~事務所~
小鳥「い、いや…な、なに言ってるんですプロデューサーさん!い、いくら皆が帰ったからって…そ、その」
小鳥「いや、ダメですか?皆が居なくなった今がチャンスかなと思ったんですけど…(裏声)」
小鳥「ぴぴぴ!!ぷ、プロデューサーさん!だ、ダメです!いくらプロデューサーさんでもやっていいことと悪い事位分かってください!」
小鳥「……小鳥、俺は君の全てをプロデュースしたいんだ…だから小鳥、君の全てを僕に教えて欲しい(裏声)」
小鳥「ぴよー!!ぷ、プロデューサーさん……そ、そこまで言うなら…あ、あの」モジモジ
P「どうぞ~、お茶です……温かいですけどこれ飲んで頭冷やしてください」
小鳥「ぷぷぷ、プロデューサーさん?!い、何時から居たんですか!!さささ、さっき大きい方に行くって言ったばっかですよ?!は、早すぎます!」
P「いや、なんか便秘みたいで……しかし、なんですか今の」
小鳥「……」
P「そりゃあ毎日残業残業残業で頭おかしくなるのも分からなくは無いですけど……さっきの、俺の真似ですか?」
小鳥「ど、どの辺りから聞いてました?」
P「最初の方からですけど…なんか面白そうだったし俺に気づいてなかったんで見物してたんですけどね?」
P「なんか……その…虚しくなってきちゃって止めに入った訳ですよ」
小鳥「む、虚しくって…プロデューサーさんがですよね」
P「小鳥さん……今は愛より仕事です、恋愛より目の前の書類を片付ける事が一番ですよ、只でさえ最近残業で体ぶっ壊しそうなのに頭まで壊しちゃ洒落になりませんからね」
小鳥「……はい、分かりました」シュン
P「別に休みが無い訳じゃ無いんですから休日の日くらい誰かと遊ぶに行ってストレス解消とかしたらどうです?」
小鳥「ぷ、プロデューサーさんは…そのぉ……今度の休日は」
P「あっ、友達と朝から遊ぶんで」
小鳥「そうですか…」
P「……」カタカタカタカタ
小鳥「ぷ、プロデューサーさんはお幾つでしたっけ~…あっ、書類見れば分かる事かなー!」
P「先月25になりましたよ…ふふ、俺も20後半の仲間入りですね…あっ、そこの書類取ってください」
小鳥「あっ、はい……へぇ~、思ったんですけどぉ、私とプロデューサーさんって年近いですよね?」カタカタ
P「そうですね~、あずささんとの方が近かったりしますけど…」カタカタカタカタ
小鳥「……あのぉ、プロデューサーさん?」
P「はいぃ?どうしたんですか?あっ、妄想なら俺が居ない時にやってくださいよ」
小鳥「プロデューサーさんはぁ、あずささんみたいな人が好みっていうか…た、タイプなんですか?」
P「……タイプ以前に年下は無理です、つーかアイドルをそんな目で見るようになったらプロデューサー失格だと思ってるんで」カタカタカタカタ
小鳥「え?い、意外ですね…毎日美希ちゃんに猛アタックされてるからついついできちゃってるのかと思ってました」
P「美希と?あははは、勘弁してくださいよ~。アイドルと付き合うプロデューサー?誰かにバレたら首が飛んじゃいます、俺は美希と付き合いませんよ、何が有っても」
小鳥「あ、あのっ!も、もしかして……そのぉ、ぷ、プロデューサーさんは今はぁ……ふ、フリーなんですか?」
P「へ?あははは、そうですねぇ~。仕事が忙しいのも有りますし何より出会いの場ってのがあまり…合コンとかで知り合った女の子じゃ長続きしないっていうか」
小鳥「ご、合コン…ですか」
P「しょっちゅうですよ?伊達にプロデューサーじゃ無いですからねぇ、女の子からは毎回質問責めです」カタカタカタカタ
小鳥「……合コンですか」
P「手っ取り早く彼女や彼氏作るなら合コンが一番なんじゃ無いですか?小鳥さんだってやれば簡単に彼氏の一人や二人ついてきますよ」カタカタカタカタ
小鳥「プロデューサーさんは…私に彼氏が出来て嬉しいんですか?」
P「へ?う~ん……まぁ、そりゃあおめでとうとか言いますよ?決して貶したりはしませんね」
小鳥「いえ、だから!わ、私に彼氏が出来てプロデューサーさんは嬉しいんですか?」
P「な、なんすか急に…ほ、ほら、手が止まってますよ」
小鳥「あっ……すみません」カタカタカタカタ
小鳥「……あの、プロデューサーさん」カタカタカタカタ
P「はい?あっ、コーヒー淹れて来ますけど角砂糖は」
小鳥「じゃあ二つで」カタカタカタカタ
P「……俺はきっと悔しがりますね、ていうか嫉妬しますよ?その彼氏さんに」コポコポコポ
小鳥「!」ターンッッ!
P「な、なにやってんすか…キーボード強く押しすぎて吹っ飛んじゃってますよ」
小鳥「い、いえ…ちょっとびっくりしただけです」スッ
P「気をつけて下さいよ~?はいどうぞ」コトン
小鳥「ありがとうございます…すみません、本当なら事務員である私の仕事なのに」
P「いやいや、たまたま俺が飲みたくなっただけですから気にしないでください…」ズズッ
P「……ちょっと薄いな…角砂糖で誤魔化すか」コポンッ
小鳥「プロデューサーさん、ち、因みに次の合コンって何時なんですか?」
P「へ?あのっ、もしかして小鳥さんも合コン行きたかったりします?」
小鳥「……わ、悪いですかね?や、やっぱり私みたいな人、そ、それに年も離れてますし…あ、あはは……」ズズッ
P「あはははははは!!勘弁してください、周りに取られちゃうじゃないですか」
小鳥「ぶふっ!!」ゴプッ
P「うわっ!?だ、大丈夫ですか!」
小鳥「あっ、大丈夫です!大丈夫ですから!こ、来ないでください」
P「いや、ティッシュ位なら…」
小鳥「大丈夫ですから!い、今は来ないでください…ごほっこほっ!」
P「はぁ…思い切り服に掛かっちゃってますけど着替えますか?確か予備がロッカーに有りましたよね」
小鳥「そ、そうさせて貰います…」スタッ
P「あ~、じゃあ俺は外出ときましょうか?さ、流石に困りますよね」スクッ
小鳥「あ、はい…お願いします」
P「じゃあ着替え終わったら言って下さいね?早く仕事終わらせたいんで」
ガチャ、バタン
小鳥「……」
小鳥「なんなんですか…なんなんですか今の言い方は」プルプル
小鳥「い、一度整理してみましょう。か、彼が私に伝えたかったのって…な、なに?………よし、ここは彼になりきるのが一番ね」
小鳥「小鳥、俺が言いたいのは…その……小鳥を誰にも渡したく無いんだ(裏声)」
小鳥「なななっ!な、なにいってるんですか!わ、私にだって…え、選ぶ権利位あります!」
小鳥「……小鳥、俺じゃあダメなのか?俺は、君と一番近くに居てずっと遠くに居る君を毎日見て居た……けど、もう(裏声)」
小鳥「ぷ、プロデューサーさん…」
小鳥「俺を…いや、俺と……つ、つきあ
ガチャ
P「すんません、タバコ忘れちゃって……あっ、まだ着替えて無いんですね。よ、良かった…じゃあ!ほんっとすんません!」
ガチャバタン
小鳥「………俺と付き合って欲しいんだ(裏声)」
小鳥「……はぁ、なんか萎えちゃいました…早く着替えて仕事終わらせなきゃ」ヌギヌギ
小鳥「プロデューサーさん、良いですよ~」
ガチャ
P「あっ、すんませんわざわざドアまで開けて貰って…て言うよりウチの事務所に更衣室が無いってのが問題なんですよね」
小鳥「そうですねぇ、まぁ、アイドルの皆はちゃんと現場で着替えてますから必要無いっちゃ必要ないんですけどね」
P「……さて、もう一踏ん張りです、頑張りましょう」
小鳥「ですね、私も早く帰りたいです…ふわあぁああっ……もう10時ですよ?コレが終わって帰ってご飯食べてお風呂入ったらもう0時…はぁ、やんなっちゃいます」
P「愚痴を言ってても仕事は片付きません、ちゃちゃっと終わらせましょう」
小鳥「は~い」
~駐車場~
P「じゃあお疲れっした~」
小鳥「はぁ…はい、おつかれさまでした」
P「ため息ばかりついてると幸せ逃げちゃいますよ~?まっ、あくまで迷信なんですけど」
小鳥「プロデューサーさんは私以上に乙女なんですね…もう早く帰ってベッドの中でおやすみしたいです」
P「乙女って……ま、まぁ乙女座ですけど…っと、じゃあまた明日」ガチャ
小鳥「……早く無いですか?お別れ言うの」
P「えっ、いや……あぁ、そうですね、確か同じアパートだったか、ど忘れしてました」
小鳥「同じどころか隣なんですけどね…それじゃ、また後で」ガチャ
P「あ……はい、また後で」バタン
小鳥「……(まさかプロデューサーさんが私の隣に引っ越してくるとは思いませんでしたねぇ、アレですか?運命とか信じちゃっても良いんですか?)」バタン
~アパート~
P「じゃあ、おつかれさまでした」
小鳥「プロデューサーさん…ちょっと良いですか?」
P「はい?小鳥さん、さっき自分で早く寝たいとか言ってませんでした?」
小鳥「あのっ、合コン、合コンの話なんですけど……私が周りに取られちゃうってのは…」
P「あ~、恥ずかしい事聞いていますね…えっと、深くは言えないんですけど小鳥さんを読んで合コンはしたくないというか出来ないというか…」
小鳥「……おばさんだからですか」
P「いえいえっ!そ、そんな理由じゃないですし!そ、それに俺は小鳥さんをおばさんだなんて思った事なんて無いですから!」
小鳥「じゃあなんでですか…」
P「あはっ、あはは…じゃ、じゃあまた明日!」バタン
小鳥「あっ……」
小鳥「はぁ…私も帰ってご飯食べよう」
~リビング~
小鳥「……へっ、料理って言ってもインスタントなんですけどね…流石にこんな時間じゃ作る気にもなりませんよ~だ!」
小鳥「ほんっと、私やプロデューサーさんは毎日残業なのにどうして律子さんは残業無いんですかぁあ!!」
小鳥「ぐぬぬ、コレは私達二人に対する嫌がらせと受け取って良いんですね……やってられませんよ!生!」ガチャ
小鳥「一番搾り!」カシュ
小鳥「んぐっんぐっんぐ……」
小鳥「ぴへやぁあああ!!呑んでなきゃやってらんないんですよ!毎日毎日私の肌細胞はボロボロ、給料だけじゃなくて慰謝料も請求したいくらいです!」モグモグ
小鳥「……このカップラーメンライス、あまり美味しく無いですね」モグモグ
~脱衣所~
P「……嘘」カシュコカシュコ
P「お、おいおいマジかよ、シャンプー切れてんじゃねーか……」カシュコ
P「うわぁぁ、今からセブンとかめんどくせぇ…つーかガソリン撒き散らしたくないなぁ、最近高いし。はぁ…」
P「一日位…いやいやいや、気持ち悪いから嫌だ!じゃ、じゃあやっぱセブンに買いに行くの安定なのかなぁ………あ!」
P「そうじゃん、隣の事務員さんに聞いてみますか…えっと、音無音無っと…」カチカチ
P「風呂入ってなきゃ良いんだけど…」プルルルル
ガチャ
P「あ、もしも
小鳥『ぐわぁ"あ"っぷ』
P「……(げ、ゲップ?!第一声がゲップ?あぁ、呑んでるのか)」
小鳥『はい~?なんですかぁこんな時間にぃ…?はあ?』
P「えっ、と、ですね…今からそっちに行っても良いですか?ちょっと拝借したい物が有りまして」
小鳥『拝借ぅ?なんでもこいやぁああ!』ブツッ
P「……あっ、切られた」
~小鳥宅~
ガチャ
P「お邪魔しますよ~?(つーか鍵位掛けろよ…まぁ、別に良いんだけど)」
小鳥「ううぅ…プロデューサーさぁああん!!」ガバッ
P「うわっ!!な、なにしてんすか!危ないですってば!受け止めれたから良かったものの、下手したらアスファルトにダイブですよ?!」
小鳥「あひいぃ…んなのプロデューサーさんなら絶対に捕まえてくれるってわひゃってましたからー……うっぷ」
P「はいはい、あのですね…その、シャンプーを貸して欲しくて」
小鳥「はひぃ?ジャンプ?あぁ、私はチャンピオンしか買ってないんで無理ですよ~?」
P「あっ、いえ…ジャンプじゃなくてシャンプーですけど」
小鳥「……ん~、よくわかんないんで適当に持ってってください、あっ!私もお持ち帰り良いですよー!あはははははは」
P「……(は、早いな…まだ数十分しか経って無いのにもう出来上がっちゃってるよ…お酒好きなんだなぁ、とりあえずリビングに連れて行きますか)」
~リビング~
P「……なるほど、そりゃ出来上がる訳だ(既に9本、よくもまぁ金が有る事で…羨ましい)」
小鳥「プロデューサーさあぁあん、いがないでくだざい"ぃい!一人にしないでくださーい…」
P「小鳥さん、俺の肩にもたれ掛かって言う言葉じゃ無いでしょ……で、ご飯は食べたんですか?」
小鳥「ラーメン!ラーメン食べました…げっぷ」
P「……ちょっとソファで横になっててください、冷蔵庫見せて貰いますよ?適当に作りますから」
小鳥「ラーメン食べましたって言ったでしょー!!プロデューサーさん、つんぼですかぁあ?!」
P「そんな食事で明日ぶっ倒れられても困りますから…ちょっと待っててください」スタスタスタ
小鳥「ぷぅうろでゅぅさぁあぁあさぁぁああん!どーっこいくっですかー!」
~15分後~
P「すみません、ちょっと遅くなりました。賞味期限の切れた鳥肉があったので、それと玉ねぎ、卵を使った簡易親子丼です。どうぞ…」コトン
小鳥「………料理、出来るんですねぇ。てっきりプロデューサーさんはコンビニ弁当ばかりだと思ってました」
P「そりゃあ一応一人暮らしですし…それに給料少ないですから、あっ、明日の朝用のも作っといたんで朝起きて食べといてくださいね」
小鳥「嫌です、朝から親子丼はレディには重すぎますから」
P「あっ……だったら冷蔵庫に入れときますんで明日の夕ごはんにでも」
小鳥「……プロデューサーさんはご飯食べたんですか?」
P「へ?いや、まだ…ですけど」
小鳥「うんうん、私が奢ってあげますから!この歳上の優しいお姉さんが親子丼奢ってあげますから一緒に食べましょう!ね?!」
P「……あ、じゃあ…いただきます」
小鳥「ぴひひひ…」
P「……」モグモグ
小鳥「こうやって誰かと一緒にご飯を食べるのって良いですよね~」モグモグ
P「そうですね…まぁ俺は毎日彼女達、アイドルと食べてるので小鳥さん程じゃないですけど」
小鳥「……プロデューサーさん、もしもぉ、もしもですよ?」
P「はい?もしもしって携帯ですか?」
小鳥「プロデューサーさんが誰かに告白されたらぁ…どうしますか?あっ!誰かって言うのはプロデューサーさんに一方的な感情を持ってる人です」
P「一方的な感情、ですか……う~ん、それって俺は彼女の気持ちを理解してない前提ですよね?」モグモグ
小鳥「それは……はい…(きっとそうですよねぇ、きっと私の気持ちなんてプロデューサーさんが理解してくれてる訳無いじゃないですか)」
P「やっぱ……断っちゃいますね、好きな人が居るから~って」
小鳥「……それは、その人をふる為の嘘ですか?」
P「へ?いやいやいや、好きな人ってのは本当ですよ?ただ俺も一方的な感情ですけど」
小鳥「そ、そうなんですか…」モグモグ
P「こ、小鳥さん?なんか落ち込ませるような事しちゃいました?」
小鳥「いえ、別に…」モグモグ
~玄関~
P「あっ、晩ご飯ありがとうございました。って、もう呑まずに早く寝てくださいよ?遅刻が一番困りますから」
小鳥「そんなの分かってますよ~!プロデューサーさんこそ寝坊しちゃダメですよぉ?私の仕事の量が増えちゃいますから」
P「っくふふふ、その調子だと酔いも結構引いてますね、安心しました」
小鳥「まったくぅ、私がアレだけで酔える訳無いじゃないですか~、酔えても数十分だけですよ」
P「……それじゃ、また明日、事務所で会いましょう」
小鳥「事務所?事務所じゃなくてアパートの廊下ですよ、プロデューサーさん」
P「あっ、でしたね…じゃあまた明日」ガチャ
小鳥「おやすみなさい…」
バタン
小鳥「………あれ?プロデューサーさんって何か借りに来たんじゃ……まっ、いっかぁあ!私も早くお風呂入って寝よ~っと」
~翌日の駐車場~
P「……」ズウゥン
小鳥「あっ、おはようございま~す!」
P「あっ…小鳥さん……おはようございます」
小鳥「な、なんか凄く機嫌悪いですね。何か有りました?」
P「あはは…はっ…はひ…(結局髪の毛濯ぐだけで終わった…ワックスちゃんと取れなかっただろうなぁ……そしてまた今日もワックス&スプレー、頭皮よ、耐えてくれ)」
小鳥「??じゃ、じゃあ行きましょうか」ガチャ
P「今日は朝から要が有るので事務所で作業は多分昼過ぎですね」
小鳥「へ?あぁ、春香ちゃん達を現場に送ってそのまま一緒にって事ですか?」
P「まぁ……そんなとこですよ」ガチャ
小鳥「プロデューサーさん、今日も頑張りましょうね!」
P「あはは、社畜魂見せてやりますよ」
~事務所~
P「おはよう皆、早いな~、関心関心!それでこそアイドルだ」
響「だって自分、完璧だからな!」
春香「プロデューサーさん、今日は私達と響ちゃんの仕事が同じ時間帯に有りますけど、どっちの現場に
美希「そんなの美希達の方に決まってるの~!だって響は完璧だもんねぇ…」
響「う"ぅ…ちょ、ちょっと完璧じゃないかもしれないさぁ」
P「う~ん、とりあえず交互に見て回りたいがぶっちゃけ千早も居るんだし三人で大丈夫だろ?俺は響一人の方が心配な訳だし」
春香「そうですか……はいっ!私達三人で頑張るんで響ちゃんのサポートよろしくお願いします!」
美希「え~!?は、春香まで…は、ハニー?ちょっと位は美希達のとこに居るよね?」
千早「美希、そうやってプロデューサーを困らせないの…現場に居ないだけでちゃんと送り迎えはしてくれるんだから」
美希「ぶ~、ハニーが居ないとつまんないの~」
P「じゃあ四人共、まだ時間は有るけど余裕を持ちたいし、早く車にのって出発だ」
小鳥「……」カタカタカタカタ
真美「ねぇねぇピヨちゃんピヨちゃ~ん」
小鳥「はい?どうしたんですか真美ちゃん、確か真美ちゃんはお昼からの筈じゃあ」
真美「サボって来ちゃった→だって学校に居るよりここに居た方が楽しいかんね→」
小鳥「ふふっ、学生が授業をサボっちゃダメですよ~」カタカタカタカタ
真美「ねぇね!それでさそれでさ、兄ちゃんとはどの辺りまで行ったの?」
小鳥「!!」ッターンッ‼
真美「あっ…キーボードのパーツが飛んでっちった」
小鳥「まままっまっ、真美ちゃん?!な、何を言ってるのかなぁ~……」
真美「まったまたと~ぼけちゃって→、知ってるんだよ?ピヨちゃんが兄ちゃんを狙ってるって事」
小鳥「……狙ってません」カタカタカタカタ
真美「だったら真美が兄ちゃん貰っても良いのっかな→」
小鳥「ど、どうぞぉ?」カタカタカタカタ
真美「知らないよ?真美と兄ちゃんが付き合っても」
小鳥「ま、真美ちゃんがやりたい様にやれは良いんじゃ無いかしら…(大丈夫、プロデューサーさんは年下は眼中に無いと言ってた、だから、だから大丈夫…な筈)」カタカタカタカタ
真美「……兄ちゃんって実はロリコンなんだよ」
小鳥「……」ターンッッ‼
真美「動揺してる→、まぁロリコンかどうかはわかんないんだけどさぁピヨちゃんは無いっしょ→」
小鳥「そ、そうね。プロデューサーさんと私は仕事仲間なだけだし…」カタカタカタカタ
真美「今頃はるるんやミキミキに誘惑されてるよ?知らないよ~、兄ちゃんが発情して皆を襲ってても」
小鳥「ぷ、プロデューサーさんはそんな事しませんよ~」カタカタカタカタ
真美「わっかんないよ~?ひびきんの野生の匂いに感化されて今頃兄ちゃん、獣になってたりして」
小鳥「……」カチャ
真美「んっふっふ~、ピヨちゃん、兄ちゃんに電話を掛けるの巻始まり始まり~」
~車内~
千早「?プロデューサー、バイブ鳴ってますよ」
P「今は走行中だからね、無視して構わないよ、千早の気に障る様ならポケットにでも入れるけど」
千早「いえ、私は別に…」
P「そっか、ありがとな?わざわざ教えてくれて」
千早「………」
美希「おかしいの、こんなのって許されないの…」ワナワナ
春香「べ、別に良いじゃん席位、それに、プロデューサーさんが千早ちゃんを隣にしたんだから~…」
美希「春香は黙ってるの、これは死活問題なんだから…ハニー、どうして私じゃなくて千早さんなの?」
響「別に車なんての、乗れたらどこっ、どこの席だって変わらないぞ」
美希「そんな悔しそうな顔して前提説得力無いの…響だってハニーの隣が良かったんだよね?」
P「あ、あはは…後ろが賑やかだな」
千早「そう…ですね」
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