??「ねえねえ先輩」八幡「なんだよ」 (119)
※八巻キャラネタバレ注意
いろは「ねえねえ先輩」
八幡「なんだよ」
いろは「葉山先輩のことどう思います?」
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八幡「どうって…俺にその趣味はないからどうと言われてもな。戸塚は別だが」
いろは「戸塚…?あぁあのテニ部のキャプテンさんですか」
八幡「そう、その戸塚だ」
いろは「あの人可愛いですよね~…ってそうじゃなくて!葉山先輩のことですって!」
八幡「というと?」
いろは「いやいや、あの人あんな完璧なのに彼女つくんないじゃないですかー。部にも私みたいなマネージャーもいるのに手を出さないし」
八幡「まぁ葉山もなんか考えがあってのことなんだろ」
いろは「それですよ!」
八幡「あ?」
いろは「なんか思うことがあるならいくらアタックしたって無駄なんじゃないかなーと思い始めたんです!」
八幡「まぁそうかもな。大体一緒にいる三浦ともそんな感じにはならなさそうだし」
いろは「だからですね、私も妥協点というのを考えたんですよ」
八幡「妥協点?」
いろは「はい!比企谷先輩って目を除いたらイケメンな部類じゃないっすか」
八幡「お、おう…」
いろは「だから私と付き合って下さい!」
八幡「だが断る」
いろは「え?!なんでですか!後輩ですよ!わがままボディですよ!クラスの人気者ですよ!?」
八幡「いやいや、さっきの妥協って言葉聞いて付き合うやつなんていないだろ…」
いろは「男なんて顔さえよければそれでいいんじゃないんですか!」
八幡「お前さらっと酷い事言うよな」
いろは「いいじゃないですかー付き合いましょーよー」
八幡「いやいや、大体クラスの人気者が俺なんかと一緒にいたら変に思われるだろ。主に俺が」
いろは「そんなの私気にしませんしー。それにほら!先輩の目が腐ってるのって生活態度に問題があると思うんですよ!」
八幡「俺ほど健康に満ちた生活を送ってるやつなんて少ないぞ。よく寝るしよく食べる」
いろは「そうじゃなくてですねー。なんていうかこうリア充ライフ?っていうのを満喫したら目も治る気がするんですよ」
八幡「俺の目は病気の類だったのか。知らなかったわー」
いろは「だから先輩付き合いましょーってー」
八幡「それとこれとは話しが別だ」
いろは「チッ…」
八幡「おい、今黒い部分出たぞ」
いろは「じゃーとりあえずお試し期間って事でどうです?」
八幡「お試し?」
いろは「一週間私の恋人として振る舞ってください!そしたら先輩も気が変わって私にメロメロのラブラブになりますから!」
八幡「お前の思考回路すげえな、人の話しまったく聞かねえし」
いろは「ってことでとりあえずこれ、伊達メガネかけてください」
八幡「は?いやいや、まだやるなんて言ってないしなんで伊達メガネなんか」
いろは「目の腐ってる先輩ですが、メガネでとりあえずなんとか防げる気がしたんです!」
八幡「ねえお前俺に告白したくせに腐ってるとか言うのやめない?」
いろは「だってそんな目の人と私が腕なんか組んで歩いてたら先輩通報されますよ?」
八幡「ぐ…言い返せない」
いろは「そう言うわけでよろしくお願いしますねー!」
八幡「いやいや、ていうかお前告白して来たけど俺のこと好きなわけじゃないんだろ?なら」
いろは「そうですねー。今のところはまだ尊敬って感じですかね」
八幡「…尊敬?」
いろは「自己犠牲なのかもしれないですけどあんな風に自分の守りたい場所を守る先輩の姿、すっごいかっこよかったですからね!」
八幡「……」
いろは「あぁでも今回はあんまり犠牲にはならなかったんだっけ?結衣先輩から聞いたから話しがあやふやだなぁ…」
八幡「まぁ、なんだ。ものめずらしいだけだろ…そんな気持ちで俺のそばにいられても…」
いろは「先輩!」
八幡「ぐ…」
いろは「そういうの無しです!また目が腐っちゃいますよ?」
八幡「…うるせ」
いろは「まぁ見てて下さいよ!この一週間で、先輩に私に惚れて貰いますし、私も先輩を好きになりますから!」
八幡「あぁ…そうだな」
いろは「先輩がいくら腐ってようと、私がそれを克服させてみせます!」
八幡「…なぁいろは」
いろは「?…なんですか?」
八幡「お前も本当素直じゃないな」
いろは「それは先輩には言われたくないですぅー」
八幡「まぁ、なんだ……一度しか言わないからよく聞け」
いろは「…はい」
八幡「俺もうお前に惚れたわ。付き合ってくれ」
いろは「……喜んで!」
(終わりにしたいなんて言えない…)
風邪で帰ってきたから少しだけ書いたの投下します
↓
いろは「そう言えば結局葉山先輩の謎が解けてないですね」
八幡「あぁ…あいつ多分雪ノ下に惚れてるぞ」
いろは「え?!そうなんですか?!」
八幡「まぁこうなっちまったから言うけどな。家庭環境的に一緒にいた時代もあったらしいし小学校一緒だったらしいからな」
いろは「はぁー…雪ノ下先輩じゃ勝ち目はなかったですねぇ…」
八幡「俺じゃ不満か?」
いろは「先輩、キザったらしくてきもいです」
八幡「ぐ…言って見たかったんだよ」
いろは「あ、そーだ!メガネかけて見て下さいよー。オシャレなの選んだんですからー」
八幡「なにお前告白するためにメガネ買ってきたのかよ」
いろは「私的に物で釣る作戦だったんですけどねー」
八幡「まぁかけてみるか」
いろは「いえーい☆」
八幡「ふむ、鏡が無いとわからん」カチャ
いろは「おお…これはこれは…」
八幡「な、なんだよ…」
いろは「予想以上にイケメンが出来上がったのでびっくりしてます」
八幡「褒めんな…照れるだろ」
いろは「これは…いろんな意味で敵が増えるかもしれませんねぇ…」
八幡「まぁ暫くはこれで良いか」
いろは「やっぱだめです!私と一緒にいる時だけメガネはかけてください!」
八幡「あ?なんでだよ。めんどくさいだろ」
いろは「いいからそうしてください!彼女のお願いが聞けないんですか!」
八幡「わかったよ…」
いろは(ここまでイケメンなんて…聞いてない!////)
八幡「そろそろ遅いし帰るか」
いろは「そ、そうですねー」
八幡「あん?お前なんか顔赤くね?」
いろは「いいいやいやそんなことととないですよ???」
八幡「怪しすぎだろ…まぁいい、行くか」
いろは「そういえばせんぱーい」
八幡「あん?」
いろは「なんで奉仕部に入ったんですかー?先輩の性格からすると自分からなにかするようには見えないんですけどー」
八幡「俺は強制的に入れられたんだ。根性が捻くれてるって言われてな」
いろは「あはは、先輩らしいっすねー」
八幡「そういや生徒会の方は今日はいいのかよ」
いろは「今日は先輩に告白するために休みにしといたんですー」
八幡「俺のせいみたいに言うなよ…」
いろは「だって先輩、攻略難易度MAXってちまたで噂ですよ?ソースは作者さんです」
八幡「なに?俺はヒロインなの?攻略対象だったの?」
いろは「なんだかんだ女々しい感じですかねー」
八幡「お前俺のこと本当は嫌いだろ…」
いろは「いやいや大好きですよ?」
八幡「…もう人間信じられなくなりそう」
八幡「っと、着いちまったか」
いろは「そうですね…」
八幡「そんじゃまた明日な」
いろは「あの!ちょっと待ってください!」
八幡「ん?」チュ
八幡「????!??!?!?」
いろは「えへへ、明日は先輩からしてくださいね!///」
いろは「それじゃ、また明日!///」
八幡「あ、ああ…また、明日…」
おわり。
もう無理限界…お休み…
飯食ったら書く…
いろは「せんぱーい」
八幡「なんだー」
いろは「先輩いつまで奉仕部にいるんですかー?」
八幡「あん?なんでだ?」
いろは「先輩が奉仕部に入ったのって、友達いなくて、性格がひん曲がってるからじゃないっすかー」
八幡「今日も毒のあるセリフだな」
いろは「でもー、私みたいな彼女もできた事ですし奉仕部にいる意味なくなったんじゃないですかー?」
八幡「そういやそうだな」
いろは「ってことで平塚先生に抗議にいきましょう」
八幡「あの人に恋人ができたなんて言えるやつはこの世にはいないだろ…」
いろは「あ…確かに…」
八幡「な?無駄だから諦めろ」
いろは「でも私が生徒会無い日だって奉仕部は毎日活動じゃないっすか。依頼もろくにないのに」
八幡「まぁそうだな」
いろは「それに雪ノ下先輩と結衣先輩とずっと一緒にいるなんて彼女としては心配なんですぅー」
八幡「そう言われてもな…」
いろは「大体強制的に入れられたって言っても先輩なら変な御託並べて拒否出来た筈ですよね?」
八幡「……そうかもな」
いろは「は?!先輩やっぱりお二人のどっちかに惚れてて…うぅ…私は弄ばれただけだったのか…」
八幡「あぁ!もうわかったよ奉仕部やめてくりゃ良いんだろ!」
いろは「流石先輩!」
八幡「演技かよ…ちっ」
いろは「いやいや、9割ぐらい本音です。はぁと」
八幡「あぁ世界一かわいいよー」
いろは「適当っすねー」
八幡「はぁ…明日にでも言ってみるか」
いろは「はい!よろです!」
八幡「ってことで奉仕部をやめたいんだが」
雪乃「何が、という事なのかわからないのだけれど。しっかり説明してもらえないかしら」
結衣「そうだよ!ちゃんと説明して!」
八幡「いや、俺いろはと付き合い始めたから。部に割ける時間なんて無いんだ。だから奉仕部をやめたい」
結衣「え?」
雪乃「え?」
結衣「ど、どういうこと!?!?」
雪乃「言葉の意味が理解できないのだけれど…もっとちゃんと説明してもらえるかしら」
八幡「いや、そのままの意味だが」
雪乃「…つまり、一色さんとあなたが男女交際をしているから、奉仕部をやめたい…という事かしら」
結衣「ていうかいつから?!いろはちゃんと付き合ってるなんて聞いてないよ!」
八幡「いろはがもう言ったと思ってたんだがなぁ…」
雪乃「でも普通に考えて付き合ってるから部をやめたいなんて許されると思っているの?」
八幡「俺がこの部に強制的に入れられた理由を考えれば許されるだろ。そこまでの強制力は平塚先生にはない」
雪乃「それは…」
結衣「でも!せっかく選挙の件でまだ三人で奉仕部にいられるってなったのにこんなのって」
八幡「まぁそうな…」
静「話しは聞かせてもらった!」
雪乃「平塚先生…」
静「なに、深く考える事はない。比企谷、お前はまだこの部には居たくはないと、そう言うつもりなのか?」
八幡「……」
静「せめているわけじゃないさ。だが、せっかくお前が守ったこの三人の部活動を、そう簡単に手放していいのか?」
八幡「…大事な物には順番ってのがあるんすよ。優先順位が高い方が生き残る。当たり前の考えじゃないっすか」
静「だが、失いたくないのも事実なんだろう」
八幡「それは…」
静「なぁに、そんな難しい顔をするな。簡単な話だよ」
静「一色いろはに生徒会がある日だけ奉仕部に出ればいいじゃないか」
八幡「は?」
静「君自身が言ったのだろう?私の強制力はそこまで強くないと。なら来たい時にここにくればいい。本来部活動というのはそういう物だ」
八幡「そんなんでいいんすか」
静「もちろんだとも。それにやり方は置いといて奉仕部には君の力なくしてやって行くには少々頼りなさすぎる」
雪乃「先生。そんな事は」
結衣「そうだよ先生!」
静「だが、比企谷がいなければ解決どころか解消すらもされなかった、そうだろう?」
雪乃「それは…」
静「まぁ比企谷。君も青春を謳歌したまえ。恋に勝負になんでも出来るのが君たち学生だ」
八幡「…ありがとうございます」
静「なに、気にするな。それより早く行きたまえ。可愛い彼女が待ってるんだろう?」
八幡「…はい!」
静「…………私も青春したい」
いろは「先輩~!」
八幡「おう、待たせたな」
いろは「それでそれで、どうなりました?」
八幡「あぁ、いままでみたいな強制じゃなく、自由参加みたいな感じになった。だからいろはが生徒会ある日だけ部に参加する形になるだろうな」
いろは「まじっすか!へぇ~」
八幡「あんまリアクション良くないのな」
いろは「だって結局あの人達とは一緒に居るわけですよね…そう思うと不安が…」
八幡「ばーか。もう俺はお前しか眼中にねえよ」
いろは「えへへ///照れますね////」
八幡「青春…か」
いろは「あれ?先輩、今日はなんだかあんまり目が腐ってないですね」
八幡「あ?そんなのあんのか?」
いろは「はい!イケメン度二割増しですね!」
八幡「そうか。じゃあそんなイケメンな俺からプレゼントをやろう」
いろは「はい?」
八幡「…目ぇつぶれ」
いろは「…はい」
八幡「これで約束は果たしたからな」
いろは「先輩、顔めっちゃ赤いです」
八幡「うるせ!慣れてねぇんだよ」
いろは「いや~初心で可愛いですなぁ~」
八幡「ぐぬぬ…」
いろは「先輩!」
八幡「あん?」
いろは「これから頑張って行きましょうね!」
八幡「…あぁ」
終わりです
いろはす~
多分ちょっとだけ
八幡「いろはー」
いろは「なんですか先輩?」
八幡「お前結局サッカー部出てなくね?」
いろは「え?」
八幡「いや、生徒会の日はあれだし。それ以外の日はだいたい俺といるじゃねえか」
いろは「まぁそうですね…」
八幡「サッカー部出てなくね?」
いろは「……はっ?!」
八幡「生徒会入った意味…」
いろは「そういえばそうかも…」
八幡「最近なんか葉山が俺のことチラ見してくると思って理由を考えて見たんだよ」
いろは「…はい」
八幡「…つまりそういうことだ」
いろは「…先輩」
八幡「おう」
いろは「サッカー部顔出して来ます!!」
八幡「あぁ。行ってこい」
翔「うぃーっすいろはすー超ひっさびさじゃーん」
いろは「戸部先輩お久っすー!いやぁ生徒会忙しくってですねー」
隼人「生徒会の方はもういいのか?」
いろは「今日は仕事ないし定例会もないんでこっちに来ました!」
隼人「両立なんて辛いのに大変だな」
翔「いやいや違うっしょー。一年に聞いたべ?最近彼氏できたんだろいろはすー?」
いろは「ええ?!なんで知ってるんですか!?」
翔「だから他の一年に聞いたって言ったべ?それにメガネかけたイケメンなんだろ?それで忙しいってどうよー。いやー俺も彼女とか欲しいわー」
隼人「まぁ誰かと恋人になるってのは良いことかもな」
翔「そんな事言って隼人くん全然彼女作らないべ?選り取り見取りでしょーにー」
いろは「そうですよ先輩モテるじゃないっすかー。戸部先輩とはちがってー」
翔「いろはすー?」
いろは「いやいやなんでもないですよ?」
隼人「まぁなんにしても無理はするなよ。生徒会なんてただでさえ忙しいのに会長までやってるんだから」
いろは「はい!じゃあ今日も頑張りますか!」
いろは「…なんか疲れました」
八幡「お疲れ」
いろは「なんか…最近比企谷先輩に毒されて来た気がします…」
八幡「俺はどこまでいっても病原菌扱いかよ…」
いろは「いやいやそういうわけではなくてですね?なんか普通の付き合い?っていうのがめんどくさくなってきたんですよねー」
八幡「なんだそりゃ」
いろは「先輩と一緒にいる時間が心地いいってことですぅー」
八幡「ああそうかい」
いろは「てきとうだー」
八幡「まぁなんだ。なんでも良いけど、今ある関係をわざわざ切るなんて。そんなことはしない方がいいぞ。後悔するからな」
いろは「先輩ほんとたまに為になること言いますよね」
八幡「うっせ」
いろは「照れ隠しはいいですってー」
八幡「けっ……」
いろは「じゃあ今日はもう帰りますかー」
八幡「おう」
いろは「あ、今日私疲れたんで自転車後ろのせてくださいよ」
八幡「嫌だ、断る」
いろは「いいじゃないですかー」
八幡「ちっ…今日だけだぞ」
いろは「わーい!先輩やっさしー」
八幡「調子だけはいいよな…」
いろは「れっつごー!」
よしおわり!蛇足になったかもしれんが満足した!
多分つづかない!
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