シャロ「安価でココロちゃんの呼び方を変えますー」(302)

シャロ「ココロちゃーん!」

小衣「ココロちゃん言うなー!!」バシッ

シャロ「あうぅ…!また怒られました…!」

ネロ「『明智』って呼べばいいのに」

シャロ「あたしは名前で呼びたいんです!」

コーデリア「でも明智さんは本気で嫌がってるのよね…」

エリー「呼び方を変えてみたら…?」

シャロ「変える…うーん、そうですねー」

シャロ「じゃあ今日からココロちゃんのこと、>>5って呼びます!」

うんこ

シャロ「よし、(ズギューン)ちゃんって呼びましょう」

ネロ「シャロ!?」ギョッ

小衣「逮捕するぞ!?」

シャロ「ふふふ…!さぁココロちゃん、選んでください」

シャロ「ココロちゃんと呼ばれるか、(ズギューン)ちゃんと呼ばれるか!!」

シャロ「どっちでも好きな方を選んでくれて結構ですー!」

小衣「そこまでするか…」

コーデリア「シャロ…壊れてない?」

エリー「そんなに『ココロちゃん』って呼びたいんでしょうか…」

小衣「くっ…!」

小衣(どうする…街中で大声で汚い言葉を叫ばれても小衣が困るし…)

小衣「じゃあ…>>15で」

ジョンソン

小衣「じょ、ジョンソンで」

シャロ「って誰ですかー」

小衣「うっるさい!!あんたなんかに名前で呼ばれたり、汚い言葉で呼ばれるくらいなら…!」

小衣「小衣にまったく関係ない名前で呼ばれたほうがまだマシよ!」

ネロ「どんだけシャロに名前で呼ばれたくないのさ…」

シャロ「分かりました!じゃあ今日からココロちゃんはジョンソンちゃんです!」

シャロ「正直、あたしも(ズキューン)とか口に出すの恥ずかしいから助かりましたー」

次子「あたしもシャーロックが(ズキューン)とか言う度に銃ぶっ放して規制入れるの疲れるから助かったよ」

コーデリア「銭形さん…お疲れ様です」

シャロ「ジョンソンちゃんっ!あたしと遊びにいきましょー!」

小衣「…………」

シャロ「あ、あれ?」

小衣(呼ばれるのは許しても…返事するかどうかは小衣の勝手よ!)

小衣(まともに名前を呼ぶまでシャーロックをシカトしてやるんだから)

シャロ「>>23

小衣ちゃん好きです!一緒に暮らしてください!

シャロ「ココロちゃん…」

小衣(はいはいシカトシカト)

シャロ「…好きです!一緒に暮らしてください!」

小衣「っ!?」ビクッ

コーデリア「キマシタワー!!」ガタッ

小衣「あ、あんた何言ってっ…!?」カアァ

シャロ「おっ!」ニヤッ

小衣(はっ!?駄目よ小衣…シカトよ!)

小衣「ふ、ふんっ」プイッ

シャロ「うぅ…ちょっと反応したのに…!」

シャロ「ココロちゃーん、あたしと一緒に暮らしてくださーい」ベタベタ

小衣「……………!」プイッ

シャロ「が、頑固ですぅ…!」

小衣(まともに名前呼ぶまで…返事なんてしてあげないんだから)

シャロ「>>33

・・・(びっくりするほどユートピア)

シャロ「……り……ア」ボソッ

小衣「……………?」

シャロ「び…ト……く………ユ……」ボソボソ

小衣「……!?」

エリー「シャロ…明智さんの耳元で何言ってるんでしょう…?」

コーデリア「トイズが使えれば聞けるんだけど…」

咲「そんなときに便利な高性能集音マイク」シャキーン

次子「流石咲だぜ!」

ネロ「凄ェ!」

咲「スイッチオーン」ポチッ

シャロ『びっくりするほどユートピア…びっくりするほどユートピア…』ボソボソ

シャロ『ほーらジョンソンちゃん、あたしと暮らせばびっくりするほど理想郷的生活が送れますよ…』

咲「………脅迫?」

平乃「ちょっと意味は分かりませんが小衣さんは本気で嫌がってますね」

ネロ「仕方ない…止めてやるか、>>45で」

オールフィクション

ネロ『大嘘憑き(オールフィクション)!!』ザンッ

シャロ「っ!?」ドスッ

ネロ『シャロの記憶を…なかった事にする!!』

シャロ「………」ドサッ

小衣「た、助かった…!」ハァ

ネロ『例には及ばないぜ明智ちゃん』

コーデリア「じゃあ連れて帰りましょうか…」

エリー「お邪魔しました…」



シャロ「……はっ!?」ガバッ

シャロ「あれ…あたし、何をしてたんでしたっけ?」

シャロ「ココロちゃんに会った…ような…」

コーデリア「しゃ、シャロはずっと寝てたのよ」

シャロ「そうですか…えっと、あたし、何をしようと思ってたんでしたっけ」

シャロ「そうだ、>>58ですー」

ココロちゃんと恋人になって名前で呼び合える仲になるん

シャロ「ココロちゃんと恋人になって名前で呼び合える仲になるんでした!」

エリー「……えっ!?」

コーデリア「そうか、だからさっきいきなり明智さんの呼び方を変えるだなんて言い出したのね」

シャロ「さっき…?よくわかんないですけど、ココロちゃんの呼び方を変えるのはいいかも知れません!」

シャロ「ココロちゃん、じゃなくて…小衣、とか…!きゃっ」ポッ

シャロ「よーし!ちょっと出かけてきます!」ガチャッ


ヨコハマ警察
 G4執務室

小衣「はー…今日はシャーロックのせいで疲れたわ」

シャロ「ココロちゃーん!」ガチャッ

小衣「また来た!?あとココロちゃん言うなー!!」バシッ

シャロ「あうぅ…!」

小衣「で?今度は何の用よ…くだらない用だったらマジで逮捕するからね!」

シャロ「聞きたいんですけど…ココロちゃんは、あたしになんて呼ばれたいんですか?」

小衣「え…?うーんと…>>70とか?」

明智警視

小衣「明智警視、で」

シャロ「分かりました!明智警視!!」

次子「……小衣って警視だったの?」ヒソヒソ

平乃「違うと思いますけど…っていうかG4って階級あるんですか?」ヒソヒソ

小衣「これからは明智警視って呼ぶんなら返事をしてあげてもいいわ!」

シャロ「はい!明智警視!!」ビシッ

小衣「あー…気分いいわ」

小衣「じゃあ今日は帰るから、じゃあねー」ガチャッバタン

シャロ「お疲れ様でした!!明智警視ー!!」

シャロ「……って!これじゃ恋人同士じゃなくて上司と部下ですー!!」

シャロ「まぁ、ココロちゃん…じゃなかった、明智警視が嬉しそうだからいいですけど…!」グッ

咲「いいの…?」

シャロ「距離が縮まった気はしますから!」

シャロ「よし、この調子で次は…!>>83でアプローチします!」

矢文

シャロ「お手紙を書きます!」

次子「ほう」

シャロ「明智警視への想いをお手紙にこめて渡すんです!」

シャロ「あ、でもどうやって渡せばいいんでしょう」

シャロ「明智警視に直接渡すなんて…恥ずかしくて無理です…!」カアァ

咲「乙女かよ」

平乃「いいじゃないですか、女の子はみんな乙女です!」

平乃「シャーロックさん、直接渡すのが恥ずかしいんならいい方法がありますよ」

シャロ「なんですか?」

平乃「矢文です!思いの丈を矢に結んで飛ばすんです!!」

平乃「私に任せてください、弓道六段ですから!」

シャロ「平乃さん…!お願いしますー!!」

シャロ「さて、あとは肝心のお手紙ですね」

シャロ「何を書けばいいんでしょう…」

咲「>>94とか?」

3本の矢の説明をしようにも1本の矢が簡単に折れなかったらなんかかっこつかないので
念のためハードルを下げて1本のパスタで実演してみせる毛利元就

咲「軽いジョークから書き始めて、読む人の緊張をほぐす」

シャロ「よし!それでいきましょう!!」

シャロ「…『こんばんわ、シャーロックです』」カリカリ

シャロ「『知ってますか明智警視!三本の矢にまつわる知られざるエピソードを!』」

シャロ「『毛利元なりさんは、一本の矢はすぐに折れてしまうけど』…」カリカリ

シャロ「『三本の矢を束ねれば決して折れる事はない!と息子さんに話したことで有名ですが』…」

シャロ「『もし矢が折れなかったら恥ずかしいので、あらかじめ矢の一本をパスタにしておき』…」カリカリ

シャロ「『いざ実演する時、パスタを折って事なきをえたそうです』…っと」

次子「へえー、そうなんだ」

シャロ「つかみはオッケーですね!」

シャロ「さて、次は何を書きましょう…」

平乃「あ、じゃあ>>106なんてどうですか?」

>>95

平乃「決闘を申し込むんです!!」

シャロ「なるほど!!王道パターンってやつですね!!」

次子「なんで!?」

シャロ「次子さん、愛は超越すると憎しみとなり、やがて宿縁となるんですよ!」

咲「これならきっと小衣の心に届くよね」

次子「……今の、だじゃれ?」

咲「…………」

平乃「…………」

シャロ「………」

次子「…………」

シャロ「えーっと『さて、前置きはこのあたりにして本題です』」カリカリ

シャロ「『あえて名前で呼ばせてもらおう、小衣!あたしとデュエルです!!』」

シャロ「『あたしが勝ったら、結婚してください!!』」カリカリ

シャロ「『今夜十二時、グランドヨコハマ峡谷で待ってます』…っと」

シャロ「よし!こんなもんでしょうか」

普通に間違えたので書き直す

平乃「脅迫するんです!」

咲「次子」

次子「分かった、手錠だな」ジャラジャラ

平乃「ち、違います!ちょっと待ってぇ!!」

次子「咲!腕抑えろ!!」

咲「あ、暴れるな…!」ドタバタ

次子「大人しくしろー!!」ドタバタ

ポポロ「ポポロチャンイウナー」

平乃「ぎにゃああああああああああ!!」

シャロ「えーっと『お前の娘は預かった、返してほしくばシャロと仲良くしてくださいー』っと」カリカリ



シャロ「手紙書けましたー!」

咲「いつの間に…」ゼェゼェ

次子「平乃逮捕に手間取ったからな…」ハァハァ

シャロ「さっそく渡しにいきましょー!」

ヨコハマ市街
 明智さんち付近

咲「あれが小衣の家だよ」

シャロ「明智警視のおうちでっかいですー」

次子「よし、あたしに任せろ!平乃から弓矢を押収してきた」ガサゴソ

咲「撃てるの?」

次子「拳銃も弓矢もそんなに変わらないでしょ」

シャロ「お願いしますー」

次子「よーっし!行けっ!」シュバッ!

ガシャーン!

小衣ママ「ひいぃっ!?」ビクッ

小衣ママ「な、なにかしら…矢文…!?」ガサガサ

小衣ママ「……………」

小衣ママ「こ、小衣!?小衣がっ!?」

小衣ママ「ど、どうしましょう…!?シャロって誰なの…!?」

小衣ママ「>>132さんに聞いてみましょう…!」

安心院

小衣ママ「もしもし…安心院様のお宅でしょうか…?」

安心院『やぁ明智くん、それと僕の事は親しみをこめて安心院さんと呼びなさい』

安心院『で、何か用?』

小衣ママ「大変なんです!!娘が…!娘が誘拐されたんですっ!!」

安心院『そりゃあ大変だ、僕じゃなく警察に電話したほうがいいんじゃない?』

小衣ママ「それが、犯人から手紙が来て…『返してほしくばシャロと仲良くしてください』と…」

小衣ママ「シャロって…誰なんでしょう?」

安心院『あぁそれはホームズ探偵学院の探偵、ミルキィホームズの一人シャーロック・シェリンフォードじゃないかな?』

安心院『シャロと言えばそれしか思い浮かばないけど』

小衣「そうなんですか…!ありがとうございます!!」

安心院『なんのなんの、僕の持つ登場人物を全て覚えるスキルをもってすれば簡単だぜ』



シャロ「明智警視まだですかねー」ワクワク

咲「どこに呼び出したの?」

シャロ「手紙には>>143って書きましたー」

ブックオフ

シャロ「ブックオフですー」

次子「じゃあ早くブックオフ行きなよ」

咲「あたし達はここで帰るけど…」

シャロ「はい!いろいろありがとうございましたー!」


ヨコハマ市街
 ブックオフヨコハマ店

シャロ「ここですー」ワクワク

小衣ママ(シャーロック・シェリンフォードさん…どこかしら…)キョロキョロ

シャロ「来るまで暇ですねー」ワクワク

小衣ママ(あ、探偵服…?あの子がシャーロックさんかしら…)

小衣ママ(…まだ小さい子じゃない、本当にあの子が小衣を…?)

小衣ママ「あ、あのぉ…」

シャロ「はい!なんですか?」

小衣ママ「>>152

貴様がゴルゴムかっ!

小衣ママ「貴様がゴルゴムかっ!」

シャロ「ごむっ!?違いますー!あたしはシャーロック・シェリンフォードですー!」

小衣ママ(やっぱりこの子がっ!?)

シャロ「何かご用ですか?」

シャロ(この人だれなんでしょうか)

シャロ(あ、でもくるくる金髪が明智警視に似てますー、かわいいですー)

小衣ママ(この子が本当に小衣を…?信じられないわ)

小衣ママ(でも、この子と仲良くすれば小衣は帰ってくるのよね?)

小衣ママ(でも…家庭に入って十数年、今時の若い子の好みなんて分からないわ)

小衣ママ(よし、ちょっと聞いてみようかしら…)

小衣ママ「あの…シャーロックちゃん?」

シャロ「はいですー」

小衣「>>163とか、好き?」

シャーロック・ホームズの冒険

小衣ママ「貴様がゴルゴムかっ!」

シャロ「ごむっ!?違いますー!あたしはシャーロック・シェリンフォードですー!」

小衣ママ(やっぱりこの子がっ!?)

シャロ「何かご用ですか?」

シャロ(この人だれなんでしょうか)

シャロ(あ、でもくるくる金髪が明智警視に似てますー、かわいいですー)

小衣ママ(この子が本当に小衣を…?信じられないわ)

小衣ママ(でも、この子と仲良くすれば小衣は帰ってくるのよね?)

小衣ママ(でも…家庭に入って十数年、今時の若い子の好みなんて分からないわ)

小衣ママ(よし、ちょっと聞いてみようかしら…)

小衣ママ「あの…シャーロックちゃん?」

シャロ「はいですー」

小衣ママ「>>163とか、好き?」

小衣ママ「シャーロック・ホームズの冒険とか好き?」サッ

シャロ(あれは…!おじいちゃんの本!!)

シャロ「わーい!大好きですー!!読ませてくださーい!!」バッ

小衣ママ「え、えぇ!いいわよ!」

シャロ「あたし『赤毛組合』のお話が大好きなんですー!」

小衣ママ「私は『唇の捩れた男が』…」

シャロ「『根性の捩れた女』?」

小衣ママ「うちの娘の話はしてないわ?」

小衣ママ(こんな小さな子がシャーロキアンだなんて意外だけど…うまく話があったわ!)

小衣ママ(この調子ならすぐに仲良くなれそうね)

シャロ「あれ?『最後の事件』は載ってないんですね」ペラペラ

小衣ママ「あぁ…『最後の事件』は『シャーロック・ホームズの思い出』のほうに収録されてるから…」

小衣ママ「うちにあるわ、よかったら読みにいらっしゃい?」

シャロ「やったー!」

ヨコハマ市街
 明智さんち

小衣「ただいまー」ガチャッ

小衣「…あれ、誰もいないのかしら」

小衣(でも奥の部屋に灯りついてるし…)スタスタ

小衣「ママー?」ガチャッ

シャロ「やっぱりおじいちゃんはかっこいいです!!」

小衣ママ「このクールなところがいいのよねぇ…」

シャロ「あたしもこんなふうになりたいですー」

小衣ママ「シャーロックちゃんがホームズのお孫さんだなんて…羨ましいわ」

小衣(ママと…シャーロック!?)ゲッ

小衣(なんでシャーロックがうちにいんのよ!?っていうかなんか仲良さげだし…)

シャロ「あ、明智警視!!おかえりなさい!」

小衣ママ「あらおかえり小衣……警視だったの?」

小衣「>>175

>>174

小衣「何のつもり!?こんなところまで来て!」

シャロ「わっ」ビクッ

小衣ママ「え…小衣?」

小衣ママ「なに言ってるの、シャーロックちゃん…あなたのお友達でしょう?」

小衣「………」

小衣ママ「小衣を誘拐した!なんて手紙が来た時はびっくりしたけど…」

小衣ママ「話してみたらいい子じゃない、ママ安心したわ」

シャロ「警視のママ大好きですー」

小衣ママ「ほら、すっかり仲良くなっちゃった」

小衣「友達を悪くいっちゃいけないわ、ほらシャーロックちゃんに謝って…」

小衣「……そいつがシャーロック?」

小衣「いい加減正体みせなさいよシャーロック!…いや、怪盗アルセーヌ!!」

シャロ「>>186

え……頭大丈夫ですか?明智巡査

シャロ「え……頭大丈夫ですか?明智巡査」

小衣「いきなり一番下まで落っこちた!?」ガーン

小衣ママ「こら小衣巡査、変な事を言うんじゃありません」

小衣「い、いや!アルセーヌに違いないわ!!間違いない!!」バッ

シャロ「あたしはアルセーヌじゃないですー、正真正銘本物のシャーロック・シェリン…」

小衣「必殺!口封じ!!」バッ

シャロ「むぐう!?」

小衣「あんたは絶対アルセーヌ!絶対多分きっとおそらく!」

小衣「小衣の部屋で取り調べるわ!ママは危ないから小衣の部屋に近づかないように!」ズルズル

シャロ「むぐぐー!!」

小衣ママ「え、えぇ…」



小衣「ったく!なんであんたが小衣のうちに…!」

小衣「…で、何の用?何しに来たのよ?」

シャロ「>>195

>>192

シャロ「お泊りにきました!」

小衣「はぁ?」

シャロ「いやぁ最初はお手紙を渡そうと思ってきたんですけど…」

小衣「ふーん…じゃあ手紙受け取ってあげるから、さっさと帰れ」

シャロ「いや、お手紙はもう無いんですー」

小衣「意味わかんないんだけど」

シャロ「あたしも意味わかんないうちに警視のママと仲良くなってました」

小衣「それが一番意味わかんないんだけど」

シャロ「で…警視のママと遊んでたらこんな時間に…学院の門が閉まる時間過ぎちゃったんですー」

シャロ「だから泊めてください!」

小衣「それも意味わかんないんだけど、小衣が泊めてあげる義理なんてないし」

シャロ「そんなぁ…お願いしますー」

小衣「>>203

床で寝るなら泊めてあげてもいいわ

小衣「…床で寝るなら泊めてあげてもいいわ」

シャロ「やったー!!」

小衣「いいの!?」

シャロ「屋根裏部屋のベッドより床のじゅうたんのほうがマシですー」

シャロ「それによくネロに蹴られて床で寝てるから慣れてます」

小衣(シャーロックっ…!不憫な子…!!)

小衣「ってわけで、今日シャーロック泊めるから」

小衣ママ「いいけど…シャーロックちゃんが怪盗アルセーヌかどうかって件はどうなったの?小衣巡査」

小衣「え?ちょっと何言ってるか分からないし巡査でもない」

シャロ(警視でもないですー)

小衣ママ「よし、じゃあお客さんにはおいしい料理をごちそうしなきゃね!」

シャロ「楽しみですー!」

小衣「お茶づけでいいわよお茶づけで」

小衣ママ「シャーロックちゃん、なに食べたい?」

シャロ「じゃあ…>>211がいいですー」

フォアグラのソテー トリュフ添え

シャロ「フォアグラソテーのトリュフ添えがいいですー」

小衣「は?そんなものうちにあるわけ…」

小衣ママ「がってんしょうーち」

小衣「あるの!?」

小衣ママ「あるに決まってんだろ!私を誰だと思っていやがる!!」

シャロ「姉貴!」

小衣「はぁ…もうツッコむのもめんどくさいわ」



小衣ママ「小衣ー、シャーロックちゃーん、ごはんよー」

シャロ「わーい、おいしそうですー」

小衣ママ「うふふ、おかわりもあるからいっぱい食べてね?」

小衣(我が家にはガチョウの肝臓の備蓄があるの…?)

小衣ママ「二人共、ご飯食べ終わったらどうするの?」

シャロ「>>220

明智巡査といっしょにお風呂

シャロ「明智巡査と一緒にお風呂の予定です!」

小衣「はぁ!?っていうか巡査じゃないし!!」

シャロ(警視でもないですー)

小衣ママ「じゃあお風呂沸かしておくわね?」スタスタ

シャロ「お願いしますー」

小衣「…言っとくけど一緒に入ったりなんてしないからね」

シャロ「またまたぁ、恥ずかしがらないでくださいーあたしと警視の仲じゃないですか」

小衣「いつ仲良くなったのよ!?あんたが一方的に押しかけてきてるだけじゃない!」

シャロ「…明智警視はあたしと仲良くしたくないんですか?」

小衣「うん」

シャロ「ひ、ひどい…!」ガーン

シャロ「…明智警視はあたしのこと、嫌いなんですか…?」

小衣「>>232

まぁな

小衣「まぁな」モグモグ

シャロ「……………っ」

小衣「………」モグモグ

シャロ「…そう、ですか」

小衣「………」モグモグ

シャロ「………」

小衣ママ「小衣ー?シャーロックちゃん、うちのお風呂なんて入った事ないんだからちゃんと一緒に入って教えてあげるのよー」スタスタ

小衣「わかってるわよー!ったく」モグモグ

シャロ「…ごちそうさまでした」スッ

小衣ママ「あら、シャーロックちゃんもういいの?」

シャロ「はい…」

小衣「ふぅ…ごちそうさま」

小衣「シャーロック、風呂いくわよ」

シャロ「…………」

明智さんち
 バスルーム

小衣「ふぅー…今日は疲れたわー」カポーン

シャロ「…………」カポーン

小衣「それもこれもあんたが仕事中に押しかけてくるからだからね、分かってる?」

シャロ「…ごめんなさい」

小衣「…なによ、元気ないじゃない」

シャロ「あたし…今までココロちゃんに迷惑ばっかりかけてきたんですね」

シャロ「そんな事も気づかないで…あたし、ばかでした」グスッ

シャロ「ごめんなさいココロちゃん…もうお仕事の邪魔なんてしません」メソメソ

シャロ「だから、だから…っ」

シャロ「あたしのこと、嫌いにならないで…!」

小衣「…………」

シャロ「うぅ…!」グスッ

小衣「>>245

ほんとに嫌いだったらとっくに追い出してるわよ

小衣「ほんとに嫌いだったら、とっくに追い出してるわよ」

シャロ「…………」グスッ

小衣「ほら、泣かないの」ナデナデ

シャロ「……はい」

小衣「ったく、小衣より年上のくせにめそめそ泣いて…」

小衣「あんたのそういうとこ嫌いだわ」

シャロ「えへへ…ごめんなさい、ココロちゃん」ニコッ

小衣「すぐ謝るとこも嫌い」

シャロ「ごめんなさ…おっと」

小衣「あと、ココロちゃんって呼ぶとこも嫌いー!!」バシッ

シャロ「あうぅ…!」



小衣ママ「あの二人、本当に仲がいいのね」クスクス

     (;´Д`)   ハァハァ
   _(ヽηノ_
     ヽ ヽ

小衣「さて、明日も早いし寝ますか…」

シャロ「えっ、まだ九時ですよ?」

小衣「小衣、夜は八時間以上寝ないと起きれないタイプだから」

シャロ「あたしは六時間以下でも大丈夫なタイプですー」

小衣「そう、おやすみ」ドサッ

シャロ「って本当に寝ちゃうんですか?まくら投げとかしましょー!」

小衣「シャーロック」

シャロ「はい」

小衣「廊下で寝る?」

シャロ「お休みなさい警視!!」ビシッ

小衣「はい、おやすみ」

小衣「……………」

シャロ「…………」

シャロ「警視…もう寝ちゃいましたか?」

小衣「>>260

何よ

小衣「なによ」

シャロ「あの…もうちょっとだけ、お喋りしたいなって」

小衣「…………」

小衣「…………三十分だけだから」

シャロ「ありがとうございます警視!」

小衣「…いつまで警視って呼ぶの?」ムクッ

シャロ「え、だって警視が呼べって言ったから…」

小衣「真面目か」ペシッ

シャロ「あいたっ」

小衣「別に、おふざけだし警視なんて呼ばなくていいわよもう」

シャロ「じゃあなんて呼べばいいんですかー」

小衣「………>>268

小衣

小衣「…………こ、小衣」

シャロ「…こころ?」

小衣「『ちゃん』なんてつけないで、普通に呼びなさいよ」

小衣「『ココロちゃん』って、子供扱いされてるみたいでなんか嫌」

シャロ「分かりました!じゃあこれから小衣って呼びます!」

小衣「うん」

シャロ「…小衣」

小衣「なによ」

シャロ「小衣、小衣っ!えへへ、なんでもないですー」

小衣「人の名前で遊ばないでよ!」

シャロ「だってなんだか嬉しくて…!つい呼んじゃうんですー」ニヤニヤ

シャロ「『こころ』って、綺麗な響きですよね」

小衣「キモッ」

シャロ「……小衣も、あたしのことシャロって呼んでくれませんか?」

小衣「………>>278

バカシャロ

小衣「………調子に乗らないでよ、バカシャロ」

シャロ「えへへ、ごめんなさい」

小衣「すぐ謝るなってば」

小衣「ふぅ…本当にもう寝るからね」

小衣「警察官が遅刻なんて大問題だし」

シャロ「はい、おやすみなさい小衣」

小衣「……おやすみ、シャロ」



シャロ(次の日、朝起きたら小衣ちゃんはもう起きてました)

シャロ(警察官の朝って早いんですね)

シャロ(その後、二人で一緒にココロちゃんのママの朝ごはんを頂いて、あたしは学院に帰りました)

シャロ(ココロちゃんは、あの夜の事は無かったみたいに振る舞って)

シャロ(あたしの事を『シャーロック』って呼んで)

シャロ(あたしは『ココロちゃん』ってよんで、頭をひっぱたかれる)

シャロ(そんな毎日に戻ったんです)

シャロ(でも……)


ヨコハマ警察
 G4執務室

シャロ「ココロちゃん事件ですー!!」ガチャッ

小衣「ココロちゃん言うなー!!」ベシッ

シャロ「あうぅ…!」

小衣「で、なによ」

シャロ「怪盗が出ました!G4のみなさんも一緒に行きましょー!…って、ココロちゃんだけですか?」

小衣「他のやつらはパトロール中、とっくに現場向かってるわよ!」スタッ

小衣「ほらもたもたしない!行くわよシャロ!」

シャロ「はい!行きましょう小衣!!」



シャロ(二人っきりの時だけは、小衣って呼ばせてくれるんですー!!)


おしまい

おしまい

                    ト、__   __ノヽ
                  _..ゞ--― `-´-- .    }
                  ,   チ: : : : : : : : : : : : : :ヽ<
             / /: : : : : : : : : : : : : : : : : \\

             /  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ \
           /   ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/\=.ヽ
             / / i: : : : : : : :_: :-: ―:-:- : : _ : /::::::ハ  〉ー 、
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          乂/ /: : : : :_;斗孑 T  ̄| 下} ̄く― '::::!|::\/!
.            `Y´ >イ|´ ヒノ ,乂八  | lノ  |\:::::八::::::::;ゝ
.          ,  ´| ./  N /二ミヾ \! 彡二ミヽ ト'  | ̄ \
          Y / |∧  { 《 fci::。iハ      {ci::。i::} 》| リ|\ ハ
.         ,′{   弋 .八 弋::::: c|    弋::::::ツ ノイ|ノ  }  }
        i 爪     | \ゝ'つ¨¨´///////`¨⊂゙ ハ |     爪.リ
         八 ! ヽ、__|  八              ,.イ  |___ノノ / 終わっちゃ嫌ですぅ・・・
           ヽ.._`ミ |  |> .  ‐-   . イ: :|:  !___. イ
.               ̄∧  |: : {  `T冖T´   }: :.| ∧
              /: :ヘ  |: : :〉  弋:::リ   イ: : リ/ ∧
                /: : : :ヘ八: :.{___/小\__人彡': : :.∧
            ∧: : : : : ヽミ └-、 / | | r―┘ : : : / .〉
.             _入\ : : : : : : : : Ⅳ /0レ' : : :: : : :/,∠_
         rー(フ´: : :.\二二二二__| :十 :ヒ二二二,イ: : : `く\
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