千葉「ゼロに全力でラリアットをしたら気絶してしまった……」(153)


千葉「ゼロ!しっかりしてください!ゼロ!!」

ゼロ「……」 チーン

千葉(私とした事が…躓いた勢いでうっかりラリアットを……!!)

千葉「………」

千葉「………」キョロキョロ

千葉「誰も居ない…仮面を外し、ゼロの正体を知るチャンスでは……」

千葉「……」ドキドキ

千葉「だ、ダメだ!正気に戻れ千葉!!」

千葉「……ラクシャータさんの所へ運ぼう」

千葉「よっ、と……うん?随分と軽いな……」


 ― 看護室 ―

ラクシャータ「はぁ……とりあえず、応急処置はしておいたけど…」

千葉「お騒がせして、すいません……」

ラクシャータ「ゼロにラリアットなんて、前代未聞だわ~」ニヤニヤ

千葉「……」ショボン

ラクシャータ「ま、これくらいならすぐに目覚めると思うわ」

千葉「……わかりました」

ラクシャータ「じゃ、私はランスロットの点検に行くから後は任せたわよ~」

プシュ

千葉「……はぁ」

ゼロ「…………」


千葉「……」

ゼロ「……ぐ…」

千葉「っ!ゼロ!大丈夫ですか!?」

ゼロ「……俺、は……」

千葉「先程は本当に申し訳ありませんでした!!」

ゼロ「なんだこの刺々しい仮面は…視界の邪魔だ」

千葉「?」

ゼロ「おい、そこの女!この仮面、どうやって外せばいいんだ?」

千葉「あ、え?いや…仮面を外したら色々と……」

ゼロ「――ん、ここか…まったく、こんな厨二みたいな仮面をどうして俺は被っているんだ」

プシュー

ルルーシュ「ふー…それにしてもなんだこの格好は…暑苦しいにも程があるぞ」

千葉「あ……」


ルルーシュ「俺は仮想パーティーでもしていたのか?まったく……」

千葉(ゼロの正体が……)

ルルーシュ「……おい、お前」

千葉「は、はい!!」

ルルーシュ「さっきから人の顔をジロジロと…一体なんだ?」

千葉「あ、その……」

ルルーシュ「俺の顔になにか付いているか?」

千葉「い、いえ!なんでもありません!!」

ルルーシュ「…?なんだ、さっきから……それに、どうしてお前は敬語なんだ」

ルルーシュ「それにしても、見覚えが無い場所だな…ここはどこだ?」

千葉(……ゼロの様子が明らかにおかしい)


千葉「あああの……ほ、本当にゼロなのですか?」

ルルーシュ「ゼロ……?」

千葉「……」

千葉(落ち着け…落ち着いて、まずはお茶でも飲んで……)ズズー

ルルーシュ「俺の名前はゼロではない…ゼロでは……」

ルルーシュ「待て……俺は誰だ……?」

千葉「ブーッ!!」

ルルーシュ「……」ベチャッ

千葉「わ、わわ!す、すいません!!」

ルルーシュ「……とりあえず、着替えとタオルを貰いたいんだが」

千葉「は、はい!!」


ルルーシュ「……」フキフキ

千葉「……」

千葉(ど、どうしよう……!ゼロが記憶喪失になっちゃった……!)

千葉(だ、誰に相談すれば…やっぱりミラクルトゥードゥーさん……?)

千葉(いや、でも簡単に正体を……)

ルルーシュ「……お前、名前は」


千葉「え?」

ルルーシュ「名前を聞いているんだ…お互い知らないと話し辛いだろ」

千葉「ひゃ、はい!私は千葉…千葉凪沙と言います!!」

ルルーシュ「その堅苦しい敬語はやめろ、聞いててムズ痒くなる」

千葉「で、ですが……」

ルルーシュ「見た所、お前の方が年上みたいだからな……」

ルルーシュ「千葉、と言ったか…お前は俺の名は知っているのか?」

千葉「あ、その…ゼロと呼ばれてて…」

ルルーシュ「ゼロ…?やはりゼロという名前だったのか……」

千葉(ま、待て…凪沙……これから先、どうなるかわからないし…ゼロなんて呼びまわったら……)

千葉「…ち、違う!あなたの名前は、ゼロなんかじゃない!」


ルルーシュ「やはり知っているのか……なら、はやく教えてくれ」

千葉「え、えっと……それは……」

ルルーシュ「?」

千葉「……ご、ごめんなさい……わからないわ」

ルルーシュ「……ふ、フフ…そうか、なら探れば良いだけだ」

千葉「え?」

ルルーシュ「まずは俺の名前の確認とこの部屋の把握だ……」

ルルーシュ「手掛かりを探しに行くぞ、千葉!!」

千葉「あ!ちょっと、待っ…」

―――――
―――


ルルーシュ「しかし、この構造…これでは航空艦じゃないか……」

千葉「その通り、ここは航空艦の中だ」

ルルーシュ「航空艦の中……俺は拉致でもされていたのか?いや、その可能性は…」

千葉(どうしよう……ゼロと2人で航空艦の中を歩いてるけど……)

千葉(とりあえず、出来るだけ人が居ない所に誘導しないと……それに)

ルルーシュ「…………」

千葉(この顔は、間違いなくブリタニア人だ……)

玉城「あれ?千葉じゃねえか?こんな所でなにしてんだ?」

千葉「玉城!!」

玉城「……あん?千葉、誰だよコイツは?」

千葉「あ、その……」

誰か乗っとらんと落ちるか

>>25
千葉「み、民間の協力者だ」
玉城「そうなのか?でもそいつブリキ野郎……」

千葉「ゼロはブリタニア、日本人を差別しないと言ったそれを忘れたか!?」

玉城「まあ、そう言ったけどよ?ははん千葉の若いツバメとかか」
千葉「げ、下劣な勘繰りはよせ!?」


ルルーシュ「ツバメ?(日本でのスワローの呼び方だったか?)」

後は誰か頼んだ

チェンジで

>>97
じゃあ続きか新しいのよろしく

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