蒲原「焼肉行くぞー。何食べたい?」衣「衣はユッケ♪」(183)

蒲原「ワハハ、このくいしんぼさんめ。よーし、みんな車に乗ったかー?」

桃子「はいっす!」

衣「衣は助手席ー」

加治木「おいモモ、くっつき過ぎだ」

池田「キャプテン、揺れるしー」ギュッ

福路「もう、華菜ったら」

蒲原「ワハハ、それじゃあ出発だー」

加治木「それにしても蒲原、おごってもらちゃっていいのか?」

蒲原「ワハハ、宝くじで10万円当てたからな。普段お世話になってるお礼だよ」

福路「他校の私たちまですみません」

蒲原「なに、友達じゃないか。遠慮は無用さ」

池田「そうだし。華菜ちゃん何食べようかなー。焼肉なんて久しぶりだなー」

衣「衣は外で焼肉なんて初めてだ」

桃子「そうなんすか?じゃあ楽しみにして待ってるっすよ」

加治木「でも焼肉だろう?6人もいるし結構な値段するんじゃないか?」

桃子「まさか食べ放題っすか?」

蒲原「チッチッチ、甘く見ないで欲しいなユミちんにモモ。もちろん食べ放題じゃないところさ」

池田「おお~。俄然ワクワクしてきたし♪」

福路「もう、華菜ったら」

蒲原「実は安くて評判の焼肉のお店があるんだよ。CMでも有名なんだがみんな知らないか?」

衣「衣はそういうの詳しくないからなー。何てお店なんだ?」

蒲原「ワハハ、それは着いてからのお楽しみということで」

一同「キャッキャウフフ」

池田「ここかー。おおー、何か高級感あっていい感じのお店だし」

福路「本当・・・」

桃子「『焼肉酒家ゑびす』っすか」

蒲原「うん。みんなは来たことあるかい?うちらの地元に出た進店なんだ」

衣「衣は来たことなーい」

加治木「私も来たことないな。誰か来たことある人は?」

蒲原「いないみたいだな。実は私も初めて来るんだよ。リーズナブルな価格に、高級感ある店構え・・・。いいとこだろ?」

衣「そんなことより衣は早く中に行きたい」

池田「ニヒヒ、衣はお子様だから我慢できないし」

桃子「子供子供ー」

衣「むぅ~、衣は子供じゃない!」

加治木「こら、モモ。からかうのはやめるんだ」

福路「華菜もよ」

衣「むぅ~・・・」

蒲原「ワハハ。ほら、衣。中に入ろうか」

衣「うん♪」

福路「まあ、焼肉屋じゃないみたい・・・」

池田「なんかシックな感じしてすごいし」

衣「席の仕切りなんか光ってて綺麗だぞー」

桃子「先輩。こんなとこデートなんかにもいいっすね」

加治木「あ、ああそうだなモモ・・・。おい蒲原、こんなとこが本当に安いのか?」

蒲原「だ、大丈夫だよユミちん・・・。多分・・・」

蒲原「店員さんが席まで案内してくれた」

桃子「個別の席ごとに担当の店員さんがつくっすか」

池田「高級店みたいだし!」

蒲原(値段大丈夫かな・・・)ドキドキ

福路「あ、メニューですか。ありがとうございます」

衣「あーっ。衣も見る見るー」

加治木「これが値段・・・?」

桃子「信じられないっす・・・」

蒲原(え・・・?え・・・?ど、どうしよう、高いのかな・・・?でも安いって聞いてたんだけど・・・)ドキドキ

池田「安いし!」

福路「本当・・・。一人前100円のメニューもあるし、高いのでも380円とか・・・」

加治木「蒲原、すごいじゃないか」

蒲原「そ、そうかな」ニコッ

桃子「さすが部長っす」

池田「よっ、情報通」

蒲原「えへへ」ニコニコ

蒲原「よ、よーし注文だ。みんな、好きなだけ頼もう」

池田「いぇーい。華菜ちゃん何にしようかなー」

福路「うふふ。華菜楽しそう」

池田「キャプテンったら笑うなだし」

桃子「色々あって迷っちゃいますね先輩」

加治木「そうだな」

蒲原「衣は何が食べたい?何でもいいんだぞ?」

全員死亡エンド

衣「衣は小さくてあまり量が食べられないからな。慎重に選んでるんだ」

蒲原「ワハハ、そうか。じゃあ選ぶの一緒にしようか」

衣「うん♪」

蒲原「まず定番なのはご飯かな。やっぱりお肉とご飯は相性がいいからな」

桃子「ええー、部長ご飯も食べるんすか?せっかく焼肉食べに来たんですから肉だけ食べましょうよ」

加治木「まったく、モモときたら。いいか、何事もバランスが大切なんだ。だからサラダとかも置いてあるだろう?」

池田「華菜ちゃんもご飯でお肉をいっぱい食べるし」

福路「そうね」

安価とかすんなよな

>>62
ワハハが生き残って精神的に追い詰められる展開の方が

いや、死ぬのは衣だけだろ

衣「じゃあ衣もご飯。あと何にしよう・・・」

蒲原「衣は何が好きなんだ?」

衣「うーん・・・。お肉の名前が色々あるけどわかんない・・・」

福路「確かにシロとかボンジリとか言われてもわかりにくいわよね」

池田「そんな名前なんて気にしないでガンガン頼んで食べればいいんだし!あ、華菜ちゃんこの高いカイノミとカルビにしよーっと」

桃子「遠慮ないっすね。私も同じので」

加治木「まったく」

いや、スレタイ的に死ぬのは衣だけだと考えるのが妥当

衣「あ!これタルタルだ!衣、タルタルが好き!」

蒲原「タルタル・・・?」

福路「ああ、きっとこれね。ユッケのことじゃない?」

衣「うん♪衣はタルタルが大好きなんだ」

池田「ユッケがタルタル・・・?どういうことだし」

加治木「衣が言ってるのはタルタルステーキのことだろう。確かにユッケとそっくりだからな」

桃子「むむむ、違いがわからないっす」

蒲原「よし、じゃあご飯とユッケも頼もうか。足りなくてもいつでも、好きなだけ頼んでいいんだからな」

衣「うん♪」

池田「他の人が頼んでるのを見ると、自分も食べたくなってくるし・・・。華菜ちゃんもユッケ食べるー」

福路「じゃあ私もユッケをいただこうかしら」

桃子「先輩も一緒に食べましょうよ」

加治木「ああそうだな」

衣「えへへ、タルタルは最高に美味しいんだぞ♪」

蒲原「うんうん、良かったな衣」

衣「うん。じゃあ店員さん呼んで注文するね」

蒲原「よし、任せたぞ」

衣「はーい♪」

なんだ全滅か

加治木「ふふふ、たくさん注文したぞ・・・。しかしこれだけ注文してもたったこれだけとはな」

桃子「あれ?でも部長の分のユッケ頼んでなかったっすけど良かったんすか?」

蒲原「ワハハ、面目ないことだが生のお肉はどうもダメでな・・・」

衣「そうなのか?それは残念だな・・・」

蒲原「なーに、そんな顔するなー。私の分まで衣がユッケを食べてくれればいいんだよー。ほれほれー」

衣「きゃー♪」

福路「ふふ、仲がいいわねあの二人」

池田「仲の良さなら私とキャプテンも負けてないし」

桃子「先輩、私たちはあーんしましょうっす」

加治木「あ、ああ///」

池田は死ね

衣親「あんたが生肉なんて食べさせるからこんなことに!」

蒲原「ワハハ・・・死んで詫びるしかないかな・・・」

田「いやー、食べた食べたー」

福路「そうね。みんなユッケを気に入ったみたいで各自三人分は食べたものね」

桃子「美味しかったっす。部長、ご馳走様っす」

蒲原「いやいや、気にしないでくれ。今日はみんなと食事できて私も楽しかったよ」

衣「・・・・・・・・」

蒲原「ん?衣、どうしたんだ?」

衣「う、ううん。何でもないぞ・・・。帰ろう・・・」

即効性あったっけ?

ユッケってそんな美味いの?

>>126
おいしすぎるから国が規制するくらい

蒲原「でも、汗だって流してるじゃないか」

加治木「蒲原、私もなんだか気持ち悪い・・・」

桃子「あれ・・・私もっす・・・。食べ過ぎたからっすかね・・・?」

蒲原「なんだ食べすぎかー。まったく、心配させないでくれよ。それじゃみんなの家まで送るからシートベルトするんだぞー」

池田「はーい♪」

福路「うぅ・・・。華菜は元気ね・・・」

池田「当然♪華菜ちゃんは焼肉大好きだからいくら食べても平気だし♪」

蒲原「ワハハ、私もだ」

池田「焼肉最高だし♪」

あれか
池田は動物的感覚に優れてるから既に吐き出したのか

和 「宮永さん///私の生レバー食べてください///」

咲 「・・・は?」

その後、家まで送られた各員は腹痛が治まらないので病院へ行き、全員が食中毒となっていたことが判明
即座に入院した
そして、苦しみながら帰らぬ人となった
池田は無事かと思われたが、バカだったのか腹痛になかなか気付かず、病院にも行かないで我慢していた為自宅で・・・
結局、食中毒の被害者は五人となり、後日テレビでも騒がれた・・・

残された蒲原は、亡くなった友の葬儀に参列するも、遺族の視線や陰口に耐え切れず途中で退席
蒲原への批難は止むことはなかった

蒲原「みんな・・・。ごめん・・・。ワハハ・・・、もう耐え切れそうにない・・・」

ドンッ


どんかん

保守等ありがとうございました
指摘のあった通り牛丼もおせちも自分です
すみません
マミさんもおせち被害に遭わせたこともあります
いつかは誰もが幸せになるハッピーなお話を書けたらなって思います
おやすみまんし

衣「……」ジョロロ

加治木「…く…」

福路「…う…」

池田「ちょ、ちょっとみんな大丈夫かだし!」

蒲原「ワハハ、モモが消えたぞ」

あ、あと次回作品は多分
蒲原「これでみんな美肌だー」衣「茶のシズクの石鹸?」
みたいになると思います
そのときはヨロシクです

山場が書けないタイプの奴か

衣「トーカ…苦しいよ、トーカぁ」

透華「衣!しっかりしてくださいまし、わたくしがついていますわ!」

衣「トーカ…衣はこのまま父君と母君のように黄泉路の旅へと行ってしまうのか?」

透華「何をおっしゃいますの!衣がこんなことで死ぬわけがありませんわ!」

衣「人の世は儚きもの、父君も母君も天寿をまっとうせずに旅立ったように衣がそうなるのも天運天命なのかもしれない」

透華「そんなことおっしゃらないでくださいまし!あなたはまだまだ子供でしょう!わたくしと一緒に大人になって、二人ともおばあさんになるまで一緒に居られますわ!」

衣「うぅ…トーカぁ、痛いよトーカぁ…」

透華「衣!」

衣「トーカ…手を、衣の手を握って欲しい…」

>>174
ハギヨシならなんとかしそう

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