蒲原「ワハハ…」
蒲原「ワハハ・・・体育から帰ってきたら制服にうんちがいっぱいついてるなんてなぁ・・・・・・」
蒲原「・・・・・・」ゴシゴシ
蒲原「ワハハ・・・・・・匂い取れないなぁ・・・」
蒲原「・・・・・・」ゴシゴシ
蒲原「このくらいでは泣かないぞ」ワハハ
蒲原「・・・・・・」ジワ
蒲原「・・・・・・」グイッ
蒲原「誰だ……佳織の上履きにラクガキなんかしたの…」ジャバジャバ
蒲原「はやく…はやくしないと佳織が気づいちゃう…」ジャバジャバ
蒲原「……洗っても洗っても落ちない……」ジャバジャバ
休み時間
蒲原「ふー終わったなー」ワハハ
生徒A「ねえ、蒲原さんまた一人で笑ってるよ」
生徒B「やっぱり頭おかしーんじゃないの?いっつも口開けてるし」
生徒C「何で池沼が普通高いるんだよw特別支援学校行けよww」
生徒A「ちょw聞こえるってww」
蒲原「・・・」ワハハ
蒲原「早く部活行きたいなー」
マジこういうのやめてほしい
学園祭でみんなを上手くまとめてたって話があっただろ
>>14
生徒A「なんか蒲原さんってうざくない?やたらと仕切りたがるし」
生徒B「ねー、何かいつも笑ってて気持ち悪いしねー」
生徒C「牛乳プリンのキャラクターみたいな顔してるしw」
生徒B「ちょwww」
生徒A「やばいwwwうけるwwwwww」
生徒C「明日から蒲原のこと牛乳プリンって呼ぼうぜwwwwwwww」
ああああああああああああああああああああああ
続きはよ
蒲原「ワハハ」
男子A「おい邪魔だよお前ww」ドンッ
蒲原「いたっ・・・」ドテッ
男子B「ぷっ・・・くく・・・どんくせえww」
男子C「おい大丈夫か蒲原ァ?w」
蒲原「・・・わ、はは・・・」
男子A「笑ってねえで早くどけやww」
男子B「wwwwwwwwww」
蒲原「ご、ごめん・・・」
ごめん、鶴賀って女子高だったな
蒲原「・・・」
俺「ワハハwwwwwwwwwwwwwww」
>>30
かわいい・・・
http://i.imgur.com/N8Vhi.jpg
わああああああああああああああああああ
蒲原(あ、睦月だ!)
蒲原「ワハハー。おーいむつk」
睦月「あの人とは同じ部活ってだけよ?」
蒲原「??」
「そうなんだ。でも嫌じゃない? あんな気持ち悪い人が部にいて・・・」
睦月「そりゃあちょっとはねぇ・・・」
睦月「しかも部長面してるしさ・・・私は加治木先輩の方がいいと常々思ってるんだけど」
「やめさせちゃえば?w」
睦月「無理だよーw 加治木先輩もいるんだからw」
蒲原「・・・」
http://zipdeyaruo.org/imagecache/blog-imgs-37.fc2.com/z/i/p/zipdeyaruolog31/zipyaru-20100102-29-00070.jpg
http://zipdeyaruo.org/imagecache/blog-imgs-37.fc2.com/z/i/p/zipdeyaruolog31/zipyaru-20100102-29-00073.jpg
http://zipdeyaruo.net/image/blog-imgs-37.fc2.com/z/i/p/zipdeyaruolog31/zipyaru-20100102-29-00078.jpg
誰かこれの詳細知りませんか
>>34
まんざらでもないうわああああああああああああああああああああ
ワハハーゲンバス
「なんで加治木先輩がいるとダメなの?」
睦月「だってあの人お人よしだからさ・・・絶対に蒲原先輩の味方するに決まってるって」
「そうかなぁ? 表向きはそうでも実際心ン中では迷惑に思ってたりするかもよ?w」
睦月「ww でも確かめようがないしねw」
「まぁこの話はいいやw これから部活いくの?」
睦月「うん」
「あのカマボコ先輩によろしくねw んじゃw」
睦月「わかったわw またねw」
蒲原「・・・」
蒲原(今日は部室行くのよそう・・・)
帰り道
蒲原「・・・」トコトコ
蒲原(なんでこうなっちゃったんだろう・・・)
蒲原(私何か悪いことしたかな・・・? 人に迷惑かけるようなことしたかな・・・?)
蒲原(・・・)
蒲原(人に嫌われないように・・・そう思っていつもどんな時でも笑顔でいるように努めてきたのに)
蒲原「・・・」ポロポロ
蒲原「どこで、道間違えちゃったんだろう・・・」
いいよいいよ
優しくされて依存しだしちゃう展開はよ
翌朝・教室
ガラッ
蒲原「お、おはよー」
シーン
「・・・」「・・・プクク」
「なんか臭くない・・・?w」「出たよ蒲鉾女w」
蒲原「・・・」
蒲原「・・・」スタスタ
男子A「おっとwwwwww」ヒョイ
蒲原「ッ!!」ドテッ
男子「わっりwwww足すべったわwww」
男子B「wwwwwwwww」
蒲原「・・・わ、は・・・おえっ」
男子C「おいこんなとこで吐くなよ?w」
男子A「ただでさえくっせえんだからwww」
男子B「wwwwwwww」
女子A「ちょっとやめなよあんたたちww やりすぎっしょww」
女子B「そうだよーww ねー、カマボコさん」
女子C「ちょっとBw 蒲鉾さんじゃなくて蒲原さんでしょwwww」
女子B「あ、そうだったww いっけねww」テヘペロ
アハハハハハハハハハハハハ
蒲原「・・・」グスッ
いじめられるんだけど口癖のワハハが出ちゃって笑ってんじゃねえよカスとさらにいじめられるワハハ
ガラッ
教師「オラお前らー。席つけー」
ガヤガヤ
蒲原「あ、あの・・・先生」
教師「ん? どうした蒲原」
蒲原「ちょっと体調が悪くて・・・保健室行ってきます・・・」
教師「ん、大丈夫か? 顔色も優れないみたいだが・・・」
教師「おーい保健委員、蒲原を保健室まで連れて行ってやれ」
保健委員「えーww いやですw」
教師「ん、なんでd」
蒲原「あ、あの! い、いいです! 一人でいけますからっ!」
蒲原「そ、それじゃ・・・」ダダッ
ガラッ
教師「・・・?」
「・・・w」「・・・クスクス」
蒲原「・・・」トコトコ
蒲原(もういやだよ・・・)
蒲原(なんで私がこんな目に会うの・・・?)
蒲原(誰でもいい・・・誰か助けて・・・)
蒲原(お願い・・・誰か助けてよッ・・・)
「ん、おい」
蒲原(え、あ・・・いや・・・もういじめられるのは嫌・・・)ブルブル
「おい、どうした・・・?」
蒲原(こないでくださいこないでください・・・もう痛いのは嫌ッ!)
「おい! 蒲原!」
蒲原「こ、こないでぇえええええッ!!」バシンッ
「・・・ぁ」
蒲原「・・・ッ!!」
蒲原「ゆみちん・・・」
加治木「蒲原・・・一体どうしたんだ」
蒲原「あ・・・え・・・いやその・・・」
蒲原「・・・」
加治木「・・・?」
蒲原「わ、ワッハッハ・・・! こんな芝居に騙されるとは、ゆみちんもまだまだよのぉ」
加治木「芝居・・・?」
蒲原「ゆみちんの驚く顔が見たくて、ちょーっとヒステリックな女を演じてみただけさ」ワハハ
加治木「おい・・・蒲原」
蒲原「ゆ、ゆみちんも単純だなぁ・・・! ま、まぁ・・・私の演技が、そ、それだけ熟練しているということだがね・・・」ワハハ
加治木「おい蒲原・・・お前」
蒲原「うっ・・・ゆ、ゆみちんどうしたのさ・・・そっ・・・そんな驚いた顔をしてさ・・・」
蒲原「あ・・・あれ? なんで目から水が出てくるんだ・・・? ワハハ・・・おかしいなぁ・・・わ、私の体は欠陥品か・・・?」ポロポロ
加治木「蒲原・・・」
蒲原「・・・わ、はは・・・ご、ごめんねゆみちん・・・」
蒲原「い、今はちょっと体調が悪いみたいでさ・・・またあとでね」スタスタ
加治木「待て蒲原」
加治木「・・・なにがあった?」
蒲原「・・・」
蒲原「あとにしてっていったでしょ」
加治木「だったら私も保健室まで・・・」
蒲原「ついてこないでッ!!」
加治木「・・・!?」
蒲原「・・・もう・・・ほっといて・・・」スタスタ
加治木「か・・・蒲原・・・」
保健室
蒲原「・・・」ハァ
蒲原「なんでゆみちんにまで当たっちゃったんだろう・・・」
蒲原「私、最低だ・・・」
蒲原(でも、ゆみちんにまで悟られてしまったら私は終わりだ・・・)
蒲原(せめてゆみちんの前では、今まで通りの『蒲原智美』でいたい・・・)
蒲原(睦月の言ってた通り、ゆみちんは正義感が強いから私のことを知ったらひどく憤慨するに違いない・・・)
蒲原(だからこそ、ゆみちんには迷惑をかけたくない)
蒲原(そしてなにより、このことを誰かに打ち明けてしまったら私は・・・今までの自分を全否定してしまうことになる・・・)
蒲原(それだけはイヤだ・・・)
蒲原(今日は・・・部活に行ってみよう)
蒲原(部のみんななら・・・私のことをまだ好いていてくれているかもしれない)
蒲原(でも睦月は・・・)
蒲原(・・・)
蒲原(いや、睦月にだってちゃんと話せばなんとかなる・・・はず・・・)
蒲原「・・・」
蒲原「よしっ・・・がんばれ智美」
放課後・部室前
蒲原「・・・」ゴクリ
蒲原(い、いざとなると緊張する・・・)
蒲原(もし教室と同じようなことになったら・・・? 誰からも受け入れられなかったら・・・?)
蒲原(・・・)ブルブル
蒲原(や、やめろ・・・ネガティブになるな私・・・)
蒲原(せめて部活では、今までの蒲原智美のままでいるんだ・・・)
蒲原「うん・・・」ガチャ
「あ、部長じゃないッスか」
蒲原「・・・!!」ビクンッ
蒲原「え・・・あ・・・モモか・・・」
モモ「どーもお久しぶりッス」
蒲原「ひ、久しぶりだなぁ! モモ」ワハハ
蒲原(よかった・・・! モモは今まで通り私に接してくれる・・・)
モモ「最近どうしてたんスか? 部活にも来ないで」
蒲原「いやぁ・・・ちょっと野暮用があってね」ワハハ
モモ「野暮用ッスか。まぁとりあえず中入りましょう」
蒲原「そ、そうだな」ワハハ
ガチャリ
モモ「あ、妹尾さんどもッス」
佳織「え・・・い、今声が聞こえたような・・・」
モモ「妹尾さーん! モモッスよモモぉおおおおお!!」
佳織「う、うひゃぁああああ!!!」ドタン
モモ「あ」
蒲原「だ、大丈夫か佳織ッ!?」
佳織「いててて・・・あれ、部長じゃないですか」
佳織「そ、それに・・・東横さん?」
モモ「お、驚かして悪かったッス・・・」
佳織「い、いいよぉ・・・あ、ありがとうございます部長」
蒲原「い、いやこっちこそ・・・」ワハハ
佳織「・・・?」
蒲原(佳織もいつも通りだし・・・よかった・・・ほんとに)
ガチャ
睦月「こんにちは」
蒲原「・・・!」
ワハハの口調が・・・
まあいいんだけど
佳織はワハハとは幼なじみだから
佳織のワハハに対する言葉遣いは敬語じゃなくてタメ口だぞ
睦月「・・・あ、部長」
蒲原「い、いやぁ・・・お久しぶり睦月」ワハハ
睦月「・・・どーもです」スタスタ
蒲原(やっぱり・・・なんかぎこちない感じがする・・・)
モモ「4人揃ったことですし、一局打つッスか?」
睦月「え・・・あぁ東横さんか・・・いいですね。そうしましょう」
佳織「うぅう・・・緊張しますぅ・・・」
蒲原「よ、よーし! じゃあ早速始めるか!」ワハハ
>>78
セリフ? それとも心の声?
>>80
まじか。これからそうする
カチ・・・カチ・・・
蒲原(ふぅ・・・やっぱり麻雀してると落ち着くな・・・)
蒲原「ほいっと・・・」カチリ
睦月「・・・ロンです」
蒲原(あ、しまった・・・)
モモ「これでオーラス・・・このままいけばモモの一人勝ちッスね」
蒲原「待て待て、まだ気が早いぞモモ。こっからわたくし部長の軌跡の大逆転が・・・」
睦月「・・・」ジッ
蒲原「・・・?」
睦月「・・・」プイッ
蒲原「??」
蒲原(さっきから私を見るときの睦月の視線が痛い・・・)
蒲原(そういえば・・・さっきから私、睦月からしかロンされてない・・・?)
蒲原(しかもさっきの私の捨て牌、二順前ですでに佳織の川に流れてる・・・)
蒲原(・・・)
蒲原「わざと私からロン上がりを・・・?」
モモ「どーかしたッスか? 部長」ジャラジャラ
蒲原「い、いや! なんでも・・・」
睦月「・・・」
>>83
~だなーとか
~だけどなー
~なんだよなー
とかが随所に入ってるとよりワハハっぽいってだけ
気にしないで続けて、どうぞ
>>90
なるほど。気が付いたらつけ加えてみる。サンキュ
モモ「―――やったッス。モモの圧倒的勝利ッスよ」
佳織「や、やっぱり東横さんすごいなぁ・・・」
蒲原「ワハハ! ついに部長の座をモモに明け渡す時がきたかもなー、なんつって」
睦月「・・・それがいいかもしれませんね」
蒲原「え・・・」
睦月「さっさと部長の座は東横さんにでも譲って引退した方がいいんじゃないですか?」
佳織「ちょ・・・津山さん・・・」
蒲原「じょ、」
蒲原「じょーだんキッツいよなぁ! 睦月は」ワハハ
睦月「・・・冗談なんかじゃありませんよ」
蒲原「え・・・」
睦月「誰のせいだか知りませんが、校内でも麻雀部の悪い噂が広まりつつありますし・・・」
睦月「目に見える形で部に影響が出る前に身を引いてもらった方が、私たちとしては助かるんですけど」
佳織「そ、そんな・・・」
蒲原「・・・」
疲れてきたお
ちょっと休ませて。30分で戻る
睦月「妹尾さんだって気づいてるんじゃないですか? 校内で部長が何て言われているか・・・」
佳織「そ、それは・・・」
蒲原「・・・わ、は・・・」
睦月「加治木先輩がいない今だから言っておきますけど・・・」
睦月「前々から思ってたんですよね・・・そんな風にヘラヘラ笑ってばかりいるあなたは部長にふさわしくないって」
蒲原「・・・ぁ」ポロ
睦月「あなたに部を牽引するだけの力が足りないから、結果として県予選敗退に繋がったんじゃないですか?」
蒲原「・・・」ポロポロ
睦月「責任とってやめてくださいよ。今すぐに。加治木先輩にはわたしg」
モモ「もうやめてくださいッス!!」
睦月「・・・」
蒲原「・・・」グスッ
モモ「・・・」
>>104かわいい
ワハハ
http://i.imgur.com/5ZrVJ.jpg
http://i.imgur.com/Rdnjx.jpg
http://i.imgur.com/hVMsP.jpg
http://i.imgur.com/jY0DL.jpg
http://i.imgur.com/LqBvc.jpg
http://i.imgur.com/riDqC.jpg
県大会決勝
ワハハ-18600
ムッキー-18600
同じじゃねえか仲良くしろよ
モモ「なんで楽しくやってたのに、それに水差すようなこと言うんスか・・・」
睦月「・・・」
佳織「東横さん・・・」
モモ「・・・私、帰るッス」スタスタ
ガチャリ
睦月「・・・」
蒲原「・・・ぅ・・・ぅうう」グスッ
佳織「部長・・・」サスサス
ガチャ
蒲原「・・・ッ!」ゴシゴシ
加治木「遅くなったな・・・さっき外でモモとすれ違ったが、何か・・・」
かおりんってカマボコのことなんて呼んでるっけ?
さとみちゃんだったっけ
睦月「・・・チッ」
佳織「・・・」
蒲原「・・・や、やぁゆみちん。も、モモは急用があるからって急いで帰ったよ」
加治木「蒲原、お前今・・・」
睦月「私も、お先に失礼しますね」
加治木「・・・? あぁ・・・」
睦月「・・・部長、私の言ったことよく考えてください」コソッ
睦月「それでは・・・」
ガチャリ
蒲原「・・・」
加治木「??」
>>117サンキュ。それでいく
加治木「おい蒲原・・・」
蒲原「・・・」
加治木「佳織・・・なにがあった」
佳織「そ、それは・・・」
蒲原「佳織、言わないでくれ・・・」
佳織「え、でも・・・」
加治木「蒲原ッ! いい加減にしろ!!」
蒲原「・・・!」ビクッ
加治木「お前が何か抱え込んでるのはもうお見通しだ。何年付き合ってると思ってる。私を侮るな」
蒲原「・・・」
加治木「話してくれ。この部では隠し事は一切なしだ」
>>122
ありがとう
―――
加治木「私の関知しないところで、そんなことが・・・」
佳織「私も前々から人伝には聞いてたんですが・・・」
蒲原「・・・」
加治木「どうして黙ってたんだ・・・?」
蒲原「ゆみちんやみんなに・・・迷惑かけたくなかった・・・」
蒲原「それに・・・」
加治木「・・・? それに、なんだ?」
蒲原「・・・うっ・・・」ポロポロ
蒲原「む、睦月みたいに・・・部のみんなからも嫌われてるんじゃないかって、怖くって・・・ぅう・・・」ポロポロ
加治木「蒲原・・・」
蒲原「・・・ぅわあああああああん!!!」ボロボロ
佳織「智美ちゃん・・・」
加治木「・・・」
ギュッ
蒲原「え・・・」ポロポロ
加治木「気づいてやれなくてごめんな・・・蒲原」
蒲原「・・・」
加治木「今まで辛かったよな・・・よく耐えてきたな・・・」ヨシヨシ
加治木「もう・・大丈夫だからな」ギュッ
蒲原「・・・うっ・・・うわぁああああああああん!」ボロボロ
佳織「わ、私も・・・智美ちゃんの味方だよ?」
加治木「ありがとう、佳織・・・」
加治木「・・・よし、すべて私に任せとけ・・・」
ちょっと結末考える時間だけください
ユるさねぇ…このマまで終わルかよ…
後日
加治木「・・・佳織、準備はできたか・・・?」
佳織「・・・は、はい。オッケーです」
加治木「モモ・・・そっちは?」
モモ「いつでもかかって来いって感じッスよ!」
加治木「よし・・・じゃあ、いくぞ? 蒲原・・・」
蒲原「・・・うん」
加治木「・・・緊張してるか?」
蒲原「ワハハ・・・ちょっと、ね・・・」
蒲原「だけど、みんながこうして舞台を整えてくれたんだ・・・私、やるよ」
加治木「ああ・・・それでこそ、『蒲原智美』だ」
蒲原「へへ・・・ゆみちん」
加治木「なんだ・・・?」
蒲原「・・・その、さ・・・ありがとね」///
加治木「ふふっ・・・気にするな」
加治木「じゃあ、行くぞ・・・ッ」
蒲原「・・・うんっ」
ピーーーーーーーーーッ
「えーあー・・・全校生徒の諸君、私の声は届いているか?」
「なんだこれ」「スピーカーから声が」「今授業中だぞ」
「私は加治木ゆみ。当校麻雀部の部員の一人だ」
こっから若干遅くなるかも。文才ないんで
加治木「今日は諸君ら生徒・・・いや、この学校に関わるすべての人間に話があって、放送部のスピーカーを借用させていただいてる」
加治木「感のいい者はお気づきだろうが、今回は当学校にて現在進行中で行われている悪質な『いじめ』について、話をさせていただく」
加治木「被害者は当方麻雀部部長の蒲原智美。加害者は―――この学校すべての人間だ」
「なんだそりゃ」「意味わかんねえw」「誰か止めてこいよ」
加治木「諸君らは今頃せせら笑っているのやもしれん・・・『自分たちは関係ないだろう』『人のせいにするのか』と」
加治木「しかし、いじめを行っている中核グループである蒲原のクラスメイトはもちろんのことだが・・・」
加治木「その状況を見て見ぬふりをする他の生徒、教師は、私から言わせれば全員が全員加害者だ!」
加治木「そもそもいじめの存在を認知していなかった者もいるだろう。その者にまで全ての罪を押し付けるつもりはない」
加治木「だが、自分の通う学校において『いじめ』が行われていることは、今私の口から聞いたはずだ」
加治木「よって、この時点で君たちもこの問題にかかわりをもったも同然だと思うがいかがだろうか」
「おい、このドアを開けろ!」「勝手にスピーカーを使用するとは何事だ!」
加治木「きたか・・・」
佳織「と、東横さん、頼みます・・・!」
モモ「ステルスモモキックッ! ステルスモモパンチッ!(小声で)」
「うわっ!」「誰だッ!?」「攻撃を受けているッ!?」
加治木(よくやったぞモモ・・・)
加治木「失礼。では話を続ける―――」
蒲原「・・・」ゴクリ
やべえ・・・ワードが出てこねえ
加治木「まずはじめに、いじめに直接関与していない者に対して」
加治木「先の私の話から、いじめという問題は、私たち社会で暮らす人々に常に密接な関わりがあるということはわかっただろう」
加治木「考えてみてほしい。『自分の友人がいじめを受けていたら?』『次狙われるのは自分かもしれない』」
加治木「想像することは難くないはずだ。そうすればおのずと自分たちがどうすべきなのかが見えてくるはずだ」
加治木「そして今まで今回の問題を見て見ぬふりをしてきた大多数の人間たち」
加治木「先に言っておく。貴様たちは直接的にいじめに参加する人間と本質的には変わらない」
加治木「いじめを受けている者がどんな気持ちでいるか、お前たちは知っているか?」
加治木「『助けてほしい、助けてほしい!』と、それがいかに小さな救いの手であったとしても、藁にもすがる思いで求めているんだ」
加治木「よく考えてみろ。相手の気持ちになって。被害者がどれほどの地獄にいるのか。そして自分たちがいかに無意識の内に業火の松明を押し当てているのかを」
マジで詭弁だわ・・・ごめんなお前ら
蒲原「ワハハー」テクテク
男子1「おっ、見ろよ蒲原だぜw」
男子2「マジだw」
男子1「よぉっw蒲原っww」
蒲原「ワハッ!?」ビクッ
男子2「なんだよワハッてwwww」
男子1「はははwwなぁ蒲原、お前がいっつも口空けてんのってなんでだっけ?w」
蒲原「ワ、ワハ~……?」
男子1「前にたっぷり教えてやったろうがwwおちんぽしゃぶるためですってよwww」
男子2「ってことだからさっさとこっちこいやwww」グイ
蒲原「ワハ…!ワハハ……!」ジタバタ
加治木「そして最後に、蒲原に対し直接いじめを行っていた全員に対して二言三言言っておく」
加治木「・・・お前らは真性のクズだ。説法するにも値しないほどのな」
ガヤガヤ ガヤガヤ
加治木「二度と蒲原に手を出すな・・・以後そのような行いをした者に対しては私たちが全力をもって制裁を加える・・・ッ」
加治木「話しは以上だ。これで放送を終わりにする」
ピーーーーーーーーーーー
佳織「お疲れ様です。加治木先輩」
加治木「ああ・・・大丈夫か、蒲原」
蒲原「・・・」
蒲原「・・・」ポロポロ
蒲原「・・・うんっ、なんだかすっきりしたよ」ニコッ
加治木「・・・そうか」ニコリ
ガチャ
モモ「終わったみたいッスね」
加治木「ああ、モモもお疲れ様な」
モモ「いいッスよこんくらい。先輩と部長のためッスからね」
佳織「でも、こんな大それたことをして、処分は免れないでしょうね・・・」
加治木「心配するな・・・すべての責任は私が持つ」
加治木「モモの傷害罪については、目撃者もいないだろうし、何とか不問にまで持っていく」ニヤリ
加治木「まぁこれで仮に退学になったとしても、私は一向に構わんよ」
加治木「大事な友人を一人救うことができたのならな」フフ
蒲原「ゆみちん・・・」
加治木「さてと、後片付けをするか」
モモ「そうッスね」
佳織「先生たちはどうしましょう」
加治木「少々悪い気もするが、このまま放っておいて構わないだろう」
モモ「手加減したんですぐ起きると思うッスよ」
加治木「そうか・・・では行くとしよう」
蒲原「みんな・・・本当にありがとうね」
モモ「・・・」ジー
蒲原「な、なんだモモ・・・」
モモ「部長ったらしおらしいッスよ? いつもみたく変な顔で笑っててくださいよ」
蒲原「なっ・・・へ、変なとは余計だぞっ」
モモ「お? いつもの感じに戻ってきたッスね」
加治木「・・・そうだな」ニヤッ
佳織「ふふっ・・・」
蒲原「・・・」
蒲原(そうだよ、なにしてんだ私)
蒲原(いつも笑顔でいるのが私だろ? そんな私を認めてくれる友人たちがいる・・・)
蒲原(だったら笑わなくっちゃ・・・!)
蒲原「ワハハ!! よーっし、みんな説教受けに行く覚悟はいいか!?」
「「「おう!!」」」
おわり
こんなグダグダに付き合ってくれたお前らありがとう
結末は書いてないけど、まぁこんな友情パワーにいじめっ子が適う筈がないだろうってことで納得してくれ
睦月は・・・本当にすまんかった
やべえwww
今更だが本当に睦月可哀そうになってきたwww
断言しとくぞ、睦月はこの後なんだかんだで和解する(赤字)
てかいじめを題材にしてるくせに睦月はぶったら連鎖終わらないやん
不良少女「おめえの席ねえから!」
睦月「」
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