日曜日──
キャンプの帰りに食堂に寄った少年探偵団。
<食堂>
元太「うな重うめぇ~!」ガツガツ
阿笠「これこれ、あまりがっつくと下品じゃぞ元太君」
光彦「しかしよく入るもんですねぇ、これでもう三杯目ですよ?」
歩美「元太君のお腹、またおっきくなっちゃうね!」
元太「いいじゃんか、うな重は別腹なんだよ!」
元太「うめぇ~!」ガツガツ
コナン(ハハ……普通はデザートとかが別腹っつうんだけどな)
灰原「…………」
そして──
元太「楽しかったぜ! またキャンプしような、博士!」
光彦「さようなら!」
歩美「また明日ね、コナン君、哀ちゃん!」
阿笠「うむ、気をつけて帰るんじゃぞ!」
コナン「さてと……じゃあ俺も帰るとすっか」
灰原「工藤君、ちょっと待ってくれる?」
コナン「ん?」
コナン「どうしたんだよ、灰原」
灰原「小嶋君……おかしいと思わない?」
コナン「元太が? なんで?」
灰原「彼の食欲よ……」
灰原「うな重が好きだからって、いくらなんでも食べすぎだと思わない?」
コナン「なんだ、博士の懐具合を心配してんのか?」
コナン「大丈夫だって、今日食ったうな重だって安物だしよ」
灰原「バカね、そうじゃないわよ。純粋に量がおかしいってことよ」
コナン「そうか?」
灰原「だって彼はまだ小学一年生よ」
灰原「なのにうな重を五杯も食べるなんて……大人でもキツイわよ」
灰原「ちょっと前まではそんなことなかったのに」
コナン「う~ん、いわれてみればたしかに……」
コナン「いくら体がでかいっていっても、ちょっとなぁ……」
灰原「でしょ?」
灰原「だから……一度彼の体を検査してみたいの」
コナン「お前が?」
灰原「だって食べすぎだから医者に行った方がいい、なんていっても聞かないだろうし」
灰原「医者だって“育ち盛りだから”ってまともに取り合ってくれないわよ」
灰原「それに……なんとなくイヤな予感がするの」
灰原「もちろん私の思い過ごしであれば、それに越したことはないしね」
コナン「しゃーねーな……分かったよ」
コナン「ただし、アイツ一人だけ調べるってなると他の二人を不安にさせちまうから」
コナン「どうせやるんなら、カモフラージュとしてみんなまとめてやった方がいいな」
灰原「そうね」
月曜日──
<帝丹小学校>
元太「──博士んちで健康診断!?」
元太「なんで、ンなことすんだよ。俺はいたって健康だぜ!?」
光彦「そうですよ、コナン君」
光彦「それにこの間、学校で身長や体重をはかったばかりじゃないですか」
歩美「なんで急にそんなことするの?」
歩美「もしかして歩美たち、どこか具合が悪いの?」
コナン(やっぱこうなるよな……)
コナン「まぁ……アレだ、やっぱ健康ってのは大事だし──」
灰原「今、博士と私で健康に関する発明品を考えていてね」
灰原「色んな人の健康に関するデータが欲しいのよ」
灰原「もちろん、私や博士、江戸川君のデータはすでにとってあるわ」
元太「なんだ、そういうことかよ!」
光彦「灰原さんのためなら、喜んで協力しますよ!」
歩美「なんだかワクワクしちゃうね!」
灰原「ありがと」
コナン(なかなかうめーじゃねえか、灰原……)
放課後──
<博士の家>
阿笠「おおっ、よく来てくれたのう」
阿笠「ま、健康診断といっても注射とかはせんから大丈夫じゃ」
元太「ちゃっちゃと終わらせてくれよ、博士!」
光彦「発明品が完成したら、少年探偵団の名前もちゃんと出して下さいね」
歩美「そしたらもっと少年探偵団が有名になるね!」
阿笠「ハハ、分かっておるよ」
阿笠(やれやれ、ワシは医者ではないんじゃがのう……)
やがて健康診断は終わり──
阿笠「みんな、ご苦労じゃったのう!」
阿笠「これでワシの発明も一歩前進するはずじゃよ」
阿笠(やれやれ子供をだますというのは気が引けるわい)
元太「いやぁ~疲れたぜ! 健康診断って大変だな!」
光彦「大人は人間ドックっていって、もっとすごい検査をするみたいですけどね」
元太「なんだよそれ?」
歩美「人間ドッグって、人間なの? ワンちゃんなの?」
コナン(人間でも犬でもないって……)
コナン(そもそもドックはdogじゃないしな……)
コナン「──で、灰原」
灰原「なに?」
コナン「検査の結果はどれくらいで分かるんだ?」
灰原「だいたい今週一杯ってところかしら」
灰原「金曜日には分かると思うわ」
コナン「金曜か……ま、なにもなければいいんだけどな」
灰原「そうね……」
夜──
<毛利探偵事務所>
テレビ『悪い心に負けないで、仮面ヤイバー!』
テレビ『無駄だ、ヤイバーは我々の仲間になるのだ~!』
テレビ『元に戻って、ヤイバー!』バシッ
小五郎「おいコナン、これ見たらちゃんと宿題やれよ」
コナン「は~い」
コナン(周囲に合わせるためとはいえ、ガキ向けの番組見て……)
コナン(小学生向けの宿題を解く、か……情けねぇ)
コナン(まあ、平和だってことなんだけどな)
コナン(今日の検査も、なにごともなければいいんだが……)
火曜日──
元太「よぉ!」
光彦「おはようございます、二人とも」
歩美「コナン君、哀ちゃん、おっはよ~!」
コナン「おう、オメーら!」
灰原「おはよう」
元太「博士の発明品はもう出来上がったのか?」
灰原「バカね、まだまだかかるわよ。博士なんだから」
元太「なんだよ~」
光彦「元太君はせっかちすぎますよ!」
歩美「ホントホント!」
コナン(うまくかわしやがったな、灰原……)
コナン(だが、これといって元太におかしい点はねぇ)
コナン(大丈夫だとは思うんだが……)
水曜日──
元太「あ~あ、給食でうな重でねーかな~」
元太「父ちゃんも母ちゃんも高いからって、うな重食わせてくれねーんだよ」
光彦「この間いっぱい食べたばかりじゃないですか」
コナン(俺だったら五杯もうな重食ったら当分食いたくねえけどな……さすが元太)
歩美「あ~あ、元太君の食欲を少し分けてほしいなぁ……」
光彦「どうかしたんですか、歩美ちゃん?」
歩美「飼育小屋のウサギさんの中で、一匹食欲がないのがいるんだ……」
光彦「歩美ちゃん、ウサギは一羽、二羽って数えるんですよ」
歩美「えぇ、そうなの!?」
元太「ウナギがどうしたって!?」ガバッ
光彦「ウサギですよ、元太君」
歩美「もう元太君ったら食いしん坊なんだから……」
木曜日──
元太「うな重……うな重……」ブツブツ
コナン「?」
元太「うな重……うな重……うな重……」ブツブツ
コナン「オイどうした、元太!?」
元太「え!? いや、なんでもねえよ」
コナン(今、聞き間違いじゃなきゃうな重ってつぶやいてたよな……)
コナン(まあ、単なるひとりごとって可能性もある)
コナン(明日には灰原の解析も終わるだろうし……)
コナン(全てはそれからだな)
元太「ウサ重うめえぇええええええ」
コナン「歩美のマン汁うめぇえええええ」
放課後──
<毛利探偵事務所>
蘭「お父さん、明日はお母さんがちょっとこの事務所に寄るんだから」
蘭「ちゃんと片付けてよね!」
小五郎「うるっせえなあ……」
小五郎「なんかの用事のついでに来るだけだろ? いいんだよ、こんなもんで」サッ サッ
蘭「もう……!」
コナン(へぇ、珍しいな)
コナン(まあ、来るのは俺が学校行ってる時間だろうし関係ねーけど……)
金曜日──
<帝丹小学校>
光彦「今日は灰原さんが来ていませんね」
歩美「どうしたんだろう……哀ちゃん」
元太「…………」
コナン(朝イチで元太の結果を聞こうとしたが──)
コナン(どうしたんだ、アイツ?)
コナン(まあ、帰りに博士の家に寄るとすっか……)
授業中──
ブルブルブル……
コナン(俺のケータイ……)
コナン(灰原からだ!)
コナン(なんかあったのか……!?)
コナン「先生、お腹が痛いんでトイレに行ってもいい?」
小林先生「いいわよ。もし具合が悪いようなら、先生にいうのよ」
コナン「ありがとう、先生! それじゃ!」ダッ
教室から出たコナンは携帯電話を取る。
コナン「もしもし」
灰原『ごめんなさい、今大丈夫?』
コナン「ああ授業を抜けてきたところだ。ところで、どうしたんだ?」
灰原『えぇ、小嶋君の件で大変なことが分かったのよ』
コナン「大変なこと……!?」
灰原『この前、小嶋君から採取した唾液や尿を調べたけど』
灰原『これ自体には特に問題はなかったの』
灰原『ところが──』
コナン「ところが?」
灰原『今朝、小嶋君の体には問題がないことを結論づけようとしたんだけど……』
灰原『気まぐれに、冷蔵庫の中にあったウナギを唾液につけてみたの』
灰原『そしたら──』
アガサ「哀君、ワシの股間のうなぎが爆発しそうなんじゃ、だからいいじゃろ?」
灰原『唾液とウナギが混ざり合った瞬間──』
灰原『そこからある種の快楽物質が発生したのよ』
コナン「快楽物質!?」
灰原『こんな症例は聞いたことないから、まだなんともいえないけど──』
灰原『小嶋君はウナギを食べると、快楽を得るという特異体質である可能性が高いわ』
灰原『だから日頃からあんなにうな重を欲していたのよ』
コナン「ちょっと待てよ」
コナン「快楽を得るために欲する、ってそりゃまるで──」
灰原『えぇ……』
灰原『いうなれば、麻薬のようなものね』
コナン「麻薬って……元太は大丈夫なのかよ!?」
灰原『小嶋君の体そのものは、なんら問題はなかったわ。その点だけは安心して』
灰原『ただし、今のところ体に問題はないとはいえ中毒者であることに変わりはない』
灰原『つまり、体にはどんどん耐性ができてくる……』
コナン「耐性……」
灰原『麻薬中毒者が、より多くの麻薬を求めるようになるように』
灰原『小嶋君の心身もより多くのうな重を求めるようになるわ』
コナン「そうか……だからこの間は五杯もうな重をペロリと平らげたのか……」
コナン「ちくしょう、なんで気づいてやれなかったんだ!」
灰原『仕方ないわ、自分を責めないで工藤君』
灰原『もっと早く気づくべきだったのは、薬学の専門家である私の方なんだから……』
コナン「灰原……」
ウナトキシン4869
コナン「バーロ……心配すんな」
コナン「うな重を食べたがるところを除けば、元太の体はいたって健康なんだし」
コナン「俺とお前が協力すれば、絶対になんとかなるはずだ!」
灰原『そうね……ありがと』
灰原『落ち込んでる場合じゃなかったわね』
コナン「──俺はどうすればいい?」
灰原『彼はあのキャンプの日以来、うな重を食べてないハズ……』
灰原『だからそろそろ禁断症状が──』
ドガァン!
コナン「!?」
元太「ハァハァ、アナゴじゃ駄目なんだ、ウナギ、ウナギくれよぉおおお」
灰原『なんなの、今の音!?』
コナン「教室からだ!」
コナン「なんかあったらしい!」
コナン「悪いが、またこっちからかけ直す!」ピッ
コナンは電話を切り、教室へ戻る。
すると──
まさか…暴走?
ドガァン! ドガッ! バリィン!
教室では、元太が大暴れをしていた。
小林先生「どうしたの、小嶋君!?」
光彦「落ち着いて下さい、元太君!」
歩美「ダメだよぉ、元太君……!」ウルッ
元太「う、うううぅ……ううぅぅぅ……」
元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」
コナン「やべぇ、禁断症状だ!」
というかうな重って表面ほとんどタレだよな?
どっちかっていうと原因タレなんじゃね?
阿笠「ほれ、君の大好きな特製のウナギダレじゃ」
元太「ハァ、ハァ、う……うなだれ……」
阿笠「んー?これが欲しいときは、どうするんじゃったかのぉ」
元太「あっ……ど、どうか、この卑しいぶっ豚に……その熱いうな、うなダレを、お恵みくだ……さい……ッ!!」
阿笠「まったく本当に醜く卑しい子豚じゃのう。ほれ、こぼしてはいかんぞ」
元太「ァ……んむ……ンッ……あァ」
博士「まったく緩みきった顔をしおって……まさに豚じゃのう」
的な汁物アヘ顔プレイ的な展開が……
>>102
「シンクロ率400%を越えました」
「私達にはもう、元太を止めることは出来ないわ・・・」
「ウォオオオオオオオ!」
元太「う、うううう、うなァ……じゅううぅぅ……」
元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」
元太「うな重食わせろォォォォォ!」
ドガシャァン! バッシャーン!
コナン「落ち着け、元太! 俺だ、コナンだ! 分かるか!?」
元太「コォナァァァン!」
コナン「分かるんだな!?」
元太「うな重、食わせろォォォォォ!」
コナン「ダ、ダメか……!」
コナン(くっそ、こりゃあ話は通じそうにねぇな……)
コナン(しかたねぇ、できればこんなことしたくねーけど)
コナン(しばらく眠ってもらうぜ、元太……)パカッ
元太「うぅぅぅぅなぁぁぁぁじゅううううぅぅぅぅぅ!」
ダダダッ!
コナン(速いっ!)サッ
元太「食わせろォ……うな重ゥ……」ジュルリ…
コナン(なんだ今のスピード……とんでもない速さだった!)
コナン(もしかして──)
コナン(うな重の欠乏状態が、元太の眠ってるパワーを引き出してるのか……!?)
元太「ウゥゥゥゥ……!」
ダダダダダッ!
元太「ナァァァァ……!」
ダダダダダッ!
元太「ジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
ダダダダダッ!
コナン(くそっ……とてもじゃないが、これじゃ麻酔針を当てるなんてできねえ!)
コナン(どうすれば──!)
すると──
元太は教室を飛び出し、水道場に向かった。
元太「あるじゃねえかよ……ウナギがァ……」
元太「うな重だァァァァァ!」バッ
小林先生「小嶋君、なにやってるの!?」
歩美「どうしちゃったの……元太君……」グスッ
光彦「元太君、それはホースですよ!」
元太「うめぇ、うめぇよぉぉぉ……!」ガブガブ
元太は一心不乱にホースにかじりついていた。
コナン(オイオイ、とうとう幻覚まで見えちまってることか……!?)
コナン(なにはともあれ、チャンスだ!)カパッ
コナン(わりぃな、元太……)パシュッ
プスッ
元太「──ウゥ!?」
元太「ナァァァァァァァ!」フラッ フラッ
元太「じゅうぅぅ……」ドサッ
コナン「ふぅ……」
コナン(なんつうか、ゴメラかなんかを退治をした気分だぜ……)
コナン(これでしばらくは目を覚まさないハズだ……)
コナン「先生、元太を保健室に連れてってくれる!?」
コナン「ボクはちょっと……やることがあるから!」
小林先生「え、えぇ、分かったわ!」
コナン(灰原に今のことを伝えねーと!)ダッ
光彦「元太君……」
歩美「どうして……」シクシク
今のところ普通にアニメで放送できるレベル
>>145
こんなん放送できないだろwww
コナン「灰原か?」
灰原『あ、工藤君……さっきのはなんだったの?』
コナン「元太だ……オメーのいうとおり禁断症状が出やがった」
コナン「すげー力で暴れて、しかも幻覚まで見えてたみたいだ」
灰原『やっぱりそうだったのね……』
コナン「とりあえず、今は麻酔で眠らせたけどよ……あくまで一時しのぎだ」
コナン「起きたらきっとまた暴れちまう……」
コナン「なにか手はねぇか? 灰原……」
灰原『小嶋君の唾液に含まれる、特殊な酵素を無効化する薬品を作ればなんとか……』
灰原『と、いいたいところだけど、そんなこと簡単にできるハズがないわ』
灰原『小嶋君の肉体や快楽物質の解析……』
灰原『それらを打ち消す化学物質の選定……』
灰原『もしこれらを見つけ出せたとしても、臨床試験を行わなければならないし』
灰原『副作用など、クリアしなければならない課題が山ほどあるわ』
灰原『とてもじゃないけど、一朝一夕には不可能よ』
コナン「そりゃそうだ……」
コナン(そんな簡単に新しい薬が開発できるんなら苦労はねーよな)
コナン(俺だってとっくの昔に工藤新一に戻れてるハズだ……)
うな重中毒略して「うな中」か
これは流行るな
>>158
それでも「うなじゅう」って読めるな
灰原『でも、未知の症状である以上、解決方法もまた未知よ』
灰原『なにか薬以外の解決方法もあるかもしれない』
灰原『可能性は限りなく薄いけどね……』
コナン「……分かった、ありがとよ灰原」
コナン「悲観的になるなって、きっと大丈夫だ」
コナン「とにかく、こっちはこっちで元太を見張ってるから」
コナン「なんか分かったら、また連絡してくれ」
灰原『分かったわ、気をつけてね』
コナン「……ふぅ」
「コ~ナ~ンく~ん!」
>>148
人が死んだり殺されたりよりよほど健全かと
元太のうな中禁断症状 前編 中編 後編 ネクストコナンズヒント:手遅れ
7月あたりに放送してほしい
コナン「オメーら! いつからそこに!?」
光彦「またコナン君お得意の抜け駆けですか!」
光彦「今の電話の相手は……どうせ灰原さんでしょう!?」
歩美「コナン君……歩美たちだって心配なんだよ」グスッ
歩美「元太君があんなことになって……」グスッ
コナン「……そうだな」
コナン「この件に関しては、オメーらにも話しておいた方がいいか……」
>>163
土用の丑にピッタリなネタだな
でも前後編で十分だと思う
光彦がなんかおかしい
光彦「僕の灰原さんと仲良く電話なんて・・・許さない許さない許さない、殺す殺す殺す!」
光彦「──つまり、元太君はうな重をいっぱい食べ続けないと」
光彦「凶暴になっちゃうってことですか!?」
歩美「そんなぁ……」
コナン「ああ……さっきはなんとか眠らせることができたが」
コナン「今度起きたらかなり厄介なことになりそうだ」
コナン「でも、心配すんな!」
コナン「俺と灰原で、どうするか考えてるからよ」
コナン(といっても、現状手詰まりだけどな……)
歩美「……ねぇ」
光彦「どうかしましたか、歩美ちゃん?」
歩美「今週の仮面ヤイバーで怪人の電波で、ヤイバーが悪になりかけたけど」
歩美「ヒロインの説得とビンタで、なんとか元に戻ったじゃない?」
光彦「ありましたね」
歩美「元太君にも……アレやってみない?」
光彦「……なるほど」
光彦「そうですね、いいかもしれませんね!」
ネクストコナンズヒント 精子
>>167
光彦「それに今電話で灰原さんって言いませんでした?」
歩美「え~! また哀ちゃんとコナン君だけの秘密なの? 歩美たちだって心配なんだよ?」グスッ
おk?
コナン「オイオイ、今の元太は話が通じるような相手じゃ──」
コナン(……いや待てよ)
灰原『でも、未知の症状である以上、解決方法もまた未知よ』
灰原『なにか薬以外の解決方法もあるかもしれない』
コナン(やってみる価値はあるかもしれねえ……)
コナン(うな重でおかしくなったんなら、やっぱり説得もウナギでやるべきか……?)
コナン(説得と……あとビンタか。なにかショック療法を施せば──)ハッ
コナン(そうだ……今おっちゃんのところにはあの人がいるはずだ!)
コナン「光彦、歩美ちゃん!」
光彦「はい」
歩美「なに?」
コナン「二人で協力して、でかいウナギを作ってくれ!」
コナン「今のアイツは細長ければ、なんだってウナギに見えちまうハズだ!」
光彦「分かりました!」
歩美「やってみる!」
コナン(よし、次は事務所に電話するか)
アガサ「わしの股間のうなぎはスタンバイオーケーじゃ」
歩美「歩美のあそこも触ればネバネバしてウナギみたいだもん、頑張る!」
今年は国産うなぎ食べられるかな…
>>205
中国産でも無理そうだわ
<毛利探偵事務所>
英理「…………」
小五郎「…………」
英理「この事務所じゃ、訪ねてきた客にお茶も出さないのかしら?」
小五郎「あいにく敏腕弁護士さんの口にあうような茶は置いてねーからな」
英理「…………」
小五郎「…………」
英理(せっかく来てあげたのに、なによこの態度……)
小五郎(クソッ、茶くらい入れてやればよかったな。俺のアホ……)
互いに素直になれない夫婦。
電話が鳴った。
小五郎「はい、毛利探偵事務所」ガチャッ
小五郎「……おう、どうした。今オメー学校じゃねえのか?」
小五郎「なに、妃先生はいるかって?」
小五郎「ああいるが……ちょっと待ってろ」
小五郎「オイ、英理」
英理「なによ」
小五郎「コナンから電話だ。なんでもオメーに用があるんだってよ」
英理「コナン君が私に……?」
…
……
………
コナン(ふぅ、どうにかオーケーしてもらえたぜ)
コナン(急いでくれよ~おばさん)
コナン(さてと、光彦たちは大丈夫かな?)
∈(゚◎゚)∋<オナホールじゃないよ、ウナギだよ、ウナウナ
歩美「できたよ、コナン君!」
光彦「どうですか!?」
丸めて筒状にしたカーテンに、画用紙で作ったウナギの顔が貼られていた。
コナン「おう、上出来だぜオメーら!」
歩美「やったぁ!」
光彦「でもこれで本当に元太君を元通りにできるんですか?」
コナン「さぁな……どうなるかは、正直俺にも予測がつかねえ」
コナン「だけどよ、ここで仲間である俺たちが諦めたら元太は救えない……」
コナン「──だろ?」
光彦「……そうですね!」
歩美「そうだね!」
その頃──
元太「…………」ムクッ
保健室の先生「小嶋君、目が覚めた?」
元太「うな重……」
保健室の先生「え?」
元太「ウナジュウゥゥゥゥゥゥッ!」
保健室の先生「きゃああああっ!?」
ズガァァァンッ!
保健室のベッドを破壊した元太は、学校内の徘徊を始めた。
元太「うな重……」
元太「うな重……!」
元太「うな重ゥゥゥ……!」
元太「食わせろォォォォォッ!」
元太「ウゥゥウ……ナァァァジュウウゥゥゥゥゥッ!!!」
>>227
焼死体画像、深夜にはグロ注意
うな・・・
うま・・・
おま・・・
おまんがな!?
歩美「今の叫び声、元太君だよね!?」
コナン「もう目を覚ましたのか……マズイな」
光彦「どうします、コナン君!?」
コナン「とにかくこのウナギを持って、元太のところに向かおう!」
コナン「放っておいたらだれかが怪我するかもしれない!」ダッ
コナン(ちくしょう……早く来てくれ、おばさん!)
<帝丹小学校昇降口>
男性教師何名かを倒した元太が、下駄箱を占拠して咆哮していた。
元太「ウゥゥゥゥ」
元太「ナァァァァァァァァ」
元太「ジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
元太「ウゥゥゥゥゥゥゥ……」
元太「ナァァァァァァァァァァ……」
元太「ジュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!」
元太「おお、これは歩美ちゃんの下駄箱、くんかくんか、うな重の匂いがする」
光彦「元太君!」
歩美「元太君!」
歩美と光彦が先ほど作った巨大ウナギを手に、元太の前に現れた。
元太「ウナァ?」
光彦「君のために、ウナギの神様が来てくれましたよ!」
歩美「神様が元太君にいいたいことがあるんだって!」
元太「ジュゥゥゥ……!?」
ウウ~ ウウ~
ネクストコナンズヒンツ!
元太、死す
コナン「来週もデュエルスタンバイ!」
コナン(よぉし、変声機を神様っぽい声にして、と……)カリカリ…
巨大ウナギ『元太よ』
巨大ウナギ『うな重が食べられないからといって』
巨大ウナギ『暴れるとはなにごとじゃ!』
巨大ウナギ『おぬしの心はもっと強いハズじゃ!』
巨大ウナギ『少年探偵団として数々の事件を解決してきたおぬしなら──』
巨大ウナギ『うな重を食べたいという誘惑にも打ち勝つことができるはずじゃ!』
元太「ウゥゥゥ……」
電気巨大ウナギ「100万ボルト」
巨大ウナギ『元太よ、気を強く持つのじゃ!』
巨大ウナギ『おぬしなら、心の中の悪魔をやっつけることができるはずじゃ!』
巨大ウナギ『元太よ、ウナギの呪縛に打ち勝ってみせるのじゃ!』
元太「ウナァァ……」ブルブル
元太「ジュゥゥゥ……!」ブルブル
光彦「元太君、頑張って下さい!」
歩美「負けないで、元太君!」
元太「ウゥゥゥ……」
元太「ウガァァァジュウウゥゥァァアアアッ!!!!!」
コナン(くそっ、やっぱり言葉だけじゃ無理だ……!)
野獣と化した元太が、三人に迫る。
元太「ウゥゥゥ……ナァ……ジユウウウゥゥゥ……」ズンズン
光彦「元太君、ぼくですよ! ぼくたち仲間じゃないですか!」
歩美「お願い……元の元太君に戻ってえっ!」
コナン(くそっ、このままじゃみんなやられちまう!)
元太「ウナァァァァァッ!!!」
その時だった。
誰か!!
こんな時間にすき家に向かっているオレを止めてくれ!!
>>267
馬鹿、あんな少量のウナギに何の価値があるというのだね!?
24時間営業だからな・・・
英理「コナン君!」
小五郎「コナン!」
コナン「おっちゃん、妃先生!」
英理「あなたにいわれたとおり、うな重を作って持ってきたわよ!」
コナン「──ありがとう!」
コナン「じゃあ、そこの大きなウナギの人形の前に置いてくれない?」
英理「うな重を? ……分かったわ」コトッ
小五郎(コイツらなにやってんだ? 学芸会かなんかの練習か?)
>>277
いやぁああああああああ、プレミアムモルツに反応しちゃったああ
巨大ウナギ『元太よ……』
巨大ウナギ『今ワシの前に、おぬしが欲したうな重がある』
巨大ウナギ『食すがよい』
元太「ウゥゥゥゥ!」
元太「ナジュウゥゥゥゥゥゥッ!」
元太は久々のうな重に、飛びついた。
元太「ウナッ、ウナッ、ウナッ、ウナッ、ウナッ」ガツガツ
(」・ω・)」うー(/゚Д')/なあぁぁぁぁ!
元太「ウナッ!?」ピタッ
元太「…………」
元太「──うえっ」
元太「なんだこりゃ……マズッ」
英理「え」
歩美「元太君!」
光彦「元に戻ったんですね!?」
コナン(今だ!)
一方、その頃の灰原は
アガサのウナギをアイの蜜肉に埋め込んで呻いていた
巨大ウナギ『元太よ』
巨大ウナギ『心の中の悪魔に勝てない弱い心では、うな重もおいしくないのじゃ』
元太「神様……!」
巨大ウナギ『元太よ、強くなれ!』
巨大ウナギ『うな重などに心を惑わされてはならない!』
巨大ウナギ『そうすれば、再びおいしくうな重を食べることができるじゃろう……』
元太「おうっ!」
元太「俺……なんか変な夢を見てたみてえだ……」
元太「俺、もっと強くなるよ! ありがとう、ウナギの神様!」
元太「コナン、光彦、歩美ちゃん、みんな悪かったな!」
元太「もう大丈夫だ!」
元太「俺はもう……絶対にうな重に負けたりなんかしねえよ!」
歩美「やったぁ、元太君!」
光彦「本当によかったです……! 一時はどうなることかと……」
コナン(ふぅ……まさか本当にうまくいくとは思わなかったぜ……)
小五郎「…………」
小五郎「なにがなんだかサッパリだが──」
小五郎「オメーのうな重がマズイってことだけは分かったぜ、英理」ニヤッ
小五郎「さすが敏腕弁護士さんの料理の腕は一味ちがうってか?」
小五郎「ナハハハハハハッ!」
英理「…………」
英理「コナン君」
コナン「はいっ!?」ビクッ
英理「あとでこの件について、たっぷり尋問させてもらうわね?」ニッコリ
コナン「は、はい……(こえ~~~~~)」
蘭「今日は奮発して、うな重にしたのに、みんな帰ってこないんだから、もう」
ID:JYRaakjI0の末尾がiでもOでもないのは違和感がある
/. ノ、i.|i 、、 ヽ
i | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ |
| i 、ヽ_ヽ、_i , / `__,;―'彡-i |
i ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' / .|
iイ | |' ;'(( ,;/ '~ ゛  ̄`;)" c ミ i.
.i i.| ' ,|| i| ._ _-i ||:i | r-、 ヽ、 / / / ̄7l l ― / / ̄7l l _|_
丿 `| (( _゛_i__`' (( ; ノ// i |ヽi. _/| _/| \/ ― / \/ | ―――
/ i || i` - -、` i ノノ 'i /ヽ | ヽ | | / _/ / 丿
'ノ .. i )) '--、_`7 (( , 'i ノノ ヽ
ノ Y `-- " )) ノ ""i ヽ
ノヽ、 ノノ _/ i \
/ヽ ヽヽ、___,;//--'";;" ,/ヽ、 ヾヽ
数日後──
<博士の家>
灰原「すごいわ……」カチャカチャ
灰原「小嶋君の体が、完全に正常に戻ってる」カチャカチャ
灰原「心の作用というのも、案外あなどれないわね」カチャカチャ
コナン「ああ、俺も驚いたよ」
コナン「ま、あれから色々大変だったけどな」
灰原「えぇ、学校は大騒ぎだったでしょうからね」
コナン(一番キツかったのは、おばさんの尋問だけどな……)
コナン(あ~……思い出したくもねぇ)ゾクッ
コナン(しかしまぁ、元太を助けることができてよかったぜ……)
>>331
どうして??
まもなく、元太たち三人が遊びにやって来た。
元太「よぉ、コナン、灰原!」
光彦「遊びに来ましたよ!」
歩美「こんにちは~!」
コナン「おう」
灰原「いらっしゃい」
コナン「ところで元太、あれから具合はどうだ?」
元太「へへへ、バッチリだぜ! 昨日は珍しく母ちゃんがうな重食わせてくれたしな!」
元太「いつかウナギの神様も食ってみてえなぁ~」ジュルリ
コナン(ハハ……相変わらずだな、コイツは……)
うな重中毒を克服した元太であったが、うな重好きは結局変わらなかったのだった……。
<おわり>
ありがとうございました!
乙でした
乙!
ちょっと鰻釣ってくるわ
光彦「元太君は食いしん坊ですね、あははははは
(あれ?うな重が無性に食いたい、うな重、うな、ウナ、ジュ、ウウウウウ)」
深夜アガサPCに向かい
アガサ「フッ、所詮はモルモットか」
煙草に火をつけるアガサ
アガサ「これからも我が手の上で踊って貰わないとのぉ、なあ新一君」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません