血と虐殺と食人の男(54)

アイアムアヒーロー何かスゴい事になってる。

では、書き始めます。

――――――――――‐――――

コンコン


碇シンジ「開いてますよ」

志村新八「やぁ、調子はどうだ?」


シンジ「ぼちぼちだ……そっちは?」

新八「こっちも同じだ」


シンジ「さぁ……用件をきこうか」

新八「実は、レインが万事屋に戻ってこないんだ」


シンジ「いつもの事じゃないのか?」

新八「たしかに……1ヶ月ぐらいなら何時ものことだが………流石に4ヶ月はちょっと心配だ」

シンジ「確かにそんな長期間行方不明になるのはちょっと心配だな」

新八「しかも少佐や鈴音ちゃんにも行き先を伝えてない」

シンジ「中国やイラクとかの紛争地域にはいないのか?」

新八「実際飛んでみて確かめに行ったが居なかった」


シンジ「じゃあ……どこに居るんだ?」

新八「実はな、先日ある奴から久しぶりに連絡が来たんだ」

シンジ「まさか………スティールから?」

新八「そうだ。しかもレインと一緒に行動しているらしい……証拠に車内で撮られた思われる写真だ」つスマートフォン


シンジはスマートフォンに表示された写真に目を疑った。

助手席で毛布をかけて寝ているレインとサイドミラーに映るにスティールの姿を。

シンジ「この車、中しかわからないが確実にレインの愛車のグラン・トリノだろうな」

新八「何故……一緒に行動しているのか判らないがスティールの目的だけは分かる」

シンジ「丸部と死番虫を活け作りにする事だな」

新八「二人の居るところはやる夫スレだと思うか?」


シンジ「アイツは勘が鋭いから直ぐにテツオさんと丸部の居場所突き止めるだろうよ」

新八「で………どうする?俺達だけじゃ止められない」

シンジ「よくよく考えたら、今やる夫スレの世界でZQNパニックが起きて外部から侵入出来ないようになってんだった」

新八「最悪だ……」

シンジ「外部から侵入出来ないって言ったが、実はシュウジ率いるLSD自衛軍に問答無用で拘束されて強制送還されるが表現としては正しいな」

新八「シュウジ達は救出作戦でもしているのか?」

シンジ「ああ。一応やる夫スレも日本国に含まれるから自衛軍もうごかなきゃならない」
 
新八「とりあえず……俺達も動くか」


シンジ「その前に……必要な人材を呼び寄せるとしよう」ガチャッンピボパポ

カレー専門店 TSUNADE

プルルルル、ガチャッン。


縄樹「はい、もしもし………あっ課長!お久しぶりです」

「え?英雄がどこに居るかって?ここに居りますが……わかりました替わります」


ラース「なかなか面白いですよコレ」

鈴木英雄「ホントですか!?」

ラース「ええ……素人のボクから見ても連載いけますよ」

英雄「よし……早速臭ヱ社に持ち込んでみます!!」

ラース「幸運を」

縄樹「おーい、英雄」

英雄「何ですか?」


縄樹「ちょっと話したいことあるから厨房に来い」

英雄「一応、客なんですけど……」

縄樹「副店長がイイって言ってんだ!いいからゴチャゴチャ言ってないで来い!!」

英雄「ラースさん……」


ラース「何か大切な話ぽいので特別に許可します」

英雄「わかりました」

ラース「」カチッ……



英雄「話って何ですか?」

縄樹「耳を貸せ」

英雄「どうぞ」

縄樹「」ゴニョゴニョ


ラース「」ス~フゥーン

「小田さんに連絡しないと……」

「心配するな……もうやってるよ課長が」

「分かりました……行きます」

「よし!!物資とかは心配するなそれはこちらが全て用意する」

ラース「」チャキッ


ラースはおもむろに

ストレイヤーヴォイト インフィニティ

>>7の続き。 


ラースはおもむろにストレイヤーヴォイト インフィニティIEDを取り出し、動作確認をしながらハンマーを上げた。


縄樹「相変わらず……察しがいいな」


ラースが厨房に目をやるとSIG P228(改)を右手に持った縄樹に、モスバーグM590と伸縮式ストック付きベネリM4スーパー90を両手に持った汗塗れの英雄が出てきた。   
  

ラース「もう準備満タンだな」

縄樹「さぁ、本部に出向くとしよう」

英雄「お、おう……」

LSD私設空港


シンジ「集まってもらって感謝している説明しなくても電話で説明したと思うので、省くとしてもう一つ厄介な一件について説明する」 

「今現在レインはやる夫スレの世界でスティールと共に行動している」

花紙旺里「冗談だろ……」

シンジ「冗談だったら良かったんだが……マジだ」


落合洸太「今回の作戦ってもしや不正規戦ですか?」

シンジ「申し訳ないがそういう事になる。外部には金を積んで黙らせた」

「出来れば……公安9課などには黙っていてくれ」

小磯健二「了解です」


シンジ「では今から~好きな武器を選んでくれ」


背後のからC-2A (グレイハウンド)から大量の重火器などが姿を現した。

健二「あの~これ持っていても構いませんかね?」

健二はAA-12(ケンジカスタム)をシンジに見せた。

シンジ「ああ、勿論いいとも」

洸太「俺はこれを」


洸太はFN F2000 タクティ カル(改)とフランキPA8(改)を入手した。


オーリ「俺は結構だ、これがあるから」


オーリはフォアグリップ付きコルトM4(オーリカスタム)と背中に背負ったピストルグリップ・固定ストック付きベネリM3スーパー90(改)を見せた。
 

ラース「ボクはこれで」

ラースはドットサイト付きSIG SG552(改)を入手した。


新八「俺はコイツで」


新八はGLX160とテレスコピックサイトにバックアップアイアンサイトを付けたベレッタARX160(改)とモスバーグM500クルーザー(改)を入手した。


シンジ「俺は……これだ」

シンジはマイクロサイト付きH&K HK33(改)とウィンチェスターM1897トレンチガン(改)を入手した。


英雄「僕はコレにします」


モスバーグM590(ヒデオカスタム)を背負った英雄はレミントンM24A3(改)とSIG SP2340(改)をレッグホルスターと共に入手した。


縄樹「俺はコイツで!」

伸縮式ストック付きベネリM4スーパー90(ナワキカスタム)を背負った縄樹はフォアグリップ付きSIG SG556 SWAT(改)を入手した。


シンジ「所で全員、鉈とか持ってきたか?」


シンジと新八以外目をそらした。

シンジ「まあ……CH-47(チヌーク)中に何個かあるから持っていてくれ」

オーリ「恩にきるよ」

新八「そろそろだな……」

シンジ「チヌークから好きな物取ったらCH-53(改)に乗ってくれ!!」バラララ


こうして選ばれたそんなに若くない勇者達はCH-53(シースタリオン)の改良版に乗り込んで行った。



明日書けたら書きます。

警視庁 会議室


スティール「幸せは歩いてこねぇ~だから力ずくで掴み取る~ハイ!!」

下山「1にサンし!!1にサンし!!」

スティール「Mr.下山……違うだろう?そこはワン!ツー!スリー!だ」

下山「そ、そんな事あるか!意味的には一緒じゃないか!!」


スティール「レイン!!」

レイン「準備出来てます」


レインは真顔で、下山のヤンキーヘアーにバリカンで剃り込みを入れ始めた。


スティール「Mr.下山……さっきと同じ質問してもよろしいかな?」

下山「俺は何も知らないぞ」

スティール「そうか……レイン!バリカンを貸してくれ」

レイン「どうぞ」


スティールはレインからバリカンを貰うと半分禿げている下山の背後に立ち耳元で

スティール「丸部道九郎はどこにいる?」

と囁いた。


下山「そんなヤツ知らないし………面識もない嘘じゃない」

スティール「しょうがないな~」


スティールは薄ら笑みを浮かべながら後ろに手錠を掛けられた下山の両手にバリカンの刃を突き立てた。


下山「な、何をしているんだ……」

スティール「何をしているかはアナタには関係ない事だからさっさと丸部の居場所教えて下さいよ~」

下山「本当に俺は何も……」

スティール「残念だな~」


スティールは躊躇なくバリカンの電源を入れた。


下山「ギャアアアアアア」


下山の悲鳴が会議室に響き渡りレインは腕を組ながらコトが終わるのを眺めて待った。


警視庁前

レイン「ねぇ……あんちゃん」

スティール「うん?どうしたレイン」

レイン「丸部を仕留める為にチンピラやチャイニーズ……汚職公務員とか拷問してきたけどさ」

「ホントに意味あるのかな?こんなに人を殺す事に」


スティール「………前に言ったとかも知れないんだが」

レイン「?」

スティール「人を殺すのて、大体な~衝動か事故かまたは」

「仕事でやるのかぐらいなんだよね」

レイン「復讐は?」


スティール「それも衝動の一部だよ」

「今、レインがしている殺しは全て事故と仕事だ」


レイン「そうなんだ……」

スティール「そうさ。レインが殺意を持って殺してるワケじゃないし」

「楽しんでやってるんじゃないだろう」

レイン「うん……出来たら人を助けたい」

スティール「キミがそう思っていてもあちらサン方はそんな事お構いなしさ」

レイン「……」

スティール「でも~まあ~キミがそう思うのは悪いことじゃない」


レイン「どうすれば……」


スティールは笑顔でレインの頭を撫でた。


スティール「キミが正しいと、思った行動をとればいい」

「もし……俺が間違ってると思ったらその時は始末を頼むよ」

レイン「わかりました」

スティール「さあ!次は集英署に行ってみよう!!」

レイン「何があるんですか?そんな所に」

スティール「うん……なんとなく丸部知り合いが居る気がするんだよね~」

レイン「わかりました。では車の運転はオレがします」

スティール「悪いね~」


明日、元気があれば書きます。

レイン「何があるんですか?そんな所に」

スティール「うん……なんとなく丸部知り合いが居る気がするんだよね~」

レイン「わかりました。では車の運転はオレがします」

スティール「悪いね~」


明日、元気があれば書きます。

集英署 証拠品保管庫


やる夫「やらない夫ーこれ、なかなか良くないかお~」

やらない夫「おいおい……コルトM4A1なんてお前に扱えないだろ常識的に考えて」

やる夫「大丈夫だお。実は幼い時とーちゃんとドイツ旅行しててバーダー・マインホフに誘拐された時に少年兵されかけた事があったから」

「一通りの軍事訓練は受けてるお~だから心配するなお」

やらない夫「別の意味で心配だろうが?!ていうかやたら真顔でZQNを始末してるなと思ったらそういう事かよ!!」

やる夫「元傭兵のやらない夫に比べたら大した事ないお~」


やらない夫「いやいや……俺なんかよりお前の方が凄いだろ常識的に考えて」

やる夫「それよりも、早くめぼしい物を見つけてさっさと退散するお」

やらない夫「そうだな……正直な所めぼしい物はあるんだがどれも手入れをしてないから錆びてたりグリップが歪んでたりするから」

「ちょっと……修理しないといけないだろ」

やる夫「そういえば、この近くに工具店が……」


やらない夫「中みたか?ZQNまみれだっただろが」

「わざわざ銃器を修理する為にライオンの群れの中に入るのは間違っているだろ常識的に考えて」

やる夫「確かに……やる夫達二人だけじゃZQNに喰われるだけかも知れないお」

やらない夫「仕方ないから、別のと……」


ドゴーン!!


やらない夫「何の音だ?」

集英署前


ZQN1「はぃやぁぉぁぁをよ~」

スティール「go to hell!!」バシュッ

ドガーン!!


レイン「車が………」ゴォォォ~

スティール「気にするなレイン!仕事が終わったら新車を買ってやる!!」

レイン「期待して待ってます……六時の方向に5人」キュバーッ!

ZQN達「」タッタッタッタッ


スティール「ヒャッホー!! 」バシュッ

ドドーン!!

証拠品保管庫前 窓


やらない夫「何だあれは……」

やる夫「ワロップ エクスカリバーMk2を乱射してる男とアメ車をドリフトさせて少女がZQNを殲滅しているお」

やらない夫「あんまり関わらない方が良さそうだろ常識的に考えて」

「イエーイ!!」


やる夫「あっ……どうやらZQNを殲滅し終わってここに入って行ったお」

やらない夫「よし、とりあえず荷物を持って音をたてずにここを出るぞ」

やる夫「あの二人と行動した方がいいんじゃないかお?」

やらない夫「もしかしたら……暴徒かもしれないだろが仮に見つかって身包み剥がされたらヤバイだろ」

レイン「そんなことしないよ」 

やらない夫「」ビクッ

やる夫「こんにちはお~」

レイン「こんにちはそれと始めまして」

やらない夫は懐から26年式拳銃を取り出し振り返って窓から中に入ろうとするレインの頭に銃口を突き付けた。


やらない夫「何もするな。そのままゆっくりカバンを俺に渡せ」

レイン「わかった」


レインは言われるがまま、カバンをやらない夫に渡した。


やる夫「何してるんだお!やらない夫」

やらない夫「仕方ないだろ!!正体不明な奴がいきなり窓を登って二階に侵入しようとしてきたんだ、拘束して正体探るのが普通だろ!!常識的に考えて」


やる夫「でもお……ただの子供だお」

やらない夫「窓を登って二階まで来る子供が普通なワケないだろ……さぁお嬢ちゃんゆっくり床に身体を伏せるんだ」


レインはゆっくり床に伏せた。

やらない夫「悪いが、ボディチェックさせて貰う」

レイン「左足首にSWM66スナブノーズがあって背中のケツ付近にソーコムピストルが二挺ありますよ」


やらない夫は唖然とした表情をしつつ、レインが指摘した部分を弄った。

確かにソーコムピストルことH&K Mk23ステンレスモデル(レインカスタム)とS&W M66スナブノーズが見つかった。


やらない夫「お嬢ちゃん……本当に人間か?」

やる夫「やらない夫、流石にその問いは失礼だお」 

レイン「ありがとう白餅さん」 

やる夫「白餅じゃなくて……やる夫だお」

レイン「これは失礼しました……オレの名はレインといいます」

やらない夫「何、さり気なく自己紹介してたんだ」

スティール「オッス!!オラ天野!よろしくな!!」

やらない夫「……ッ?!」


やらない夫が後ろ振り返るよりも先にスティールは首に腕を巻き付きけた。


やらない夫「ぐっ……」ギチギチ

スティール「レイン!そこにいる白餅頭を拘束しろ」

レイン「あん………スティールさん彼らはただのサバイバーです」

スティール「え?」


スティールは分が悪そうな顔してやらない夫の首から腕を外した。 


やらない夫「ゲホゲホ……」

スティール「何だ生存者かよ。悪かったなホラ」


スティールは背負っているリュックサックから水を出しそれをやらない夫に渡した。

やらない夫「……」

スティール「安心してくれ毒は入れてない」

やらない夫「本当か?」

やる夫「やらない夫~水旨いお~」ゴクゴク


やらない夫「暴徒じゃ……ないのか?」

レイン「違います」

やらない夫「一体、何者なんだ?アンタ達は」

スティール「ただのRONINさ」


やらない夫「RONIN?」

レイン「スティールさん!どうやらやる夫さん達の目的は押収品の銃器みたいです」

スティール「使えるのか?」

レイン「ほぼ、全て壊れています」


スティール「そうか……じゃあ直すぞ」

レイン「了解」

やらない夫「いいのか?アンタら何か目的があってここにきたんだろ」

スティール「気にすんな。これは個人的に直してるだけだ」 

レイン「お詫び代わりですのでお気になさらず」

やらない夫「詫びをしなきゃならないのは俺の方なんだが」


スティール「じゃあ、車貸してくれ」

やらない夫「車の所有者は俺じゃなくてコイツなんだ」

 
やらない夫は苦笑いしつつ、やる夫を指さした。


やる夫「別に構わないお~」

レイン「どうゆう車種なんですか?」

やる夫「くじ引きで当たった1987年代型ビュイック・グランドナショナル GNXていう車だお」

レイン「凄い……」


スティール「何かやたら血まみれの車があったんだがもしやそれか?」

やらない夫「ああ、それだ」

集英署前 


スティール「さぁーとりあえず、御殿場アウトレットモールに行こう!!」 

レイン「何故……そんな遠い所まで」

スティール「キミ達~ラジオは聴いたかな?」

やらない夫「もしや、ラジオで流れてる胡散臭い安全な場所のことか?」

やる夫「ガソリンもちますかお?」

レイン「予備のガソリンが、トラックにありますよ」 


スティール「それよりも……二人乗りだからもう一つ車がいるな」 

やらない夫「あれなんかどうだろ」

スティール「ん?」
 
 
やらない夫の指差す方には1995年代型スカイラインGT-R(ブルー)があった。


スティール「悪くない」

やらない夫「行くだけいってみるか……安全な場所とやらに」

こうして、1987年代型ビュイック・グランドナショナル GNX(イエロー)と1995年代型スカイラインGT-R(ブルー)が御殿場アウトレットモールを目指してアクセル全開に疾走し始めた。

明日、書けたら書きます。

御殿場アウトレットモール 
スタッフ休憩室


シュウジ「……で、何の話してたけ?」

新城直衛「麻呂を天皇にするかしないかという話です」

シュウジ「ヘ~そう」 

麻呂「どうじゃ……認めてくれないかの」


シュウジ「俺に言われてもな困るぞ」 

麻呂「LSDに所属しておる、お主ならコネクションで麻呂を擁護出来るじゃろ」

シュウジ「できねーよ。ていうか天皇陛下生きてんのか死んでるのか分からない状況で」

「お前みたいな色モンを天皇陛下って呼びたくねぇよ」


麻呂「なんじゃっと?!」

新城「落ち着いて下さい。あなたが陛下の秘書を勤めていた事はこちらも承知しておりますが」 

「我々は陛下の安否をあなたに問いたいだけですので……」 

麻呂「麻呂の目の前で外にいるケモノどもに襲われてヤツらの仲間入りしたと何度ももうしたであろう!!」

シュウジ「ふーん……」
 

コンコン


新城「誰だ?」

永井頼人「LSD自衛軍所属の永井でありますが」 

シュウジ「何かあったか~」

永井「海野友代三曹が隊長を呼んでおります」 

シュウジ「トモヨが?」

永井「はい……」

シュウジ「どこにいる?」

永井「噴水近くにいます。なるべく急いでほしいとのことです」

シュウジ「新城……悪いがこのお塩もどき頼んだぞ」


新城「了解した」

シュウジ「頼人、道案内よろしく」

永井「了解」

麻呂「待つでおじゃる!!まだ話が……」


シュウジ「うるせぇな~このM○MA野郎。黙らないと目蓋をアロンアルファで引っ付けるぞ」

麻呂「……」

シュウジ「頼人、行くぞ」 

永井「はっ……はい」

噴水前

シュウジ「おーい来たぞ~」

海野友代「お父……隊長すみませんわざわざ出向いてもらって」

シュウジ「別に良いけど、何があったんだ?」
 
友代「大原部長が……」


友代が指差す方向を見てみると西洋風正門の右側、門柱の頂上に大原大次郎らしき人物がいた。


シュウジ「あいつ何してんだ?」

正門前


両津勘吉「部長ー!!何してるんですかー」

ボルボ西郷「うむ……困ったな」

左近寺竜之介「まさか、飛び降りる気なのか」

シュウジ「よぉ~何が起きてんのか誰か説明してくれや?」


両津「やっと来たか」


阿部高和「大原さんの孫である大介君からおじいちゃんが居ないと報告を受けて探していたら何故か」

島 和武「正門の門柱頂上で全裸のまま高笑いしながら敬礼しています」

シュウジ「あっ……本当に全裸だ」

門柱右側頂上

大原大次郎(全裸)「ワッハハハハハハハハハハ」
  

シュウジ「娘夫婦と女房を失ってアタマが弾けたか……」

阿部「どうします?」

シュウジ「ん?阿部、お前いつからここにいたんだ?」

島「さっき状況説明を俺と一緒にしてたでしょうが」


シュウジ「いや、俺はすっかりムコヨウシだけが状況説明してくれたものだと思い込んでた悪りぃ……あっ」

阿部「どうかしましたか?俺の顔を見つめて……」ムラッ

シュウジ「ちょっと、裏に来い」

友代「隊長………正気ですか?」


シュウジ「?正気もクソも俺は至って普通だが」

阿部「ウホッ!!」

シュウジ「さっさと来い……とっとやるぞ」

『さっさと来い……とっとヤるぞ』

左近寺・友代「アッー!!!!」


「俺……後ろからでも前からでもイケますよ」

「何の話してんだ?」 

  
4分後

シュウジ「ハァハァ……やべぇ新城の部下を殺っちまった」


青ざめた顔したシュウジが血まみれのエマーソン・カランビットを持って、正門前まで一人戻ってきた。

 

できる夫「大丈夫ですか?顔青いですよ」

シュウジ「ああっ……そんなことより大原のオッサンは?」

できない夫「ひたすら敬礼しながら高笑いしてます」

大原「ガハハハハハハハ」


両津「おい、阿部はどうした?」

シュウジ「便所だよ」

ボルボ「裏にトイレ何かあったか?」

シュウジ「野糞をやるらしい」


友代「どうでした?」

シュウジ「何が」

友代「アレ……」

シュウジ「ヤるまえに野糞だよ」

左近寺「俺、ちょっと裏へ」

シュウジ「止めとけ。ウンコ投げられるぞ」

ボルボ「流石にアイツはそんな事しないだろ……両津じゃあるまいし」

両津「ワシが、そんなことするワケないだろ?!」


シュウジ「落ち着けよ~阿部よりも大原どうにかしようや」

できない夫「どうするって言われましてもねぇ………」

できる夫「こちらが、何度言っても返答してくれませんからどうしようありません」

シュウジ「よし……撃ち落とすぞ」

両津「そんなことしたら、部長がただですまないだろうが?!」

シュウジ「まともに会話できない野郎を説得出来るわけねーだろ!!」

両津「お前、LSDだろう!世界を救いてーなら人の命も救ってみろ!!」

シュウジ「それは俺の仕事じゃねぇよ!!無茶ぶりすんじゃねーよ!!」


両津「アルカイダ野郎!」
  
シュウジ「ブタゴリラが!!」

両津「ホモ野郎!!」

シュウジ「テメェも左近寺にケツを掘られていたろが!!」

両津「ホモ同人誌と一緒くたにしてんじゃねぇ!?」


できる夫「落ち着いて下さいよ二人共」

できない夫「今、ケンカしている場合じゃないだろうがつーか撃ち落とすの無茶だろ……常識的に考えて」

ボルボ「両津!」

友代「お義父さん!」

大原「バ……バ……」


左近寺「オイ!大原部長が何か言いかけてるぞ!!」

両津「なにぃ?!」


大原「バッカモォォォォンンンン!!!」

両津「部長ー!!」


大原は、一世一代の怒号を叫びながら落下した。


シュウジ「ヤバいぞ下は……」

ボルボ「門扉の上だ」


グッシャ……


生々しい音ともに大原の肉片が周りに飛び散った。

両津「ぶ、部長……」
 

キィィィィ


左近寺「マズい!!門扉が倒れるぞ」

シュウジ「ありゃ~さっきの落下音で奴らが押し寄せてくるな~」
  

「あゃゃゃのののー!!」

「あったかどこさ~いいのさ~」

「なりかけとー」


できる夫「すぐさま、脱出しないと私達も彼らの仲間入りですよ!!」 

左近寺「ふっフン!!!」

左近寺は倒れかかっている門扉を身体で支えた。


シュウジ「左近寺!何してんだ?!」

左近寺「俺が時間を稼ぐ!!モールに居る奴らをヘリに乗せろ!」

シュウジ「やる必要ないだろが!!」

両津「左近寺!門扉から離れろ」 

左近寺「え?」


ガシャーン

ZQNの群れ「うがぁああああああ」

シュウジ「ダメだ、ありゃ」

左近寺「うぎゃあああ”あ”あ”」


左近寺は門扉に下敷きなり、そのままZQNの群れの中に呑まれた。 


シュウジ「迎撃よーい!!」

両津「撃てぇぇえええー!!!」


明日、書けたら書きます。

3時間後

御殿場アウトレットモール正門前

ガチャガチャッガチャガチャッ


やらない夫「ウソだろ……」

やる夫「ここもダメだったみたいだお」

スティール「………」

レイン「戻ります?」


ビュイック・グランドナショナル GNX(イエロー)とスカイラインGT-R(ブルー)を降りたスティール一行が御殿場アウトレットモールで見たのは

屍の山と門扉に下敷きなった肉の塊ようなものだった。

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