久「咲とレズセックスをしなさい」和「!?」 (134)
決勝戦前夜
和「いよいよ、明日は決勝戦ですね!」
久「……えぇ、そうね」
和「流石に部長でも緊張してますか?私も緊張してます。今日はよく眠れるかどうか不安です」
久「いえ、このまま何もしないで決勝戦に向かえば私達は敗退するわ」
和「ど、ど、どう言う事ですか!?部長がそんな弱気じゃ困りますよ」
久「まこも同じ意見よ。ちなみにプロ雀士で清澄優勝を予想してる人は居ないそうよ」
和「確かに私達は無名校で、初出場校ではありますが……。しかし!」
久「わかってる。気持ちで負けてたら勝てる物も勝てないって言うんでしょ?そりゃ、もちろん私も思う」
和「だったら、変な事言わないで下さいよ!明日勝って、王者白糸台を倒して清澄高校初出場初優勝ですよ!」
久「……このままじゃ駄目ね。最悪、大将戦にまで回せない事もありえるわ」
和「そんな事を言われても……。私達が頑張るしかないでしょう」
久「もちろん私もやれるだけの事はやるつもりよ。けど、このままじゃ足りないの」
和「……」
久「どうしても白糸台や臨海には太刀打ちできないの。もちろん阿知賀も次鋒から副将はかなりの高レベルの麻雀打ちだしね」
和「一日やそこらで麻雀は強くなれませんよ。私達にも積み重ねがあるのですから、それをしっかり出していつも通りの麻雀を打つしか」
久「いえ、一日で強くなれる方法があるの。和の信じてないオカルトだけどね」
和「オカルトはありえません。偶然の産物です。麻雀のツキのある日、ない日くらいは認めてますが」
和「まぁ、聞くだけ聞いてもいいですよ」
久「私は今日の昼間。ある人物に会いに行ってたの」
和「ある人物?」
久「新道寺と千里山の部長に」
和「へぇ……、名前は知ってますよ」
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久「どうも会って下さってありがとうございます」ペコリ
竜華「あーええでええで。同い年やし、かしこまらんで」
哩「まっ……他校との交流を持つのも全国大会の楽しみぞ」
久「二人とも目が腫れてるわね」
竜華「そりゃなぁ。泣いて泣いて泣きまくったからなぁ」
哩「おかげで後輩に合わす顔ばなかと。東京観光に出かけるって言って一人でフラフラしとった」
久「後輩には泣いてる姿見せられないわよね」
バイト「すいません、ご注文はお決まりでしょうか?」
久「ケーキセット、ドリンクはコーヒーで。あっ二人とも、遠慮しないで好きな物を食べてね。私が出すから」
竜華「おおきにー。ほな遠慮なく。ケーキセット、ドリンクはアイスティー」
哩「私はアイスティーだけでよか」
バイト「かしこまりました。少々お待ち下さい」
久「初めは部員集めて、全国大会に出るだけで満足だったんだけどね」
竜華「初出場で決勝戦まで残ったんやろ?すごい快挙やで」
哩「確かに。あの天江衣まで倒して来た長野の出場校。竹井さんはさしずめ、長野のレジェンド部長って所ばい」
久「レジェンドだなんて……そんな///私より一年生達の頑張りがあってこそだし」
竜華「一年生が三人も出てるチームなんてそうそうないで。来年も安泰やなぁ」
哩「そうだな。今年はベスト4で来年には宮永照が居ないし、荒川も団体戦には出て来ない。優勝も狙えるかもしれないな」
久「……ベスト4?」ピクッ
竜華「初出場でベスト4とかすごい事やん。胸張りやー」
久「ちょっと待って。私はベスト4ではなく、優勝を目指してるのだけど?」
竜華「あぁせやせや。まだ決勝戦は終わって無かったな。失言や、申し訳ない」ペコッ
哩「……宮永照と大星淡が病気で出て来ない展開になればチャンスはあると思う」
久「なによ!それ!?私達が、万全の白糸台に勝てないと思うわけ?」バン
竜華「……すまん。お世辞は言わんで。無理や」
哩「無理だな。対戦した私達がよーくわかっている」
久「ぐっ……麻雀はやってみなくちゃわからない……」
哩「それはもちろんぞ。ただ、私達も予想は出来る。どの高校が一番仕上がってるか。100%とは言えないが九割近く白糸台の優勝で終わる」
竜華「うちもそう思うで。千里山に船久保浩子って優秀な後輩おるんやけど、パソコンで決勝戦の予想したら88%で白糸台の優勝で終わるって言ってたで」
久「……確かにうちは穴が多い。私含めてね。咲に頼りがちなチームである事はわかってる」
哩「宮永咲。恐ろしい才能ば持ってる。テレビでしか見てないがその歪さは群を抜いてる」
竜華「せやな。宮永照の妹って話やっけ?今年二人目の牌に愛された魔物や」
久「そうよ。咲が居れば……咲にまで回せば……」ブツブツ
哩「それがいかん」
竜華「せやな。自分で10万点稼いで、咲ちゃんに逃げ切って貰うくらいの気持ちでいかんと」
久「まぁ……やれるならやるわよ」
哩「渋谷の役満振り込んだら、その高校は高確率で終わりやろうな」
竜華「32000点は稼ぐのしんどいで」
哩「白糸台はダブルエース。稼ぎ頭が宮永照と大星淡の二人も居る」
竜華「せやな。この二人はどうにもならんで。あっ、あと阿知賀の高鴨さん。アレは……咲ちゃんにとって辛い相手になると思うねん」
竜華「大星さんと同じで山の支配系かな。嶺上開花使えんとのちゃう」
哩「それに臨海のネリー。アイツはかなりやる」
久「……咲も次やったら勝てないってまた言ってた」
竜華「はぁ~見た目通り、なんか自信無さげな子やな」
哩「一年生なんざそんなもんぞ。一年生で大将任せてケロっとしてるの大星くらいばい」
竜華「高鴨さんもポジィティブ系っぽいで。まぁ、うちが一年で千里山の大将させられたらゲロ吐いてるやろな」
哩「私もばい」クスッ
竜華・哩「あははははははははー」
久「……」
竜華「ところで白水さんは前日、何回シたん?」
哩「三回ばい。ちょっと少なかったな」
竜華「あの大将の子やんな?リザベーション、すごい技やで」
哩「いやいや、清水谷さんの怜ちゃんにも驚かされたばい。前日は?」
竜華「……一回や。怜には無理させられへんし」
哩「一回か。それであれだけ出来るとは」
久「???」
久「ねぇねぇ、さっきから何の話してるの?前日に特訓でもしてたの?」
哩「何って……、前日はアレしかないと」
竜華「せやで。ヤるに決まってるやん」
久「ん?んん?」
哩・竜華「レズセックス」
久「ぶっっっっっっっっっっっっ」ブハー
久は飲んでたコーヒーをぶちまけた
久「なななななななな、何言ってんの!?あんた達!」
竜華「同じ部屋に泊まってるし、雀力アップになるのにやらん理由ないやん」
哩「オリンピックだって選手村にゴム配ってるばい。ただ私達はゴム入らず」
竜華「レズは地球に優しいよな~」
久(靖子からレズの方がなぜか麻雀が強いって言うのは聞いた事あるけど……)
久「ホントにそんな事して雀力アップ出来るの?」
竜華「疑ってるなー」
哩「よかと。今、私のデータが入ったフラッシュメモリー持ってるばい」
竜華「うちはipad持ってるで。うちの処女の時のデータと怜とエッチするようになってからのデータみせたるわ」
そしてデータを見る久
久「すごい……120%以上、上昇してる」ゴクリ
哩「レズセックスして無かったら県大会も危なかったかもしれん」
竜華「千里山はうちと怜だけやけどな。セーラは最後まで拒んでたな」
久(しなくても強い人は強いんだ)
哩「新道寺OBの野依プロももちろんレズぞ」
竜華「あの人、強いよなー。ってか新道寺はレズの割合高い気がするわ」
哩「うちの部員にレズじゃないの美子しか居んと」
そしてお茶会が終わって
久「今日はありがとう」
竜華「明日の決勝戦頑張ってなー」
哩「白糸台の三連覇を阻止して欲しい気持ちはもちろんある。やけん、清澄を応援しとると」
久「ははは、ありがと。とりあえず今出来る事を全力で探してみるわね」
竜華「竹井さんも誰か好きな人居ればヤったらええやん♪」
哩「普通のセックスで効果はあるのか知らないが、レズセックスなら確実に効果は出るぞ」
久「……好きな人ねぇ。うーん」
~~~~~~~~~~~~
久「ってわけよ」
和「なるほどなるほど……ってそんなオカル……」
和(すごくバカバカしい話ですが、否定するのは後にしますか)
久「まこと優希はレズじゃないからって断られた」
和「普通の人は断りますよ」
久「でも、和ってレズじゃない?」
和「わ、私はレズじゃないですよ!?ただ好きな人が女の人だっただけです」
久「へー、好きな人居るんだ」ニヤニヤ
和「しまった、つ、つい……」
久「ウソウソ、みんな知ってた。咲が好きなんでしょ?」
和「はぅ!?えっと!あのっ!違っ……って違うのでもなく……あーーー!あーーー!!」
久「同性愛、別にいいじゃない。清澄は共学だけど、他の高校は一組くらいは女子カップル居るし」
和「……実は私の旧友も」
阿知賀の泊まってるホテル
憧「ふぇ…ふぇっ…ふええぇぇぇぇぇぇえくしょん!」ズルズル
穏乃「明日、決勝戦なのに風邪でも引いた?」
憧「いや、違うわよ。誰かが私の噂話でもしてるのかしら?」
和「私の事より咲さんの事が問題じゃないですか?性行為は一人でする物ではありませんし」
久「咲ね。実は……」
久『そんなわけなのよ』
咲『……わかりました。私、レズセックスします』
久『ほ、本気?』
咲『このままじゃ勝てないって私自身わかってます。私、絶対に勝ちたいんです』ゴッ
久『レズセックスするのね?』
咲『します。私は今この瞬間が全てです。勝つために……何だってします』
久『わかった。咲は初体験なのよね?』
咲『は、はい///お恥ずかしながら……、モテないので……』
久『高級ホテルとっておいたわ。流石にみんなが泊まってるホテルじゃ出来ないでしょ』
咲『そうですね』
久『今日はここに泊まりなさい。相手の子も行くと思うから』
咲『誰も私とエッチなんかしたがらないんじゃ……』
久『誰も相手が居なかったら、私で我慢してね』ウィンク
久『あー私も初めてだったわ』ポリポリ
久「そしてこれがそのホテルのルームキー」カシャ
和「……」
久「一応、天江さんあたりにレズかどうか確認してから駄目だったら私で……」
和「その鍵、私に下さい!」ガシッ
久「うおっと」ヒョイ
久「いいの?こんなオカルト話、信じちゃって」
和「オカルトかどうかは私が決めます!決めるのは部長ではありません」
和「いいから下さい」グググッ
久「お、落ち着きなさい」
ガシッ
和「ゲットしました!」
久(無理矢理奪い取ったの間違いでしょ)
和「それでは咲さんとのレズセックス心得ました。必ず、明日の決勝戦開始までには間に合わせます」
久「あっ、うん。遅刻されても困るし、私が朝方行くわよ」
和「二人の空間を邪魔しないで下さい!では、私は急ぎますので」シュタタタタ
久「さて……私も誰かとレズセックスしとこうかな」
久「うーん、誰がいいかな」
久「……」
久「……」
久「ゆみ?」
モモ『先輩になんてことしやがるんですか!』グサッ
久『ぐえっ』プシューーーー
久「駄目ね。決勝戦勝ち残っても、人生に勝ち残れないわ」
久「まことか……ってレズじゃないって言ってたわね」
久「優希も駄目。蒲原さんとか」
蒲原『ワハハ、衣と付き合ってるから他の人とはエッチなんかしないぞ』
久『あら……そうなの』
蒲原『ちなみにかおりんはノンケだから駄目だぞー』
久『はいはい、了解』ガチャン
久「愛宕さんとか?姫松負けた後だし、普通に言い出しにくいわね」
久「あぁそうだわ!永水か宮守なら……」
久『ってわけなのよ。私に力を貸して』
春『……』ポリポリ
春『巫女なのでエッチな事出来ない』ガチャ
久「あーあー、断わられた。当然よね」
久『ってけなのよ』
胡桃『その話、本当だよ。私達もレズセックスして挑んだわけだし』
久『マジで!?』
胡桃『負けちゃったけどね。まぁ……他当たって』ガチャン
久『靖子おぉぉぉぉぉぉ、私を抱きなさいっっっ!!!!!』キーン
靖子『お前なぁ……、今、条例厳しいんだぞ。』
久『大丈夫大丈夫、誰にも言わないから』
靖子『今は誰が見てるかわからない世の中だからな。高校卒業したら、抱いてやるよ』
久『今じゃないと意味ないのよ!』
靖子『私も仕事は失いたくない。後、処女とかめんどくさい』ガチャン
ツーツー
久「……」
久「……」
久「あれ?私ってモテないのかしら?」ガクッ
久「ってわけなのよ。私が頭下げてるの。何とかしてよ」
池田「は?」
久「私と池田さんがデートする。最後はイチャイチャする。わかる?」
池田「華菜ちゃんの魅力に取りつかれたのか……、上級生でも落としてしまう自分が怖いし」
久「まぁ……黙っていれば可愛いと思うわよ」
池田「はぁ~~~?喋ってこその華菜ちゃんだし」
久「いいから、行くわよ。さっ、手を出して」ギュッ
池田「えー」ギュッ
ゲーセン
久「私、これ好きなのよ」
池田「なにこれ?」
久「リフレクビート、エアホッケーみたいな音ゲーね」
池田「華菜ちゃん太鼓しか叩かないし」
久「他にも面白いゲームあるわよ。やってみなさいよ。さっ、私が後ろにつくからね」
池田「なんでやる流れになるんだし……」
久は池田の後ろに立って、遊び方を教える
久「手前にある判定ラインにノーツが来たらそれにタッチするだけ」ムギュ
池田「ほーん」ポチポチ
久「そうそう上手い。けどもっと速くなってくるからね」ムギュ
池田「もうわかったからどいていいし。ってか暑苦しいよ」ポチポチ
久「まぁ!こんなにアピールしてるのに、なんて冷たいのかしら」ダキッ
池田「にゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!集中出来ないーーーーーー」
カラオケ
久「残酷な天使のように~少年よ~神話になれ~」
池田(この人、意外に歌上手いなぁ)
久「はぁーーーー、すっきりした」
池田「明日、決勝戦なのになーに遊んでるんだし」
久「いいのよ。気分転換になるし。それに……この後特訓にもなるわけだしね」
池田「ふーん」ポリポリ
久「何、食べてるの?」
池田「見りゃわかるし。野菜スティックだよ」ポリポリ
久「野菜スティックね……。ふーん」
池田「……」カリカリ
久「はむ、んっ!」グイグイ
池田「……はい?」カリカリ
久「んっ!んんんんっ!んーーーー」グイグイ
池田「まさか野菜スティックの食べさせ合いしようって言うんじゃない……ですよね?」
久「んーーーーっっ、んんん」
池田「はー、はいはい」カリカリ
池田(直前で回避する前に折ればいいし)
久(なんて考えてると思うけど)
池田「……」スッーーー
ガシッ
久「ひゃいかくを考ええなひゃい」
池田「ひえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
久「ふひひひはひひひひひひひ」チューーー、レロレロレロ
池田「!?!?!???」
池田「ひどい…ひどいし……、華菜ちゃん初めてのキスが野菜の味だなんて……」シクシク
久「後で優しいキスもしてあげるからさ。元気出してよ。さっ、目的地に到着したわよ」
ホテルiPS
池田「ホントに入らなきゃ駄目ですか?」
久「駄目」
池田「ホントに?」
久「ここまで何のためにやって来たと思ってんの!私も初めてなのよ?はぁん!?」
池田「私だって初めて……」ズルズル
久「ごめんね。和の件とデートでお金使い過ぎた。一番、安い部屋がいい」ポチッ
池田「どこでもいいですし」
久「そう?貴方も女の子でしょ?何かわがまま言ってもいいのよ」
池田「特にありませんし」
池田「アッ……あぁ……あーーーー、にゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ビクッ
池田「あんっ、あんあんあん……あっ」ビクンビクン
池田「頭がフットーしそうだし……、そこ駄目!舐めないでえぇぇぇぇぇぇ」ビクビク
池田「おうおうおうおうおうおうおおおおおおおおおう!!!!!!」ビビクン
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久「さてと。倍満二回も上がれたし、上出来上出来」
憧「」プスプス
尭深「……はぁ」ガックシ
久「さてと。咲の味はどうだった?」
和「下品な言い方は辞めて下さい!コホン、これで私は身も心も咲さんと一つになりました」
久「じゃあ、期待しちゃっていいのね?」
和「大将戦まで回さなくていいですよね?勝ってしまっても……、構わないですよね?」
久「もちろん。大暴れして来なさい」
この後、和は副将戦で試合を終わらせたと言う
終わり
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