P「例えば僕が死んだら」(1000)

――765プロ・社長室

P「ドッキリ!?今からですか!?」

社長「うむ。君が亡くなったとあればアイドルたちがどんな反応をするか、といった内容のね」

P「そ、そんなの断固反対です!いくらなんでも悪趣味すぎますよ!というかなんで自分なんですか!」

社長「君がアイドルたちから一番懐かれているからだよ。なぁ頼むよ君ィ。みんなの可愛い悲しむ顔を見てみたいとは思わんかね?」

P「可愛い顔ならいつも見ていますし、あいつらの悲しむ顔なんて見たくありません」

社長「そこをなんとか君ィ」

P「駄目です!」

社長「社長命令だよ君ィ」

P「このオッサン…」




な?

いや、こんなの読みたいなーって


社長「まぁ、そう言いつつテレビのスタッフさんがたはもう準備万全なんだけどねぇ」

ガチャッ

スタッフ「うーっす」

スタッフ2「隠しカメラの準備オーケーでーす」

P「問答無用かよ…」

社長「はっはっは!そう重く考えるのはよそうじゃないか!これも仕事だと割り切りたまえ!」

P「はぁ……分かりましたよ。何を言っても無駄みたいだ」

社長「うんうん。任せたまえ」

P「それよりまずはドッキリの内容について説明して頂けますか?」

社長「よし、それでは説明しよう」

社長「と言っても簡単なモノだがね。事務所内でアイドル達に君が亡くなった事を私が伝え、その後一人にして隠しカメラで様子を観察する、というものだ」

P「一人にする、ですか?それは難しいんじゃ……」

社長「アイドル達がそれぞれ同じ時間に事務所に来ないようにスケジュールは用意してある」

P「用意周到ですね」

社長「一ヶ月前からなんとかなんとか誰にも気づかれない様に不自然過ぎない様にと微調整してきたからね」

P「そんなにか。そんなに悪趣味か」

社長「続きだが、その後社長室にアイドルを呼ぶんだ。そしてそこにはドッキリと書かれた看板を持った君の姿が。ここで突然のネタばらし」

P「さすがのアイドルもこれには苦笑い」

社長「そういう事だ」

P「そういう事ですか。帰りたい」

社長「帰ったら給料の命は無いよ」

P「帰りたい。帰れない」

社長「よし、それではアイドル達を待つとしようじゃないか」

P「雲になりたい」

…………

社長「よし、モニターの準備も万全だね」

P「おぉ……モニターもちゃんと置くんですね。……事務所が色んな角度から見える」

社長「さて、まずは春香くんか……」

P「春香、ですか」

社長「うむ」

P「どんな反応するんでしょうね……軽く受け止めてくれれば良いんですが」

社長「え、いいのかい」

P「悲しませるよりはマシです」

ガチャッ

春香『おはようございまーす!』

P「あ、春香来ましたね」

社長「よし、それでは行ってくるよ」

そういや社長って天海くんって呼ぶんだった

P「はい。お手柔らかに」

バタン

P「さて……」チラ

春香『あれー?……誰もいないんですかー?』

P「いないよー」

P(春香、か。自分としては結構仲も良いつもりだからなぁ)

P(悲しんでもらいたいようなもらいたくないような……いや、これは全員に言える事か)

P「何にせよ変な事にならないといいけど……」

春香『~♪』

P「春香は元気だなぁ」

春香『愛で空が~落ちてくる~♪』

ガチャッ

社長『……』

P「あ、社長きた」

春香『あ、社長!おはようございます!』

春香『良かったー!誰もいないのかと思っちゃいました』エヘヘ

社長『…………』

春香『今日は今年の大まかな方針の話し合いでしたよね?』

社長『…………』

春香『……社長?』

社長『……天海、くん……』

春香『は、はい?どうかされたんですか?』

春香『……携帯なんて握り締めて……』

社長『……』




社長『彼が……亡くなった……』

春香『……………………え?』



P「何この無駄な演技力」

春香『……え?……あの』

春香『彼、って、えっ』

社長『……』

春香『…………プ、プロデューサーさんの、事、ですか…?』

社長『……あぁ…』

春香『…………』

P「うわぁ……春香ちょっとショック受けてるよ……マジでごめんな…」

春香『ど、どうして』

春香『なんで、なんで、ですか?』

社長『…………事故、らしいね』

社長『……仕事の打ち合わせの帰りに……即死だったそうだ』

春香『…………』

社長『……すまない……』

春香『…………』

社長『すまない……!』ギリッ

P「やばいやばい、胃痛がしてきた」キリキリ

春香『そ……そう、なんですか』

社長『…………今、遺族の方に連絡を取っているんだ』

社長『しばらく……事務所で待っておいてくれないかね……』

春香『は、はい、そうですね』

社長『それでは……少し、失礼するよ……』

ガチャッ

春香『…………』



――社長室

ガチャッ

社長「ミッシェール」ニッコォォォォ

P「すげえ良い笑顔ですね。最悪だアンタ!」

社長「いやぁ、見たかね!?私の名演技とあの春香くんの顔!」

P「見ましたよ……携帯なんて小技も仕込んで……」

社長「どれ、天海くんの様子は?」

P「ソファに座り込んで呆然としていますよ……あぁ、ごめんな春香」


春香『…………』

社長「しかし、こう、もっと泣き出すとか無いのかね」

P「あまり悲しまれるよりはこんな風に呆然としてくれた方がありがたいですよ」

社長「そうかい?」

P「泣き顔で皺が増えるくらいなら笑ってくれた方がいいです。顔はアイドルにとって一番大事なんですから」

P(まぁ、ちょっと寂しい気持ちもあるけど。でもやっぱり悲しむ顔は見たくないなぁ)


春香『…………』

春香『…………プロデューサー……さん』


P「ん」

社長「名前呼ばれたね」

P「どうしたんでしょうか」

春香『…………』

ガサゴソ

春香『……』

P「……なんだ?何か取り出しましたね」

社長「可愛くラッピングされてる様だが……お菓子ではないかね」

P「あぁ……」

春香『…………』

春香『これ……食べて、欲しかったなぁ』

P「あれ、胃が」

春香『…………頑張って』

ギュッ

春香『頑張って……作ったのに……』


社長「何処へ行こうというのかね!」

P「離せー!!春香の所へ行くんだァー!離せぇぇぇぇぇ!!!!」

ちょっと気絶しちゃったじゃねーか

春香『……』

春香『………っ』

ゴソッ

社長「おや?何か……携帯を取り出したね」

P「……あれは」


春香『……!』カチカチ


P「携帯?」

社長「あ」

P「?どうしたんですか?」

社長「もしかしてキミに電話しようと思ってるんじゃ」

P「よし来い!!」

社長「させんっ!!!!」

春香『っ……信じられないよ』カチカチ

春香『プロデューサーさんが……死んじゃったなんて……!!』

prrrrr

春香『プロデューサーさん……!!』

prrrrr

春香『出てください……!!』

prrrrrrrrr

春香『……っ……』

prrrrrrrrr

春香『……おね、がい……』ポロポロ

prrrrrrrrrrrr

春香『……………………出て、よぉっ……!!』ポロポロ



P「返せぇぇぇぇ!!電話に出るんだぁぁぁ!!電話返せええええ!!」

社長「させんよキミィ!!」

高木「順一朗」社長なら中の人がお亡くなりになっちまったがね

                _,..  -───-  、..
          ,. ‐ '"~´ / ̄ ̄`~`''‐ 、     `` 、       貴様!!
        , '´    /     /    `''‐、     \
      , '‐''"~´ ̄ ̄`~`ヽ、 /          \     ヽ   はるるんが泣いたんだぞ!
.   /             ̄``''‐.、     ∠>ヽ./\ ヽ  いっぱい泣いたんだぞ!!
.  /             _____   \     /゚ /   ヽヽ
 〈       ,. ‐''"~´      l  ``''‐、 ヽ.    / [ [[[ ヽi 遊びでやってんじゃないんだよっ!!
.  ヽ.    /ヽ、_,. -┴─-== __=-'_、_, \、_/      _l
.   |   / 、.__/ ノ!ヽ、._ー-‐''⌒,r=-─ゝノ|| ∥  ̄ ̄ ̄  |  プロデューサーは…プロデューサーは力なんだ
   !  {   / ,イ{ ヽ ( 〈、_,.ィrヮー< _,リ_|| ∥         !  プロデューサーははるるんを
   ヽ :ヽ _{. 〈.'`ァrッ‐、- - ,, ヽ-‐='..ゞ.{_.|| ∥        :l      支えているものなんだ!
.     `‐、\\ヽヽ-‐ツ ''´         `{_ |! ∥       !  それを…
      :   |{_ ヽ.i. 〔ー-            { !.  |!__       ,'   それをこうも簡単に失っていくのは
.       :  |{_ _)l   `,ィ-─_、    //  | 0| ___/   それは、
       :   |{_ ミ. !  ヽ ̄,.-‐) .//    /l ̄ __/    それはひどいことなんだよ!!
      :  |{ ,.`ヽ.   `ー '´.∠‐'´    /'´ ̄ノ,ノ/    何が楽しくてドッキリをやるんだよ!!
        ,l ‐''"~´ ̄ ̄ ̄l~´      /-──<´
       |  「 --┘    |___/  `!     |     貴様のような奴はクズだ!
          L.. -─ ''_""~ ̄‐''"~´l       |    |     生きていちゃいけない奴なんだっ!!
          ̄「 |  |      |   _,,.⊥_-‐ `
>


prrrr ブツッ!

春香『っ!!!!プロデューサーさんっ!!!!』

『お掛けになった電話は、只今、電波の届かない所にあるか―――……』

春香『……』

ピッ

春香『…………』

春香『…………』

春香『……っ……』ポロ

春香『……うっ……ぐすっ……!!』ポロポロ

春香『うえっ……うあぁぁぁ…………!!』ポロポロ

春香『やだぁっ……!!そんな、やだぁっ……!!!!』



社長「最高のショーだとは思わんかね!」

P「縄を解いて下さい。五臓六腑をブチ撒けてやる」←捕縛状態

社長「さて、それではキミも極限状態の様だしそろそろ潮時だね」

……

春香「ぐすっ……!!ひぐっ……!!」

コンコン

春香「……は、ひ……!」グスッ

ガチャッ

社長「……天海君……」

春香「しゃ、ちょ……っ」

春香「すみませっ……私っ、わ、私っ……!」

社長「……辛いかもしれないが、少し社長室に来てくれないかね。今後の765プロの事……話しておきたいんだ」

春香「ぐすっ……!!は、いっ……!!」

……

スタスタ

春香「……グスッ……グスッ」

社長「……すまないね。こんな時に」

春香「……い、えっ……グスッ」

社長「……さ、着いたよ。どうぞ腰を掛けてくれたまえ」

春香「は、い……」

ガチャッ


P「いぇーい」


春香「えっ」

社長「せーのっ」



社長「大成功ー!!!!」

P「春香!!!!すみませんでしたァァァァ!!!!」ドゲザァァァァ

社長「合わせたまえキミィ!!!!」


春香「……」

社長「いやーすまないねぇ天海君!!どっきりだったのだよ!!」

春香「……」

P「春香!!本当にすまない!!」

社長「プロデューサーさん!ドッキリですよ!ドッキリ!」

春香「……」

P「…………春香……?」

社長「百人乗ってもだいじょーぶっ!」

はるるんェ…

社長のキャラ崩壊パないな

スザァアアク!!

春香「…………」

春香「……ぷ」

ポロポロ

P「!!!!」

春香「ぷろ、でゅーさぁーさぁんっ……!!!!」ポロポロ

ダキッ!

P「っ!!は、春香!!」

春香「プロデューサーさんのばかぁぁっ!!ばかぁぁっ!!ばかぁぁぁぁっ!!」ポロポロ

P「っ……春香、ごめん。本当に……ごめん」

春香「なんでこんな事するんですか……!!こんな、こんなっ!!」ポロポロ

P「ごめん……」チラッ


社長「その泣き顔最高だよぉ天海クゥーン!!ジェシーおいたーーーーん!!!!」


P「そこの狸がさ……」

春香「…………なんとなく、わかりました……グスッ」ポロポロ

春香「良かったぁ……良かったです……ほんとに」

ギュッ

春香「良かった……」グスッ

P(春香ええ子や……)

P「……と、ところで春香」

春香「……なんですか」

P「いや、いつまで抱きついてるのかな、と思ってさ」

春香「え?…………あっ」

パッ

春香「ごごご、ごめんなさいっ!あの、あんまり安心しちゃってて!私っ」

P「あはは…いや、いいんだ。こちらこそ本当にごめんな」

支援

春香「いいい、いえっ、そんな、全然……」

春香「……」

P「…………春香?」

春香「……許しません」

P「えっ!!……い、いや。そうだよな。本当にすまん」

春香「許しません……で、ですからっ!罰としてっ!」

ゴソ

春香「…………私の自信作のクッキー……食べてくださいね!」

P「さながら天使の様やで」

社長「今更気づいたかねキミィ」

P「あ?」

社長「こわい」


天海春香のドッキリ・大成功!!

ひ、ひっ、昼飯、行ってくる!!

ほ、保守があると、うれしいんだなぁ
戻ってきたら、765プロアイドルメンバーの>>130の話を、か、書くんだなぁ

落ちたら、悲しいけど、しょ、しょうがないんだなぁ

ヤンデレ春香さん

貴音期待

お前らこういうSSを見て抱き枕に抱きつきながらうおおおおおってやってんだろ?俺だってそうする

>>146
グッズに頼ってるようじゃまだまだだな

飯買ってきたんだな、た、食べ終わったら書くんだな
この場合は、た、貴音を書かせていただくんだな。すまないんだな
お、おにぎりは、美味しいんだな

美希「グスングスン、ハニィィィ……」 クチュクチュ

P「あ駄目だこれ」 ダッ

社長「ちょっと一回カメラ止めてくれる?」

社長「次は貴音くんか」

P「貴音か……どうなる事やら」

春香「あ、あのー」

社長「ん?どうしたんだね天海くん」

春香「私もこっち側で見てていいんですか?」

P「ああ。是非そうしてくれ」

春香「は、はい」

P「ぶっちゃけ」チラ


社長「いやぁテンション上がってきたねキミィィ!!!!」ワクワク!!


P「二人きりは辛いんだ」

春香「あぁ…」

また間違ったんだな。社長は貴音くんじゃなくて四条くんだったんだな
やっぱり飯食いながらはいけないんだな。ちゃんと食べてから書くんだな。スタ丼うめぇ

ガチャ

春香「あっ」


貴音『お早う御座います』

P「貴音来たな」

社長「ん、時間ピッタリの様だね」

貴音『……誰も居られないのですか』

シーン

貴音『…………』

貴音『むぅ』ショボーン


P「寂しいのか?」

春香「貴音さんかわいい」

社長「俄然、やる気が出るねぇ」

スタスタ…ドサッ

貴音『……』

春香「ソファに座りましたね」

社長「よし、それでは行ってくるとしよう」

P「お手柔らかに!お手柔らかにですからね社長!」

春香「やりすぎないで下さいね!」

社長「ははは!」

バタン!!

P「社長返事しないで行きやがった」

春香「うぅ……本当に心配です」

P「まぁ俺たちは祈りながら貴音を見守り続けるか」

春香「そうですね」

貴音『……』

春香「あれ、なんか雑誌を見てるみたいですね」

P「ホントだ。なんの雑誌だ?」

貴音『……麺妖な』ジュルリ

P「ラーメン雑誌見てるぞコイツ」

春香「お腹空いてるんでしょうか」

貴音『……ふぅ』パタン

P「あれ、読むのやめるのか」

貴音『……』チラ

春香「……プロデューサーさんの机見てますね」

貴音『……あなた様……』

貴音『…………早く一緒にらぁめんを食べに行きたい……』グゥゥ

春香「……って言ってますけど」

P「あぁ、近々一緒にラーメン屋行く約束してたからな」

春香「……ふーん」

P「ん?どうした春香」

春香「なんでもありませんっ」フンッ

ガチャッ

社長『……』

春香「あ、社長来たみたいですねっ」

P「しっかり携帯を握り締めてる……」

春香「始まるみたいですね」

P「あぁ、変な事にならなきゃ良いが……」

貴音『高木殿、お早う御座います』

社長『……』

貴音『……どうかなさったのですか?顔色が優れぬ様ですが……』

社長『……か……』

貴音『?』

社長『彼が……』

貴音『彼……?彼とは、あの方の事でしょうか』

社長『……彼が……先程……』

ギリィッ!

社長『……亡くなった…………!!』

貴音『!!?』



春香「傍から見ると無駄な演技力ですね社長」

P「なー」

貴音『そ、それは、真なのですか……!?』

社長『……あぁ。今……連絡が入ってね……』

貴音『……な、なぜっ、なぜなのです!』

社長『……』

貴音『なぜ、あの方は……!!』

社長『…………』



社長『崖から落ちて……即死だったらしい……』


P「俺崖で何してたんだよ!!」

むしろ犯人だったんだな

貴音『そ……そんな』

春香「あれ、信じちゃうの…?」

貴音『……』

社長『……私が、東尋坊に彼を単身で向かわせなければ……!!すまない……!!』

P「東尋坊に単身で何の用事だよ!!」

貴音『……っ……』

貴音『……』

貴音『スゥ…………ハァ』

貴音『……いえ、私は平気です。高木殿が謝る事ではありません』

社長『……四条君……』

貴音『私は平気ですので、他のあいどる達にも連絡を』

社長『……そうだね……すまない』

スタスタ…ガチャ

社長『…………四条くん』

貴音『……はい』

社長『……………………すまない……』

バタン


P「だからなんだあの無駄な演技力」

支援

ガチャッ

社長「はっはっは!見たかね!!」

P「見ました」

春香「見ました」

社長「もうちょっと、こう、テンションをだね……」

春香「でも貴音さん、ショックは受けてましたけど立ち直りも早かったですね」

P「あー、そうだな」

春香「あれ、ちょっとショックだったりしてます?」

P「んー、まぁ泣かれるよりは良いかな」

貴音『……』

社長「しかし本当に四条君は気丈だね」

春香「もうドッキリだってばれちゃってたりして」

P「あ、それ有り得そうだな。あいつ異様に鋭いからなぁ」

スタスタ

社長「おや?」

貴音『……』

春香「プロデューサーさんの机の所に行きましたね」

貴音『…………』

貴音『……あなた、様』

春香「……貴音さん……」

社長「……四条君……」ワクワク

貴音『……』

貴音『…………あなた、様……』

P「胃が、また胃が」キリキリ

貴音『……』

ガラッ

貴音『…………』

P「ま、窓を開けたな」キリキリ

春香「外の空気を吸おうとしてるんですかね」

貴音『……』

貴音『…………病めるは……昼の月』

貴音『…………』

貴音『…………』

貴音『……月など……何処にも……見当たりません……』

貴音『………………あなた様…………』

フルフル…

貴音『あなた様ぁ……』フルフル


P「ダァッ!!」ダッ!!

社長「行かせんよ!!」ガバァッ!!

誰かにPか社長をぶん殴ってほしいもんだ

社長「キミィ!!計画を台無しにするつもりかね!!」

P「離せぇぇぇぇぇ!!!!」

春香「二人とも!!落ち着いて下さい!!」アタフタ

貴音『あなた様…………』フルフル

貴音『なぜ……なぜ……!!約束したのに……!!』

貴音『……っ……』

貴音『…………っ……!!』

ポロ

貴音『…………ずっと』ポロポロ…

貴音『ずっと……お慕いっ……しておりましたのにぃっ……!!』ポロポロ…


春香「わーーーーーー!!!!わーーー!!!わーーーー!!!!」

P「え!?いきなりどうしたんだ春香!!」

春香「今の聞こえました!?」

社長「い、いや、君の声に合わさって何も…」

春香「良かった……」

春香「そ、それより早く!!ネタばらしです!!しましょう!!」

社長「えぇ~もぉちょっといいじゃないかぁ~」

春香「早く」ズズズズズズズ

社長「はい。行って来ます」

バタン

春香「はぁ……なんだか疲れた」

P「す、すまん。春香。本当にごめん」

春香「……」

P「もう社長にはこんな仕事引き受けないように……」

春香「……ふんっ。ダメですー。許してあげません」プイッ

P「うぅっ……本当にすまん」

春香「…………もうっ」

P「あ、もうすぐ貴音来るみたいだな。準備しなきゃ」

春香「……」

春香(今気づいたけどこれって放送できるのかな……)

スタスタ

貴音「…………」

社長「……四条君」

貴音「…………はい、なんでしょう」

社長「そんなに……落ち込まないでくれたまえ」

貴音「…………」

社長「……着いたね。……好きな所に掛けてくれたまえ」

貴音「……はい」

ガチャッ


P「わっほい」


貴音「何奴っ」

何奴とか可愛すぎワロタ

貴様は、俺の・・・!!

社長「せーの!」


社長「大成功ー!!」

P「貴音!!マジですまなかったぁぁぁぁ!!!」ドゲザァァァァァ!!

社長「空気を読みたまえキミィ!!」

P「高木うるさい!!」

春香「貴音さん!!ドッキリですよ!ドッキリ!」


貴音「……」

春香「…………あれ」

P「固まってる……」

社長「おぉ!これまた良い表情だねぇ!!それよりキミ、さっき高木って」

春香「まぁ無理もないですよね……私も固まりましたし」

貴音「あな、た……様?」

P「貴音、本当にすまなかった!!ドッキリだったんだよ!本当にすまない!!」

貴音「……」

春香「……貴音、さん?」

スタスタ

ギュッ

P・春香・高木「「「!!」」」

貴音「…………良かっ…た」

貴音「もう……この手に触れる事ができぬかと……」サス…

貴音「……良かった……」

貴音「あなた様……!あなた様……!」ギュゥゥ

P「貴音……」

高木「oh…」

春香「社長、ちょっとうるさいです」

貴音「あなたさm……」ピタリ

P「ん?貴音?どうしたんだ?」

貴音「……その……そこにある、てれびは……」

貴音「……」

貴音「……も、も、もしや、一部始終を……み、み、見て、おられたのですか」

P「あぁ、本当にすまない」

貴音「…………」




P「春香!!!!助けてくれぇ!!貴音がドッキリの看板で殴ってくる!!」

貴音「~~~~っ!!///」ペチペチペチペチ

春香「自業自得ですよー」

P「た、貴音!本当にすまなかった!!一旦!一旦止めて!!」

貴音「あなた様はっ!!いけずですっ!!///」ペチペチ!!


四条貴音のドッキリ・大成功!!

看板っていうからてっきりデカめで木製のを想像していたんだが、ペチペチを見ると紙製っぽいな

もう僕眠いんだパトラッシュ
>>250プラスチックだお!

少女→大人め→ときたら次は子供っぽいやよいだろう

じゃあ用事の時間まで>>265書くよ
無茶なのは下になるます

いおり

kskst

やよい

社長「さて、お次は萩原君だ」

P「うわぁ……」

春香「一番不安な……」

貴音「大丈夫でしょうか……」

社長「流石に萩原君は不安だからねぇ……早めにネタバラシする事にしよう」

春香「雪歩の場合穴を凄い勢いで掘りそうですからね」

P「ですね。たるき屋の店主さんがグロい事になってしまう気がする」

貴音「面妖な……」

ガチャッ

P「あ、来たみたいだな」

雪歩『おはようございまーす』

雪歩『あれぇ……だれもいないんですかぁ……?』

春香「もう心細そう……不安だなぁ」

社長「それでは、行ってくるよ」

P「社長!!今度こそお手柔らかに!!」

貴音「どうか萩原雪歩を泣かせる事の無き様に…」

社長「うむ……か、かなり難しい気がするが、頑張ろう」

バタン

P「さすがの社長も雪歩には気を遣うか…」

春香「大丈夫ですかね…」

貴音「春香」ボソッ

春香「はい?どうしたんですか?」

貴音「いえ、その」モジモジ

貴音「……」チラッ

P「雪歩、スコップ磨いてる…」ゴクリ

貴音「先程の……真に聴かれていなかったのですか?」ボソボソ

春香「はいっ!大丈夫ですよっ!」ボソッ

貴音「……感謝、致します」ニコ

春香「いーえー」エヘヘー

春香(……やっぱり貴音さんもライバルだったかぁ……)

春香(うぅ、強敵だ……)

ガチャッ

P「お、狸のお出ましだ」

社長『……萩原君』

雪歩『あ、しゃ、社長、お、おはようございますぅ』

春香「社長にも慣れてないみたいですね」

P「俺には結構触れるようになったから平気かと思ったんだけど……無理かぁ」

春香「はい?」

貴音「今、なんと」

P「え?だから、俺にはだいぶ触れるようになったから……なにちょっと二人とも目怖い」

雪歩『きょ、今日は他の皆はいないんですかぁ?』

社長『…………』

雪歩『もう打ち合わせの時間ですよね?』

社長『……』

雪歩『プロデューサーも来てないみたいですし……何かあったんですか?』

社長『……』

雪歩『…………しゃ、社長……?』

社長『……萩原、君……』

雪歩『は、はい?』

社長『落ち着いて聞いて欲しい』

雪歩『……?』


社長『キミのプロデューサーが……亡くなった』

雪歩『………………え?』

P「あぁ……言っちゃった……!」

春香「うぅ、先がこわいよぉ」

素晴らしい

貴音「落ち着きましょう。落ち着きましょう」ペチペチペチペチ

P「貴音もな。看板で俺を叩くのやめて。ってかそれ気に入ったのか?」


雪歩『は……はい……?』

社長『…………つい先程の事らしい……今連絡が入った』

雪歩『…………』

社長『……事故で……即死だったらしい』

雪歩『…………』

社長『…………』

雪歩『…………』

社長『……萩原君?』


雪歩『』パタリ


P・春香「「ぶっ倒れた!!!!」」

貴音「これは、めんような……」アワアワ

……

雪歩「……ん……」

社長「……大丈夫かね?」

雪歩「あれ……私……」

社長「さっき、訃報を聞いて倒れてしまったんだよ。まだ五分も経っていないがね」

社長「悪いが、ソファに運ばせてもらった」

雪歩「…………前が、見えません……」

社長「顔が真っ青になったり真っ赤になったりしていたからね。濡らしたタオルを乗せておいたよ」

雪歩「……すみません」

社長「いや……気にすることは無いさ」

雪歩「…………そっか……」

雪歩「……夢じゃ……なかったんですね……」

社長「…………」

雪歩「…………社長」

社長「…………なんだね?」

雪歩「…………」

社長「…………どうしたんだい?」

雪歩「…………私……言えなかったんです」

社長「……?」

雪歩「私……昨日……プロデューサーに……」

雪歩「“お疲れ様です、さようなら”って…………言えなかったんです……」

社長「…………」

雪歩「昨日……撮影から、帰ってきて……疲れてて…………」

雪歩「プロデューサーは……お仕事の電話をしてて…………待ってたんですけど……長くって……」

雪歩「…………『明日、また会えるから。いいや』って……」

雪歩「…………さよなら……言えなかったんです……」

社長「……」

雪歩「…………明日、会えるからって」

雪歩「……また、会えるからって……」

雪歩「私……言わなかったんです……!!」

社長「……」

雪歩「…………なんで、ですかね」

雪歩「私の、恩人だったのに……あんなに、助けてもらって」

雪歩「いつだって、あの人は……私を、助けてくれたのに……!!」

ツー

社長「!!……萩原君……涙が……」

雪歩「私……お別れも……何も言えなかった……!!」グスッ

雪歩「いやです……!!いやぁっ……!!」グスッ グスッ

社長「…………萩原、君……」

社長「wwww萩原君www」


> 雪歩「…………明日、会えるからって」
>
> 雪歩「……また、会えるからって……」
>
> 雪歩「私……言わなかったんです……!!」
>
> 社長「ww」
>
> 雪歩「…………なんで、ですかね」
>
> 雪歩「私の、恩人だったのに……あんなに、助けてもらって」
>
> 雪歩「いつだって、あの人は……私を、助けてくれたのに……!!」
>
> ツー
>
> 社長「!!ww萩原君ww涙がww」
>
> 雪歩「私……お別れも……何も言えなかった……!!」グスッ
>
> 雪歩「いやです……!!いやぁっ……!!」グスッ グスッ
>
> 社長「wwww萩原、君ww」

社長氏ね…

雪歩「まだ、まだ一緒に居たかった……!!」

雪歩「トップアイドルになって、お礼を言いたかったんです……!!」

雪歩「今まで迷惑かけてごめんなさいって……!!あなたのおかげでトップアイドルになれましたって……!!」

雪歩「言えなかった……!!言いたかった……!!」

雪歩「お礼も、ごめんなさいも、さよならも!!言えていないのに……!!お別れなんてやだ……!!いやです……!!」

社長「……」

社長「萩原君……タオル、替えようか」

雪歩「うぅっ……!!うぁぁっ……!!」ポロポロ


ヒョイッ

雪歩「ぐすっ……はふ?」


P「…………本当にごめんなさい」

雪歩「なふ?」

雪歩「まだ、まだ一緒に居たかった……!!」

雪歩「トップアイドルになって、お礼を言いたかったんです……!!」

雪歩「今まで迷惑かけてごめんなさいって……!!あなたのおかげでトップアイドルになれましたって……!!」

雪歩「言えなかった……!!言いたかった……!!」

雪歩「お礼も、ごめんなさいも、さよならも!!言えていないのに……!!お別れなんてやだ……!!いやです……!!」

社長「wwwww」

社長「萩原君wwwタオル、替えようかwwww」

雪歩「うぅっ……!!うぁぁっ……!!」ポロポロ


ヒョイッ

雪歩「ぐすっ……はふ?」


P「wwwwww本当にごめんなさい」wwwwwwww

雪歩「なふ?」

なふ?

雪歩「まだ、まだ一緒に居たかった……!!」

雪歩「トップアイドルになって、お礼を言いたかったんです……!!」

雪歩「今まで迷惑かけてごめんなさいって……!!あなたのおかげでトップアイドルになれましたって……!!」

雪歩「言えなかった……!!言いたかった……!!」

雪歩「お礼も、ごめんなさいも、さよならも!!言えていないのに……!!お別れなんてやだ……!!いやです……!!」

社長「wwwww」

社長「萩原君wwwタオル、替えようかwwww」

雪歩「うぅっ……!!うぁぁっ……!!」ポロポロ


ヒョイッ

雪歩「ぐすっ……はふ?」


P「wwwwww本当にごめんなさいwwwwwwww」

雪歩「なふwwwwwwwww」

むしろ順一朗の方がこんなノリな気がする

――――たるき亭

亭主「へい!!ありがとうございやした!!」

カランカラン

亭主「うっ!!ごふっ!!ごふっ!!」

女将「ちょ、ちょっと!!アンタ!!大丈夫かいっ!?」

亭主「へっバッカヤロイ!女房の手なんぞ借りてたまるかってんだい」

女将「でも、アンタ、持病の癪が!」

亭主「……バッキャロウ」

コツン

女将「あいたっ!な、なにするんだい」

亭主「……お前を嫁さんにもらう時、言うったろうが」

亭主「…………お前を、一生……守るって」

女将「……アンタ……」

亭主「へ、へっ!湿っぽい事言わせんじゃねえよい!ほら!張り切って繁盛させるぞ!」

女将「えへへ、アンタったら♪」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


亭主・女将「「あれ?」」

亭主「何の音だ?地震か?」

女将「それにしては、上から振動が――――まさか!!」

亭主「はっ!!!!」





ドゴオオオオオオオオオン!!!!

雪歩「うわあああああああああああああああん!!!!!///」ビエェェェェン!!

亭主・女将「「雪歩ちゃんだああああああああああああああああ!!!!!!」」

……

―――社長室

雪歩「す、すみませんでしたぁ……」

社長「いや……君のせいじゃないよ」

P「っていうか、全部俺らの責任だよ……本当にすまん」

春香「見ました貴音さん……床が綺麗に円形に抉られてましたよ」

貴音「ええ……真に面妖な……」

雪歩「あ、あの……たるき亭の方々は……」

社長「いや、いつも通りこちらが弁償する形となったよ。お二人は無事だそうだ。というか打ち所が良くて持病が治ったらしくて感謝された」

春香「なにそれこわいです」

雪歩「うぅぅぅ…………本当にすみまぇん……!」ウルウル

P「だ、だから雪歩は全然悪くないんだって!泣かないでくれ!本当にごめん!!」

春香「雪歩、本当にごめんね」

社長「流石の私も今回は反省するよ。申し訳なかった」

スコップを体の一部と認識してオーラをうんぬん

雪歩「でも……」グスッ

P「お願いだから泣かないでくれよ……そうだ!お詫びになんでもしてやるから!」

春香・貴音「「!!!?」」

雪歩「え……?な、なんでも……ですか……?」グスッ

P「あ、あぁ!俺にできる事ならなんでもするぞ!何がいい!?」

春香「ちょ、ちょっと!プロデューサーさん!私達には何も無かったじゃないですか!」

貴音「あなた様はいけずです」ムゥ

P「えぇっ!?いや、確かにそうだけど、その……」

雪歩「……プロデューサー」グスッ

P「ん?なんだ?」

雪歩「お願い事、決まりました」

P「そ、そうか。なんだ?」

よくよく考えると、少しでもたるき亭が出てくるSSもそれほどないよな

ペコリ

雪歩「昨日は……黙って帰ってすみませんでした」

P「…………ん?」

雪歩「?どうかしました?」

P「いや、それがお願いごと?」

雪歩「は、はい」

P「……えーと、つまり、どういう事?」

雪歩「あ、あの……私の勇気が足りなくて今まで言えなかった事……いっぱいあるので……聞いてください」

P「……そっか。うん。お願いします」


雪歩「……スゥ……ハァ」

雪歩「……プ、プロデューサー。いつも、ありがとうございます」

雪歩「いつも迷惑ばかりかけて、す、すみません……」

雪歩「……いつも助けてくれて……ありがとうございます」

雪歩「………………お、お願いですから……今日みたいに、突然居なくならないで下さい」

雪歩「…………いつか…………いつか、トップアイドルになってみせるので」

雪歩「………………そ、その時まで」

ニコ…



雪歩「その時まで、ずーっと……傍に居てくださいね」


萩原雪歩のドッキリ・大成功!!

なぁ!!寝てもいいよな!!寝てもいいよな!!(迫真)

八時に用事があってそれまでには睡眠をとりたかったんだドン!!
次のアイドルを選ぶドン!
>>423

真美

真美キター

俺の嫁だドン!

仲間だもんげ!ドン!

ここで突然のタイムアップ
これには>>1も苦笑い

用事19時からだったわ。遅刻だわ
で、できれば!ほ、保守をお願いします!

>>447
おいいいいいい。真美なんだから早めに戻ってくるんだよな?な?

本当にごめんなさい
10時頃には戻るます

真美もヤバいな。双子は何だかんだ言ってP依存高そうだし

工エエエエエエェェェェ(´д`)ェェェェエエエエエエ工

>>456
一番依存高いのは千早だと思ってた。双子で悲しみも2倍か・・・ 

SSでよく見る、これには○○も苦笑いの元ネタってあるの?

>>496
・と、次の瞬間!
・「まずは彼女を落ち着かせることが第一だと考えました」
・それにしてもこの○○、ノリノリである
・そこには元気に走り回る○○の姿が!
・実はターゲット以外全員仕掛け人
・と、ここでネタばらし
・あえなく御用となった
・「あなたは許せる?許せない?」
・この画像をよーくご覧いただきたい。
・分からなかった方のために、もう一度。
・しかし、世界には○○○の想像を超えるもっと凄い×××が存在した!!
・今週のザ・ベストはこちらです。づぁん!
・自由の国アメリカ
・お隣韓国
・四千年の歴史を誇る中国~
・「わああ…」→CM
・ピッ!
・デスロール
・勝負は水中戦へ
・これには○○も苦笑い
・「もう二度と○○なんてしないよ」

すべて世界まる見え!テレビ特捜部のガイドライン

・小鳥さんの再現VTR

社長「まずは春香くんを落ち着かせることが第一だと考えました」
それにしてもこの社長、ノリノリである。
と、ここでネタばらし

呆然としながら涙をこぼす天海春香が泣き崩れた次の瞬間!
そこには元気に走り回るプロデューサーの姿が!

実はターゲット以外全員仕掛け人
これには春香も苦笑い

P「あなたは許せる?許せない?」
春香「これはちょっと許せないんじゃないかなあ」

まだだ……まだ終わらんよ

社長「さて……お次は真美君だね」

P「真美、ですか」

春香「うーん、ドッキリだってばれるんじゃないですかね?」

貴音「確かに。双海真美はやんちゃ盛り…」

雪歩「いたずら心を把握してそうです」

社長「いやぁ、それはどうかなぁ?」ニタァ

P「うわぁ……めっちゃ悪い顔してる……。さっき反省したって言ったばかりなのに」

社長「萩原君は萩原君。真美君は真美君だよ」

P「シュッ シュッ」シュッシュッ

社長「ちょ、ちょっとキミィ。何故会話を止めてシャドウボクシングを始めるんだい。目怖っ」

ガチャッ

春香「あっ」

真美『おっはよ→!!』

雪歩「真美ちゃんきましたぁ」

貴音「罪の無い子羊がまた一匹……」

パンツが…亡くなった…

真美『ありゃ?』

シーン

真美『も→しもし→!?』

真美『…………誰もいないの?』

貴音「居りませんよ」

雪歩「いないよー」

真美『……兄ちゃ→ん?』

シーン

真美『…………ちぇっ』

真美『なにさ!折角学校から大急ぎで帰ってきたってのにさ→』

雪歩「うぅ、これなんだか凄く緊張しますぅ」

春香「あはは、そだね。私もまだ慣れないよ」

社長「いやぁ、ドキドキするねぇ」

P「シュッ シュッ」シュッシュッ

社長「いい加減やめたまえよキミィ……」

真美『つまんないの→』

スタスタ ドサッ

真美『はぁ……打ち合わせあるんじゃなかったのかよぅ』

真美『…………兄ちゃんのバカ』ボソッ

P「うぅ……すまない真美……」

真美『…………』ゴソゴソ

貴音「なにやら不穏な動きを……」

真美『……』パカッ

雪歩「携帯、みたいですね」

真美『……』

P「あはは、なんだかんだ言っても中学生だからな。友達とメールとかゲームとかしたくなるんだろう」

春香「私も暇な時はよく友達に意味も無くメールとかしちゃいます」テヘヘ

真美『~♪』

社長「しかしこう見ると、真美君も無垢な子供だねぇ」

P「真美はいつでも無垢で良い子ですよ。ただいたずらが少し好きなだけです」

社長「はっはっは。承知しているよ」

ガタッ

社長「さて、そろそろ出陣しようかね」

P「社長!!一応あまりやり過ぎないように、ですからね!!」

春香「あんまり酷いのはダメですから!」

社長「ん。善処するとしよう」

ガチャッ

社長「あ、そうだそうだ」クルッ

P「?どうしたんですか?」

雪歩「まだ何か?」

社長「……ちょっと今回は…………“二倍”でいってみるよ」ニヤリ

バタン

P「…………え?」

春香「二倍?」

雪歩「な、ななな、何の事なんですかプロデューサーぁ……!」ビクビク

P「いや、俺にもさっぱり……」

貴音「面妖な……」

たるき亭陥没したし社長以外皆殺しでもいけそう

真美『コンディショングリ~ン♪』

P「うぅ、なんだかんだでやっぱり凄い罪悪感湧くなぁ……」

春香「でもでも、亜美真美は大丈夫じゃないですかね?さっきも言いましたけれど……」

P「いや、どうだろうなぁ……亜美はまだ分からなくもないが……真美だからなぁ……」

雪歩「真美ちゃんだから?」

P「いや、ホラ。あいつ亜美より凄い繊細じゃないか。どちらがいけないって事は無いけどさ」

貴音「…………あなた様は皆の事をよく見ていらっしゃるのですね」

P「え?んー、そうかな?」

雪歩「えへへっ。そうですっ」

バターン!!

社長『っ!!!!』

P「うわっ!!びっくりした!!」ビクッ

春香「なんか凄い勢いよく入ってきましたね社長」

真美『うわぁぁぁぁっ!!あぶっ!!』アタフタ

社長『ハァッ!!ハァッ!!ま、真美君だけかね!?』

真美『しゃ、社長さん!!なんだYo!!いきなりビックリするじゃんかYo!!』

社長『他の皆は!!?』

真美『っ……!?……わ、わかんない……真美今さっき来たから……』

社長『……そ、そうか……』ハァハァ

真美『…………な、何かあったの?』

社長『…………っ』ゼェゼェ


社長『キミたちのプロデューサーが……事故で病院に運ばれた』

真美『!!?』


P「あれ?」

この社長の謎の演技力

真美『に、兄ちゃんが!!?』

社長『あぁ……つい先程の事らしい』

真美『そ、そんなっ』


P「あれれ?お前達を騙した時にはすぐに訃報知らせてたよな?」

春香「は、はい」

雪歩「な、なぜなんでしょうか……」

貴音「…………なるほど」

P「貴音、何かわかったのか?」

貴音「はい。先程高木殿は2倍、と仰いました」

P「二倍……?…………はっ!?」

春香「ま、まさか!!」

貴音「そうです。おそらく高木殿は……」

貴音「一度は『あぁ、事故で運ばれただけだから無事かもしれない』と、そう思ってしまった真美に」

貴音「……残酷な知らせを叩きつけるおつもりなのでしょう」

春香「……」

雪歩「……」

P「ただひたすらに下衆いな」


真美『そ、それで、兄ちゃんは大丈夫なの!!?』

社長『いや、それが分からないのだよ。今病院の連絡を待っているところだ』

真美『っ』

社長『と、とりあえず!病院から連絡が来次第また呼びに来る!真美君は外に出られる準備を頼むよ!』

真美『は、はいっ!』

思えばここまで社長が下衆いSSもないから新鮮かも

バタン

真美『っ……兄ちゃんっ……!!』


P「真美……すまない……」

ガチャッ

社長「うぉっほん!見たかねキミたちィ!!あれが2倍へのワンステップ目だ!」


P「……」

春香「……」

貴音「……」

雪歩「……」


社長「……」

社長「とぅ、トゥーステップ目まで外で待機しているよ……」

バタン

真美『兄ちゃん…………』ソワソワ

本当にお前は真美が好きなのかどうか

雪歩「うぅぅ……見てるこっちもドキドキしますぅ」

貴音「2倍の悲しみ……果たして双海真美は耐えられるのでしょうか」

春香「うわぁ……もうだいぶ泣きそうな顔してるよ……」

P「真美ぃ……」


真美『……兄ちゃん』

真美『…………神様……お願い』

真美『兄ちゃんを助けて……!!』


ガチャ…

真美『!!』

社長『…………』

真美『社長さん!』

P「狸だ」

雪歩「狸ですぅ」

>>606
すまんな。好きでも文章とかアイデアがおいつかん
これ実際やれる事すごい限られてるんよ

真美『病院から連絡は!?とりあえずその病院に行こうよ!!』

社長『……』

真美『社長さん!社長ってばぁ!!』

社長『……た……』ボソッ

真美『早く行かないとっ……!!』

社長『……た……らしい』

真美『……』ピタッ

真美『…………え……?』

社長『……』



社長『彼は……亡くなったらしい』

真美『……』


雪歩「ううぅぅぅぅ……」キリキリ

P「大丈夫か雪歩?胃痛薬飲むか?」キリキリ

だめだ
ニヤニヤしてしまう

;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;;;;;;;;;/: : ::.::::/:::::::::::::::.:.:.:\_::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;,イ、_ .:.:.:::\::.:,r'"´  ̄_ \, -ー─-.、:.\
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::.:.:./.:::\.:.:::::V′ ,r'"´  _ ___.:.:.:.:.::::::::::::.\.:!
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.: \.::::!:::::.:.i イイニ二j_ノ_ ノ``ヽ、.:.:.::::::::::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i::::::.:.:.:.:._,」:::::!::.:./ /:ノ 、,, -ー-、.::ヽ``ヽイヽ..:.::::::/

;;;;;;;;:;:;:;:;:;:|':"´ ̄:  |:::::|::.1 |::j  `ヽ_ ・`)、ノ;:.:.:;:;゙,/ヽ.:::/
;;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:::::.:.:.:. :_;」:::::|::.:.| |:j!.:.`、    ̄``'';:;:斤:!- ー|/ お前もその仲間に入れてやるってんだよぉ!
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|' "´ ̄  !:::::|:.:::ヾ!j:::.:./     :;:;/ >イ   !
;:;:;:;:;::::::::::|, -‐''"´/::::::::!::::.:.:.:.\′  '"´   `"i.:;j  ,′
;:;:::::::::::::::::\;;;;;;;;;;\:::/:::::::::::.:.:.:.\. `''-=─-r':;;,′ /

::::::::::::::::.:.:.:.:.:`コィ仁「ニ''rー 、:::::::.:.:.\ー-`二´ /  /
::::::::::::::::.:.:.:.:.://;:;:;:;:;:;:;:;/::::::ヽト、:::::::::.:.:.ゝー‐‐< _,イ
二ニニ''ー 、_//;:;:;:;:;:;:;:;/.:::::::::::::::ヽ:::::.:.:/::::::::::::::::.:.:.:!
 ̄``ー-/7,ト;:;:;:;:;:;:;:/.:.:.:.::::::::::::::::\/:::::::::::::::::.:.:./
: : : : . . ..「V^ー- 、 /..:.:.::::/\.:.:.::::::::ト、:::::::::::::::.:/
:.:.:.:.:.:.: : :| ノ.:.:.:.:. . \_.:.::::\/.:.:::::::::::::`7tfニ厂
:::.:.:.:.:.:.:./:::::::::::::.:.:.:.:.  i\:.:.::::::::::::::::::::/ j' /L
::::::::::.:./::::::::::::::::::.:.:.:.:.:. .\j\.:.:::::::::::/ j' / / `ヽ
::::::::::/;:;::;:;:;:;::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.ヽ ``ー-イ jイ〈_/:::.:.:./仁ニ'''ー- 、
;:;::::/;;;;;;;;:;:;:;:;:;:::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.``ー<jノソハ!::.:.:.:l/:::::::::::::::.:.:.:.:.ヽ

真美『……』

社長『……』

真美『……そ』

真美『そんな冗談言ってる場合じゃないじゃん!』

真美『ほら!早く行こうYO!』

グイグイ

社長『…………』

真美『早く→!!』

真美『……早く』

真美『……そんな冗談、いいから』

グイ……

社長『……』

真美『もうじょうだんはいいってばぁっ……』ウルウル

真美『はやく、いこぉよぉ、ねぇ、ねぇってばぁ』


P「胃痛薬足りん」キリキリキリキリ

わりと真面目に俺も胃がキリキリしてきた…

>>642
抑えろ…
俺が………殺る!

>>644
俺に任せな
2秒で片付けてやる

社長『……君は少しここで待っていたまえ』

真美『なんでぇっ!!早く兄ちゃんのところにいかなきゃっ!!』

社長『……真美君……今行っても、彼は……』

真美『うそだぁっ!!』

P「真美……」

真美『ぜったい、絶対!そんなの嘘だよ!!』

真美『言ったもん!!兄ちゃん言ってたもん!!』

真美『絶対にいなくならないって!!どこにも行かないって!!』

真美『兄ちゃん言ってたもん!!』

春香「……そんな事を?」

P「……あー、前に、一度……な」

このPフラグ立てすぎだろ

みんな可愛いという認識でおk?

P「ほら、竜宮小町が結成されて……亜美がそっちにいっちゃったろ?」

P「その時さ……真美、『亜美が離れてった』ってすごく落ち込んでる時期があって」

P「その時に、『俺はお前のプロデューサーだから、どこにも行かない』」

P「『ずっとお前と一緒だ。ずっとお前の相棒だ』って……言っちゃったんだよ」

雪歩「それで……」

P「あはは、あの時は励ますのに精一杯で、言ってる事支離滅裂だったけどな」

P「……覚えてくれてたんだな……」

春香「……」


真美『だから!!私信じないよっ!!』

真美『兄ちゃんは約束破るような人じゃないもんっ!!』

社長『真美君……』

真美『はぁっ…はぁっ…』

社長『……』

真美『……あ……』

真美『……ごめん……なさ、い』

真美『ちょっと……わからなく、なっちゃって……そうだよね、社長さんも困ってるもんね』

真美『あ、あはは、あ、亜美にも連絡、しとくね』ゴソッ

ポロッ カラン

真美『あっ』

社長『……携帯、落としたよ』ヒョイッ

真美『あっ!』

社長『…………!!』

真美『……ありがとう』パシッ

社長『……真美、君』

真美『…………』

社長『その待ち受けは……彼の……』

真美「……あ、あはは……」

真美「…………ねぇ……社長さん」

社長「……なんだね……?」

真美「…………本当……なの……?」

社長「…………」

真美「本当に、もう、兄ちゃんと……会えないの?」

真美「本当に、兄ちゃん、死んじゃったの?」

社長「…………」

真美「…………」

真美「……っ」ポロ

真美「っ……~~~~っ……!!」ポロポロ

ペタン

真美「ぅ……やだぁぁ……!!」ポロポロ

真美「そんなのやだぁぁぁ……!!やだぁぁぁぁ……!!」ポロポロ

真美「にいちゃんっ!!にいちゃあぁぁぁん……!!!!うぁぁぁあぁん!!!!」ポロポロ

バターン!!!!

真美「ふぇっ」

社長「!!!!?」


P「真美ィィィィィィィィィィィイイィィィィ!!!!!」ズドドドドド!!


真美「に、にいぢゃんっっ!!?うえぇっ!!?ふぇえぇぇっ!!!?」

社長「ちょ、キミィ!!まだネタバラシはっ」

P「ウルセウス!!!!」ゴギャァァァァァツ!!!!

社長「エンッ!!」バキィッ!!

ズザァーッ!!

P「真美!!」

真美「に、にっ」

ダキッ

真美「にいぢゃぁぁぁぁんっ!!!!」ビェェェェ

P「ごめん、本当にごめんな……!!」ナデナデ

ウルセウスワロタwwwwww

さすが毒物くんだぜ…

毒物くんワロタwww

―――社長室

社長「……というわけだったのだよ」ボロッ

真美「……」ムッスー

P「真美、本当にごめんな……」

真美「ふ→んだ!絶対許してやんないっ!」

P「はは、だよな……申し訳がないよ」

P「あ、社長もなんだか勢いで殴っちゃってすみません」アハッ

社長「いやそれはいいんだがなんだか全然反省してないよねキミィ」

春香「社長も反省したほうがいいですよ色々と」

貴音「……それより、双海真美」

真美「な→にさ」ムスゥ

雪歩「……いつまでプロデューサーに抱きついてるんですか……」ムムム

真美「んっふっふ~!これは私を弄んだ罰なのだよ罰ぅ~」

春香「さいですか……」

中学の頃、教師からの評価を良くしたかったのと、ケミカルな雰囲気が格好いいと思い込んで理科室の手伝いを良くしていた。(といってもゴム栓に穴をあけたり、ビーカーを掃除したりする程度)
でも当時の俺は、自分がだんだん子供ながら天才的な化学の知識を持つすごい奴だと勘違いし始め、ある日友人を無理やり誘って理科室に忍び込んだ。
そこで適当な物質(っつっても多分ふっとう石とか)を指で触りながら
「へえ…○○先生もなかなか良い物を仕入れて来るんだな。」
とか言ってたり、
適当な薬品の入った瓶を傾けて
「ははっ。ちょっと調合の具合がおかしいかな。ま、授業用には十分か。」
とかほざいてた。
友人は当然ハァ?って感じ。
それでも俺はおかまいなしに「ふん。」とか「ははっ!」とかやってた。
そんで一番奥の戸棚を開けて急に表情を変え、「!!これは!○○先生!いったい…!なんて物を!何をしようとしてるんだ!」
って言ってみせた。友人も驚いて「それそんなヤバイの?」って聞いてきた。
俺は「こんなの黒の教科書の挿絵でしかみたことないぜ…!それなら、もしかしてこっちの瓶は!?」って別の瓶を手に取って嗅いだ。
そしたら、それはなんか刺激臭を発する化学物質だったらしく、(手であおいで嗅がなきゃいけない奴)直嗅ぎした俺は
「エンッ!!!」って叫んで鼻血を勢いよく噴出しながら倒れ、友人に保健室に運ばれた。
俺は助かったが、どうやら俺の友人が変な勘違いをしたらしく、
「××(俺の名前)は黒の教科書に乗ってる毒物に感染したんです!!」ってふれまわっていた。
それ以来俺のあだ名は毒物くんになった。当然もう理科室に行く事は無くなった。

P「でも、本当にごめんな」

真美「え?」

P「いや、あんな事約束したのに……こんな事しちゃってさ」

真美「本当だぜぇ~。どうしてくれんだYO!!アーン?」

P「……すまん」

真美「……でも、ホントによかった」ボソッ

P「え?何?」

真美「なんでもないYO!!」

P「あ、そうだ真美!なんかして欲しいこととかあるか?」

真美「え?」

春香「あー!またそれですかー!ずるい!!」

貴音「いけず山いけず太郎ですあなた様……」

P「なんだよそれは……」

真美「…………なんでも、いいの?」

P「あぁ。俺にできることならな」

真美「……」

真美「えへへ……じゃあ、さ」



真美「あの約束!ずっとずーっと!!守ってよね!!」

真美「……兄ちゃん♪」


双海真美のドッキリ・成功?

これ、騙くらかす子が減っていってそれを見てる側が増えていってるんだよな?最後の子がかわいそう(´・ω・`)

>>763
つまり最後が響だな

社長「さて、次は水瀬くん、か」

P「いおりか……」

春香「なんだか……後が怖いですね……」

貴音「そうですね…」

真美「いおりんかぁ……んっふっふ~♪楽しみですなぁ~」

雪歩「いつもの真美ちゃんに戻りました…」

P「でも、一見我侭お嬢様だけど芯は強い娘だからな。酷い事にはならないと思うけど……」

社長「いやっはは……どうだろうねぇ?」

この>>1はイケメン

ほんとに埋まりそうだぞ

>>766
なんでや!kskst

ガチャッ

伊織『おはよー』

真美「おぉ!やっこさんのお出ましだずぇ!!」

社長「時間も丁度だね。よし。それでは行くとするよ」

ガチャッ バタン

貴音「あなた様、春香。今回は高木殿を制さなくて良かったのですか?」

P「いや、真美の時制してあれだったからさ」

春香「言うだけ無駄かなって」

雪歩「あぁ……」

真美「あれ制してたんだね……」


伊織『まったく……なんで誰もいないのよ……』

伊織『私を呼んでおいていないなんて……覚えときなさいよあのダメプロデューサー!!』

ガチャッ

伊織『!!プ』

社長『……』

伊織『r……おはようございまーす』


春香(今明らかに)

真美(『何だ社長かよ』って顔した……!)

社長『……水瀬くん……』

伊織『?どうしたの?社長』

伊織『それより、あのヘボプロデューサーまだ来てないみたいなんだけどどういう事!?』

社長『……』

伊織『来た瞬間にケチョンケチョンに……』

社長『亡くなった』

伊織『して…………え?』

社長『亡くなったんだ……』

社長『彼が……今朝……亡くなったらしい』

毎度毎度クソ絶妙なタイミングで言い出すよなこの社長

その絶妙なタイミングをうまいこと書くあたりこの>>1も相当のやり手

伊織『…………え……?』

社長『…………』

伊織『や、やだ……冗談言わないでよ……そんな』

社長『……』

伊織『…………』

伊織『なんで…………あいつ、なんで死んだの』

社長『……朝、ご家族の方が寝床で冷たくなっている彼を見つけたらしい』

社長『……過労死だそうだ』


P「それって激務させてるって実感あるって事かコイツ」

>社長『……過労死だそうだ』

>P「それって激務させてるって実感あるって事かコイツ」

社長www

伊織『……』ゴソッ

社長『……水瀬君……?』

春香「伊織、携帯を取り出しましたね」

伊織『……病院は?』

社長『え?』

伊織『アイツ、今どこの病院にいるの』

社長『……それを知ってどうするんだね』

伊織『どうでもいいでしょ。早く教えてよ』

社長『……』

伊織『早く。教えてよ』

社長『……行っても、どのような処置を……彼は……』

ドンッ!!


伊織『早く教えてって言ってるじゃないっ!!!!』

雪歩「プロデューサーぁ……胃痛薬を……」キリキリ

春香「あ、私も……」キリキリ

社長『…………』

伊織『水瀬財閥の力があればアイツを助けられるかもしれないのよっ!!!!早く教えなさいよっ!!!!』

社長『……水瀬くん……いくらなんでもそれは無理だ』

伊織『うるさい!!!!うるさいうるさいうるさいっ!!』

伊織『いいから病院の場所教えてって言ってるじゃないっ!!!!』

社長『…………遺族の方と連絡を取り合わなければならない。しばらく君はここにいてくれ』

伊織『っ!!ちょっと、アンタッ!!』

ガチャッ バタン

伊織『待ちなさいよ!!何逃げてるのよっ!!…………っ!!』

ブンッ!! ドカッ!!

伊織『アンタのせいじゃないの!!』

伊織『過労死で、アイツが過労死で死んだって事は!!!!』

伊織『全部全部!!!!アンタのせいじゃないっっ!!!!』


P「いやホントにな」

社長「面目ないね」

伊織『はぁっ……はぁっ……!!』

伊織『なによっ……!!なんなのよっ!!』

伊織『…………』


春香「な、なんだか想像以上に取り乱してますね……伊織」

雪歩「伊織ちゃん……」

貴音「しかし、落ち着いた様子ですね」


伊織『……』

伊織『……』

伊織『……』


真美「……放心状態になっとるねぇ」

伊織『……』

伊織『……』

伊織『……バカ』


P「ん?」


伊織『バカプロデューサー……』

ギュッ

伊織『……』

貴音「これは体育座り、というものですね」

伊織『……』

伊織『…………仕事、きついなら……そう言いなさいよ……っ』

P「伊織……」キリキリ

伊織『馬鹿みたいじゃない……』

伊織『プロデューサーなら……律子がいるのに……』

伊織『アンタにまで…ちょっかいかけて……!仕事増やして……!』

伊織『アンタ…………ずっと笑ってたじゃない……!』

伊織『ずっと、笑ってたじゃない……!!』


春香「……伊織……」

貴音「……」


伊織『そうと……知ってれば……』

伊織『あんな…………迷惑……っ!』

P「はは……参ったな」

P「迷惑なんかじゃ……ないんだけどな……」

春香「……それ」

P「え?」

春香「それ、その笑顔と一緒に、伊織の目の前で言ってあげてください」

貴音「ふふ、そうですね」

雪歩「それがいいですぅ」

真美「おんや~?もうネタばらしの時間かな?」

P「……はは!そうだな!」


社長「よし!!それでは私が連れてk」

一同「「「「ダメにきまってんだろ」」」」

伊織「…………」

ガチャッ

スタスタ…

伊織「……だれ、よ」

春香「……私だよ」

伊織「……」

春香「…………伊織、顔上げて」

伊織「……」

春香「……伊織?」

ムクッ

春香「……!!!!」

伊織「ひぐっ……!!ぐすっ……!!」グスッ

伊織「わだし、ばかみだいっ……!」

伊織「なにがおじょうさまよっ!!なにがとっぷあいどるよっ!!」ポロポロ

伊織「わたしっ!!けっきょく!!なんにもできないっ!!!!できなかった!!!!」

伊織「あいつがくるしんでるなんて!!ぜんぜんしらなかった!!きづけなかったのよぉっ!!」

春香「伊織……」

伊織「わたしはっ……!!わたしはっ!!」

春香「……」

伊織「わたしっ!!あいつに、なにもしてやれなくてっ!!!!」ポロポロ

P「い、いや、そんな事はないぞ」

伊織「でも!!それももうおそくって……!!!!」ポロポロ



伊織「はい?」


P「伊織さん。本当にすみませんでした」ドゲザァァァァ

伊織「えっ?えっ?」

P「命ばかりは。命ばかりは」

―――

伊織「……で?」


社長・P「「ほんどうにずびばぜんでしだ」」

春香「い、伊織。そろそろさ」

真美「ゆ、許してやりなよぅ」

伊織「アンタらはムカつかないの!!!?このアホどもに!!!!」

貴音「私は、この方が無事であれば全てを許しましょう」

雪歩「私も……プロデューサーが無事なら、それでいいかなって……」

伊織「アンタらねぇ……」

伊織「…………そりゃ……私も……安心したけど……」ボソッ

春香「ん?」

伊織「こっちの話!!で、この馬鹿二人の処分もこっちの話!!」

社長「み、水瀬くぅ~ん……お手柔らかに頼むよぉ」

P「伊織。このオッサンと一緒にどんな制裁でも加えてくれ」

社長「うぇいうぇいうぇーい」

伊織「何よ。潔いじゃない」

P「でも、言わせてくれ」

伊織「何よ」

P「……俺は、お前を迷惑だなんて思ったことは一度も無い」

伊織「………………ふ、ふ~ん」

伊織「ま、いいわ。二人とも。そこの上に立ちなさい」

社長・P「「え」」

春香「あの、そこって……」

真美「もしかして、さっき言ってた……」

雪歩「私が掘った……穴……?」

ユキホール「オォォォォォ…」

貴音「面妖な……」

社長「あ、あの、水瀬くん?」

P「い、伊織?これは流石に……」



伊織「 G O !! 」


流石に本当に死ぬかも知れない
落下していく最中に、俺はそう思った

おわれや

「こういうの書いてよ」って言うつもりだったのが
何故か半日使って自分が書いてたどういう事なの

おやすみなさい

他にどんなSS書いてるんだい?

>>945
処女やったで!!
でもなんだか初体験がアナルレイプされた感じやで!!

ぶっちゃけやよいを書けなかったのが心残りなんでまたどこかで続き書くかもです
そのときはよろしkおやすみなさい寝る!!

あと最後にほうちゅうさんすみませんでした

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