小鳥「しっぽりと」(116)
P「小鳥さん、今夜飲みに行きませんか?」
P「なかなか良い感じの店を見つけたんです」
小鳥「いいですね、行きましょう!」
P「よし、そうと決まれば残った仕事を片付けましょうか」
小鳥「はい、頑張りましょー」
P「おー」
小鳥「…よし、終わり!」
P「…俺も、終わりました」
小鳥「お疲れ様です」
P「小鳥さんも、お疲れ様です」
P「さ、行きましょうか」
小鳥「はい」
P「忘れ物も無し、と」
小鳥「戸締まりもオッケーです」
小鳥「ところで、どこにあるんですか?」
P「電車で二駅分離れた所ですね」
P「営業先の方に連れて行って貰ったんですよ」
小鳥「…今からだと、終電大丈夫ですかね?」
P「明日はオフなんですから、ゆったりしましょう」
小鳥「ふふっ、期待してもいいんですかね?」
P「任せて下さい」
>小鳥「ふふっ、期待してもいいんですかね?」
P「任せて下さい」
既にズレが生じてないだろうか
P「……と、ここですよ」
小鳥「かなりお洒落ですね」
P「この落ち着いた雰囲気が気に入ったんですよ」
小鳥「ええ、本当に素敵…」
P「ただ、いささか遠いので滅多には来れませんけど」
小鳥「事務所の近くにあればいいんですけどね」
P「何飲みます?」
小鳥「とりあえず、梅酒サワーを」
P「俺は生ビールかな…」
P「では」
P「…何に乾杯するんだろうか?」
小鳥「私たちの幸せに、っていうのはどうです?」
P「いいですね」
小鳥「では、私たちの」
P「幸せに」
P•小鳥「「乾杯!」」
P「…うーん、美味い」
小鳥「何かおつまみでも頼みますか?」
P「ここの串焼きは美味しいですよ、オススメです」
小鳥「じゃあ、盛り合わせでも」
P「そうしましょう」
小鳥「久しぶりですね…こうして二人きりでお話するのは」
P「ここ最近は忙しかったですよね」
P「寂しい思いをさせてしまって、すいません」
小鳥「…寂しくなかった、と言えば嘘になりますけど」
小鳥「でも、信じていましたから」
P「……」
小鳥「あの時、私に言ってくれた事を」
P「どんなに遠くに行っても、必ずあなたの隣に帰って来ますから」
P「でしたっけ?」
小鳥「もう、自分の言った事くらい覚えてて下さいよ」
P「面目ない」
小鳥「でも…ふふっ、また聞く事が出来て良かったです」
P「何度でも言いますよ?」
小鳥「…言い過ぎも良くないですからね」
P「はい…」
P「おっ、串焼きが来たみたいですよ」
小鳥「なんだか目移りしちゃいますね」
P「つくねがオススメですよ」
小鳥「ほうほう、では一ついただきます」
小鳥「……本当だ、美味しい」
P「じゃあ俺は砂肝でも…」
小鳥「あっ、狙ってたのに!」
P「ふふふ、早い者勝ちです」
小鳥「せめて一口下さい」
小鳥「…あーん」
P「はい、あーん」
小鳥「ん……美味しい!」
P「それは良かった」
小鳥「何か他に食べたい物ありますか?」
P「それじゃあ…焼きなすでも」
小鳥「シブいですね」
P「嫌いじゃないでしょう?」
小鳥「大好きですねー」
小鳥「あ、あとシーザーサラダ頼んでもいいですか?」
P「ええ、いいですよ」
P「次は何を飲みますか?」
小鳥「ジントニックを…」
P「了解です」
P「俺はまたビールでもいいかな」
小鳥「シーザーサラダ、食べます?」
P「いただきます」
小鳥「…はい、どうぞ」
P「取り分けるの、上手いですね」
P「いいお嫁さんになりそう」
小鳥「ふふっ、遠回しなプロポーズですか?」
P「想像にお任せしますよ」
小鳥「むぅ、いじわる…」
P「…この焼きなすもなかなかイケますよ」
小鳥「むぅ」
小鳥「……本当だ」
P「ただ、手が汚れちゃいますね」
小鳥「だがそれがいい、ですよ」
P「ですね」
小鳥「なんだか日本酒が飲みたくなります」
P「頼みましょうか?」
小鳥「記憶が飛びかねないので、我慢します」
P「それは良くない」
小鳥「でしょう?」
小鳥「せっかくの、二人きりの夜なんですから」
P「ええ」
小鳥「しっかりと、心に残しておきたいんです」
P「…食べ終わりましたね」
小鳥「…飲み物も無くなりましたね」
P「何か注文しますか?」
小鳥「いえ、そろそろ出ましょう」
P「そうしますか」
小鳥「はい」
P「……なんで普通に財布を取り出してるんですか?」
小鳥「…?」
P「俺が誘ったんですから、ご馳走しますよ」
小鳥「えっと、じゃあお言葉に甘えて…」
小鳥「…ご馳走でした」
P「小鳥さんと飲めるのなら、このくらい安いもんです」
小鳥「そう言われると、照れますね」
P「照れた顔も可愛いから問題ないですよ」
小鳥「大アリですよ、もう…」
小鳥「…ベタなセリフを言ってもいいですか?」
P「どうぞ」
小鳥「終電、無くなっちゃいましたね」
P「…そうですね、困ったなぁ」
小鳥「どこか泊まる所ありますか?」
P「あそこはどうでしょうか」
小鳥「…いいですね、行きましょうか」
P「ええ」
P「とりあえず、ソファに座りましょうか」
小鳥「はい…隣、失礼しますね」
小鳥「よっと」
P(肩に頭を乗せてる)
P(いい匂いだなぁ)
小鳥「ふぅ、何だか火照ってきちゃったな」
小鳥「こんやは あなたと ふたりで おもいでの よる を すごして みたいわ。。。」
P「ふたりだけの セレモニー。。。 おとなは そのまま よ こどもは Bボタンを おしてね」
P「小鳥さん…」
小鳥「…んっ……」
小鳥「その、今日は大丈夫な日ですから」
P「……」
小鳥「直に、あなたを感じさせて下さい」
P「わかりました」
P「もしもの事があっても、必ず責任取りますから…」
小鳥「はい……」
小鳥「私、今とってもしあわせです」
P「俺も、です」
小鳥「ごつごつしてて、暖かいです」
P「柔らかくて、暖かいですね」
小鳥「もう少しだけ、こうしててもいいですか?」
P「いいですよ」
P「ひとつ、質問してもいいですか」
小鳥「はい」
P「大丈夫って、嘘でしょう?」
小鳥「…いつ気付きました?」
P「すぐ気付きましたよ」
小鳥「ならどうして…」
P「きっと、同じ気持ちだったからです」
小鳥「え…」
P「結婚して下さい」
P「必ず、必ず幸せにします」
小鳥「…っ……」
小鳥「はいっ……」
P「泣き虫さんですね」
小鳥「あなたの、せいですっ」
P「愛しています、小鳥さん」
小鳥「私も、愛してます…」
P「…さん……小鳥さん!」
小鳥「んう?」
P「起きて下さい」
小鳥「どうしました?プロデューサーさん?」
P「…!?」
小鳥「あぁ…夢、か」
なん……だと…
ヽ(・ω・)/ズコー
P「ちなみに、どんな夢でしたか?」
小鳥「とっても、幸せな夢です」
P「"あの日"の夢でしょう?」
小鳥「…!」
小鳥「よく分かりましたね?」
P「だって、俺の事『プロデューサーさん』って」
小鳥「なるほど」
P「そんな事より…似合ってますよ、ウェディングドレス」
小鳥「ふふっ、ありがとうございます」
小鳥「お腹が大きくなる前に、着れて良かったです」
P「さ、そろそろ行きますよ」
P「みんなを待たせてますから」
小鳥「はい、アナタ…」
END
良かった。独身のピヨちゃんは居なかったんだね
こんなゴミみたいなss見てくれてありがとう!
ラストの夢オチから考えたので、その他はグダグダでしたね
精進します!
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