華麗なる殺戮-7・14-(35)

都内某所・カレー専門店TSUNADE 二階 ラースの部屋   

カタカタ……カタッカタカタカタカタ………ガチャン!


ラース「よし……」

コンコン

「ラース!!そろそろ出て来てくれ!」

ガチャッ


ラース「……」

縄樹「やっと出てきやがった~何してんたんだ?」

ラース「色々」
 
縄樹「お客様二名きたぞ 店長」


ラース「煮込み出来てるか?」

縄樹「もちろんさ~それぐらいやって普通だろ副店長だから」

ラース「だよな」

縄樹「さっさと降りて来い。常連さんじゃねぇからそのまんまの汚い格好でもいいから」

ラース「常連客じゃないのか?」

縄樹「俺達の元雇い主だよ」

ラース「なる程」


カレー専門店TSUNADE一階 テーブル席 


ケビン「よぉ~元気にしてたか」     
 
ラース「何にします?」

ケビン「カレーピラフ三人分」

ラース「誰かくるんですか」   
ケビン「おうよ。シンジとぱっつぁんが顔だしにな」 


ラース「分かりました、少しお待ちを」

ケビン「おう!」


カラカラン

碇シンジ「初めてくるから、助かったよレイン」

レイン「危なかったね。オレに会ってなかったらどうなってやら」 

志村新八「ケビン何してんのココで」 
 
ケビン「飯喰いに来ただけど」 
シンジ「社長。ちょうど良かった後で書類を処理して貰えないか」

  
ケビン「ヤダね」 

シンジ「いいのか?給料引くぞ」 

ケビン「わかったわかった。やりゃーいいんでしょうやりゃーよお」 

新八「それよりスティール見なかったか?先に来ているはずなんだが」

「ここにいるぞ」ギュイン……

新八「何で光学迷彩使ってんだ、オイ」 
 
スティール「使ちゃ悪いのかコノヤロー」

新八「テメェーみたいなチンピラが光学迷彩なんて使う権利あるわけねーだろうが」 

スティール「それは、個人が決めることだろうがコノヤロー」


新八「何だと……てめぇ誰に向かって口きいてんだぁコノヤロー!!」

スティール「誰って……落ち目のお侍さんでしょ?」

新八「なんだっと!!?」

  
スティールのエルボーが新八の顔面に浴びせられた。

ガタガタガタッ

 
ケビン「」ギロッ

縄樹「」ギロッ

スティール「何だ貴様等~海に沈めるぞコノヤロー!!……で誰が負けたと思うシンジ」

シンジ「俺的に見て新八かな」

新八「眼鏡が真っ二つになった」 
 
スティール「ワリィワリィ、ちょっとテンション上がり過ぎた」

新八「お前相変わらずこうゆう賭け事強いな~羨ましいよホント」

ケビン「いきなり二人でアウトレイジゲームやりだすからどうしよかな~ってなやんじまったよ」


新八「俺が負けたから奢るよ。好きなもの頼んでくれ」 

スティール「ヤフー!!流石!色男やること派手だぜ」

ケビン「きゃあ~抱いてー!!」

新八「キモッ」

シンジ「絶対抱きたくない」

スティール「俺なら女になっても抱かずにコンクリート漬けにするな」


ケビン「おめぇーら薄情だな、ホント」

縄樹「ぷっ………フフフ」

一同「ぎゃはははははははは!!!」


厨房

「オマエ等オボエトケヨー」   

「ハイハイ」

グツグツ……グツグツ


レイン「あっちはなんだか楽しそうだね」タッタッタッタッ

ラース「お嬢様、手伝って貰ってすみません」ザッーザッーザッー

レイン「いいんだよ。好きでやってるから」サッサッサッ

ラース「お嬢様」

レイン「何?どうしたの」

ラース「今日は何の日か覚えてらっしゃいますか?」

レイン「何の日って……」


レインはボロボロブルージーンズの左ポケットに入れたスマートフォンから日付を確認した。


レイン「7月14日……そういや10周忌だったね」

ラース「覚えてらしたのですね」 

レイン「ここに居る皆は誰もあの日の事を忘れてない……いや正しくは忘れられないと言うべきかな」スッ~   
 

ラースは何とも言えない顔でドンチャン騒ぎをするシンジ一行を見つめた。

 
レイン「皆、あの日以来色々なものを失ったあなたは愛する者を」

ラース「課長(シンジ)は友人にスティールは居場所を」 

レイン「リョウパーパ(新八)と社長は何も失ってないけど無力感はかんじているよ」

ラース「縄樹は……」

レイン「心を許した相手を無くした」


二人はあの悪夢のような出来事を厨房で回想し始めた。

数年前、7月9日。

ある町で“ソレ”は始まった。



明日、書けたら書きます。

まる子「いったい先生、どこ行っちゃたんだろうね~たまちゃん」
 
たまえ「心配だよね~早く見つかればいいんだけど」


3年4組のクラスメイトは口々に不安をぼやきながら彫刻刀で絵を掘り始めた。

不安なのはレインも同じであった。 

 
「何すんだブー!!?」   


ひとりのクラスメイトの叫び共に“ソレ”が牙を向いた。

山田「楽しいだじょーwwww」 

関口「ぐぁああああ助けてくれー!!」


やや変で有名なクラスメイト、山田が突如としてブー太郎の机に彫刻刀を突き立てたと思いきや近くにいた関口に対して腹部に彫刻刀を刺したのである。


たまたま、みぎわと談笑していたレインは叫び声の方向に目をやるやいなや状況の異様さに息をのんだ。


レイン「山田君……」

山田「だじょーwwww」ブン!

レイン「うわっ?!」


山田が投げた彫刻刀を両手で
真剣白刃取りの如く受け止めた。

山田「ダハハハハッ楽しいじょーwwww」

関口「やめろ………来るな……あがっ!?」

山田は笑顔で関口の頸動脈に彫刻刀を突き刺し、腹部を刺した彫刻刀で切り裂いてはらわたを引きずり出した。

山田「うまいじょーwwww」ムシャムシャ

「きゃあああ!!」

「うわぁあああああ!!」

レイン「皆!外に避難して!!」

レインの声ともに山田以外のクラスメイトは外に出た。


ブー太郎「腰が抜けて動けないブー」

山田「ジュルリ」

ブー太郎「ひぃい?!」


関口のはらわたを喰らいながら次の獲物であるブー太郎に歩みを進める山田に対しレインは 

レイン「止まって!!」

腰部に付けたヒップホルスターからH&K USPコンパクト(レインカスタム)を取り出し銃口を山田に向けた。

山田「ガハハハハハッ!!とまらないじょーwwww」

レイン「お願い止まって……あなたを撃ちたくない」

山田「とまらないじょwwwwとまらないじょwwww」


レインはやむなく、山田の右足の甲を撃った。


山田「全然痛くないじょwwww」

レイン「どうして……」 


足の甲を撃たれても平然とブー太郎に近寄って行く山田を見て俄然とするレイン。 
 
 
ガシャーン!!


レイン「チッ……」 


引き戸を蹴破り現れたのは何と

 
スティール「大丈夫か?レイン」   

レイン「教授!それにリョウパーパ!!」

レインの師匠であるスティールと実の父親であるぱっつぁんこと新八が颯爽とあらわれたのである。


新八「アシャン、そこから動くな!!」
  
スティール「だめだこりゃ。もう完全に意識が喰われてやがる」

レイン「どうゆこと?」 


レインはスティールに問い掛けた。

 
スティール「レイン!!悪いがもうどうにもならねぇから今はこらえてくれ」

レイン「何を……」


レインが言葉を発する前にスティールはドロップレッグタイプのタクティカルホルスターからS&W M629 PCを取り出し山田の頭を撃ち抜いた。


レイン「……」


レインはあまりの状況に口を開けて唖然とした。 


中盤に続く。

明日書けたら書きます。

パシャパシャ……

 
「はーい、今から3年4組の教室には立ち入らないで下さい」

丸尾「ズバリ!我々はこれからどうすればいいでしょうか?」

「まぁ……常識的に考えて早退だろ」

小杉「メシはどうすんつもりなんだよ!!」


スティール「よーし腹が空いたヤツはうちの店に行け」

まる子「もしかして、焼鳥タダで奢ってくれるのかい?」

スティール「ああ」

はまじ「喰う気にならないから俺はパス」

 
山根「僕も……胃腸が調子が悪いので……」

「胃腸薬だ。気を付けて帰るんだぞ」

山根「ありがとう……ございます」

スティール「それと~荷物は後々自宅に送るから今日は自宅に帰るなり店に直行するなり好きにしてくれ」

スティールの言葉ともに廊下で状況を見守っていた4組のクラスメイトたちは何とも言えない顔しながら教室を後にした。


レイン「ねぇ」

スティール「どうした?レイン」

レイン「二人の家族になんて言えば……」

スティール「ありのまま伝えるしかねぇよ。それとキミもうちの店に来てくれ」


レイン「なぜ?」

スティール「戸川先生絡みで話したいことがある」

レイン「ここはどうするの」

スティール「リョウとやらない夫に任せる」 

新八「オーライ」

やらない夫「まかせろ」

レイン「了解」


レインは教室で血まみれで呆然としているブー太郎を少し見つめて申しわけなさそうな顔しながら教室を後にした。

焼鳥屋 death by degrees

ガラガラ


ラース「いらっしゃいませーってお嬢様!ご無事でなりよりで」

やる夫「レイン、何か食べるかお?」

小杉「砂肝うめぇー!!」


レイン「ありがとう。でもいらないから小杉君に食べさせてあげて」

縄樹「オーライだレイン」

ラース「お嬢様、何か飲みますか」

レイン「……テキーラとソーダを」

ラース「分かりました」

ラース「テキーラとソーダです」

レイン「ありがとう」


ラースからテキーラの入った瓶とソーダが入ったアルミ缶の栓と蓋を開け、両手で二つ同時に飲み始めた。


縄樹「どうした?何か荒れてるみたいだが」

ラース「坊や……何か知っているかい?」

小杉「今日よぉ、何故かわからねぇけどいきなり山田って奴が暴れて同じクラスの奴を一人殺してスティールのおっちゃんに撃たんだ」

ラース「なる程」

やる夫「なんで、そんなことお……」

レイン「わからないよ。ただ山田君は変だけど善悪の判断はできる子だよ」

縄樹「うむ……」


縄樹は鳥胸を焼きながら不可解な事件を考察し始めた。


ガラガラ


ラース「いらっしゃいませ~」

野口「なかなか悪くないみせだねクックックッ」

ラース「お久しぶりです野口さん。どうぞ好きな席へお座り下さい」

はまじ「センセイいいのかよ、昼間から酒なんか飲んで」

レイン「大丈夫」

まる子「まるで、ウチのお父さん並みにいい飲みぷりだね」


たま「喜べばいいのか泣けばいいのかわからないね……その例」

スティール「遅れてワリィなレイン。テツオが道に買い出しに行く途中で道に迷ってたから道案内したら遅れた」

テツオ「天野君……僕は二度と君に道案内を頼まないよ」

レイン「まだケータイの地図の方が信頼出来るからな~教授の道案内よりも」


スティール「自分が方向オンチなの忘れてた」

レイン「そんな事よりも学校で言ってた話たいことって?」

スティール「ちょうどジャストタイミングで三年四組のメンツもいる事だしここに居る全員に耳を傾けて欲しい。実は……」


明日書けたら書きます。

スティール「戸川先生を射殺した」

レイン「へぇ……はぁっ?!」

まる子「た、たまちゃんいま先生が射殺されたって聞こえたんだけど気のせいだよね?」

たまちゃん「はははっ多分なにか間違いだよまるちゃん」 


スティール「気のせいなら良かったんだが、ガチだ」


スティールの告白によりさっきまで和気あいあいだった場の空気は一瞬にして凍りついてしまった。


はまじ「何で……先生を殺したんだよ」

スティール「ワリィ」

はまじ「ワリィじゃなくてなんで先生を殺したか聞いてんだ!答えろよ!!!」

縄樹「落ち着けボウズ」チャキ


縄樹はSIG P228(ナワキカスタム)
を興奮状態のはまじの頭に突き付けた。

スティール「俺を撃つ気か?」

縄樹「それはお前の話次第だ」

ラースはスティールにSVインフィニティ ハイブリッド(ラースカスタム)の銃口をスティールに向け、テツオはラースよりも一秒遅れてコルトM1905(lsdカスタム)の銃口をラースに向けた。 

 
スティール「テツオ……銃をおろせ」

テツオ「だが……」

スティール「大丈夫だ。心配しなくていいから頼むからおろしてくれ」

テツオ「……わかった」 


テツオは、歯痒い顔しながらコルトM1905(カスタム)を懐にしまった。

 
縄樹「それじゃ~続きを聞くとしよう」


縄樹は突き付けていたSIG P228(カスタム)の銃口の向きをはまじからスティールに変えた。


スティール「戸川先生を射殺した理由を話す前にある物についての説明を行うことにしよう」

やる夫「ある物ってなんだお」


やる夫は眉をひそめながらスティールを見つめた。


スティール「レイン……いきなり何だが“RML”を覚えているか?」

レイン「RML……」

レインはスティールが発した聞き慣れない英単語に動揺の色を隠せなかった。


明日書けたら書きます。

まる子「なんだいそれは?」 

スティール「簡潔に言うとキチガイ製造機。何故RMLについて説明しなきゃならないのか……」

野口「マイクロマシン化したRMLがこの町に撒かれた可能性があるってことだねクックックッ」

縄樹「なる程……戸川先生はマイクロマシン化したRMLに感染したから射殺されたて訳だな」


スティール「そのとおりだ」

はまじ「全く話が見えて来ないぜ」

レイン「簡単に言えば、戸川先生は今日の山田君みたいになったから射殺されたって事だよ」

まる子「もしかして……あたし達も感染してるんじゃ」


スティール「そういうことになるな~だが心配するな!!治療法はある!」

まる子「ホントかい?!」

スティール「こんな状況でウソなんかつかねーよやる夫!“アレ”を出せ!!」

やる夫「わ、わかったお……」ゴトン

やる夫は、カウンター下か酒(スティールスペシャル)を取り出した。


たまえ「治療法って……コレのこと?」

スティール「そうだ。コイツは普通の酒じゃなくRMLを消滅させるだけのために調合繰り返した特殊な酒だ」


野口「ヒオス・デ・ヴィラ レポサド バレットボトルをメインに調合か……なかなかのセンスだねクックックッ」  

スティール「Ms.野口~お褒めいただき感謝します」

野口「どう致しましてクックックッ」 
はまじ「早く、飲ましてくれよ」


ラース「炭酸飲料を買ってくる」

ガラガラ

レイン「はまじ君……流石にストレートで飲むのはおすすめしかねるよ」

はまじ「でもよーこれ飲まなきゃ山田みたいになるんだろ?嫌だぜ俺は」


ガラガラ

スティール「速いな~もう戻ってき……」


入ってきたのはラースではなく眼鏡を外し鼻血を流した新八と顔面が痣だらけのやらない夫だった。


スティール「おいおいどうした?顔が酷いことになってるぞお前ら」

新八「亡くなった二人の遺族に対し学校で説明してたら」

やらない夫「紫色した迷彩柄のボディスーツを着たブロンドの
後ろに纏めた長い髪をした碧眼女性が襲撃してきたんだ」

新八「しかも……遺族の何人かが発症して場がしっちゃかめっちゃかになっちまった」


レイン「災難だったね……」

スティール「これで、俺達は慰謝料を払わずに済むワケだな」

新八「そういう問題じゃねぇだろバカヤロー」

スティール「んで、ラースは?」 


ガラガラ

新八達を襲撃した女を抱きかかえてラースが戻ってきた。


まる子「凄いね……まるでマリリン・モンロー並みに綺麗な人だね」

スティール「おいおい……これはなんの冗談だ?」

縄樹「マジかよ……」

テツオ「天野君、この人について知っているのか?」


スティール「名は……ニーナ・ウィリアムズ。元フリーの暗殺者で現在は三島財閥の工作員」

新八「彼女があのニーナ・ウィリアムズ?」
 

レイン「電子ドラッグばらまいたのって……」

新八「アシャン、三島財閥はそんなまどろっこしいことはしないさ」

レイン「それもそうだね」

たまえ「でも、なんで襲ってきたんだろう?」

ラース「多分、依頼を受けたんだろ」

スティール「どこだと思う?」

ラース「イルミナティの幹部で内部抗争を引き起こした奴と言えば」

やらない御「トーマス・ウォルサムだな……常識的に考えて」
 

襲撃者ニーナ・ウィリアムズの登場で事態は思わぬ方向に進み始めた。

スティール「とりあえず~ラース!彼女を居間に連れてけ」

ラース「いいのか?」

スティール「そこらの暗殺者だったらリンチった後にバラバラにして埋めるがニーナ・ウィリアムズなら話は違うからよ」

ラース「すまない」


スティール「借りは返せる時に返してくれ」


ラースは安堵したかのような顔ニヤニヤするスティールを見つめながら居間に入っていた。


スティール「え~紳士聖女皆さん。とりあえず急いで酒を飲もう」

はまじ「ヒック、もうのんでるぜ~ヒック」

まる子「あれれ~たまちゃんが二重に見えるよ~」

たまえ「まるちゃん、わたしも~」
 
レイン「うへぇっ……酒の濃度が高すぎる」


小杉「……く」

レイン「アレ?小杉君お酒飲んでないみたいだけど……」

新八「アシャン、さがれ!!」

小杉「にくぅうううううううう」


発狂した小杉に前腕を両手で引きちぎられたレインは近くにいたまる子とたまえに体当たりしスティール達の方に二人を転がした。


明日、書けたら書きます。

やらない夫「あらばまっ?!」


転がてきたまる子によってバランスを崩したやらない夫は地面に身体を打ちつけ顔面を強打した。


小杉「うめぇえええー!!やっぱり人肉は最高だ~」


小杉は、レインの右前腕を旨そうにかぶりつきながら腰を抜かして倒れているはまじに這い寄り始めた。


はまじ「ひぃぃぃいいっ!?」

レイン「小杉君!ほらっオレの左足!!」

小杉「にくぅううー!!」


レインは左脚を上にあげながら挑発した。

それを見て右前腕を咥えながら小杉はレインの左下腿部を右手で引きちぎった。

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