れいか「」ニコニコ
みゆき「……え?」
れいか「」ニコニコ
みゆき「えっ……え?」
れいか「」ニコニコ
みゆき「えっ!?」
みゆき「れ、れいかちゃん。今なんて?」
れいか「私、みゆきさんのこと嫌いなんです」ニコッ
みゆき「ご、ごめん。き、嫌いってその……」
れいか「そのままの意味ですよ」
みゆき「な、なんで……」
れいか「なんとなく。強いて言うなら、ムカつきます」
みゆき「ひ、ひどいよれいかちゃん……」
れいか「嫌いなんですから仕方ありません」
みゆき「だ、だって……私たち友達だと思ってたのに……プリキュアだって……」
れいか「友達だと思っていたのは、みゆきさんの方だけだったみたいですね」
みゆき「そんな……」ウルッ
れいか「プリキュアの方も、あなたは仲間だと思っているようですが、実際戦闘ではあなたは役立たずではないですか」
みゆき「や、役立たず?」
れいか「サニーは炎を利用したパワー溢れる戦いをする、マーチはスピードを活かしアクロバチックに戦う、ピースはあざとい、そして私はみなさんの司令塔……」
れいか「あなたに何ができると言うのですっ!」
みゆき「うっ……」
れいか「プリキュアにあなたがなせる役割はありません!」
みゆき「うう、確かに私はあかねちゃんみたいに力持ちじゃないし。なおちゃんみたいに身軽じゃないし」
みゆき「やよいちゃんみたいにあざとくないし。れいかちゃんみたいに頭良くないけど……」
れいか「けど?」
みゆき「……うう。やっぱりなにもないかも……」シュン
れいか「というよりも、すべてにおいて人並み以下ですよね」
みゆき「う……」
れいか「運動音痴。成績不振。おっちょこちょい。落ち着きがない」
みゆき「うう……」
れいか「私たちがいなかったら、みゆきさん一人でプリキュアをやっていけたでしょうか?」
みゆき「や、やっていけたよ! ……たぶん」
れいか「無理ですね。私一人にさえ口答えできないようでは、あの悪の三幹部の相手などとてもできません」
みゆき「で、できるよ! 私だってやればできる!」
れいか「そうですか……なら」つスマイルパクト
みゆき「!」
れいか「私一人に負けるはずがありませんよね?」
みゆき「ま、まさか変身して戦う気なの……?」
れいか「はい。さすがにみゆきさんでも状況は把握できたようですね」
みゆき「そんな、おかしいよ! プリキュア同士が戦うなんて! もしケガでもしたら……」
れいか「それなら大丈夫ですよ。あなたがいなくても、私たちはプリキュアとして十分やっていけますから」
みゆき「私は、プリキュアじゃないってこと……?」
れいか「言ったでしょう? あなたは役立たずだと」
みゆき「……っ!」
れいか「あなたがいない方が、むしろプリキュアのためになりますよ」
みゆき「……も、もう頭きた!」
れいか「……」
みゆき「いくられいかちゃんだって許さないよ!」プンスカ
みゆき「私も怒る時は怒るんだから!」プンプン
れいか「そうでしょうね」
みゆき「……それに、悲しいんだよ?」
れいか「……」
みゆき「友達だって、仲間だって思ってたのに! そんなこと言うなんて……悲しいよ!!」
れいか「……。ですからそう思ってたのはあなただけだったんです」
みゆき「ウソだよ。れいかちゃんは優しい子だもん! そんなひどいこと、言わない!」
れいか「ふふ……では、あなたの悪口を言う私は私ではないと?」
みゆき「わかんないよ。でも、戦えばなにか分かるかもしれない!」つスマイルパクト
れいか「なるほど……」つスマイルパクト
スマイルパクト<カチャ
レディー!
みゆれい「プリキュア、スマイルチャー……」
佐々木「って、授業中になにをやってるのー!!」
れいか「ひゃっ!」ビクッ
みゆき「はいっ!?」ビクッ
れいか「す、すみません!」ペコリ
みゆき「ご、ごめんなさいごめんなさい!」ペコペコ
佐々木「まったく……」ハア
あかね「いやほんま何やってんねん」
~職員室
ガララ
シツレイシマシター
みゆき「はあ……」
れいか「こってり叱られてしまいました……」
みゆき「うん、ごめんね。私のせいで」
れいか「いえ、私が先に話したんです」
みゆき「そうだよねー。れいかちゃんが変なこと言うからー。はっぷっぷー」
れいか「す、すみません」ペコリ
みゆき「えへへ、冗談だよ。れいかちゃん叱られ慣れてなさそうだからからかっちゃった」
れいか「……」
みゆき「さっきなんて先生が何か言う度にビクビクして、頭下げっぱなしでかわいかったよ」
れいか「かわ、いい……?」
みゆき「うん! れいかちゃんってかわいいよね! もてもてって言われるのも分かるかも~!」
れいか「……」
みゆき「? れいかちゃん?」
れいか「……そういうところがムカつくんです」ボソッ
みゆき「え……?」
れいか「みゆきさんなんか、大嫌いですっ!」タタッ
みゆき「れ、れいかちゃん!」
みゆき「れいかちゃん……」
みゆき「……」グスッ
あかね「みゆきー!」
やよい「先生のお説教長かったねー」
なお「いきなり授業中に二人で話し出すから何事かと思ったよ」
みゆき「みんな……」
やよい「あれ? れいかちゃんは?」
なお「いないね」キョロキョロ
みゆき「うわああ~ん!!」ガバッ
あかね「な、なんやなんや~!?」
~~
みゆき「うっうっ……」グスグス
あかね「おー、よしよし」
なお「どおどお」
やよい「なでなで」
みゆき「れっ……ちゃんが、ぐすっ。たしを、きら、って、ずびっ」
あかね「うん、何言うてんのか全然わからん」
なお「つまり、れいかがみゆきちゃんを嫌ってるんだね!」
みゆき「う、うえええん!!」
やよい「なおちゃん、直球すぎ!」
なお「ご、ごめん」
あかね「でもれいかがみゆきにそないなこと言うなんて、信じられへんなぁ~」
なお「そうだよね……」
みゆき「私も最初は冗談だと思ったけど」
あかね「れいかは冗談なんて言わなさそうやしなー」
やよい「じゃあ本心ってこと?」
あかね「わからん」
みゆき「うう……」
やよい「ウソなんてめったに言わないし、絶対本心だよ!」
なお「やよいちゃん私より直球勝負だよね」
あかね「ま、何にしてもれいか本人に聞かんとわからへんな」
なお「明日聞いてみようか」
やよい「うん」
みゆき「みんな、ありがとう」
あかね「かまへん。ウチらは友達なんや」
なお「二人には仲良くやってほしいしね」
やよい「うんうん」
みゆき「みんな……」
あかね「とりあえず、今日のところは帰って休み」
みゆき「……うん」
~帰り道
あかね「ほな、また明日な」
なお「バイバイ」
やよい「れいかちゃんのことは、私たちに任せて!」
みゆき「うん。みんな、バイバイ」
バイバーイ
みゆき「……」トボトボ
キャンディ「どうしたクル? みゆき、元気ないクル」ヒョコ
みゆき「うん……れいかちゃんと、ちょっとね……」
キャンディ「クルぅ?」
~みゆ家
みゆき「ただいま……」ガチャ
育代「おかえりー。ってあら? みゆき、元気なさそうね……何かあった?」
みゆき「え……そ、そう? いつもと変わらないよ! ウルトラハッピー!!」
育代「ならいいけど……」
博司「みゆき、お父さんだぞ~!」
みゆき「あ、うん。おかえり」スタスタ
博司「……? みゆき、何かあったの?」
育代「あれは恋の悩みかしら」フム
博司「えー、お父さんいやだぞー」
~れい家
れいか「ただいま帰りました」
静子「おかえりなさい、れいか」
れいか「今から夕御飯の支度ですか? なら私、手伝います」
静子「ううん、いいわ。もう大体終わったから」
れいか「そうですか……ではできたら呼んでください。私は自分の部屋でお勉強をしています」
静子「わかったわ」
~れいかルーム
バタン
れいか「……ふう」
れいか「夕御飯までまだ時間がありますし、まず今日の授業の復習をしましょう」
れいか「ええと、xは3ですからyは……」
カキカキ
れいか「……さん」
れいか「みゆきさんっ!」ガタッ
れいか「みゆきさん、みゆきさん! みゆきさん!! みゆきさぁーん!!!」
れいか「みゆきさ……ハッ!」
れいか「いけない。また私……」
れいか「このところおかしいですね。一人で部屋にいると、みゆきさんのことばかり……」
れいか「それにしても今日のみゆきさんは何かこう、くるものがありましたクルぅ~」
れいか「先生に怒られて、泣きそうになっている表情はたまりませんでした!」
れいか「私のこともその、か、かかかわいいと言ってくれました……!」
れいか「みゆきさん! みゆきさん! みゆきさんみゆきさん!! みゆきさぁ~~~ん!!!」
ガチャ
淳之介「れいか、うるさいぞ」
れいか「ひゃっ。す、すみません」
淳之介「れいか、この頃部屋で独り言が多いみたいだけど。大丈夫か?」
れいか「は、はいお兄様。大丈夫です。少しお勉強の方に熱中しすぎて……」
淳之介「そうか、なら仕方ないな」
れいか「申し訳ありません、ご心配を……」
淳之介「いいさ、れいかが無事ならそれで。じゃあ、もうすぐでご飯できるみたいだから下りてくるんだよ」
れいか「はい」
パタン
れいか「みゆきさん……みゆきさん、みゆきさん!! みゆきさんっ!!」
淳之介「母さん、ちょっと」
静子「なに?」
淳之介「最近れいかがおかしいんだよ。部屋で一人にしておくと、突然誰かの名前を叫びだすし」
静子「それは私も知ってるわ。御祖父様も気にかけていたわよ」
淳之介「……母さん。僕はね、こう思うんだよ」
静子「?」
淳之介「れいかはある病にかかってしまったんだ……」
静子「病、ですって?」
淳之介「恋の病にね!」キラン
静子「恋……?」
淳之介「そう、恋さ」フフ
静子「まさかれいかに限って……初恋もまだなんじゃないかしら?」
淳之介「れいかだってもう中学二年生なんだ。恋愛のひとつやふたつくらいするよ」
静子「私の初恋は高校二年の秋だったけどね」
淳之介「まあ僕もまだだけどさ」
静子「ああ、だから彼女を連れてこないわけね」
淳之介「うるさいなあ」
静子「男の子は若い頃に遊んでおかないと、しびれるくらい後悔するわよ」
淳之介「今は僕よりもれいかのことだろう?」
静子「話をそらそうとしても無駄よ。木星に代わってヤキいれてやるわ!」
淳之介「話を脱線させたのは母さんじゃないか!」
静子「それとこれとは話が別よ。青木家の将来のため、あなたの相手を見定めないと」
淳之介「まだ相手もいないのに気が早いんだよ、母さんは」
静子「そんなことないわ! あなたいくつだと思ってるの? そろそろ恋人くらい……最悪こちらで探してもいいのよ?」
淳之介「いやだよ! そんなこと親に決められたくない! 御祖父様が聞いたら絶対反対するよ!!」
曾太郎「呼んだか?」ヌッ
静子・淳之介「わああああっ!?」
曾太郎「一体何事だ。わしの部屋にまで声が響いてきたぞ」
静子「す、すみません……」
淳之介「御祖父様、でも緊急事態なんだよ!」
曾太郎「緊急事態だと?」
淳之介「れいかの様子がおかしいんだ」
静子「最近、自室での独り言が多いのは知っていますよね?」
曾太郎「うむ。お前と話したな」
静子「その原因を、淳之介がこう言うんです」
淳之介「ずばり、原因は恋だよ!」キラリン
曾太郎「恋……だと…………?」
曾太郎「れいかに好きな男ができただと!? おじいちゃんは許さんぞぉー!!」プンスカ
静子「お、落ち着いてください!」
曾太郎「わしの愛しいれいかに手を出した奴はどこのどいつだ! 今すぐ連れて来い!! わしが八つ裂きにしてやる!!」
静子「お父様、落ち着いて!」
淳之介「そうだよ! まだ男ができたって決まったわけじゃない!」
淳之介「僕だってそいつを締め上げたいのは同じだけどね!!」
静子「これ以上煽るのはおやめなさい!」
淳之介「ご、ごめん。つい……」
曾太郎「ふむ。少し落ち着こうか」
曾太郎「実はわしはれいかから相談されたのだ」
淳之介「相談?」
曾太郎「まさしく恋愛相談を受けた」
淳之介「な、なんだってええええ!?」ガーン
曾太郎「残念だが、れいかもそういう年になったということだ……」
静子「いいことではありませんか」
曾太郎「女にはわからん……」シュン
淳之介「うん」シュン
静子「というか相談を受けたならさっきの反応は何だったんですか……」
静子「相手はどなたでしょう?」
淳之介「生徒会長の入江くんとか」
曾太郎「……わしが相談を受けた限りでは、恐らくれいかは相手に心底惚れている」
淳之介「そんな……」
曾太郎「だがわしたちが何を言っても意味はない。今は見守ってみようじゃないか」
静子「……そうですね」
曾太郎「じゃがれいかを泣かせた時は、青木家総勢でその男を地獄の底まで追いつめる」
淳之介「僕も手伝うよ」
静子「……」
~みゆルーム
みゆき「はああ……」ヘト
キャンディ「みゆき、本当にどうしたクル?」
みゆき「キャンディ、私のこと好き?」
キャンディ「好きクル」
みゆき「私も好きだよ」
キャンディ「クルぅ……//」
みゆき「れいかちゃんは、どうなのかなあ?」
キャンディ「れいかクル?」
みゆき「うん。れいかちゃんは私のこと、その、好きなのかなあ、って」
キャンディ「友達だから好きに決まってるクル」
みゆき「そうだよね……。でも、れいかちゃん、私のこと嫌いみたいなの……」
キャンディ「れいかが? そんなわけないクル!」
みゆき「本当に言ったんだよ? 私のこと、大嫌いって……」
キャンディ「クル……。れいかは嘘をついてるかもしれないクル!」
みゆき「私も思ったよ。でも、れいかちゃんの目は嘘なんて言ってる目じゃなかったもん」
キャンディ「そりは……れいかはいい嘘をついてるんだクル!」
みゆき「いい嘘? 嘘にいいも悪いもあるの?」
キャンディ「この世には優しい嘘があるクル! 相手のためにつく嘘……ドラマでやってたクルぅー!」
みゆき「そんなの……大嫌いなんて、嘘でも言ってほしくないよ」グスッ
キャンディ「ク、クル……」
~バッドエンド王国
ウルフルン「ウルッフフ~♪」ヌイヌイ
ウルフルン「俺様ウルフルン~♪」ヌイヌイ
コロコロ グイッ
ブチッ
ウルフルン「よーし! できたぜえー!!」パンパカパーン
アカオーニ「何ができたオニ?」
マジョリーナ「私たちにも見せるだわさ」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ、いいところに来たもんだな」
ウルフルン「こいつを作ってたんだよ」
アカオーニ「服オニ?」
マジョリーナ「服屋さんにでもなるつもりかい?」
ウルフルン「バーカ。俺がなんで服なんざ売らなきゃならねえんだ」
ウルフルン「こいつはプリキュアを倒すために必要なんだよ」
アカオーニ「プリキュアを~?」
マジョリーナ「あんたも発明品を作っただわさ?」
ウルフルン「ちげえよ。この服はピーターパンって奴のでな……」
アカオーニ「ピーターパン? 誰オニ?」
マジョリーナ「アカオーニ、知らないだわさ? フックの奴が散々騒いでいただわさ」
アカオーニ「ああ~、ワニに食われた海賊オニ」
ウルフルン「いや知らねえけどよ」
マジョリーナ「ピーターパンは子供のくせに強いという噂だわさ。空を飛べるともいわれている」
アカオーニ「俺様なら楽勝オニ!」
マジョリーナ「私だって空を飛べるしね」
ウルフルン「いや、どうでもいいんだよその話は」
アカオーニ「それでなんでそのピーターパンの服を作ったオニ?」
ウルフルン「だからプリキュアを倒すためだっての」
マジョリーナ「どうしてその服でプリキュアを倒せるのか言うだわさ」
ウルフルン「言おうとしたらテメエらが勝手に話し出したんだろうが!」
ウルフルン「……まあいい。ウルッフッフッフッフ、実は面白いことを聞いてよお」
アカオーニ「面白いことぉ?」
ウルフルン「アカオーニ、お前も聞いたはずだぜ。プリキュアの秘密をよお」
アカオーニ「プリキュアの、秘密オニ?」
ウルフルン「いいか? プリキュアのあのピンクはなぁ、ピーターパンが好きなんだよ!!」
マジョリーナ「……はあ?」
アカオーニ「好き? 好きってなんだオニ」
ウルフルン「好き、ってのは恋! ドキドキしたらそれはもう恋でしょおっ!?」
アカオーニ「あのピンクはピーターパンに恋してるってことオニか!」
ウルフルン「ああ、ムカつくことになぁ……だがそこをうまく突く!! この服を着て、ピンクを俺に惚れさせ……攻撃できないようにさせるのだぁ!!」
アカオーニ「頭いいオニぃー!」
マジョリーナ「あほらしいだわさ……」
マジョリーナ「まああのピンクもそこまで馬鹿じゃないと思うけどね」
アカオーニ「ウハハハ! あいつはプリキュア一、勉強が出来ん馬鹿オニ!」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ……そう。この作戦は絶対に成功する」
ウルフルン「待ってろ、プリキュアー!!」ダッ
ウルッフゥー!!
アカオーニ「あ。ウルフルン、服忘れてったオニ」
マジョリーナ「私も交番に行くだわさ」
~翌朝
コンコン
れいか「御祖父様、入ってもよろしいでしょうか。相談があるのです」
曾太郎「……」
曾太郎(また恋愛相談だろうなぁ。いやだなぁ)
れいか「御祖父様?」
曾太郎「う、うむ。入れ」
ガララ
れいか「失礼します」ペコリ
曾太郎(ああ、れいかかわいい)ホッコリ
曾太郎「れいか、相談とはこの間の?」
れいか「はい……。そ、その……」
曾太郎「恋愛相談だな?」
れいか「れ、恋愛なんて、そんな大仰なものではっ……///」アワワ
曾太郎「恥じることはない。恋愛もひとつの道だ」
れいか「道、ですか……」
曾太郎「そう。誰もが通る道……いずれはれいかもと思ったが、こんな早く来ようとはな」
れいか「ま、まだ決まったわけでは……!」
曾太郎「……」
れいか「この気持ちが、その、こここ恋とは……わ、わかりませんっ!」
曾太郎「……なのだ」
れいか「え……?」
曾太郎「相手は誰なのだ!!」ダン!
れいか「え、ええっ!?」
曾太郎「お前の惚れてる相手は誰なのだぁあああー!!」ダンダン!
れいか「誰と言われましても、そ、そのぉ…………きゃっ、恥ずかしくて言えないですっ//」
曾太郎「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」ダンダンダンダン
れいか「お、御祖父様! 落ち着いてください!」
曾太郎「クソッ! クソォー!! どこの馬の骨だぁあああああ!!」ダンダンダンダンダンダンダンダンダン
れいか「お、お母様ー! 御祖父様がご乱心にー!?」
~みゆ家
みゆき「ちこくちこく~!!」ダダダ
キャンディ「みゆき~、うさぎさんみたいにしてクルぅー」
グイッ
みゆき「ちこくするううううう!!」ダダダ
育代「みゆき、朝ごはんはー?」
みゆき「いらなーい! いってきまーす!!」
キャンディ「クルぅ~!!」
キーンコーン
みゆき「ふうっ、間に合ったよ~」ドテッ
キャンディ「頭ぼさぼさクルぅ~」
あかね「五連続遅刻はまぬがれたな」
みゆき「さすがにそんなにしてないよ~、はっぷっぷー!」
あかね(なんや、元気そうやな)
やよい(よかったぁ。やっぱりみゆきちゃんは笑顔が似合うね)
あかね(れいかは……なおに任せる)
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