代行
ID:m6XldWnM0
代行本当にありがとうございます
お風呂入ってたせいでおくれました
今から書きます
―まどかの家
まどか(ほむらちゃん可愛いな…)
まどか(いつものキリッとした顔も、たまに見せる笑顔も)
まどか(どんな表情しててもウェヒヒヒヒだよ)
まどか(たまには困った顔も見てみたいなぁ)
まどか(そうだ、しばらくの間ほむらちゃんを無視しちゃえば…)
まどか(わたしに急に無視されて「何かしたかしら…?」ってあたふたするほむらちゃん…)
まどか(わたしに嫌われたんじゃないかと悩むほむらちゃん…)
まどか(ウェヒヒヒヒ!早く見てみたいな)
―ほむらの家
ほむら(まどか可愛いわ)
ほむら(いつもの優しい笑顔も、魔法少女になったときの凛々しい顔も)
ほむら(どんな表情していてもまどっちまどまどね)
ほむら(たまには困った顔も見てみたいわね)
ほむら(そうだわ、しばらくの間まどかを無視してみましょう)
ほむら(私に突然無視されて「何かしたかな…?」と自分を責めだしてしまうまどか…)
ほむら(私に嫌われたんじゃないかと涙目になるまどか…)
ほむら(ああ、明日が待ち遠しいわ)
―通学路
まどか(あっ、さやかちゃんと仁美ちゃんだ)
まどか(ほむらちゃんはまだ来てないみたい)
まどか「おっはようー」タッタッタ
さやか「おはようーまどか」
仁美「おはようございます、まどかさん」
ほむら(まどか達だわ…早速作戦実行よ!)ホムッ
ほむら「おはよう、美樹さん、志筑さん」
まどか(ほむらちゃん、来た!)
さやか「おはようー転校生」
仁美「おはようございます、暁美さん。いつも本当に早起きですのね。遅刻しそうになった事とか、ありませんの?」
ほむら「ええ、目覚ましを変えてからは、一度も」
ほむら(おっきろー☆最高ね)
まどか「…」
まどか(え…?どうして私にだけ挨拶してくれないの…)
ほむら(ふふ、さっそく困ってる……)
まどか(うぅ…)
まどか「さ、さやかちゃん、仁美ちゃん、行こう?」
さやか「?う、うん」
仁美「はい、行きましょう」
ほむら「…」
ほむら(あれ…?今私の名前だけ…)
ほむら(…もしかして今挨拶しなかったせいで…?)
ほむら(…まずいわ…一度作戦を中止した方が良いかしら)
ほむら(まどかに本当に嫌われたりしたら私は……)
ほむら「…そういえばまどか、数学の宿題はやってきたかしら」
まどか(やった…ほむらちゃんから話しかけてきてくれた)パアァ
まどか(…で、でも、返事をしちゃダメなんだから…!)
まどか「…」
さやか「えー?今日宿題なんて出てたっけ?」
さやか「…っていうか、数学の授業あったっけ?」
仁美「さやかさん…宿題どころか授業があったことすら忘れていたんですの?」
まどか「もーさやかちゃんったら」
さやか「ごめーん、仁美、また写させて~」
仁美「駄目ですわ。今日という今日はご自分でやっていただかないと」
ほむら「…」
ほむら(これじゃ駄目…なら…)
ほむら「まどか、あなたが欲しがっていた氷川ひろしのアルバムなんだけど、これで間違いなかったかしら」サッ
まどか「ッ……!」
まどか「……」
まどか(………ふぅ……危うくひろしじゃなくてきよしだよ!って突っ込むところだったよ!)
まどか(絶対わざと間違えたでしょ、卑怯だよほむらちゃん…)
まどか(氷川きよしさんのアルバム……受け取りたいけど、今は我慢しなきゃ…)
まどか「…ねぇ仁美ちゃん、今日美術の授業ってあったっけ?」
仁美「美術…ですか?それなら、お昼のあとにありましたかと…」
まどか「そっか!ありがとう。わたし美術の授業は好きなんだぁ」
ほむら「………」
ほむら(き、きよしで駄目だって言うの…?)ガーン
ほむら(そんな………)
ほむら(ま、まどかぁ……)ブワッ
まどか(ほむらちゃん、今はどんな顔をしてるかな…)チラ…
まどか(わぁ…今にも泣きそうな目でこっち見てる…可愛いなぁ…)
まどか(もっと見たくなっちゃった)ウェヒヒヒ
―教室
さやか「まどかー、仁美ー、お昼食べに行こー!」
まどか「あっ、さやかちゃん。今準備するね」ガサゴソ
ほむら(落ち着いて、冷静に考えるのよ、暁美ほむら)
ほむら(朝のまどかの様子がおかしかったのは、きっと私が挨拶をしなかったせいではない)
ほむら(あの子はそれぐらいのことを根に持ったりする子ではないわ)
ほむら(…でも、無視されるようなことをした覚えなんて全くないし…)
ほむら(昨日だって、また明日ね、っていつもみたいに笑いあって…)
ほむら(…分からない…どういうことなのかしら)
ほむら(まあ、いいわ)
ほむら(とりあえず作戦再開して、まどかの動向や、シカトの原因を探りましょう)
まどか「お待たせー、さ、行こう?」
仁美「あら?まどかさん、今日は暁美さんを誘いませんの?」
まどか「え?あ…えっと」
まどか(一緒にご飯食べたいけど、わたしから誘うわけには…)
さやか「あ、そういえば転校生も最近いつも一緒に食べてたもんね。あたし、誘ってくるわ」
まどか(さやかちゃんナイスだよ!)
まどか「さやかちゃん、ありがとう。わたし達は先に屋上行ってるね」
―廊下
仁美「まどかさん、暁美さんと何かありましたの?」
仁美「あんなに仲が良かったのに、なんだか今日は口を利きたがらないように見えますけど…」
まどか「うん。ちょっとあってね…喧嘩とかじゃないんだけど」
仁美「そうですの…何があったのかは分かりませんが、私で力になれることがありましたら、いつでも言って下さいね」
まどか「ありがとう、仁美ちゃん」
まどか(仁美ちゃんを心配させちゃって、なんだか罪悪感を感じちゃうな…)
まどか(…でも、もう少し困ったほむらちゃんを見ないと、気が済まないの)
まどか(もうちょっと……もうちょっとだけ……)
―屋上
さやか「二人ともーお待たせー」
ほむら「待たせたわね」
まどか「あ、さやかちゃん。こっちだよ」
ほむら「…」
ほむら(それにしても、いつになったら話しかけてきてくれるのかしら)
ほむら(まどかの方から話しかけてきてくれないと、無視できないのだけど)
さやか「まどかのお弁当は相変わらずおいしそうだなー」
さやか「一口、もらうよ」パク
まどか「あぁ!それは最後に食べようと思ってたのに……ひどいよ、さやかちゃん」
さやか「いやーごめんごめん、おいしそうだったからつい」
ほむら(うらやましいわ…)
ほむら(!待って……これよ!)
ほむら「…」ヒョイッ パクッ
まどか「あっ!」
ほむら「…」モグモグ
ほむら(やっと「あっ!」って話しかけてくれた…)
まどか「……!」
まどか(今までほむらちゃんが、わたしのお弁当を勝手に食べた事なんて一度も無かったのに…)
まどか(もしかして、わたしがほむらちゃんのこと無視しすぎたから怒っちゃったのかな…)
まどか(ど、どうしよう…)
まどか(本当はもう少し見ていたかったけど、もうそんな事は言っていられない…)
まどか(ほむらちゃんに本当に嫌われたらわたし…)
まどか「も、もう~ほむらちゃんまでひどいよぉ」
ほむら(あれ?普通に話しかけてくれる)
ほむら(いままで無視されてると思っていたけど私の勘違いだったのかしら)
ほむら「…」
まどか「ほ、ほむらちゃん…?」
まどか(ほむらちゃん、何も言ってくれないよ…)
まどか(どうしよう…わたしのせいだ)
ほむら「…」チラ
まどか「ぅ…」ウルウル
ほむら(そうよ…これよ…!)
ほむら(今にも泣きそうなまどかの顔……本当にグッと来るわ…)
ほむら(思えば、朝からずっとお預けだったもの……心ゆくまで堪能しなきゃ)ハァハァ
さやか「・・・ねぇ、仁美、あの二人何かあったの?」ボソ
仁美「えぇ…喧嘩とかではないってまどかさんは言ってましたけど」ボソ
仁美「ひとまず、見守っていましょう。きっと、助けが必要になったらまどかさんの方から言ってくると思いますから」ボソ
さやか「う~ん…まぁ、二人の問題っぽいし、あたしも今は口出ししないでおくよ…」ボソ
予想以上に面白い
―美術室
まどか(はぁー…楽しみだった美術の授業も、気が重いや…)
先生「今日は木の板を彫刻刀で彫って額縁を作る作業の続きをします」
先生「デザインは各自前回の授業で決定したと思いますので今日は彫る作業になります」
先生「彫刻刀で怪我をしないように気を付けて、もし怪我をしてしまったらすぐ先生に報告してください」
先生「席は自由にしてもらって構いません。では、作業を始めてください」
ワイワイガヤガヤ
まどか(今日は席、自由にしていいんだ…)
まどか(なら、ほむらちゃんと何とか話さないと…)トコトコ
まどか「ほむらちゃん、隣、いいかな」
ほむら「…」
まどか「…」
ほむら「…」
ほむら(さすがに完全無視って言うのは酷いわよね…)
ほむら(どうしようもないときは…これで)サッ
まどか(手のひらを出した…?)
まどか(そっか、どうぞって意味なんだね)
まどか「じ、じゃあ座るね…」
まどか「…」
まどか(…そんなに私と話したくないんだ、ほむらちゃん)
ほむら「…」
ほむら(私に嫌われたんじゃないかと気まずそうにしてる表情、仕草、そして震えた声…)
ほむら(たまらない…!体の中から何かこう、いろんなものが溢れそうになるわ)
まどか「…」サクッサクッ
ほむら「…」サクッサクッ
まどか「ほ、ほむらちゃん、器用だね……わたし、力加減が難しくてあんまり上手く彫れないや、あはは…」
ほむら「…」サクッサクッ
まどか(めげちゃダメ…)
まどか「わたし、デザインは一生懸命考えて、凝ったものにしたつもりなんだけど…上手く彫れなきゃ意味ないよね」サクッ…
ほむら「…」サクッサクッ
まどか「ほむらちゃんみたいに、シンプルなデザインにした方が良かったかも。そのほうが彫りやすかっただろうし…」サクッ…
ほむら「…」パッパッパッ
まどか「それに、なんだかカッコいい感じがするし。わたしのはなんだか…子供っぽくて」パッパッ
ほむら「………」サクッ
ほむら(そんなことないのに……)
ほむら(まどかが考えたデザインにはそれにしかない良さがちゃんとあるわ)
ほむら(可愛らしくて素敵だから、自信を持って、きちんと完成させてほしい…)
ほむら(ああ、もう…励ましてあげたい)
ほむら「…」ムズムズ
まどか(ほむらちゃん、なんだか難しい顔してるよ…)
まどか「ごめんね、作業中に話しかけちゃ迷惑だったよね…」
―教室
さやか「はぁ~…やっと授業終わった……帰ろう、まどか」
まどか「…あ、うん…仁美ちゃんは?」
さやか「仁美はピアノのレッスンがあるから先に帰るってさ」
まどか「そうなんだ……あっ、ちょっと待っててね、さやかちゃん」トコトコ
まどか「あ、あの、ほむらちゃん、一緒に帰ろう…?」
ほむら「…」
ほむら(いい表情よ、まどか…)ウットリ
ほむら(もう少し、もう少しだけ見させて)
まどか「…」
まどか(ほむらちゃぁん……)
まどか「うぅ…」グスッ
まどか「……!」ダッ
ほむら「あ…」
さやか「ま、まどか!?待ってよ!」
ほむら(やりすぎてしまったかしら…?)
ほむら(泣き顔や泣き声も可愛いけれど、さすがに泣かせるのは抵抗があるわ)オロオロ
ほむら(フォローをした方がいいわね……)
さやか「ちょっと転校生!どういうつもりだよ!」
ほむら「ごめんなさい、事情を説明している暇は無いけど……美樹さん、頼みがあるわ」
ほむら「まどかに、私は別にまどかのことを嫌いになったわけじゃない、と伝えて」
さやか「え・・・?う、うん、分かった」ダッ
ほむら「ありがとう、頼んだわ」
ほむら「…」
ほむら(これでひとまず大丈夫ね…)
ほむら(今日は良いものが見られたわ)
ほむら(ふふ…)
ほむら(…)
ほむら(とは言っても、まどかと話せないのって結構辛いわね…)
ほむら(もう十分堪能したし…明日、今日の事を謝って、また仲良くお話しましょう)
―通学路
さやか「まどか!待ってよ!」タッタッタ
まどか「…さやかちゃん……ごめんね、勝手に飛び出しちゃって」
さやか「いや、それはいいんだけどさ…転校生と何かあったの?」
まどか「…あのね」
まどか「わたし…ほむらちゃんの困った顔が見たくて、ほむらちゃんのこと無視してたの」
まどか「そしたら、わたしがやりすぎちゃったせいで…ほむらちゃん怒っちゃって」
まどか「今度はほむらちゃんの方が口を利いてくれなくなっちゃったの……」ウルウル
さやか「そ、そんなことがあったんだ……」
まどか「……うぅ…ヒック…」ポロポロ
さやか「…まどか、泣かないで。転校生、言ってたよ」
まどか「…な、何て?」グスッ
さやか「私は別にまどかのことを嫌いになったわけじゃないってさ。だから、転校生は怒ったりしてないよ」
まどか「そ、そうなの?で、でもさっきだって一緒に帰ろうって言っても返事してくれなくて…」
さやか「うーん、でも転校生、まどかが飛び出してったあと、取り乱してる様子だったよ。怒っているようには見えなかったけど」
まどか「……そ、そっか…怒ってるわけじゃないんだ……」
さやか「明日の朝、転校生と二人で話をしてみなよ。あたしと仁美は別の道から学校行くからさ」
まどか「うん・・・ありがとう、さやかちゃん。わたし、ちゃんとほむらちゃんに謝るよ」
―ほむらの家
ほむら(今日は久しぶりに困りまどかと泣きまどかを見られた貴重な日だったわ)
ほむら(…とはいえ、最後のはやりすぎた……今になって思うけど、あれは返事したほうが良かった)
ほむら(私がまどかのことを嫌ってるわけじゃない事は美樹さやかを通じて聞いたと思うから)
ほむら(その点に関しては心配要らないけど、まどかの方は私に対して怒っているかもしれないわね)
ほむら(明日、きちんと誠意をこめて謝りましょう)
―まどかの家
まどか(はぁ……わたしが変な事考えたせいでややこしい事になっちゃった)
まどか(ただ可愛いほむらちゃんを見たいって思ってやっただけだったのにこんなことになるなんて…)
まどか(……そういえば、今日はほむらちゃんとろくにお喋りしてないや…)
まどか(明日、ちゃんと謝って許してもらって…今日話せなかった分もいっぱいお喋りしたいな…)
―通学路
まどか(ほむらちゃん……許してもらえるかな…)
ほむら「ん?」トコトコ
ほむら(あれ…まどかしかいない)
ほむら(あの二人はまだ来てないのかしら)キョロキョロ
まどか「あっ…」
まどか「お、おはよう…ほむらちゃん」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか(あ……やっと…話してくれた……)ジワッ
まどか(は、早く謝らなきゃ…)
ほむら「昨日は無視なんてしてごめんなさい、まどか」
まどか「え……?」
ほむら「まどかの困った顔が見たくなって…意地悪をしてしまって」
ほむら「本当に悪かったわ」
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「…今日からはまた今まで通り仲良くしてほしい」
まどか「そっかぁ……ほむらちゃんも私と同じだったんだね…」ウェヒヒヒ
ほむら「…どういうこと?」
まどか「わたしもほむらちゃんと同じこと考えて、同じことをしてたの」
まどか「困ってるほむらちゃんが見たくて、それでしばらくの間無視してみよう…って思いついて」
まどか「昨日の朝からずっとほむらちゃんの事を無視して」
まどか「でも、お昼になったらほむらちゃんの様子が変だったから、もう無視するのはやめようって思ったんだけど」
まどか「今度はほむらちゃんの方がわたしと話してくれなくなっちゃったから」
まどか「わたしが変なことしたせいでほむらちゃんを怒らせちゃったんだ……ってずっと後悔してたんだ」
ほむら「そうだったの……まどかが氷川きよしに反応しないなんてどういうことなのかと思っていたけど…」
ほむら「まさか私と同じことを考えていたなんてね」
ほむら「まどかに嫌われたんじゃないかと、本気で焦ったわ」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん…」
ほむら「いいのよ、お互い様だから」
ほむら「それより私の方は……ついやりすぎて、まどかを泣かせる羽目になって…」
ほむら「いたずらにしても度を越えていたわ」
まどか「ううん、もう気にしてないよ」
まどか「それに、ほむらちゃんはわたしと同じことを考えて、困ってるわたしが見たいって思ってくれたんでしょ?」
まどか「今ではむしろその事のほうが嬉しいよ」ウェヒヒヒ
ほむら「…!」
ほむら(…やっぱりまどかには、笑顔が一番似合っているわ)
ほむら「…そうね、私も嬉しいわ」フフッ
まどか「…!」
まどか(やっぱりほむらちゃんは、笑顔が一番素敵だよ!)
まどか「…ほむらちゃんと仲直りできて良かった」
ほむら「私もよ、まどか……」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「まどか……」
まどか「…さ、学校行こう!」
ほむら「…ええ」
終わり
もっとまどまどほむほむしたかったんだけど短くなってしまった
上手く仲直りできずにこじれる展開にして引き伸ばそうかとも思ったけど何かグダグダになりそうだったし、
書いてるうちに仲直りできない展開とか想像できなくなってたのでここで終わります
乙乙
良いまどほむだった
えっ
ごめんなさい→ぶわわっ→セクロス
じゃないの?
>>89
黙りなさい、インキュベーター
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません