男「で、あ相手は・・・？」

幼馴染「クラスに、○○財閥のイケメンくんいるでしょ？」

男「あぁ・・・そうなんだ・・・」

幼馴染「イケメンくんいい人なんだけどね・・・ちょっと女子の敵を増やしそうっていうか」

男「うん・・・がんばって・・・」

男「だ、誰と？」

幼馴染「それは言えないよ」

男「どうするんだ？」

幼馴染「え？なにが？」

男「お見合いだよ。断るんだろ？」

幼馴染「なんで？」

男「だってその人と結婚する事になるんだぞ？いいのか？」

幼馴染「……うん。結婚したいなぁって思ってる」

男「！？」

幼馴染「すごくカッコイイ人なんだ」

男「そ、そうなのか……」

男「………はぁ」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

男「まさかあいつがお見合いなんて…」

男「両想いだと思ってたんだけどな…勘違いもいい所だったよ…」

男「子供の頃は結婚の約束もしたのになぁ…」

男「あんな約束覚えてるわけないか…」

男「………はぁ」

男「まぁ、あいつが幸せになるならそれで…」

男「……よくないよなぁ」

男「やっぱり諦めきれない」

男「……うん」

男「幼馴染に俺の気持ちを伝えよう」

男「駄目でもともとだ」

男「望みは薄いけどそんなの関係ない」

男「きっぱりとフラれれば、気持ちの整理もつくはず」

男「何もしないで終わるよりは何倍もマシだ！」

次の日

幼馴染「男！学校いこ！」

男「お、おう」

男「(いつものように迎えに来てくれるのか)」

男「(こんな事毎日され続けたらそりゃ勘違いもするさ)」

男「(女ってこえーな)」

幼馴染「男？どうしたの？遅刻しちゃうよ？」

男「あ、あぁ悪い悪い」

男「(…今の考えは最低だな。反省しないと)」

男「なぁ幼馴染」

幼馴染「ん？」

男「この前言ってたお見合いなんだけど、相手はどんな人なんだ？」

幼馴染「んー」

幼馴染「同い年でカッコイイ人だよ！」

男「なんだそりゃ」

男「(……ってそうか。せいぜいお見合い写真ぐらいしか情報なんてないか)」

幼馴染「私好みのとってもカッコイイ人なの！」

男「そ、そうか…」

幼馴染「うん！」

男「(聞かなきゃよかった…)」

友「二人ともおはよう！」

幼馴染「あ、おはよー！」

男「…あぁ友か。おはよう」

友「今日も朝からお熱いねー」

幼馴染「も、もう！やめてよ！そんなんじゃないんだから！」

友「はいはいごちそうさまー」

幼馴染「もう！」

男「(いつもこそばゆかったこのやり取りも今になっては虚しいだけだな)」

教室

「幼馴染ちゃんお見合いするって本当？」

幼馴染「本当だよー」

「相手の人はどんな感じ？イケメン！？」

幼馴染「うん！すっごくカッコイイ人だよ！」

「きゃー！」

「幼馴染ちゃんノリノリだねー」

幼馴染「うん、私もあの人と結婚したいなーって思ってるんだ」

「きゃー！」

男「(聞きたくないのに聞こえてくる…)」

男「(いや、なんだかんだ言って聞き耳をたててるのか)」

男「(カッコ悪いな俺)」

幼馴染がお見合い相手に調教されていき

朝迎えに来なくなったと思ったら

登校した時お見合い相手に車で学校まで送って貰った幼馴染を目撃

別の日には幼馴染が学校を休んだので心配して電話をしてみると
幼馴染「あっ・・・おっ男？うっうん・・・ｱｯ大丈夫ﾝ・・ｱｯなンっでもないよ」

少し様子がおかしい
すると小さな声でお見合い相手の声が聞こえる

男「お見合い相手がそこにいるのか？」

幼馴染「うっん・・・そっそうなの心配して来てﾊｧﾊｧｱｯ来てくれて、だからライジョウブらから」プッ
切れる電話
走り出す男
見えて来た幼馴染の家
幼馴染の部屋の窓
窓に張り付くように外を見てる幼馴染
安心した男（ベッドにいなくて）
しかしよくみると幼馴染の格好が？
幼馴染の後に見えるお見合い相手


こんな感じでお願いします

そういえば幼馴染は女？

この話はなかった事にしよう(提案)

男「お見合いをする事になって」

幼馴染「へぇーそうなんだー」

幼馴染「…ってえっ」

幼馴染「男？い、今なんて？」

男「いやだからお見合い」

幼馴染「お見合いってその…」

『ご趣味は？』『はい、琴と茶道を少々』

幼馴染「っていうアレ？」

男「またえらく古風な趣味だけどそれだな」

幼馴染「あはは、なーんだ！あのお見合いかぁ！」

幼馴染「びっくりしたなぁもうってえぇぇぇぇぇぇぇ！？」

こっちの方が好きかも

>>59

幼馴染「い、いつ！」

男「え？」

幼馴染「だからお見合い！いつするの！！」

男「ああ聞いてないのか。今度の土曜日だよ」

幼馴染「きききききき急すぎるよ！どうするのさ！」

男「どうするって？」

幼馴染「断るの？断るんでしょ？断るんだよね！？ねぇ！！！？」

男「いやいやいや」

幼馴染「えっ」

男「結婚を前提にお付き合いを申し込もうと思っている」

幼馴染「なっ…なななななななな……」

色々考えたけどやっぱりベッタベタなのがいいよね
良い子の諸君！ってAAを思い出した

幼馴染「お見合いをする事になった」

男「えっ」

幼馴染「一触即発……先に動いた方がヤられる」

男「ど、どうすんだよ」

幼馴染「もし俺が帰ってこなかったら……Ｄドライブのフォーマットを頼む」

男「なっ！？お前……婿に逝く気か！そんなの許さねぇぞ！」

幼馴染「もう時間が無いんだ……頼むから聞き分けてくれよ、こんなコトお前にしか頼めない」

男「ゆ、許さないって言ってるだろっ！」

幼馴染「……」

男「幼馴染っ！返事しろっ！」

幼馴染「じゃあな、最後にお前と話せてよかったよ」ﾌﾟﾂｯ

男「お、おさななじみーッッ！」ﾂｰﾂｰﾂｰ

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