女子大生「あ、奇遇ですね」 (85)
俺「こんなところで会うなんて奇遇ですね」
女子大生「ですね~。俺さんも銭湯ですか?」
俺「えぇ。女子大生さんも?」
女子大生「女子大生さんってなんですかw
サヤでいいですよ」
俺「サヤさんも銭湯?」
女子大生「そうですよ~」
俺「はぁ~。いい湯だったー」
女子大生「あ、俺さん。やっほー」
俺「やっほー」
女子大生「……なんでそんなに離れたところに座るんですかー」
俺「え?いや特に意味はないけど」
女子大生「隣に座ってもいいですか?」
俺「はぁ」
女子大生「俺さん、今日の晩ゴハンなに食べます?」
俺「肉じゃがが大量に余ってるのでそれをつまみます」
女子大生「なにそれ~w
作りすぎちゃったの?」
俺「貰い物です。たくさん貰っちゃって」
女子大生「………そっかー」
俺「……さて、俺はそろそろ帰りますね」
女子大生「うんうん。帰ろー帰ろー」
俺「?あれ?女子大生さんの家ってこっちでしたっけ」
女子大生「こっちの方に用事があるんです。
途中までご一緒してもいいですか?」
俺「構いませんよ」
俺「はぁー、外は冷えますねー」
女子大生「うぅ……さむい……」
俺「女子大生さんめっちゃ薄着ですもんね。もっと厚着しないと」
女子大生「厚着したらオシャレできないじゃないですか~……さむいぃ……」
俺「俺のマフラーでよければ使います?
オシャレマフラーじゃないですけど」
女子大生「え?いいの?」
俺「どうぞ」
女子大生「お、おぉ……俺さんにマフラーまいてもらっちゃった」
俺「あ……すみません。つい流れで」
女子大生「ううん、だいじょぶ。ありがとね、俺さん」
女子大生「あ」
俺「?」
女子大生「このマフラー俺くんの匂いが一杯するw」
俺「あ、あんまり嗅がないでください!」
女子大生「俺くんってこんな匂いなんですね~好きな匂いです!」
俺「……好きとか言わないでください」
女子大生「あ、俺くん照れてる?」
俺「返してください」
女子大生「ごめんごめん!調子に乗りすぎました!
もうちょっとだけ貸して?ね?」
俺「……もう嗅ぐのはなしですからね」
俺「あ、俺のアパート見えてきました」
女子大生「………あ、ほんとだ」
俺「おしゃべりしてたらあっという間ですね」
女子大生「………ですね~」
俺「それじゃあ俺はここで」
女子大生「あ……うん」
俺「ではまた」
女子大生「うん。またね~」
俺「……って、なんでついてくるんですか」
女子大生「ん?いけないですか?」
俺「いけな……くはないですけど、
こっちの方に用事があって来たんじゃありませんでしたか?」
女子大生「実は!ここのアパートに用事があったんです!」
俺「……俺の部屋には入れませんよ」
女子大生「俺さんの部屋に入るつもりなんてありませんよ?」
女子大生「私は私の部屋に戻るだけですから」
(ガチャ)
俺「え?そこは俺の隣の部屋……って、え!?
なんでサヤさんが隣の鍵を持ってるんすか!!」
女子大生「……隣に引っ越してきた女子大生です!気軽にサヤって読んでくださいね!」
俺「マジすか」
女子大生「マジマジ」
自室
俺「ぼけ~……」
(トン、トン)
俺「ん?」
(トン、トン)
俺「これは……」
(トン、トン)
俺「あの噂の壁ドンってやつか……」
俺「携帯携帯っと……」
(ピポパピ……トゥルルル)
女子大生「あ、もしもし俺さん?」
俺「俺です。何かありました?」
女子大生「今日の晩ゴハン何食べます?!」
俺「………肉じゃがです」
女子大生「………俺さんは肉じゃが好きなんですね~」
俺「もう食べ飽きちゃいましたよ」
女子大生「え?それじゃあ他の料理を作ればいいじゃないですか!」
俺「……貰い物の肉じゃががまだ大量に残ってて」
女子大生「……それって4日前くらいに言ってた肉じゃがですか?」
俺「はい……」
女子大生「まだ残ってたんだ……悪くなっちゃいますよ?」
俺「ですよねー……」
女子大生「あ!そうです!私も肉じゃが減らすの手伝ってあげますよ!」
俺「ほんとですか?助かります」
女子大生「それじゃあ俺さんのお部屋行ってもいいですか~?」
俺「どうぞどうぞ」
・
・
・
俺「いらっしゃい。あがってあがって」
女子大生「おじゃましまっ?!」
俺「ん?どうかしたの?」
女子大生「……俺さん」
俺「?」
女子大生「こちらの方とは一体どういうご関係で……?」
女子高生「……俺さん、誰ですか?この女」
俺「お隣さん。右隣の」
女子大生「……はじめまして。俺さんの左隣をやってる女子大生です」
女子高生「はじめまして。俺さんの右隣をやってる女子高生でーす」
女子大生「………」
女子高生「………」
俺「?」
女子高生「も、もしかして俺さんの彼女さんですか?!」
俺「え?違うよ」
女子高生「良かったー!そりゃそうですよねー!」
女子大生「………」
女子大生「俺さん、女子高生に手を出すのは犯罪ですよ?」
俺「出してない出してない」
女子大生「ですよね。こんな子供に手を出すわけないですよね」
女子高生「………」
俺「……ちょっと換気しようか」
俺「第一回、肉じゃが食事会をはじめまーす」
(パチパチパチ)
俺「そして、これが余った肉じゃがです」
高「や、山盛りだぁ……」
大「すごい量です……一体誰からもらったんですか?」
俺「い、いろんな人達」
大「……あとで教えてくれると嬉しいです」(ニコニコ)
俺「は、はい」
高「そんなことより
この肉じゃがをどうするか考えみしょうよ!」
女子大生「みしょうよ?」
女子高生「うぐっ!」
女子大生「……みしょうよってなにー?」
女子高生「くぅぅ……そ、それはぁ……うぅ……」
女子大生「誰だって間違いはするものだよ!
うんうん。仕方ない仕方ない」ナデナデ
女子高生「頭ナデナデすんなぁ!」
女子大生「女の子が怒鳴っちゃダメですよ」ナデナデ
女子高生「な、な、な」
女子大生「な?」ナデナデ
女子高生「ナデナデしないでよっ!ババア!」
女子大生「バ……バア……?」
よーし、誰か続き書きたいひとーいるかなー?
ダラダラかきますが、乗っ取り大歓迎です
女子大生「俺くん……!
女子高生ちゃんが、女子高生ちゃんが私をババアって……!」
俺「よしよし……サヤちゃんはババアじゃないですよー」ナデナデ
女子大生「あっ、私の名前………う、うん!ありがとね、俺くん!」
女子高生「ちょちょちょちょっと俺さん!」
俺「ん?どうしたの女子高生ちゃん」
女子高生「私も!!!えっと!あの、えっと……」
俺「私の……何?」
女子高生「う、あ……そのっ」
女子大生「………」
俺「うん」
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