち着けバルクホルン!」
ゲルト「ぬおりゃああああああああああああああッ!」
ドズウウウウウウン!
バシッバシッ
ピシッシュッ
エーリカ「うわっ・・・すっごい大穴が空いたよ・・・」
リーネ「バルクホルンさんの怪力って凄いですからねえ・・・」
宮藤「危ないよこんなこと・・・」
今更投下やめたって終わらないだろ
坂本「・・・よく見てみろ、バルクホルンが一方的に攻めているように見えるが、
全部紙一重のところでかわされ、軸をずらされ、力を殺されている。
さすが陸戦兵のエリートだ。さっきのはビッグマウスでもなんでもなく本当に純然たる事実だったようだな」
ペリーヌ「(ああ・・・右目を開けて解説役の少佐も素敵ですわ・・・!////)」
ゲルト「(クッ・・・!全部勢いが殺されていく!
さすが言うだけはあって今までのやつとは段違いだな・・・!
だが・・・勝つのは私だ!)」ビュンッズォォバシッ
俺「(右、右、左へフェイント入れてまた右、後ろに下がってハイキック、視点を上に誘導して片足タックル…
なんだこりゃ、まるで格闘技教本を読んでる気分だな
この動き、クラヴ・マガ?いや、ディッフェンドゥか。動きも綺麗なもんだ、何にせよ少しばかり使えるといったのは嘘ではないな)」
支援支援
投下頑張れよー
ゲルト「(チッ・・・!読まれたか!いや、だがこっちは魔力を使ってる分スタミナは有利だ!このまま押し切れば・・・!)」ギュン!バシッグォオォ
俺「(・・・だが半チクだ。徒手格闘が殺しの技だということを意識すらしていない。
男相手のCQCなのに目突きも金的も狙わない。
教官に言われたままお勉強して、教科書に書いてある通りの動きを模倣したおりこうさんの技だ。
俺の前でそんな半チクな技をひけらかすという事が、どういう事なのか教えてやる)」
見せてやるぞ、本物の殺し合いを
エーリカ「(っ!…あいつ…!今笑った…!?)」ゾッ
「危ない!トゥルーデえええッ!!」
ゲルト「!?」
ザシュッ
ゲルト「ぐぁッ!め、目がッ!」
ドボッ
ゲルト「グェッ……!」
坂本「…の、喉ッ!?い、いかん!!そこまでだッ!!」
俺「オオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
(腹から声出すと元気に繋がるってな。ああ、俺ァ今日も元気いっぱいだよ)」
ボゴキィッ!
ゲルト「かっ・・・」ドサッゴロゴロゴロ
俺「(あら?こりゃいかん、死んだかな?)」
リーネ&ペリーヌ「」ポカーン
宮藤「ふ…扶桑拳法…!」ガタガタガタ
エーリカ「トゥルーデええええええええええええええええええ!」ガサッバタバタッドザザザ
エーリカ「トゥルーデ!トゥルーデ!トゥルーデ!生きてる!?トゥルーデ!トゥルーデ!返事してよぉッ!!」
ゲルト「がっ・・・あっ・・・だ、大丈夫だ・・・フ・・・ラウ・・・」
俺「(おお~、普通の女なら今の蹴りは首が捩じ切れてもおかしくないんだがな。さすがは魔女様、頑丈だ)」
エーリカ「・・・おまえええええええええッ!!ここまでする必要あったのかよおおおッ!!」バシュッヒュッ
俺「うぉッ!」スッ
坂本「落ち着けハルトマン中尉!!訓練中だぞ!!」ガシッ
俺「(…冷汗かいたな。この砂地で8m先から助走なしで飛んで、正確に動脈を狙ってきやがった。
風の魔法か、このチビの方がさっきの奴よりよっぽどやりそうなんだがな)」ウズッ
エーリカ「離してよ!…目は、エースの!ウィッチの命なんだぞ…ッ!それを…コイツは…!」バタバタ
俺「(おうおう、何の躊躇もなく俺を殺しにきそうな眼だな。こういう奴を待ってたんだよ。
あー、今コイツと殺し合いしちゃあダメかなあ。ダメだよなあ)」
宮藤「やめてください!ハルトマンさん!」
リーネ「芳佳ちゃん!ちょっとそっち抑えてて!」
ペリーヌ「い・・・いや・・・」ガタガタ
ゲルト「やめろ!!!ハルトマン!!!!」
エーリカ「」ビクッ!
ゲルト「…ゲホッゲホッ……私が自分から言い出したことだ。
本気を出すように言ったのも、格闘戦を挑んだことも。
そして私は魔法力を使ったにも関わらず、何も使っていない俺大尉に負けた。……完敗だ。
済まなかったな、俺大尉」
俺「いえ…私こそ訓練上のこととはいえ、やりすぎました…まさか目に手があたってしまうとは、
申し訳ないことをしました、大丈夫ですか?バルクホルン大尉」
エーリカ「(コイツ…!!何を白々しいことを…!!)」ギリッ
ゲルト「ああ、大丈夫だ。何、訓練上のことだ。俺大尉は気にしないでいい」
リーネ「バルクホルンさん!瞼から血が…」
ゲルト「ああ…宮藤、後で治療頼めるか?」
宮藤「はい!」
坂本「……どうやら、今日の訓練はここまでの様だな…」
エーリカ「…(クソッ…トゥルーデは人が良すぎるよ…このままじゃ誰かがコイツに殺されちゃう…)」グッ
「(私が…トゥルーデや皆を守らないと…)」
ミーナ「…なんですって!?トゥルーデが怪我したって…」
坂本「そうだ。今、宮藤に治療してもらっているが。幸いながら跡は残らず戦闘にも支障はないそうだが…」
ミーナ「(そんなっ…!私がふさぎこんでいる間に、他の仲間まで…!)」
坂本「すまんっ…!ミーナ、大事なウィッチを怪我させてしまったのは全てはその場を指揮していた私の責任だ…!
罰でも、降格でもなんでも甘んじて受ける…なんでも言ってくれ!頼む!」ダンッ
ミーナ「美緒・・・」
坂本「バルクホルンが…死んでしまうかと思った…私は…上官失格だな…」フルフル
ミーナ「・・・馬鹿ね、美緒…貴女が悪いんじゃないわ…。
私が貴女を罰するなんてそんな事…出来るわけないじゃない…」ギュッ
ミーナ「(いいのよ、美緒…貴女は本当に真っ直ぐで清純な人だもの。
味方からに寄せられる悪意なんかに、元々気付くはずもなかったんだわ…)」
坂本「ぐすっ…あぁ…ミーナ…ミーナぁ……!」
ミーナ「(貴女はそのままでいいの…隊に関わる汚れ仕事は、全部私が引き受けるから…)」
「(俺大尉…絶対許さないわ…)」
はい、終了となります!お疲れ様でした!
おおう・・・なんというか・・・いや、僕がなんか言うとまた荒れるんでやめときます。
結構エグいこともやってますが一応全員ハッピーになるルートを目指してます!
それでは、長々と失礼しました!
ただいま俺スレ! 俺は何も見えない
パクリがくる
wikiを荒らされる
パクリが来るたびにwiki荒らす宣言
>>605
>>453
>荒らしさん昨夜も大ハッスル
>書き手二名が被害に、wikiも荒らされる
>しかし編集ID(battle)から作品バレ、そこから余罪がボロボロと
に加えて、正体バレてヤケになったのか泣きながら大暴れし始めた
これは投下を控えさせるべきだろ……
毎回wikiを荒らされたらたまったもんじゃねーよ、今回は自分のは荒らされずにいたけど明日は我が身だからたまったもんじゃない
>>616
安心しろ
誰だろうともはや無差別だ☆
戦闘狂って、一番始めに触りだけパクったって騒いだやつがいただけで、
今のところ殆どパクりじゃないよね
まあ何が言いたいかっていうと箇条書きで判断はやめた方がいいと思うってことですよ
レス遡ると、一言親切に注意されただけで逆ギレするらしいし、正直頭おかしいとしか
流れぶった切るけど投下いい?
何か今も居そうだが、ごーごー
久々の投下いきまーす
前回までのあらすじ
ミーナ「潜水魔女、だと・・・?」
俺「海産物、とったどー」
エイラ「怖っ」
ゲルト「触手!触手!」
エーリカ「却下」
わお、懐かしいな支援
翌朝、宮藤とリーネがキッチンへと行くと、すでに誰かがいるようで、
料理をしている音が聞こえた。
宮藤「今日は、私たちがお料理する日だよね?」
リーネ「そのはずだけど・・・」
二人がキッチンを見ると、そこには俺がいた。
どうやら俺も来たばかりのようで、まだ食材を広げているようだった。
食材といってもいまのところ見えるのは魚だけであった。
宮藤「俺さーん?今日の朝食当番は私達ですよー?」
俺「ああ、今日は俺が作るんで大丈夫ですよ。
まかせてください」
リーネ「な、何を作るんですか?」
俺「扶桑の伝統料理ですよ。刺身と
言います。楽しみにしていてください」
宮藤「だからたくさんお魚があるんだー!」
リーネ「芳佳ちゃん、なあに?それ」
芳佳「えっとねー」
そういいながら二人は椅子に座った。その後も続々と人は集まって行き、
料理ができた頃には食卓には11人のウィッチ全員が集まっていた。
エイラ「生・・・魚・・・」
宮藤「エイラさん!お刺身は美味しいですよ!」
リーネ「芳佳ちゃん、不安だよ・・・」
坂本「エイラ、リーネ、刺身は美味しいぞ。私が保証する。
・・・まあ、俺の料理の腕は保証できないがな!わっはっは!」
バルクホルン「坂本少佐、その、いろいろと危ないんじゃないか?」
俺「新鮮ですから大丈夫ですよ」
そう言いながら次々とテーブルに刺身を載せた皿を置いて行く。
ペリーヌ「見た目は悪くありませんわね」
俺「見た目だけじゃありませんよ。・・・っし、これで全部です」
テーブルの上には大量の皿が載せられていた。
マグロの赤身、中トロ、大トロ。
イカ、タコ、エビ、ウニ、アナゴ、
タイ、ミルガイ、ホタテ、アカガイ、
カツオ、シラス、フグ、ブリ、ウナギ。
一体どうやって手に入れたのか、
サーモンまであった。もちろんご飯もある。
宮藤「す、すごい・・・」
坂本「俺、どうやってこんなに沢山の魚を?」
俺「もちろん、素潜りです。皆さん、この醤油をつけると美味しいですよ。
わさびは少し癖があって辛いですが、わさび醤油にしても美味しいですよ」
そう言って醤油とわさびをテーブルに置いて、
俺は椅子に座った。
俺「いただきまーす」
宮藤「いっただっきまーす!」
坂本「いただきます」
一番はじめに箸をつけたのは宮藤であった。口にいれて少し噛んでから、一言。
宮藤「と、とってもおいしいです!」
俺「そっか、それは良かった」
坂本「ふむ、どれどれ・・・」
そういいながら、刺身を食べ、ゆっくり味わい、口の中からなくなってから一言。
坂本「うん。とても美味しい。毎日食べたいくらいだ」
俺「ありがとうございます。そんなに褒めてもらえるなんて光栄です」
そんな三人の様子を見て、他のウィッチ達の手
も少しずつ伸び始めて行った。そして、
最初に扶桑人以外で刺身を食べたのはミーナ中佐だった。
ミーナ「あら、美味しい」
ゲルト「本当か!?ミーナ」
坂本「うむ。だから言っただろう」
エーリカ「ほんとだ、おいしーい!」
エイラ「おー、確かに美味しいナ」
ペリーヌ「でも、生魚なんて・・・」
坂本「そんなこと言わずに食ってみろ。あーん」
ペリーヌ「ひゃっ!?しょ、少佐!?な、何を・・・」
坂本「まあまあ、遠慮するなペリーヌ。あーん」
ペリーヌ「しょ、少佐っ!?、あ、あーん・・・た、確かに美味しいですわ」
次々と刺身を食べ始めるウィッチ達。
最後に残ったのは、バルクホルン大尉だった。
エーリカ「トゥルーデー。早く食べないとなくなっちゃうよ?」
宮藤「バルクホルンさん、美味しいですよ?」
ゲルト「そ、そこまでいうのならば・・・」
そう言って、箸をのばすバルクホルン。
ゲルト「ん・・・はあっ、ん、あっ、はぁ・・・はあああぁぁぁァァァァ・・・ふんっ!」パクッ
気合で口にいれて、ゆっくりと噛むバルクホルン。
その顔は怪訝な表情から次第に柔らかい表情に変わって行った。
ゲルト「・・・うまい!」
宮藤「でしょう?お刺身、美味しいですよね」
坂本「流石扶桑食、と言ったところか。わっはっは!」
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ミーナ「あら?」
ミーナ隊長が気付いた事、それは。
ミーナ「残り刺身は13個、ね」
俺「それでは、ジャンケンと行きましょう。」
残った刺身は、赤身、大トロ、タイ、タコ、ウニ、玉子、
カツオ、ブリ、ウナギ、サーモン、いくら、エビ、イカ。
戦争が、今、始まる。
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戦争は、ついに終結を迎えた。刺身という犠牲を伴って。
・・・だれがどのネタを食べたのか、言わないことにしておこう。
彼女たちのプライバシーのために。
ただ、1つだけ言おう。魔女たちは、様々な顔をしていた。
残念そうな顔、悲しそうな顔、嬉しそうな顔、笑った顔、
胸をももうとしている顔、苦虫をかみしめたような顔。
しかし、全員の顔には、共通した、一つの表情が隠れていた。
それは、満足そうな顔であった。
・・・そう。彼女達の心は、寿司と言う扶桑食の元に
ーーーーー1つになったのだ。
俺「ああ、残った食器は片付けますんで、どうぞ皆さん、後はご自由にどうぞ」
坂本「私は少し俺に聞きたいことがある、片付けを手伝うついでに聞かせてもらうぞ」
宮藤「あっ、私も質問、いいですかー?」
俺「ええ、お二人ともどうぞご自由に、やってくれるならこちらとしてもありがたいですから」
坂本「うむ、それでは邪魔させてもらうぞ」
宮藤「失礼しまーす」
坂本「早速だが俺、質問なんだが、あんなにたくさんの海産物をどうやって手に入れたんだ?」
宮藤「私も気になりました!どこで買ったんですか?」
俺「あれは買ってはいませんよ。早朝獲ったんです」
坂本「はっはっは!俺は冗談がうまいな!」
俺「いえいえ、冗談ではなく・・・」
宮藤「むぅー・・・早く教えてくださいよー」
俺「いえいえ、だから本当に海で獲ったんですってば。リトヴャク中尉とユーティライネン中尉に聞いてみてください。俺の漁の様子を見ていましたから」
坂本「・・・そこまでいうのなら、本当なのだろうな。疑って済まなかった」
宮藤「だけど、どうやったんですか?釣りですか?」
俺「いえ、そうではなく、かくかくしかじかで海で漁をしたんです」
坂本「ふむ。そんな事が出来るのか。伊達に潜水ウィッチを名乗っているわけではないな」
宮藤「すごーい!見てみたいです!」
俺「ええぇ・・・あれ、疲れるから嫌なんですよね」
宮藤「そーですかー・・・」
俺「まあ、気が向いたらやりますよ」
坂本「そうか。楽しみにしているぞ」
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食事の後片付けも終わり、休憩時間。
俺「何しようかなー。暇だなー」
エイラ「サーニャー。暇ダナー」
サーニャ「そうねエイラ。暇ね」
俺「なんかいい暇潰しありませんかー?」
エイラ「そうだナー。占いでもしてみるカー?」
俺「占いですかー。面白そうですね。お願いします」
エイラ「よーし、じゃあ、いくぞー」
俺「わくわく、わくわく」
エイラ「よし、出たぞ。・・・死神。正位置」
サーニャ「・・・」
俺「ん、んなっ・・・も、もう一度!」
エイラ「・・・うん。後味が悪いナ。もう一回やってみるかー・・・死神。逆位置」
俺「どっちにしろ死神ですか。なんですかこれ?終わりの始まり・・・いや、終わって始まる?
破滅の後の再生とでも言うつもりですかね?」
エイラ「まったくわかんないナー」
俺「はあ。結局暇だー」
エイラ「・・・サーニャ、寝るカ」
サーニャ「そうね。エイラ・・・」
そう言って二人は部屋に戻って行った。
俺「結局暇か・・・。海でも行くか」
思い立ったが吉日、早速ストライカーを履きに行き、潜る俺。
俺「今日もネウロイ来なくて幸せだー。・・・マグロ発見!」
魔法力の発動により、海の王となる俺。
マグロを捕まえ、捕食を始める。脂が乗っていてうまい。
しかし、食べながら思う事、それは、海で王となっても時代は既に空戦。
大航海時代ならばそれで良かったが、もう時代遅れなのだ。
俺「はあ。寝てるかー」
これで投下は終わりです。支援してくださった皆様、ありがとうございました。
明日21:00予約です
次回予告?
ゲルト「俺ぇっ!なぜ妹達の触手プレイをしなかった!」
俺「いやいや、普通しませんよ。どこぞの変態盗撮烏じゃあるまいし」
ゲルト「ならせめて私に胸を揉ませろ!」
俺「随分と欲望に忠実ですね」
乙乙
寝ろ糞餓鬼
何だこの茶番
荒らしとやってる事が変わらない奴がチラホラ出て来てるな…
そして巻き添えか…
無い
ここまで荒らしが半泣きしながら暴れてるのは初かな?
上の画像の通りの正体がバレた途端にこの有様にヒートアップしてた
この自演レスが7割を超えた勢いなんてVIPでもキモいわ
かわいいスレの一人100レスオーバーの方が100万倍まし
あー、末尾IDが携帯って事はこいつ前に管理人さんに「携帯からご苦労だねぇ」とか言われて規制された奴か
ペリーヌは映画では女神でしたよ(ネタバレ)
ちょい疲れ
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