続きいる？
ログ速みたら途中で落ちてたしなにか凄い人が居たみたいだし

男｢お嬢様さんは毎回はやいね。いっつも先に着こうと思うけど大抵負けちゃうな｣

お嬢様｢ふふふ、待ちきれないんです｣

男｢それはそれは光栄です。じゃあ今日もぶらぶらしようか｣

お嬢様｢はい！｣

男｢この前は買い物で…その前は食事で…今日はどこにいくことかな｣

お嬢様｢どこでも構いません。こうして一緒にいることが楽しいですから｣

男｢んじゃ歩きながら考えようか｣

お嬢様｢分かりました｣

男｢そういえばお嬢様さん｣

お嬢様｢なんですか？｣

男｢お嬢様さんって付き合ってる男の人とかいる？｣

お嬢様｢いえ…特には。こういうことするのも男さんくらいです｣

男｢なら良かった。俺とつきあってください｣

お嬢様｢えっ！？ちょっ、ちょっと待ってください…｣

男｢ダメかな？｣

お嬢様｢そんなことないです！全然大丈夫です！…って私ったら何を！｣

男｢じゃあオッケーってこと？｣

お嬢様｢ええと…その…｣

男｢その？｣

お嬢様｢…こちらこそよろしくお願いします///｣

お嬢様｢その…恋人って何をすればいいんでしょうか…？｣

男｢うーんと…俺も初めてだからよくわからないんだけど…｣

お嬢様｢私もです…｣

男｢とりあえず手をつなごうか｣

お嬢様｢てっ、手をですか！？｣

男｢ダメ？｣

お嬢様｢そんなことないです！…でも…恥ずかしいです｣

男｢そうだね、ならまた今度にしようか｣

お嬢様｢いっ、いえ！今が良いです！｣

男｢じゃあ握るね｣

お嬢様｢あ…///｣

男｢なんか恥ずかしいね｣

お嬢様｢…///｣

男｢とりあえずこのままいつも通り街をまわろうか｣

お嬢様｢はい…///｣

男｢ずっと街をぶらぶらするのもあれだし今度うちに遊びに来る？｣

お嬢様｢いっ、いいんですか！？｣

男｢全然かまわないよ｣

お嬢様｢はう…男君の部屋に…ふた…ふたりきり…｣

男｢そのうちお嬢様さんちもみてみたいな。凄い大きいって聞いてるから｣

お嬢様｢そんなことないです、全然ですよ｣

男｢でもお手伝いさんとかいるんでしょ？｣

お嬢様｢はい…一応｣

男｢いいなー見てみたいなー｣

お嬢様｢なら…いつか招待します｣

男｢楽しみにしとく｣

～

お嬢様｢その…今日はありがとうございました｣

男｢うん。俺もまさかOKされると思ってなかったから凄い嬉しいよ｣

お嬢様｢私も…男君と恋人どうしなんて夢みたいです///｣

男｢せっかく恋人どうしになったのに名残惜しいけど今日はもう遅いから。親御さんだってしんぱいするだろうし｣

お嬢様｢はい…残念です｣

男｢じゃあまた明日｣

お嬢様｢その…男君…わたしたちもう恋人同士なんですよね｣

男｢うん、そうだけど｣

お嬢様｢…目を閉じてください｣

男｢…？分かった｣

お嬢様｢…///｣

ﾁｭｯ

男｢！｣

幼馴染｢…何してるのかしら｣

男｢おっ、幼馴染！｣

お嬢様｢どっ、どうしてここにいるんですか！？｣

幼馴染｢…普通付き合って初日でキスする女なんている？｣

お嬢様｢そっ、それは…｣

幼馴染｢どれだけ常識がないんだか。これだから世間知らずは｣

男｢その言い方はないだろ！謝れよ｣

幼馴染｢あら念願のキスのお味はどうだったのかしら？｣

男｢…お前｣

幼馴染｢お嬢様、私はあれだけこの男だけはやめておきなさいって言ったわよね｣

お嬢様｢…｣

幼馴染｢あなたって昔からそうよね。中学の頃だって私がなんども注意したのに同じミスを繰り返していたものね｣

男｢…お嬢様さん。もう行こう｣

幼馴染｢待ちなさい！｣

男｢じゃあな｣

幼馴染｢待ちなさいって言ってるのが…！っ…｣

男｢…｣

お嬢様｢…｣

男｢…家まで送るから｣

お嬢様｢…いえ、大丈夫です｣

男｢…ごめんね｣

お嬢様｢…男さんのせいじゃないです｣

男｢せっかくのキスだったのに邪魔されちゃった｣

お嬢様｢…いきなりでしたか？｣

男｢うん、でもそれが嬉しかった｣

お嬢様｢私って世間知らずですか？｣

男｢そんなことないよ｣

お嬢様｢…でも幼馴染さんがそうだって｣

男｢いきなりキスしたこと？なら心配ないよ｣

ﾁｭｯ

お嬢様｢んっ…｣

男｢これでおあいこ｣

お嬢様｢…///｣

男｢じゃあまた明日｣

お嬢様｢はい…///｣

男｢たっだいまー！｣

母｢なににやけてるのよ気持ち悪い｣

男｢そりゃ良いことがあったるにやけるさ｣

母｢はいはいそうですか。そういえば幼馴染ちゃんが来てるわよ｣

男｢えっ…｣

母｢あんたの部屋に居るから早く行きなさい｣

男｢…｣

男｢…｣

幼馴染｢お帰りなさい｣

男｢…何しに来たんだ｣

幼馴染｢何しにって？お嬢様とのキスの感想を聞きに｣

男｢…さっきはなんであんなこと言ったんだ｣

幼馴染｢おそらくあの子は初めてじゃないのかしら？異性と付き合う様な子じゃなかったし｣

男｢…おい、話を聞け｣

幼馴染｢あなたのほうは初めてじゃなくて残念だったわね｣

男｢…なんのことだ？｣

幼馴染｢覚えてないの？小さい頃私の唇を奪ったこと｣

男｢…｣

幼馴染｢あなたから言ってきたわよね。キスしたいって｣

男｢あっ、あれは小さいころの話だろ！｣

幼馴染｢それでも私の初めてよ｣

男｢…｣

幼馴染｢男…｣

ﾁｭｯ

男｢なっ、何を…！｣

幼馴染｢なにってキスよ。知らないのかしら｣

男｢そっ、そういうことじゃなくて！｣

幼馴染｢あらまだして欲しいの？｣

ﾁｭｯ

男｢んっ…｣

幼馴染｢…忘れたなんて言わせないわよ｣

男｢…やめろっ！｣

幼馴染｢嫌｣

男｢お前彼氏いるんじゃないのかよっ！｣

幼馴染｢彼氏？何のことかしら｣

男｢この前デートしたって言ってたろ！｣

幼馴染｢あああれのこと。ふふ…あなたを遠くから眺めるのは楽しかったわ｣

男｢えっ…？｣

男｢どっ、どういうこと…んっ…！｣

幼馴染｢…あなたが他の女の子と二人きりになんてなるからよ｣

男｢…まさかずっと見ていたの？｣

幼馴染｢ええ｣

ﾁｭｯ

幼馴染｢…どうして私以外の女を好きになるの？｣

男｢…それは｣

幼馴染｢ずっと一緒に居たのは私なのに｣

男｢…時間は関係ない｣

幼馴染｢関係あるわ。それだけ互いのことを知っているということだから｣

男｢どこで…どこでそんなに変わってしまったんだ？｣

幼馴染｢私は昔からずっとあなたのことが好きよ｣