まどか「私の好きな人!」(305)
まどか「えっと、それは……///」
さやか「ほむらだよね」ニヒヒ
まどか「く、クラスのみんなにはナイショだよ///」
さやか「えー、どうしよっかなー」
まどか「言っちゃダメだからね」
さやか「……フリかな? 押すなよ、絶対押すなよ的な」
まどか「違うよ! 本当に言っちゃダメだよ!」
さやか「じゃあ黒板に……」
まどか「書くのもダメだってば!」
さやか「それはそうと、今朝は来るの早かったよね」
まどか「え? あ、うん。いつもよりちょっと早く目が覚めちゃったから……」
さやか「早くほむらに会いたいくて、早起きしてきたのかなー?」ニヤニヤ
まどか「そ、そんなんじゃないってばぁ///」
まどか(目覚ましを10分早くしたの、なんでバレたんだろ///)
さやか「それともなんか刺激的な夢でも見て目が覚めちゃったとか?」ニヒヒ
まどか「ち、違うよぉ///」
さやか「いやー、女の子同士だなんだって言ってたのが懐かしい話だねぇ」
まどか「あ、あんまり大きな声で言わないで欲しいな///」
さやか「別にまどかがほむらのことが大好きだー! なんて言ってるわけじゃないし」
まどか「わざとだよね!? わざと言ってるよね///」キョロキョロ
さやか「大丈夫だって、誰もいないの確認して言ってるから」
仁美「……///」ドキドキ
さやか「いやー、まどかをからかうのは楽しいね」
まどか「もう……さやかちゃんひどいよー」
さやか「……あたしは同じ様なことをあんたらにやられたんだけど」
まどか「え?」
さやか「恭介と付き合うのが決まった後、徹底的にからかってくれちゃったよね?」ジトー
まどか「あ、あはは、そ、そんなことしたかなー?」
さやか「忘れたって言うなら思い出させてあげるよ……今日から楽しみだねぇ」クックック
まどか「で、でもほら、さやかちゃんも上条君のこと言われて嬉しそうだったよ?」
さやか「ふーん……じゃ、まどかもからかわれて嬉しそうだからOKってことだよね」
まどか「嬉しそうになんて……してないもん///」
さやか「えー。ほむらのこと言われるのは嫌なんだー」ニヤニヤ
まどか「そ、そんなこと言ってないよ……///」
さやか「やっぱり嬉しいんだー」ウリウリ
まどか「も、もう///」
仁美「……///」ジィー
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SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
ほむら「おはよう、まどか。あとおまけ」
まどか「おはよ、ほむらちゃん」
おまけ「おまけ扱いはもう諦めたけど、せめて名前で呼ぼうよ百合校生」
百合校生「……おはよう、さやか」
さやか「おはよう、百合校生」
百合校生「名前で呼んだんだから名前で呼びなさい! あと変なあだなつけないで」
さやか「百合は変じゃないよ。ねえ、まどか」
まどか「そ、その聞き方はなんか意味が違うよね///」
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
さやか「しかしほむらはダメだなー」
ほむら「いきなり何よ」
さやか「まどかがせっかく早く来たのに、待たせちゃうなんて」
ほむら「そうだったの? ご、ごめんなさい」アセアセ
まどか「き、気にしなくていいんだよ? 私が勝手に早く来ただけなんだから」
ほむら「昨日ちょっと寝つきが悪くて、いつもより遅くなっちゃって……」
さやか「ほほう、ドキドキしすぎて眠れなかったんですかー?」ニヤニヤ
ほむら「な、何言ってるのよ! バカじゃないの///」
さやか「まあ、昨日はお別れにキスして、最後は熱い抱擁だもんねー」
まどほむ「///」
仁美「……///」キマシ…
さやか「そりゃ昂ぶって眠れないのも無理ないよねぇ」ニヒヒ
まどか「……あれ?」
さやか「どうしたー?」ニヤニヤ
まどか「なんでさやかちゃんが知ってるの?」
さやか「なにを?」ニヤニヤ
まどか「わ、私と、ほむらちゃんが、その、き、キスしてたのを///」
ほむら「……そういえば……」
さやか(あ、やっべ……)
まどか「さやかちゃん?」
さやか「あはは、えーと、なんでだっけなー?」
ほむら「……覗いてたのね」
さやか「やだなー、あたしの勝手な推測だよー。いやー、今日は勘が冴えてるなあ」ダラダラ
ほむら「……あれでもまだ懲りてなかったようね……」
さやか「待て待て待て。話せばわかる」
ほむら「残念ながら、貴女とはわかりあえないのよ。統計的に」ウフフ
さやか「待って! 首は、首はやめてー!」
マミ「なにかしら……首の辺りがむずむずするわ……」
さやか「うぅ……本当に首が取れちゃったらどうするんだよ……」
ほむら「ソウルジェムが無事なら平気よ(多分)。マミにでもくっつけてもらいなさい」
さやか「マミさんにあたしの生首見せるとか、あんたはどれだけトラウマをえぐりたいのさ」
まどか「さやかちゃんがすぐ調子に乗るのが悪いんだよ」
さやか「じゃあどうしろって言うのさ」
まどか「黙って見守っててくれたら嬉しいなって、私は思ってしまうのでした」
さやか「こんな感じで?」ニヤニヤ
まどか「な、なんでそんな顔するの///」
さやか「いやー、二人を見てるとつい表情が緩んじゃうんだよ」ニヤニヤ
仁美「……///」ニヤニヤ
さやか「目の前であんな情熱的なキスを見せられちゃったからね」キシシ
ほむら「あ、貴女が勝手に覗いてたんじゃない///」
さやか「でも残念だったね、ほむら。まどかの初キッスはあたしがもらっちゃたのさ」
ほむら「!?」
まどか「え!?」
さやか「小学校の時に。ねー、まどか?」
まどか「あ、あれは……」
ほむら「…………」
仁美「……」ドキドキ
ほむら「……大丈夫よまどか。私はそんなの気にしないわ」
さやか「大丈夫って言いながら負のオーラが半端じゃないよね」
まどか「ま、待って、説明させて。あれは……」
ほむら「……安心して、こんなことくらいで貴女への愛は変わらないから」
まどか「だから、話を聞いてよ~」アセアセ
ほむら「……でも今日はなんだか体調が悪いから早退するわ……」
まどか「ほむらちゃん!?」
さやか「まだ学校に着いてもいないんだけど」
まどか「ちゃんと話を聞いてー!」
まどか「小学校のときにね、恋人ができた時の練習とかなんとか言って……」
まどか「さやかちゃんがほっぺにキスしてきて……それで、お返しに私もほっぺに……」
まどか「だから……その……唇はほむらちゃんが始めてだったんだよ///」
ほむら「そ、そうなの/// 取り乱してごめんなさい///」
まどか「謝らなくてもいいんだよ/// 悪いのはさやかちゃんだし」
さやか「あーあ、もうちょっとほむらを追い詰めれば面白かったのに」
ほむら「……貴女には後でちょっと話があるわ」ニコッ
さやか「おうふ」
さやか「でも聞いて、ほむら」
ほむら「何よ」
さやか「ほっぺたに残るまどかの唇の感触は最高だったよ」
ほむら「……本気でその首と胴体を生き別れにされたいのね」ギリ…
さやか「どーだー、うらやましいだろー」
ほむら「小学生レベルの挑発ね」ギリギリ
さやか「……うらやましくないの?」
ほむら「うらやましくなんか……うらやま……うらやましいです……」ガクッ
まどか「……///」
まどか「ほ、ほむらちゃん」キョロキョロ
ほむら「まどか?」
まどか「ん///」チュ
ほむら(え? 今ほっぺに?)
まどか「え、えへへ/// これでいい、かな///」
ほむら「ま、まどか///」
まどか「は、恥ずかしいから今顔見ちゃダメ///」ギュ
ほむら「わわわわわわわ///」
ほむら(ま、まどかがほっぺにキスして、私の胸に顔を埋めて……///)
仁美「新時代の幕開けぜよ……」
さやか「仁美っ!?」ビクッ
仁美「あまりにも美しい光景だったもので、つい坂本龍馬に」
さやか「わけがわからないよ」
まどか「あ、仁美ちゃんおはよ///」パッ
ほむら「お、おはよう、志筑仁美///」パッ
仁美「おはようございます。私のことはお気になさらず、どうぞ続けてください」
まどほむ「///」
さやか「そうそう、好きなだけ抱き合って噂にでも何でもなりゃいいじゃーん」
ほむら「貴女の言葉にはいちいちトゲがあるわね」
さやか「さんざん人をからかってくれたお礼だよ」ケケケ
仁美「いつの間にお二人はそんな仲に?」
まどか「え、えっと……き、昨日、かな///」
ほむら「そ、そうなるわね///」
仁美「もうキスしたり胸に顔を埋めて抱き合うほどの関係ですのね」
まどほむ「///」
さやか「違うよ仁美。あれは額を胸板に当ててただけだよ」
ほむら「……さやか、デュラハンって知ってるかしら」ニコッ
さやか「その気になれば痛みは消せるけど首をもぐのは勘弁してください」
マミ「なんか今日はやけに首の辺りが……」
さやか「おっと、そろそろ学校に向かわないと遅刻するよ」
仁美「お二人を見ていると時間が経つのを忘れてしまいますわ」
まどか「仁美ちゃんまで何言ってるの///」
さやか「一番時間を忘れてるのは当の二人なんだけどね」
ほむら「バカ言ってないで行くわよ///」
さやか「おいおい、ちゃんとお姫様をエスコートしてやんなよ」ニヒヒ
ほむら「な、なによそれ///」
さやか「じゃ、あたしたちはお先にー」
仁美「失礼しますわ」
ほむら「わ、私たちも行きましょうか、お姫様///」
まどか「も、もう、ほむらちゃんってば///」
ほむら「て、手をつなぐのは普通よね///」
まどか「そうだよね、友達同士でもつなぐもんね///」
ほむら「じゃ、じゃあ///」ギュ
まどか「う、うん///」ギュ
仁美「初々しいですわね」
さやか「どうせなら恋人つなぎしちゃえよ」
ほむら「なんで戻ってきてるのよ貴女たち///」
まどか「///」
ほむら「あら? 靴箱に……」
まどか「わ!」
仁美「まあ、ラブレターですわね」
ほむら「そうみたいね」
まどか「…………」
さやか「不安になんなくたって、ほむらは断るって」
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「もちろん断るけど」
さやか「ほむらは女の子しか愛せないもんね!」
ほむら「次、校内でそういうこと叫んだら、貴女の生首をマミに送りつけるわ」
さやか「あ、でも女の子からだったらOKするの?」
ほむら「するわけないでしょう」
仁美「一切迷わないのですね」
さやか「まどか一筋なんだもんなー」ウリウリ
ほむら「その通りだけど……学校ではやめなさい///」
まどか「えへへー、ほむらちゃん……///」
さやか(あたしが何もしなくても、雰囲気でばれる気がするんだけどね)
仁美(このお二人は本物ですわ……うふふふふ)
――――
――
さやか「恒例の屋上でお昼だ!」
仁美「今日は私もご一緒させていただきますわ」
マミ「私もいいかしら」
さやか「お、今日はさやかちゃん両手に花だねっ☆」
ほむら「貴女は上条恭介といちゃいちゃしてればいいじゃない」
さやか「あたしたちは学校では普通にするって決めたんですー」
ほむら「遠慮しなくていいのに」
さやか「誰かさんたちが遠慮なくからかってくるからだよ」
まどか「誰だろうね?」
ほむら「誰かしらね」
さやか「……復讐するは我にあり」ククク…
さやか「あたしとまどか以外、みんな自分でお弁当作ってるんだよね」
まどか「え? あ、そ、そうだね」
さやか「まどかも自分で料理できるようにならないとダメだぞー」
まどか「さやかちゃんもだよ」
マミ「美樹さんは時々私のところに料理修行に来てるわよ」
さやか「あ! ばらさないでよ、マミさーん」
仁美「上条君は幸せ者ですわね」
まどか「早く手料理を作ってあげられるといいねー」ニヤニヤ
ほむら「食中毒で再入院させないようにしなさいよ」クスクス
さやか「……あたしの中の慈悲の心は消え失せたよ……」フフフ…
さやか「……」ジィー
ほむら「な、なによ」
さやか「今日はあれやんないの? あーんって」
ほむら「何言ってるのよ。やらないわよ///」
さやか「えー? 昨日はやったのにー?」ニヤニヤ
まどか「あ、あれは……だって……///」
マミ「女の子同士なんだから恥ずかしがることないじゃない」クスクス
仁美「そ、そ、そ、その話を詳しくお聞かせ願えますか!? できれば映像付きで!」
さやか「仁美!?」
まどか「///」モグモグ
ほむら「///」モグモグ
さやか「うーん、恥ずかしがってダメですねー」ボソボソ
マミ「しばらく見てないフリをしてチャンスを作ってあげましょうか」ボソボソ
仁美「私も協力いたしますわ」ボソボソ
さやか「あたしもたまには――」
マミ「私はきっと――」
仁美「それ、私も今度――」
まどか「……」ジィー
まどか「ほむらちゃん、今なら誰も見てないから……」コソコソ
ほむら「え?」
まどか「た、玉子焼きなんだけど……あーん///」
ほむら「え? ……あ、あーん///」
ピローン ティロリーン カシャ
まどほむ「!?」クルッ
さやか「でさー」
マミ「そうよねー」
仁美「ですわー」
まどほむ「……?」
まどか「……ね、美味しい?」
ほむら「ええ、美味しいわ」
まどか「……本当に?」
ほむら「本当よ。少し甘めに仕上がってて、とっても私好みの味よ」
まどか「えへへ/// ……これ、私が作ったんだ。だからどうしても食べて欲しくて///」
ほむら「そ、そうだったの///」
さやか「やるなぁまどか」ニヤニヤ
マミ「手作りの料理なんてポイント高いわね」ニヤニヤ
仁美(携帯のカメラじゃ物足りませんわ……デジカメにしましょう)ウフフ
ほむら「まどかが作ってくれたのなら、もっと味わって食べればよかった///」
まどか「そう言ってくれると嬉しいな/// もう一つ食べる?」
ほむら「いいの? せっかくまどかが作ったのに」
まどか「ほむらちゃんに食べて欲しくて作ったんだもん///」
ほむら「それならいただくわ///」
まどか「ま、また食べさせてあげるね///」
ほむら「お、お願いするわね///」
<キマシタワー!
<ヒトミ、シズカニ!
<シヅキサン、オチツイテ!
まどか「……」ジィー
さやか「うんうん」
マミ「なるほど」
仁美「そうですね」キ…キマ…
まどか「……はい、あーん///」
ほむら「……あーん///」
ピローン ティロリーン パシャパシャパシャパシャパシャ…
まどほむ「!?」クルッ
さやか「ですよねー」
マミ「そうなのよ」
仁美「御意」
まどほむ「…………」
――――
――
まどか(午後の授業は眠くなっちゃうね)
まどか(さやかちゃんはすでに寝ちゃってるけど)
まどか(仁美ちゃんはさすがにちゃんと起きてるね)
まどか(ほむらちゃんは……あ、ちょっと眠そう)
まどか(……いきなり指名されてびっくりするほむらちゃん可愛い///)
まどか(……ほむらちゃん///)
まどか(ほむらちゃんは美人だし、頭もいいし、スポーツもできるし、すごいよね)
まどか(料理もできるし、頼りになるし……なんでもできるんだよね)
まどか(って、私、お家でこんな話ばっかりしてたのかな///)
まどか(…………)
まどか(……それに比べて私は……)
まどか(……ほむらちゃんは私のどこを好きになってくれたんだろ……)
まどか(…………ほむらちゃん)
――――
――
さやか「今日の授業はすべて終了ー! さあ、マミさんの家に遊びに行くよー!」
まどか「今日も? 迷惑じゃないかなぁ……」
さやか「マミさんには許可取ってるよん。仁美はどうする?」
仁美「今日はお稽古なので……終わってから伺ってもよろしいでしょうか?」
さやか「うん、来るときに連絡ちょーだい。場所はわかるよね?」
仁美「ええ。ではまた後ほど」
まどか「また後でねー」
ほむら「またね」
仁美(こんな日にお稽古など……奇跡も魔法もないのかしら……!)
ほむら「じゃあ、二人は先に行っててくれる?」
さやか「え? なんで?」
まどか「あ、そっか……」
さやか「いやいやいや、一緒に行こうよ」
ほむら「……私はこれから屋上に用があるの」
さやか「屋上に用事?」
ほむら「この鳥頭は……頭の中に何が入ってるのかしら?」
まどか「さやかちゃん、ほら、朝……」
さやか「ああ、ラブレターの返事か」
ほむら「貴女本当に遠慮なく口に出すわね……」
ほむら「そういうわけだから、先に行ってて」
まどか「ね、ねえほむらちゃん。その……待ってちゃダメかな?」
ほむら「え?」
さやか「ふっふっふー、なんだー? やっぱり心配なのかー?」
まどか「そうじゃなくて……待っててあげた方がほむらちゃんも嬉しいかなって」
ほむら「そ、それは嬉しいけど……どれくらいかかるかわからないわよ?」
まどか「……うん、それでも待ってたいんだ。ダメ?」
ほむら(まどかが不安そうな顔してる……)
ほむら「ええ、それじゃあ教室で待ってて。すぐに戻るわ」
まどか「そ、そんなに急がなくてもいいからね?」
さやか(すぐ、ねえ……相手にちょっと同情するわ)
まどか「……ねえ、さやかちゃん」
さやか「んー?」
まどか「ほむらちゃんは美人だし、勉強もできるし、スポーツもできるよね」
さやか「油断した! まさかいきなり惚気が始まるとは!?」
まどか「ち、違うよ/// そうじゃなくて、その、今言ったとおりだよね?」
さやか「うーん、否定はできない、かなー。性格は冷徹で底意地悪いけどね」
まどか「そんなことないよ。ほむらちゃんは優しいよ?」
さやか「それはまどか限定なんだよ」
まどか「……えへへ///」
さやか「……やっぱり惚気なんだよね?」
まどか「あ、違うんだよ」アセアセ
まどか「それでね、それに比べて、私は取り柄がないし……」
さやか「まどかこそ優しいじゃん」
まどか「……そうかな?」
さやか「ほむらよりは優しいと思うよ」
まどか「……ちょっと複雑な気分だね」エヘヘ
さやか「まあそれは置いといて、話の続きは?」
まどか「うん、だからほむらちゃんは、私のどこを好きになってくれたのかな、って」
さやか「……不安になっちゃったわけだ」
まどか「……うん」
さやか「あたしだって大して取り柄ないけど、恭介と両想いだよ?」
まどか「さやかちゃんはほら……その……さやかちゃんだから」
さやか「……なんだろう、親友との距離がだんだん遠くなってる気がするよ」
まどか「わ、悪い意味じゃないよ?」
さやか「あたしは最近学習した。そういうセリフは悪い意味の時に使うってことを」
まどか「あ、あはは……」
さやか(否定してくれない……)グスン
まどか「……もしかしたら、ほむらちゃんが本当に好きなのは私じゃないのかもって」
さやか「それはまどかだと思うよ? 嘘でもなんでもなく」
まどか「そうだと嬉しいんだけど……」
さやか「だって他にいないじゃん。それに、まどかよりも先にほむらが好きって言ったんだよ?」
まどか「本当は……ほむらちゃんが最初に会ったって言う、魔法少女の私なんじゃないかな、って」
さやか「え……」
まどか「元気で、明るくて、強くて、自信を持ってて、それで、ほむらちゃんの最初の友達の、鹿目まどか」
まどか「私じゃなくて、別の世界の私なのかな、って……」
さやか「まどか……」
さやか「……じゃあさ、まどかはほむらが美人だから好きになったの?」
まどか「え?」
さやか「美人なら誰でもよかった?」
まどか「そ、そんなわけないよ」
さやか「じゃあ頭がいいから? 運動神経がいいから?」
まどか「え? え?」
さやか「ほむらの良いところを挙げてたけどさ、それと好きなのって関係あるの?」
まどか「それは……」
さやか「まどかは、ほむらのどこを好きになったの?」
まどか「…………」
さやか「まー、偉そうに言っちゃったけどさ。あたしも似たようなこと考えたことあるんだ」
まどか「さやかちゃんが?」
さやか「……あたしだって人並みに悩みますー」プー
まどか「あ、ごめんね。そういうつもりじゃなかったんだけど」
さやか「どういうつもりだったのかと小一時間……まあいいや」
さやか「相手が恭介だからねー……ま、恭介はかっこいいし、バイオリンも上手いし、家だって立派だし?」
まどか「惚気かな?」
さやか「半分くらいはね」ニヒヒ
さやか「で、いろいろ考えちゃったわけよ。恥ずかしいから詳しくは教えないけど」
まどか「……今の私と同じようなこと?」
さやか「ま、そんなとこだね」
まどか「それで? その後は?」
さやか「あたしとまどかは違うから、あたしの答えとまどかの答えも違うと思うよ?」
まどか「うん……そうだけど……」
さやか「それでも聞きたい?」
まどか「……」コクリ
さやか「しょうがないなぁ……あたしはね、考えるのをやめたんだ」
まどか「え!?」
さやか「そんなのどうでもいいや、って」
さやか「あたしは恭介が好きだし、恭介もあたしを好きだって言ってくれたし」
さやか「それでいいかな、って」
まどか「……さやかちゃんは前向きだよね。ちょっと羨ましいな」
さやか「あたしから見ればまどかが考えすぎなんだよ」
まどか「……そうかな?」
さやか「だーってさ、さっきまではあんだけ幸せそうにしてたのに、何で落ち込んでるんだか」
まどか「うぅ……」
さやか「……あたしはね、恭介と約束したんだ」
まどか「え?」
さやか「お互いに一人で悩まないって。悩みがあったらちゃんと相談しよう、って」
まどか「そうなんだ……」
さやか「ほら、恭介が入院してる時いろいろあったじゃん?」
さやか「何も言わなかったせいで、恭介と少しずつギクシャクしてたから……」
さやか「……だからさ、これでも背中を押してくれた二人には本気で感謝してるんだぞ?」
まどか「えへへ……そのセリフ、ほむらちゃんにも言ってあげなよ」
さやか「やだよ恥ずかしい///」
さやか「だからさ、なんて言うかな……勝手に悩むのは良くないよ」
まどか「うん……」
さやか「だって、ほむらに何か言われたわけでもないんでしょ?」
まどか「うん、ほむらちゃんは何も言ってないよ」
さやか「それなのに勝手に考え込んじゃってるし」
さやか「うぅ……」
さやか「……あとはまどかの問題だからね。自分で解決できると信じてるよ」
まどか「うん……さやかちゃん、ありがとう」
さやか「お礼はいらないよ。さやかちゃんはいつでもまどかの味方だからね!」ビシッ
ほむら「お待たせ。……何かあったの、まどか?」
まどか「え? どうして?」
ほむら「……私の勘違いならいいわ」
ほむら『貴女、まどかに何か言ったの?』テレパシー
さやか『いきなり容疑者扱いとは。証拠はあるのか』テレパシー
ほむら『なんか考え込んでるみたいだから。またいらないことでも言ったんじゃないの?』テレパシー
さやか『そんなに信用ないかな、あたし』テレパシー
ほむら『自分の胸に手を当てて考えてみなさい』テレパシー
さやか『……ほむらよりあるよ』テレパシー
ほむら『……夜道には気をつけなさい』テレパシー
さやか『それより戻ってくるタイミングが良すぎやしないかい?』テレパシー
ほむら『お察しの通り、廊下で待機してたわ』テレパシー
さやか『盗み聞きは感心しないねぇ』テレパシー
ほむら『安心して。会話は聞いてないから』テレパシー
さやか『ほう、それを信じろと?』テレパシー
ほむら『……二人とも深刻な顔してたから、なにかの相談事だったんでしょ?』テレパシー
ほむら『やって良いことと悪いことの区別くらいつくわよ』テレパシー
さやか『んー、まあ信じてやってもいいか』テレパシー
ほむら『何様なのよ、貴女』テレパシー
さやか『さやかちゃん様だー!』テレパシー
ほむら『……つっこむ気も失せるわ』テレパシー
まどか「えーっと、なんでテレパシーで内緒話してるのかな?」
ほむら「そ、そんなことしてないわ」
さやか「……いや、二人で無言で突っ立ってればばれるでしょ」
まどか「……」ジィー
さやか「まどかー、ほむらに言ってやってよ、あたしは悪くないって」
まどか「え?」
さやか「まどかが何か考え込んでるから、あたしが何か言ったかって疑われてるんだよー」
ほむら「貴女は本当にベラベラベラベラと……」
まどか「えっと……考え事はあるんだけど、さやかちゃんは悪くないよ。むしろ力になってくれたんだ」
ほむら「……疑いは晴れたわ。良かったわね」
さやか「本気で疑ってたのかよぅ」
まどか「もしかして相談の内容も……?」
さやか「あ、大丈夫。それは言ってないから」
ほむら「……本当は聞きたかったけど、それはまどかに悪いから……」
まどか「……ごめんね、今はナイショにさせて。でも、きっと話すから」
ほむら「ええ。まどかが話してくなるまで、待つから」
さやか「聞きたかったらさやかちゃんにお金を積むといいよ」
まどか「……さやかちゃん、言ったらひどいからね……」
ほむら「愚かね、美樹さやか。まどかが悲しむようなことを私がするわけないじゃない」
まどか「ほむらちゃん///」
さやか(まどかの悩みとかぶっちゃけ必要ないよね。バカップル爆発しろ)
さやか「で、告白はOKしてきたの?」
ほむら「するわけないでしょ」
さやか「いやだって、すぐ戻るって言ったわりに遅かったからさ」
ほむら「相手の告白を聞いて、普通に断ってきただけよ。特に何もないわ」
さやか「すぐ戻るって言ったから、てっきり何も聞かずに断るものだとばかり」
ほむら「……想いを伝えられないのがどれくらい辛いか、貴女に教えられたんだけど」
さやか「……そうだね。伝えられないのは辛いもんね……」
ほむら「まどか、心配させてごめんなさい。でも、相手の想いを聞くくらいの義理は果たしたかったから……」
まどか「……うん」
まどか「でもね、心配はしてなかったよ?」
ほむら「……そう?」
まどか「だってほむらちゃんのこと信じてたもん///」ギュ
ほむら「……まどか///」ギュ
さやか「キミたち、思春期の少女の前でいちゃつくのはやめたまえよ」
まどか「///」ギュー
ほむら「///」ギュー
さやか「え? あれ? あたしいつの間にか透明人間になった?」
野暮なようだが
>>91
さやか「うぅ……」
は
まどかだよな?
気になったもんで、すまんね
――――
――
マミ「みんな、いらっしゃい♪」
ほむら「昨日といい、なんでそんなにテンション高いのかしら」
マミ「もちろん、楽しいからよ」ウキウキ
さやか「気持ちはわかりますねー」ヒャッホー
まどか「はしゃぎすぎだよさやかちゃん……」
ほむら「何がそんなに楽しいのよ」
マミ「それは……ねぇ」ニヤニヤ
さやか「言わなくても……ねぇ」ニヤニヤ
ほむら「……まどか、帰りましょう」
まどか「え?」
さやまみ「待って!」
マミ「だって美樹さんばっかりずるいわ! 私だって暁美さんたちをからかいたいのよ!」ジタバタ
ほむら「そんなの知らないわよ///」
さやか「どうせすぐ人前でいちゃいちゃするから、からかい甲斐があるのは今のうちだけですもんね」
まどか「人前でそんなことしないよ///」
さやか「あれれー? さっき教室で抱き合ってたのはどこのどなたでしたっけー?」ニッヒ
マミ「え!? もうそんなに進んだの!?」
さやか「今朝だって仲良く手をつないで――」
マミ「美樹さん、その話詳しく聞かせてちょうだい」ムッハー
ほむら「ば、バカじゃないの///」
まどか「///」
杏子「おーっす、来たぞー」
ほむら「貴女も最近よく来るわね」
杏子「マミが呼ぶから来たんだよ。飯も食えるしね」
さやか『そんなこと言って、ホントはあんたも興味津々なんでしょ』テレパシー
杏子『ふっ、相手の弱点を押さえておくのは戦術の基本だよ、シロウトさん』テレパシー
マミ『で、本音は?』テレパシー
杏子『アタシ、甘いものに目がないんだ』テレパシー
さやか『上手いこと言ったつもりかー、このこのー』テレパシー
まどか「……みんなニヤニヤしてるね」
ほむら「どうせろくでもないこと言ってるんでしょう」
杏子「んで、あれからどこまで言ったんだい?」
ほむら「あれからってどれからよ」
杏子「キ……マミの家から帰ってからだよ」
杏子(危ねー、もうちょっとでキスの現場を見たのを口にするところだった)
ほむら「……貴女はさやかと一緒にいなかったの?」
杏子「え……それは……あー、い、一緒に帰ったよ」
さやか「あちゃー……」
ほむら「ふーん……さやかは昨日まどかの家の前までつけてたのを白状したけど?」
杏子「げっ……」
ほむら「お仕置きが必要ね……」ウフフ
杏子「……マミもいた」
マミ「佐倉さん、道連れはひどいんじゃない!?」
まどか「……ひどいのは覗いてたみんなだよ……」
さやか(まどかのママもいたけど……黙っておこうか)
>>122
×杏子「んで、あれからどこまで言ったんだい?」
○杏子「んで、あれからどこまでいったんだい?」
ちょっとミスが増えてきたので風呂休憩ー
30分ほど保守お願いします
QB「キミたちはいつもそうだね。面白そうなことがあると、決まってボクを無視する……」
仁美「保守ありがとうございます」
まどか「仁美ちゃん、その手に持ってるのは何?」
仁美「ビデオカメラですわ……」ウフフ
杏子「く……首がぁ……」
ほむら「初犯の杏子はこれくらいで許してあげるわ」
さやか「え? 待ってよ、杏子は初犯じゃ……むぐっ」
杏子「ああ、もうこんなことはしないさ」イテテ
さやか『あんたずるいわよ!』テレパシー
杏子『食物連鎖って知ってる? 学校で習ったよねぇ』テレパシー
さやか『……今それ関係ないよね』テレパシー
杏子『バレたか』テレパシー
ほむら「さて、次は……」
マミ「」ガタガタブルブル
ほむら「マミの首にはピアノ線を巻いてあげるわ……」ウフフ
マミ「そ、それはシャレにならないわよ!」
ほむら「取れちゃってもまたくっつければいいじゃない」
マミ「私の首は着脱可能じゃないのよ!?」
QB「なんだか楽しそうだね」
まどか「キュゥべえ、いたんだ」
QB「やあ、人前でイチャイチャし始めた淫乱ピンクの鹿目まどキュップイ」
さやか「あれ? 今キュゥべえいなかった?」
まどか「今なんか窓から飛んでったよ」
マ「」 ミ「」
ほむら「やっと溜飲が降りたわ」フゥ
さやか「あんたやりすぎだよ……」
ほむら「冗談よ。ほら、起きなさい」
マミ「……人のトラウマをえぐってそんなに楽しいのかしら?」
まどか「覗くのが悪いんだよ。ねぇ」
ほむら「ねぇ」
さやか「覗かれて困るようなことをしなきゃいいじゃん」
まどか「そ、それは……///」
ほむら(まずい正論過ぎて言い返せない……///)
さやか「そもそも、覗くって言ったってまどかの家の前だったし」
杏子「路上にアタシたちがいたって別に悪くないだろ?」
マミ「たまたま通りがかっても覗いたとか言うのかしら」
ほむら「くっ……図に乗って……」
さやか「撮影とかしないだけ感謝して欲しいよね」
まどか「撮影する意味がわからないよ///」
さやか「そりゃー、人に見せたりしてニヤニヤするために」
ほむら「……悪趣味ね」
さやか「こんな風に……マミさん、杏子」カチカチ
マミ「ああ、お昼のね」
杏子「へー、人前でこんなことしてんのか」
まどほむ「!?」
ほむら「ちょっと! それ見せなさい!」
さやか「ほれ」
まどか(お、お昼にほむらちゃんにあーんってした時だ///)
ほむら「な、なんでそんなもの撮ってるのよ///」
さやか「だって目の前で撮れってアピールされたら……」パス
まどか「そんなことしてないよ///」
マミ「あれだけ露骨に見せつけてこられちゃ、ねえ」
ほむら「見せつけてないわよ。貴女たちが勝手に///」
さやか「目の前でやっておいて、それはないなー」
マミ「ないわね」
杏子(さやかの携帯からアタシの携帯に送信、っと)ピッ
ほむら「データを消しなさい、今すぐ///」
さやか「いいよ、はい消去っと」ピッ
ほむら「……ずいぶん潔いじゃない。どういう風の吹き回し?」
さやか「なんだー? 実は消して欲しくなかったのかー?」
ほむら「そんなこと言ってないでしょ///」
マミ「画像に残さなくても、しっかりと目に焼き付けたわ」
まどか「そういうのは忘れてください///」
マミ「こうして目を閉じると……鹿目さんが暁美さんの口に卵焼きを運ぶイメージが……」
まどか「言わないでくださいってばぁ///」
杏子「忘れたって、どうせ毎日見れるんだろ」
ほむら「毎日なんて///」
まどか「し、しないよ……たぶん///」
さやか「いやー、飽きないですなー」
マミ「本当ね、心が洗われるようだわ」
杏子「平和ってヤツだな」
ほむら「本当に貴女たち性格が悪いわ……」
さやか「それはあんたに言われたくないよ」
まどか「もう……みんなひどいよ」
マミ「あら? でも鹿目さんもニヤニヤしてるわよ?」
まどか「え? そんなこと///」
マミ「冗談だったんだけど、冗談じゃなかったのかしらね」ウフフ
まどか「マミさん///」
マミ「さあ、頬が緩みっぱなしになる前にケーキでも食べましょう」
ほむら「……貴女の場合、余分な肉で緩んでるんじゃないかしら」ウフフ
マミ「……お返しってわけ? 大人げないわよ?」ウフフ
ほむら「あら、事実を指摘だけよ」ウフフ
杏子「じゃ、アタシの分はこれで」
さやか「ちょっとー、全員分切り分けなさいよー」
まどか(私の分と、ほむらちゃんの分と……仁美ちゃんの分はどうしよう)
×ほむら「あら、事実を指摘だけよ」ウフフ
○ほむら「あら、事実を指摘しただけよ」ウフフ
疲れてんのかな……
まどか「あれ? お皿が4枚しかないよ?」
ほむら「フォークも4本しかないわよ」
マミ「ごめんなさい、ウチにはそれしか食器がないの」
まどか「……昨日までありましたよね」
ほむら「……いいから用意しなさいよ」
マミ「の……残りの食器はすべてキュゥべえが食べてしまったの」
ほむら「せめてもうちょっとマシな嘘は用意できなかったの?」
さやか「言うわりにマミさんの分を奪おうとはしないんだよね」モグモグ
杏子「口実ができて内心嬉しいんだろ」モグモグ
マミ「食べたくなかったら食べなくてもいいわよ」ウフフ
ほむら「……別に食べなくても死ぬわけじゃないし」プイ
マミ「そう? あー、今日のケーキは美味しいわー」
ほむら「太るわよ」ボソッ
マミ「……」グヌヌ
まどか「……」モグモグ
さやか「おー、ここで意地を張りますほむら選手」
杏子「ああいう意地の張り方すると素直になるのは大変だぞ」
さやか「……それよりまどかは普通に食べてるね」
杏子「……わりと遠慮しないんだな」
まどか「……ほむらちゃん、食べないの?」
ほむら「貴女が食べ終わってから食べるわ」
マミ「……あ」
さやか「……うっかりしてましたね」
杏子「……同時に食べる必要ないもんなぁ」
マミ「そ、そのケーキの賞味期限はあと1分よ!」
さやか「慌てすぎてワケわからないこと言い出しましたね」
杏子「賞味期限なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」
さやか「じゃあ、先に食べ終わったから片付けるねー」トテトテ
杏子「アタシも終わった」トテトテ
マミ「! 私も片付けちゃいましょう」トテトテ
まどか「みんな台所に行っちゃった」
ほむら「わざとらしい……」
まどか「……ほむらちゃんは、嫌?」
ほむら「さやかたちの思惑に乗ったみたいで、なんか気に入らないわ」
まどか「そう……」シュン
ほむら「で、でも……まどかがしたいなら……///」
まどか「……うん///」
まどか「今すぐなら見られないんじゃないかな」
ほむら「そ、そうね」
まどか「はい、あーん///」
ほむら「あ、あーん///」パクッ
まどか「えへへ、どうかな///」
ほむら「美味しいわ。その、ケーキの美味しさだけじゃなくて///」
まどか「///」
ほむら「つ、次は私の番ね///」
<シヅキヒトミガー
ほむら「はい、あーん///」
まどか「あーん///」パクッ
ほむら「ど、どうかしら///」
まどか「美味しいのと嬉しいのが混じってすっごく幸せ///」
ほむら「///」
まどか「えへへー///」
<トモエサンノイエニー
木間市タワー清掃中
まどか「えへへ、もう一回あーん///」
ほむら「あーん///」パクッ
まどか「ほむらちゃん///」
ほむら「まどか///」
仁美「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」
まどほむ「」ビクッ
さやか「あー、仁美からのメール見るの忘れてた」ジィー
マミ「せっかく待機してたのに乱入するのはいただけないわ」ジィー
杏子「見るのに夢中になってないで誰か止めろよ」ジィー
/;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
/;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
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.i;/\;:;:;X、_________j
,....、 ____ リ (ミ、ヾL;:__;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l ←仁美
/ ヽ..._/二二二ト、 r‐ュ /_,, `´ .: r=`、` '' ‐r―--==〈
/ r┴┴‐┼──‐弋三三マヽ / トュミy `~´ ,ノ::::::::::::::::::::ノ
j  ̄>──┴─ 、:.:.:.|─‐9|<7|l ,' ``ラ, ,ィエ二丶、^ヾミ:::::::::::::ィヘ
f' 7´ ´¨`ヽ`ヽヽ:::::::__ヽ|}}─ j|^:|Yl ! ,.. / .: 'ヾヒi≧ァミ ,}::::::::::ノクノ
j 、l::;′ Y:::::l:::l::::{ ヾ!|!ュ:.:.:l|:::V ゙l,/ (;' ,rぅ、、 ,':::::r'"(.イ
l l:::| ||:::::|:::|::ハ \_:.:.:ト、::ト__,,.ィ'l ヘ`ニ"´ ヽ _,. ,':::ク>-ヘ-ゝ、、
l `ヽヽ __ノ/.::/::/:::::/ヽ  ̄ヽr‐'´ /l'! lトミ三=ァィ` ,:" , ,ルイ /:.:.:.::/ リ ``t、ー-
' / マ=∠∠∠∠ -'" ∨ {i,ヽ丶-‐ '"ノ ,/,/:::://:.:.:.:.:/ / ヽ:::
' ハ::::「 -r 、 ∨ ヾ.丶.,__,, -‐'" /ノ:.:._// }::
} ハ::::∨ ヽ ヽ、 ゝミミ三ニ=≦,,ムニ彡'" ノ::
/ ヽ:::ヽ ヽ \'"::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::丶、__,,r ''":::::::
仁美「失礼、興奮のあまり乱入してしまいましたがお気遣いなく」
ほむら「この状況でどうやったら気を遣わずにいられるのよ」
仁美「私のことは海に漂う海藻だとでも思っていただければ」
まどか「意味がわからないよ……。残りのケーキはほむらちゃんにあげるね」
ほむら「え? まどかが食べていいわよ」
まどか「ほむらちゃんにあげる」
ほむら「まどかにあげるわ」
まどか「ほむらちゃんに///」
ほむら「まどかに///」
仁美「●Rec」キマシタワー
さやか「あんな至近距離から撮影!?」ジィー
マミ「海藻よ! 彼女は本当に海に漂う海藻になりきってるのよ!」ジィー
杏子「完璧に気配を消してやがる……」ジィー
┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
_ノ _ノ _ノ ヽ/| ノ ノ 。。
..|;:;:_:;:__:;_:;_:;:l:;_;:_:_:;:_;:_:;|
|_____|_____|
|=| ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::|=!
|=| ン(○),ン <、(○)<::|=| |`ヽ、
ヾ| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::シノ .|::::ヽl
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/ .|:::::i | < ZIPでよこせやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
/ヽ !l |,r-r-| l! /ヽ |:::::l |
/ ヽヽ、 `ニニ´一// `,r-|:「 ̄
仁美「改めまして、皆様こんばんは」
さやか「思ったより早かったね」
仁美「ええ、この心躍る集まりに一刻も早く参加したくて……」
マミ「気持ちはわかるわ」
杏子「アタシも似たようなもんだしな」
まどか「もう/// みんな何言ってるんだろうね、ほむらちゃ……」
ほむら「……」ウトウト
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「……ん、あ、ごめんなさい。ちょっと眠くて……」
さやまみあんひと(! この感じ……膝枕フラグかっ!)
まどか「ほむらちゃん、眠いの?」
ほむら「ええ、ちょっとね……朝も言ったとおり、寝つきが悪くて……」
まどか「大丈夫? 横になる?」
さやか「横になった方がいいよ、まどかの膝枕で」ニヒヒ
まどか「さやかちゃん///」
ほむら「な、何言ってるのよ、もう///」ソワソワ
マミ(甘えたい気持ちがあふれてるわね……)
杏子(マミなら膝枕じゃなくておっぱい枕だな)キリッ
仁美(膝枕なんて……今日はなんて素晴らしい日なのでしょう……)ハァハァ
さやか「素直に、キスして興奮したから寝られなかったって言えばいいのに」
ほむら「違うわよ、バカさや///」
ほむら(それもあるけど///)
まどか(それは私だったりして///)
ほむら「寝られなかった理由は別にあるのよ」
マミ「まあ、そこまで言ったからには聞くしかないわよね」
杏子「聞くまで寝かさないぞ」
ほむら「どんな拷問よ……言うつもりはないんだけど」
仁美「自白剤の使用許可は?」
さやか「それは最終手段にしようよ」
まどか「仁美ちゃんってこんな性格だったっけ……?」
ほむら「……笑わない?」
まどか「え?」
ほむら「……笑わないって約束するなら……」
まどか「うん、笑わないよ」
さやか「破っていいなら約束する」
マミ「もしかしたら笑わないかもしれないわ」
杏子「笑ってないって言い張れば笑ってないことになるんだよな」
仁美「ニヤニヤするのは笑うのとは別ですわよね」
ほむら「……まどか、耳貸して」
さやまみあんひと「それはおかしい」
ほむら「……こっちのセリフよ」
ほむら「……///」ゴニョゴニョ
まどか「え? ほむらちゃん、ごめん、聞こえないよ」
さやか「あーん? 聞こえないなぁー?」
ほむら「とりあえずジャマなのを一匹片付けてからにするわ」ジャキッ
さやか「待って。死体でマミさんの部屋を汚すのは忍びないと思うの」
ほむら「構わないわ」
マミ「かまうわよ! ハウスクリーニングは高いのよ!?」
さやか「そこっ!? 心配するのそこっ!?」
まどか「あんまり大きな音立てると近所迷惑に……」
さやか「そこじゃないよ!?」
杏子「さっさと始末して話の続き聞かせろよー」
さやか「ひどっ!?」
仁美「さやかさんの命と話の続きとどっちが大事だと思ってるんですか?」
さやか「仁美っ! 持つべきものは親ゆ……」
杏子「比べるまでもなく話の続きだよね」
仁美「当然ですわ」
さやか「」
マミ「冗談はともかく、話の続きを聞かせてくれる?」
まどか「ほむらちゃん、教えて?」
ほむら「わかったわ……」
ほむら「昨日、まどかに好きって言われて……その……キスもして……///」
まどか「///」
ほむら「それがあんまり幸せすぎて……眠ったら夢になりそうで……怖かったの」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「ワルプルギスの夜を倒すまでは、こんな未来なんて想像もしてなくて……」
ほむら「倒した後も、寝て起きたら、また絶望の夜に戻ってしまいそうで……」
ほむら「……幸せになればなるほど……怖くなって……」グス
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「寝るのが……本当に怖いの……」グスッ
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「まどか?」
まどか「これは、夢じゃないよ」
ほむら「ええ、わかってるわ。わかってるけど……」
まどか「こうして手を握ってると、夢じゃないって実感できるよね」ギュッ
ほむら「……うん」
さやか「我々は空気の読める仲間だからね。別室に移動したよ」ジィー
マミ「二人っきりにしてあげるのこの優しさ。なんて後輩思いなのかしら」ジィー
杏子「でも覗きはするんだな」ジィー
仁美「お二人を温かく見守ってるだけですわ」ジィー
まどか「……みんな気を遣ってくれたから、私の膝で一眠りする?」
ほむら「……きっとみんな見てるわよ?」
まどか「私は見られてても……いいよ///」
ほむら「じゃあ……お言葉に甘えさせてもらうわ///」
まどか「体勢、苦しくない?」
ほむら「ええ。むしろ……気持ちいいわ///」
まどか「もう///」
ほむら「まどか……あったかい///」
まどか「ほむらちゃん、ゆっくり休んでね」ナデナデ
まどか「……まだ怖い?」
ほむら「……ううん、大丈夫」
まどか「寝てる間、ずっと離さないから///」ギュッ
ほむら「ありがとう、まどか……///」ギュッ
まどか「……ありがとうは私のセリフだよ、ほむらちゃん」ボソッ
マミ「最近鹿目さんたちのせいで糖尿になりそうよ」ジィー
さやか「それ多分本当にケーキの食べすぎです」ジィー
マミ「……」ショボーン
杏子「自覚なかったのかよ」ジィー
仁美「●Rec」ジィー
――――
――
さやか「おはよう ございます。ゆうべは おたのしみでしたね」
ほむら「これ、なんていうか知ってる? 罪人殺って武器なんだけど」ニコッ
さやか「OKOK、まずは落ち着こうか」
杏子「首斬り破沙羅の武器か。またよく見つけて来たな」
マミ「」ガタガタブルブル
まどか「私子供だからさやかちゃんの言ってる意味がわからないよ」
QB「カマトトぶるなよ淫乱ピンキュップイ」
仁美「今何かの声が聞こえたような……」
まどか「窓の外からだよ」
さやか「そろそろ帰る時間かな。もったいないけど」
ほむら「もったいないって何よ」
マミ「暁美さんがぐっすりだったもの、仕方ないわ」
杏子「また今度だな」
さやか「じゃあまた明日だね」
まどか「明日? 3日連続でお邪魔することになっちゃうよ?」
マミ「私はかまわないわ。むしろ来て。いや、来なさい」
ほむら「なにが貴女をそこまで必死にさせるのよ」
マミ「貴女たち二人のイチャイチャするところ、とか」
ほむら「ば、バカじゃないの///」
まどか「///」
杏子「じゃ、アタシも参加するかな。暇だし」
仁美「私もお邪魔してよろしいのでしょうか」
さやか「もちろんだよ」
ほむら「そこはマミが答えるところでしょ」
マミ「あら、そこは暁美さんと鹿目さんが答えるところよ?」
ほむら「?」
まどか「?」
マミ「だって、邪魔されるのは二人の時間だもの」クスクス
ほむまど「///」
マミ「それじゃみんな、またね」
さやか「そんじゃ、また明日ー」
杏子「明日なー」
仁美「では、明日」
まどか「明日、学校でー。あ、杏子ちゃんはまた明日ー」
ほむら「またね」
まどか「二人きりになっちゃったね///」
ほむら「おせっかいがおせっかいを焼いたんでしょ///」
まどか「途中までだけど、一緒に帰ろ」
ほむら「もちろんよ」ギュ
まどか「///」ギュ
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「何かしら」
まどか「授業終わったくらいから、私、考え事してたよね?」
ほむら「そう見えたわね」
まどか「それはね……ほむらちゃんが私のどこを好きになってくれたのかなって」
まどか「自分に自信が無くて……そんなこと考えてたんだ」
まどか「あ、まだ何も言わないで」
ほむら「……わかったわ」
まどか「それでね……その前に、私がほむらちゃんのどこが好きなのかずっと考えてたんだ」
ほむら「……それで?」
まどか「どこが好きなのかは……わからなかった」
ほむら「……そう」
まどか「だって、考えてたら……ほむらちゃんの全部が好きだったから///」
ほむら「え///」
まどか「どこが、っていうんじゃなくて、なんかもう、ほむらちゃんの全部が好きだった///」
まどか「私のことを気にかけてくれて、私のことをずっと見てくれるほむらちゃんが好きだった///」
まどか「……えへへ、おかしいね。わかったつもりだったんだけど、言葉にするとうまく言えないや///」
ほむら「まどか……///」
まどか「だから、胸を張って言えるんだ」
まどか「私の好きな人は、ほむらちゃんです! って」
ほむら「私も……まどかが好き/// 何度でも言うけど、私は、まどかが好き///」
まどか「うん、ありがとう……それでね、今だから聞けるんだ」
ほむら「……?」
まどか「ほむらちゃんが本当に好きなのは……ほむらちゃんが最初に会った、鹿目まどかなのかな、って」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃんが何て答えても、私はほむらちゃんが好きなのに変わりは無いから」
まどか「だから……本当のことを教えて欲しいの」
ほむら「……それが、一番の考え事だったのね」
まどか「……」コクン
ほむら「じゃあ、言うわ。……心して聞いてね?」
まどか「……」コクン
ほむら「私が本当に好きなのは――」
まどか「……!」ギュッ
ほむら「……そんなに、不安かしら?」
まどか「……じ、焦らさないで早く教えて欲しいなって」ドキドキ
ほむら「……」フゥ
ほむら「……ダメね、私は」
まどか「……?」
ほむら「またまどかに心配させちゃって」
まどか「? そんなことは……それより……」
ほむら「自分が嫌になるわ」ハァ
まどか「ど、どうしたの?」
ほむら「まどか……」ギュウ
まどか「え? え? ほむらちゃん? なんで抱きしめ……」
ほむら「私がどんなに貴女が好きか、伝え切れてないんだもの」
まどか「え? それって……え?」
ほむら「私が本当に好きなのは貴女」
ほむら「この世界で私を心配してくれて、感謝してもしきれないほど私の力になってくれて」
ほむら「私を好きになってくれた、鹿目まどかよ」
ほむら「今までの世界で会った鹿目まどかには深く感謝はしているわ」
ほむら「返しきれないほどの恩と、数え切れないほどの感謝はあるけど」
ほむら「好きなのは、本当に好きなのは、今ここにいる、鹿目まどかただ一人よ」ギュウ
まどか「ほむらちゃん……」
まどか「心配させてごめんね」ギュウ
ほむら「私の方こそ、不安にさせてごめんなさい」ギュウ
まどか「……ふふ、二人して謝って、変だよね」
ほむら「……そうね」
まどか「……ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「……なに、まどか」
まどか「お互いに、謝るのは無しにしようよ」
ほむら「そうね……そうしましょう」
まどか「ほむらちゃん、私を好きになってくれてありがとう///」
ほむら「まどか、私を好きになってくれてありがとう///」
まどか「……ほむらちゃん///」
ほむら「……まどか///」
まどか「……いい?///」
ほむら「ま、またどっかから覗かれてたりして///」
まどか「……い、いいよ、それでも///」
ほむら「え?」
まどか「ほむらちゃんは、私の好きな人だから、隠さなくても///」
ほむら「///」
まどか「ほむらちゃん……///」
ほむら「まどか……///」
まどか「えへへ、二回目だね///」
ほむら「ぜ、ぜんぜん慣れないけどね……///」
まどか「わ、私だって心臓がドキドキしちゃって///」
ほむら「私も……こんなに鳴ってるの初めてよ///」
まどか「ほむらちゃん///」
ほむら「まどかぁ///」
まどか「……んちゅ///」チュ
ほむら「……んぅ///」チュ
さやか「まあ、もちろんいるんですけどね」ジィー
マミ「最後の美味しいところを逃すわけは無いものね」ジィー
杏子「本当に懲りないよなお前ら」ジィー
仁美「キ……キマ……キマシ……キマシタワー!」ジィー
まどか「いつまでも一緒だよ、ほむらちゃん///」
ほむら「いつまでも一緒よ、まどか///」
さやか「あたしたちも一緒だよ!」
マミ「もう一人ぼっちじゃない!」
杏子「いいよ、一緒にいてやるよ!」
仁美「こ、これが友情パワー……」
おしまい
おつかれさまでした
支援&保守ありがとうございました
続きでも単体でも楽しめるように考えたら失敗した
仁美を出したくて書いたけど、やっぱり続きは書くもんじゃないね
こっからちょっとだけおまけ
おまけ1
仁美「なんちゅうもんを見せてくれたんや……なんちゅうもんを……」ポロポロ
さやか「ひ、仁美が泣いて感動してる……!」
仁美「私は……この感動を皆に伝えるべく、本にしたいと思います」
さやか「へー、どんなタイトルで?」
仁美「そうですね……百合少女ほむら×まどかなんてどうでしょう」
さやか「それ薄い本だよね」
なお、百合少女ほむら×まどかシリーズは好評を博し、
その売り上げで建設した塔がキマシタワーと呼ばれ、見滝原の名物になるのはまた別のお話
おまけ2
さやか「……と、いうわけであたしは親友の恋に貢献したのでした」
恭介「良かったね、うまく行って」
さやか「まあ、あの二人だったらほっといてもくっつきそうだったけどね」
恭介「そんなこと言って、うまく行くまでは不安そうにしてたじゃないか」
さやか「……だってさ、こういうのってあたし苦手だし……」
恭介「そうだね」アハハ
さやか「もー、笑わないでよー。それに、あたしの場合は鈍感な恭介も悪いんだからね」
恭介「それを言われると……弱ったね」
さやか「あたしたちがうまくいったのもあの二人のおかげだし」
さやか「余計にうまくいって欲しかったんだよね」
恭介「さやかはがんばったね」
さやか「……じゃあ、さ。がんばったご褒美が欲しいなーって……///」
恭介「ご、ご褒美かい……? あ、あはは、な、なにがいいかな……」
さやか「最初は恭介のバイオリン……って、思ってたんだけど……」
恭介「だけど?」
さやか「えっと……ね///」
この恭介は紳士ではない恭介かな
さやか「あの二人に当てられちゃって……その……///」
さやか「……なでなでして欲しいなーって……///」
さやか「い、嫌ならいいんだよ!? それになんか子供っぽいっていうか!」アセアセ
恭介「……ふふ。おいで、さやか」
さやか「う、うん///」
恭介「さやかはがんばったね。えらいよ」ナデナデ
さやか「うん/// もっと褒めて///」
恭介「さやかは甘えん坊だね」ナデナデ
さやか「恭介といるときだけだよ、こんなの///」
恭介「かわいいよ、さやか」ナデナデ
さやか「恭介ぇ///」
さやか「……ねぇ///」
恭介「なんだい?」ナデナデ
さやか「……ちゅー、して///」
恭介「……んっ///」
さやか「……んー///」
ほむら「何かしらね、あの甘えっぷりは」ジィー
まどか「さやかちゃん、あんなになっちゃうんだー」ジィー
マミ「普段の美樹さんからは考えられない姿ね」ジィー
杏子「別人なのを疑いたくなるレベルだな」ジィー
仁美「お二人とも幸せで何よりですわハァハァ」ジィー
おしまい
甘い話が続いたので、次は笑いを取りに行こう
それでは皆様おやすみなさい。
またどこかのスレでお会いしましょう。
次は何を書こうかな。
>>281
紳士上条はいずれどこかで
忘れてた
前作の続きって気づいてくれた皆様ありがとうございます
そういえば自分で言ってなかったので
ではおやすみなさい
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