【咲】京太郎「なにをしよう」【安価】 (162)
・何番目か分かりませんが、このスレは【咲-Saki-】に出てくるキャラクター、須賀京太郎を主人公にしたSSです。
・初めて立てたスレ+初SSなので、至らない所があると思います。その際には指摘して下さると助かります。
・キャラ崩壊に過去捏造なので、注意してください。
・遅筆なので、更新速度が遅め。細々とやっていきたいと思います。
・また、時間軸が中学生時代、でオリキャラも多めになります。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1353167250
まずは、ステータスについて説明します。
・ステータスについて
日常の生活の中で、いろいろなステータスが出てきますが、基本的なものは以下の通りです
・体力
自由時間(休み時間や放課後など)に行動できる回数に関係しています。
また、体力を多く消費して中〜上級トレーニングを行うことができます。
・集中力
現在行っている作業・出来事を効率的に行うのに必要になります。
成功・大成功のコンマ幅を広げることができます。
・記憶力
会話の中で出てきた話題や情報を一時的にストックできる数に関係しています。
保存数を超えると、ストック内のどれかを消さなければなりません。
ストックしたものは、1日の終わりにメモ帳へ記録する事ができます。
・話術
キャラクター達と会話していく中で、相手の趣味や話題・情報などを引き出す時に必要になります。
また、好感度を上げる際に+補正がなされます。
・雀力
麻雀部に入部するか麻雀を教わると追加されます。
数値が高いほど、+補正がなされます。
・向上心
失敗や成功を経験することでポイントが溜まっていき、上限に達すると、体力・集中力・雀力のどれかの数値を上げることができます。
・知識
知らないことを学んでいくことでポイントが溜まっていき、上限に達すると、記憶力・話術・雀力のどれかの数値を上げることができます。
・称号
須賀京太郎が体験したことや、人の繋がりにより、称号を得ることがあります。
それらは、ステータスや好感度を上げる際に+か−補正を行います。
以上が今決まっているステータスです。
次に好感度について説明します。
・好感度について
会話やイベントを行うことでポイントが溜まり、一定数までいくとレベルが上がります。
レベルは1〜20まで。
レベル9・14に行くと、好感度は友情度と愛情度に別れ、レベル11・16になると、また好感度に戻ります。
レベル10で友情か愛情ルートのどちらに行くか仮決めし、レベル15で正式に決まります。
長くなりましたが、以上で説明を終わりにします。
なるべくキャラクターのイメージを損なわないよう気をつけていきたいと思います。
もう寝る時間なので、すみませんが本編は明日以降に書きたいと思います。
それでは。
少しだけですが、本編の冒頭部分を書きます。
六年間という長いようで短い年月を共に過ごしてきた学び舎を巣立ち、一区切りの節目を迎えた。
その事に、少しだけ大人へ近付いていたのだと幼心なりに実感していた。
まだ寒さの残る3月。近所に暮らしている遊び友達の提案で、みんなと一緒に勉強会を開くことになった。
遊んでいても問題なかった今までとは違い、中学生になればより多くのことを学ばなければならない。もし、勉強についていけなくなったらと思うと、背筋がゾッとする。
さらに、勉強以外にも部活や友達、そして進路のこともある。
まだ見ぬ将来に一抹の不安を抱くも、しかし、その未来像も漠然としていて、しっかりとしたイメージが作れないでいた。
「京太郎は、もう何部に入るか決めた?」
「まだ決めてないけど……、みんなはもう決めてるの?」
「私は吹奏楽部かな? 最近クラシックとかにハマってるんだ〜」
「オレは野球部だな。ガキの頃から甲子園に行くのが夢だったんだ!」
「わたしは帰宅部。お母さんが勉強しなさいってうるさいから、もし部活に入れても両立できそうにないし……」
みんなの迷いのない答え。
いつも遊んでいた、将来のことさえ忘れるくらい、みんなも遊ぶことに全力でいたと思っていた自分の考えとは裏腹に、みんなは既に目指すべき場所が決まっていた。
そのことに、胸の奥がチクリと痛んだ気がした。
「じゃあね京太郎、また明日!」
「うん、またね」
一通りの復習を終え、みんなと別れた後、なんとなく近くの公園へ向かった。
日は既に沈みかけていて、辺りは薄暗い。
「将来か……」
知らない間に呟かれていた言葉に力はなく、ただ余計に寂しさを募らせた。
やりたいことも特になく、目指したい目標もない。ただ深く考えずに生きてきた今までの自分。
何をやりたいのか。
何になりたいのか。
頭の中でぐるぐると同じような言葉が回り、気持ちだけが焦ってしまう。
そんな袋小路に迷いそうになった時、誰かに肩を叩かれた。
振り返ってみるとそこには……。
ということで、今日書き溜めていた部を消化しました。携帯で書くと、長いようで短いなぁ〜。
しばらくは、こんな感じでやっていくと思います。
今日はこれで終わりですが、最後に安価を。
・京太郎の肩を叩かれた人物は?
そのキャラが京太郎の幼なじみという設定になります。
・安価 ここから下の+3の方
出来れば長野勢以外の咲のキャラでお願いします。
3日立っても安価がとれない場合は、すみませんが自分の方で決めさせていただきます。
一応、物語は京太郎の中学一年生の一年間を目安にしてます。
その間に好感度が一定数に達したら、そのキャラのルートに入るという感じですかね。
ただ、選択肢によって、好感度に関係なくルートに入る場合があるので、その時はこちらからアナウンスします。
それでは、今日はお先に失礼します。
初めてなんで、こういう時の対応が分からないんですが、他の所だと安価下の穏乃になるんですかね?
それとも、あわあわと穏乃でまた安価した方が良いのかな?
ちょっと意見をお願いします。
1 安価下の穏乃
2 あわあわと穏乃で再安価
あと、1を選んだ人は、原作と同じように玄達とも幼なじみ、または知り合い程度の付き合いがあった方がいいですかね?
こちらは、1を選んだ人のみでお願いします
A 玄達とも幼なじみ
B 知り合い程度のお付き合い
C 全くの他人
また、幼なじみに選ばれると、次のような特典がつきます。
・好感度がレベル5の状態になる
(先の安価では穏乃の指定だったので、玄達も幼なじみな場合は、穏乃がレベル5、玄達はストーリー上に出てくる安価で決めます)
・休日に、長野以外の街に行く時、幼なじみのキャラがいる場所の体力消費量が始めから半分になる。
・幼なじみの家に、初めから泊まることができる。
以上が幼なじみの特典になります。
すみませんがお風呂に入ってきます。
安価を忘れてました。
ここから下 +3の多数決で決めます。
お風呂から戻ってきたら、ちょうど安価が決まったみたいですね。
とりあえず、幼なじみは安価下の穏乃。
そして、玄達も幼なじみという設定で話を進めますね。
出遅れたという意見とかもあるから、次回からは時間を指定してから安価を取った方がいいんですかね?
もしその方が良いなら次からはそのようなやり方でやりたいと思います。
今回は、自分でも安価の内容が見づらいかなぁっと思ったのと、初めての安価を頂いたということで、池田さんとあわあわの幼なじみの小ネタを書こうと思います。
今日はこれで失礼してしまいますので、投稿は明日以降になります。
皆さん、安価のご協力ありがとうございました。
それでは、お先に失礼します。
長い間、来れなくてすみませんでした。
ちょっと先週から風邪をこじらせて寝込んでいたので、なかなかこちらに報告にくることができませんでした。
一応、今日の夜に小ネタの方を書き込もうと思ってます。
あと、安価のことですが、投稿する時間を23時辺りからやるような形にしましたので、報告を。
それでは、また夜に来ますね。
今し方書き終えたので、一旦お風呂に入ってから投稿するのですが、なぜかあわあわの小ネタが咲ちゃんの小ネタに変わってしまった。
朝一であわあわのネタが思い浮かんだから書いてたのに、どうしてこうなった……。
すみませんが、あわあわの小ネタは明日、出来次第投稿します。
時間が残ってたら池田さんの小ネタも投稿する予定です。
では、ちょっとお風呂に入ってきます。
やっぱり、疲れた時に入るお風呂は気持ちいいね。
とりあえず、投稿しますね。……短いですが。
咲ちゃんの小ネタ
人は沢山の選択肢を選ばなければならない。
人生を大きく変えるものからほんの些細な小さなことまで、幅広い選択肢が目の前に広がっている。
みんないろいろと思考を巡らせては、それらの中でより良い方を選ぼうとする。
現に自分も、悩んだ末の決断だった。
しかし、いざ決断したとなると、やはりもう片方の方が良かったのではないかと思ってしまう。
人間の悲しい性というものか、選ばれなかった未来、もし〜とか、れば〜という、考えても仕方のないことがスッと頭に浮かんでしまうものだ。
だからこそ思ってしまう。ほんの些細でいて、けれど、意外と後をひくこと。
「あんまんより肉まんの方がよかったな……」
十二月に入れば、日の沈む時間も早まり、部活を終えた時にはすでに辺りは暗くなっている。
身を刺すような寒さに体を震わせ、少しでもそれから逃れるように、体を縮めながら歩く。
すると、
「京ちゃん、歩くの早いよ〜」
隣を歩いていた幼なじみーー宮永咲が、軽く息を弾ませながら自分の後を追いかけてきていた。
どうやら、知らぬ間に歩く速度が上がっていたらしい。
彼女の口元から一定のリズムを刻んで生まれてくる白い息が、宙を舞いながら消えていく。
それをぼんやりと眺めながら、咲がくるのを待った。
少しして隣にやってきた彼女は、軽く息を吐き出し、呼吸を整えた。
少し悪いことをしたかなぁっと思い、優しく頭を撫でてやると、少しくすぐったそうに首をすくめた。
「こりゃあ、今夜あたりに雪が降るかもな」
「山沿いは、もう雪が積もってるからねぇ」
咲の言葉に誘われるように、視線を遠くに向ける。今はもう暗闇に包まれて見えないが、朝に見た時は山がうっすらと雪化粧をしていた。
それを見て、今年も冬がやってきたかと実感させられた。
「ねぇ、京ちゃん」
ふと袖を引かれる感触が腕に伝わる。
見てみると、こちらを見上げてくる咲と視線がぶつかり、
「ちょっと歩き疲れちゃったからさ、あそこで少し休まない?」
にっこりと笑みを浮かべながら、彼女は淡い光を放っているコンビニを指差した。
「あんまん、美味しくなかったの?」
コンビニで買ったほかほかの肉まんに、悪戦苦闘していた咲が、なんとなく呟いた俺の言葉を聞き逃さず、ジッとこちらを見つめてきた。
「いや、不味くはないんだが……」
「だが?」
「こう……、ちょっと甘過ぎなんだよ」
「ふ〜ん……」
咲は何か考えるように呟くと、手に持っていた肉まんを一口、口に含んだ。思いのほか熱かったようで、涙目になりながら口元を抑えているのが小動物のようで可愛らしい。
「んん……じゃあさ、私のと交換しない?」
「交換?」
「そ、私の肉まんと京ちゃんのあんまんをこーかん」
そう言って差し出された肉まん。
すでに半分を消費されているそれは、咲が食べた痕跡を残している。
「いや、流石にまずいだろ」
「別に不味くなかったよ」
「そういう意味じゃねえよ」
彼女の中では、自分は異性とは認識されていないのか、はたまた、そんな些細なことを気にするような間柄ではないと思われているのか。
(今時の女子は、間接キスとか気にしてないのか?)
差し出された肉まん、そして彼女の顔へと視線を移す。何も言わないが、早くしてほしそうな表情をしている。
(これは指摘してやった方がいいか?)
彼女のことを思い、口を開こうとして、
(でも、指摘したら気持ち悪がられるか?)
今の様子では、やはりそういうことを意識していない感じだった。
もし、ここで指摘したら、そんなことを考えてるのっと引かれる可能性もある。
「むー……ほら、そっち頂戴!」
「あっ!」
反論する隙もなく、手にしていたあんまんを奪われ、変わりに目の前にあった肉まんがその場に収まった。
そして、あんまんはというと、
「あ〜……んっ」
既に咲が口をつけていた。
彼女の小さな口が、食べかけていた壁を崩していく。そして、身に詰まった餡を啜るように飲み込んでいく。
「うん、美味しい」
にこにこと食べ続ける姿に、なんとも言えない恥ずかしさがこみ上げてくる。顔を触ったら、やけどするぐらい赤くなってそうだ。
「京ちゃんも早く食べなよ」
ちらりと咲の様子を伺うと、赤い瞳がスッと細められた。その瞳はゆらゆらと揺れながら、淡い光を灯していた。
その光が、
ーーまるで、挑発的な光だった。
それを感じた瞬間、自分でも分からない衝動が体の中を駆け抜けていった。
手にしていた肉まんに視線を向ける。
彼女が食べかけた側面を目の前に据えた。中身の肉の部分が見える。
口の中に溜まっていたものをゴクリと飲み込み、意を決して、がぶりと食らいついた。
途端に、肉汁が舌の上に広がった。続いて食欲をそそる匂いが肺を満たしていく。
それらを何度も噛み砕き、嚥下させる。
何度も何度も、それを繰り返し、やがて、手にしていたものは全て胃の中に収まっていた。その時になってようやく、自分がしたことを冷静に見つめ直すことができた。
「京ちゃん、美味しかった?」
「咲……?」
咲は、嬉しそうな声色で話しかけてきた。頬を仄かに赤く染めあげ、笑みを浮かべながら近づいてくる。
その普段見たことのない、女の表情をした幼なじみは、やがて俺の手を取り、指を絡めてきた。
「私もね、いつもより美味しく感じられたよ?」
京ちゃんからもらったからかなっと、呟きを聞き、心臓が大きく飛び跳ねた。
「ねぇ、京ちゃん」
咲が見上げてくる。その赤い瞳に、自分の姿が写るほど近い。
「今日ね、お父さん、仕事で帰ってこないんだ」
彼女の桜色の唇が、小さく動く。
時折感じる吐息が、くすぐったい。
その後に続くであろう言葉が、なんとなく予想がついた。
「だから……」
ついた上で、彼女の言葉を遮ることができない。
それは、緊張しているからか、それとも、自分が望んでいるからか。
ぐちゃぐちゃになっている思考の中では、正しい判断がつかない。
けれど、
「これから、私の家にこない?」
その言葉だけは、ハッキリと聞こえた。
人は沢山の選択肢を選ばなければならない。
人生を大きく変えるものからほんの些細な小さなことまで、幅広い選択肢が目の前に広がっている。
みんなそれぞれ、いろいろと思考を巡らせては、それらの中でより良い方を選ぼうとする。
現に自分も、そうだ。
今までのような、ふざけあいながらも気を許せ合うことのできる幼なじみか。
それよりも、更に先に進んだ関係か。
期待の眼差しを向けてくる彼女に、俺は、静かに口を開いた。
肌寒い夜道の中、早く帰路に着こうと足早に進んでいく。
彼女の暖かく、小さな手を掴みながら。
以上で、咲ちゃんの小ネタを終わりにしますね。
ちょっとキャンペーンがブレた気がしますが、まあ、やっていきながら治せればいいかな〜。
すみませんが今日はもう寝ますね。
では、失礼しますね。
キャンペーンがブレたってなんや……キャラクターだよブレたのは……。
ダメだ、もう寝よう。
「京太郎、こんな所でなにしてるの?」
沈んだ気持ちでいる中、肩を叩いた張本人ーー高鴨穏乃が、自分の顔を覗き込むように立っていた。
「なんだ、穏乃か」
「なんだとはなんだ。しつれーな」
こちらの態度が気に入らなかったらしく、プンスカと頬を膨らせながら不機嫌そうに眉を寄せた。
「別に邪険にした訳じゃねーよ」
「じゃあ、どういう訳?」
「……ちょっと、考え事してただけ」
「ふ〜ん」
分かったのか分かってないのか、よく分からない返事をした穏乃は、ヒョイとベンチを飛び越え、自分の隣に座り込んだ。
「相変わらず身軽だな」
「まーねー」
得意げに笑う彼女だが、次の瞬間にはその笑みを潜め、こちらをジッと見つめてきた。
「それで、何か悩みでもあるの?」
ドキッと胸が大きく鳴った気がした。
「なんだよ、いきなり」
「別にいきなりじゃないでしょ」
「いや……だって、何を根拠に、おれが悩んでると思ったんだよ」
「そんなの、京太郎の顔を見れば分かるよ。柄にもなく哀愁漂う雰囲気を出してたもん」
「……悪かったな、似合わなくて」
自分でも、こんな風に考えるのは似合わないと思っている。しかし、それを他の人から指摘されたらやはり、良い気分ではない。
しかし、穏乃はこちらの気持ちを無視するように、ズイッと近づいて見つめてくる。
「で、どうなの。話す気になった?」
問い詰めるような視線、それを感じながら、自分は口を開いた。
1 ……分かった、話すよ。
2 ……別に、大したことじゃないし。
やばいやばい、お風呂の中で、気を失ってた……。
妹が来なかったら、溺れてる所だった。
来るのが遅くなり、すみません。小ネタの方なんですが、思ったより長くなりそうだったのと、いい加減、本編を進めないとと思ったので、小ネタは本編を書いてる間に書き貯めて、終わり次第投稿する形にしますね。
時間もあれなんで、とりあえず、今日は終わりにしますね。
即興で書ける人が羨ましいなぁ……。
安価
ここから+3の方
今日も、書いたものを投稿します。短いですが……。
とりあえず、安価1の続きからになります。
「……分かった、話すよ」
幼なじみという間柄、こちらがいくら誤魔化そうとしても、あの手この手で聞いてくるのは目に見えている。それならばいっそのこと、素直に話してしまった方が得策だろう。
それに、なんだかんだで心配してくれている穏乃の存在が、純粋に嬉しかったのも事実ではある。
さてっと一旦、ベンチの背もたれに体を預けて目を瞑る。頭の中にある様々な思いと経緯をしっかり整理しなければならない。
どうして、こんなにも悩んでいるのか。
何が原因なのか。
自分の思い当たる所を繋ぎ合わせ、ようやく、口を開いた。
「さっきまでさ、近所の友達と勉強会をしたんだよ」
「勉強会?」
「ああ……てか、穏乃にも昨日、声かけた筈だろ?」
「……そうだっけ?」
とぼけるように受け答えをする彼女を、まぁ、来ないのは分かってたがなと釘を刺してから、話を続ける。
「その時に、中学に入ったら部活は何にするかっていう流れになったんだ」
目を瞑っていても、あの時の風景が簡単に浮かんでくる。
「みんな、ちゃんと決めてたんだ。吹奏楽部とか野球部とか。あぁ、帰宅部もいたか。それにもちゃんとした理由があったんだけどな」
穏乃は何も言わず、ただ、ジッと自分の話を聞いている。それを横目で確認してから、話を続けた。
「そんな感じで、一人一人聞いていって、自分にも話が回ってきたんだ」
知らない間に、唾が口の中に溜まっていた。
それを無理やり飲み込む。すると、じんわりとした傷みが伝わった。
「その時さ、おれ、まだ決まってないって言ったんだ。みんなちゃんと言ったのに」
「京太郎……」
「別に、それが悪い訳じゃないけどさ。いや、ほんとはちゃんと決まってないといけないけど」
話していて、段々、胸が苦しくなってきた。せっかく頭で考えていた内容が、言葉に出来なくなってきている。
震えるそうになる声を落ち着かせようと、精一杯気丈に振る舞おうとしても、なかなか上手くいかない。
「なんだろう。それが分かった時、何だか一人取り残されたような気がしたんだ」
だからこそ、焦った。
だからこそ、不安になった。
一人、蚊帳の外にいるような錯覚が未だに残っている。
「……まぁ、こんな感じかな。どうだ、別に悩んでる訳じゃないだろ?」
そう言って、わざと笑ってみせる。上手くできていないだろうが構わなかった。
「ほら、もう暗いし帰ろうぜ。腹がへってしょうがない」
ベンチから立ち上がり、軽く背伸び。凝り固まっていた体が伸ばされていくのがよく分かる。
「ねぇ、京太郎」
「ん、なんだ?」
話を聞いていた穏乃は、勢いよく立ち上がると、自分の手を握ってきて、
「今日さ、京太郎の部屋で一緒に寝てもいいかな?」
そう、笑顔で言ってきた。
とまぁ、これだけなのが申し訳ない感じです……。
一応、この京太郎と穏乃の話が終わった後、玄達の好感度安価。で、その後に京太郎の基礎ステータス安価をする流れを予定してます。
本当は、さっさと中学生にする筈だったんですが、システムがちゃんと機能するかを確認したい為、もうしばらく、穏乃達と一緒にいます。……申し訳ない。
あと、これを書くのを忘れてました。
・原作ルート(雑用係の京太郎)が消滅します。
《ルートの条件》
・咲キャラの好感度解放が二人未満
・咲の好感度、友情ルートでレベル20に達する
・京太郎の基礎ステータスを一年間、レベル10以上に上げない
だったので、今回、玄達の好感度が解放される為、このルートが消滅します。
こんな感じに、アナウンスしていきますね。
それでは、今日はこれで失礼します。
昨日書いた穏乃の最後の言葉、言われてみればかなりぎりぎりな感じですね……。
昨日の段階で、これと、もうひとつ、「今日の夜、そっちに行ってもいいかな?」の2つしか思い浮かばなかったので、違和感のない方を選んだんですが……、普通に泊まりにいくと書けばよかったですね。
編集の仕方が分からないので、穏乃の最後の言葉に違和感を感じられた方は、
「今日さ、京太郎の部屋で一緒に寝てもいいかな?」
を、
「今日、京太郎の家に泊まってもいいかな?」
に、脳内変換の方をお願いします。
一応、今日も書き貯めていく予定なので、更新できるとしたらいつもと同じ、23時頃になると思います。
あと、原作ルートの消滅を書いたのは、もしかしたら気にしている人がいるかもしれないと思ったのと、ルートの条件はあんな感じですよっという宣伝をかねていたので書き込みました。
それでは、また後で。
すみません、今日投下しようとしたものなんですが、ちょっと安価の所で躓くような作りになっていた為、今、書き直している最中です……。
明日には投下できると思いますので、すみませんが今日は投下なしという形でお願いします。
申し訳ない……。
ちょっと質問なんですが、ここってR指定の内容なものは投下しない方がいいんですかね?
あと、大丈夫でもこれ以上は駄目っていうラインとかもありますか?
・あわあわの小ネタで、そういうシーンを書く所があるので、ちゃんとそのシーンも書いた方がいいのかな?っと思って質問しました。
とりあえず、今使っている名前の所を別のに替えて、投下前にそういうアナウンスをしたらいいということですね?
まあ最悪、そのシーンの部分を削ったものでもいいのかな。
再度、どっちがいいか、投下前に聞くかもしれません。
・一応、本編では、そういうものは書く予定はないのでご安心を。恋人とかもルートに入って終盤になって、あるかないかっという感じなので、そこまで関係が進展する事もないと思いますし。
・そういえば、R指定はバイオレンスなのも含まれてましたね……。
聞かれる前に書いときますが、本編並びに小ネタでも、暴力・猟奇・グロ・鬱・寝取られといった、負のイメージなものは書きませんので、本編の選択肢の中に入れません。また、小ネタ等で安価をとられても、安価下か別のものに変えてしまいます。
……安価スレなのに、あれで本当にすみません。
あと、ヤンデレとかは、自分の中のイメージで、好きすぎてその人のことをもっと知りたいって感じなので、そういうのでしたら大丈夫だと思います……たぶん。
逆に、あなたを〜といったものや、あの女〜みたいな、狂気をはらんだものは、かなりの確率で挫折すると思いますので、すみませんけど、そういう風に書けないと思います。
初めてのスレなので、全体的にイージーモードみたいな感じになると思います。
いろいろと試行錯誤しながらやっていきたいと思います。
寝る前に、少し投下を。
明日は小ネタの方を書くので、本編はお休みです。
公園から家に向かうまでの間、穏乃は、握ってきた手を解くことなくぐんぐんと先に進んでいく。
その間、会話らしいものは一切なく、ただ、黙々と歩き続けている。
時折すれ違う近所の人達は、普段は騒がしい自分達が、静まり返った様子で歩いているのを見て、少し不思議そうな表情を浮かべていた。
「京太郎、なんか穏乃ちゃんの機嫌を損ねるようなことをしたのか?」
中にはそう、耳元で言ってくる人がいるぐらいだ。
(……どうしたものか)
穏乃の考えていることも分からない自分が、この状況を打破できる案を思いつくはずもなく、結局、自分の家の前につくまでこの静かな行進は続いた。
ただ、家に着いた時、手に残っていた穏乃の体温が、不思議なぐらい、自分の心に安心感を与えてくれたことだけは確かだった。
これだけですみませんけど、今日はお先に失礼しますね。
それでは。
ちょっと麻雀のシステムについて質問です。
他のスレのように、リアルタイムで安価をもらい、即興で書いていくのが難しそうなので、東一局〜オーラスとか、東一局〜東四局までみたいに、ある程度まとめて安価をとって、それを書いていくスタイルを思いついたのですが、それって安価スレとして問題ないですかね?
読む前から結果が分かっているのじゃあ、やはりつまらないかな?
ちょっとご意見をお願いします。
質問に答えていただき、ありがとうございます。
とりあえず、麻雀等の連続安価をするどきは名前を変えて投下することにしますね。
小ネタは、明日を目標に書いてますので、もう少しお待ちを。
それでは、今日はこれで失礼しますね。
今日はちょっと、息抜きがてら、小ネタを投下していきます。
久しぶりに小説を読む時間が取れたので、その人の書き方を真似て書いていきます。難しいですが……。
即興なんで時間がかかりますから、他のスレの待ち時間とかに見てもらえると幸いです。
いつもの場所で 由華×京太郎
帰り道の途中に、小さな公園がある。
子供の頃に何度も訪れている、思い出の詰まった場所だ。
そしてここに、巽由華が部活終わりにこの公園に立ち寄るのは、すでに日課になっていた。
「まだ……かな」
辺りを見渡して、少しだけ残念そうに呟いた。
人の姿のないベンチに腰掛け、凍えた手を温めるように擦り合わせる。チラリと公園の入り口に視線を移す。
彼の姿は、まだない。
特別に、ここで会うという約束はしていない。そもそも、巽由華と待ち人の彼とは、通っている学校が違い、連絡先すら知らない。けれど、二人は毎日のように会っていた。
そのことを、不思議と疑問に思ったことはなかった。
子供の頃に出会い、一緒に遊んで、日が沈むと別れる。昔からの習慣のようなもので、彼女の中ではすでに、当たり前なことになっていた。
「そういえば」
ふと、思い出したように鞄に手を伸ばす。
手先にサラサラな紙の感触、それを迷うことなく取り出した。
それは、紙の袋だ。
中身を覗き込む彼女は、
「うん、ちゃんと入ってる」
安心したように吐息を漏らした。
中には、彼女が編んだマフラーが入っていた。
それを再び袋を鞄の中に戻そうとした。
その時、遠くから彼女の名前を呼ぶ声がした。
由華は視線を上げる。その先には、金色の髪をした青年が、手を振りながら走ってくる姿があった。
その青年こそ、巽由華の待ち人であった。
由華は口元を小さく緩め、立ち上がる。
その顔には、優しげな笑みが浮かべられていた。
完
それでもアナタは、ワタシの想いに気づかない 穏乃→京太郎
初めてあなたとあったのは、赤ん坊の頃。透明なケースの中で、隣に眠るアナタを見るのがいつもの日課だった。
やっぱり、その頃からだよね。いつも一緒にいるようになったのは。幼稚園でも小学校でも、私とあなたはいつも一緒。片時も離れないで、遊びまわったことは、今でも思い出せるよ。
暗くなるまで、遊んだよねー。まあ、今でもそうだけど。
気付いてなかったと思うけど、中学は最初、阿知賀に行こうと思ってたんだ。けど、あそこは女子校だから、あなたは入れないよね? だから私も、あなたと同じ所に行くことにしたの。
ずるいよねー。私と同じぐらい遊んでたのに、勉強にこんなに差がつくなんて。勉強は苦手だよー。でも、一緒に勉強会を開けて、教えてもらえたから、スッゴく頑張れたんだ! あなたのおかげだよ!
一緒の高校にも無事に入学出来たし、同じ部活にも入れたし。ほんと、あなたには感謝してもしたりないくらい。
適当に答えないでよー……。これでも本心なんだよ?
気づかないかなー、私の気持ち。こんなに長く一緒にいるのに、分からないの?
よし、今日はとことん、一緒にいてあげる。そうすれば、少しは分かるよね? 今更嫌だっていっても駄目なんだから!
家に帰ったら、いつもの時間にお邪魔するよ。窓の鍵、閉めないでよね?
確か、今日の料理当番は、あなただったよね。私、あなたの料理好きだよ。美味しいもん。あっでも確か今日はみんなも来るんだっけ。
六人分かー。私も一緒に料理作ろっか? 手伝うよ。
うん、分かってるよそれくらい。何年一緒にいると思ってるの? ほら、早くしよ。 ……そうだ、ねぇ、まだ言ってなかったよね。
「大好きだよ、京太郎」
以上で、今日は終わりにします。普段やらないことをすると、疲れるんだね。
明日はこれるか、ちょっと微妙です。これそうなら本編を進めますね〜。
それでは、お先に失礼します。
どうもです。
仕事でちょっと遠出していたので、やはり昨日はこれませんでした……すみません。
というか、日本寒くない……?こんなに寒かったっけ?
今週はちょっと忙しくなりそうなので、申し訳ありませんが本編はお休みとさせていただきます。代わりに、短めの小ネタをポツポツと投下していこうと思います。
投下時間はいつもと同じ時間帯でいきますね。
それでは、またあとで。
届かない距離 淡→京太郎→照
目の前に座っている彼女の瞳は、一目見ただけで強張っているのが分かった。普段の凛々しい輝きは見る影もなく、黒い瞳孔を大きくしてただ一点だけを見つめている。
体は強張り、呼吸もどことなく浅く、軽い酸欠状態なのではないかと心配してしまう。
チラリと、こちらに視線を向けられる。何かを必死に訴えてくるものを感じた。
ゴクリと、反射的に喉が鳴った。彼女に負けず劣らず、自分自身もかなり緊張している。
こちらの心がバレないように、相手に隙を与えないように。なにより、妥協しようとする自分の心を抑え込む為に、無理矢理笑顔を作った。
端から見たら、作り笑いなのは明確。けれど、彼女にはこちらの意志は変わらないという想いを伝えるのには充分な出来だった。
もはやこれまでか、そうどこか諦めに近い空気が彼女を包み込んでいく。
(このまま、上手くいくか……?)
幾度となく失敗を繰り返してきた為、尚更、慎重になる。
辺りを見渡しても、自分達を邪魔するものはなく、ただこの場には、自分と目の前にいる彼女しかいない。更に、今までとは違い、自分は、心を鬼にしている。
失敗する状況ではない。
力なく腕が動いた。
それは彼女の右腕。色白で細長く、折れてしまいそうなほど、心許ない。
ゆったりとした動きでテーブルに向かい、遂に、目的地へ着く。
その瞬間に邪魔者は現れた。
突然、大きな音が鳴り響く。自分と彼女はビクリッと肩を震わせた。
慌てて音のした方に目を向ける。そこには、強引に扉を開けた格好で立っている大星淡の姿があった。
普段、勝ち気につり上がった眉を更につり上げ、眼力も鋭い。どこか怒気すら含ませている視線を受け、しばらく呆気にとられていた。
そう、彼女に隙を与えてしまった。
乱暴に席を立つ音を聞き、我に返る。その時には、彼女は既に淡の隣をすり抜け、廊下へ逃げ出していた。
「……はぁ」
力なく吐いた溜息、それは同じようなチャンスは訪れないことを示しているかのように深く、落胆としたものだった。
遠ざかっていく足音。それが聞こえなくなってから扉を閉めた。
部室の中には、私と彼だけ。二人っきりの空間。
カチャリと鍵を閉め、彼の前にできた空席へと向かう。
そこには、私の尊敬している先輩、宮永照が座っていた。
未だにうなだれた様子の彼を気にすることなく、椅子へ腰を下ろす。椅子はほんのりと暖かかった。
「まったく、ある意味すごいタイミングで入ってきたな」
私の顔を見ることもなく呟かれた。
気に入らない。
「知らないわよ、そんなの」
視線をテーブルに向けると、青い箱が置かれていた。
この箱を見るのも何度目だろう。十回を超えてから面倒で数えなくなったが、彼とテルが一緒にいる時は必ずここに鎮座していた気がする。
「まだ続けてたの」
彼は力なく頷いた。
「いろいろと工夫はしてはいるんだが、なかなかうまくいかなくてな」
「もう、面倒だから形がなくなるまで刻んじゃえばいいじゃん」
「それだと、克服したことにはならないだろ」
そう言って彼は箸を手にすると、箱の中からひとつ取り出し、そのまま口の中に入れた。シャキシャキという音がこちらまで聞こえてくる。
「大分、苦みもなくして、肉汁をしみこませたんだがなー」
まだ、苦みが強いのかっと頭を傾げている彼を真似て、私もひとつ取り出した。
肉がギュウギュウに詰められている。
「テルーはピーマンが嫌いだからねぇ」
そう、尊敬する先輩の弱点のひとつ。
ピーマン。
彼は、白糸台の麻雀部に入部してから、毎日、彼女が苦手とするものを作っては逃げられ、また作っては逃げられを繰り返している。
そして、フォローとして彼女の大好物の弁当も用意していて、更に、隣同士というのを理由にあれこれと世話を焼いているらしい。
ほんと、気に入らない。
「なんで、そんなに苦手なものを克服させようとするの?」
今まで抱いていた疑問をぶつけてみる。
それを聞いた彼は、何度か瞬きを繰り返して、呟いた。
「そんなの決まってるだろ」
まるで、当たり前なことのように、はっきりと、
「来年には、照さんが卒業しちゃうからだよ」
まるで、聞いた私が悪いかのように、堂々とした声で言った。
「照さんも卒業後は、プロの世界にいくだろ? そうなると俺があれこれすることもできないくらい忙しくなるだろうし、多分滅多に会えなくなるだろうからな」
彼は、少し寂しげな表情を浮かべる。それでも無理に笑って見せる。私を不安にさせないために。
「だから、今の内にあれこれと手伝ってるわけ。照さん、そそっかしいから見てて不安になるしな」
差し出されたピーマン。彼が彼女のために作ったもの。
「まあ、頑張りなよ」
なんとか言葉にできたのは、そんな投げやりの言葉。
それを誤魔化すように、差し出されたピーマンにかぶりつく。
それは、ほんの少しだけ苦かった。
遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
とりあえず今週は、こんな感じでやっていきますね。
もし、書いてほしいリクエストとかあれば、短めですけど書きますので、お気軽にどうぞ(グロ系はなしでお願いします)
それでは、今日はこれで失礼します。
来れなくてすみません。
今、ちょっと仕事の都合でインドにいるので、なかなか連絡が出来ませんでした。
明日には帰ってくるので、その時に小ネタを投下したいと思います。
新年、明けましておめでとうございます。
本年もどうか、よろしくお願いします。
長い間、連絡ができなくてすみませんでした。今、ようやく日本に戻ってきた所です。
軽く大掃除とかを家に着いたらするので、更新は明日行います。
日本も大変ですけど、インドもいろいろと大変なんですね。現地の人と話をしていろいろと考えさせられました。
とりあえず、小ネタをまとめると、
『幼なじみの池田』
『幼なじみのあわあわ』
『すこやんの新婚生活』
『中学生咲ちゃん』
『アコチャーとデート』
『まこさんにプロポーズ』
『乙女な霞さん』
『松実姉妹との旅館奮闘』
以上を小ネタとして書きますね。
休み中に終わるといいな〜。
それでは、すみませんが今日はこれで失礼します。
時間が足りなかったので、できた分だけ投下します。
『中学生咲ちゃん』 前編
授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
黒板の前でテキストを読み上げていた男性教師が、壁に取り付けられている時計を一瞥すると、手にしていた教科書を静かに閉じた。
それを見た私達は、早々と机に置かれた物をしまい、係の号令と共に席を立つ。
起立、礼、着席。
心の籠もっていない形だけの言葉を聞き流し、いつものように帰り支度を始めようとして、その音に気づいた。
「ーー雨、降ってきたんだ」
空を覆う灰色の曇から、ポツポツと教室の窓に当たる雨粒を見て、そうと呟いた。
降り始めた雨足は、思っていたより早く強まり、私が靴を履き替える時にはグラウンドにはいくつもの水たまりが出来ていた。
「天気予報で、今日は晴れてるって言ってたのに……」
家を出る時も、雲がない青空だった。
だから、傘立てにあった自分の傘を手にせずそのまま姉の後を追い学校へ来たのだけど……。
「普段から折り畳み傘を持っとくんだった」
この土砂降りの雨の中を、何も持たないで出れば、ものの数秒でずぶ濡れになってしまう。
今、鞄の中には借りてきた本がある為、それだけは避けたかった。
「しょうがない、雨が弱まるまで待ってよう」
雨が弱くなれば、最悪、鞄を庇うように抱えながら走れば濡れる心配はしないですむかもしれない。
それに、時間をつぶす間に本を読むこともできる。
我ながら冴えていると、ひとり頷き、早速下駄箱に軽く背を預けながら、鞄から本を取り出した。
雨の音を聞きながらページをめくっていくのもなかなか風情のあるものだと、自画自賛しながら、けれど、それも直ぐに頭の隅に追いやってしまうほど、私は本に没頭し始めた。
すみませんけど、今日はここまでにします。
続きは明日のこの時間に投下したいと思っています。
それでは、お先に失礼します。
先ほど、日本に戻ってきました。
新年早々、中国とかインドに行かせられてさすがに疲れました……。
一応、今日には咲ちゃんの小ネタ終わらせようと思います。
進みが遅くて申し訳ない……。
それが終わったら、アコチャーの小ネタを書きますね。
ちなみに、アコチャーの小ネタは甘い感じがいいですかね。それともしんみりしたもの? 意見があったら書きこんでくれると助かります。
それでは、また後できます。
終わらせる予定だったのですが、ネタが浮かんだので、急遽内容を変更して、話を伸ばします。
とりあえず、できた分だて投下を。
時間が足りなかったので、できた分だけ投下します。
『中学生咲ちゃん』 中編
本の中には沢山の世界が広がっている。
背筋が凍えるようなホラーに、自分が体験したことのないサスペンス。
まだ見たことのない物語が、世界に何万。いや、何億以上と存在する。中には、私の価値観に合わないものや、はたまた、価値観そのものを覆すようなものもあるのだろう。
現に今、手に持っている本には、私の知らないことが丁寧に書かれている。
物語を造る主人公達に、それを支えるストーリー、さらに舞台背景や世界観がリアリティを感じられるほど、上手く作り込まれている。
おそらく、私が手にしてきたものの中では、一番良く作られた本だろう。
「借りてきて正解だったよ」
「そんなに良いの?」
「うん、山に対する主人公の熱い想いがすごく濃厚に書かれてるんだー」
「ふーん」
「特にここ、自分の人生を投げ捨ててまで山を登り続ける所とか、すごく熱いんだ!」
本の一行に指差しながら教えると、隣にいる人が身を乗り出すように覗き込んできた。
ふむふむと頷く様子を見ると、この本に少なからず興味を抱いたようだ。
「……ところで」
ふと、気になったことを聞いてみる。
「なんでお姉ちゃんがここにいるの?」
変な風に書きこんでしまった……。
続きです。
私の隣に立っている人の名前は、宮永照。私の姉。
肩辺りまで伸ばされた赤い髪に、凛とした眼差しが印象的で、学校の中でも密かに人気がある。特に女子に。
ただ、本人はそのことを気にした様子もなく、教室の隅で本を読んでいたり、ふらりとどこかへ行ってしまうらしい。
だから、今日みたいな天気の日は、早々に家路へ向かっていると思っていたんだけど……。
「咲は、ここで何してるの?」
「実は傘を忘れちゃって……お姉ちゃんは?」
「私も、傘忘れちゃった」
「じゃあ、ここで止むの待ってよ」
私の誘いに、けれどお姉ちゃんは小さく頭を振った。
「ううん、もうちょっとでくると思うから大丈夫」
誰が? その疑問は、すぐに消えた。
お姉ちゃんの視線の先、金色の髪をした男子の姿があった。
両手には、黒い傘が持たれている。
照さん。
そう、男子の口から発せられた言葉に、
「遅いよ。京ちゃん」
私の知らない名前を呟いた。
その口元は、少し嬉しそうに緩んでいた。
とりあえず、今日の分はこれで終わりです。
アコチャーの小ネタは、意見を纏めると、甘さの中にほんのりスパイスをって感じでいいのかな?問題ないようなら、この路線で行きますね。
それでは、これで失礼します。
一ヶ月近く来れなくてすみませんでした。漸く、日本に帰ってこれました……。
今、ちょっと忙しいので、今週の土曜日辺りに更新しようと思っています。
保守してくれる人がいるのって、結構嬉しいですね……。
小ネタの方、しっかりと書かせていただきますので、すみませんけどもう少し、お待ちください。
それでは、今日はこれで失礼します。
そういえば、今日はバレンタインデーでしたね。素で忘れてたからなんの用意もしてなかった。
凄く短いバレンタインSSを書くから、安価とりますね〜
ここから下 1〜2の方、咲のキャラクターの名前を書いてください。
いない場合は、こちらで決めますね。
投下はいつもの時間でしますね。それでは、また後で
バレンタインが終わっちゃった〜。
はぁ……。
昨日、書き込んだ後から、サーバーに接続できないというエラーと戦っていたら、日にちが過ぎちゃったよ……。
とりあえず、アコチャーと恭子ちゃんですね、今から構成を妄想しできます。
多分、投下は明日になっちゃうと思います。
アコチャー人気があって嬉しく思ってるのは内緒。
それでは、今日は失礼しますね。
新入社員の指導、めんどくさいのよ〜。
え〜、約二ヶ月ほど放置してしまってすみませんでした……。
バレンタインはとっくに過ぎてしまいましたが、憧ちゃんと恭子ちゃんの方はチョコレート絡みで書きます。その後、本編を進めながら、残りの小ネタを書いていく予定でいきますね。
いい加減、本編進めないとヤバいですからね……。
とりあえず、小ネタは明日投下する感じでいきますね。
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