さやか「クイズ!ペンタゴン!」(259)

さやか「皆でペンタゴンやろうよ!」

杏子「…いや、何だよ。いきなり呼び出して」

まどか「クイズペンタゴン…?」

ほむら「わけがわからないわ」

マミ(ウフフ、皆が家に来てくれるのって久しぶりっ)ウキウキ

さやか「あれ?皆見た事無いの?このクイズ番組」

まどか「ヘキサゴンなら知ってるけど…」

さやか「あぁうん、それで合ってるんだよ。私達は五人だから五角形でペンタゴンに改名したけど」

ほむら「あれって随分前に終わらなかったかしら?」

杏子「ていうかあれって大勢のチーム戦でやる番組じゃなかったか?」

マミ「たしかに…お友達で遊ぶゲームとしては、色々とハードルが高いんじゃないかしら?」

さやか「ノンノンノン。あ~さては皆、勘違いしてるね?」

さやか「私がやろうって言ってるのは、クイズパレードの方じゃなくて、初代の方だよ」

杏子「初代?…あーたしかに何か違う形式でやってた気もするな」

さやか「じゃあ簡単にルールを説明するよ」

さやか「このクイズは、最初に指名者と回答者に分かれて始まります。指名者は1人で回答者は他の4人」

さやか「そして指名者の人が問題カードを選んで、問題を読み上げる」

さやか「その問題の答えを、回答者4人がボードに書く。ここまでは良い?」

マミ「ええ。要は普通のクイズよね?」

さやか「フフフ、ここからがこのクイズのポイントなんですよマミさん」

さやか「全員の回答が終わったら、指名者は回答者誰か一名を指名します」

さやか「この時の掛け声は『○○にペンタゴン!』ですね」

さやか「そして、指名された人の答えが間違っていれば、指名者は回答者にバツを一つ付ける事が出来るんです!」

さやか「ちなみにバツが5つ付くと脱落となります」

マミ「なるほど…指名者が『誰が間違えているか』を当てるクイズという訳ね」

ほむら「指名された人が正解だったらどうなるの?」

さやか「その時は指名した人にバツが付くね。そしてそこで指名権は終わり」

杏子「ん?て事は、指名が成功した場合は、連続して別の奴を指名して良いのか?」

さやか「そうだね。極端な話、全員間違ってると思ったら、全員にペンタゴンしても良いよ」

杏子「えーとペンタゴンするって言うのは指名するって意味で良いんだよな?」

さやか「イエス!まぁペンタゴンをあんまりし過ぎると相手の恨みを買ってペンタゴンされる事もあるからペンタゴンする時はペンタゴンする事の意味をよく考えてペンタ…

杏子「ペンタゴン言いたいだけだろ!」ベシッ

さやか「あいたっw勿論それは権利だから、途中で止めるのも可だけどね。一人も指名しないっていうのは出来ないけど」

さやか「でも3人連続で指名成功すると、自分のバツが一個消せるボーナスもあるから、メリットは大きいよ~」

まどか「でも、問題によっては簡単で、誰も間違え無いって思う時もあるよね?」

まどか「そういう時でも誰かを指名しなくちゃいけないの?」

さやか「おっ!それはナイス質問だよまどか。フフフ、そういう時の為に『セーブ』があるのさ」

まどか「セーブ?」

さやか「そう、これは指名者に与えられている、もう一つの権利で」

さやか「セーブを使う場合、回答者全員が正解していると、誰か一人を選んでバツを付ける事が出来るんだよ」

さやか「その代わり、一人でも不正解の人が居たら指名した人にバツが付いちゃうけどね」

マミ「諸刃の剣、という訳ね」

杏子「なるほど、要は不正解のヤツが居ると思ったらペンタゴン、全員正解だと思ったらセーブを使えば良いって事だな」

マミ「あえて間違った答えを書くという戦略も有効そうね」

まどか「誰かが間違ってたらペンタゴン…皆が正解ならセーブ。うん、ルールは覚えたよ」

ほむら「一見ややこしい様でシンプルなゲームね。大丈夫よまどか。私が他を蹴散らして勝たせてあげるわ」

さやか「のっけから共闘宣言すんなw」

さやか「まぁ習うより慣れろの精神で、とりあえずやってみましょうぜい!」

クジによる席順決め結果。
さやか→杏子→マミ→ほむら→まどか

さやか「おぉう。クジで決めたのに、何だか凄くらしい感じになったねw」

杏子「何だよらしい感じって」

ほむら(私がまどかの隣になる様に調整しただけなのだけどね)ファサッ

マミ(真ん中かぁ…)

まどか「じゃあまずは、さやかちゃんが指名者をやるって事?」

さやか「そういう事だね。指名者は一回交代で順番に巡っていくよ~」

さやか「さて、じゃあこれを出すとしますか」ドンッ

マミ「何?このおもちゃ」

さやか「番組が当時出してた、ヘキサゴンのボードゲームです」

さやか「いや~昨日おもちゃ屋に寄ったら、格安で売ってるのを発見して衝動買いしちゃいましたw」

杏子「なるほど。だからこれやろうって言いだしたのか」

杏子「どーせならこんなワケ分かんないのより、人生ゲームとか買えば良かったのに」

さやか「『人生ゲームハッピーファミリーご当地ネタ増量仕上げ』は、買おうか凄く迷ったけどね~w」

まどか「さやかちゃんそういうの好きだよね。キティちゃんのブロック崩しとか…貸して貰ったけど、全然クリア出来なかったよ」

ほむら「私ですら全クリ出来なかったものね。あのゲーム」

さやか「じゃあ早速、このクイズカードを引かせてもらうね」

杏子「20枚位しかないけど、これが尽きたらどうなるんだ?」

さやか「その時はその時点でバッテンが少ない人が優勝かな」

さやか「ワンセットが20枚だけど、クイズカードは山の様にあるから、そこから延長戦やっても良いけどね」

さやか「そもそも番組だとバッテン3個でアウトだしね。すぐ終わっちゃいそうだから5個って事にしたけど」

杏子「ふぅん。たしかにそのカードの入った箱見ると、結構な枚数入ってるみたいだな」

さやか「実はこれ、本当はカードの裏に『○○の正解率××パーセント』っていうヒントが書いてたんだけど」

さやか「それが見えたら、指名者は正解率低い問題一択じゃね?と思ったから」

さやか「全カードにカードシールドを付けてみました」

ほむら「ふーん、それはゲーム性という意味では一長一短な気もするけどね」

さやか「まぁそうも思ったんだけどね~後で全部が見えてるverもやってみようかな?」

マミ「昔よくあったパネルクイズなら、バツを付けたい相手の苦手なジャンルのクイズを選ぶみたいな事もアリね」

杏子「何か凄い乗り気だな、マミ」

さやか「じゃあ記念すべき第一問としゃれこむよ~じゃじゃん!」シュッ

さやか「第一問!新橋サラリーマンの正解率6パーセント!お、ラッキー♪」

まどか「あ、そういう感じのジャンル分けなんだね」

杏子「6パーセントぉ?ズルしてねえだろうなさやか?」

さやか「してないってwじゃあ問題読むよ」

さやか「映画「ハリーポッターと賢者の石」で主役を演じた俳優の名前は「○○・ラドクリフ」でしょう?」

さやか「○○の部分を答えよって問題だね」

まどか「うわー何だったかな…」

ほむら「随分懐かしい感じの問題ね」

さやか「このボードゲーム、発売したの2003年の11月だからねw」

さやか「時事ネタ問題がやたら多いから、今やると懐かしい気分になるってレビューがあったよ」

杏子「発売時に買った奴の歳がバレる感じだなぁ…」カキカキ

マミ「賢者の石の公開はもう随分前だものね」カキカキ

さやか「さ~て、そろそろ皆書けた?それじゃあ質問タイムといきますか♪」

マミ「質問タイム?」

さやか「ハイ。指名者は皆の回答終了後に、一人にだけ問題に関する質問が出来るんですよ」

さやか「その反応を見て、指名者は誰を指名するか決めるって感じですね」

杏子「当てられた奴の演技力が試されるな」

さやか「そういう事だね。それじゃあ…まどか!」

まどか「ひぅっ!わ、私?」

さやか「まどかはさ、ハリーポッターの映画って見た事ある?」

まどか(うぅっ…ホントは金曜ロードショーでチラチラ見た事ある位だけど…)

まどか「も、勿論だよ!毎回映画の封切りの日に見に行ってるし、DVDも全部持ってる位大ファンっ!」あたふた

さやか「まどかにペンタゴン!」

まどか「えぇっ!?」

まどかの答え『ジェームス』

さやか「ハイ残念~wまどかバツイチ!」

さやか「ジェームス・ラドクリフ。何か語呂は良いけどねw」

まどか「うぅ…どうして分かったの?」

杏子「いや、そりゃ分かるだろ。あんなにあたふたしてたら」

ほむら(まどかわいい)

さやか「さてはて、まだまださやかちゃんのバッテンチョイスは続く訳ですが」

さやか「どうしよっかな~♪」ジロジロ

杏子「…………」(ポーカーフェイス)

ほむら「…………」(ポーカーフェイス)

マミ「…………フフン」(ドヤ顔)

さやか「じゃあマミさ…

マミ(!来た!さぁ来なさい美樹さん。私の華麗な正解で返り討ちに…

さやか「…んにしようかと思ったけど、自信ありそうなので止めますねw」

マミ「えぇっ!」がくっ

杏子「別にクイズに自信とかは一切無えけど、マミとまどかには負ける気しねえなー」

まどマミ「どういう意味(よっ)!?」

さやか「まぁ最初だし、ここはここで止めておこうかな。ストップ!」

現在のバッテン状況
さやか0 杏子0 マミ0 ほむら0 まどか1

まどか「うぅ…私だけバツ1」

ほむら(バツ1のまどか…アリね)

さやか「正解は『ダニエル』でした。ドンマイまどか!」

まどか「あぁ~言われてみれば…。言われないと絶対出て来なかった気もするけど」

さやか「ちなみに他の皆は何て書いてたの?」

杏子「ん?それ見せないと駄目なのか?」

さやか「駄目って事は無いけど、気になるじゃんw」

マミ「じゃあ一勢に見せましょうか。せーのっ」

杏子『坂本』マミ『ダニエル』ほむら『ダニエル』

さやか「杏子wwよくそんな答えでしれっとしてたねww」

杏子「そーいうゲームだろw?」ニヤリ

まどか「よく知ってたね。ほむらちゃん」

ほむら「体が弱かった時に、よく暇つぶしで見てたのよ。その時はまさか自分が魔法を使う事になるとは思わなかったけど」

さやか「まぁマミさんは知ってますよね。流石です!」

マミ「魔法使いの出て来る作品は、一通りは抑えている自信があるわ」

杏子「呪文とか全部覚えてそうだなー」

さやか「続いての指名者は杏子!」

杏子「よっしゃ、全滅狙いでいくぜ」シュッ

杏子「えーと、有名進学塾小学6年生正解率65%の問題」

ほむら「微妙なラインね」

マミ「有名進学塾ってどこなのかしら?」

杏子「でもこれ簡単だぞ?」

杏子「童謡「森のくまさん」の歌詞の中で女の子が落としたものはなんでしょう?」

さやか「む…」

マミ(簡単…じゃないわよね?)

ほむら(佐倉杏子は意外と幼い所があるから、簡単と思ったのかもしれないけど…これ結構難問ね)

さやか(まぁ簡単だと思ってるなら、何人もは潰しに来ないだろうから、それは言わないでおくけど)

杏子「皆書けたか?」

杏子「それじゃあ、マミに質問」

ちょっとご飯食べて来ます。
ちなみに問題は本当にカード見て出題してます。

マミ(!ポ、ポーカーフェイスポーカーフェイス…)

マミ「な、何かしら?佐倉さん」

杏子「うーん。つっても質問が難しいよな。何を聞けば良いのか…」

さやか「あんまり直接的に問題に繋がり過ぎるのは避けてね、杏子」

杏子「んー…じゃあ、一番を歌ってくれ、マミ」

マミ「えぇっ!い、今ここで?」

杏子「うん。全部歌えとは言わないから」

さやか「それだと答え出ちゃうでしょw」

マミ「わ、分かったわ。…あ、あるーひ、森の中♪///」

ほむら(これ、普通に恥ずかしいわね…何で負けても無いのに罰ゲームやらされてるのかしら)

マミ「スタコラサッサッサのサー♪///」

マミ「こ、これでいいかしら…///?」

杏子「うん、お疲れー」

まどか「可愛かったですよwマミさん」

さやか「マミさん幼稚園の先生とか向いてるんじゃないですかw?」

マミ「そ、そうかしら」アハハ

マミ(は、恥ずかしかった…で、でも一番は自信あるし、ちゃんと歌ったんだから)

マミ(佐倉さんが私を指名して来る事は無…

杏子「じゃあ、マミにペンタゴンで」

マミ「!?」

マミの答え『ハチミツ』

杏子「ブブー。よっしゃ!これでマミはバツ1だな」

マミ「な、何で私を指名するのよ!ちゃんと歌ってたじゃない!」

杏子「いや、答え書いた後しれっとした顔してたから、逆にこれ知らねえなと思って」

杏子「質問の答えがどうであれ、指名するつもりだったからな」

マミ「だったら歌わせないでよっ!」ぷんすか

まどか「あはは、もしハチミツだったらくまさん持ち去ってたかもしれないですねw」

杏子「ははは、確かになww」

さやか(む、あの台詞の感じだと、まどかは答え知ってる?)

ほむら(それなら、杏子にまどかを指名する様に仕向けるべきね)

ほむら「それで杏子、次の指名はどうするの?」

さやか「連続でまどかにバツ付けちゃうw?」

まどか「ひ、ひどいよぉさやかちゃん!」

杏子「いや、アタシもここでストップだ。こんな簡単な問題間違えてるとは思えないしな」

マミ「…………」ずーん

杏子「正解は『イヤリング』だな。正確には白い貝殻の小さなイヤリングなんだけど」

杏子「随分判定甘いなぁこのカード」

さやか「ほっ。じゃあ答えオープンっ!」

さやか『毒リンゴ』ほむら『ナイフ』まどか『白い貝殻の小さなイヤリング』

杏子「あれ?まどかだけ?」

まどか「な、何で二人共そんなに怖い答えなの?」

さやか「いや…熊に追いかけられてどうこうって事しか覚えてなくて…」

ほむら「赤ずきんと混じった所はあるわ」

マミ「ほ、ほら!やっぱりこの問題難しいわよねっ!」

杏子「えーそうかぁ?」

さやか(杏子の知識の偏り方…それを見極めるのが勝負の鍵だね。杏子に限った事じゃないけど)

マミ「次は私の番ね!ここで3人当てて、このバツを消してみせるわ」

※バツの付いた人の前には、バッテンキューブというバツマークの箱が置かれてます

ほむら「巴マミバツイチって何か似合ってて良いんじゃない?」

杏子「むしろバツ3くらいいきそうだよな」

マミ「どういう意味よっ!」

マミ「全くもう…さぁ、東大生0%の問題来なさい!」シュッ

さやか「どうでした?マミさん」

マミ「………有名進学塾小学6年生正解率100%」ずずーん

杏子「神に愛されてるなぁ」

さやか「あははwでも100%とは言っても、小学6年生のですから」

さやか「意外と私達には盲点的な問題かもしれませんよ?」

マミ「…江戸いろはかるたで「犬もあるけば○○に当たる」というでしょう?」

マミ「○○に入る言葉を書け……」

さやか「イ、イヤームズカシイモンダイダナー」

杏子「さやか、そっとしといてやれって」ポンッ

ほむら「まぁでも、これ意外と良問なのかもしれないわよ?セーブが成功すれば、杏子にバツを付けれるじゃない」

マミ(あ、確かに…)

杏子「何でアタシなんだよ!」

ほむら「ほら、まだバツゼロだし」

杏子「さやかとほむらもそうじゃねーか。誘導はずりぃぞ!」

まどか「あはは、正解が分かってる事はもう隠さないんだねw」

さやか「まぁ流石にねぇ…」

マミ(そう、ここでセーブを決めれば佐倉さんにさっきの仕返しをする事が出来る!)

マミ(フフフ、悪いわね佐倉さん。でもこれは勝負だから仕方が無い事)

マミ(難しい問題を引いて、ペンタゴンする方がリスクが少ないし楽だったけど)

マミ(このゲーム初めてのセーブを決める方が、絶対カッコ良いわ!)ニヤリ

杏子「…………」カキカキ

マミ(流石にこの問題の答えを知らないという事は無いとして)

マミ(警戒すべきは、あえて答えを外してくる『セーブ崩し』)

マミ(それをどう見るか……………よし、決めたわ!)

マミ「皆書けたみたいね。それじゃあコールをさせて貰うわ」

さやか「あれ?質問はしないんですか?」

マミ「必要無いわ。私にはもう皆の答えが見えてるもの」ドヤッ

まどか「えぇっ!?す、凄いですマミさん!」

マミ「ふふふ、鹿目さん。同じバツ1仲間として、貴方を落とす事はしないから安心してね」ニコッ

まどか「え……?」

マミ「私の選択は……セーブよ!」どんっ!

さやか「ほう、マミさんは私達が皆正解を書いてると読みましたか」

マミ「えぇ、間違い無いわ」

マミ(この決断のヒントは、さっきの暁美さんの発言)

マミ(セーブは、誰か一人でも間違った答えを書いていれば失敗する)

マミ(この事は、裏を返せば『必ずしも自分が崩しにいかなくて良い』という事)

マミ(リスクを犯して崩しに行って、仮にそれが成功したとしても)

マミ(受けるメリットは他の3人と同じ。それなら、自分は正解をしておいて)

マミ(他の人に任せれば良い。仮にセーブが成功しても、自分が指名されるとは限らないし…と、皆は考えるハズ)

マミ(しかも、今回の指名者の私は既にバツ1。暁美さんや美樹さんからすれば)

マミ(ここで私にバツが付くより、佐倉さんにバツが付く事を望むに決まってる)

マミ(となれば、後は不正解を書くとすれば佐倉さんだけ。でも…)

杏子「…………」ポリポリ

マミ(ふふふ、そんな風に平静を装っても無駄よ、佐倉さん)

マミ(私が今考えた事は、当然佐倉さんもすぐに辿りつく)

マミ(辿りついて…その時、貴方は不正解を書く勇気があるかしら)

マミ(『不正解を書くとすれば自分しかいない』という事を私に見抜かれるのを知った上で!)

マミ(…そんな事は無理よね?もし、それでも私のセーブを崩す勇気が貴方にあったのなら)

マミ(その時は潔く負けを受け入れるわ。まぁ、無いとは思うけど)

さやか「それじゃあマミさん。まず誰の答えから開けていきます?」

まどか「え?皆一斉に開けるんじゃないの?」

さやか「それじゃあドキドキ感が足りないじゃんwまぁ結局全部開けるけど、演出だよ演出w」

マミ「そうね。まぁ、私は他の三人が正解を書いてる事は分かってるから」

マミ「早速だけど…佐倉さんの答えを見せて頂きましょうか…!」ビシッ(指差し)

杏子「はい、セーブ失敗」 杏子の答え『ボール』

マミ「」

さやか「杏子wwもっとマミさんの演出にノってあげなさいよww」

マミ「や、やややるじゃない佐倉さん。あ、貴方にそんな勇気があったなんて…」

杏子「あん?勇気?」

マミ「フフフ、紙一重の勝負だったわ。完敗よ、佐倉さん」

さやか「それじゃあ残りの回答オープン!」

さやか『ボウカー』ほむら『ボウガン』まどか『ボウリング』

マミ「ええええええっ!?」

杏子「まぁ…確かに完敗だな。これ以上無い位」

ほむら「もうこれで巴マミは脱落で良いんじゃない?+バツ4で」

さやか「そんなルールは無いからw」

まどか「マミさんに答えが見えてるって言われた時は、ドキっとしちゃいましたw」

杏子「もうこれ、セーブ失敗っていうか中継ぎの時点で既に炎上って感じだよな」

さやか「西武じゃないんだからw」

マミ「な、なんでっ!?皆はここであえて崩すメリットは無いハズじゃない!」

ほむら「メリットというか…ねぇ、まどか」

まどか「わ、私に振るの?あ、あはは…な、何となくマミさんはセーブしてくるだろうなと思ったので…」

杏子「そうだよな。アタシは自分に来るかもってちょっと思ったから迷ったけど」

杏子「まぁ多分いけんだろと思って、これで」

マミ「うううぅぅ………」ナミダメ

ほむら「…結果的に、セーブ以外なら何しても勝ちなのに負けたのね」

現在のバッテン状況
さやか0 杏子0 マミ2 ほむら0 まどか1

ほむら「私の番ね。まどかの為にも美樹さやかと佐倉杏子を蹴落としてみせるわ」

さやか「だから露骨に贔屓すんなってのw」

まどか「ほむらちゃん。気持ちは嬉しいけど、これは勝負だからね。遠慮は要らないよっ」ぐっ(手をグーに)

ほむら(まどか可愛いわぁ)シュッ

ほむら「えーと、新橋サラリーマンの正解率36%ね」

ほむら「「協奏曲」はコンチェルトでは「交響曲」は何というでしょう?」

ほむら(また微妙な問題ね…知ってる人は知っているというか)

ほむら(どうせなら協奏曲を聞く問題の方が、難しかった気もするけれど…)

まどか(うーん、絶対聞いたらあーっ!って言うのにな…)カキカキ

ほむら(まばたきが普段より0.6秒も間隔が速い。まどかは分かってないからセーブは駄目ね)

ほむら「それじゃあ、美樹さやかに質問するわ」

杏子「…………」ほっ

ほむら「佐倉杏子にペンタゴン」

杏子「なぁっ!?」

杏子の答え『ベートーベン』

ほむら「これで杏子もバツ1ね」ファサッ

杏子「な、何でだよ!さやかに質問って言ったじゃねえか」

ほむら「美樹さやかが知ってるであろう事は分かってたから、それに矛先を向ける事で」

ほむら「ほっとする者を炙りだすのが目的だったのよ。まんまとだったわね」

杏子「くっそーハメられた…」

さやか「上手い手だねぇ。私を餌に使うとはw」

ほむら「ここで指名はストップしておくわね。正解はシンフォニーよ」

さやか『シンフォニー』マミ『シンフォニー』まどか『ラプソディー』

ほむら「あら、まどかは外しに来てたのね。見抜けなかったわ」

さやか「ざーとらしいわww」

現在のバッテン状況
さやか0 杏子1 マミ2 ほむら0 まどか1

さやか「4回やってまだバツの合計が4つかぁ。皆結構堅いねぇ」

杏子「まだ連続指名は一回も無いしな。指名失敗で自分にバツが付く事を思うとなー」

まどか「次は私だね。いくよ~」シュッ

まどか「ええっ!」

さやか「?どったのまどか?」

まどか「と、東京大学男子学生正解率0%!」

マミ「えぇっ!?東大生0%!?」

さやか「ここでこのクイズにおける最高難易度カードを引くとは持ってるね、まどか」

まどか「えへへ…w」

まどか「国連参加の国旗のうち、星の数が最も多いのはアメリカ合衆国」

まどか「では、2番目に多いのはどこでしょう?」

まどか「んー東大生0%のワリには…って感じかな」

まどか「いや、もちろん私は知らなかったけど…」

さやか「たしかに国旗好きな人は知ってそうだよねー私みたいに子供の時から世界の音楽に親しんでいた者としては…」

まどか「さやかちゃんにペンタゴンっ♪」

さやか「ぐはぁっ!」

ほむら(雉も鳴かずば撃たれまいに…)

さやかの答え『中国』

まどか「ブブー!さやかちゃんもバツ1だね」

さやか「ちぇー無傷優勝狙ってたのになー」

まどか「ほむらちゃん、この国の名産品って何かな?」

ほむら「…石油、じゃなかったかしら?」

まどか「ほむらちゃんにペンタゴンっ!」ビシッ(指差し)

ほむら(微妙にSっ気を出したまどかも新鮮で良いわぁっ)ゾクゾク

ほむらの答え『アラブ首長国連邦』

まどか「外れ~ウェヒヒヒwこれで皆バツ1以上になったね」

まどか「よーし、この勢いで杏子ちゃんもヘキサゴン!」

杏子「ぐわー」

杏子の答え『横浜』

ほむら「…黒い星は多そうね」

>>128訂正
まどか「よーし、この勢いで杏子ちゃんもペンタゴン!」

まどか「やったぁ!これで私のバッテンが消えるんだよね?」

さやか「うん。やられたなぁ~これでまどかが単独一位だね」

ほむら「流石まどかね」

まどか「運が良かっただけだけどねwさて、後はマミさんだけ…」

マミ「…………」

まどか(ここでマミさんを指名したら、マミさんはバツ3。もう脱落が目の前になっちゃう)

まどか(別にもうバッテンは消せたんだし、無理に指名する事無いよね)

まどか「…マミさんは正解してそうなので、ここで止めておきますね」

マミ「!け、賢明な判断ね。鹿目さん」ほっ

杏子「まどかは甘いなぁ、いける時にはいかないと後悔すると思うぜ?」

ほむら「まぁたしかに巴マミはほっといても自爆するでしょうけどね」

マミ「私を何だと思ってるのよ!」

さやか「ちなみに答えは何だったの?まどか」

まどか「ブラジル連邦共和国だよ。言われてみればだよね」

マミ「えっ!?」

まどか「え…?」

マミの答え『ブラジル』

マミ「な、何となく頭に浮かんだ答えを書いたのだけど…」

まどか(あ、危なかった…もし最初にマミさんを選んでいたら)ぞおっ

ほむら(こういうのがあるから厄介なのよね…)

さやか「こ、これは凄いファインプレーですよマミさん!」

マミ「え、えへへ…そ、そうかしら///?」

杏子「まぁそれが特に意味無かったあたりが、マミらしいよな」

そんな感じでゲームは進み

さやか「渋谷・池袋の女子高生の正解率7%!」

さやか「昔話の主人公になっている「牛若丸」とは、後の何と言う武将の幼名でしょう!」

杏子「東大男子学生30%!」

杏子「映画「ダーティ・ハリー」シリーズで主人公を演じたハリウッドスターといえば誰?」

マミ「新橋サラリーマン正解率98%…」

マミ「「うまい話が都合よく重なる事」をある動物に例えて「○○がネギをしょってくる」というでしょうっ!」

ほむら「渋谷池袋の女子高生正解率22%」

ほむら「北極星を探す手掛かりにもされる、W字をした星座の名前は何でしょう?」

まどか「丸の内OLの正解率12%!」

まどか「長野県知事となった田中康夫氏のデビュー小説のタイトルは「なんとなく○○」でしょう?」

一進一退の白熱した展開を見せた。

疲れたので休憩がてらにお風呂入って来ます。

・小休止のお茶会

現在のバッテン状況
さやか3 杏子3 マミ4 ほむら2 まどか2

マミ「な、何とか二週目を生き残れたわ…」

杏子「大分大詰めに入ったって感じだな」むしゃむしゃ

さやか「やっぱり何だかんだ言ってもクイズだからね、知識量の多いほむらは強いよねぇ」サクサク

ほむら「伊達に何度もループしてないわ。といってもまどかとは同点なのだけどね。流石まどかよ」ごくごく

まどか「ウェヒヒヒw私は3連続のボーナスが無ければ、バツ4だから…」ポリポリ

杏子「運も実力の内だよ。マミ見てれば分かるだろ?」

マミ「せ、正解率は結構高いでしょ!」

杏子「うんまぁ、だから、なんだけどな」

さやか「でも牛若丸の問題で7%って、渋谷池袋の女子高生酷くない?」

杏子「まぁ女子高生って言っても色々だしなぁ…このカードの正解率がイマイチピンと来ないのは同意だけど」

さやか「逆にクリント・イーストウッドが30%は高いと思う」

まどか「うーん、映画好きの人なら常識なのかなぁ?」

ほむら「カモネギの問題は、佐倉杏子のファインプレーだったわね」

さやか「あそこで崩しを入れる勇気は私達には無かったもんねw」

マミ「崩すのは戦法だから良いけど、答えが『マミ』って何よ!」

杏子「いや、似合うなぁと思って」

さやか「カシオペア座を杏子が知ってたのは意外だったね」

杏子「ガキの頃にそういう系の本をよく読まされてさ」

まどか「なんとなく○○はもう大喜利みたいになってたよねw答えを見る度にお腹が痛くてw」

さやか「正直我ながら回心のボケが出来たと思う」キリッ

杏子「趣旨変わってるじゃねえかww」

ほむら「正解も大概だったけどね。何よクリスタルって」

さやか「しかもそれをまたマミさんが当てたもんねw」

ワイワイガヤガヤ

さやか「じゃあ再開するよー。後半スタートの3週目!」シュッ

さやか「渋谷池袋の女子高生正解率96%!」

杏子「お、ハズレ引いたなw」

マミ「初セーブのチャンスね、美樹さん」ニヤリ

さやか「いやでもこれ微妙に難しいかもですよw」

さやか「2001年、2002年と、2年連続で日本レコード大賞を受賞した人は誰でしょう?」

マミ「時事ネタ…!」

ほむら「絶対今の子に聞いたら96%じゃないわよね、これ」

さやか(マミさんは後1ミスで脱落…まだあのカードが出て無い事もあるし)

さやか(ここはスルーかな。ほむらにバツを付けたいけど…私もミスするとリーチがかかる)

さやか「まどか、まどかって演歌好きだったよね?」

まどか「え?う、うん。特に氷川きよしさんが好きだけど…」

さやか(この反応って事は、そうは書いてないか…うーん)

さやか「えーい!どうせ分かんないなら、ほむらにペンタゴン!」

ほむらの答え『浜崎あゆみ』

さやか「ぐぅっ…正解だよチクショーッ!」

ほむら「これで美樹さやかも脱落リーチね」

杏子「おいおい持ち主が最初に脱落するんじゃねーのw?」

さやか「ここからだよここから!さやかちゃんは土壇場に強い女だからね」

ほむら(いや、逆境にはむしろ弱いタイプだと思うけど)

杏子「さ~て、これでさやかとマミを一気にトばしてやろうかな」シュッ

杏子「…あん?何だこのカード」

杏子「『指名者が一番好きな人は誰?(回答者の中で)』は、はぁっ!?」

さやか「お、やっと引いたねスペシャルカードを」

杏子「な、なんだよコレ!」

さやか「何って、問題カードじゃんwちゃんとクイズ問題になってるでしょ?」ニヤニヤ

杏子「なってねえよ!答えだって書いて無えし!」

さやか「そりゃ答えはその問題を引く人によって変わるから当たり前じゃんw」

さやか「あ、途中で変えられると困るから、ちゃんとホワイトボードに書いといてね」

ほむら「…話が見えないのだけど、私達は何に答えれば良いの?」

さやか「問題通りだよ。杏子のこの中で一番好きな人を当てるだけ」

マミ「え、えぇっ///?」

さやか「マンネリ防止の為にこのさやかちゃんが4枚程、手製のカードを作っておいたのさ!」ドヤッ

杏子「作っておいたのさじゃねえよ!こんなの無効だ無効!別のカードを…」

さやか「駄ー目。一度ツモった牌を戻すなんて事が許される訳無いでしょー?」

ほむら「そうよ。観念しなさい杏子。そのカードを引いたのは自分でしょう?」

マミ「そ、そうね。ゲ、ゲームといえどルールを破るのは良く無いわ」

まどか「わ、私もちょっと聞いてみたいかなー?なんて…」

杏子「な、何を言って…」

4人「…………」じーっ

杏子「だーもうっ!やりゃあ良いんだろやりゃあ!」

さやか「流石杏子っ!器が大きいっw!」

杏子「後で覚えとけよさやかぁ…」

眠いので寝ます。
もし夕方まで残っていれば再開するかも…もうネタが無いですが。

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