幼馴染「ダイビング?」男「はい」 (153)


このお話は男と幼馴染がイチャイチャしながらダイビングのライセンスを取得する話です。
他にもキャンプとか山登りとかの話題も載せるつもりです。
このスレを見てダイビングをやってみようと思ってくれる人がいたら幸いです。

では始まります。どうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386231612


幼「それって海のなかを潜るやつ?」

男「それです。どうですか?」

幼「えー、あたし泳げないよ??」

男「ダイビングは泳げなくてもできますよ」

幼「ん?、せっかく男が誘ってくれるならやってみようかな」

男「ありがとう。じゃあ明日家に来てくれるか
な?」

幼「分かった!何か必要?」

男「いえ、明日は説明と教材を渡すだけなので」

幼「え!?勉強が必要なの!?」

男「それについても明日説明します」

幼「ん?、不安だなー」



次の日

ピンポーン

男「幼馴染、いらっしゃい」

幼「えへへ、家隣だけどね?♪お邪魔しまーす」

男「じゃあ俺の部屋に行きましょう」

・・・・
・・

幼「失礼しまーす」(男の部屋、久しぶりだぁ)

男「まぁ自由に座って下さい」

幼「はーい♪」


男「じゃあ説明を始めます」

男「まずいくつかあるダイビング団体について説明します」

男「ダイビング団体は世界中にいくつも存在しますが、幼馴染が受けるのはPADIといわれる団体です」

幼「団体って他にもあるの?」

男「SSIとかNAUIとかありますけど世界中で一番施設や経営元が多いのがPADIです」

幼「なるほど」

男「さて、それではいよいよ幼が受けるライセンスについてです」

幼「ほい」





団体名とかって○付けた方がいいんですかね?


男「まず、ダイビングには階級があります」

幼「陸士長とか陸曹長みたいな?」

男「なぜ陸自で例えたのか分かりませんが、それと同じようなものです」

男「幼にはまず、オープンウォーターダイバーコースを受けてもらいます。これは誰もが通る最初のダイビングコースです」

幼「なるほど?。教育隊だね?」

男「もうそれでいいです」

幼「ちなみに男の階級は?」

男「俺はレスキューダイバーですよ」




幼「それってどのくらい?」

男「まず最初がオープンウォーターダイバー、その次はアドバンスオープンウォーターダイバーでその次にレスキューダイバーです。ちなみにその上がダイブマスターで次がインストラクターになります」

幼「ん?、分かりにくい。あたしに分かるように言って?」

男「オープンウォーターダイバーを陸士とすると俺は陸尉クラスです」

幼「おぉ?、上官だ!!」

男「....こっちの方が分かりにくくありませんか?」






男「では説明を続けます」

男「幼が受けるオープンウォーターダイバーですが、これに合格すると18メートルまで潜る事ができます」

幼「未知の領域だね!!」

男「そうですね。なかなかスキンダイブで18メートル行ける人は居ませんね」

幼「え?潜るときって坊主なの!?」

男「それはスキンヘッドです。ちなみに俺は幼の長くて綺麗な茶髪が好きですよ」

幼「え・・えへへ。照れるよ?」

男「では話を戻します」

幼「戻しちゃうんだ!?このままイチャイチャムード突入じゃないんだ!?」


男「まずこれがオープンウォーターダイバーのテキストです」ドサッ! 

幼「うぅ?、思ってたより厚いよぉ?」

男「別に全部丸暗記する必要はありません。大事な所だけ俺が教えますよ」

幼「えへへ。ありがとぉ!男」

男「任せて下さい。俺も早く幼と一緒に潜りたいので」

幼「あ・・あたしと一緒に潜りたい!?これってプロポーズ!?」

男「ちゃいます」

幼「なんで関西弁で否定するし!」





なんか勝手に?がついちゃう時があるんですが・・・



男「では幼、」


間違えました。失礼しました。

男「このテキストは各セクションごとに分かれています。幼は一週間で各章末問題を解いて来て下さい」

幼「一週間!?無理だよ絶対!」

男「大丈夫です。俺も手伝いますし、かくゆう俺も一週間でちゃんと合格しました」

幼「む?・・・大丈夫かなぁ・・」

男「ちなみに1週間後にペーパーテストをするので」

幼「えぇ!?聞いてないよ!?」

男「確か7割取れなかったら再テストですので」

幼「」


男「ちなみに幼、今日家に親御さんはいますか?」

幼「え?多分ママがいると思うけど」

男「では幼の家に行きましょう」

幼「え?はい?ちょとまって!?何で男がママに会うの!?」

男「いえ、幼は未成年なので親の承諾サインが必要なのです」

幼「あ、そういう事か・・」

男「一体何だと思ったんですか?幼の両親なんて何回も会っていますよ?昔はよく幼の家に預けられていましたし」

幼「うっさいバカ!!男のスコケマシ!!」

男「??」


幼「ただいま?」

幼母「あらおかえり?」

男「おじゃまします」

幼母「あら男君!久し振りね!」

男「ご無沙汰しております。今日は少しご挨拶に来た次第です」

幼母「あらあら?結婚の報告かしら?」

幼「ちょ!ママ!な、何言ってんの!?」

幼母「いいじゃない。私もパパも男君だったら大歓迎よ??」

幼「うっさい!!」

男「幼母さん。すみませんが今日は別件でお尋ねしました」

幼母「あら、じゃあいつかは結婚報告聞かせてくれるのかしら?」

男「はい。俺がしっかり仕事に就いて幼を幸せにできるだけの力を身に付けたら必ず」

幼「」顔真っ赤 

幼母「あらあらごちそうさま。それで今日は一体何のようかしら?」

男「それはですね・・・」


幼母「なるほどね。いいじゃない楽しそうで」

男「よろしいですか?」

幼母「ええ。親としては少し不安もあるけれど、男君が居るなら大丈夫ね」

幼「ママ・・ありがとう」

男「ありがとうございます。ではこちらのPADIの承諾書にサインをしていただけますか?」

幼母「はいはい♪」カキカキ

男「それでは確かに頂きました。これは俺からインストラクターに渡しておくので」

幼母「ところでダイビングってお金がかかるイメージだけど?そのライセンスとるのっていくらぐらいなの?」

男「ショップによって違いますが幼の分は俺が既に払っておきました。ちょっと早いけど誕生日プレゼントです」

幼母「あらあら、ありがとう男君」

幼「男・・・」

幼母「あら??幼ちゃん照れてるの??」

幼「う?!!うるさい!!」

男「じゃあ幼、また明日学校でな。勉強頑張れよ。分かんない所あったら教えるから」頭ポンポン

幼「・・・うん・・また明日・・」顔真っ赤 

男「では幼母さん、失礼しました」

幼母「またいつでも来てね?」

ガチャン


幼母「・・・ホレ直しちゃった?」

幼「・・」コクン 

幼母「じゃあ頑張って男君と一緒にダイビングできるようになりなさい」

幼「うん!頑張る!」



ちなみに何か質問等がありましたコメント下さい。答えられる範囲で答えますので。


というか?←これホントになんとかしたいんですが・・

何かご存知の方はいらっしゃいますか?


カキカキφ(..)

幼「むー・・水深10メートルで2気圧・・」

幼「アルミタンクとスチールタンク?どう違うのよ?」

幼「えーっと・・残留窒素が・・」

幼「空気がファーストステージ?からセカンドステージ・・・レギュレーター・・」

幼「オクトパス?タコ?」


三日後


男「おーい。幼」

幼「どうしたの?あたしの教室まで来て」

男「これを渡すの忘れていました。ほら」

幼「・・?何これ?DVD?」

男「はい。PADIが出しているオープンウォーターダイバー用のDVDです。これの方がテキストより分かりやすいので見てください」

幼「わぁ♪ありがとう!男!」

男「どういたしまして。勉強ははかどっていますか?」

幼「うん。何とかやってるよ♪」

男「それは何よりです。解らないことがあったらすぐ言って下さい」

幼「うん。ありがとぉ♪」

 
ペーパーテスト前日 

男「さて、今日はテスト前特別講座を開きたいと思います」

幼「いえーい!!」パチパチ

男「幼、明日のテストは大丈夫そうですか?」

幼「章末問題は全部終わったよ?。でも一個不安なところが・・・」

男「それはどこででょうか?」

幼「これなんだけど」パシ

男「なるほど。レクイレーションダイブプラナーの使い方ですね」

男「まず、ダイビングで使用されるエアタンクには窒素が含まれています」

幼「うん。それは分かるんだけどさ。この窒素?の影響から良く分からないんだよ?」

男「そうですか。ダイビングをする上で窒素は重要になってきますので良く理解しておきましょう。」

男「ここを間違えると死ぬ可能性もあるので」

幼「え!?あたし死ぬの!?」

男「大丈夫です。そうならないように俺がしっかりと分かりやすく教えます」

幼「よろしくお願いします」ペコリ



?←直せないんですか?これ。



男「まず潜水中は圧縮空気内の窒素が体に溶け込みます。この溶け込む量は潜る深さと長さに関係しています」

男「つまり深く長く潜っていると、沢山の窒素が体内に溶け込みます」

男「さて、ここで問題なのが本来地上で生活をしている私達の体は窒素を必要としてません。なので溶け込んだ窒素を体外に放出する必要があります。」

男「さてここでクエスチョン!!体内に大量に浸透した窒素を放出せずに急浮上すると一体どうなるでしょう?」

男「答えは10分後に発表します。では考えてみてください」

幼「あいあいさー」


男「さて、誰も答えてくれませんでしたが正解の発表です」グスッ

幼「たはは・・・見てる人自体いるのかな?」

男「いいんですよ、どうせ幼が水着になった瞬間集まるんですから」グスッ

幼「ええ!?水着着るの!?」

男「そりゃダイビングですから。水着の上にウエットスーツですよ」

幼「うぅ?、ダイエットしなきゃ・・」


男「さて幼、正解をどうぞ」

幼「あれだよね、減圧症って奴だよね!」

男「はい。正解です」

男「減圧症を軽く説明しますと、体内に溶け込んだ窒素は水深が浅くなるにつれて血管内で気泡化します」

男「こうならないためにも、浮上はゆっくりと行う必要があります。」

男「ちなみに限度内の窒素でしたら何ら問題なく体外に排出されるので、要領を守った潜水なら心配する必要はありません」

男「この要領を守る潜水に必要な物がレクリエーションダイブプラナーです。早い話が目安表みたいな物です」

幼「なるほど」ポン


男「じゃあ実際に使いながら覚えていきましょう」

幼「うん」

男「まず、一本目10メートル40分、休憩一時間、二本目15メートル30分のとき、最終的なグループ記号を求めてみよう」

幼「えーっと?まず10メートル10分だから・・・あれ、40分がないよ??」

男「その時は40分以上で一番近い時間で計算します」

幼「じゃあ41分で見ればいいのね」

男「そういう事です」


幼「なるほど、じゃあグループ記号はGだね!じゃあ次は休憩一時間だから・・・B?」

男「正解ですじゃあBダイバーが15メートル30分潜るとどうなるでしょう?」

幼「えーっと・・・どうすんだっけ?」

男「まずダイブテーブルを裏にしましょう」

幼「このバカちんがぁ!!」ガシャン!!

男「・・・あの幼さん?どうしました?」

幼「え?テーブルひっくり返したんだよ?」

男「リアルちゃぶ台返しなんて初めて見ました。ダイブテーブルとはレクリエーションダイブプラナーの事です。総称みたいなものです」

幼「そうだったんだ!・・恥ずかしい」キャッ



テーブル戻して

男「では気をとりなおして、ダイブテーブルを裏にしましょう」

幼「ほい」

男「それでBダイバーの所に注目してください」

幼「はいな」

男「二本目が15メートルを潜るのでBダイバーと15メートルが交じり合う所を見てください」

幼「・・15メートルが無いってことは16メートルで見ればいいのか!おりょ?数字が2つあるよ?」

男「正解です。上の数字はRNTといって残留窒素時間と言います。二本目のダイビングは実際に潜った時間にこのRNTを加えます」

幼「ってことは二本目は30プラス13で43分って事?なんで足す必要があるの?」

「最初に言った通り、ダイビングをすると体に窒素が残ります。一時間の休憩により大分抜けましたがまだ完璧には抜けきっていないのです。その抜けきってない分がRNTで、分かりやすくいうと既に15メートルを13分潜ってる分の窒素が体内にあるということです。」

幼「なるほど?」





めっちゃ疲れんなこれ。 


男「最後は簡単です。ダイブテーブルを表にして最初同様に15メートルを43分で見てみると?」 

幼「えーっと・・・43がないから次の45でみて・・Oだ!!」

男「正解!!それが最終的な圧力グループです。良くできました」ナデナデ

幼「えへへ?」デレデレ

男「まぁここは誰でもつまずく所なので大丈夫です。経験を重ねるとスラスラ出来るようになりますよ」ナデナデ 

幼「ふぁーい♪」デレデレ

男「さてと・・こんなもんですか。じゃあ明日の試験、頑張って下さい」

幼「うぅ?・・大丈夫かなぁ?」

男「大丈夫ですよ。幼なら出来ます」

幼「うん・・頑張る!頑張るからさぁ・・・」

男「なんででょうか?」

幼「えっと・・ギュッてして」上目遣い

男「・・・それは明日無事に合格したらしてあげましょう」

幼「えー!男のケチッ!!」

男「はいはい。じゃあ俺は帰るからな。明日、頑張れよ」

幼「うん!頑張って男にギューしてもらうもん!」

男「はいよ。じゃな、また明日」

幼「うん・・・バイバイ」

幼(男ってたまに敬語じゃなくなるよね。・・ぶっきらぼうな男もちょっとカッコいいな)




自分で書いててなんだけど、座学編クソつまんねーな。ちょー疲れたし。





試験当日

ピンポーン

幼母「はいはーい。あら男君、いらっしゃい」

男「おはようございます。幼の準備は出来ていますか?」

幼母「そろそろ降りてくるとおもうわよ?」


ドスドスドス

幼「ごめん男!お待たせ」

男「いえいえ。それじゃあ行きましょうか」

幼「うん!」

幼母「いってらしゃい。幼、頑張ってね」

幼「任せて!じゃあ行ってきます」


幼「ところでどこに向かってるの?」

男「駅でインストラクターの人と待ち合わせをしているんですよ」

幼「インストラクター?」

男「はい。俺はインストラクターではないので試験を行ったり実際の教育を行うことは法律上出来ないのです」

幼「そうなの?」

男「はい。基本的にはインストラクターに教えてもらって、俺は幼の補助をするだけです」

幼「なるほどね。・・ところで昨日の約束・・覚えてる?」

男「・・・まぁな。合格したらちゃんとやってやるから頑張れ」

幼「そっか・・よかった。ホントに頑張るから!」

男「おう。」(ぶっちゃけペーパーテストって全然難く無いんだけどな・・)




男「さて、駅に到着した訳ですが」

幼「そのインストラクターさんはどこにいるの?」

 
男「もういるはずなんですが・・あ、いました」

インストラクター(以下イン)「おぉ男!待ってたぞ!」

男「お待たせしましたインさん。お世話になります」

イン「おうおう!任せとけ!・・・となると、このお嬢ちゃんが幼ちゃんってことか?」

幼「は・・はじめまして!幼馴染と申します」

イン「ハッハッハ!男からいろいろ聞いてるぜ!こちらこそよろしくだ!」

イン「それにしても予想以上にかわいい嬢ちゃんだな!男も隅におけねーなぁ!このこの!」ツンツン

幼「そんな・・かわいいなんて・・」

男「分かりましたからとっとと行きましょう」

イン「っと、そうだな!こっちに車を停めてある!行くぞ!」



車内

イン「そうそう、自己紹介が遅れたな!俺はこのダイビング教室を経営してるインストラクターだ!よろしく!」

幼「はい!よろしくお願いします!」

イン「今日は幼ちゃんには学科のテストを受けてもらうけど大丈夫かい?」

幼「大丈夫です!いっぱい勉強してきました!」

イン「そーかそーか!ここさえ終われば後は実技だけだからな!頑張ってくれや!」

幼「ありがとうございます。・・・あのー・・一ついいですか?」

イン「おう?どうした?」

幼「実技にも試験ってあるんですか?」

イン「いんや?実技の方は試験っつーか教習だな。これをやってみてーって見本見せたりするからその通りにやってくれたらいいよ」

幼「出来なかった場合はどうなるんですか?」

イン「出来るまで教えてあげるから安心してくれい!なんだったらおとこに」


すみません。間違えました。

イン「なんだったら男に教えてもらってもいいしな!」

幼「ほんとですか!?男!教えてね♪」

男「任せてください」

イン「ハッハッハ!男はこの教室始まって以来の優等生だからな!」

男「そんなことないですよ。たまたま慣れていただけですから」

幼「男ってそんなに優秀なんですか?」

イン「あぁ。今までオープンからレスキューまでのスキル、全部一発合格だからな!」

幼「それってすごいんですか?」

イン「なかなかいないぜ!うちは割りとスキルにうるさい教室だけど、こいつは全部キレイにこなしやがった!」

幼「へー!そういえば男って海にいくといっつもシュノーケルしてたよね」

男「そのおかげですよ。幼だってよく俺の後ろ
に付いてきて一緒に潜ってたじゃないですか」

幼「それは男がわざと浅瀬で泳いでてくれたからだよー。あたしに気を使ってくれたんだよね♪」

イン「いいねー!青春だね!」

男「うるさいです」


イン「おしっ!到着!!」

幼「・・・家ですか?」

男「この教室はインさんとインさんの奥さんの二人でやってるんですよ。なのでテストとかはインさんの自宅で受ける事が多いいのです」

イン「一応事務所もあるけど家の方がゆっくり出来るしな!家にはかみさんもいるぞ!」

男「そういえば最近はインさんと潜ってばっかりで奥さんに会ってないですね」

イン「まぁ子供もいるからな!かみさんは留守番だ。それに男ならほっといても平気だから俺一人で十分♪マジ楽」

男「ちゃんと仕事してください」


ガチッ

イン「ただいまー」

妻「あら、おかえり」

男「お久しぶりです妻さん」

妻「あらあら久しぶりー。1ヶ月ぶりぐらいかしら?」

男「そんなもんですね」

幼「あの、初めまして、幼馴染と申します。今日はお世話になります」

妻「まぁかわいい子!男君にピッタリね!」

幼「・・・ありがとうございます」顔真っ赤

男「そういえば兄君と妹ちゃんはいないんですか?」

妻「今日はどっちも遊びに行ってるわよ」

幼「兄君と妹ちゃん?」

つま


妻「家の子供たちの事よ。兄は小5、妹は小2よ」

男「この子達ですよ」写真たて

幼「わぁ♪かわいい♪早く会いたいなぁ」

妻「そうね、あの子達も喜ぶわ。仲良くしてあげてね♪」

幼「はい!もちろんです!」

イン「おっし、じゃあリビングに行くか」


リビング

幼「ホントに自宅だね・・」

イン「おう!フレンドリーだろ!?」

男「まぁ、親近感は湧きますね」

幼「だね」

イン「俺はペーパーテストの準備をするから、男は幼ちゃんの章末問題の答え合わせしといてくれい!」

男「了解です」

イン「じゃあ頼んだぞ!」バタン


男「じゃあ幼、テキストを出して下さい」

幼「ほいな」パサッ 

男「それでは見ていきますね」

・・・・・
・・・
・・

男「大体OKですね」

幼「まね♪テキスト丸写しだし」

男「確かに俺もそうでしたが、あまり言わないでください」

ガチャ

イン「終わったか?」

男「ええ。後は間違えたところの解説をお願いします」

イン「おう!」



イン「おっしゃ、こんくらいだな!後はテストだけだ!」

幼「うー、緊張してきたー」

男「大丈夫ですよ。自信もってください」頭ポンポン 

幼「えへへー♪頑張るね♪」

イン「じゃあ始めるぞ!問題はすべてマーク式だ、合格点は7割以上。始めっ!」

幼「よーし!!」ペラ

φ(..)カキカキ

幼(・・・案外簡単だな、これなら平気そうだ)


幼「終わりました!!」

妻「はーい♪見せてみ?」

幼「あれ妻さん?男とインさんは?」

妻「うちの旦那と男君は明日の機材の準備をしてるわよ♪」

幼「明日?」

妻「座学をクリアしたら次はいよいよ実技に入るのよ」

妻「幼ちゃんは明日、プールに行ってもらいます」デデンッ

幼「え?プールですか?」

妻「そっ♪実技講習は計3日で行われるんだけど、一日目はプールでの講習、2日目と3日目は海洋講習、つまり海での講習を行うわ♪」 

幼「わぁ!楽しみです!!」  


妻「いきなり海で講習するとパニックを起こす可能性があるので、その前準備として安全なプールでの講習を行います」

幼「なるほどー。ちなみにそのプールってどこですか?」

妻「ダイバー教習が出来るプールは限られているの。明日私達が行くのは神奈川県の湯河原にあるプールよ」

幼「普通のプールとダイバー用のプールって何か違うんですか?」

妻「フフッ、それは明日のお楽しみ♪」

妻「ほら、85点。合格よ!」

幼「わぁ!!」パァァ

妻「間違えた所はダイブテーブルの所ね。一応解説するけど、ここは慣れれば出来るようになるから今は分からなくても大丈夫よ」

幼「あ、男にもそう言われました」

妻「あの子、実技は完璧でダイブマスターなみのスキルを持ってるくせに座学は苦手だったのよねー」

幼「そうだったんですか?」

妻「ここだけの話、このペーパーテスト74点でギリギリだったわよ」

幼「あはは・・・男らしいです・・」





ちなみにこのお話の本拠地は神奈川県です。
神奈川県にいるつもりで読んでください。
ここからご当地ネタとかも出す予定なので。


ガチッ

男「おや、終わりましたか」

幼「男ー!!おかえり!合格したよ!」

男「それはおめでとうございます。では明日はいよいよプール講習ですね」

幼「うん!楽しみ!」

男「楽しみ・・・ですか。そうですね。俺も最初はそう思ってましたよ」

幼「えぇ!?なんか男が怖いよ!?何かあったの?」

男「いえいえ何でもありませんよ。気にしないで下さい」

幼「ちょー気になるし!なに!?プールになんかあんの!?」

男「そんなことより妻さん、インさんが野暮用ができたから俺達の送りを頼むとの事です」

妻「はーい。任せてねー♪」

幼「むー。無視されたしー」

おつん

できればでいいがあまりにもマイナーなご当地ネタなら解説とかいれてくれるとありがたい…




妻「じゃあまた明日ね。」

男「はい。よろしくお願いします」

幼「ありがとうございました!!」

ブゥゥン

男「さてと、帰りますか?」

幼「あ、ちょっと待って。明日ってプールだよね?」

男「そうですが何か?」

幼「水着買わなきゃ!!」

男「・・・では俺は先に帰りますね。さようなら」ガシッ! 

幼「男も一緒に来てよー」

男「いや、ちょっとあれがあれなんで先にかえ・・・」

幼「」ウルウル  

男「・・はぁ、少しだけですよ」

幼「やったー!!ありがとぉ男ぉ!!」



>>48
善処します。ご当地ネタといっても高速道路やサービスエリアのあるあるや地名が出てくる程度なのでそこまでマニアックにはならないと思います。ただ分かる人には分かるって感じです。



男「で、どこにいくんですか?」

幼「駅前のジ○スコ!」

男「あぁ田舎の中学生のデートの定番ですね」

幼「そういうこと言わないのっ!怒られるでしょ!」

男「はいはい、とっとと行きましょう」



ジ○スコ店内

幼「んー、なんかあんましいいのないなー」

男「しょせんジ○スコですからね。しょうがないです」

幼「だからそういうこと言わないのっ!ジ○スコは家族の味方なの!!」

男「ハッ!」

幼「鼻で笑った!?」 

男「ジ○スコなど精々中学生レベル。本当の家族の味方はMr.M○xとカインズ○ームだけだ!」

幼「只の偏見だ!?」

男「ちなみにドン○はDQNの味方」

幼「・・・それはちょっと分かるかも」


男「この辺りなんて幼に似合うんじゃないですか?」

幼「・・首に掛けるタイプの白いビキニ?」 

男「そうです。さらにこの上にはフードつきのラッシュガード」

幼「あー!かわいい!でもなんで白?」

男「俺の趣味です」デデンッ 

幼「・・へー。男はこういうの好きなんだ。・・えへへ」

幼「じゃあ買ってくるね♪」

男「行ってらっさい」



帰宅

幼「じゃあまた明日ね♪」

男「はい。明日に向けて今日は早く寝てくださいね」

幼「うん。分かった」

男「では俺はこれグェ!!」

幼「ちょっとー、何ナチュラルに帰ろうとしてるのー?約束は?」

男「・・・チッ」

幼「舌打ちしたし!?・・そんなに私とギューするのイヤ?」ウルウル 

男「・・・」ギュッ 

幼「!!??」

男「何驚いてんだ?お前がやれって言ったんだろーが」

幼「うん・・・ありがと」

男「・・震えてんぞ。怖いのか?」

幼「ちっ違うし!?ちょっと・・・緊張して・・」

男「・・そか」パッ 

幼「あっ・・」

男「じゃあまた明日な」

幼「うん・・じゃあね・・」ポーー

男(やれやれ、抱きついただけであれじゃあ先が思いやられるな・・)




何とか今日中に海洋講習入りたい!!
ガンバルンバ!!
 


次の日

ピンポーン

幼「はーい!おはよ!」

男「おはようございます。体調は大丈夫ですか?」

幼「うん♪バッチリだよー」

男「それは何よりです。じゃあ行きましょうか」

幼「うん♪」






イン「やぁおはよう諸君!」

幼「おはようございます!今日もよろしくお願いします!」

イン「おう!任せとけ!」

男「あれ?妻さんは?」

イン「ん?あぁ、今日は留守番だ。プールだし男もいるし大丈夫だろうって事で」

男「なるほど」

イン「では出発するか!早く乗り込みたまえ」

幼「はーい♪」


車内

イン「さて!本日の行程を説明するぜ!」

幼「イエーイ」パチパチ

イン「まず、我々は神奈川県は湯河原に向かっております」

男「横浜町田から東名にのって小田原までいきます」

イン「途中で平塚PAによるからそこで朝飯と昼飯をかうぞい」

幼「分かりました」

イン「今日やるスキルについては、プール到着してから説明するね」

男「とうとうあれが・・・」

幼「昨日も言ったけ男の様子が変だ!?何かあったの!?」

男「・・・まぁ頑張って下さい」

幼「ちょとー!ちょー不安なんですけど!?」


平塚PA

イン「じゃあ20分の休憩な。朝飯食ったり自由にしていーぞ!」

男幼「「はーい」」

・・・
・・

男「ダイビングの昼飯はカップラーメンに限ります」

幼「ねー男ー」ツンツン

男「おや?どうしました?」

幼「ここのコーヒーのやり方が分かんない」

男「あぁ。平塚PAのコーヒーは始めて来た人には少し分かりにくいかも知れませんね」

幼「うんうん。教えて?」

男「・・・実は俺も今だに分かりません。というよりコーヒーメーカーのすぐ隣にレジの行列があるので取りにくいんですよ」

男「だから幼もMt.R○lNIERのワンショットで我慢してください」

幼「えー、せめてス○バのワンショット」

男「だめです。大体俺はス○バが嫌いです」

幼「なんでー?美味しいじゃん?」 

男「確かに美味しいんですが注文の仕方が難しすぎます。」

幼「そうかな?」

男「ええ。大体サイズ表記からしておかしいんですよ。なんでマックみたいにS、L、Mの表記じゃないんですか?グランデってドラクエの魔法ですか?」

幼「ま、まぁまぁ」

男「しかも前に並んでいた女子大生が呪文みたいな注文してましたよ?なんですかあれ?あんなん許されるのラ○メン次郎だけですよ?こなおとしですよ?」

幼「ふぇー、男が怖いよー」


男「ところで幼。朝飯は買いましたか?」

幼「ふぇ?まだ決めてないよ?」

男「それならこの富士山メロンパンがおすすめですよ」

幼「ホントに?じゃあ買ってみよーっと」

男「俺はいつも通りに唐翌揚げとウインナーがついている平塚PA特製塩むすびセットにします」





すみません。さっきの少し訂正します。
横浜町田から東名にのって小田厚(小田原厚木道路)を通って小田原に行きます。どうでもいいか(笑)


幼「ぷはー。お腹いっぱいだよー」

男「ごちそうさまでした。幼、ゴミを捨てに行きましょうか」

幼「ふぁーい」

・・・
・・

イン「よっしゃ!出発すっか!」

男「お願いします」

幼「うー」ゴシゴシ 

男「どうしました幼?」

幼「えへへ、お腹一杯になったら眠くなっちゃって」

イン「湯河原着いたら起こすから寝てていいよー」

幼「すみません・・・・スゥ」コテン

男「あっ」

イン「ハッハッハ。男に寄りかかっちゃってまぁ」

男「まだ朝早いですからね。しばらくは許してあげますよ」

イン「まんざらでもないくせにぃ?」

男「・・・ガンガゼ投げますよ?」

イン「やめて下さい。あれは本気で痛いです」

すみません。疲れて寝ました。
そういやイ○ンだったな。


湯河原


イン「ほい到着!」

男「幼、起きてください。着きましたよ」

幼「・・・んー?ついたのー?」ゴシゴシ

男「俺に顔をこすりつけないで下さい」

イン「俺は受付を済ませてくるから、お前らは着替えてこい。この施設は二階が受付や更衣室、一回がプールになってんだ。男、案内してやれ」

男「分かりました。行きますよ」

幼「はーい♪」


プール

幼「お待たせー!」

男「いえいえ。それでは行きましょうか」

幼「ちょーーーっと待って!この姿見て何かコメントは?」水着フリフリ

男「大変よくお似合いです。とても可愛いですよ」

幼「え・・ちょっ、そんなはっきり言われると照れるよ・・えへへー、かわいいかぁ・・」

男「喜んでいるところ申し訳ありませんが、早速講習を始めます」

幼「むー、ドライだなー」


男「では早速最初のメニューです。こちらをご覧ください。」

幼「ん?ただの25メートルプール?」

男「まずは普通のプールで泳力の確認をします」

幼「泳力?」

男「はい。幼にはこれから200メートルスイムか400メートルスノーケルを行ってもらいます」

幼「えぇ!?無理だよ!?」

男「大丈夫です。40代のオジサンオバサンでもクリア出来てましたから」

幼「むー、そう言われるとなぁ」

男「ルールは足をつけなければなんでもいいです。どっちにしますか?」

幼「んー・・じゃあ距離が短い200メートルスイムで!」

男「分かりました。ではプールに入って下さい。」

幼「何で泳いでもいいの?」

男「構いませんよ。なんなら途中で泳ぎ方を変えても問題ありません」

幼「分かった!じゃあ頑張るね!」

男「はい。それではスタートです」



五分後

幼「はぁはぁはぁ」

男「お疲れ様です。大丈夫ですか?」

幼「あ"たぢ...泳ぐの苦手って...いったじゃん」

男「よく頑張りました。後でご褒美をあげますね。これで泳ぐのは終わりですので少し休憩しましょう。」

15分後

男「落ち着きましたか?」

幼「うん。だいぶ回復したよ」

男「では次のメニューです。これで泳力は終わります」

幼「・・・また泳ぐの・・?」

男「いえ・・まぁ着いてきて下さい」

幼「今の変な間は何!?」


・・・
・・

幼「わー!!深いプール!」

男「ダイビング講習用のプールです。水深は大体5メートルほどになります」

幼「へー!!これが普通のプールと違うところかぁ」

男「その通りです。では幼、このウエットスーツを着てください」

幼「おぉー!なんかすごい!」

男「厚さ3ミリのウエットスーツです」

幼「うんしょ・・・う・・むぅ。男ー!!きつくて着れないよー!!」

男「ウエットスーツは体にフィットするように出来ているので着にくいのです。ここで裏技を教えましょう」

幼「なになに?」

男「一回、ウエットスーツをプールに浸けて濡らしてみて下さい」

幼「ほーい」じゃぶじゃぶ

男「それではもう一度着てみて下さい」

幼「おぉ!!スルッとして着やすくなったよ!!」

男「ウエットスーツの素材はゴムなので乾いていると引っ掛かって着にくいのですが、濡らすと滑りやすくなって着やすくなります」
   


幼「チャックを閉めて・・・終わったよー」

男「上出来です。では今から10分間のサバイバルフロートを行います」

幼「サバイバルフロート?」

男「幼にはこの5メートルプールで10分間、直立で浮いてもらいます」

男「手や足を使って沈まないようにしてください」

幼「へー。楽しそうだね」

男「・・・フッ」

幼「鼻で笑った!?」

男「いえいえ何でもありませんよ。取り敢えずやってみてください」

幼「うん!」

10分とか簡単過ぎる気がするんだがそんなもんなの?


男「さて、それでは開始です」

幼「おーう」

一分後

幼「フンフン♪このくらいだったら10分なんて余裕ーだよー」プカプカ

三分後

幼「ん・・ちょっと疲れてきたな」プカプカ

五分後

幼「うっ!・・ゴホッ!ちょっ・・あと何分!?」

男「あと五分です」

幼「・・・まだ半分」

九分後

幼「ちょっ!死ぬ!もう無理!!」バシャバシャ 

男「あと一分頑張って下さい」

十分後 

男「はい。終了です」

幼「」ピクピク

男「お疲れ様です。どうでしたか?」

幼「・・・想像以上にキツかったです」

男「俺も同感です。レスキューダイバーまで色々なスキルをこなしてきましたが、これが一番キツかったです」 

幼「うー、五分過ぎてからの辛さがヤバかったよー・・」      

男「幼はまだいい方です。ウエットスーツのお陰で少し浮翌力があるんですよ。俺なんて海パン一丁でやらされましたから。生まれて初めて死を覚悟しました」

幼「ちょ、ちょっと休憩させて・・・」



男「ちなみにこれのコツはあまり手と足を動かさない事です」

男「俺も幼も浮かぼうとして手足をバタつかせるのでものすごく体力を消耗します」

男「そうならないためにも手足はなるべく動かさず、呼吸で浮翌力をコントロールします。おおきく息を大きく吸い込むと人の体は案外浮くものです。大きく吸ってゆっくり吐く、吐くときにだけ手足をちょっと動かして浮翌力を維持する。これを繰り返せば大分楽にこなせますよ」

幼「・・・なんで先に言ってくれなかったの」

男「・・幼にもこの辛さをわかってもらおうと思いまして・・」

幼「巻き込むな!!男のバカ!」


イン「ハッハッハ!終わったようだな!」

男「はい。どちらも無事に終了しました」

イン「そいつぁよかった!ほれ、タンクを持ってきたぞ!」

幼「おぉー!いよいよかー」

イン「まずは機材のセッティングの仕方からだ!男、教えてあげてくれ」

男「いいんですか?」

イン「お前ダイブマスター目指してんだろ?ダイブマスターになるためにはオープン受講者のデモンストレーションとかお手伝いをしなきゃなんないからな。今のうちに慣れとけ」

男「なるほど。了解です」




>>68 やってみると以外と辛いですよ


男「では任されたので講習を始めます」

幼「イエーイ」パチパチ

男「まずこれが本日使用するタンクです」ゴトッ

幼「おぉー!初めて見た!」

男「ちなみにこのタンクの種類は分かりますか?」

幼「んー・・・分かんない」

男「これは10リットルスチールタンクです。ダイビング用のタンクにはアルミ製とスチール製があります」

男「見分け方は簡単で、タンクの底にゴム製のタンクカバーがスチール製、無いものがアルミ製です」

>>71 すまんずっと素潜りしてるが辛いと感じた事がない


男「それでこれがBCDです」ドサッ

幼「おぉー。ベストみたい」

男「BCDとは浮翌力調整具の事で、タンクから空気を注入して浮翌力を調整します。この空気量を調整する部分をインフレーターホースと呼びます」

幼「この左肩に付いてるホースの先のボタンだね!」

「その通りです。使い方はまずBCDの背中側に付いているベルトでタンクとBCDを固定します。この時注意するのがタンクバルブのコックが向かって左側にくるようにしてください」

幼「出来たよ!」

男「それではBCDの首元とベルトを掴み上げてタンクが落ちないか軽くゆすってみてください」

幼「うー重いー!大丈夫そうだよ」

男「OKです」 




>>73自分もガキの頃から素潜りばっかしてますが、疲れたことはないです。でもサバイバルフロートはなんか知らないんですがめっちゃしんどかったです。まぁ200メートルスイム直後と手足動かしすぎたからってのもあるのでしょうが

メール欄にsagaって入れよう


男「では次にタンクにレギュレーターを装着します。まずタンクのバルブに付いているダストキャップを外してください」

幼「はーい」

男「このダストキャップはタンクに空気が入っているかいないかの目印なので、使用後のタンクにはダストキャップをしないでください。ダイビングスポットによってはカバーがなくビニールテープを使用しているところも多いです」

男「次はレギュレーターのファーストステージ(レギュレーターのタンク側)のダストカバーを取り外します。まずレギュレーターのヨークスクリュー(大きいネジのようなもの)を緩めましょう」

幼「ほいな」キュルキュル

男「ある程度緩めたら挟まっているダストカバーを取ってください」

幼「とれたよー」




男「そしたらヨークスクリューが後ろ側になるようにタンクにレギュレーターを装着します。この時オクトパスのホースが一番左下にくるようにしてください。」

幼「オクトパス?なんか一杯ホースが付いてるから分かんない!」

男「それぞれのホースについては後で説明します。幼の場合黄色いホースが左下にくるようにしてください」

幼「はーい」カチャ

男「そうしたらヨークスクリューを締めてタンクバルブとレギュレーターのファーストステージをしっかりと装着させます」

幼「よいしょ・・・出来たよ!」キュルキュル


>>75無知ですみません。sagaってなんですか?

 

 


男「次にBCDのパワーインフレーター(BCDに入れる空気を調整するところ)のカプラ(接続具)とレギュレーターの中圧ホースを繋ぎます。」

幼「よいしょ」カチッ

男「これで大体の準備はできました」

幼「おぉー!なんかカッコいい!」

男「そうですね。これをみるとダイビングって感じがしますね」

男「では空気を入れる前にレギュレーターに付いている各種ホースについて説明します」



男「まず先程言った左下のオクトパスから」

男「オクトパスとは予備空気源の事で、メインのセカンドステージとは別の呼吸器です」

男「予備空気源と言っても空気の出所は同じタンクの中なので、タンクが空になったら当然使えません」

男「オクトパスの主な使用方法はバディのダイバーがエア切れを起こしたときに自分のタンク内の空気を吸わせてあげるときに使います」

男「オクトパスの次に付いているのは残圧計です。これはタンク内の空気があとどのくらいなのかが分かる計測器です。」

男「ほとんどの場合、残圧計と一緒にコンパス(方位磁石)や水深計が付いています」

男「その上がBCDのパワーインフレーターに装着している中圧ホースでタンクその次にも中圧ホースが付いています」

幼「このホースだけ何もついてないよー?」

男「この中圧ホースはドライスーツ用です。今は使わないのでタンクベルトのビリビリに挟んどいて下さい」

幼「はーい」ビリビリ

男「お次がいよいよ本命のセカンドステージ(呼吸器)です」

幼「待ってました!」

男「これはダイビングをする上で一番大事な器具です。これによって私達ダイバーは水中でタンク内の空気を吸う事ができます」

男「レギュレーターを装着する上でこのセカンドステージは必ず一番右側にくるようにします」



男「これでレギュレーターの説明は以上です。次はいよいよタンク内の空気を解放してセカンドステージから吸えるようにします」

男「まずタンクバルブを解放する前に先程言った残圧計を地面に向けます」

幼「なんでわざわざ下にむけるの?」

男「こうすることによって、もし急激に供給された空気のよって残圧計が爆発してもガラスが自分に飛び散らずに済みます」

幼「なるほどー」コテン

男「では空気を各ホースに供給させます。ゆっくりタンクバルブを回して空気を供給させてください」

幼「ほい・・・おぉ!」シュコーッ

男「次にタンク内の空気がどのくらいか残圧計を見て確認します」

幼「んー、200だね!」

男「そうです。では残圧計を見ながらセカンドステージのパージボタンを1回押してください」

幼「どこ?」

男「真ん中のプニプニしているところです」

幼「キャッ!!」シュッ!!!

男「びっくりしましたか。それではもう一度は残圧計を確認してください」

幼「?変わってないよ?」

男「それが正常です。もしパージボタンを押して残圧が減ったら、タンクから空気が供給されていない事を意味します。これから各種確認を行うときは必ず残圧計を確認しながら行ってください」

幼「あいあいさー」

メール欄にsagaと入れるのは文字フィルターで 浮力→浮翌力 みたいになるのを防ぐため
詳しくはここを ■ SS速報VIPに初めて来た方へ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382282036/)


男「では次にセカンドステージと同様にオクトパスも調べて見てください」

幼「ほい」シュッ!

男「ちなみにパージボタンとは手動でセカンドステージやオクトパスの空気を排出することが出来るボタンです」

男「次はBCDに空気を入れてみましょう」

幼「どうやって?」

男「まずBCDのパワーインフレーターを掴んでください握り方はパワーインフレーターホースが下に、排気ボタンが上にくるようにお願いします」

幼「ほいな」

男「パワーインフレーターの使い方ですが、まず人差し指でで給気ボタンを押してBCDに空気を入れます」

幼「おぉー!膨らんだ!」シュボーー

男「BCDには排気弁が付いているので、限界以上の空気を入れるとそこら自動的に空気が抜けます。とりあえず排気弁が作動するまで給気してみましょう」

幼「シューってなってるよー?」シュー

男「では給気ボタンを離して下さい。次にBCDに入っている空気を排気します。親指で排気ボタンを押してください」

幼「おぉ!抜けてるよ!」シューッ 

男「BCDの排気口はパワーインフレーターに付いています。これは豆知識ですが排気ボタンを押しながら排気口から自分の息を吹き込む事で、手動で空気を入れることも出来ます」


>>75>>81ありがとうございます。

ちなみにこのスレ分かんない人が見たらつまらないですかね?




男「次はダイビングに必要な各種小物について説明します」

男「まずこれがウエイトベルトです」シュルッ

幼「ただのにしか見えない・・・」

男「この時点ではただのベルトです。これに自分に合った重さの重りを装着します。これがその重りです」ゴトッ

幼「ちっちゃいブロックだ」

男「釣具の重りと同じく鉛で出来ていて、基本的に1キロ玉と2キロ玉があります」

男「本来ならばきちんと自分に合う重さを実際に使いながら量るのですが、絵面が非常に地味なのでとばします。幼の場合は2キロで十分でしょう」

幼「ほーい。じゃあ2キロ玉ひとつでいいの?」

男「いえ。ウエイトベルトは腰につけるので片方に寄っているよりも左右均等な重さの方がバランスがとれます。なので1キロ玉を左右に一個ずつつけてください。付け方は重りに空いている穴にベルトを通すだけです」

幼「ほいな」シュルシュル


男「では腰に付けてください。重いので前屈みの状態で腰に引っ掛けながら付けてください」

幼「うぅー重いー。これ付ける意味あんの?」

男「これがないと基本的に沈みません。ダイビングをする際には必ず必要です」

幼「へー。沈まないんだ」

男「はい。そして次にグローブとブーツです。たまにしてない人を見かけますが、個人的は必ず必要な物だと思っています」

幼「どーして?」

男「俺が子供の時の事ですが1回だけ離岸流、通称リップカレントに流されそうになったときがありまして」

男「その時近くの岩にしがみついて難を逃れたのですが、グローブをしていなかったので手が血だらけになりました」

幼「あぁーなんかあったね、男が血だらけで海から上がって来たこと。確か小5の時だったっけ?」

男「はい。あの時は焦って痛みを感じませんでした。ブーツも同様にもしフィンが外れてしまった時に素足が剥き出しにならないよう、必ず履いて下さい」

幼「ソースは男だね♪」


男「これがマスク、スノーケルそしてフィンです」

男「マスクには曇り止めを塗ってください」

幼「ほい」ぬりぬり

男「マスクに曇り止めを塗ったら1回だけ水でゆすいで下さい」

幼「ほい」ジャブ

男「これで水に潜ってもマスクが曇りません」


男「小物の説明も終わったので組み立てた機材をバラしましょう」

幼「え?まだ背負ってもないのに?」

男「PADIの規定でまず機材の組み立てと分解を5回繰り返さなければならないのです」

幼「結構めんどーだなー」

男「まぁまずは機材に慣れるということで。ではバラしかたの説明をします」

男「まず最初にする事はタンクバルブを締めてタンク内の空気をシャットダウンします」

男「次はセカンドステージかオクトパスのどちらでもいいのでパージボタンを押してください」

幼「あれ?タンクは締めたのにちょっと空気が出てきたよ?」 

男「そうなんです。バルブを締めた時点でタンクとレギュレーターは完全にシャットダウン出来た分けですが、まだレギュレーターや各種ホースの中には圧縮空気が入ったままなのです」

男「この入ったままの空気を抜くためにわざとパージボタンを押すのです。この行程は絶対忘れないで下さい」

男「それが終わったらまずBCDのパワーインフレーターから中圧ホースを抜いて下さい」

幼「ほい」カチッ

男「これでBCDとレギュレーターはそれぞれが独立した状態になった分けです」

男「そしたら次はいよいよタンクバルブからレギュレーターを取り外します」

男「ここは分解で一番重要です」

幼「はーい」


男「まずは普通にレギュレーターのヨークスクリューを緩めてタンクバルブからレギュレーターを取り外して下さい」

幼「ほい」キュルキュル 

男「次にヨークスクリューに付いているダストカバーをするのですが、このまま装着してはいけません」

幼「どーして?」

男「レギュレーターのダストカバーはヨークスクリューに付いています。潜れば当然ダストカバーも海水にさらされます。」

男「レギュレーターはとても精密な機械です。そもそもレギュレーターの役割は周りの気圧に応じて適切な圧力の空気を供給することです」

男「幼は座学でやったと思いますが、地上と同じ気圧の空気を水深10メートルで吸っても肺は膨らみません。例えば10メートルの長さのホースを海面上に出して水深10メートルから吸おうとしても、吸うことは出来ません。水深10メートル、つまり2気圧下にいる場合は地上の倍の圧力の空気がなければ呼吸が出来ないのです」

男「先程も言ったようにレギュレーターは自動的に周りの水深に応じた圧縮空気を提供してくれる精密機械なのです」

  


男「海水にさらしたダストカバーそのままレギュレーターに付けてしまうと、カバーに付いている水や塩がレギュレーターに入ってしまいます」

男「そうならない為にも一度ダストカバーを拭く必要があります」 

幼「じゃあタオル持ってくるね?」

男「その必要はありません。ダストカバーをタンクバルブの給気口にあてて下さい」

幼「こう?」

男「そうです。そしたらタンクバルブを少しだけ解放してください。大きい音がしますが驚かないでください」

幼「キャッ!!」キュルキュルシューーーーー

男「この噴出された空気の勢いでカバーに付着した水や塩を吹き飛ばします。キレイになったのを確認したら、バルブを締めてOKです」

幼「おぉー、びっくりしたー」キュッ

男「ではカバーがキレイになったのでレギュレーターに装着してヨークスクリューを締めて下さい」

幼「はーい」キュルキュル 

男「あとはBCDのベルトを緩めてBCDからタンクを取り外して、分解終了です」

幼「やっと終わったー!」

男「ではあと4回、繰り返して下さい」

幼「う?・・・」



>>90
その方法、嫌う人もいるから注意な。それやって昔怒られたわ
口で吹くだけでだいたい取れるし

勉強になるなー。とわかったふり。
これだけで知った気になっちゃイカンのだろうけど、少しだけ知識人になれた気がしちゃう。


幼「終わったー!」

男「お疲れ様です。機材には大分慣れましたか?」

幼「うん♪バッチしだよー」

男「ではいよいよタンクを背負ってプールに入りたいと思います」

幼「待ってましたー!」

男「その前に圧縮空気を吸う上での注意事項を説明します」

男「先程も説明したように。水に潜る際にはその水深相応の圧力を持った空気が必要です。」

男「例えば地上の空気、1気圧の空気が入った風船を無理やり沈めるとします。そうすると水深10メートルでは風船内の空気の体積が半分になり、20メートルでは1/3、30では1/4になります。ちなみに気圧の空気を数え方は地上(水深0メートル)を1気圧として10メートル毎に2気圧、3気圧と増えていきます」


   


男「では逆に水深10メートル、2気圧の圧縮空気が入った風船を地上に持ってくるとどうなるか。」

幼「水深10メートルだから・・・体積が2倍かな?」

男「その通りです。良くできました」ナデナデ

幼「ふぇー・・えへへ♪」

男「幼が言った通り、風船の体積は2倍になります。もしこの風船が水深10メートルの時点ではパンパンだったらどうなりますか?」

幼「バーンだね!」

男「そうです、バーンです。これを人間の体でやってしまうと大変です。水深10メートルで2気圧の圧縮空気を吸い、そのまま息を止めて浮上すると、もれなく肺の中の空気が2倍になり浮上中に逃げ場を失った空気で肺は過膨張してしまいます。そうなると肺胞がバーンしてしまいダイバーにとって最も深刻なトラブルを引き起こします。これを肺の過膨張障害(肺の破裂)と言います」

幼「こわっ!?」


男「そうならない為に、ダイビング中は常に呼吸を続け、何があっても絶対に息を止めてはいけないというのがダイビングの掟です」

幼「戦闘は海賊王の宣言をもって開始する。また敵とのパーレイも同様」

男「別に海賊の掟の話はしてません」

幼「ヤードを回せぇ!この出来損ないのヤローどもっ!!名誉の死で俺達の最後を飾ろぉ!!」

男「いや、ヘクター・バルボッサは俺も好きですが」

幼「いやー、パイレーツは3が一番名作だよねー」


>>91場所によっては禁止されている所もありますしね
>>92そう言って頂けると嬉しいです。ありがとうございます





男「次は耳抜きに関してです」

男「水中に潜ると体に圧力がかかり耳やマスクに圧迫感を覚えます。その圧力によって体に痛みを感じる事を空間へのスクイズと言います」

男「原理は簡単で、水中の圧力と鼓膜の内側やマスク内の圧力が均等になっていないので圧迫感を感じる分けです」

幼「むー・・・」

男「要は水深10メートルでは体に2気圧かかっているわけですが、耳やマスク内には肺と違ってまだ地上、1気圧の空気がたまっている訳です。気圧は高い所から低い所へと移動しようとするので必然的に体外からの圧迫を受けるという事になります」

男「そのまま潜ると鼓膜が破れたりする可能性があるので、体外と体内の圧力を等しくする、つまり圧平衡する必要があります」

男「マスクの場合は鼻と繋がっているので口から吸った圧縮空気を鼻から吐き出せば圧平衡を簡単に行えるのですが耳の場合はそうはいきません」

男「そこで必要になるのが耳抜きです」デデン

幼「あたし男のおかげで耳抜きは普通にできるよー?」

男「俺も幼も慣れてしまっているので耳抜きは無意識に手を使わず行いますが、他にも耳抜きの方法があるので覚えておきましょう」

幼「オーソドックスなのは鼻つまんだ状態で鼻から息を吐き出すのがあるよね」

男「それ以外にも唾を飲み込んだり、アゴを左右に振るという方法もあります」

男「極めつけは鼻をつまみ耳に空気を送りながら唾を飲み込みアゴを左右に振るといった合わせ技があります」

幼「めんどくさー」

男「まぁ俺達は気にする必要がありませんね。ではいよいよタンクを背負ってプールに入ります」

幼「イエーイ!!」パチパチ

男「その前に幼、これをマスクに付けてください」

幼「なにこれ?」

男「これはカシオが販売している水中トランシーバー、その名もロゴシーズです」デデンッ!

幼「水中トランシーバー?」

男「このトランシーバーは骨伝導により水中でも会話が出来るという優れものです。会話出来る距離は相手が自分の視界にいる距離、充電式で連続駆動時間は三時間、水深40メートルまで対応しているのです」※ステマではありません

幼「へー、すごいね」

男「ちなみに一個、59.800円でした」

幼「高っ!よくそんなの買ったね!?」

男「これがなければこのSSはこれからずっと擬音だけになってしまいます」

幼「んー・・理由が切実だぁ」

男「それに折角ならキレイな水中風景を幼と一緒に見ながらお話したいじゃないですか」

幼「・・・男」キュン

男「これ二台で119.600円失いました」

幼「値段を言うなっ!今いいとこだったのに!!」                      


やっと潜れる。プール講習やること多いな!!
多分このSSかなり長くなりますので、皆様末長くよろしくお願いします。


男「それではタンクを背負って下さい。俺が後ろで支えていてあげるので」

幼「おいしょっと」

男「そしたらまずお腹のテープを留めてバックルをカチンと留めてください」

幼「ほい」カチン

男「次に肩部分のベルトを引っ張り調整してください」

幼「ほい」シュルッ

男「次に首もとのベルトのバックルを留めてベルトを引っ張り調整してください」

幼「ほい」カチンシュルッ

男「最後に残圧計とオクトパスをBCDのストラップに留めて完成です」

幼「出来た!」 

男「出来ましたらマスクとフィンを持って下さい」

幼「持ったよー」

男「では最終確認をします。PADIでは潜る前に5つの確認を行います。これをプレダイブセーフティーチェックと言います」

男「PADIのテキストでは確認を行う対象であるBCD、ウエイト、リリース類、エアー、そしてファイナルの頭文字をとってBegin With Review And Friend と言った順番で覚えさせていますが、ぶっちゃけめんどいのでバウラフ(BWRAF)と覚えてください」

幼「ファイナルってなに?」

男「仕上げといった意味です。ちゃんとマスクやフィンを持っているかという事でOKです」  


男「この確認はバディ同士で同時に行うので幼は俺のを、俺は幼のを確認します。では始めます」

幼「ばっちこーい」

男「ではBWRAFのB。BCDのチェックです。ちゃんとBCDが膨らむか、中圧ホースがカプラに接続されているか、実際に動かしながらバディのBCDを確認してあげてください」

幼「大丈夫だね♪」シューーー

男「次はweight(ウエイト)です。きちんと装着されているか確認してあげてください」

幼「はーい」

男「次はRelease(リリース類)です。リリース類とはBCDのバックル等の事で、きちんとはまっているかを確認してあげてください」

幼「大丈夫!」

男「次はAir(エアー)です。残圧計を確認しながらセカンドステージのパージボタンを押して確認してあげてください」

幼「ほいな」シューーーッ!

男「ラストにファイナルです。マスクやフィンを持っていますか?」

幼「うん!」

男「これでプレダイブセーフティーチェックは終わりです。最後に首から順に各リリース類を確認しましょう」

男「1、2、3・・・」

幼「ランプ青っ!降下っ!降下っ!降下っ!」


男「この確認はバディ同士で同時に行うので幼は俺のを、俺は幼のを確認します。では始めます」

幼「ばっちこーい」

男「ではBWRAFのB。BCDのチェックです。ちゃんとBCDが膨らむか、中圧ホースがカプラに接続されているか、実際に動かしながらバディのBCDを確認してあげてください」

幼「大丈夫だね♪」シューーー

男「次はweight(ウエイト)です。きちんと装着されているか確認してあげてください」

幼「はーい」

男「次はRelease(リリース類)です。リリース類とはBCDのバックル等の事で、きちんとはまっているかを確認してあげてください」

幼「大丈夫!」

男「次はAir(エアー)です。残圧計を確認しながらセカンドステージのパージボタンを押して確認してあげてください」

幼「ほいな」シューーーッ!

男「ラストにファイナルです。マスクやフィンを持っていますか?」

幼「うん!」

男「これでプレダイブセーフティーチェックは終わりです。最後に首から順に各リリース類を確認しましょう」

男「1、2、3・・・」

幼「ランプ青っ!降下っ!降下っ!降下っ!」

男「俺達は第一空挺団ではありません」 

幼「初降下ー二降下ー三降下ー」

男「・・・」


すみません>>100は無視して下さい


男「ではBCDに空気を入れて浮翌力を確保して下さい」

幼「ほい」シューーー 

男「ではゆっくりとプールに入って下さい」

幼「はーい。・・・おぉ!浮かんでる!!」

男「ではまず、スノーケルをくわえて適当に水面を移動してみましょう」

幼「ほい」バシャバシャ

男「もういいでしょう。では潜行を開始します。幼、水中トランシーバーの電源を入れてください」

幼「うん!」カチッ

男『あー、あー、聞こえますか?』

幼『感あり。こちら幼、現在地湯河原ダイブプール。オクレ』

男「喜んで頂けたようで何よりです。大丈夫そうですね」


男「ではこれから5point潜行を行います」

幼「ファイブポイント?」

男「潜行する前に行う5つの確認です。まずバディ同士で潜水準備完了の合図をハンドシグナルでおこないます」

幼「どうやんの?」

男「では幼、右手でいいね!をしてください」

幼「いいね!」ビシッ

男「その形のまま親指を下に向けましょう」

幼「Fuck!!」

男「それが《潜行する》のハンドシグナルです。そうしたらバディはOKサインを出します」

男「次は潜行位置の確認です。その場所から見える目印を決めます。これを目立て言います」

幼「何でもいいの?」

男「動かないものならば何でもいいです。決めたら指を指して確認しましょう」

幼「じゃああの時計で」びしっ

男「OKです。次はスノーケルをくわえて海面に顔を浸けて下さい」

幼「ふぉい」チャプン

※ここからは水中トランシーバー、ロゴシーズを介して会話をします 

男『顔を浸けたままスノーケルからレギュレーターをくわえてください』

幼『レギュレーターをくわえる?』

男『メインのセカンドステージのことです。レギュレーターと言われたら大体はセカンドステージのことを指します』

男『レギュレーターをくわえるときはレギュレーター内の水を吸い込まないようにしながらくわえてください。レギュレータークリアのやり方は後で教えるのでとりあえずパージボタンを押してレギュレーター内の水を空気と一緒に排出しながら加えましょう』

幼『あわわわわわ』ボボボボボボボカプッ

男『良くできました。では次に時間の確認をします。今回幼は水中時計を持っていないので俺が確認します』

男『最後に潜行開始です。左手で胸元のパワーインフレータをつかみ、上にあげてください』

幼『上にあげる意味は?』

男『空気は上へ上へと昇る性質があるので、上にあげたほうが空気の排出がスムーズに行えます』

幼『ほう。なるほどー』

男『ではいいですね?左手の親指で排気ボタンを押しましょう』シューーーズボボボ

幼『らじゃー!』シューーーズボボボ

男『潜行開始っ!』




のってきたーーー!!
頑張るぜーーひゃっはー!


男『着底ー』シューゴポポポ

幼『おぉー!すごい!水の中で息が吸えてる!』シューゴポポポ

男『俺も初めての時は感動しました。耳は大丈夫ですか?何か体に違和感はありませんか?』シューゴポポポ

幼『大丈夫だよ♪耳抜きも完ぺき!!』シューゴポポポ

男『OKです。では早速スキルをこなして行きましょう』シューゴポポポ

男『最初に言っておきますが、これからやるスキルは通常だとまず陸上でやり方を覚え、その後に浅瀬で練習をして最後に深場での練習になります。ですが律儀に陸上からやるとまた長いのでいきなり深場から始めます』シューゴポポポ

幼『>>1もプール講習が以外とやること多くて焦ってるしね』シューゴポポポ

男『まぁダイビングを始める上で一番やることが多い場面なのでしょうがないです。では始めます』シューゴポポポ


以下シューゴポポポは外します。たるいので

    


男『では最初にマスククリアから始めましょう』

男『水中に潜るときは必ずマスク、ゴーグルの鼻まで覆っている物を装着します。鼻のところもゴム製である理由は耳抜きをする際に鼻をつまめるようにです』

男『マスクは顔にフィットするよう、縁がゴムでできています。そのため髪の毛などを一緒に挟んでしまうと、それをつたって水がマスク内に侵入してきます。そうでなくとも水中でマスクが外れてしまったとき、また装着してマスク内の水を外に出す必要があります』

男『その排出方法を教えます。俺の手本を見てください。』

幼『ほーい』

男『まずマスク内に水を入れます。これはマスクの上を引っ張って顔と少し離せば勝手に入ってきます。そうしたらマスクを両手で持ち口から吸った息を鼻から吐き出しながらマスクの下の部分を引っ張り少し皮膚から離してください』ブクブクブク

男『そうするとご覧の通り、鼻から排出された空気と一緒に水が排出されていきます。これでマスククリアは完了です。この時間違ってもマスクの上を引っ張らないで下さい。上を引っ張ってしまうともれなく水が押し寄せて来ます。ではやってみて下さい』

幼『うん・・・!?』ゴポポポ・・・ブク・ブクブクブク

幼『うへっ!出来たけど鼻にちょっと水はいった!頭いたーーーっ!』

男『上出来です。まぁ初心者はほとんどがそうなります。キチンとマスククリアは出来ている様なので大丈夫です』

幼『男も鼻に入ったことある?』

男『子供の時はよく入ってましたが、今となっては懐かしい痛みですね。鼻うがいとか痛くて考えられません』

幼『あぁー、たまにやってる人いるよね。あと鼻からうどんとか出す人』

男『うどんではないのですがこの間くしゃみしたら鼻から夕飯の鮭が出てきて焦りました』


男『次にレギュレータークリアを教えます』

男『水中で口からレギュレーターを外すとセカンドステージ内に水が入ってしまいます。このまま呼吸をしようとするとセカンドステージ内の水も一緒に吸い込んでしまい、めっちゃむせます。』

男『そうならないためにも水中でレギュレーターをくわえるときはレギュレータークリアをする必要があります。』 

男『クリアの方法は二種類で、まず潜行する前に行ったようにパージボタンを押して空気と一緒に水を排出しながらくわえる方法もうひとつがそのままくわえて息を吸う前にフッ!と勢いよく息をセカンドステージ内に吐いて息と一緒に水を外に排出する方法です』

男『一般的なものは息を勢いよく吐く方ですが、吐くほどの空気が肺に残っていなかったらパージボタンを押す方法を利用します。幼は潜る前にパージボタンを押す方法はやったので、息を利用する方のみで結構です』 

幼『ほい・・・・フッ!!』ゴポポ...シュコー

幼『出来たよー』

男『OKです。次はレギュレーターリカバリーす。ダイビング中はたまにバディや他の人のフィンが顔面に命中し、口からレギュレーターが外れてしまう場合があります。この時自由に体を動かせない状態で肩越しに水中を漂うレギュレーターを探すのは大変です。ですが簡単にレギュレーターを探し出せる方法が2つあります』

男『アームスイープ法とリーチ法です』  

男『アームスイープ法とは、まず体をレギュレーターがついている右側に傾けます。そうすることによってレギュレーターは重力により体の右下を漂うことになります。その状態で右腕をタンク沿いに大きく下から上へと回せばレギュレーターのホースが腕に引っ掛かり、セカンドステージを見つけ出す事が出来ます』

男『リーチ法は右手でタンクバルブを触りそこからホースをつたってセカンドステージを探りだす方法です』


男『どちらもレギュレーターをくわえたらレギュレータークリアをして呼吸を再開して下さい』

幼『ほーい・・・』スッ...カプ..フッ!シュコーゴポポ

幼『出来たよー』

男『良くできました、と言いたいところですが幼は一つ大きな間違いを犯しました』

幼『ふぇ?』

男『レギュレーターリカバリーもレギュレータークリアも完璧でした。ですが幼、ダイビングをするうえで絶対にしてはいけないことは何ですか?』

幼『んー・・呼吸を止めないだったっけ?』

男『その通りです。いま幼はレギュレーターを口から外した時、息を止めていましたね?そうではなくレギュレーターを外した時は常に少しずつ息を吐き出さなければいけません』

幼『なるほどね。もう一回やる』

幼『』スッ...プクプクプクプク...カプ..フッ!ゴポポ...シュー

幼『出来たよー』

男『上出来です。ではどんどん行きましょう』


もう大事なとこ以外はポンポン行きます。
詳細を知りたかったり、分からない単語があったら言ってください。随時説明をいたします。


男『次はBCDの中圧ホースがいかれた時を想定してホースのカプラを外して着け直して下さい』

幼『ほい』カチッ...カチッ

男『ではマスクを頭から外して着け直し、マスククリアを行って下さい』

幼『ほい』スッ....ブクブクブク

男『ウエイトのクイックリリース機能を使ってウエイトを取り外し、着け直して下さい。着け直しかたはベルトの金具がついていない方を右手で持ち、軽く仰向けになった状態で右の腰に右手を添え、くるっと左に半回転して腰に巻き、バックルを締めて下さい』

幼『ほい』カチッ..くるっ...カチッ

男『OKです。では次に浮力を調整して中性浮力を保ってみましょう。BCDのパワーインフレータを操作して一定の水深でプカプカしましょう。目安としては、息を吸ったときに少し浮いて吐いたときに少し沈む、結果水深は変わらない。その感覚をつかみましょう』

男『ぶっちゃけこれは慣れです。ダイビングをしてるうちに出来るようになります』

幼『こんなもん?』プカー...プカー...

男『ややマイナス浮力ですがOKです。次はそのまま少し泳いでみましょう。』

幼『おぉーーー!無重力みたい!』

男『中性浮力をうまく保つとそんな感じがしますね。ではマスクを取り外してもう一度泳いで下さい』

幼『前がぼんやりしてるー』

男『はい、OKです。ではマスククリアをして元の状態に戻って下さい』

幼『ほーい』スッ...プクプクプクプク..

男『大丈夫そうですね。では最後にもう一度着底しましょう』

 


男『最後は自分やバディがエア切れを起こしたときの対象方法です』

男『最初は幼がエア切れを起こす役です。まず残圧計を確認し、エアが切れそうだとバディに知らせます。知らせかたはハンドシグナルで行います。手刀で自分の首を切りエアがないと知らせ、その後手のひらを口に寄せ、エアを下さいと知らせます』

男『それを受けたバディは自分のエアが十分にあることを確認してからOKサインを出し、オクトパスを差し出します』

男『オクトパスを貰った方はレギュレータークリアをして呼吸を開始します。バディは相手が2、3回呼吸を行い、落ち着いたのを確認したらOKサインを出し、浮上してOKかどうかの確認をとります』

男『オクトパスを貰った方はOKだったらOKサインを出して浮上の準備をします。まずお互いに向かい合い、放てないように互いの右手同士をつかみます。左手でBCDのパワーインフレータをつかみ、急浮上を防ぐため排気ボタンを押しながらばた足で浮上を開始します』

男『水面上に出たらまずエア切れを起こした方はBCDの排気口から自分の息を吹き込み、浮力を確保します。確保し終わったらスノーケルをくわえ、呼吸を開始します。バディは相手がキチンと浮力を確保し、スノーケルでの呼吸が落ち着いたのを確認したらやっとここで右手を離します。ここまでの一連の流れをやってみましょう』

幼『はーい』


・・・・・
・・・・
・・

男「お疲れ様です」

幼「ふいー、もう終わり?」

男「いえ、プール講習の1ダイブ目が終了してもう1ダイブあります。ですがもうやることはちょっとなので楽にしていて下さい」

イン「つー訳だ!とりあえず昼飯を食うぞ!」

幼「わぁ!ビックリしたー!」

男「すっかり忘れていました。どこに居たんですか?」

イン「ずっと見てたぜ!問題が起きたらヤバイしな!」

男「そうでしたか。とりあえずご飯を食べてとっとと2ダイブ目に行きましょう」

幼「はーい」

皆さん大長らくお待たせしました。無事受験も終わったので、これから再開します。取り敢えずプールを終わらせます。




男「それでは飯も食べ終わった事ですし、本日2ダイブ目に行きましょう」

幼「おー、待ってましたー」

男「と言ってもほとんどのスキルを1ダイブ目で終わらせたので2ダイブ目はすぐに終わります」

男「では幼、機材を背負って下さい」

幼「ほーい。.....うんしょ、重いー!」

男「ではBWRAFを使ってお互いの機材チェックをしましょう」

幼「BCDも大丈夫、リリースも空気もウエイトもオッケー!」

男「ではマスクに曇り止めを塗って潜りましょう」

幼「おー」

ーーーー

男『それではスキルをこなしていきましょう。まず今回行うのは“コントロールされた緊急スイミング・アセント”と言われるものです』

幼『コン....何?』

男『これは水深6から9mより浅い深度で空気がなくなり、近くにバディがいない、1ダイブ目で行ったバディのオクトパスを利用しての緊急浮上が行えない状態での浮上方法です』

男『やり方は簡単です。左手でBCDのパワーインフレーターも持ち、頭上より上に真っ直ぐ伸ばします。そして右手も同様に上に上げます』

幼『何で右手もあげるの?』

男『頭上に障害物等が無いか確認するためです』

幼『なるほどー』

男『そして浮上するときなんですが、まず空気がないので息は吸えません。ですがこのまま息を止めて浮上すると肺の過膨張障害をおこしてしまいます。それを予防するために、浮上するときはレギュレーターをくわえたまま「アーーー」と声を出して下さい。声を出すことで過膨張障害を防ぎ、なおかつ空気を出しすぎない速度で息を吐くことが可能です』

幼『でもずっと吐いてたら苦しくならない?』

男『それは大丈夫です。浮上するにつれて肺の空気が膨張するので 、水深が上がるにつれてどんどん肺から空気が出てきます。吐いても吐いても出てくるのでちょっと不思議な体験ができますよ』

幼『へー。おもしろそう!』

男『では実際にやってみてください』

幼『うん!....いくよー、』

幼『ア"ァァーーーー.!!....!?』ガポガポガポ

男『!!』

幼『.....!!?』バタバタバタ!!バシャッ!

幼「プハッ!...し...死ぬかと思った」

幼「ちょっと男!全然空気足りないんだけど!」

男「プッ...ククッ..」

幼「何笑っとんじゃい!」

男「いや、出しすぎなんだよ幼は。アー、位でいいのに叫んでたじゃん」ククッ...

幼「えー?」

男「『ア"ァァーーーー!!』とか言って...プッ...超面白かったぞ」

幼「ちょ!何よ!ホントに死ぬかと思ったんだからね!」

男「ハハッ、大丈夫大丈夫。本当に危なかったら俺が全力で助けるから」ポン ナデナデ

幼「....男」キュン

男「......クッ」

幼「台無じゃい!」

男「とりあえずコントロールされた緊急スイミング・アセントは
完了です」

幼「...無駄に疲れたよぅ」

男「まぁスキルはあと2,3個なんで頑張りましょう」

男「次は疲労ダイバー曳行です」

幼「えいこうってなに?」

男「....アホ」

幼「ムカつく!!」

男「曳行というのは他の何かを引っ張りながら進むと言うことです」

男「疲労ダイバー曳行とは、水面においてバディのダイバーが
疲れて水面移動が出来なくなった際に海岸やボートまで引っ張って
あげるスキルです」

男「方法としては相手にきよつけの姿勢で仰向けに浮かんでもらい
足の裏、フィンの裏を押してあげながら泳ぐスイマーキャリー法と
同じように仰向けに浮かんでもらい相手のタンクバルブを掴んで
引っ張っていくタンクバルブ・トゥと呼ばれる方法があります」

幼「どっちの方がいいの?」

男「楽な方はスイマーキャリー法ですが、基本的にはタンクバルブ・トゥ
を用います」

幼「えーー、楽な方じゃ駄目なの?」

男「駄目という訳ではないのですが、スイマーキャリーだと前が見にくいし
疲労ダイバーの容態が見えないんですよ。その点タンクバルブ・トゥだと
疲労ダイバーの容態を確認しながら前をハッキリと見ることができるので
安心出来ます」

男「ではとりあえずやってみましょう」

幼「ほーい」

今回から名前付きで書いていきます

すみません
鳥つけたので次からこれで行きます
よろしくお願いします

10年後の8月の人か
どっちも見てるから頑張って

>>128
ありがとう


男「ではまずスイマーキャリー法を使って疲労ダイバーを
押しながら進んでみましょう」

幼「ほーい」スーー...

男「...はいOKです。次はタンクバルブ・トゥを使って
ダイバーを引っ張ってみましょう」

幼「ほい。タンクバルブを掴んでっと...」スー...

幼「...地味だね」

男「だまらっしゃい」

幼「...」

男「...はいOKです」

幼「ふぅ~。で?次は?」

男「え?もう全部終わりましたよ?」

幼「あ、そうなんだ」

男「...」

幼「...」

男「すみません。完璧に順番を間違えました」

幼「だよね。だって最後が地味すぎるもん。
なんかしらけちゃたし...」

男「....」バシッ

幼「痛っ!!なんで叩くし!」






やっとプールが終わりそう!!
疲れたよぅ(泣)

イン「おう!終わったみてぇーだな!」

男「あぁインさん。今丁度終わりましたよ。
見た感じとりあえず問題はないと思われます。」

幼「大丈夫?合格?」

イン「男が大丈夫っつーんだから大丈夫だろう!
じゃあとっとと機材片付けて帰るか!」

男「分かりました。じゃあ幼、片付け方を教えるのであそこの水道場まで機材とメッシュバックを持ってきてください」

幼「わかった!」

ーーーー

男「では片付けます。もうとっととプール編を終わらせたいのでパッパッパッといきます」

幼「作者もそろそろ飽きてきたみたいだしね♪」

男「基本的にプールでも海でもダイビング終了時には機材を水洗いします。
水洗いと言ってもゴシゴシと洗うのではなくサーっとすすぐ程度で大丈夫です」

幼「タンクも洗うの?」

男「タンクはダストカバーをかけないで返却します。幼のタンクも一緒に返してくるので外してください」

幼「いいの?」

男「別にこのくらいは手伝っても大丈夫です」

幼「そっか...ありがとう」ゴトッ

男「では返してきますので、機材をすすいで待っていてください」ヒョイ スタスタスタ...

幼「(重いタンク2本を軽々しく持って...男って力持ちだな~)」

幼「(...筋肉すごいな///)」

明日は受験終わってからの初潜水に行ってくるぜ!!

男「では全部洗い終わりましたね」

幼「うん!あとはバックにいれるだけだよ~」

男「了解です。バックにしまう順番は硬いものが下に来るようにします」

男「具体的にはまずフィンを底に敷いてその上にBCD、レギュレーターという順番にしまいます」

幼「ゴーグルとシュノーケルは?」

男「マスクはマスク用の入れ物にいれてバックに、スノーケルはマウスピースの部分にカバーをつけていれてください」

男「ブーツやグローブは隙間に適当に突っ込んでおいてください」

幼「わかった!」

幼「男ー!!終わったよー!」

男「こちらも終わりました。メッシュバックのチャックはまだ開けておいてください」

幼「ふぇ?なんで?」

男「その上にウエットスーツも一緒にいれてしまうので」

幼「そっか、これの存在忘れてたよ」

男「ドライスーツと違って苦しくないですもんね」

幼「どらいすーつ?」

男「いえ、何でもありません。ではシャワーを浴びながら脱いできてください」

幼「ほーい」

イン「おい男!いま大丈夫か!?」

男「あぁインさん。大丈夫ですがどうかしましたか?」

イン「まぁな。ちょっとこれやってみ」スッ

男「8キロの重りに...ロープですか。なるほど」

イン「お?察しがいいな。スノーケルで5メートルまで潜ってこの錘とロープを結んでこい」

男「鎖結びはいいんですか?」

イン「今日はいいよ、フロートも無いしな。もやい結びは出来んだろ?」

男「もちろんです」

イン「じゃあちょっと練習だ。幼ちゃんの海洋実習の時にはお前にフロート準備してもらうからな」

男「分かりました。ではやってみます」

幼「ただいま~っと。...あれ?男は?」

イン「おぉ幼ちゃん!お帰りっ!!」

幼「インさん。男はどこ行ったんですか?」

イン「おう!プールん中見てみろ!」

幼(...プールの中?)

幼(あっ!!男だ!何してるのかな?ロープで何かしてるみたいだけど....)

男「...ふぅ」ジャバァ

イン「おう!お疲れ!」

男「こんなもんですか。どうですか?」

イン「流石だな!完璧だ!」

男「ありがとうございます」

幼「ねぇ何してたの~?」

男「幼か。おかえり」

男「あれは水中で錘とロープを結ぶ練習ですよ」

幼「そんなこと出来るの!?すごいね!」

男「まぁ慣れですよ。大したことありません」

イン「よしっ!幼ちゃんはそのまま着替えてこい。男もウエットスーツしまったら着替えていいぞ!」

幼「はーい」


遅くなってすみません。
学校が忙しくてたいへんでした
お詫びに装備の写真です

~帰りの車内~

幼「....スゥ..スゥ」

イン「幼ちゃんは寝ちゃったか?」

男「無理もないですよ。水中で身体を動かすと陸上より何倍も疲れますから」

イン「まぁな。次はいよいよ海洋講習だが大丈夫そうか?」

男「今のところスキルに目立った問題はありませんでした。
ただ当日の海洋状況が不安ですね」

イン「去年は黒潮が全く入って来なかったからな。おかげで濁りまくってた」

男「まぁ俺は濁ってる海好きですけどね。講習には向かないでしょう」

イン「でも海慣れしてんだろ?」

男「俺達がスノーケルをやるときは大抵透明度がいいですから。俺も初めてダイビングした時ビックリしました」

イン「まぁそこが伊豆の面白いところでもあるからな。キレイなときはめっちゃキレイだし」

男「まぁ頑張って補佐しますよ」

イン「そういやいつもんとこ寄る?」

男「大磯PAですか?幼も寝てることですし通過していいのでは?」

イン「そっか。じゃあそのまま駅に直行するぞ?」

男「お願いします」


ーーーーーーー


イン「ほいとうちゃ~く」

男「ほら幼、つきましたよ」ポンポン

幼「ふぇ?....む~~..」

幼「はっ!!いつの間にか寝てた!」

男「おはようございます。まずよだれをふいてください」

幼「むーー、男の隣で眠っちゃうなんてー」フキフキ

男「俺のシャツで拭かないでください」

イン「ハッハッハ!おはよう幼ちゃん!ぐっすり寝てたな!」

幼「あっインさん。ごめんなさい送ってもらってるのに寝ちゃって」

イン「気にすんな気にすんな!大抵みんな寝ちまうもんだからな!」

イン「そんな事よりいよいよ来週は海洋講習だな!楽しみにしときな!」

幼「はい!よろしくお願いします!」

イン「それじゃあ男!後は頼んだぞ!じゃーな!」

男「はい。お疲れ様です」

男「...さてと、俺達も帰りましょうか」

幼「うん!」

ーーーその夜ーーー

幼「男カッコ良かったなぁ...」

幼「なんだか見慣れてるはずの身体にドキドキしちゃった..」

幼「...えへへ(*´艸`*)」




男「....っと、スキルメニューはこんなもんですか」

男「ん?LINEがきてますね」

男「」ピッ


幼『男~~!今日はありがとぉ!なんかいつもと違う雰囲気の男が見れて楽しかったよ(*´∀`)
いつもの男も格好いいけど今日ゎもっと×2格好よかった(*´艸`*)また明日一緒に学校行こうね~♪おやすみチュッ//』

男「...」

男「おやすみ」

更新遅くてごめんちゃーーーい!!
学校とダイブマスターの勉強でいっぱいいっぱいなんだよぉぉぉ!!
クッソぉぉっぉぉぉぉぉ!!海行きてェェェーーー!!


次の土曜日

男「と、いうことで海にやって来ました」

幼「海だぁーーー!!」

男「幼にとっては今年の初海ですね」

幼「うん!すっごい楽しみにしてた!」

男「それは良かったです。では早速ブリーフィングをさせいていただきます」

幼「ブリーフィング?」

男「説明のようなものと認識してもらえばOKです。ここはどんな場所でどんな施設があるか、見所は何かなどの説明をします」

幼「それを男がしてくれるの?」

男「普段はインさんがすることなのですが、俺がダイブマスターの勉強中なので」

幼「よくわかんないけど分かった!」

男「結局わかってねーって事じゃねーか」

男「まずここは福浦と呼ばれるポイントです。位置的には神奈川県の真鶴半島の西側に位置します」

幼「え?ここって伊豆じゃないの?」

男「ギリギリ伊豆ではないです。富戸まで行くと完璧に伊豆ですがここはまだ神奈川県です」

男「施設としては目の前の2階建ての建造物がダイビングショップです。中には受付と更衣室、ポットや電子レンジなどがあります」

幼「あそこの小屋っぽいところは?」

男「あそこも更衣室ですが使わない方がいいです」

幼「うぇ?なんで?」

男「女子の方はわかりませんが床に穴が開いています。去年あそこで着替えていたらムカデに嚙まれて腫れました」

幼「ほほぅ、穴のせいでおっきくなってしまったと?」

男「腫れたのは足です。変な言い方をしないでください」

遅くなってごめんなさいorz
忙しかったんス許して下さい

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