衣「百合って何だー?」(176)
衣「とーかー百合って何だー?」
透華「こ、衣……どこで聞きましたの? そんな言葉」
衣「んー、ののかがなぁ。大人なら百合くらい知らなきゃだめだって言ってたんだ」
透華(は、原村和。余計なことを……)
衣「なー、百合って何なのだ?」
一「こ、衣はまだ知らなくてもいいんじゃないかな?」
って感じのSS読みたい。
機転きかせて花だって言うだろ
衣「むっ、衣を子供扱いしているな……」
一「そ、そんなことないよ衣」
衣「とーかー、教えてくれ」
透華「え? えーっと花。花ですわ。そういう綺麗な花が」
衣「花の方じゃないってののかが言ってたぞ」
透華「……」
>>2は回避された
衣「なぁ、教えてくれとーかー。このままじゃ衣は子供ということになってしまう」
透華「うっ……」
一「こ、衣。透華はこれから僕と買い物に行かなきゃいけないからそんな時間はないよ」
透華「そ、そうですわ。買い物の約束があるのでした……ハギヨシ、車の準備を」
ハギヨシ「かしこまりました」
一「ということだから衣、そのことについては他の人に聞いてね」
衣「……」
衣「なぁ、百合って……」
純「あ、ハンバーガー切れてるな。買いに行かないと」
純「すまないな衣、また今度だ」ダッ!
衣「……」
智紀「」カチカチッ
衣「なぁ、ともきー」
智紀「……? 衣、どうしたの?」
衣「百合って何だー?」
智紀「……あれ、他のみんなは」
衣「用事があるらしいぞ」
智紀「……」
純(退散退散)
透華(智紀、あとは任せましたわ)
一(ごめん、智紀)
智紀「……」
衣「百合って何なんだ?」
智紀「……わ、私も用事が」
衣「え? 智紀も行っちゃうのか?」ウルウル
智紀「……何でもない」
衣「そっかー」
智紀「……」
衣「それでともきー。百合って何だー?」
智紀「……えっと」アセアセ
智紀「は、花の名前」
衣「それじゃないほうのやつだ」
智紀「……えっと」
衣「うん」
智紀「……その」
衣「その?」
智紀「……女の子が仲良くしたり、好きになったり?」
衣「それで?」
智紀「……以上」
衣「キスとかはしないのか?」
智紀「……」
衣「デートしたり、一緒に寝たりはしないのか?」
智紀「……だ、誰がそんな事を言ってたの?」
衣「ののか」
智紀「……」
衣「なぁどうなんだ?」
智紀「……さ、さぁ?」
衣「智紀も知らないのか?」
智紀「……く、詳しくは知らない」
衣「そっかぁ。じゃあ智紀も子供だなぁ」
智紀「……」
衣「ののかはな、色々知っていたぞ」
智紀「……そ、そう」
智紀(今度から原村和には近づかせないようにしよう)
衣「百合って好きな女の子同士のことか?」
智紀「ま、まぁ……そう」
衣「じゃあ衣と智紀も百合だな」
智紀「……ちょっと違う、かな」
衣「え? ……衣は智紀のこと好きだぞ?」
智紀「……そうだけど、ちょっと違う」
衣「……智紀は衣のこと好きじゃないのか?」ウルウル
智紀「え、えっと……好きだけど」
衣「好きだけど?」
智紀「……百合と友達は好きの種類が違う」
衣「どこが違うんだ?」
智紀「……えっと、百合は愛?」
衣「衣は智紀のことが好きだし、愛しているぞ?」
智紀「……そ、それは友達としての愛で、百合はちょっと違う」
衣「百合の愛はどんなのなんだ?」
智紀「……えっと、えっと」
智紀「え、えっと……」ケンサク
智紀「友達、一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人」
智紀「百合、女性の同性愛。またはそれに近い友愛のこと……だって」
衣「どーせいあい? ……よく分からないが、友愛ということは友達とあまり変わらないな」
衣「やっぱり衣と智紀は百合だ!」
智紀「……えっと」
智紀(……も、もう衣の問いかけをかわす手段が思いつかない)
智紀(とりあえず、そういうことにしておいて、みんなが帰って来てから対策を練ろう)
智紀「……そ、そうなる」
衣「そっかぁ、衣と智紀は百合かぁ」
智紀「……う、うん」
衣「そうだ。百合ならやることがある!」
智紀「……やること?」
衣「一緒に寝るんだ!」
智紀「……」
智紀「だ、誰がそんなこと」
衣「ののかが言ってた」
智紀(……原村和。余計なことを言いすぎ)
衣「智紀、一緒に寝よう!」
智紀「……衣、まだ昼だし眠くない。それにその寝るはおやすみの寝るじゃないと思う」
衣「うん、知ってるぞ。何かやりながらベッドで寝転がるんだろう?」
智紀「……だ、誰が」
衣「ののか」
智紀(……原村和の呪縛から逃げられない)
衣「何をやるかは分からないが、とりあえず寝よう智紀」
智紀「……で、でも部室にはベッドがないから」
衣「はいよしー」
ハギヨシ「……ここに」
智紀「!? ……透華たちと買い物に行ったはずじゃ」
ハギヨシ「透華様が衣様の様子を見てくるようにと言われましたので」
智紀「……そう」
智紀(最悪のタイミング)
智紀「あ、あの……」
衣「ハギヨシ。百合用のベッドを用意してくれ」
智紀(……百合用のベッドって何)
ハギヨシ「かしこまりました」
智紀(……あるんだ)
ハギヨシ「……どうぞ」
衣「わーいできたぁ」ワクワク
智紀(……何か全体的に薄桃色。それに何かの花びらが散らされてる)
ハギヨシ「それでは、ごゆっくり」パタンッ
衣「それじゃあ智紀、寝よう!」ワクワク
智紀「……」
智紀「……えっと、えっと」
衣「ともきー、早く寝るぞ!」ジャンプジャンプ
智紀「……あ、衣。ベットの上ではねちゃダメ」
衣「はやくはやく!」
智紀「……わ、分かった」
智紀(どうにか誤魔化して衣に昼寝させる)
衣「それで、このあとはどうするんだ? キスするのか?」
智紀「え、えっと……そ、そういうのはもっとあと」
衣「そうなのかぁ。じゃあ何するんだ?」
智紀「……と、とりあえず普通に寝る?」
衣「え? でも」
智紀「……ま、まずは、一回おやすみしてからキスとかする」
衣「そうなのかぁ。じゃあおやすみ智紀」
智紀「……おやすみ衣」
智紀(衣は一度寝たら十二時間は起きないはず)
衣「……ともきー」
智紀「……何?」
衣「本読んでー」
智紀「……分かった」
衣「」スースー
智紀「……やっと寝た」
智紀「……一回離れてゲームやりたいけど、衣に掴まれてて離れられない」ガッシリ
智紀「……仕方ない。私も寝る」
智紀「おやすみ衣」
~十分後~
衣「おはよーともきー!」
智紀「……お、おはよう」
智紀(起きるのが早すぎる……)
智紀「……こ、衣。今日は起きるの早いん」
衣「うん。はやく百合がやりたくて、中々眠れなかったぞ」
衣「でも、少し寝たおかげですっきりした! このためだったんだな!」
智紀「こ、このため?」
衣「うん。ののかがな、百合百合すると夜が長くなるっていってた」
衣「でも、これで長い夜も大丈夫だ。衣はどんなに長い夜でも堪え切って見せるぞ!」
智紀(は、原村和……中途半端に色々教えすぎ……)
衣「今度は何をするんだ?」
智紀「えっと……えっと……」アセアセ
衣「キス、するのか?」
智紀「え、えっと……」
衣「す、少し恥ずかしいが、智紀と百合するためなら頑張るぞ」///
智紀(か、可愛い……けど、何とかかわさないとまずい」
智紀「え、えっと。次は……」
衣「キスじゃないのか?」
智紀「き、キスじゃなくて……」
衣「じゃなくて……?」
智紀「え……あ、その……げ」
衣「げ?」
智紀「……ゲーム、する?」
衣「ゲーム?」
智紀「そ、そう。ゲーム」
衣「ゲームは百合と関係あるのか?」
智紀「関係……ある」
衣「どんな関係があるんだ?」
智紀「……ゆ、百合なら二人でデートとか、遊園地遊びに行ったりとかする」
衣「遊園地! 衣も行きたい!」
智紀「で、でも今遊園地はいけないから、代わりにゲームする」
衣「ゲームでもいいのか?」
智紀「……だ、大丈夫。問題ない」
衣「そっかぁ。ゲームかぁ」
智紀「……」カチカチ
衣「……なぁ、ともきー」
智紀「……何? 衣」
衣「これは勝っているのか?」
智紀「……戦術シュミレーションだからまだ勝ち負けは決まらないけど、一応勝っている」
衣「そっかぁ。智紀はゲーム強いなぁ」
智紀「……まぁ」
衣「……ともきー」
智紀「……何?」
衣「私はいつまで智紀の膝の上で座っていればいいんだ?」
智紀「……ゲームが終わるまで」
衣「分かった。ゲームが終わったらまた『寝る』の続きだな!」
智紀(ゲームをすぐに終わらせないように手加減しながら操作するの難しい)
智紀(も、もうこれ以上は時間稼ぎできない……)
衣「やったー! 智紀が勝ったー!」
智紀「……う、うん」
衣「それじゃあ、寝るの続きだな!」
智紀「……そ、そうだね」
智紀(……どうしよう)
衣「今度はきもちーことするのか?」
智紀「……!? だ、誰がそんなことを」
衣「ののかがなぁ、百合の最後にはきもちーことするって言ってたんだ」
智紀(は、原村和……なんてことを……)
衣「するのかー?」
智紀「……え、えっと」
智紀「えっと……えっと……」
衣「? 智紀はきもちーこと知らないのか?」
智紀「……う、うん。知らない」
衣「そうなのか……」
衣「それじゃ、衣がきもちーことしてやろう!」
智紀「……え?」
衣「」ギュッ
智紀「……衣、何してるの?」
衣「ののかが言うにはな、きもちーことすることを抱くっていうらしい」
衣「きもちーか智紀?」ギュッ
智紀「……き、気持ちいい」
智紀(原村和……恨めしいけど抱くの意味まで教えなかったのはありがたい)
衣「そっかぁ気持ちいいか!」
衣「衣、智紀がもっときもちくなるように頑張るからな!」ギュッギュッ
智紀「……うん」ヨシヨシ
衣「」ギュッギュッ
智紀「……衣」
衣「なんだ?」
智紀「……最初の話だけど」
智紀「……やっぱり私と衣は友達で百合ではない」
衣「……それって、智紀は衣が嫌いだからか?」
智紀「違う。私は衣が好き」
衣「じゃ、じゃあ」
智紀「でも違う……うまくいえないけど、友達と百合はちがう」
衣「……良く分からないぞ」
智紀「……それでいい」
衣「……で、でも分からないと大人になれないんじゃ」
智紀「……今はわからなくても、衣にもきっとわかる時が来る」
智紀「きっと、私やみんなに対する好きとは違う好きな人ができる」
智紀「その時に、色々考えればいい。だから焦ることはない」
衣「……分かった」
智紀「……うん」ヨシヨシ
智紀「好きな人ができたら、私にも紹介してほしい」
衣「もちろんだ! 智紀は友達だからな」
智紀「……うん」
智紀「……それじゃ、衣。みんなが帰ってくるのを待ってよう」
衣「……そうだな」
智紀「……衣もゲームやる?」
衣「教えてくれるのか!」
智紀「……簡単なのなら」
衣「やったー!」
智紀「……じゃあ、一緒にやる」
衣「なぁ、智紀」
智紀「……?」
衣「こっちを見てくれ」
智紀「何?」
衣「」チュ
智紀「!?」
衣「やっぱり私は智紀が好きだ。友達なのか、百合なのかは分からないが」
衣「だから、キスだ」
智紀「……」
透華「……」
一「……」
智紀「……!?」
透華「な、なにやってますの? 智紀」
智紀「……い、いや。こ、これは」
一「だ、駄目だよ智紀! 衣はまだ子供なのに!」
衣「こ、衣は子供じゃないぞ!」
透華「そ、そうですわ。年の差を考えなさい智紀!」
衣「とーか、年の差はないぞ! 誕生日は私の方が前だぞ!」
智紀「……も、申し訳ない」
衣「な、なんで謝るのだ智紀! 衣を子供扱いして!」
衣「智紀! もう一回キスだ! もう一回キスしてくれ!」チュー
透華「智紀! 衣から離れなさい!」
一「衣、駄目だよそんなことしちゃ」
衣「は、離せ! 衣は子供じゃない! 智紀、もう一回キスだ!」
智紀「……よ、用事がある」ダッ
衣「ま、待て智紀!」
透華「お待ちなさい智紀!」
純「ただいまぁ……なんだこれ」
智紀「……よ、用事があるから!」
衣「ま、待て智紀。キスをしろ!」
透華「お待ちなさい智紀! ちゃんと説明をしなさい!」
一「駄目だよ衣、そんなことしちゃ!」
純「……オレ、また用事思い出したから」
終わり
ガチ百合展開にすると無駄に長くなるからやめた
長くなることの何がいけないんだね
衣「ともきーキスだ!」チュッ
智紀「……うっ。ん」
衣「ともきーともきー」ギュッギュッ
智紀「……う、うん」ギュッ
智紀(衣に押し切られた……どうしよう……)
>>75
こんな字面だけのエロとか誰得だ
エロはいらないけど>>1の書く別ルートは見たい
>>86
別ルートってエロしかないやん……
全くの予想外分岐だから途中で諦めるかもしれない
衣「ともきー、もう一回キスだー」チュー
智紀「……あ、衣。駄目」
衣「なんで?」
智紀「そ、それは……」
智紀(……困った)
衣「あ、そっかー」ニコニコ
智紀「?」
衣「ベッドで百合する時はYシャツのボタン上二つをはずすのがマナーってののか言ってた!」
衣「マナーを忘れていたから智紀はそんなに乗り気じゃなかったのか!」
衣「ごめんなさい智紀」
智紀「……そ、そうじゃなく」
智紀(原村和……マニアックなことまで教えないでほしい)
衣「今はずすからな!」ウンショウンショ
智紀「……あ、はずさなくても」
衣「よし、これでばっちりだ! さぁ、百合しよう智紀!」
智紀「……」
智紀「……衣、やっぱり」
衣「これでもだめなのか? ……やっぱり智紀は衣のこと嫌いなのか?」ウルウル
智紀「き、嫌いじゃない……!」
衣「じゃあやろう! 百合百合しよう?」
智紀「……わ、私もボタン外さなきゃいけないけど、この服ボタンないからできない」
智紀「だ、だから駄目」
衣「智紀までボタン外す必要はない。あくまでマナーなのだから」
智紀「で、でも。マナーはやっぱり守らないと」
衣「そうなのか……」
智紀「そ、そう」
衣「ハギヨシ」
ハギヨシ「ここに」
智紀「!?」
衣「Yシャツを一着用意してくれ」
ハギヨシ「かしこまりました。少々お待ちください」
衣「これでできるな! 百合百合」
智紀「……」
智紀(……もう、駄目かもしれない)
ハギヨシ「新品のYシャツを一度洗いアイロンを掛け持ってまいりました」
ハギヨシ「遅くなり申し訳ありません衣様」
衣「いや、大儀だったぞハギヨシ」
智紀(……なんて細かいところまで気のきく丁寧なありがた迷惑)
ハギヨシ「それでは私は透華様の所へ戻りますので、あとはごゆっくりどうぞ」
衣「ああ、透華にあと二時間は帰ってこなくていいと伝えておいてくれ!」
智紀「に、二時間……」
ハギヨシ「かしこまりました」
智紀(そこはかしこまらないでほしかった……)
ハギヨシ「それでは」パタン
智紀「ま、待って……」
衣「よし、百合だ! 智紀百合するぞ!」ワクワク
ちょっと席外す。
残ってたら続き書くかもしれん
智紀「……あ、あの」
衣「まだ何か問題があるのか?」
智紀「私の服、ワンピースだから。Yシャツ着たら下何もない……だからだめ」
衣「ああ、それなら心配いらないぞ!」
智紀「?」
衣「ののかが言うには『はだかわいしゃつ』というものがあるらしい!」
智紀「……」
智紀(原村和……何から何まで余計なことを……)
衣「ともきー着てくれないのか?」ウルウル
智紀「うっ……」
智紀(……泣く子と衣には勝てない)
智紀「わ、分かった……向こう向いてて」
衣「わーい!」ワクワク
智紀(……なるべく着替えに時間を掛ける)
衣「まだかー?」ワクワク
智紀「……ま、まだ」
衣「……まだかー?」ワクワク
智紀「……まだ」
衣「……もういいかー?」
智紀「……もう少し待って」
衣「よし、行くぞー!」ダキツキ
智紀「ま、まだボタンとめてな……あ、抱きついたらとめれない……」
衣「もうそのままでもいいぞ、ともきー!」ギュッ
智紀「ううっ……」
衣「ともきー! ともきー!」ギュッ
智紀「……よしよし」
衣「ともきー!」ペロペロ
智紀「……あ、舐めちゃダメ」
衣「なんでだー? ののかは舐めるものだと言っていたぞ?」
智紀「そ、そういうのはもう少しあと……」
衣「そうなのかぁ」ワクワクウズウズ
衣「……?」
智紀「……どうしたの?」
衣「智紀はなんでパンツ穿いてるんだ?」
智紀「……衣は穿いてないの?」
衣「衣は穿いている。でもはだかわいしゃつの時はわいしゃつ以外を着ないのがマナーじゃないのか?」
智紀「だ、誰が……」
衣「ののかだ」
智紀(……予想はしていた)
智紀「で、でもパンツ穿かないとすーすーするし」
智紀「マナーはあくまでマナーであって、決まりじゃないから……」
衣「智紀はさっきマナーは守らなきゃだめって言っていたぞ?」
智紀「うっ……それとこれとは、話が別……」
衣「どこが別なんだ?」
智紀「と、とにかく脱がない」
衣「そうか。それは残念だ……」
智紀「な、なんで?」
衣「ののかの言っていたかいあわせというやつを試してみたかったのに」
智紀「……」
智紀(……原村和。絶対に許さない)
衣「ともきー。それじゃーキスしよう。キス」
智紀「……き、キス?」
智紀(……キスなんて透華に知られたら怒られちゃう)
智紀「……だ、だめ」
衣「えー、なぜだともきー!」
衣「あ、分かった! やっぱりかいあわせするんだなー!」
智紀「……ち、ちが」
衣「やったー! これで衣も大人になれるぞ!」
智紀「……」
智紀「わ、分かった。貝合わせする」
智紀「だからとりあえず、貝を集めてくる……」
衣「貝合わせというのは江戸時代の遊びの方ではないぞ?」
智紀「……え? ああ。うん。でも……」
衣「もしかして、智紀知らないのか?」
智紀「……うん、し、知らない」
衣「そっかー。智紀は子供だなー」
智紀「……う、うん。子供。だからできないごめんな」
衣「それじゃあ、大人な衣が教えてやろう!」ワクワク
智紀「……」
衣「えっとな。ののかが言うには、確かパンツを脱いでこことここを」
智紀「……こ、衣。やっぱりキスの方がいい」
衣「え? なんでだ?」
智紀「や、やっぱりまずはキスしないと」
智紀「いきなりそんな、かい……過激なところから始めるのはあまり良くないと思う」
衣「そうなのかー」
衣「確かにののかも、まずはキスから始めるのが普通だと言っていた」
智紀「……そ、そう。その通り」
智紀(原村和に感謝すべきなのか、すべきじゃないのか……)
智紀「……そ、そういうことだから、まずは『何回か』キスをしてからの方がいいと思う」
智紀(……何とかしてキスだけで時間を稼いで、それ以上は回避する)
衣「それじゃあ、キスするかー!」ベロ
智紀「……なんでべろを出しているの?」
衣「ののかがな、百合の時のキスはチュってやるだけじゃなくて」
衣「ちゃんと舌でやるのが決まりごとだって」
智紀(……原村和。あとで呪いの手紙送っておく)
智紀「で、でも私たちはまだそこまでやらなくても……」
衣「だめだぞ。これは決まりごとだからな!」
智紀「……マナーじゃなくて?」
衣「そう、決まり事だ!」
智紀「で、でも……」
衣「……よし。分かった」
智紀「……な、何が?」
衣「えいっ!」バンッ
智紀「!? ……な、何するの?」
衣「ののかが相手が渋ったら押し倒すのもありだって」ウマノリ
智紀「そ、それは……だめなんじゃ」
衣「いいって言ってたぞ? ののかはまだやったことないけど」
衣「そのうちリンシャン使いを押し倒してやるって意気込んでいた」
智紀(……宮永咲。同情する)
衣「それじゃあ、まずはキスだな」
智紀「ま、まずはって……?」
衣「ともきー口をあけてくれー」チュッチュッ
智紀「ん、んん!」
衣「な、なんで開けてくれないんだ……」チュッチュッ
衣「もしかして、智紀はやっぱり衣のこと……」
智紀「そ、そうじゃなくて……」
衣「隙ありだ!」チュー
智紀「……ん!?」
いや、俺やっぱりガチ百合は好きじゃないんだが。
続き書いた方がいいのか?
衣「ちゅー」
智紀「……んん……」
智紀(……衣、舌をを入れないでほしい)
衣「ちゅー……っぱ!」
智紀「……はぁ、はぁ」
衣「……な、なんだか顔があついな」
智紀「……そ、そう。じゃあこれでもう」
衣「もう一回やろう!」
智紀「……」
智紀「こ、衣。もう許してほしい……」
衣「何がだ? 智紀は何も悪いことしていないぞ?」
智紀「そ、そうじゃなくて……」
衣「キスしよう!」
智紀「そ、それを許してほし」
衣「ちゅー」チュッチュッ
智紀「!? ……」
衣「ん……ちゅ」チュー
智紀「……」
智紀(……も、もうお嫁にいけない)
衣「……ちゅっちゅ」チュー
智紀「……」
衣「ん……ちゅー」チュー
智紀(な、長い……)
衣「ちゅー……っぱ」
智紀「……はぁ、はぁ」
衣「あ、智紀の首に唾液が付いてる」
智紀「……え?」
衣「とってやろう!」ペロペロ
智紀「や、いいから……あ、くすぐったい……」
衣「」ペロペロ
智紀(ううっ……)
衣「よし、取れたー!」
智紀「……あ、ありがとう衣」
智紀(舐めたせいで余計についちゃったけど……)
智紀「じゃ、じゃあ衣。これで」
衣「よし、最後にもう一回キスしてから、かいあわせだな!」
智紀(……もうだめ……)
衣「……ちゅっちゅ」チュー
智紀「……」
衣「……んん」チュー
智紀「……」
智紀(い、意識が遠のいていく……)
衣「……んっちゅぱ」
智紀(……あ、頭が……白くなって……)
衣「ともきー。かいあわせ、やっていい?」
智紀「」コクッ
衣「やったー!」パンツヌギ
智紀(あ、あれ? なんで衣、パンツ脱いで……)
衣「ともきのは衣が脱がせてやろう!」パンツヌガセ
智紀「……あ……」
衣「よし、いくぞともきー!」
智紀(……あれ? これって、まずい)
智紀「あ、衣。だ、だめ……」
衣「智紀はだめだめ言いすぎだ! ちゅー」
智紀「ん……ん……」
衣「えいっ」
智紀「……あ、だめ///」
智紀(……透華、ごめんなさい……)
~一時間後~
透華「ただいまですわ」
一「ただいまー。智紀、大丈夫?」
衣「智紀、ゲームって楽しいな!」
智紀「……うん///」
一「……あれ? ゲームやってるの?」
衣「ああ、おかえりとーか、はじめ」
透華「た、ただいまですわ。そ、それより、智紀。留守中何か問題がありまして?」
智紀「? ……別にない」
衣「ああ、何もなかったぞ?」
透華「そ、そうですか……それじゃあ、みんなでお土産のケーキを食べましょう」
衣「やったー!」
智紀「……食べる」セーブ
透華「それじゃあ、席に座って衣」
衣「はーい」
智紀「……」
衣「よいしょ」チョコン
一「……衣、そこ智紀の膝の上だよ?」
衣「うん、知ってるぞ」
透華「……智紀、本当に何もありませんでしたの?」
智紀「?」
透華「……ま、まぁいいですわ。衣と仲良くなることは悪い事じゃありませんし」
一「そ、そうだね。じゃあ分けようか」
衣「……ともきー」コソコソ
智紀「何?」
衣「明日も、やろう?」コソコソ
智紀「……ん」
終わり
見てくれてありがとうございました。
もうガチ百合は書かない
照どすのやつ落ちて悲しい
>>170
照だと
菫「宮永照被害者の会を組織しよう」
と
照「千里山女子に脱衣麻雀申し込む」
の二つ考えたけど。
もう遅いのでそれはまた今度
このSSまとめへのコメント
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