なつみ「さーてライターぱっぱして遊ぶか~」パッパ
れんげ「やめるのん!」ゴッ
なつみ「グヘェ!」
れんげ「なっつんのアホ!大ケガしたらどうするん!」
なつみ「な、なんだよれんちょん!いきなり怒りだして!」
れんげ「うちはなっつんのことが心配なのん!」
なつみ「うるせー!あたしのことはあたしが決める!」シュバッ
れんげ「な、なっつんどこいくん?」
なつみ「れんちょんのいないところでライター炎ごっこやるもんねー!バーカバーカ!」
れんげ「なっつーん!!」
…………
イモムシ「……なんだよ……れんちょん……そんな目で見ないでよ……」
れんげ「……安心するのん……なっつんはうちが必ず救って見せるん!」
れんげ「今度の世界線ではライターを粉々に破壊してやったので物理的に爆発することはありえないのん」
なつみ「あっ!トラクターがおいてある!れんちょん見てみて~!」バッ バッ
れんげ「なっつん!手を突っ込んだりしたら危ないのん!」
なつみ「今は動いてないから大丈夫だよ~ あっ」 ドルルン
バキバキバキッ
なつみ「グアアアアア!あたしの腕がああああああ!!」
れんげ「なっつーん!!」
なつみ「うわああああはなせはなせ!あっ、足もおおお!?」バキバキバキ
れんげ「なっつーん!!!」
…………
イモムシ「うわーん!あたしの手足がー!」
れんげ「……タイムワープ」
なつみ「廃材置き場で遊んでたら錆びた鉄片で両手両足を切っちゃったよー アハハ」
れんげ「なっつーん!」
~~~~~~~~~~~
なつみ「今年の台風すごいんだって!家の外色々飛び回っててまるで映画みたいだよ!あたしもメリーポピンズごっこしてくるね!」
れんげ「なっつーん!」
~~~~~~~~~~~
なつみ「精神異常者の殺人犯が脱走してこのあたりに潜伏してるんだって!ちょっとつかまえてくる!」
れんげ「なっつーん!!」
~~~~~~~~~~~
れんげ「お、おかしいのん……なんどやってもなんらかの形でなっつんがイモムシになるのん……」
なつみ「ウチがライターに触ればいいんだッ!」
ドグォバァー!!
れんげ「なっつんテメ――――ッ」
バァ~~ン!!
れんげ「プッツンしてるぜ~越谷夏海…おめーのそのブッ飛んでる根性…まじに中学生かよ…小娘~!!」
なつみ「れんちょんなんだよ~!あたしの両手足をしばっちゃってさー!動けないから早くはずしてよー!」
れんげ「ダメなのん!なっつんはすぐにいらんことしてイモムシになっちゃうのん!だからどこにもいけないようにしてるのん!」
れんげ「うちは絶対になっつんを救ってみせるのん!」
れんげ(なっつんがイモムシになるのはなっつんが大馬鹿だからなのん。動けなくしてしまえばイモムシになることはないのん)
れんげ(なっつんの体は今家の壁に鎖でつながれてるん。どこにもいけないのん)
なつみ「ん?なんか揺れてない?」
れんげ「え?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
なつみ「じ、地震だー!はやく外して!」
れんげ「だ、ダメなのん!なっつんはじっとしてるのん!」
バキバキバキッ
なつみ「あっ……壁にヒビが……」
バキィッ!
なつみ「アアアアア!い、痛い!腕が引っ張られる!」
れんげ「えっ!?」
バキバキバキッ!
なつみ「いたいぃ!いたいぃよおお!腕が千切れる!!助けて!」
れんげ「い、今はずすのん!」
ブチブチブチッ
なつみ「ああああああああああッッ!腕がああああああ!」
ブチィッ!
れんげ「なっつーん!!」
瓦礫「ゴオオオオオッ」
グシャッ
なつみ「ああああああああああッッッ!足がああああああ!」
れんげ「なっつーん!!!」
れんげ「なんでなのん……何度時間を巻き戻しても……巻き戻しても……なっつんはイモムシになってしまうん……」
れんげ「これが運命というものなのん……?なっつんはどうしても助けられないのん……?」
……ょん……れんちょん……
れんげ「あれ……だれかがうちのこと呼んでるのん……誰なのん……?」
れんちょん……れんちょん……れんちょん!」
れんげ「ふわっ!」
ほたる「れんちょん大丈夫?疲れて寝てたみたいだけど……」
れんげ(ここは……学校なのん……)
れんげ「ひょっとして、うち、夢見てたん?」
ほたる「夢?夢ってどんな?」
れんげ「なっつんが……なっつんが大ケガしてな……イモムシみたいになってしまうん……」
れんげ「それで、うちはなっつんを助けようとして、時間を戻るんけど、何度やってもなっつんイモムシになってしまうん」
れんげ「とってもとってもこわい夢だったのん……でも夢でよかったのん! なっつんは本当は怪我なんてしてないのんな!」
ほたる「れんちょん…………」ポロポロ
れんげ「ほたるん……?なんで泣いてるん……?」
ほたる「れんちょん……なつみ先輩はね……なつみ先輩はもう……!」ポロポロ
れんげ「ほたるん……うぅ……うわあああああん……!」
そのときうちは思い出したのん。なっつんの葬式が一週間前にあったことに。
なっつんは自殺してしまったのん。うちはなっつんを助けることができなかった。
なっつんのいない教室が、その残酷な現実を避けようもなくうちに告げていたのん。
了
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、れんちょん達のみんなへのメッセジをどぞ
れんげ「みんな、見てくれてありがとうなのん!
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでねのん!!」
こまり「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
ほたる「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいですね・・・」
イモムシ「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほのか「・・・ありがと」ファサ
では、
れんげ、こまり、ほたる、イモムシ、ほのか、俺「皆さんありがとうございました!」
終
れんげ、こまり、ほたる、イモムシ、ほのか「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
このSSまとめへのコメント
あああああ