響「うぎゃー!人付き合いに悩むぞー!」 (40)

響「はいさーい!」

春香「おはよう響ちゃん」

雪歩「おはよう」

響「今日はイヌ美も一緒なんだ!」

イヌ美「バウ」

雪歩「ひっ!」

響「雪歩どうしたんだ?」

雪歩「そ、その、イヌ美ちゃんはまだちょっと苦手で……」

響「あ、そうなんだ。ふーん。そういえば昨日すっごく面白いことがあったんだ!」

雪歩「……」

響「はいさーい!」

春香「あっ」

雪歩「……」

ザワザワ…

響「えっ…な、なんだ?どうしたんだ?自分何かした?」

春香「ニュース見てないの?」

響「ニュースなんかつまらないからみないぞ」

雪歩「…ほら、今朝の新聞……」バサッ

響「……えっ!?う、うちなーが……」


響「中国に……編入……!?」

響「昨日ハム蔵に好物のひまわりの種上げたら、喜びすぎて興奮して排水溝に種を落っことしちゃったんだー」

春香「うう、ハム蔵かわいそうに……。私も実は昨日やらかしちゃって……」

響「……」

春香「家でお菓子作ってたんだけどね、ちょっと高級な材料が手に入ったから気合い入れてたんだけど、転んで全部床にぶちまけちゃって……」

響「……ふわあぁ~」

春香「え?」

響「なんか眠いな……寝不足かな?」

春香「いや、その……」


P「……」

雪歩「じゃ、じゃあ春香ちゃん。時間だからレッスン行こ?」

春香「う、うん」

響「頑張るんだぞー」

「「いってきまーす……」」

響「イヌ美も今日は一緒の仕事頑張ろうな」

イヌ美「バウ」

P「響、ちょっといいか?」

響「ん?どうしたのプロデューサー」

P「まあその、なんというか……。言いづらいんだけど」

響「言いたいことあるならはっきり言ってほしいぞ!」

P「まあその、なんだ。もう少し自分の話だけじゃなくて人の話も聞いたほうが良いと思うぞ」

響「むっ、失礼だなー。話ならちゃんとこうやって聞いてるでしょ!」

P「そういうことじゃなくて、ほら、もっと聞き上手になるっていうかさ」

響「言ってることがよくわからないぞ……」

P「とにかくさ、人が話してるときはちゃんと話させてあげようってことだよ」

響「うーん、そうさせてるつもりなんだけどなあ……。でもわかったぞ!自分完璧だし聞き上手になるくらい簡単なことさー!」

P「そうか、頑張ってくれよ」

翌日

やよい「おはようございまーす!」

響「おはようだぞーやよい」

やよい「あ、響さん!今日もがんばりましょーう!」

響「そうだな」

グーキュルルル

やよい「あ……」

響「ん?今の何の音?」

やよい「ううー、実は今日朝ご飯抜いてきちゃって……」

響「なんで?」

やよい「お給料日前だからちょっと大変なんですー ……」

響「なんで?」

やよい「その、貧乏だから蓄えがなくて……」

響「どうしてだ?」

やよい「あの、お父さんの仕事もアレですし、兄弟も多いですから……」

響「なんで?」

やよい「兄弟が多いのはお父さんとお母さんが頑張ったからです……」

響「へえ、やよいの家も大変だなー。今日自分お弁当作ってきたんだけど、よかったら半分食べる?」

やよい「い、良いんですか!?うっうー!ありがとうございまーっす!」

響「遠慮しなくていいさー」


P「……」

この響は間違いなくハブられるhttp://i.imgur.com/aSEH4hS.jpg
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P「響、ちょっと」

響「ん、どうしたの?」

P「あのさ、今日の様子見てたんだけど……」

響「ふふーん。完璧な聞き上手ぶりだっただろ?」

P「お前ああいうのは聞き上手って言わないんだよ……」

響「ええー!どういうこと!?」

P「なんでなんでって聞いてるだけじゃん。しかもデリケートな話題まで踏み込むなよ」

響「デリケートな話題?そんなのあったか?」

P「だからあれだよ。やよいの家のこととか……」

このようにして響いじめが起こり出す
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響「あれってデリケートな話題だったの?」

P「そりゃそうだろ!家が貧乏とか親の話とか……」

響「やよいー、家の話とか聞かないほうがよかったかー?」

P「おまっ」

やよい「えっと、全然そんなことないです!」

響「だってさプロデューサー」

P「ちょっと屋上に来いお前」

響「うがー!引っ張らないでよー!」

響「もうっ、なんなんだよっ」

P「『聞かないほうがよかった?』なんて言われたらさ、普通『そんなことないです』としか言えないだろうが?」

響「そ、そんなのわからないでしょ!」

P「お前、自分が逆の立場ならなんて言ってた?」

響「自分、嫌なら嫌ってハッキリ言うタイプだぞ」

P「誰もがおなじようにできるわけじゃないんだよ!」

響「じゃあ最初っから聞かないでよ!もー、ケツの穴の小さい大人だなー」

P「アイドルがケツの穴とか言うな!」

響「どれ、自分が広げてやるさー」ビリビリ

P「や、やめろ!服を破くな!」

響「ん、股間に赤い羽根が……。パンツの代わりにこんなの着けてるのか。変態プロデューサーだな」

P「や、やめろ……」

響「こんな羽根はとっちゃうぞ」ピラッ

P「ひいっ、寒い……」ガタガタ

響「情けない格好になったなあ。さっきまで偉そうに説教してたのに」

P「ケツの穴の小さいだと?!お前はどうなんだよ!響!」ガバッ

響「うぎゃ!」ペロン

P「あん?モノ欲しそうにヒクヒク言ってるじゃねーか!そんなに欲しいなら…」ポロン

響「や、やめ…!」

P「こうだ!」ズン

響「うぎゃああああああ!」

響「それじゃ、小さい小さいケツの穴を拝むとするさー」

P「や、やめてくれ……」

響「うわっ、ほんとに小さいなあ。ヴァチカン市国みたいだ」

P「そんなこと……」

響「こんな小さな穴でちゃんと排泄できてるのか?」ツプ

P「アァオ!」

響「何大きい声出してるんだ!」パァン!!

P「あぎっ……」

響「こんなことでオタオタするようなプロデューサーに世話になってたと思うと情けないぞ」

P「も、もういいだろ。羽根を返せ」

響「まだダメに決まってるでしょ?穴を大きくしてやるさ」

P「冗談はよせ!」

響「冗談じゃないぞ。まずは自分の拳からだ」

P「こ、拳!?そんなの入りっこない!」

響「大丈夫だって。自分の拳が勝つか、プロデューサーの固く組まれた肛門のどちらが勝つか、フィストオアツイスト頂上決戦さー」

P「許してくれ!」

なんだこれ…

響「許さないぞ!えい!」グポッ

P「スパム!!!!」

響「自分の勝ちみたいだな。それそれ」グリグリ

P「ああああああああああああああああああああああああ」

響「背中仰け反らして白目剥いて……こんなのテレビじゃ絶対見られないぞ!」グリッ

P「も、もう、やめて!やめて!」

響「しょうがないな」スポッ

P「ひぅっ……」

響「血が出てるな」

P「こ、これで許してもらえるんだよな……?」

響「そんなわけないだろ?」

P「も、もう許して……」

響「許さないぞ!自分は人の話を聞かないからな!」ペシッ

P「叩かないで 」

響「拳が入ったところで次はこれだ!パソコンのキーボード!」

P「無理!絶対無理!」

響「さっきもそう言ってたけどちゃんと入っただろ?観念するさー」

響「ほっ!」グリッ

P「あんぎゃああああああああああ」

響「意外とすんなり入ったなあ」メコメコ

P「い、いだ、もうゆりゅして」

響「呂律が回らないのか。バックスペースするか?」

P「ばっ、ばっくすぺーすしてくださいぃ」

響「まったく、根性が足りてないぞ」スポッ

P「ひへぁっ」

響「キーボードが血に染まったな」

響「どうだ?反省したか?」

P「しました、反省しました」

響「反省しただとぉ!?」スッパァン!!

P「ぐひああああああああ」

響「プロデューサーなんだからアイドルがこんなことしたらちゃんと叱らなきゃダメでしょ!!」スパパンスパパンスパパ

P「ごめんなさいいいぃ!!」

響「体のケツの穴は広がっても心のケツの穴はまだ小さいみたいだな……」

響「とにかく自分今日は帰るから、ここで一晩どうしたらいいかじっくり考えておくんだぞ?」

P「はい」

響「じゃあおやすみ」

P「おやすみなさい」


翌朝


響「おはようプロデューサー」

P「……」ウツラウツラ

響「プロデューサー!!」

P「あうっ、ご、ごめんなさい!」

響「それじゃ、どんな考えになったか聞かせてくれ」

P「はい。私は我那覇響さんという素晴らしいアイドルに対し持ち前のケツの穴の小ささで見当はずれの指摘を繰り返してきました」

響「うんうん」

P「これじゃ我那覇響さんが孤立してしまうなどという妄想にとらわれていたのです」

響「自分がぼっちになる確率なんてこれっぽっちもないぞ」

P「今後はケツの穴の大きなプロデューサーになれるよう精進します」

響「頑張れよ!」









響ぼっちネタゆるせない
ネタにして楽しんでる連中一生ゆるさない

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