京子「屋根裏に誰かいるみたいだから覗きに行こうよ」(76)

あかり「……」


チナチュー


あかり「……」


モウッ、キョウコセンパイ、ヤメテクダサイッ


あかり「……もう、煩いなあ……」

あかり「寝られないよぉ……」


キョウコ、ヤメテアゲナヨ


あかり「あーーー」

あかり「もー、うるさいよぉ」ペシペシッ



ピシッピシッ


京子「うおっ、何か天井から音がした……」

結衣「ああ、この部室も、もう古いしね……柱がきしんだとかじゃない?」

ちなつ「またはネズミでしょうか?」

京子「んー、ネズミにしては音が大きかった気がするなあ……」

結衣「じゃあ、野良猫とか?」

京子「いや……人間とか」

ちなつ「ちょ、京子先輩、止めてくださいよそういうの……」ゾクッ

京子「……2年に一人暮らししてる子がいるんだけどさ……」

京子「その子が家に帰ると、必ず部屋の何かが移動してるらしいんだ」

ちなつ「京子先輩……?」

京子「些細な物なんだけどね、コップの位置とか、テレビのリモコンの位置とか、そういうのがちょっとズレてるらしいんだ」

京子「それで、ちょっと気になったその子は、部屋の様子をカメラに録画して見ることにした……」

京子「勿論、何も映ってないだろうとたかをくくってね……」

京子「それで、学校が終わって帰宅した後……録画した映像を見てみることにしたんだけど……」

ちなつ「……」ゴクン

京子「はじめは、普通の部屋が映ってるだけだったんだ……けど」

京子「突然、押し入れの襖があいて、中から女の子が這い出てきたんだよ……」

ちなつ「……!」

京子「その子は、部屋を徘徊して、コップで水を飲んで、くつろいで……」

京子「そして、また押し入れの中に戻って行ったんだって……」

ちなつ「そ、それって、知らない間に、自分の部屋に他の誰かが住んでたって、事ですか……?」

京子「うん……」

京子「その映像を見た少女は、怖くて押し入れを開ける事は出来なかった」

京子「だから、そのまま部屋から逃げて、警察に駆け込んだんだ……」

京子「警察官を連れて戻ってきた時には、押し入れの襖は明け放たれて、中には誰も居なかったんだって……」

京子「色々調べた結果ね、押し入れの中は、そのまま屋根裏に登れるようになってて」

京子「そこにはお菓子のカスとかコンビニの袋とかが散乱してたってさ」

ちなつ「……」ブルブル

ちなつ「じゃあ、じゃあ、その部屋から抜け出した女の子が、娯楽部の屋根裏に潜んでる可能性がある、と……?」

京子「うん……もしかしたら、私達が居ない時に、こっそり屋根裏から降りてきてるのかもよ……?」

京子「ちなつちゃんが部室に来た時、その子と鉢合わせになったら、どうする?」

ちなつ「や、やめてください……やですよ、そんな……」ウルッ

結衣「こらっ、ちなつちゃんを泣かせるな」ポカンッ

京子「いてっ」

結衣「京子、その話、都市伝説だろ?」

ちなつ「とし……でんせつ?」

京子「うん、まあ、作り話だよ、ちなつちゃん、脅かしてごめん!」

ちなつ「も、もう!京子先輩ったら!」プンプン

あかり「みんなー、遅れてごめんね~!」トテトテ

結衣「あかり、いらっしゃい」

ちなつ「あかりちゃん、もう先生の用事終わったの?」

あかり「うん!」

京子「あかりも、聞いてよ~、あのね、2年に一人暮らしの女の子がいるんだけど……」

あかり「え、なあに?」


ピシッピシッピシッピシッ


京子「……」ビクッ

結衣「……」ビクッ

ちなつ「……」ビクッ

あかり「ん?何の音?」

京子「結衣、やっぱりこれ……」

結衣「うん、今の音は、ちょっと人為的な感じがした」

ちなつ「や、やめましょうよ……きっと気のせいですよ……」

あかり「え、え、なに?なにかあったの?」

京子「う、うん、実はさ……」

あかり「え、屋根裏から変な音が?」

京子「うん、だから覗きに行こうかなーって話してたんだ」

結衣「い、いや、してないだろ」

ちなつ「そ、そうですよ、やですのそんな所覗くのっ」

京子「ええー、みんな意気地無しだなあ……」

結衣「……じゃあ、ここは意気地がある京子にお願いしてもいいのかな?」

京子「ふえ?」

ちなつ「そ、そうですよ、言いだしっぺは京子先輩なんですから、京子先輩が調べに行ってください!」

京子「え、ええー……わたしひとりで?」

結衣「うん」

~押し入れ~


京子「……」

結衣「ほら、京子早く行って来て」

京子「……え、まじで?」

ちなつ「はい」

京子「まじでわたしひとり?」

あかり「ご、ごめんね、あかりも行きたいけど、狭くて一緒に入れないから……」

京子(ど、どうしよう、今さら怖いなんて言えない雰囲気だなあ……)

京子(し、仕方ない、ちょっとだけ覗いてすぐ降りて来よう……)

ガタンッ


京子「お、おじゃましまーす……」ソーッ


シーーーーン


京子「だ、だれかいますかぁ……」

京子「い、居ないよね?」

京子「ゆ、結衣、居ないってさ、だからもう降りるから……」


ピシッピシッ


京子「……!」ビクッ

京子「だ、だれか、いるの……?」


シーーン


京子(ライトで照らしてみるかな……こ、こわいけど)


カッ


京子(だ、誰も居ない……)ホッ

京子(あれ、けど、何か……何かある、あれは、布?)

京子(あ、違う、あれ)

京子(……うちの制服だ)

京子(ど、どうして、うちの制服が……あんなところに?)

あかり「きょうこちゃんっ」

京子「うわっ、あ、あかりか……上がってきてくれたの?」

あかり「あかり、聞いたことがあるよ」

京子「え、な、なにを?」

あかり「あのね、昔の茶道部のお話」

京子「むかしの、茶道部?」

あかり「あのね、こんなに大きな部室を用意して貰ってた茶道部が廃部になったのには」

あかり「理由があったの」

あかり「昔の茶道部は、凄く人数が多かったんだって……」

あかり「そんな沢山いた部員の中に、ある少女が居たの……」

あかり「その少女は、凄く病弱で、あまり学校に来ることはできなかった……」

あかり「けど、学校は大好きだったの」

あかり「特に、茶道部が大好きだったの」

あかり「その子はね、ある手術を受ける事になったんだけど……どうしても、勇気が持てなくて」

あかり「もし、死んじゃったらもう学校に来れなくなるんじゃないかって、不安で……」

あかり「だからね、手術を受ける前に、無理をして、部室に来て」

あかり「部室の屋根裏に、自分の制服を隠したの」

あかり「そうしておけば、仮に自分が死んじゃったとしても、制服は部室に残るから」

あかり「ずっと残るから」

京子「じゃ、じゃあ、あの制服は、その子が残した制服なの……?」

あかり「……結局ね、その子は手術に失敗して、死んじゃったの」

京子「……!」

あかり「もしかしたら、無理して部室になんて行かなければ、手術に成功していたかもしれないのにね……」

あかり「……それ

              で     
                           ね」


京子「あ、あかり?」

あかり「その子が死んじゃってから、茶道部には変な話が出るようになったの」

あかり「死んじゃった、その子が、何時の間にか部室に居るって」

あかり「ほら、茶道部は人数が多かったって言ったでしょ?」

あかり「だからね、顧問の先生や、部長さんの目の届かない所はどうしても出てきちゃうの」

あかり「そ うい う
                     所
               場                                ね」
                                   に




                                              っ

あかり「そ     の                         立                             
                               が                   て          っ て」
                    子                                   る           

京子「あ、あかり、声が、変だよ……」

あかり「そんな噂が流れちゃったから、茶道部の部員はどんどん辞めて行っちゃってね……」

あかり「……その子が大好きだった茶道部は……」

あかり「結局、そんな噂のせいで、廃部になっちゃったの……」

あかり「それからね」

あかり「その子は、ずっと、ひとりで」

あかり「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと」

あかり「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと」

あかり「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと」

あかり「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと」

あかり「ずーーーーっと、ひとりで」

あかり「この茶道部に居たの」

あかり「誰の目の届く事も無くなった、茶道部で」

あかり「ひとり」

あかり「ひとりで」

あかり「誰も居ないのに」

あかり「大好きだったのに」

あかり「どうして」

あかり「どうして誰も居ないの」

あかり「どうして誰も私を見てくれないの」

あかり「どうして」

あかり「どうして」

あかり「どうして」

あかり「それでも、私は待ってたんだよ」

あかり「ずっと待ってたの」

あかり「そのうち、誰かが、茶道部を復活させてくれるかもしれないって」

あかり「けどね」

あかり「何時の間にか」

あかり「茶道部は茶道部じゃなく、別の名前の部室になってた」

あかり「ごらくぶって、言うの」

あかり「ねえ、きょうこちゃん」





あかり「ごらくぶって、どうしてつくったの?」





オーイ、キョウコー、ソロソロ、オリテキテー

キョウコセンパーイ

キョウコチャーン


京子「……」

あかり(これだけ脅かせば出て行ってくれるかなあ……)

あかり(ごめんね、びっくりさせちゃって、ごめんね)

あかり(前に脅かした時は、みんな、1日で忘れちゃったし……) ※アニメ9話、原作15話参照

あかり(けど……)


『あかりー!』

『あかり』

『あかりちゃん!』


あかり(……けど、楽しかったな……あの時は……)

あかり(あのお団子の子の姿を借りただけだったけど……)

あかり(久しぶりに、他の子とお話しできたし……)


京子「……」プルプル

あかり「……京子ちゃん?」

あかり(あ、泣いちゃうかな……ごめんね、本当に、ごめんね……)

京子「うおおおおお!茶道部廃部の影にはそんな悲しいお話があったのかぁっ!」ポロポロ

あかり「!?」ビクッ

京子「ごめんね、ごめんね、勝手に娯楽部作ってっ」ウルウルッ

あかり「え、あ、うん……」

京子「おーい!みんなー!ちょっとこの子に降りて来て貰うから、お茶とお菓子用意してー!」

あかり「……え?」


ヤッパリ、ダレカイタノ!?

ユイセンパイ、コワイ!

キョウコチャン、ダイジヨウブー?

京子「ほら、こんな所じゃ、ちゃんと話出来ないしさ、下で話そう?」

あかり「……け、けど、あの……わたし、あかりの姿してるけど、幽霊だよ?」

あかり「京子ちゃん、怖くないの……?」

京子「んー、最初は怖かったけど……けど、学校が好きだったんでしょ?」

あかり「う、うん……」

京子「なら、もう怖くは無いよ、私も学校好きだしさ、同じ物が好き者同士なら、話もできるはずでしょ?」

あかり「……!」

京子「あ、けど、あかりと同じ姿なんだから、ちょっと紛らわしいかなあ……」

京子「んー、名前だけでも違うのにしないと……」

京子「……そうだ!」

~娯楽部~

京子「という事がありまして、命名しました、おんねんちゃんです」

おんねん「……こ、こんにちわぁ」

結衣「……」

ちなつ「……」

あかり「うわぁ、あかりとおんなじ顔だぁ」ポカーン

結衣「ちょっと、京子、なにやってるの」ボソボソ

京子「え、だからさっき説明したじゃん、学校が好きで死んだ後も学校に居続けてる幽霊ちゃんなんだって」ボソボソ

結衣「そ、それは判ったけど、どうして連れてきてお茶を振舞ってるのっ!」ボソボソッ

おんねん「お茶美味しいねえ……」ポー

あかり「ちなつちゃんのお茶は絶品だよねえ」ポー

結衣「あかりはもう馴染んでるしっ!」ボソボソ

ちなつ「……」

結衣「ちなつちゃんは気絶してるしっ!」ボソボソ

京子「えっとね、さっきの話を聞いた限りでは……あの子は、別に誰かを呪い殺したとか、そういう事はしてないんだよ」

結衣「う、うん、そうだけど……」

京子「で、学校が好き、茶道部が好きっていうのって、結局……」

京子「友達とかとお喋りするのが好きって、事だよね?」

京子「私もそうだし」

結衣「……うん」

京子「だから、茶道部が娯楽部になっても、ちゃんとお友達になれば、おんねんちゃんも満足してくれるんじゃないかなって」

結衣「……んー……そうなのかなあ」

京子「おんねんちゃーん、その辺どうなの?」

おんねん「あ、京子ちゃーん、このお菓子美味しいよ?」

あかり「それでね、櫻子ちゃんがね」

おんねん「うんうん、あははは、面白いね、櫻子ちゃん」

京子「聞いてない」

結衣「……まあ、いっか、部員が一人増えたと思えば」

京子「そうそう!気にしない気にしない!」


キーンコーンカーンコーン


京子「あ、下校時刻の鐘だ」

結衣「もうそんな時間か……」

京子「おーい、ちなつちゃん起きろー」ペシペシ

ちなつ「ふご……あー、あかりちゃんが二人になる夢を見てました……」

結衣「……ちなつちゃんがこの状況に慣れるのには時間がかかりそうだなあ」

おんねん「み、みんな、帰っちゃうの……?」

京子「うん、下校時刻だしね」

あかり「ごめんね、おんねんちゃん……」

結衣「また明日来るからさ」

ちなつ「……」キゼツ

結衣「よいしょっ……ちなつちゃんをおんぶして、と」

京子「じゃあ、また明日ね!おんねんちゃん!」

おんねん「……うん、ばいばい」

                    -=ミ
                  〃):) ハ-― 、

                 _{{:{:{/::≫'"´  ̄ ̄ ̄`ヽ、 _
                 >ヘ.::.:_>'´ .::.::.::.::.:-―::=ミ  V/⌒\
               /  .::./ .::.::.::./::.::.::.::.::    ⌒\
                 {人 .::./ .::.::.::.::.::.::.::.::.:/::.::.:     .::.::.ヽ
             /  .:ーァ .::.::.::.::/:/\/.::.::.::.::.    .::.::.::.::.:'.
             /  .::.::./ .::.::.::.::/テ=ミ. |ヽ.::.::.::.::.  .::.::.::.::.::.::i
             /'⌒7 .::.::.::  ::.::.::.::/ 乂..::::Ⅵ│.::.::.::.::.::/ :.::.::.::.::.::.ト: .
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   '⌒′   人. V⌒ ´     :.     ゝ      (.)厶イ::.::./.::.::.:/ : : : : :
/  /      \}   __,, -―=ゝ ,,__({  _,,. <.::.::.::.::/.::.::.:/: : : : : : : :
    r─       <  `''ー-=ニ二)::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:/: : : : : : : : : :
/  }     ̄ ̄}    丶、       ̄¨V⌒乙/⌒}/⌒: : : : : : : : : : : :
  /      〈         ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 く __      \             ∨: : : : : : :  '^つ (ヽ: : : : : : : :
          厂 ̄              } : : : : : /  ノ ̄ (二): : : : :
      \/         }/     ∨: : : : /     ー`ァノ: : :
                     /         〈: : :./     _,  ´: : : : :

出るべき場面で1カットも振られない

ただそれだけのことがあかりにとっての恐怖であり

同時に存在の証明であった

おんねん(ありがとうね、みんな……)

おんねん(けど……けど)

おんねん(明日や明後日は、大丈夫でも……)

おんねん(何年もたてば、やっぱり、私は一人になっちゃうよね……)

おんねん(きっと、その時は、今まで以上に寂しくて辛くなっちゃうと思う……)

おんねん(そんな思いをするくらいなら……親しくなんてならないほうがいいのかな……)

おんねん(このまま、今まで見たいに、屋根裏で、一人でいた方が……)

京子「んー……」

あかり「京子ちゃん?」

京子「……よしっ」パラッ

結衣「京子?リボンといてどうするの?」

京子「おーい、おんねんちゃん!」トテトテ

おんねん「え、なあに、京子ちゃん」

京子「……これ、あげる」

おんねん「え?」

京子「おんねんちゃんの制服と一緒に、屋根裏に入れておいて?」

京子「そうすればさ、もし私が居なくなっても……死んじゃっても、私のリボンはずっとおんねんちゃんと居られるし」

おんねん「……!」

あかり「あ、そ、それじゃあ、あかりも、髪留め置いて行くよぉ」

結衣「じゃあ、私も、今度予備の体操服を持ってくるよ」

おんねん「み、みんな……」

おんねん「あ、ありがとう……ありがと」グスッ

ちなつ「……」キゼツ

~翌日~


おんねん「んー、むにゃむにゃ……京子ちゃん……」


チナチュ、チュッチュー

モウ、ヤメテクダサイ、キョウコセンパイッ

キョウコ、ソレクライニシトキナヨ


おんねん「むにゃ……あ、京子ちゃん達の声だ」

おんねん「もう、部室に来てるのなら起こしてくれればいいのにぃ」

おんねん「……いじわるいじわる!」ペシペシッ



ピシッピシッ


京子「あ、おんねんちゃんが起きたね、ちなつちゃーん、お茶入れてあげて~」

ちなつ「はいはい……」

あかり「あかり、今日はお餅持ってきたよぉ」

結衣「私は携帯ゲーム機を……おんねんちゃん、やったこと無いらしいし」

京子「よーし、じゃあ、今日も五人で部活、はじめよっか!」



一同「「「「「おーー!」」」」」




  /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

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