雪乃「はぁ」
八幡「……」
雪乃「はぁ」
雪乃「はぁ」
八幡「あの?何ですか?」
雪乃「あなたさんざん俺は国語学年三位とか吠えていたくせに、そんな返ししかできないのね」
八幡「いきなり何の話だよ」
雪乃「あなたって本当に気持ち悪いのね」
八幡「え?だから何の話?」
雪乃「だいたいあなたはいつもそうやって何もかも見透かしたようにぬらりくらりと面倒事を避けるわよね?」
八幡「あぁ~なんか始まっちゃたよ、なんなのコレ?」
雪乃「人の話は黙って聞きなさいと教わらなかったの?孤児ハッチ君」
八幡「八幡なだけにハッチとかなかなかうまいな」
雪乃「そう?」
八幡「まぁそれだと教わりたくても襲われなかったって感じだけどね」
雪乃「ご、ごめんなさいあなたが御両親から毛嫌いされていたのを失念していたわ」
八幡「そんな顔で謝るのやめてくれません?結構つらいんですが。それにそれだと孤児じゃないだろ」
雪乃「ま、まさかあなたに揚足を取られる日が来るとは思わなかったわ」
八幡「でも仮に俺が養子だったら孤児になるわけか。……あれそれって俺と小町は」
雪乃「……」
八幡「そんな顔で見ないでくれません?死にたくなるので」
雪乃「……なら可及的速やかに死亡保険に入ってせめてもの誠意を見せなさい」
八幡「お前発想が怖いから。ベル=ガネスかよ」
雪乃「何を言っているのかしら。私の手を汚してまで人を殺すのはあなたが最初で最後よ」
八幡「いや、殺されたら嬉しくもないんだけど」
八幡「……」
雪乃「……」
雪乃「本当に気持ちの悪い人だったわね」
八幡「え?まだ続くの?ディスられんの俺?」
雪乃「で、デスる?」
八幡「ディスるな、ディスる。デスるだと完璧の殺しに来てるから。殺意漏れてるから」
雪乃「私としたことがこんなところで完全犯罪の計画を棒に振ってしまうとわ」
八幡「え?何それ怖いんだけど」
雪乃「因みに死因は友人のクッキーを食べて、よ」
八幡「おぉそれがディスるだ」
雪乃「あぁ、これがそうなの。ふふっ常日頃から私があなたに行っていることじゃない」
八幡「八幡ほっとしちゃった!自覚はあるのね!」
雪乃「その気落ちの悪い口調を今すぐ止めなさい」
雪乃「それにしても寒くなってきたわね」
八幡「あぁそうだな」
雪乃「夜空が綺麗ね」
八幡「冬は空気が乾燥しているからな。それに温度のせいで分子運動も少なしな」
雪乃「……火炙りには最適の季節ね」
八幡「まだそれ続くのかよ」
雪乃「…話題がなくなったからといって退屈にはならないけれどやはり思い出してしまうじゃない」
八幡「まぁ、な」
雪乃「比企谷君の醜態を」
八幡「…………少しでも共感してしまった俺の気持ちをどうしてくれんだよ」
雪乃「今思い出してもやはり早計だったは」
八幡「まさかの反省タイムですか?」
雪乃「まさに羽虫の如く喋り羽虫の様に叩き潰されてたわね」
八幡「……」
雪乃「虫以下の、いえ良い過ぎたわ虫未満の言語能力に付け加えて蚤の心臓、これも蚤に失礼ね蚤未満の心臓だものしかたないわ」
八幡「……」
雪乃「何も言うことはないのかしら」
八幡「なぁ、………ゆきn」
雪乃「いやよ」
雪乃「いやよ」
八幡「いや、最後まで聞けよ」
雪乃「どうせあなたはまた自分のことを無碍だと勘違いし無価値にわざわざ自ら貶めようとしているのでしょう」
八幡「いや、だから」
雪乃「私がどれだけ、周りがどれだけその行為を見てきて。どれだけ自らの無価値を苛んだのかあなたは知っているの?」
八幡「ねぇ、ちょっと」
雪乃「知らないわ、知っていても理解はしていないでしょう?由比ヶ浜さんや平塚先生ほk」
八幡「虫に言語能力ないから」
雪乃「……」
八幡「虫に言語能力ないから」
雪乃「……」
八幡「虫にげんg」
雪乃「聞こえているから」
雪乃「なぜ今それを話したのかしら?」
八幡「いやお前が虫未満の言語能力っていうから」
雪乃「あなたバカなの?考えればあなたを貶めるために口にからでたに決まっているでしょう」
八幡「いやそうなんだろうけど」
雪乃「今まで両の手では足りないほどの奇行愚行を見てきたけれどこれはあんまりよ?謝りなさい」
八幡「えぇ」
雪乃「謝りなさい」
八幡「ご、ごめんなさい」
飯食ってきます
つまらなかったら落としてください
戻ってきました
保守どもです
雪乃「……」
八幡「ごごごべんなざい」
雪乃「……」
八幡「スマン」
雪乃「……はぁ」
八幡「ため息つくなよ」
雪乃「はぁ」
八幡「いや、だからそれやめろって。あと謝りなさいってなんだよ?俺のお袋かよ」
雪乃「……」
八幡「めんご☆」
雪乃「…」
このSSまとめへのコメント
え?終わり?